私的良スレ書庫
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元スレキョン「会社クビになった……」
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>>495
わさび漬けいただきます^^
わさび漬けいただきます^^
>>497
いいIDだ
いいIDだ
>>502
まあそういうなよ イカはもらってくぜ
まあそういうなよ イカはもらってくぜ
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橘「いい気にならないで欲しいですね……」
橘「既に計画は最終段階に入ってる……ここからあなた方がどう足掻こうとも結末は変わらないのですよ」
朝倉「ふふ、死に際にしては強がるのね。あなた、有機生命体なのに死ぬのは怖くないの?」
橘「……」
橘「そんなもの怖くありません」
橘「私が恐いのは……」
橘「佐々木さんに失望されることだけです」
朝倉「……?」
朝倉「よく分からないわね」ヤレヤレ
朝倉「なに、じゃああなたはその佐々木さんに死ねと言われれば自ら死を選ぶの?」
橘「ええ、当然です」
橘「佐々木さんだけが私の生きる理由なのですから」
朝倉「彼女にはキョン君しか見えてなくても?」
橘「……構いません」
橘「側に置いて私と話してくれるだけで満足です」
橘「出過ぎた欲望は身を滅ぼしますから」
朝倉「……」
朝倉「……ふふ」
朝倉「その言葉、そっくり佐々木さんに言えばいいのに」
橘「……」
朝倉「……」
朝倉「もういいわ」
朝倉「じゃあ、さよなら」
橘「私が死んでも佐々木さんは悲しまない。それでいいのです……」
ザンッ!
ゴロッゴロゴロゴロ……
朝倉「……情報連結解除」
シュー
パラパラパラパラ
朝倉「……人間て不思議な生き物」
朝倉「じゃあ、さよなら」
橘「私が死んでも佐々木さんは悲しまない。それでいいのです……」
ザンッ!
ゴロッゴロゴロゴロ……
朝倉「……情報連結解除」
シュー
パラパラパラパラ
朝倉「……人間て不思議な生き物」
古泉「……」
古泉「……助かりました、朝倉さん」
朝倉「いいえ、どういたしまして」
古泉「あなたまで出てくるということはもう長門さん一人では止められないということですね」
朝倉「そう」
朝倉「もう手のつけられないフェイズまで進んでいることは事実ね」
朝倉「さっき言っていた橘さんの計画の話は正しいわ」
古泉「…」
ガクリ
朝倉「はっきり言って、お手上げよ。私一人出てきたところで事態がよくなるとは思えない」
朝倉「でも、そうまでして私を再構成した長門さん」
朝倉「猫の手を借りてでも彼を助けたいんでしょうね」
古泉「……そう、ですか」
朝倉「しかし、まあ」
朝倉「あっちの頭、佐々木さんも曲者だけど」
朝倉「それ以上にあの周防とか言うインターフェースの方が問題かもしれないわ」
古泉「やはり……力は長門さんよりも上なんですか?」
朝倉「ふふふ、ばかね」
朝倉「長門さんは思念体の自慢の娘よ。地力は長門さんのほうがずっと上。周防の処理能力が100とするなら長門さんは1000ぐらいはあるのよ」
朝倉「力量差は明らか」
朝倉「ただ」
古泉「……ただ?」
朝倉「……」
朝倉「ただ、やり方は向こうの方がずっと嫌らしくて粘着質ね」
朝倉「あっちの頭、佐々木さんも曲者だけど」
朝倉「それ以上にあの周防とか言うインターフェースの方が問題かもしれないわ」
古泉「やはり……力は長門さんよりも上なんですか?」
朝倉「ふふふ、ばかね」
朝倉「長門さんは思念体の自慢の娘よ。地力は長門さんのほうがずっと上。周防の処理能力が100とするなら長門さんは1000ぐらいはあるのよ」
朝倉「力量差は明らか」
朝倉「ただ」
古泉「……ただ?」
朝倉「……」
朝倉「ただ、やり方は向こうの方がずっと嫌らしくて粘着質ね」
朝倉「150キロの球を投げ続ける豪腕ピッチャー」
古泉「?」
朝倉「変化球を交えて相手を上手く打ち取るピッチャー」
朝倉「長期戦になれば球数、スタミナの勝負になる。どちらが勝つかは火を見るより明らかよ。インターフェースだって無限に情報操作できるわけじゃないし。最後は……」
ス タ ミ ナ
朝倉「二人の『戦場で長く立っていられるか』の勝負になる。そこは私たちインターフェイスも人間と同じ」
古泉「……」
古泉「彼女たちの計画はずっと以前から緻密に計算されていた、ということですか……」
朝倉「そこに長門さんに非がある訳じゃないわ。今回は向こうの方が上手だったというだけ」
朝倉「外堀から少しずつ少しずつ」
朝倉「目的を果たすため、煮湯を飲まされようとも敢えてそれを受け入れていた」
古泉「……」
古泉「100の益を得るためなら90の害も厭わない、か」
朝倉「……気に入らない」
朝倉「陰湿で下卑たやり方」
古泉「……ええ」
ギリッ
朝倉「長門さんもそういう輩を正面から叩きのめしてやろうと思ったんでしょうね」
朝倉「ふふ」
朝倉「ああ見えて彼女、涼宮さんのことしっかり見てたのよ?」
朝倉「観察対象以上の感情をもっていたわ」
朝倉「だから……」
朝倉「汚い手を使うような奴は真っ向から返り討ちにしてやれ!」
朝倉「そう思ったんでしょうね」
古泉(長門さん……!)
朝倉「でもそれが裏目に出たわ」
朝倉「長門さんは向こうの計画に気づいた時点で、一旦腰を据えて、対策を練るべきだった」
朝倉「たとえ危険が伴おうとも誰かに話すべきだった」
朝倉「キョンくんや涼宮さんじゃなくてもいい。あなたや朝比奈さん、私や江美里でも良かったのよ」
朝倉「頼れる人は周りに沢山いた……!」
朝倉「……」
朝倉「でもあの子は自分が許せなかったんでしょうね」
朝倉「いつも頼られてる自分がここまで事態が進むまで気がつかなかった事への不甲斐なさ」
朝倉「守ると決めていた物がもう敵の手中にほぼ入っていた、自分の慢心への怒り」
朝倉「そんなものがきっと自分の中でぐるぐると回り続けて、誰にも気づかれず」
朝倉「事態の収拾を一人で行おうとした……」
古泉「……」
朝倉「……」
朝倉「結果は見ての通りよ」
朝倉「キョンくんはもう、完全に佐々木さんの手の中」
朝倉「涼宮さんはまだ事の把握すらしていない」
朝倉(…まあ、彼女のことだから違和感は感じてるでしょうけど)
朝倉「そしてあなた達はそれぞれに刺客を向けられ、キョンくんの救出どころか目の前の相手で精一杯。そして徒党を組むことすらせさてもらえずに……」
朝倉「バラバラ」
古泉「……」
古泉「すみません、僕らが力が及ばないせいで…」
朝倉「ふふ、あたしに謝ってどうするのよ」
朝倉「それに別に責めてる訳じゃないわ」
朝倉「今回は相手が悪かった」
朝倉「あっぱれよ」
朝倉「あなた達が武器にしてきたチームワークを、向こうは形だけにしろなんにしろ使ってきたし。今までのなかで最悪最強の敵ってことね」
徹底的に甘やかされたい俺としては佐々木が可愛い過ぎるので佐々木の応援をする
朝倉「……」
朝倉「どうするの? これから」
古泉「……」
古泉「…まずは長門さんの居場所を見つけて…」
朝倉「残念ながら長門さんは周防との戦いでオーバーヒート寸前よ」
朝倉「今もギリギリの淵で堪えてる」
朝倉「長門さんは無理ね」
朝倉「私も本来なら長門さんを助けに行きたいんだけど、私は大丈夫だから自分の代わりにあなたがみんなを助けてやれって言うもんだからね」
朝倉「余裕なんてないくせに……」
古泉「では……」
ヒューーードッスン!
古泉「うわ!?」
「いたたたた……」
みくる「ええーと、時間軸、座標軸はここで正しいはずなんだけど……」
キョロキョロ
朝倉「あ、朝比奈さん? かしら?」
みくる「ふぇ?」
みくる「ひゃあ!? ああああ朝倉さん!? ななななんであなたがここに!???」
朝倉「こっちが聞きたいわ。っていうかあなた向こうの未来人に捕まってたんじゃ?」
みくる「あ、えーとですねそれはその、藤原くんがもういいって言うし、やれることをやれって……」
朝倉「全く的を得ない説明ね……」
みくる「それで古泉くんのところに……ってそうだ! 古泉くんは!?」
朝倉「……」
朝倉「朝比奈さん、あなたが座布団替わりにしているのがあなたの言う古泉くんじゃなくて?」
みくる「ふぇ?」
古泉「……どうも、おひさしぶりです」
仕切り直して
古泉「なるほど……」
朝倉「意図は分からないけど、とにかくその藤原って男は味方になったってことね」
みくる「うーーーん、味方ではないような……」
古泉「まあこちらに積極的に妨害工作をしないだけいいでしょう」
朝倉「でも、結局さしたる情報もないし強力な仲間を連れてきた訳でもないのね……」
みくる「ごめんなさいぃ…」
朝倉「で、パーティーメンバーもコレじゃ……パワー不足は否めないわね」
朝倉「はぁ」
朝倉「どうしたものかしら……」
古泉「朝倉さん」
朝倉「ん?」
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古泉「さっき言っていたエミリというのはもしかしてこちらの組織の人間と接触していたTFEI端末ですか?」
朝倉「そうだけど?」
古泉「その方に協力は仰げないでしょうか? そうなればこちらは長門さん、あなた、そのエミリさんの三人のTFEIがいることになります」
古泉「あなた方三人ならば周防九曜にも対抗できそうだ」
朝倉「あー、だめだめ。江美里は穏健派だから、知恵は貸してくれそうだけど直接行動に起こすことはないわ」
朝倉「今必要なのは実行部隊よ」
古泉「そう、ですか……」
朝倉「そういうあなたの機関とかいう組織から人員は出せないわけ?」
古泉「……」
古泉「組織は解体しました」
みくる「え!?」
朝倉「……」
朝倉「涼宮さんの能力の消失とともに、ってとこかしら?」
古泉「ええ」
古泉「しかし、元機関で涼宮さんのクラスメイトだった阪中という人物を接触させています」
朝倉「へー、あの阪中さんが!?」
朝倉「それで目的は?」
古泉「基本は監視。僕にはマークがついてましたから」
古泉「そして有事には護衛するように伝えてあります」
朝倉「対人戦は安心ってことね」
古泉「ある程度は」
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