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元スレキョン「ここがけいおん部か……」
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部室の中からはギターだかベースだかの音が聞こえてくる。
俺は大きめの音でドアをノックした。
少ししてドアが開く。出てきたのはドラムのスティックを
片手に持ったボーイッシュな感じの美少女であった。
「あれ、あなた誰?」
俺は緊張した声で
キョン「けいおん!……部に入部したい……んですけど」
ドラム担当らしき美少女は、わあっと嬉しそうな顔をして
俺の手を掴み中に引き入れ、
「この子うちに入部したいんだって!」
中に居た3人の部員がこちらに駆け寄ってくる。
「わあ、ほんとに~?」
「新入……部員?」
「ケーキ食べます?」
4人の麗しいけいおん部員に囲まれ、
鼻の下を伸ばしながら思った。
ああ、当たりだ、大当たりだ。最初からここに入っておけばよかった。
ところで、俺が何故このような事をしているかと言うと、
物語は3日前に遡る。
俺の手を掴み中に引き入れ、
「この子うちに入部したいんだって!」
中に居た3人の部員がこちらに駆け寄ってくる。
「わあ、ほんとに~?」
「新入……部員?」
「ケーキ食べます?」
4人の麗しいけいおん部員に囲まれ、
鼻の下を伸ばしながら思った。
ああ、当たりだ、大当たりだ。最初からここに入っておけばよかった。
ところで、俺が何故このような事をしているかと言うと、
物語は3日前に遡る。
つづき気になるwktkするでも明日7時からバイト
くやしいのうくやしいのう・・・
くやしいのうくやしいのう・・・
ハルヒ「うああっ!!」
殴った。ハルヒを思い切り殴った。
唖然とする古泉と鶴屋さん。朝比奈さんは
まだ酔いが回ってるのか、起こったことがよくわかってなさそうだが
長門まで少し驚いたような表情をしている。
キョン「はぁっ……はぁっ……朝比奈さんは……お前のオモチャじゃない!」
古泉「ちょ、ちょっと……」
ハルヒによる映画撮影でコキ使われていた俺たちだったが、
俺はもう堪忍袋の緒が切れた。
殴った。ハルヒを思い切り殴った。
唖然とする古泉と鶴屋さん。朝比奈さんは
まだ酔いが回ってるのか、起こったことがよくわかってなさそうだが
長門まで少し驚いたような表情をしている。
キョン「はぁっ……はぁっ……朝比奈さんは……お前のオモチャじゃない!」
古泉「ちょ、ちょっと……」
ハルヒによる映画撮影でコキ使われていた俺たちだったが、
俺はもう堪忍袋の緒が切れた。
朝比奈さんに酒を飲ませた挙句、古泉とキスさせようとしたり
朝比奈さんをオモチャ呼ばわりしたりポコポコ殴ったり……
誰だって殴るぜこんなの。むしろ遅すぎたぐらいだ!
ハルヒ「あ……あ……」
ハルヒがドバドバと鼻血を流しながら
何が起こったのかわからないと言う様な表情で
視線をうろうろさせている。
お前って今までの人生で、相手に報復されたことが無いんだろうな。
やりたい放題他人を傷つけて、人の痛みがわからないから
平気でああいう事ができるんだ。
鶴屋「涼宮さんっ!上向いちゃだめだよ!畳汚れても
構わないからさ!ティ、テッシュと氷のうもってくるから
待ってておくれ!」
ハルヒ「あ……ああ……」
ハルヒは今にも泣きそうな目で俺を見て、
ハルヒ「うあああああああああああああああああああああん!!
あああああああああああああああああああああああん!!」
ダムが決壊するかの如く一気に、幼児みたいに大泣きしだした。
全く見苦しい。
ハルヒ「キョンが殴った……うぐっ……ぐすっ……殴ったよぉ……
うわああああああああん!!あああああああああああん!!」
みるく「すじゅみやしゃん~どうちてないてるのお~?
よしよし……ふぇ……ふぇえ……」
古泉「あ、謝った方が……」
キョン「知らん。こいつが悪いんだ。お前だってイライラしてただろ」
古泉「僕は別に……」
鶴屋「涼宮さん、痛む?病院行こうか?
……キョンくん!女の子を殴るなんて最低さ!」
キョンが他の作品のキャラと絡むと毎回恋愛物になるけどたまにはほのぼの系がみたい
キョン「あのさ、鶴屋さん。女の子にアルコール飲ませて
強引にキスするのはいいんですか?まるでレイプじゃねえか。
どこのラグビー部だよ」
鶴屋「えっ……それは……」
古泉「……早く謝っていただかないと、
閉鎖空間が発生して大事になります。既に今も……」
キョン「だから知らん。俺の知ったこっちゃない。
ハルヒの精神が幼稚だからそんなもんが出来るんだろうに。
つーわけで帰る。俺はもう映画作りには関らんからな」
古泉「…………」
>>11
鶴屋さんがただのスイーツに見える。
鶴屋さんがただのスイーツに見える。
翌日、ハルヒは学校を休んだ。
俺は部室に行かなかった。
朝比奈さんから電話があって、あたしが悪いから怒るならあたしに、だの
お願いだから涼宮さんに謝って欲しいと泣きながら言っていたが、
俺はこう返した。
キョン「いつまでハルヒを甘やかすんですか?そうやって
下手に出てるからあいつは調子に乗るんですよ。
ハルヒは、人格に問題がある異常者なんですよ?
朝比奈さんが未来からきたのは、ハルヒをどうしようもない
クズ人間にするためですか?」
朝比奈さんは何も言い返さず、『すいません……』とだけ言って電話を切った。
朝比奈さんに当たるのは良くないとわかってるが、ハルヒの言う事を
なんでも聞いて嫌々従ってたら、みんなが辛い思いをするんですよ、朝比奈さん!
その翌日、ハルヒは登校はしたものの、ずっと机に突っ伏して
メソメソと泣いていた。あの涼宮ハルヒのとんでもない行動に
クラス全員の顔が引きつっていたが、誰も声を掛けるものはいなかった。
当然だ。クラスにお前の味方なんていない。それはお前の行動が
招いた結果であり、イジメなんて無く大人しい良い奴らが集まってるこのクラスでも、
ハルヒを慰めてやろうなんて奴は居ないのだ。
特に谷口はハルヒに相当怒っていた。ハルヒの映画作りに
無償で協力させられ、池に落ちた挙句、一切の労いや感謝の言葉も無く
『まだ居たの?帰っていいよ』って感じでポイされたのだ。
どんな聖人でも怒って当然だろう?
俺は谷口と国木田に頭を下げ謝罪したが、谷口は
『お前の苦労がわかったよ』と逆に慰められた。良い奴だな、お前。
確かにキョンの言ってる事がわかるだが・・・わかるんだが・・・
くそぅ・・なんだこの気持ちは・・・
くそぅ・・なんだこの気持ちは・・・
その日の放課後、俺は朝比奈さんに呼び出された。
昨日の話の続きをされるのは嫌だったが、朝比奈さんは
何も言わず部室に俺を連れていき、
みくる「涼宮さんが……お話したいことがあるそうです……。
あのっ!……どうか、怒ったり……しないでね……」
そういって俺とハルヒを二人にした。
キョン「…………」
ハルヒ「…………」
流れる沈黙。ハルヒは机に伏したままだ。
キョン「……話が無いなら帰るぞ」
ハルヒ「…………」
キョン「じゃあな」
ハルヒ「……待って」
キョン「なんだ」
ハルヒ「キョン……ごめんね」
キョン「お前は人に謝罪する時、寝たまま謝るのか?」
ハルヒ「……えと……ごめん」
顔を上げたハルヒは、目を真っ赤に腫らして
ボロボロと涙を流していた」
ハルヒ「ごめん……ぐすっ……ごめんね……キョン」
キョン「ごめんだけじゃわからん。何に対して謝りたいんだ?」
ハルヒ「えっと……キョンを……怒らせて……キョンを困らせて……
あたし、キョンの気持ちわからなかった……ごめん、ごめんね……」
ハルヒがここまで一方的に泣きながら謝るなんて予想外だった。
考えが幼稚でワガママでイライラする奴だが、ハルヒだって
女の子であり、ここまで凹んでいるとさすがに許したくなる。
キョン「そうか、お前がそんなに反省してるならもういい。
俺も殴ったのはやりすぎた。悪かった、申し訳ない」
ハルヒ「そんな……あたしが悪いもの……ごめんね……
あたし、キョンに嫌われるのが怖いの……ぐすっ……
嫌わないで……良い子にするから……ううっ……」
キョン「もういい、泣くな。お前らしくないぜ。
もう怒っちゃいないし嫌っちゃいねえよ」
ハルヒ「ほんとに……?これからあたし気をつけるから……ごめんね」
キョン「ところで、ちゃんと朝比奈さんには謝っただろうな?
一番謝るべき相手は朝比奈さんだぞ。
それと長門と古泉と鶴屋さんにもだ。加えて谷口と国木田にも」
ハルヒ「…………」
キョン「…………謝ってないのか」
ハルヒ「…………みくるちゃんは、自分が悪いですって言ってきたわ……
古泉くんに聞いても有希に聞いても、あたしは悪くないっていうし、
…………あたし、キョンを怒らせちゃったのは反省してる。
でも、みくるちゃんに何か悪い事したかな……?有希や古泉くんや
谷口や国木田に悪い事したかな……?」
こ、こいつ……!!
キョン「迷惑かけただろうが!みんなに!お前のワガママで!!」
ハルヒ「だって……だって……みんな、怒ってないし……
怒ってるのキョンだけだし……ぐすっ……
キョン……怖い……怒鳴ったら怖いわよ……ぐすっ……」
キョン「お前っ……!なんにもわかってねえじゃねーか!
そうやって自分が何で相手を怒らせたかもわからずに、
形だけ謝って……!人を馬鹿にするのもいい加減にしろ!!」
ハルヒ「怒らないで……嫌いにならないで……キョンが謝れっていうなら
謝るから……みんなに……ぐすっ……うっ…………
うわああああああああああん!!ああああああああああああん!」
だめだこいつ。何も分かってない。
『悪い事した』ってのを理解できない脳らしい……
今までこいつに、本気で怒ってやれる人間がいなかった、誰もいなかったんだ。
だから、こんな人間になっちまったんだ……ハルヒは……!
バタンとドアが開き、古泉と朝比奈さんが慌てて入ってくる。
朝比奈「き、キョンくん!ダメ!あたしが、あたしが全部悪いんです!
あたしが悪いから……お願い……!」
古泉「ちょっと言いすぎですよ……困ります、こんな……
涼宮さんを追い詰めては……。あなたの個人的感情と
世界の存亡、どちらが大事か……理解してください」
キョン「…………ハルヒをこんなにしたのは誰だ」
朝比奈「え……」
古泉「…………」
キョン「もう俺は限界だ。退団する」
>>36
うんざりして、SOS団見放して、楽しそうな軽音部へみたいな
うんざりして、SOS団見放して、楽しそうな軽音部へみたいな
朝比奈「そ、そんなっ!あたしが、あたしが悪いんですから!」
古泉「ま、待ってください!とりあえず涼宮さんに謝……」
キョン「そうやってずっと甘やかしてればいいさ。それじゃ」
と、いう事件があり、俺はSOS団を抜けた。
皆の事は気に入っていたし、はっきり言って楽しかったし
悔いがないとはいえなかったが、俺にはもう耐えられなかったのさ。
さて、そんなわけでこれからの学校生活をどうしようかと考えた。
入学してからというもの、SOS団を中心とした毎日を過ごしてきたせいで、
仲の良い言える人間はSOS団と谷口、国木田ぐらいである。
これからSOS団無しで楽しい学校生活を過ごすには、いささか友人が少なすぎる。
てなわけで、手っ取り早いのがどこか部活に入る事である。
キツイ肉体的練習を要求されるような運動部ははなから眼中に無く、
即ち入るなら文化部であり、それも楽でテキトーなところがいい。
それで、ふと思い出したのが軽音部である。
あそこは部員も少なくて、顔はよく覚えてないが
確か可愛い部員がいた記憶がある。同じ文化部の部室棟だから
何度か見かけた事があるからな、ギターをかついだ女の子を。
と、いうわけでシーンはようやく冒頭に戻る。
キョン「え、えと、一年五組の…………です
軽音楽に入ろうとした動機は、その、
バンドに興味があって……」
まあ楽器なんてこれっぽっちも出来ないけどな。
ギターとか弾けたらカッコイイとは思ったことあるが。
榎本「得意な楽器は何?」
中西「見た目からして、なんとなくベースっぽいね?」
キョン「はは……ギターは……えと、カスタネ……ハーモニカとか」
岡島「あ、ハーモニカならあるよ!ねえ吹いて見て」
財前「わあ、ハーモニカ吹けるんですね」
キョン「ごめんなさい吹けません」
え?澪や律じゃないのかって?誰だ?それは。
榎本美夕紀さんはボーカル担当で中西貴子さんはギター、
岡島瑞樹さんがドラム、財前舞さんがベースで、
上級生であり軽音楽部のバンド、ENOZの皆さんである。
さきほど自己紹介なさっていた。何か問題あるだろうか?
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