元スレ弟 「……お姉ちゃんを甘やかすだけの簡単なお仕事です?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×13
851 = 846 :
弟 「よく周りからの冷やかしで『今日も夫婦でご登校ですか!』ってあるじゃん?」
蟻 「………」
弟 「あの冷やかしと言うか若干怨念がこもったようなやつ」
蟻 「………」
弟 「…でも幼馴染みの場合は『今日も夫婦で登校です』って自分から言うんだぜ?」
蟻 「………」
弟 「外濠から埋めて既成事実にしようとしてんの… クラスの世論がパねぇ事になってんの…」
蟻 「………」
弟 「…女のやり口って何か怖くね?」
蟻 (…イイカラハヤクドケヨ、コウゲキスルゾ)
852 = 846 :
弟 『…え゛っ? コレナニ?』
幼 『ん~? 見てわかんない? お弁当だよ?』
弟 『……いや、それはわかるけども』
幼 『あ! もちろん手作りだよ? 朝にちょっと早起きして作ったんだよ?』
弟 『……うわぁ』
幼 『…ちなみに返されても私の分は別にあるから棄てる事になっちゃうかなぁ』
弟 『………』
幼 『それって勿体ないよね? 環境にも良くないし合理的でもないね』
弟 『……合理的にしたければ、俺の意見を先ず聞こうぜ?』
幼 『まぁ、もう作っちゃったし過ぎたことを悩んでも仕方ないよ? ほら遠慮せずに食べてね?』
弟 『……イタダキマス』
幼 『あ! あと、明日からちゃんと毎日持ってくるからね! たとえ受け取らなくても!』
弟 『………』
854 = 846 :
弟 「…何あれ? 女って超怖いな? しかもイマイチ美味しくなかったし!」
蟻 「………」
弟 「しかも、どこから話が漏れたかは知らんが帰ったら姉ちゃんがその事を知ってんの…」
蟻 「………」
弟 「『安心して下さい。明日からはお姉ちゃんがお弁当を作ります!』って…」
蟻 「………」
弟 「…俺は何に安心すれば良いんだ? むしろ話聞いてるなら弁当は要らないって判断しろよ…」
蟻 「………」
弟 「こうして昼休みにはあんまり美味しくない弁当箱が二つ並ぶと言う素直に喜べない時間と化したわけで…」
蟻 「………」
弟 「…まぁ、最近は慣れて来たのか味も向上したし、多少は情けがあるのか互いに量は少な目にしてくれてるけどな?」
蟻 「………」
弟 「…ただ周りの目が背中に突き刺さるんだよ。それだけでお腹いっぱいだよ…」
855 = 846 :
目というか視線だな
今までも色々間違いあるけどこれはちょっと修正
856 = 845 :
この弟、意外と毒舌である
858 = 846 :
弟 「でも姉ちゃんもそんなバカな事ばっかりしてるけど難なく大学生になっちゃったな…」
蟻 「………」
弟 「去年、庭でどっかの赤本燃やして焼き芋してたような人なのに…」
蟻 「………」
弟 「『あの赤本で焼いた焼き芋は美味しかった。流石メチャ難しいだけはある!』とか何とか…」
蟻 「………」
弟 「良いのか大学? あんなん受からせて? …まぁ、確かに美味しかったけどさ…」
蟻 「………」
弟 「…そう言えば野焼きって禁止されてたような気がしないでもないが大丈夫だったのか、アレは?」
859 = 846 :
弟 「…ん?」
蟻 「………」
弟 「…はい、もしもし? 姉ちゃん? もう講義終わった?」
蟻 「………」
弟 「…えっ? 今? ちょっと外で友達と話してた所」
蟻 「………」
弟 「…うん。真面目で働き者なヤツ。多分、好みのタイプは女王様系?」
蟻 「………」
860 :
なんか4クールあったアニメが終わる感じで寂しいなぁ
861 = 846 :
弟 「…えっ? 幼馴染み? …ああ。ちゃんと言われた通り今日は撒いてあるよ」
蟻 「………」
弟 「…うん。大丈夫」
蟻 「………」
弟 「…え、マジで? でも、せっかく大学の見学に行くんだから大学の食堂で良かったじゃん…」
蟻 「………」
弟 「…いや。そう言う事じゃ… まぁ、良いけどさ… あ! でも、俺、制服のままだけど大丈夫?」
蟻 「………」
弟 「…はいはい。わかった。ま、普通気にしないか」
蟻 「………」
862 :
見てるよーいいよー
863 = 846 :
弟 「…どこ行けば良いの?」
蟻 「………」
弟 「…うん。わかった。それじゃ、今からそっち行くわ」
蟻 「………」
弟 「…はいはい。じゃ、また、後でね?」
蟻 「………」
弟 「………」
蟻 「………」
864 :
弟は友達を作る才はなさそうですね
865 :
この弟ぶっ壊れてるなwwww
幼なじみマダー?
866 = 846 :
弟 「……ま、蟻君たち。俺もさ…」
蟻 「………」
弟 「…クラスメイトどころか学校中からの視線が若干痛かったり」
蟻 「………」
弟 「…男友達に近寄っただけで泣かれて、謎に怒りの鉄拳が飛んできたりしたり」
蟻 「………」
弟 「…幼馴染みの悪い笑顔を見ると悪寒が走るけど、ちょっと楽しかったり」
蟻 「………」
弟 「…姉ちゃんは手がかかって面倒臭くて仕方なくて、でも、まぁ、好きだったりするけど…」
蟻 「………」
弟 「…俺は元気でやってるし、結構楽しいんだぜ?」
869 = 846 :
姉 「………」
姉 「…あ、もしもし、弟? うん、今、終わったよ? 何してたの?」
姉 「…お友達と?」
姉 「…女王様? あっ、そう言えば幼ちゃんは?」
姉 「…本当に大丈夫なの?」
姉 「…そっか。良かった。大学の近くでディナーが美味しいって噂のお店があるから予約してあるけどそれ二人分しかしてないからさ…」
姉 「…良いの! 良いの! 今日はお姉ちゃんが奢っちゃうから! 気にしないで!」
姉 「…ん? 大丈夫じゃないかな? そんな『カードはプラチナからしか認めませんよ?』なんてお店じゃなさそうだから」
870 = 846 :
姉 「…そうそう♪ 気にしない気にしない♪」
姉 「…ん? 場所? うーん… じゃ、大学の最寄り駅の近くの喫茶店で」
姉 「…うん。多分私の方が早く着くから中に入って待ってるね?」
姉 「…うん。はいはい。じゃあ、またね」
姉 「………」
872 = 845 :
すげぇ眠いのに続きが気になる
875 = 846 :
5月7日 (晴れ)
今日も待ち時間はこのノートを開いてみる。日記みたいな日付の下には相変わらず私の下手くそな文字が踊ってる。
でも読み返してみるとその下手くそな文字は本当に愉しくて踊ってるように、毎日の出来事を綴ってるんだ。
ちょっと照れて『閻魔帳』なんて表紙に書いてみたけど、今になって思うと少しカッコ悪い
…弟はこれを見てビビってたから、まあ、いいけど!
876 = 846 :
この日記帳をつけ始めてから色んな事があった。嬉しい事も、悲しい事も。
一回はもう捨ててしまおうとゴミ箱に放り込んだこともある。
その時はえらく幼ちゃんにお世話になってしまったが無事再開できて良かった。幼ちゃんありがと
お陰で今は楽しい事でいっぱいだよ。これにはそれが全部書いてある。
悲しい時に見返して笑顔をくれる。
凹んだ時に見返して元気をくれる。
挫けそうな時に見返して勇気をくれる。
877 = 846 :
でも、そのページももう終わり。これ以上書けないや。せっかく今日はお外で待ち合わせたデートだってのに酷いなぁ。
放課後、喫茶店で待ち合わせして、街を歩いて、お洒落なレストランでご飯を食べる。
そんなホコリを被ったステレオタイプみたいなデートだけど今はそれがスゴく楽しみだから、まぁ、勘弁してやろう。
さて、何か向こうから見慣れたのが歩いてくるし、もう書けないからこれでこの日記も終わりか…
でも、ようやくこの『閻魔帳』も埋まったことだし弟に何て言って苛めてやろうか?
…うーん、ポイントカードは満了だし弟は私のモノって事で納得して貰うかな?一生、弟はお姉ちゃんと一緒に居るって事で!
終わり
879 = 846 :
保守とか支援とか諸々ありがとうございました
やっと終わった長かった
丸々一週間かかってるじゃねえか
880 :
>>843
言われてみれば
俺は恵麻さんが大好きなのにこのスレを見ててもパルフェを思い出せなかった事が不思議だ
と思ってたが理由がわかった姉がひんぬーだからだ!
881 = 846 :
パルフェって俺は知らんから不思議なもんだ
って言うか>>724とか俺、読まれ過ぎだろ。蟻までは予想できなかったみたいだが当たり前か
882 :
いやぁ最初から最後まで楽しませてもらったよ。
次回作…期待しちゃ駄目だろうか?
ともかく今回は乙でした
ゆっくり休んでくだせえ。
883 = 843 :
面白かったよ、乙
また姉SS書いてくれ
884 :
後の想像が人それぞれできるであろうこのSSとてもよかったわ
幼ちゃんかわいいよちゅっちゅ
885 :
久しぶりにニヤニヤできて楽しかった
乙
886 = 868 :
弟のツッコミがいちいちいいなw
結構クレバーな感じの文章書くね
888 :
面白かった!乙
889 :
面白かったよ。
ありがとう。
891 = 864 :
よかったぁおつ!!
892 :
終わったか・・いいもん読ませてもらった 乙
894 :
ずっとROMってた>>1乙
895 :
ずっと見守り続けてよかった
おつ
898 :
今バイト終わって最後まで見たよ!さいこ乙!!!
900 :
落ちる前に見れてよかったわ。乙
次は幼馴染話希望。
みんなの評価 : ★★★×13
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