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    元スレ咲「お姉ちゃんが先鋒で飛ばして出番がなかった」

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    タグ : - ロリ妻 ×2+ - ツンデレ + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ID:pD/8SmLa0の代行らしいでー

    6 :

    代行ありがとうございます
    私のリーチ棒をプレゼントしますね


    優希「グスッ……咲ちゃんすまなかったじぇ……」

    「…………うん」

    (優希ちゃんを責めたって仕方ない。お姉ちゃんと仲直り出来なかったけど、私の麻雀を見て何か思ってくれてたら)

    本当にそう思っているのか?

    (当たり前だよ。そりゃ残念だけど)

    ならば戻ってみるか?条件を変えてみて。

    (戻れるなら戻りたいよ。って誰?)

    小薪に暇をもらったしがない神だ。

    ――
    ――――

    7 = 6 :

    「ん、う……朝?」

    気が付くと見慣れた天井が広がっていた。けれど、私は寝た記憶がない。そもそも全国大会で負けて大戦ぱ……お姉ちゃんに飛ばされた可哀想な優希ちゃんを慰めていたはずなのに。

    「神様からもらったチャンスってこと?」

    とにかく普段通り用意を済ませ、学校に向かった私。
    やっと、神様の話を理解した。

    洋榎「おー、新入生か。ま、入れや」

    嗚呼、神様。そう言うことだったんだ。条件を変えてって。
    部長の姿も、和ちゃんの姿もその他の人達の姿も京ちゃんの姿すら見当たらない。
    代わりに愛宕さん。

    9 :

    小蒔

    10 = 6 :

    「愛宕さんですよね?妹さんの方は?」

    洋榎「おっ、ウチを知ってんのか。有名人になったもんや。絹は実家や。清澄にはウチだけ来たんや」

    「理由を聞いてもよろしいですか?」

    洋榎「んー、何て言うかな、新学期の前に天恵のようなものを受けたんや。それが一家揃って同じ天恵を受けてな、ウチだけこっちに来たんや。後で同じような奴来るわ」

    愛宕さんの言った通り、数分後には部室には私を入れて五人揃っていた。

    「…………無茶苦茶だよ」

    「松実玄です!新入生かな?ヨロシクです!」

    阿知賀のドラローさんに続き、

    「園城寺怜や。後、病弱や」

    「病弱アピールやめ」

    一巡先を見る超能力者。

    初美「薄墨初美ですー。咲ちゃんには自己紹介要らないですねー」

    この人は記憶があるんだ。同じ永水だったからかな?

    「はい。薄墨さんのことは知ってますよ。とりあえず、宮永咲です。よろしくお願いします」

    11 :

    まさか漫ちゃん……

    12 = 6 :

    「おー揃ったねぃ」

    「三尋木プロですよね?」

    「元プロのが正しいかねぃ」

    こんな大物まで巻き込んでしまったんだ。罪悪感も少しはあるけれど、楽しみだな。何より、この面子相手なら手加減は要らないし。

    「ま、新人部員は一人。地区予選まで後少し。気楽にやれやー」

    洋榎「じゃ、打つかー。咲の実力見たいし」

    初美「地雷ですよーその発言」

    ――
    ――――

    14 :

    うーん弱くはないけどそこまで強い面子ではないな。

    15 :

    この超火力っぷり

    16 = 6 :

    「うぅ……お姉ちゃん」

    「見えてもどうしようもない」

    洋榎「なんや咲、強いやんけ」

    半荘数回、本気でやったはずなのに愛宕さんだけは飛ばせなかった。それどころか常に成績はプラス。純粋に強いんだろうな。

    「おっ、こんな時間か。そろそろ解散かねぇ。遅くなりすぎると怒られるし。ま、私は知らんけど」

    洋榎「ほな、お疲れさん。鍵よろしくなー」

    「私も失礼するわ。ほな」

    「待ってください園城寺さん。私も行きます」

    初美「宮永さんは少し私とお喋りしますよー」

    「あはは、分かりました」

    17 :

    井の中の魔物には及ばんにしても、かなり凶悪なメンバーだなww

    18 :

    玄ちゃんを大将にしてとにかく降りさせる

    19 = 6 :

    薄墨さんと歩く帰り道。和ちゃんのIPSの話や優希ちゃんのタコスの話とは違い、話題は永水のことになる。

    「その、すいません。迷惑をおかけして」

    隣を歩く巫女服ならぬ制服姿の先輩は小さく笑った。

    初美「んー。全然いいですよー。こっちはこっちで楽しそうですし」

    「なら良かったです」

    初美「永水と戦うのは楽しみですし」

    薄墨さんの言ったことに少し安心した。他の人達のことは知らないけど、この人は今の状況をよく思ってくれている。

    初美「ま、これから頑張りますよー。咲ちゃんも着いてきてくださいねー」

    「はい。改めてよろしくお願いします」

    ――
    ――――

    20 = 6 :

    「このままじゃ勝てないねぇ。知らないけど」

    部室に入ってくるなり元三尋木プロ。現清澄監督は入ってくるなり私達に言い放った。

    愛宕さんは目を細める。

    洋榎「なんや監督。ウチ等が弱いって言うんか?」

    「別にそんなこと言ってないし。勝てないって言っただけだし。弱点がありすぎて付け入る隙が多いってこと」

    監督の話に私は頷く。愛宕さんのようにオールマイティーに強い人は置いておいて、能力者は弱点が露骨に出てしまうから。

    玄さんのドラで手牌が縛られること。薄墨さんの鳴けなかったら牌が来ないこと。園城寺さんの病弱。そして、私の槍槓。

    21 = 1 :

    ふんふむ

    22 :

    クロチャーは副将とか次鋒で輝きそう
    薄墨はどこでも任せられる
    エースはバランスの良い洋榎か怜
    大将咲で狩る

    23 = 6 :

    「思うところがあるみたいだねぃ。じゃあ克服のために合宿でもしようか」

    「合宿って、私病弱やねんけど」

    「知らねーし。もう決めたし。怜用のメニューももう作ったし」

    「まぁ、そこまでしてくれるんなら」

    「合宿って楽しみだよー」

    洋榎「そない楽しいもんやないで。朝に麻雀、昼に麻雀、夜にも麻雀やで」

    初美「それはそれで楽しそうですよねー」

    (……)

    「咲が何言いたいか知らないけどまぁ、出発するよ」

    部室から外を眺めたらバスが見えたのは私が寝不足だからなのかな?
    監督が無茶苦茶したからなのかな?

    ――
    ――――

    24 :

    そんなに強くなさそう
    龍門渕のほうが強そう

    25 = 6 :

    温泉。それは私達に与えられた唯一の癒し。のはずだったんだけど。

    洋榎「おー玄、エエ体しとるやん」

    「洋、榎さんどこ触ってるんですか!?それは私の役目のはずです」

    初美「洋榎ちゃん、何で私には目も向けてくれないんですかー?」

    凄く騒がしい。

    26 = 6 :

    「はぁ、極楽や」

    「あっ、園城寺さん。混ざらないんですか?」

    「私が混ざったら倒れてまうわ。咲こそ混ざらへんの?」

    「あはは、私が混ざっても倒れますよ」

    「せやな」

    「確かに怜なら倒れてまうなー。知らないけど」

    「なんで関西弁やねん」

    「いーじゃんいーじゃん」

    「なんやそれ。それより何で監督がおんねん。旅館の人に挨拶するんやなかったんか?」

    「めんどくせーし。別に後でいいじゃん」

    「あかんやろ。ええわ私が代わりにしてきたる。咲行こ」

    「あっ、はい」

    私と園城寺さんが温泉を出た直後、大きな水飛沫の立つ音が背中を叩いた。

    27 = 6 :

    洋榎「うわー監督めっちゃ軽いやん!」

    「これはこれはよいおもちをお持ちで」

    初美「着痩せするタイプだったんですかー」

    「えっ?何?私が弄られるノリとか知らねーんだけど」

    洋榎「つうか軽ッ!監督ッ!何キロやねん!」

    「おもちおもちおもち!」

    初美「私にも少し分けてください」

    清澄はもうダメかもしれない。


    園城寺さんと旅館の人に挨拶を済ませ、夜。
    迷いに迷ってトイレを見つけて用を済まして更に迷って、自室の襖を開けた。

    28 = 1 :

    さるよけ

    29 = 6 :

    「いやー勝った勝った」

    洋榎「」

    「」

    初美「」

    「何があったんだろう」

    「これは本人は辛いやろな」

    麻雀をやっていたことは分かるんだけど、三人が放心状態になるなんて。とりあえず、点数を確認してみた。

    咏:124000
    洋榎:-8000
    初美:-8000
    玄:-8000

    「」

    「あれーもしかしてやり過ぎた?」

    「当たり前や。やることえげつなさ過ぎや」

    「私より点数調整がうまいなんて」

    「多分咲と打っても私では咲を飛ばせねーと思うよ」

    30 = 6 :

    監督はそう言ったけど、飛ばされるか飛ばされないかは正直分からない。多分、残ったとしても1000点ほどかな。

    「このまま打たせるのは酷だし、三麻でもするかい?」

    「結構です!」

    「つまんねー。じゃあ寝ようか」

    放心状態の三者を監督に任せ、私達
    は部屋を後にした。

    「あれ絶対仕返しですよね」

    「せやろな。明日も朝早いんやし寝よか」

    「膝枕はしませんよ」

    ――
    ――――

    31 = 24 :

    怜咲の流れかよ
    胸厚支援

    32 = 6 :

    「ん、おはよー」

    「起きていたんですか」

    「二度寝しようとしてたんだけどね」

    「この布団は?」

    「さぁ?知らねーし」

    「そうですか。なら、起こして朝食にしましょう」

    「ん。分かったよ」

    33 = 6 :

    数分後、並べられた朝食達。

    洋榎「めっちゃ嫌な夢みたわ」

    「私もです」

    初美「奇遇ですねー」

    (夢じゃない。絶対夢じゃないよ)

    「じゃー今日と明日まで麻雀漬けの日々を楽しんで」

    「不安やわ」

    ――
    ――――

    34 = 6 :

    合宿の内容をちょっとだけ紹介するね。
    回る賽子。監督の無双に着いていく私達。もう何回飛ばされたか覚えていない。

    「あれ?ドラが……」

    「行動を変えても見れる」

    初美「副露しなくても鬼門が出来てたら牌が来ますー」

    洋榎「監督とエエ勝負出来るようなった」

    「違和感しかないよぉ」

    私を除いて、皆の実力の底上げは出来たんだろう。
    けど、私のこの違和感って……。

    「じゃ、帰って一日休んで県予選行こうか」

    ――
    ――――

    35 = 6 :

    「じゃ、今からオーダーの発表するねぃ。先鋒、玄」

    「任されました!」

    「先鋒だけで試合を終わらしちゃってもいいよ。次鋒、怜」

    「なんやキンクリ臭いな」

    「病弱ちゃんなんやし楽じゃね?中堅、洋榎」

    洋榎「ウチまで回ってくるんかいな?」

    「知らねーし。副将、初美」

    初美「楽しみですねー」

    「それじゃあ最後。大将、咲」

    「はい」

    「間もなく先鋒が始まります。出場校の先鋒選手の方は対局室へ移動してください」

    「松実玄、行ってきます!」

    ――
    ――――

    36 = 15 :

    先鋒の不安感

    37 = 17 :

    ナニが起きた

    38 :

    キンクリなんか…

    39 = 6 :

    千曲東:100000
    東福寺:100000
    今宮女子:100000
    清澄:100000

    『よろしくお願いします』

    東一局親:玄 ドラ:6m

    玄配牌
    2234s6667m159p東西

    「玄、いきなりドラの暗刻か」

    洋榎「相手に同情してまうわ」

    初美「私の出番はなさそうですねー」

    「勝負は最後までわかんねーよ」

    『リーチです!』

    40 = 6 :

    「あれ?玄さんってリーチしましたっけ?」

    「手配を見てみ」

    2234赤5s赤56667m34赤5p

    「これはドラ待ちですか」

    「そう。そういや、合宿で一番伸びたのが玄だったんだよね」

    『ツモです!立直一発面断裏が1sなのでドラ9。12000オールです』

    「そう。玄はドラと裏ドラを支配出来るようになった。欲しい時にドラが入ってくる」

    41 = 1 :

    42 :

    新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。
    といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。
    連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。

    ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、
    「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
    つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。
    それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。

    特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。
    投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。

    全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。
    少なくとも、一夜投下する度に10~20件くらいのレスは付いてほしいです。
    この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。

    連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。

    43 = 6 :

    洋榎「だからドラ待ちリーチ一発ってわけか」

    「そ。けど、玄の実力はそれだけじゃない」

    『リーチです』

    「もしドラがカン出来れば――」

    『カン!ツモ。立直面断三暗刻対々和嶺上開花ドラ11。16000オー ルです』

    「――裏ドラになるはずの待ち牌までツモれる」

    (あれ?私のアイデンティティー)

    洋榎「最悪怜で終わりやな」

    愛宕さんの言った通り、園城寺さんの前半だけで他校が飛び試合は終わった。

    玄さんは記者の人に連れていかれたんだけど、大丈夫かな。

    44 = 6 :

    洋榎「覗きに行こうや」

    「どっちでもエエよ」

    初美「行きますよー」

    「止めときましょうよ」

    洋榎「民主主義万歳、多数決万歳や」

    ――
    ――――

    「松実玄16歳です」

    記者「では好きなものなどは?」

    「おもちです!」

    ドアに耳を当てている私達。端から見れば不審者としか思われないよ。凄く帰りたい。

    洋榎「なんや、AVの冒頭みたいやな」

    「確かに言えてるわ」

    初美「二人とも大人ですねー」

    (帰れないかな?)

    45 :

    上がれるクロちゃんとかクソゲーすぎる・・・

    46 = 6 :

    記者「おもち……好きな食べ物ですね。本題ですが、松実選手は役にドラが多く含まれている印象でしたが、そのようなことは意識していらっしゃるのですか?」

    「ドラは大切な人に教えていただいたんです。玄はもっとドラを大切にしなさいって。もう会えないんですけどね」

    記者「と言われますと?」

    「さすがにそこまで記事にされるのは嫌なので……すいません」

    記者「そうですか。では、次へ向けての抱負などをお願いします」

    「頑張ります。とだけ言っておきますね」

    記者「ありがとうございました」

    本当はもう少し色々とインタビューされていたんだけど、とりとめ問題ないことばかりだった。

    「あれあれ皆さんお揃いで」

    初美「お疲れ様ですー。それじゃ祝勝会しますよー」

    ――
    ――――

    47 = 38 :

    レジェンドと咏さんの育成力が…

    48 = 45 :

    そういえば咲さんが一番年下か

    49 = 6 :

    あまりにも早く終わりすぎたせいか外はまだ明るかった。
    祝勝会は部室でやることになった。出前を部費から捻出し、ちょっとしたお祭りに。

    洋榎「関西人はたこ焼きや!なぁ怜!」

    「せやな。お好み焼きもありやけど」

    初美「私はお寿司でもいただきますよー」

    「あっ、監督。お飲み物が空になってるじゃないですか!」

    「おっ、ありがとねー」

    「玄さん!それお酒お酒!」

    「私こう見えても強いから大丈夫だって。知らんけど」

    「知らないんだったらダメですって」

    「そんなのも知らねーし」

    こんな調子で夜は更けていくのでした。

    50 = 6 :

    夜中、部室で寝てしまっていた私は目か覚めた。
    月明かりが射し込む窓から空を眺める。

    (決勝戦。衣ちゃんと戦えるのかな?中堅まで耐えきれば大将まで回ってくるだろうけど……。愛宕さんが飛ばしちゃいそうだな)

    「あんれ、まだ起きてたんだ」

    振り返ると毛布を沢山抱えた監督。
    合宿の時と言い、今回と言い、本当に良い人だ。

    「監督ですか。手伝います」

    「ありがとね」

    毛布をそれぞれに掛け終えると監督は再びコップに液体を注ぎ始める。まだ飲む気なのかな?

    「咲、ちょいちょい」

    「お酒は飲みませんよ」

    「一応教育者だから飲ませないって。両方ともお茶だからお茶」

    「いただきます」

    卓の向かいに座り、コップの中身の匂いを嗅ぐ。ちゃんとお茶だった。


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