私的良スレ書庫
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元スレ美琴「なんで死んじゃったのよ・・・ バカ」
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「こりゃ…厄介なことになってきたぜよ」
土御門が携帯を折りたたみながら呟く
第四位が第三位に敗北
やはり『樹形図の設計者』の定めた順位に狂いはなかった
「それに…あいつもどっか行っちまったしにゃー」
彼の隣にいるはずのインデックスも通話中、少し目を離した隙に消えていた
「はは、かみやんに向ける顔がないぜよ…すまんかみやん」
とりあえず禁書目録だけは見つけなければ
『必要悪の教会』メンバーとして
とある少年の『親友』として
土御門が携帯を折りたたみながら呟く
第四位が第三位に敗北
やはり『樹形図の設計者』の定めた順位に狂いはなかった
「それに…あいつもどっか行っちまったしにゃー」
彼の隣にいるはずのインデックスも通話中、少し目を離した隙に消えていた
「はは、かみやんに向ける顔がないぜよ…すまんかみやん」
とりあえず禁書目録だけは見つけなければ
『必要悪の教会』メンバーとして
とある少年の『親友』として
とある少年の拳を受けた日からすでに一月以上立つ
何かが、違う
自分自身、弱くなったわけでもない
学園都市最強と言われる能力にもなんら変わりはない
今、集団になって無謀にも自分を潰そうとしている奴ら
最近になって一層沸き出したそいつらの少し先の未来も、何もかわらない
いつも通り、周りにゴミが増えるだけ
止めをさす気にもならない
何かが、変わった
一体、何が
「チッ…何なンですかァ?」
ゆらゆらと
白い、白い少年は歩く
何かが、違う
自分自身、弱くなったわけでもない
学園都市最強と言われる能力にもなんら変わりはない
今、集団になって無謀にも自分を潰そうとしている奴ら
最近になって一層沸き出したそいつらの少し先の未来も、何もかわらない
いつも通り、周りにゴミが増えるだけ
止めをさす気にもならない
何かが、変わった
一体、何が
「チッ…何なンですかァ?」
ゆらゆらと
白い、白い少年は歩く
後ろで不様に転がってる連中
以前なら、文字通りゴミになるまでいたぶり、引き裂き、踏み潰していた
違うのはこれだ
変わったのは自分の心だった
「…」
「~~~!~~~~!!」
「…」
白い少年のすぐ後ろに
彼を呼ぶ人影が着いて来ている事に少年は気付かない
「~~!!!」
彼が気付かないのは
最低限生きるために必要な酸素、重力など以外、全ての物を反射している少年は
意識的に空気を振動、つまり音も反射の対象に入れているからだ
以前なら、文字通りゴミになるまでいたぶり、引き裂き、踏み潰していた
違うのはこれだ
変わったのは自分の心だった
「…」
「~~~!~~~~!!」
「…」
白い少年のすぐ後ろに
彼を呼ぶ人影が着いて来ている事に少年は気付かない
「~~!!!」
彼が気付かないのは
最低限生きるために必要な酸素、重力など以外、全ての物を反射している少年は
意識的に空気を振動、つまり音も反射の対象に入れているからだ
「あン?…っと、そうだったな」
音の反射をやめて振り向くとそこには
紅茶のカップのような服をきた小さな外国人の少女がいた
「は?なンだオマエ」
「お腹減ったお腹減ったって言っているのにどうして無視するの立ち止まって私の話を聞いてくれないの?」
「…」
すたすたと、帰路につこうと再び歩き出す
が、シャツの裾を凄まじい力で引っ張られる
こめかみの辺りをピクピクと動かしながら振り向く
「オマエ…ぶち殺すぞ…」
「お腹いっぱいご飯を食べさせてくれると嬉しいな」
天使のような笑顔がそこにあった
音の反射をやめて振り向くとそこには
紅茶のカップのような服をきた小さな外国人の少女がいた
「は?なンだオマエ」
「お腹減ったお腹減ったって言っているのにどうして無視するの立ち止まって私の話を聞いてくれないの?」
「…」
すたすたと、帰路につこうと再び歩き出す
が、シャツの裾を凄まじい力で引っ張られる
こめかみの辺りをピクピクと動かしながら振り向く
「オマエ…ぶち殺すぞ…」
「お腹いっぱいご飯を食べさせてくれると嬉しいな」
天使のような笑顔がそこにあった
とある、ジャンクフード店に
あまりにも不釣り合いな二人はいた
「何でこンな事になってンだオイ…」
目の前には明らかに物理法則を無視した量を平らげた少女が
満足気にデザートのアイス(五つ目)を頬張っている
「オマエ…それ食ったらとっとと帰れよ、それと何か俺に言うことはねェのかよ」
「?…あっ!…何で髪の毛真っ白けなの?」
「…それ食ったら消えろ」
あまりにも不釣り合いな二人はいた
「何でこンな事になってンだオイ…」
目の前には明らかに物理法則を無視した量を平らげた少女が
満足気にデザートのアイス(五つ目)を頬張っている
「オマエ…それ食ったらとっとと帰れよ、それと何か俺に言うことはねェのかよ」
「?…あっ!…何で髪の毛真っ白けなの?」
「…それ食ったら消えろ」
「つか、こんな遅くに一人で出歩くンじゃねェよ…飯も食わずに何してたンだ?」
「晩ご飯なら食べて来たんだよ?人を探してるんだよ」
それであの量を…
「人捜しだ?オマエの保護者か?」
「!…」
一瞬だけ泣きそうな顔をした少女は
「…ううん逆だね、私の敵だよ?絶対に殺さなきゃならない人」
「…へェ」
「名前だけしかわからないんだけど絶対に忘れない、ねえ一方通行って人を知らないかな?」
「晩ご飯なら食べて来たんだよ?人を探してるんだよ」
それであの量を…
「人捜しだ?オマエの保護者か?」
「!…」
一瞬だけ泣きそうな顔をした少女は
「…ううん逆だね、私の敵だよ?絶対に殺さなきゃならない人」
「…へェ」
「名前だけしかわからないんだけど絶対に忘れない、ねえ一方通行って人を知らないかな?」
は、と一方通行は心の中で笑う
こんな奴にまで狙われてんのか、俺は
「私はその人を絶対に許さない、私の大事な人を殺したんだよ?どれだけかかっても捜しだして…」
「そりゃ…ご苦労なこったな」
「一緒に探してくれたらありがたいんだけど…さすがにそこまで無理は言えないね、ご飯ありがとう、ごちそうさま」
インデックスは席を立って出口へ歩きだす
「あァ」
「…一緒に探してくれると嬉しいんだけど」
「…」
「一緒に」
「わかったよ!!チッ…」
ありがとう!あなたにも神様のご加護がとか何とか言っているが
あまり耳には入って来なかった
こんな奴にまで狙われてんのか、俺は
「私はその人を絶対に許さない、私の大事な人を殺したんだよ?どれだけかかっても捜しだして…」
「そりゃ…ご苦労なこったな」
「一緒に探してくれたらありがたいんだけど…さすがにそこまで無理は言えないね、ご飯ありがとう、ごちそうさま」
インデックスは席を立って出口へ歩きだす
「あァ」
「…一緒に探してくれると嬉しいんだけど」
「…」
「一緒に」
「わかったよ!!チッ…」
ありがとう!あなたにも神様のご加護がとか何とか言っているが
あまり耳には入って来なかった
おかしな話だ
何でこんな事になっている
馬鹿馬鹿しい
自分で自分を捜す
ここまで無意味だと逆に笑えてくる
「どこにいるの!隠れてないで出てこないと駄目なんだよ!」
ガサゴソと、燃えないゴミ用のボックスの蓋をあけるシスター
「…」
人ををなんだと思ってンだ?
ふざけてンのか?いや、あれはマジなのか?
『一方通行』
彼にはしる由もないが、とある場所では
彼に対する復習を誓い、激戦を続ける少女が今も街をさまよっている中で
彼は自分探しの旅をしている
何でこんな事になっている
馬鹿馬鹿しい
自分で自分を捜す
ここまで無意味だと逆に笑えてくる
「どこにいるの!隠れてないで出てこないと駄目なんだよ!」
ガサゴソと、燃えないゴミ用のボックスの蓋をあけるシスター
「…」
人ををなんだと思ってンだ?
ふざけてンのか?いや、あれはマジなのか?
『一方通行』
彼にはしる由もないが、とある場所では
彼に対する復習を誓い、激戦を続ける少女が今も街をさまよっている中で
彼は自分探しの旅をしている
実際上条さん一人死んだら上条勢力フル動員で殺しにくるだろうな
>>389
勝てる奴いんのかが気になるな
勝てる奴いんのかが気になるな
インデックスの勘に従うまま
自分探しを続けているうちに
気がつくと、彼の学生寮の近くまで来ていた
これが噂に聞く…オンナノカンってやつか…
などと考えていると
「お腹減…つ、疲れたんだよ、あそこで一休みしようよ」
と、少女は指をさしながら寮と寮の間にある空き地のベンチへ向かっていた
「…帰れよ」
「?」
聞こえたのか聞こえてないのか、聞こえていて無視しやがったのか
少女は座りながら先程テイクアウトしたハンバーガーの包み紙を早くも破り捨てていた
自分探しを続けているうちに
気がつくと、彼の学生寮の近くまで来ていた
これが噂に聞く…オンナノカンってやつか…
などと考えていると
「お腹減…つ、疲れたんだよ、あそこで一休みしようよ」
と、少女は指をさしながら寮と寮の間にある空き地のベンチへ向かっていた
「…帰れよ」
「?」
聞こえたのか聞こえてないのか、聞こえていて無視しやがったのか
少女は座りながら先程テイクアウトしたハンバーガーの包み紙を早くも破り捨てていた
ため息混じりに一方通行も腰をおろす
インデックスが何故か顔を赤くして距離をあけるように少し横にずれる
「オイ…お…一方通行って野郎に殺された奴は兄弟かなンかか?」
「ううん、そうじゃないよ?とうま…はね」
誰かと会話をするのは久しぶりだった
「とうま…つーのか?」
「うん、いつもいつも私を置いてどこかに言っちゃうしいつもいつも行く先々で違う女の子を救っちゃうしいつもいつも私を怒らせるし心配させるし噛み付かせるし」
「…」
「でもいつも…いつも美味しいご飯を作ってくれたんだよ?」
声が奮えていた
「ベランダに引っ掛かってただけの私の命だって救ってくれたんだよ?」
「…」
「私…私は…とうまの事が大好きだったんだよ?」
一筋の雫が頬を伝って、地面に落ちた
インデックスが何故か顔を赤くして距離をあけるように少し横にずれる
「オイ…お…一方通行って野郎に殺された奴は兄弟かなンかか?」
「ううん、そうじゃないよ?とうま…はね」
誰かと会話をするのは久しぶりだった
「とうま…つーのか?」
「うん、いつもいつも私を置いてどこかに言っちゃうしいつもいつも行く先々で違う女の子を救っちゃうしいつもいつも私を怒らせるし心配させるし噛み付かせるし」
「…」
「でもいつも…いつも美味しいご飯を作ってくれたんだよ?」
声が奮えていた
「ベランダに引っ掛かってただけの私の命だって救ってくれたんだよ?」
「…」
「私…私は…とうまの事が大好きだったんだよ?」
一筋の雫が頬を伝って、地面に落ちた
きっと、『とうま』と呼ばれる男は善人だったんだろう
きっと、こんな血に汚れた自分では決して手の届く事がないような善人だったんだろう
自分に殺されるためだけに作られた
あのクローン達を命を賭けて守ろうとした
あの少年のような。
学園都市第一位の超能力者
破壊しかもたらさないこの力
『殺意が芽生える程に』
自分が欲しくてやまなかった物を持っていた男
『羨ましかった』
「…チッ」
「どこに行くの?」
「あン?まだ探すんだろ?」
もしも、もしも救いの道がまだ残されているのならば
「見つけてやるよ」
きっと、こんな血に汚れた自分では決して手の届く事がないような善人だったんだろう
自分に殺されるためだけに作られた
あのクローン達を命を賭けて守ろうとした
あの少年のような。
学園都市第一位の超能力者
破壊しかもたらさないこの力
『殺意が芽生える程に』
自分が欲しくてやまなかった物を持っていた男
『羨ましかった』
「…チッ」
「どこに行くの?」
「あン?まだ探すんだろ?」
もしも、もしも救いの道がまだ残されているのならば
「見つけてやるよ」
>>398
一方さんに殺された場合じゃねぇの?
一方さんに殺された場合じゃねぇの?
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