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元スレ美琴「黒子が何かおかしくなった・・・」
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美琴「黒子が何かおかしくなった・・・」
初春「御坂さんもそう思いますよね! 今日の白井さんは絶対に変です!!!」
佐天「え、白井さんがどこか変になったの?」
美琴「その、何て言うか・・・佐天さんも見れば分かるわ・・・」
初春「そうですね、実際に見てもらうのが一番です」
佐天「へぇ、それは楽しみだな~」
初春「御坂さんもそう思いますよね! 今日の白井さんは絶対に変です!!!」
佐天「え、白井さんがどこか変になったの?」
美琴「その、何て言うか・・・佐天さんも見れば分かるわ・・・」
初春「そうですね、実際に見てもらうのが一番です」
佐天「へぇ、それは楽しみだな~」
四十年勤め上げた會社を退職し、何やら張り合いの無い日々を送る内、大學生
の孫に「退屈しのぎに遣って見たまへ」と勸められた弐チヤンネル。
當初は「こんな電腦示板、何たる幼稚加減」と莫迦にしてゐたものの、
遣つて見ると存外に面白ひ。
華やかな色彩の髪と目を持つうら若き乙女に「ゆとり乙」と何度と無く罵られるにつけ、
食ふや食はずやで慌しく過ぎ去つた學生時代が自ずと思ひ返され、
「戰爭さえ無ければ、小生もこのやうな青春が送れたやも知れぬ」
と獨りごちることも屡々。
すつかりとなつた今では、孫の部屋から白銀色の電腦計算機をせしめては書齋に篭もり
存分に「祭り」を堪能する毎日を送つている。
「小四女兒遺棄事件」なるスレツドを拜讀した際には、その餘りに不憫な境遇と過酷な運命に
落し、臺所で葱を刻む家内に「かような理不盡が許されていいものか!」と
熱辯を振るって呆れられる始末。年甲斐もない、とはこのことと後で赤面すること
しきり。
下手の横好きとはいえ「繼續は力なり」の言葉通り、最近ではブラクラの回避
やコピペの管理にも慣れ、「好きこそものの上手なれ」を座右の銘として
弐ゲツトに勵んでいる。
同年代の友人達が癡呆や重い病に惱まされるなか、老いて尚矍鑠としてオフ會に
向かえるのも、ひとえに弐チヤンネルのおかげかと思えば、再三に渡る「半年ROMつてろ」の
罵り文句も、何やら「まだまだ死ぬには早いよ」と言われているようで愉快極まりない。
ひとつ間違えれば自らが乗り込んでいた機體と同じ名前を持つコテハンに出會える日を
樂しみにしつつ、今日もデスプレヱに向かう。
それでは、弐ゲツト。
の孫に「退屈しのぎに遣って見たまへ」と勸められた弐チヤンネル。
當初は「こんな電腦示板、何たる幼稚加減」と莫迦にしてゐたものの、
遣つて見ると存外に面白ひ。
華やかな色彩の髪と目を持つうら若き乙女に「ゆとり乙」と何度と無く罵られるにつけ、
食ふや食はずやで慌しく過ぎ去つた學生時代が自ずと思ひ返され、
「戰爭さえ無ければ、小生もこのやうな青春が送れたやも知れぬ」
と獨りごちることも屡々。
すつかりとなつた今では、孫の部屋から白銀色の電腦計算機をせしめては書齋に篭もり
存分に「祭り」を堪能する毎日を送つている。
「小四女兒遺棄事件」なるスレツドを拜讀した際には、その餘りに不憫な境遇と過酷な運命に
落し、臺所で葱を刻む家内に「かような理不盡が許されていいものか!」と
熱辯を振るって呆れられる始末。年甲斐もない、とはこのことと後で赤面すること
しきり。
下手の横好きとはいえ「繼續は力なり」の言葉通り、最近ではブラクラの回避
やコピペの管理にも慣れ、「好きこそものの上手なれ」を座右の銘として
弐ゲツトに勵んでいる。
同年代の友人達が癡呆や重い病に惱まされるなか、老いて尚矍鑠としてオフ會に
向かえるのも、ひとえに弐チヤンネルのおかげかと思えば、再三に渡る「半年ROMつてろ」の
罵り文句も、何やら「まだまだ死ぬには早いよ」と言われているようで愉快極まりない。
ひとつ間違えれば自らが乗り込んでいた機體と同じ名前を持つコテハンに出會える日を
樂しみにしつつ、今日もデスプレヱに向かう。
それでは、弐ゲツト。
黒子「みなさんお待たせしました」
初春「白井さん、お仕事のほうお疲れ様です」
黒子「いえいえ初春さん、後処理もきちんと済ませてこその良いジャッジメントですの」
佐天「・・・ん~、そんなにおかしいかな?」
美琴「お疲れ様、黒子」
黒子「いえいえ御坂先輩、これぐらい当然ですの」
佐天「ブッ!?」
初春「わわっ、佐天さん汚いですよ~」
黒子「・・・あらら、制服が濡れてしまいましたの」
佐天「・・・ご、ごめん白井さん!」
黒子「はぁ、お洋服がベトベトしますからちょっと着替えてきますわね」シュン
美琴「・・・ね、おかしいでしょ?」
佐天「・・・納得しました」
初春「白井さん、お仕事のほうお疲れ様です」
黒子「いえいえ初春さん、後処理もきちんと済ませてこその良いジャッジメントですの」
佐天「・・・ん~、そんなにおかしいかな?」
美琴「お疲れ様、黒子」
黒子「いえいえ御坂先輩、これぐらい当然ですの」
佐天「ブッ!?」
初春「わわっ、佐天さん汚いですよ~」
黒子「・・・あらら、制服が濡れてしまいましたの」
佐天「・・・ご、ごめん白井さん!」
黒子「はぁ、お洋服がベトベトしますからちょっと着替えてきますわね」シュン
美琴「・・・ね、おかしいでしょ?」
佐天「・・・納得しました」
美琴「いつもなら出会い頭にお姉さま~って襲いかかってくるはずのに、調子狂うなぁ・・・」
初春「それだけじゃないんです、何て言うか今日の白井さんは控えめで大人しいんです!!!」
佐天「控えめで大人しい?」
美琴「あー、それ分かるわー」
初春「私のこと虐めてこないし、私の指示に従ってくれるし、なるべく警備員に協力して仕事してるし・・・」
佐天「ジャッジメントの仕事は詳しくないけど、それどっかがおかしいの?」
初春「いつもの白井さんだったら出会い頭に嫌味を言ってくるし・・・
私に仕事押し付けて現場に行っちゃうし、警備員の通報より先に事件とか解決しちゃうし・・・」
美琴「・・・それだけ聞いてると元に戻らない方がいいのかもしれないわね」
初春「私はそう思ってますけど、やっぱりなんかふわふわしてて気持ちが悪いっていうか・・・」
佐天「白井さんに何があったんでしょうね?」
美琴「・・・思い当たる原因は分かってるの」
初春「白井さんがまた何かやったんですか?」
美琴「うん、一昨日の話なんだけどね・・・」
初春「それだけじゃないんです、何て言うか今日の白井さんは控えめで大人しいんです!!!」
佐天「控えめで大人しい?」
美琴「あー、それ分かるわー」
初春「私のこと虐めてこないし、私の指示に従ってくれるし、なるべく警備員に協力して仕事してるし・・・」
佐天「ジャッジメントの仕事は詳しくないけど、それどっかがおかしいの?」
初春「いつもの白井さんだったら出会い頭に嫌味を言ってくるし・・・
私に仕事押し付けて現場に行っちゃうし、警備員の通報より先に事件とか解決しちゃうし・・・」
美琴「・・・それだけ聞いてると元に戻らない方がいいのかもしれないわね」
初春「私はそう思ってますけど、やっぱりなんかふわふわしてて気持ちが悪いっていうか・・・」
佐天「白井さんに何があったんでしょうね?」
美琴「・・・思い当たる原因は分かってるの」
初春「白井さんがまた何かやったんですか?」
美琴「うん、一昨日の話なんだけどね・・・」
*一昨日、常盤台学生寮
グツグツグツ・・・
黒子「うふふふ・・・、最後にこれを入れてと・・・」
ボン!
黒子「やった!ついに惚れ薬ができましたの!!!!」
黒子「それにしても長かったですわ・・・」
黒子「お姉さまにバレないように調合材料の調達から初めて、夜中こっそりバレないように調合して・・・」
黒子「学園都市の流通を持ってしても中々材料が調達できなかったり、失敗して変な薬ができたり・・・」
黒子「これで苦労が報われるかと思うと、黒子は、黒子は・・・」
黒子「はぅん!? これでお姉さまのハートはついに、ついに全て私の物にっ!!!!」
黒子「うふふふ・・・、今日は記念すべき日になりそうですの・・・」
*美琴達の部屋
黒子「お、ね、えさまー???」
美琴「スゥ...スゥ......」
黒子「うん、熟睡ですの」
黒子「ウフフフフ・・・、さっそくこの惚れ薬を・・・」ソーッ
ガシッ
美琴「く~ろ~こ~、その右手にある怪しい薬はいったい何なのかな~?」
黒子「な、何で起きてらっしゃいますの!てっきり熟睡だと思ったのに!」
美琴「アンタが最近またよからぬことを企んでるのは常々承知してたわよ」
黒子「くっ・・・、なら力付くでもこのお薬を飲んで・・・」
美琴「そんな怪しい薬飲まされてたまるか!!!」ガッ、ドギャッ
黒子「きゃうん!?」
美琴「そういう怪しいものは自分で処分しなさいっ!」
黒子「むぐっ!? ・・・はらひれほろはろっ!?」
美琴「やっぱり何か変な薬じゃない、そんなもんあたしに飲ませるなっつうの」
黒子「お、ね、えさまー???」
美琴「スゥ...スゥ......」
黒子「うん、熟睡ですの」
黒子「ウフフフフ・・・、さっそくこの惚れ薬を・・・」ソーッ
ガシッ
美琴「く~ろ~こ~、その右手にある怪しい薬はいったい何なのかな~?」
黒子「な、何で起きてらっしゃいますの!てっきり熟睡だと思ったのに!」
美琴「アンタが最近またよからぬことを企んでるのは常々承知してたわよ」
黒子「くっ・・・、なら力付くでもこのお薬を飲んで・・・」
美琴「そんな怪しい薬飲まされてたまるか!!!」ガッ、ドギャッ
黒子「きゃうん!?」
美琴「そういう怪しいものは自分で処分しなさいっ!」
黒子「むぐっ!? ・・・はらひれほろはろっ!?」
美琴「やっぱり何か変な薬じゃない、そんなもんあたしに飲ませるなっつうの」
黒子「ああん! おねえさまおねえさまおねえさまおねえさまおねえさま・・・」
美琴「黒子?」
黒子「あっ、黒子はもう、黒子はもう!!!」
美琴「・・・」
黒子「お姉さま、どうか私を抱いて下さいまし・・・」スッ
美琴「わっ、ちょちょっと脱ぐなー!!!」
黒子「お姉さま・・・どうかくろこと、黒子と一つなってくださいましー!!!!」
美琴「結局それかー! でもあいにくだけどお断りだー!」
美琴「黒子?」
黒子「あっ、黒子はもう、黒子はもう!!!」
美琴「・・・」
黒子「お姉さま、どうか私を抱いて下さいまし・・・」スッ
美琴「わっ、ちょちょっと脱ぐなー!!!」
黒子「お姉さま・・・どうかくろこと、黒子と一つなってくださいましー!!!!」
美琴「結局それかー! でもあいにくだけどお断りだー!」
ガシッ
黒子「掴まれた!?」
美琴「一遍頭冷やしなさーい」ブオン
黒子「グェア!?」ドバキャ!
美琴「ハァ・・・ハァ・・・」
黒子「きゅう・・・」
美琴「あー、もう嫌だこんなの・・・」
美琴「・・・寝よ、流石にもう襲ってこないだろうし」
--------------------------------
美琴「・・・ってなことがあってねー」
初春「なるほど、その惚れ薬で白井さんはおかしくなっちゃったんですか」
美琴「・・・多分そうだと思うけど」
佐天「確実にそれですね」
美琴「というわけで初春さん、どうにかして元に戻す方法無いかな?」
初春「その惚れ薬の材料って分かりますか?」
美琴「ここに黒子が残した材料とメモがあるわ」
初春「分かりました、一応調べておきますね」
美琴「ありがと、初春さん」
黒子「お話は終わりましたの?」
美琴「く、黒子!?」
初春「し、白井さん!?」
佐天「いつからそこに!?」
黒子「私が薬でおかしくなったーって所からずーっと話が終わるまで待ってたんですの」
美琴「あー黒子、それはね・・・」
黒子「いえいえ、あの時御坂先輩にご迷惑をおかけした私のせいですもの、仕方ありませんわ」
初春「・・・白井さん」
黒子「思えば私、御坂先輩に劣情を抱くなどという極めて異常なことを考えてらしたのね・・・」
美琴「いや、それはそうだけど・・・」
黒子「朝起きて冷静に考えたら、女性が女性に欲情するなんて極めておかしいことに気がつきましたの」
佐天「え、ええええっ!?」
黒子「か、勘違いしないで欲しいですの。私は女性として御坂先輩は勉強もスポーツも出来て素晴らしい先輩だと思いますけど・・・」
初春「けど?」
黒子「趣味や下着が子供っぽいのは、常盤台の学生としてどうかと思いますの」
美琴「変態の塊みたいなあんたが言われたくない」
黒子「たしかにかつての私の下着はどうかと思いましたので、常盤台に相応しいものを買い直してきたんですの。
ですから、御坂先輩に文句を言われるような筋合いは無いのですが・・・」
佐天「どれどれ・・・」バッ
黒子「きゃっ!?スカートめくりは止めて下さい佐天さん!!」フワッ
佐天「無地の・・・白・・・だと・・・・・・?」
黒子「酷いですわ佐天さん、いくら同性の友達相手でもやって良いことと悪いことがあると思いますわ///」
佐天「あ、ごめんなさい・・・」
美琴「うっわ・・・」
初春「こんなの私の知ってる白井さんじゃない・・・」
黒子「あら初春さん、その言い方は少し失礼じゃありませんか?」
初春「白井さんはもっとワガママで意地悪で変な人だったんですっ!!」
黒子「・・・初春さんがそう言うのも分かりますわ、でも、私はそれじゃいけないって気がついたんですの」
黒子「思えばパートナーの初春さんや、固法先輩に迷惑を掛けてばかりで・・・」
黒子「ジャッジメント失格でしたの、周りの皆さんと協力してこそ良い仕事ができるというものですからね」ニコッ
初春「・・・こ、こんなの白井さんじゃないよー!!!」ダッ
黒子「初春さん、何で逃げますの!?」
佐天(初春の気持ちはよくわかる)
美琴(誰よこの子、まるで別人じゃない・・・)
初春「白井さんはもっとワガママで意地悪で変な人だったんですっ!!」
黒子「・・・初春さんがそう言うのも分かりますわ、でも、私はそれじゃいけないって気がついたんですの」
黒子「思えばパートナーの初春さんや、固法先輩に迷惑を掛けてばかりで・・・」
黒子「ジャッジメント失格でしたの、周りの皆さんと協力してこそ良い仕事ができるというものですからね」ニコッ
初春「・・・こ、こんなの白井さんじゃないよー!!!」ダッ
黒子「初春さん、何で逃げますの!?」
佐天(初春の気持ちはよくわかる)
美琴(誰よこの子、まるで別人じゃない・・・)
黒子「もしかして、私皆の気分を害してしまいましたの・・・?」
佐天「えーっと、多分初春が考えてるのは多分そういうことじゃなくて・・・」
美琴「お姉さまお姉さま~って言ってる黒子の方が自然かなーって・・・」
黒子「まぁ御坂先輩、あんなはしたない黒子のことなんかもう忘れてくださいましっ!」
美琴「・・・分かりました」
美琴(やっぱ調子狂うわ)
黒子「初春さんが心配ですので、連れ戻してきますね」シュン
佐天「・・・何て言うか、付き合いにくい人になりましたねー」
美琴「今更変態の黒子に戻られても困るけど、やっぱこれはこれで嫌」
佐天「・・・私も手伝った方が良いですか?」
美琴「・・・悪いわね、お願いするわ」
佐天「えーっと、多分初春が考えてるのは多分そういうことじゃなくて・・・」
美琴「お姉さまお姉さま~って言ってる黒子の方が自然かなーって・・・」
黒子「まぁ御坂先輩、あんなはしたない黒子のことなんかもう忘れてくださいましっ!」
美琴「・・・分かりました」
美琴(やっぱ調子狂うわ)
黒子「初春さんが心配ですので、連れ戻してきますね」シュン
佐天「・・・何て言うか、付き合いにくい人になりましたねー」
美琴「今更変態の黒子に戻られても困るけど、やっぱこれはこれで嫌」
佐天「・・・私も手伝った方が良いですか?」
美琴「・・・悪いわね、お願いするわ」
*数日後
美琴「やっほー、初春さんに佐天さん」
美琴「・・・黒子はいないよね?」
初春「はい、調度良かったので白井さんに溜まってたお仕事全部押し付けてきました!」
美琴「ってことは当分こっちにはこれないわね、ならいいわ」
佐天(ちょっと白井さんが可哀相だなー)
佐天「どうですか御坂さん、あの後進展ありました?」
美琴「黒子が調達してた材料から薬効調べたんだけど、惚れ薬っていうかただの媚薬だったわ、成分がだいぶ怪しかったけど」
初春「私も調べてみましたけど、御坂さんと同じ媚薬みたいでした」
美琴「だよねー、なら普通は薬効成分は勝手に消えるはずなんだけど・・・」
初春「白井さんが元に戻る気配は全然ありませんね」
美琴「解毒剤っぽいのを試してみても、やっぱり変わらなかったし・・・」
佐天「結局駄目ってこと?」
美琴「もうお手上げね、しょうがないから医者に連れていくことにしたわ」
美琴「やっほー、初春さんに佐天さん」
美琴「・・・黒子はいないよね?」
初春「はい、調度良かったので白井さんに溜まってたお仕事全部押し付けてきました!」
美琴「ってことは当分こっちにはこれないわね、ならいいわ」
佐天(ちょっと白井さんが可哀相だなー)
佐天「どうですか御坂さん、あの後進展ありました?」
美琴「黒子が調達してた材料から薬効調べたんだけど、惚れ薬っていうかただの媚薬だったわ、成分がだいぶ怪しかったけど」
初春「私も調べてみましたけど、御坂さんと同じ媚薬みたいでした」
美琴「だよねー、なら普通は薬効成分は勝手に消えるはずなんだけど・・・」
初春「白井さんが元に戻る気配は全然ありませんね」
美琴「解毒剤っぽいのを試してみても、やっぱり変わらなかったし・・・」
佐天「結局駄目ってこと?」
美琴「もうお手上げね、しょうがないから医者に連れていくことにしたわ」
初春「それで、どこのお医者さんに見せるんですか?」
美琴「冥土返しって医者のところ、腕は確からしいし」
初春「そうみたいですね、白井さんのお仕事が終わったら行きましょう」
佐天「それで本当に元に戻るのかな?」
美琴「元に戻ってくれないと困るの!」
-------------------------
冥土返し「検査は終わったよ」
美琴「黒子のどこがおかしいか分かりました?」
冥土返し「これを見てくれ」スッ
美琴「カルテ・・・?」
冥土返し(・・・ふむ、反応なしか)
冥土返し「能力も体調も、本人の意志もハッキリしておる、異常は無いよ」
美琴「冥土返しって医者のところ、腕は確からしいし」
初春「そうみたいですね、白井さんのお仕事が終わったら行きましょう」
佐天「それで本当に元に戻るのかな?」
美琴「元に戻ってくれないと困るの!」
-------------------------
冥土返し「検査は終わったよ」
美琴「黒子のどこがおかしいか分かりました?」
冥土返し「これを見てくれ」スッ
美琴「カルテ・・・?」
冥土返し(・・・ふむ、反応なしか)
冥土返し「能力も体調も、本人の意志もハッキリしておる、異常は無いよ」
美琴「おかしいことが無いわけ無いんです! 絶対にどこかおかしいんです!!」
冥土返し「しかし体のどこにも異常はないからなぁ・・・、さすがの私でも異常がない患者を直す方法は分からんよ」
冥土返し「後一ヶ月様子を見てごらん、そのうちひょっこり元に戻るから」
美琴「本当ですか」
冥土返し「ああ、本当さ」
美琴「・・・分かりました、ありがとうございます」
ガチャン
初春「御坂さん、どうでした」
美琴「・・・異常なしだってさ」
初春「そ、そんなぁ~」
佐天「要するにお手上げ?」
美琴「・・・一ヶ月様子を見ろだってさ」
初春「い、一ヶ月もあんな調子だったら私調子が狂っちゃいますっ!」
冥土返し「しかし体のどこにも異常はないからなぁ・・・、さすがの私でも異常がない患者を直す方法は分からんよ」
冥土返し「後一ヶ月様子を見てごらん、そのうちひょっこり元に戻るから」
美琴「本当ですか」
冥土返し「ああ、本当さ」
美琴「・・・分かりました、ありがとうございます」
ガチャン
初春「御坂さん、どうでした」
美琴「・・・異常なしだってさ」
初春「そ、そんなぁ~」
佐天「要するにお手上げ?」
美琴「・・・一ヶ月様子を見ろだってさ」
初春「い、一ヶ月もあんな調子だったら私調子が狂っちゃいますっ!」
黒子「分かりましたでしょう?私はただ自分の恥ずかしいところを直しただけですの」
美琴「はぁ・・・分かった分かった」
初春「ううっ、こんなはずじゃ・・・」
黒子「それより初春、先程固法先輩から応援の要請がきましたのよ、至急応援に向かいますわ!」
初春「わ、分かりました!」
黒子「テレポートで一気に向かいますわ」シュン
佐天「・・・これなら別に元に戻らなくてもいいんじゃないですか?」
美琴「いや、でもやっぱ違和感あるし・・・、慣れたらいざ元に戻ったとき怖いっていうか・・・」
美琴「はぁ・・・分かった分かった」
初春「ううっ、こんなはずじゃ・・・」
黒子「それより初春、先程固法先輩から応援の要請がきましたのよ、至急応援に向かいますわ!」
初春「わ、分かりました!」
黒子「テレポートで一気に向かいますわ」シュン
佐天「・・・これなら別に元に戻らなくてもいいんじゃないですか?」
美琴「いや、でもやっぱ違和感あるし・・・、慣れたらいざ元に戻ったとき怖いっていうか・・・」
------------
シュン
黒子「到着しましたわ」
固法「随分早かったわね、白井さんに初春さん」
黒子「いえいえ、ジャッジメントなら当然ですの」
固法「引ったくりが複数人、能力は無いみたいだけど足が早いから気をつけて」
黒子「分かりましたわ、私の能力の見せどころですの」
固法「初春さんはここから白井さんに引ったくり犯の逃走経路を伝えて、私も初春さんのサポートに回るわ」
初春「分かりました!」
黒子「それじゃあ、行って参りますわね」シュン
固法「・・・」
初春「どうしました、固法先輩?」
固法「最近の白井さんって何か妙に良い子じゃない、何かあったの?」
初春「・・・・・・色々深い事情があるんです」
シュン
黒子「到着しましたわ」
固法「随分早かったわね、白井さんに初春さん」
黒子「いえいえ、ジャッジメントなら当然ですの」
固法「引ったくりが複数人、能力は無いみたいだけど足が早いから気をつけて」
黒子「分かりましたわ、私の能力の見せどころですの」
固法「初春さんはここから白井さんに引ったくり犯の逃走経路を伝えて、私も初春さんのサポートに回るわ」
初春「分かりました!」
黒子「それじゃあ、行って参りますわね」シュン
固法「・・・」
初春「どうしました、固法先輩?」
固法「最近の白井さんって何か妙に良い子じゃない、何かあったの?」
初春「・・・・・・色々深い事情があるんです」
------------
黒子「ジャッジメントですの! 大人しく止まりなさい!」
引ったくり「止まれと言われて大人しく止まるかよっ! このまま轢き殺してやるぜ!」ブロロロー
黒子「生憎ですがお断りですのよ」ヒュッ
引ったくり「うわっ!? 何かにぶつか・・・」ガツッ
引ったくり「うぎゃあっ!?」
黒子「タイヤに穴を空けましたの、これでもう逃走はできませんのよ?」
引ったくり「ち、畜生ッ!!!」ダッ
黒子「いい加減諦めなさい! あなた以外は全て捕まりましたのよ!」
引ったくり「こんな所で捕まってたまるかってんだよ! ・・・うわっ!?」
黒子「私の能力から逃げるのは不可能ですのよ、いい加減・・・」シュン
引ったくり「畜生、そこをどきやがれ!」ガッ
黒子「きゃん!?」
引ったくり「へへへ・・・粋がってても結局ただのガキじゃねえか」
黒子「痛ぅっ・・・」
引ったくり「オラッ!」ガツッ
黒子「きゃん!」
引ったくり「てめぇらのせいで俺たちの計画が台無しだ・・・」
黒子「わ、悪いことをするほうが」
引ったくり「うるせぇ!!!」
黒子「・・・っ!?」ビクン
引ったくり「このままじゃ収まりがつかねぇからな、悪いが好き放題させてもらうぜ?」
黒子「い、嫌っ!?」
引ったくり「うへへへ・・・」ワキワキワキ
上条「はい、そこまでー」ガシッ
引ったくり「何っ!?」
上条「私の鞄を突如引ったくって不幸にしてくれた上、あげく小さな女の子に暴行ですか・・・」
黒子「痛ぅっ・・・」
引ったくり「オラッ!」ガツッ
黒子「きゃん!」
引ったくり「てめぇらのせいで俺たちの計画が台無しだ・・・」
黒子「わ、悪いことをするほうが」
引ったくり「うるせぇ!!!」
黒子「・・・っ!?」ビクン
引ったくり「このままじゃ収まりがつかねぇからな、悪いが好き放題させてもらうぜ?」
黒子「い、嫌っ!?」
引ったくり「うへへへ・・・」ワキワキワキ
上条「はい、そこまでー」ガシッ
引ったくり「何っ!?」
上条「私の鞄を突如引ったくって不幸にしてくれた上、あげく小さな女の子に暴行ですか・・・」
上条「ふざけるのも大概にしろ!」バキッ
引ったくり「ぎゃあっ!?」ゴロゴロゴロ
上条「人のものを取ったら泥棒って学校で教わらなかったのかよテメェはよっ!」バギャッ
引ったくり「ぐぎゃっ!?うげっ!?」
上条「挙句こんなか弱い女の子まで襲って、恥ってものがないのか恥をっ!」ドガッ
引ったくり「・・・」
上条「ありゃ、気絶しちゃったか」
上条「それじゃあジャッジメントと警備員に通報してと・・・」
黒子「あ、ありがとうございますの」
上条「いやいや、例なんていいから、俺は取られた鞄を取替したかっただ・・・」
黒子「・・・?どうかしましたの?」
上条(この制服って、ビリビリんとこのだよな)
上条(しかも、ジャッジメントときた・・・)
上条(逃げる、これ以上不幸に無る前に逃げる)
引ったくり「ぎゃあっ!?」ゴロゴロゴロ
上条「人のものを取ったら泥棒って学校で教わらなかったのかよテメェはよっ!」バギャッ
引ったくり「ぐぎゃっ!?うげっ!?」
上条「挙句こんなか弱い女の子まで襲って、恥ってものがないのか恥をっ!」ドガッ
引ったくり「・・・」
上条「ありゃ、気絶しちゃったか」
上条「それじゃあジャッジメントと警備員に通報してと・・・」
黒子「あ、ありがとうございますの」
上条「いやいや、例なんていいから、俺は取られた鞄を取替したかっただ・・・」
黒子「・・・?どうかしましたの?」
上条(この制服って、ビリビリんとこのだよな)
上条(しかも、ジャッジメントときた・・・)
上条(逃げる、これ以上不幸に無る前に逃げる)
上条「じゃ、用はもう済んだから後は君に任せたっ!」ダダッ
黒子「ちょ・・・待ってくださいませ!」
上条「悪いんですが上条さんは急ぎの用事があるんですー!」
黒子「・・・せめてお礼の言葉ぐらい言いたかったのに・・・」
黒子「上条さん・・・ですか・・・」
黒子「格好良かった・・・ですの」
初春「白井さーん!」
固法「白井さん、大丈夫?」
黒子「はい、この通りですの」
引ったくり「・・・」
固法「流石白井さんね」
初春「あっ、白井さん大丈夫ですか?」
黒子「ちょっと不覚を取ってしまいましたけど・・・」
初春「けど?」
黒子「素敵な殿方が私のことを助けてくださったんですの」
黒子「ちょ・・・待ってくださいませ!」
上条「悪いんですが上条さんは急ぎの用事があるんですー!」
黒子「・・・せめてお礼の言葉ぐらい言いたかったのに・・・」
黒子「上条さん・・・ですか・・・」
黒子「格好良かった・・・ですの」
初春「白井さーん!」
固法「白井さん、大丈夫?」
黒子「はい、この通りですの」
引ったくり「・・・」
固法「流石白井さんね」
初春「あっ、白井さん大丈夫ですか?」
黒子「ちょっと不覚を取ってしまいましたけど・・・」
初春「けど?」
黒子「素敵な殿方が私のことを助けてくださったんですの」
>>44
そげぶ
そげぶ
/ヽ ,. . .-‐…‐- . .
{_/)'⌒ヽ: : : : : : : : : 〉`: 、
{>:´∧;;;;;/. : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : /;;;;;;Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : .___
. /: : : :/丁⌒: : :∧ : : /: /` }: : : : : :ハ;;;;;;}
/: : : :/: : :{: : 八: :{:>x/| / |:i : : :}: : : };;;∧
. /: : :/} : : :八Y⌒jY´んハ从 从-‐ノ: : :/Y: : :.
/: : / /: :/: : : V(. 弋ツ 心Yイ : ∧ノ: : ハ
!: : :!//i: : : : : 个i '''' , {ツ /彡く: ハ: : : :i
}: : :ヽ / : : : i: :´{入 _ /: : : ∧: i i: : : | 支援ですの!
〃. : : : ∨: : : :/l: :/⌒ヽ、 ` イ: : : :/ }: リ: : :ノ
: : :/\: : V : /ノ:/ VT爪_八: : : { 彡. : イ{
: :( /: \:} /: :/{ rv\j { >‐=ミー=彡ヘ: ヽ
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初春「ほぇー」
固法「あらら、白井さんにしては珍しいわね」
黒子「黒子、不覚でしたわ・・・」
固法「まっ、引ったくりは全員捕まったんだし良しとしましょう!」
黒子「すみません、固法先輩」
固法「いいのいいの、それじゃあ警備員への引渡しを早く済ませて帰りましょ」
黒子「はい、分かりましたですの」
固法「あらら、白井さんにしては珍しいわね」
黒子「黒子、不覚でしたわ・・・」
固法「まっ、引ったくりは全員捕まったんだし良しとしましょう!」
黒子「すみません、固法先輩」
固法「いいのいいの、それじゃあ警備員への引渡しを早く済ませて帰りましょ」
黒子「はい、分かりましたですの」
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