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    元スレ美琴「なんで死んじゃったのよ・・・ バカ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - アイテム + - 一方通行 + - 吹寄 + - 美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    52 :


    ?(゚д゚?) 

    53 = 14 :

    「結局、今この場で楽にしてあげるのが1番なんだって」

    そういったのは金髪碧眼の少女
    少女は銃やナイフを武装している男達の一人を何度も壁に顔面を楽しそうに打ち付けながら

    「その通りとは超言わないですが、私達がやらなくても他にも超こいつらを始末したい組織がいるってのは超事実ですよ?」

    そういったのはふわふわした大きめなセーターみたいなワンピースにみを包んだ12才ぐらいの女の子だ
    彼女もまた2メートルはありだろう大男を拳一つで10メートルはぶっ飛ばしていた


    仕事の内容はごくごく簡単なもの

    『とある倉庫で取引があるから潰してね☆超瞬殺でヨロシク!』

    結局、美琴は最後まで人を殺さなかった
    取引につかわれたであろうアタッシュケースを抱えたまま
    絹旗最愛とフレンダの無双乱舞をただ茫然と眺めていた

    54 = 28 :

    キマシタワァ

    55 = 14 :

    キャンピングカーに帰るとテーブルにうだーっと伏せていた滝壺がまだ眠そうに起き上がる

    「おつかれさま、どうだったの?」

    「超楽勝です、浜面浜面、『おかたづけ』班に超連絡ろしく、それと超おなか減りましたどっかファミレスに寄ってください」

    へいへい、と浜面というらしき男のやる気のなさそうな声が運転席から聞こえてくる
    彼はこの『アイテム』の下部組織、はやいところがパシリにあたる人物
    なんとなく雰囲気があの不幸な少年に似ているような気がしないでもない
    そんな事を考えていた美琴だが

    『おーっす終わったかね?お疲れさーん』

    唐突にモニタから声が流れてきた

    57 :

    ビリビリ×浜面展開になるのは簡便な!

    58 = 14 :

    『さすが仕事がはやいわねーお姉さんも鼻が高いわー』

    「で、超何か用なんですか?」

    椅子の上で体育座りという際どい恰好でなにやら映画のパンフレットを熟読しながら絹旗が答えた
    『別に?ただ超電磁砲ちゃんの初陣だったからどうだったかなーと』

    バサバサッと絹旗の持っていたパンフレットが床に落ちた

    「れ、超電磁砲?あなたがですか?」

    『あれ知らない?通達した筈なんだけ…ってまた読んでなかったんかい!!』

    「うわーお嬢様学校の常盤台の制服だから変だと思ってたのよね…」

    急に話題が自分の事になってしまい美琴は慌てる

    「み、御坂美琴です…はい」

    ほえーっと身を乗り出して美琴の隅から隅まで眺めまわす絹旗とフレンダ
    隣でぐったりしてる滝壺でさえ頬をテーブルにつけたまま目だけは美琴の顔へ向いている

    59 :

    『まー、これでますます仕事が楽になるってことで!お疲れさーん』

    そういい残し通信はそこで途絶えた



    「結局、さっきはとんだ役立たずが入ったもんだと思ってたけど」

    「これで仕事も超はかどりますし、私達の身の安全度も超たかまるってもんですね」

    「…みさかの入隊を祝して」

    「「「(超)かんぱーい!」」」

    愉快な声が深夜のファミレスに響き渡る
    この辺はいくら闇組織の構成員といっても女の子なんだなあと
    運転手あらためドリンクバー往復係の浜面は両手にそれぞれちがう飲み物を手に歩いてきた

    一方、本日の主役の美琴はというと

    62 = 59 :

    メニュー表をながめる少女たちを横目に

    あるものに目を奪われていた

    お子様セット限定!ゲコ太マグカップ!

    と、でかでかと書かれたPOPだった


    「まさかとは思うんですが…」

    「はっ!」

    「御坂さんそのマグカップが超欲しいんですか…?」

    「い、いやそんな訳っ…ないじゃないこんなガキっぽいもの」

    ガチャン!と一斉にたちあがる絹旗、フレンダ、滝壺 の三人は

    「「「ゲコ太をなめるな!」」」

    と激昂した

    63 = 59 :

    すっかり意気投合した『アイテム』の四人は
    その後もガールズトークに花をさかせ
    気付けばもううっすら明るくなってきていた

    浜面という男は向かいの席で隣の滝壺に寄り掛かって寝ていた
    滝壺は滝壺でとっくに熟睡していたので気付かない
    そして隣の絹旗は滝壺ごしに浜面の髪を鷲づかみにしながら
    耳もとで何かを囁いた
    瞬間、浜面は汗をダラダラながしながら伝票を握りしめレジへはしっていった

    「まったく、油断も隙も超ありませんね、滝壺さん超帰る時間ですよ起きて下さい」

    そう言いながら滝壺を優しくゆする


    美琴はそんな様子をみて笑っていた
    自分でも気付かないほどうっすらと
    優しく微笑んでいた

    64 = 59 :

    それから一ヶ月程の月日が流れていた

    相変わらず御坂は学校には通わないものの
    未だに寮に住んでいる
    一応組織が自由につかえる仮眠室なるものがあるにはあるが
    何故だか使う気にはなれなかった
    まだ表の世界に未練があるのかもしれない、と彼女はなんとなく思った

    ルームメイトの白井はもう学校に行っていて部屋には誰もいない
    もう最近はまともに会話すらしていない後輩のことを思い浮かべながら
    美琴はベッドへ横になっていた


    そんな時、携帯にみしらぬ番号からの着信があった

    67 = 59 :

    そろそろだと思って手に持っていた携帯を耳み当てる

    『あと、二、三分ほどで車がつくから!遅刻は許さないんだからね』

    それだけ言うと通話が切れた
    準備と言っても特に何もない
    必要な物はなんでも下部組織の連中が揃えてくれる
    必要であれば武器なども簡単に揃うが
    学園都市に7人しかいない超能力者
    その中でも第三位の実力を誇る彼女には必要なかった

    そう、彼女が人を殺すには必要なかった

    68 = 59 :

    今回はキャンピングカーではなく
    黒塗りのワゴンだった
    スライド式のドアをあけるといつものメンバーが揃っていた

    今日の仕事はいつもとは違う様だった
    内容自体は『単に殺す系』で簡単な筈なのだが
    今回は殺すべき目標が『アイテム』と同じ機密レベルの組織だ

    美琴は他にも自分達のような組織がたくさんあると聞かされてはいたが
    実際に会うのは、もとい殺し合うのはこれが初めてだった

    69 = 59 :

    「結局、どうして『スクール』のクソ野郎共はわざわざ新しいスナイパーを雇ってまで親船を暗殺したかったんだろーね」

    親船とは学園都市統括理事会のメンバーの一人だ
    『スクール』の手によって狙撃されたが実際には失敗したらしい
    「『スクール』とはまた別の組織が暗躍している」
    との追加情報が美琴の携帯にも回ってきていた


    「さあ、超クソ野郎の考える事なんて超くだらないに決まってます」

    「はまづら、あそこは右じゃなくて左だったよ」

    「うおいっ!だったよじゃねーだろ!早く言え馬鹿!」


    特に緊張感のかけらもない車内は
    今日も血みどろの戦場へ向かう

    70 = 59 :

    今ワゴンが向かっているのはとある研究所
    「任務はそこにある大事なモンを『スクール』の豚野郎どもに取られちゃダメよ!」だった


    「で、大事な物って?」

    美琴が誰に向かってでもなく聞くと

    「んー、なんて説明すれば超わかりやすいですかねー、とにかくピンセットって呼ばれてる手袋みたいなもんらしいです」

    「なんつーアバウトな…」

    美琴が半ば呆れつついると

    「あ!そうそう御坂さん、スクール(あちらさん)のレベル5は超お任せします」

    「へ?」

    71 = 59 :

    限界です寝ます
    のこってたら明日の昼ごろ書きます

    78 :

    これは…

    79 :

    ほしゅ
    大量の水がない陸上じゃ美琴は羽生やしてマッハで動くことができないのに、どうやって本気出すだけで羽生えるていとくんと戦うんだ・・・

    82 :

    >>79
    レールガンで狙い撃ち☆

    83 :

    >>82
    美琴レーダーで動きを察知して照準合わせとか極悪だな

    ほしゅ

    85 :

    上条さんが死ぬと☆の計画が狂うから
    実はサイボーグ化して生きてるんだろ

    86 :

    >>85

    右腕のみのこしておく

    87 :

    上条さんの右腕だけ引きちぎって相手に投げつけると効果あるの?

    89 = 59 :

    美琴が実際に会った事のある超能力者は二人
    一人は同じ常盤台の女王として君臨している第五位『心理掌握』
    もう一人はあの忌ま忌ましい第一位『一方通行』

    最初は自分の雷撃にも平気で堪える上条も同じ超能力者だとおもった事もあったが
    違う、彼は無能力者と言っていた


    「結局、今まであいつらを何度も潰そうとしてて失敗してんのは」

    「あのクソ野郎共の超親玉に第二位の超クソ野郎がいるから、ですよ」


    第二位、第三位の美琴より格上の存在
    美琴は自分の体が震えている事に気付いた
    恐ろしいから、ではなく
    これから第一位を殺す自分にとって第二位は絶好の獲物
    全力をだしてぶつかる事ができる的

    「やってやろうじゃない…」

    『アイテム』の四人はワゴンを降りて、研究所へ向かう

    90 :

    きたあ

    91 = 59 :

    浜面は研究所近くの道の脇に停めてあるワゴンの中でぼんやりと窓の外を眺めていた

    「御坂美琴ね…うわあ、さすがレベル5…全開だな」

    研究所の屋根から青白い閃光が走り
    おくれて雷鳴のよいな轟音が響く

    「うわー引くわー、まるで災害だな、ありゃさすがの第二位さんもやばいんじゃねーの?」

    無能力者の浜面にはレベル5同士の戦闘がどんな物か想像がつかない
    レベル4の戦闘を何度も見ているのに想像すら付かないほどレベル5とは強力すぎた

    92 = 59 :

    「結局、御坂一人で十二分なんじゃない?」

    「超寝言いってないで『ピンセット』を超回収しに行きますよ」

    絹旗、フレンダ、滝壺の三人は一人で『スクール』のメンバー全員を相手にしている美琴を尻目にさらに奥へ向かう

    「結局、第二位はいなかったし、こりゃ今回は圧勝だって」

    「確かに超いないに越したことはないですが…超どうしました?滝壺さん」

    滝壺が急に立ち止まる
    彼女の能力は『能力追跡』
    AIM拡散力場に干渉して、例え太陽系の外にいても特定の能力者の位置を性格に把握する
    逆に言えばこちらに向かってくるモノにも気付く
    滝壺はポケットからシャーペンの芯入れのようなケースを取出し中に入っているもの少量舐めた

    「北東の方角から信号が来てる…この反応は『未元物質』」

    絹旗、フレンダが示された方角に体を向けた
    瞬間、壁がゴバァッと音をたてて砕けた

    93 = 59 :

    美琴は今までの一ヶ月間ですでに両手で数えられない程の人間を殺していた

    最初はたまたまだった
    殺すのは『一方通行』ただ一人
    無関係の人間はたとえどんな残酷な人間であっても
    殺すつもりはなかった

    あの不幸な少年がそうだったように
    上条当麻がそうしなかったように

    そのつもりだった
    たが、それは強い人間にしかできないことだった
    もういい、と彼女は思った

    (あいつを殺すためならなんでもやってやる)

    頭に土星のような機械の輪をつけている同い年ぐらいの少年の手の動きに合わせて
    何本もの鉄骨が飛んでくる

    美琴はポケットの中の物を握りしめる

    (なんだってやってやるのよ…)

    94 = 59 :

    数秒の出来事だった

    「ぐ…がはっ…」

    土星のようなゴーグルを付けた少年は宙に浮かんでいた
    ドチャアッという生々しい音と共に少年だった塊は床へ落ちる


    飛んできた鉄骨、それを美琴は磁力で操り
    空中でレールのような形に並べた
    膨大な電気を帯びた二本の鉄のレール
    その間には強力な磁場が発生している

    あとは簡単だった、ポケットの中に入っていたどこにでもあるゲームセンターのコイン

    音速の三倍で打ち出されたそれは少年の胸から下、膝から上の肉を
    消失させた

    95 :

    えげつないな…

    96 = 79 :

    聖人と互角の美琴が殺すのに抵抗なくなったら本当に麦野の立場がなくなるじゃねえかw

    97 = 95 :

    >>96
    美琴って聖人と戦ったことあったっけ?

    98 = 59 :

    「おっとと、超電磁砲はいねーのかセーフ」

    破壊された壁から出てきたのは学園都市第二位、垣根帝督

    「ちっ…『未元物質』!」

    「あん?おいおいちゃんと名前で呼べよ俺には垣根帝督っつう…おいいきなりか」

    絹旗は壁に右手を添え、そのまま握る
    豆腐のように崩れた壁のかけらを垣根へ向かって投げ付ける
    ガアンッと鉄と鉄がぶつかったような音が弾ける

    「痛ってーな、そしてムカついた。まずはてめえから殺してやる」

    「全然痛そうには超見えませんが」

    ゆらりゆらりと近づいてくる垣根
    実力差は明らかだった
    絹旗は先程掴んだ壁の辺りをもう一度、今度は殴った

    「二人ともそこから超逃げてください!滝壺さんがいれば超逃げ切れる筈です」

    コク、と頷いたフレンダはぼーっとしている滝壺を脇に抱えて壁の穴の奥へ走り出す

    「あらら、わかってんじゃん『窒素装甲』…あのストーカー女がてめえらの核だってこと」

    第二位と正面からぶつかるのはこれが初めてだった。実力差は明らか

    (でも、私だけは逃げるわけには超いきません!)

    99 = 59 :

    「もう終わりか?つまんねーな」

    「…くっ」

    (やっぱり超勝てる筈ありませんか
    結構全力だしたんですが…)

    (滝壺さんさえ、生きていれば『アイテム』は超機能します)

    (私やフレンダみたいな能力者は超腐る程いますから…)

    「ぐっ…かはっ」

    絹旗は立ち上がる

    「あん?まだやんのか?別にいいが…次は殺すぞ?」

    彼の言っている事は事実だ
    いま絹旗が呼吸をし立ち上がっているのも、彼の気まぐれに過ぎない
    「次は殺す」これも気まぐれ
    垣根帝督の背中に六枚の羽のような物が見えた


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