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元スレ佐天「上条さん、か……クリスマスはどうするんだろ?」
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これ先に前作みるべきだな
マフラー手編みだったとか美琴カワイソス
マフラー手編みだったとか美琴カワイソス
>>1
の前作ってどうやって見ればいいんだ?
の前作ってどうやって見ればいいんだ?
同じクリスマスネタの禁書SSスレなのに、ビリビリスレよりこっちを開いてしまった……
佐天さんかわいいよ
佐天さんかわいいよ
……………
12月23日
天気・晴れ
降水確率20%
………………
佐天「…と、いうわけで」
佐天「晴れてクリスマスの予定をゲットしたわけよ!」
初春「イェーイ!」パチパチパチパチ
佐天「はっはっはっは!昨日までのヘタレな私、さようならー!」
初春「オーイェーイ!…あ、でも結局、上条さんから誘われたんですよね?」
佐天「うっ…まぁ、結果的にはそうだけど…。細かいことはよいのだよ初春くん!!」
初春「はい!佐天隊長!結果が全てでありますね!」
12月23日
天気・晴れ
降水確率20%
………………
佐天「…と、いうわけで」
佐天「晴れてクリスマスの予定をゲットしたわけよ!」
初春「イェーイ!」パチパチパチパチ
佐天「はっはっはっは!昨日までのヘタレな私、さようならー!」
初春「オーイェーイ!…あ、でも結局、上条さんから誘われたんですよね?」
佐天「うっ…まぁ、結果的にはそうだけど…。細かいことはよいのだよ初春くん!!」
初春「はい!佐天隊長!結果が全てでありますね!」
佐天「うむ!これも我々の日々の努力の成果と言えよう!」
初春「はい!番号を押そうとする度に震える手とはこれでさよならですね!」
佐天「まだ誘ってもいないのに頭の中で幸せなクリスマスを妄想するのも終わりだ!」
初春「電話ができないからって手紙をポストに投函しようとしなくて済みますね!」
佐天「テストの答案に上条さんの電話番号を書いてしまうこともない!」
初春「えっ…マジですか?」
佐天「…うん、マジ」
初春「………」
佐天「………」
初春「…と、とにかく、おめでとうございまーす」
佐天「う、うん、あの、頑張る…」
初春「まぁ、楽しいクリスマスにしてください。応援してますよっ」
佐天「…ありがと、初春」
初春「いえいえ。ま、本番はこれからですけどね!」
佐天「うん!そうだ…何かイベントとかやってないか調べこっ!」
初春「あはは…」
佐天「…♪」
初春「……それにしてもまぁ、なんというか…」
佐天「…?」
初春「……うぅ……」
佐天「…えっ!?なんで泣き出すの?」
初春「…いや、応援するって言っといてアレですが、自分の身近な友達が彼氏とクリスマス過ごすってなると、やはり少し憂鬱になります……うぅ…」
佐天「…あ…えと…」
初春「…まぁ、佐天さんと上条さんが楽しい時間を過ごしてる間、私は一人でこたつに入ってみかんでも食べてますよ…」
佐天「えっ…あの、えーっと、その…ごめん…」
初春「いや、別にいいですよ。…どうせ私には一緒に過ごしてくれる男の人なんていないんですから……うっ…」
佐天「いや、えーっと……う、初春なら大丈夫だって!きっとすぐいい人見つかるって!」
初春「いい人って…どんな人ですか?」
佐天「えーっと……や、優しくて…頼りになるようなそんな人が…」
初春「そんな人、周りにいませんよぅ!それに、私には見向きもしないですよぉ!」
佐天「いや、でも、ほら、初春…可愛いしさぁ」
初春「…佐天さんよりもですか?」
佐天「…えっ?…あ、えっと、うん!もちろん!初春の方が可愛いよ!」
初春「…じゃあ、上条さんを私に譲ってくださいますか?」
佐天「それはダメ!」
初春「早っ!いや、冗談ですよ冗談」
佐天「ガルルルッ」
初春「あははは……す、すみません。…あ、そうだ!」
佐天「…なに?」
初春「そういえば佐天さん、クリスマスプレゼントはもう買ってますよね?」
佐天「………」
初春「え………?」
佐天「………」
初春「明日…イブなんですけど…?」
佐天「………」
初春「あ、一緒に買いにいこうと思ってるとか?」
佐天「………え?」
初春「…ダメだこりゃ」
佐天「な、なんだよ、うるさいなぁ…」
初春「はぁ……ていうか佐天さん。もしかしてプレゼントのこと忘れてませんでした?」
佐天「…!…わ、忘れて……ない…」
初春「一緒に過ごせるっていうので舞い上がってて忘れてたわけですか…」
佐天「そっ、そんなこと!…な、ない……という可能性もなきにしもあらず…」
初春「わけわかんないですよそれ」
佐天「いや、で、でも、まだ今日買いに行っても…間に合うよね?」
初春「そりゃあ、今日買えば間に合いますけど…」
佐天「…じ、じゃあ問題無いじゃん!大丈夫大丈夫!」
初春「いや、ですから、今日買えたらですよ?」
佐天「え?いや、だから、買いに行けばいいんでしょ?今日」
初春「…本当に買えるんですか?上条さんへのプレゼント」
佐天「だから何よさっきから!」
初春「いや、佐天さんのことですから…上条さんへのプレゼント、何にするか決めてないんじゃないかと」
佐天「…………」
初春「…マジ…ですか…」
佐天「いいいいや、大丈夫よ!何件かお店回っていったら絶対何かあるって!」
初春「…ホントですかぁ~?」
佐天「…うっ…」
初春「…ああ、見えます。見えますよぉ~。いつまで経ってもプレゼントが決まらずに夜遅くまでお店を渡り歩いてる佐天さんが…!!」
佐天「…うぅ…」
初春「…次の日も、またその次の日も探しに行きますが、未だにプレゼントが決まりません…」
佐天「…あぁ…」
初春「…そして」
初春「何も買えないまま彼と過ごすクリスマスが来てしまったぁぁぁあ!!!」
佐天「きゃああああ!!」
初春「…と、いうように。そんな事態になりかねないんじゃないかと、私は危惧しているんです」
佐天「……うわぁ……」
初春「まぁ、なんでしたら上条さんに何が欲しいか聞いてみたらどうですか?」
佐天「そ、それは…ダメ!なんか…サプライズ的な何かじゃないと…!」
初春「…そんな余裕かましてる時なんですか…?」
佐天「…うぅ…で、でも…」
初春「それじゃあもう、当日にお互いのプレゼントを一緒に買いに行くとか!普通にありだと思いますけど?」
佐天「で、でも…もう上条さんが既にプレゼントを用意してたら…?」
初春「ですから、そうならないように連絡しておけばいいじゃないですか」
佐天「…む、無理。なんか、恥ずかしい」
初春「わぁ~、めんどくさいです~この人ぉ~」
佐天「………」ムシリッ
初春「すみません、黙って花をむしるのやめてもらえますか!?」
佐天「…なんか初春の花をむしってると落ち着く」
初春「ダメだこの人。早くなんとかしないと私の花が危ない」
佐天「ダメダメ言うなぁ!私だって…昨日は勇気出して電話したし…」
初春「いや、だから、それが普通なんですよ」
佐天「…ふっ、普通の恋愛に興味はありません!」
初春「(プルルル)…あ、上条さんですか?初春です。はい、なんか佐天さんクリスマスは予定があるそうなので上条さんとは過ごせな…」
佐天「初春ー!!私が悪かったー!!それだけはやめてー!!」
初春「…はぁ。いやまぁ冗談ですけど」
佐天「…はぁ…はぁ…。もう…」
初春「…とにかく、どうするんですか?」
佐天「…プレゼント、買いに行く…」
初春「そうですか。まぁ、早めに決まることをお祈りします」
佐天「…うん」
初春「ふふっ…それじゃあ、ご健闘を」
佐天「…あ、あのさっ」
初春「はい?」
佐天「…初春も一緒に買い物付いてきてくれない?」
初春「ああ、別に良い……」
『―…明日も来てくれないかな?…―』
初春「あっ……」
佐天「?」
初春「…すみません佐天さん。ちょっと私、今日は用事があるんです」
佐天「用事?」
初春「まぁ、仕事なんですけどね。白井さんに任されているんです」
佐天「へぇ、そうなんだ。」
初春「はい、そういわけで、すみません」
佐天「ううん。…まぁ、ちょっと心細いけど、自分で頑張ってみる!」
初春「ふふっ、その意気です!ファイト佐天さん!」
佐天「おう!」
プレゼントかぁ……
上条さん、何を買ったら喜んでくれるんだろう…
…とにかく
探しにいこう!
…
……
―夕方―
帰宅時
黒子「…はぁ」
御坂「…?どうしたのよ黒子」
黒子「…いえいえ、ちょっと…」
御坂「…なんかあんたが元気ないと調子狂うわね」
黒子「……うっ…うぅ…」
御坂「…えっ?」
黒子「……おねぇぇさまぁああ!!」ガバッ
御坂「うわっ、ちょっ、こんなとこで抱き付くな!」
―夕方―
帰宅時
黒子「…はぁ」
御坂「…?どうしたのよ黒子」
黒子「…いえいえ、ちょっと…」
御坂「…なんかあんたが元気ないと調子狂うわね」
黒子「……うっ…うぅ…」
御坂「…えっ?」
黒子「……おねぇぇさまぁああ!!」ガバッ
御坂「うわっ、ちょっ、こんなとこで抱き付くな!」
黒子「うぅ…黒子は…黒子は…」
御坂「…はぁ。一体どうしたっていうのよ?」
黒子「…黒子は…悲しいのでございます」
御坂「だから、どうしたのよ?」
黒子「…うっ…お姉さま…いいですか?」
御坂「何がよ?」
黒子「……世は……」
黒子「…年に一度の…」
黒子「大イベントを迎えようとしていますの!」
御坂「…大イベント?…ああ、クリスマスのこと?」
黒子「そうでございます!恋人達が歓喜に満ち溢れるイベント、クリスマス!!」
御坂「いや、そんな強調しなくても…」
黒子「そんな…そんな……私たちのためにあるようなイベントの日に……」
黒子「…どうして仕事があるんですかぁぁああああああ!!!うわぁぁぁん!!」
御坂「…あー…えーっと…」
黒子「悲しい!悲しすぎますわお姉さま!年に一度しかないイベントなのに…愛しのお姉さまと一緒に過ごせないなんて……!!」
御坂「あー、よしよし。お仕事頑張ってねー」ナデナデ
黒子「…うぅ……運命は残酷ですわ…。このように二人の愛を引き裂こうとするなんて…!」
御坂「何言ってんのよ、まったく…。」
佐天「…あっ、御坂さんと白井さんだー!」
初春「あ、こんにちわー!」
黒子「あら、佐天さんと初春ではありませんの」
御坂「あ、やっほー」
佐天「こんにちわー!今帰りですか?」
御坂「うんっ、そんなとこ。佐天さん達は?」
佐天「私は帰るとこです。初春は仕事みたいですけど」
初春「あ、はい!…そうなんです……仕事で……」チラッ
御坂「…?」
黒子「そういえば、初春。昨日はどうでしたの?」
初春「え…」
黒子「ちゃんと調査できましたの?あのペットショッ…」
初春「わわわわぁーっと!!」
佐天「…?どうしたの初春」
御坂「…さぁ」
なんでヤンデレってこう胸が締め付けられてワクワクするんだろうなぁ
支援
支援
初春「いやいや別に何でもないですっ!ちゃ、ちゃんと調査はしてきましたよ!」
黒子「…?それで、何かわかりましたか?」
初春「…いやぁ、あの、それがまだ…ちょっとよくわかんなくて~」
黒子「…どっちなんですの?」
初春「と、とにかく、もう一度調査してから、また報告します!」
黒子「…はぁ。まぁ、いいですわ。しかし私はあの件の原因は近くにあるペットショッ…」
初春「ペットショーット!!ナイスショーット!!」
佐天「…初春、何言ってんの?」
御坂「さぁ…」
黒子「…ま、なんでもいいですが、私は今日も支部の方で仕事がございますので、何かあったら報告しますのよ初春?」
初春「あっ、は、はい!頑張りますー!」
佐天「それじゃあ、私はこれで!」
御坂「あ、じゃあ私も帰ろっかな」
黒子「おねぇさまぁ!帰ってしまわれますの…?」
御坂「…いや、そりゃ帰るわよ。特にやることもないしね」
黒子「うぅ…」
初春「…(や、やっぱり御坂さん、白井さんにも内緒にしてるんだぁ…)」
佐天「…?」
御坂「それじゃあ、またねー」
初春「あ、はい……また」
黒子「はぁ……。せめてクリスマスだけでも仕事が無ければ…」
佐天「クリスマスも仕事があるんですか?」
黒子「ええ…。もう、憂鬱の極みですわ…」
佐天「ははは…」
御坂「まだ言ってんのあんたは…。クリスマスぐらいでそんなに騒ぐんじゃないわよ」
御坂「……ね、佐天さん?」
佐天「えっ!?あ、えっと……そっ、そうですよね…」
…な、なんで私に、このタイミングで、その話題…!?
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