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元スレキョン「学園都市?」
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ハルヒ「来るなっ! 来るなっ!」
ハルヒが喋る度に、上条の足が止まるが、すぐに上条は再び走り出す。
上条は止まらない。
ハルヒ「炎! 水! 電気! 氷! 銃! 剣! 風!」
炎は右手で触れるだけで静まる。
水は右手で触れるだけで蒸発。
電気は右手に当たるだけで霧散。
氷は右手で触れるだけで砕ける。
銃は右手をかざすだけで届かない。
剣は右手で触れるだけで折れる。
風は右手で触れるだけで収まる。
上条は止まらない。
ハルヒ「うわあああああああああああああああああああ」
ハルヒはついに虫を生み出す。
だが、所詮は一匹。右手で軽く叩くように触れるだけで光になって消える。
上条さんは止まらない。
上条「まずはその幻想を――」
そうして上条さんは右手の拳をきつく構えて、
上条「――ぶち殺す!」
殴りつけた。
ハルヒが喋る度に、上条の足が止まるが、すぐに上条は再び走り出す。
上条は止まらない。
ハルヒ「炎! 水! 電気! 氷! 銃! 剣! 風!」
炎は右手で触れるだけで静まる。
水は右手で触れるだけで蒸発。
電気は右手に当たるだけで霧散。
氷は右手で触れるだけで砕ける。
銃は右手をかざすだけで届かない。
剣は右手で触れるだけで折れる。
風は右手で触れるだけで収まる。
上条は止まらない。
ハルヒ「うわあああああああああああああああああああ」
ハルヒはついに虫を生み出す。
だが、所詮は一匹。右手で軽く叩くように触れるだけで光になって消える。
上条さんは止まらない。
上条「まずはその幻想を――」
そうして上条さんは右手の拳をきつく構えて、
上条「――ぶち殺す!」
殴りつけた。
キョン「がっ――!」
だが、殴られたのは、俺だった。
上条さんの拳は俺の顎にクリーンヒット。俺は殴り倒される。
上条「え……?」
ハルヒ「え……?」
二人して、意外そうな顔をして、ぽかんとしてる。
キョン「っ痛ぇな……」
だから俺は顎をさすりながら起き上がった。
ハルヒ「キョン……アンタなんで……」
キョン「身体が勝手に動いちまったんだ、仕方ないだろ」
上条「いや、お前はさっき焼けて……」
二人は、特にハルヒは驚いて俺を見つめてる。
キョン「そんなこと――」
だからこそ、俺は自信たっぷりに言ってやる。
キョン「――コイツにできるわけなかったんだよ」
だが、殴られたのは、俺だった。
上条さんの拳は俺の顎にクリーンヒット。俺は殴り倒される。
上条「え……?」
ハルヒ「え……?」
二人して、意外そうな顔をして、ぽかんとしてる。
キョン「っ痛ぇな……」
だから俺は顎をさすりながら起き上がった。
ハルヒ「キョン……アンタなんで……」
キョン「身体が勝手に動いちまったんだ、仕方ないだろ」
上条「いや、お前はさっき焼けて……」
二人は、特にハルヒは驚いて俺を見つめてる。
キョン「そんなこと――」
だからこそ、俺は自信たっぷりに言ってやる。
キョン「――コイツにできるわけなかったんだよ」
俺はハルヒを庇うようにして、上条さんと相対する。
キョン「前々から違和感を感じてたんだよ。コイツの能力の使い方は明らかにおかしかった」
上条「どういうことだ?」
キョン「考えてみろ。御坂の時も、俺たちが虫に襲われてた時も、何故か回りくどかった。
答えは簡単、こいつは自分で人を手に掛ける決心がつけられなかったんだよ」
ハルヒ「う、嘘よ! 私は本気だったわ!」
キョン「本気じゃないだろ? 今さっき確信したよ。お前は俺を殴ろうとした時に、手を止めやがった。
殴ったら死ぬ、それがわかったから殴れなかったんだ。
今さっきの炎だってそうだ。あれを受けて俺が生きてるはずないだろ?
お前は俺が焼けて死ぬ姿を考えたくなかったんだ、考えられなかったんだよ」
ハルヒ「そ、そんなわけない! アンタがなんか変なトリック使ったんでしょ!」
キョン「残念ながらな、そんなもんが使えたらとっくに使ってるっての」
上条「ちょ、ちょっと待て! 美琴はこいつに殺されてるんだぞ!」
ハルヒ「そうよ、私は確かにあの子を心臓麻痺で殺したのよ!」
上条さんとハルヒは俺の説明に食いつくように反論する。
美琴「――だーれが、死んだって言うのよ?」
と、そこに御坂美琴の強気な声が響いた。
キョン「前々から違和感を感じてたんだよ。コイツの能力の使い方は明らかにおかしかった」
上条「どういうことだ?」
キョン「考えてみろ。御坂の時も、俺たちが虫に襲われてた時も、何故か回りくどかった。
答えは簡単、こいつは自分で人を手に掛ける決心がつけられなかったんだよ」
ハルヒ「う、嘘よ! 私は本気だったわ!」
キョン「本気じゃないだろ? 今さっき確信したよ。お前は俺を殴ろうとした時に、手を止めやがった。
殴ったら死ぬ、それがわかったから殴れなかったんだ。
今さっきの炎だってそうだ。あれを受けて俺が生きてるはずないだろ?
お前は俺が焼けて死ぬ姿を考えたくなかったんだ、考えられなかったんだよ」
ハルヒ「そ、そんなわけない! アンタがなんか変なトリック使ったんでしょ!」
キョン「残念ながらな、そんなもんが使えたらとっくに使ってるっての」
上条「ちょ、ちょっと待て! 美琴はこいつに殺されてるんだぞ!」
ハルヒ「そうよ、私は確かにあの子を心臓麻痺で殺したのよ!」
上条さんとハルヒは俺の説明に食いつくように反論する。
美琴「――だーれが、死んだって言うのよ?」
と、そこに御坂美琴の強気な声が響いた。
上条「み、御坂!?」
上条さんは弾かれたように声の方を向く。
そこには、制服が泥々になったものの、確かに自分の足で立ってる御坂がいた。
美琴「私は電気使いよ? 自分で電気ショックで心臓マッサージができるんだから、心臓が止まった程度で死ぬわけないじゃない」
キョン「そういうことだ。お前は無意識に、生き残る可能性が高いものを選んでたんだろ」
ハルヒ「で、でも私は……」
キョン「しかも俺と同じく、死ぬまでを能力に入れてない。あくまで方法だけだ。
お前は、なんだかんだで、まだ人を殺してないんだろ?」
ハルヒ「それは……」
キョン「お前は自分の能力で自分を見失っちゃいたが、一番大事なものを見失ってはいなかった、ってことだ。
お前だって、この実験が間違ってることくらいわかってたんだろ」
ハルヒ「……」
キョン「でも、お前はこの実験をなんらかの理由でしなくちゃならなかった。そうなんだろ?
だけどな、今ならまだ戻れる。
……こんなふざけた実験は、止めにしないか?」
ハルヒ「でも……でも……」
キョン「何がお前にこの実験をさせてるかは知らない。だけどな、そんなものからはな、
――俺が守ってやるから安心しろ」
上条さんは弾かれたように声の方を向く。
そこには、制服が泥々になったものの、確かに自分の足で立ってる御坂がいた。
美琴「私は電気使いよ? 自分で電気ショックで心臓マッサージができるんだから、心臓が止まった程度で死ぬわけないじゃない」
キョン「そういうことだ。お前は無意識に、生き残る可能性が高いものを選んでたんだろ」
ハルヒ「で、でも私は……」
キョン「しかも俺と同じく、死ぬまでを能力に入れてない。あくまで方法だけだ。
お前は、なんだかんだで、まだ人を殺してないんだろ?」
ハルヒ「それは……」
キョン「お前は自分の能力で自分を見失っちゃいたが、一番大事なものを見失ってはいなかった、ってことだ。
お前だって、この実験が間違ってることくらいわかってたんだろ」
ハルヒ「……」
キョン「でも、お前はこの実験をなんらかの理由でしなくちゃならなかった。そうなんだろ?
だけどな、今ならまだ戻れる。
……こんなふざけた実験は、止めにしないか?」
ハルヒ「でも……でも……」
キョン「何がお前にこの実験をさせてるかは知らない。だけどな、そんなものからはな、
――俺が守ってやるから安心しろ」
ハルヒ「……キョン……っ!」
ハルヒは目を見開いて俺を見つめると、すぐに顔を背けてしまった。
ハルヒ「バ、バカね……まったくの無能力者のアンタがこの超能力者の私を守ろうなんて、無理に決まってるじゃない。どうせすぐに死ぬわよ」
なんだ、可愛くないやつめ。
キョン「そん時は、まあ俺を守ってくれ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「俺も出来る限り頑張るさ」
ハルヒ「頼りないわね」
そこで、ハルヒが笑ったような気がした。
今までの笑顔ではなく、純粋な笑顔で。
キョン「だからさ、俺はお前にお願いがあるんだ」
ハルヒは目を見開いて俺を見つめると、すぐに顔を背けてしまった。
ハルヒ「バ、バカね……まったくの無能力者のアンタがこの超能力者の私を守ろうなんて、無理に決まってるじゃない。どうせすぐに死ぬわよ」
なんだ、可愛くないやつめ。
キョン「そん時は、まあ俺を守ってくれ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「俺も出来る限り頑張るさ」
ハルヒ「頼りないわね」
そこで、ハルヒが笑ったような気がした。
今までの笑顔ではなく、純粋な笑顔で。
キョン「だからさ、俺はお前にお願いがあるんだ」
古泉「――というわけなんですよ」
絹旗「なるほど、超大変ですね……」
古泉「そういう貴方も中々苦労してるようじゃないですか」
絹旗「お互い裏の人間ってことで超苦労してるんですねー。うちの馬鹿も超浜面で超困ったものです」
古泉「んっふ……」
絹旗「超なんですか、超気持ち悪いです」
古泉「ああ、すみません。貴方がその『浜面』という人を語る顔がとても楽しそうだったもので」
絹旗「……!? ちょ、超そんなことありません」
古泉「その浜面という人に興味がわいてきましたよ」
絹旗「……浜面に手を出すのは超止めた方がいいですよ? 多分、誰かさんに超一筋ですから」
古泉「それは残念です」
絹旗「何が残念なのか超不安です……ってなんだか身体が超透けてますよ?」
古泉「おやおやこれは……彼が上手くやってくれたようですね。お別れの時間のようです」
絹旗「……そうですか。超さよならです」
文章力がある人がハルヒと禁書を読んで、さらにそこに作品愛が生まれるとこんな面白いもんができるんだな…
長門「古泉一樹の情報結合解除を申請…古泉一樹の情報結合を解除」
>>619
おいwwwwwww
おいwwwwwww
黒子「やっぱり、貴方は犯人じゃないと潔白が証明されましたよ」
そう言って黒子はみくるに話しかける。
黒子「恐らく逃げた殿方もきちんと受ければ身の潔白が証明されるのでしょうけど、『私の不手際』で、捕まえ損なってしまいましたからね」
黒子は溜息を吐く。
黒子「やれやれ、あの殿方のせいで始末書ですわ」
そこで黒子は気がついた。
みくるからの返事がいつの間にかなくなっていることに。
黒子「あら、愚痴ばっかりになってしまって申し訳ありませんの。でもあの殿方には――」
そこで黒子はみくるがいたはずの場所を見る。
だけどそこには、
黒子「……朝比奈みくるさん?」
既に誰もいなかった。
ビルがまた一つ倒れる。
長門と『一方通行』の戦いの余波である。
お互いに、反射にも関わらず攻撃を続けて足止め、そして攻撃を操作しながらハッキングの超高等頭脳戦による戦闘だ。
一方「ン?」
と、そこで長門の動きが止まった。
思わず『一方通行』も足を止める。
長門「涼宮ハルヒの力の行使を確認。世界改変が行われる。
――もう戦う理由がなくなった」
一方「何だそりゃ。俺には関係ねェぞ」
長門「関係ある。涼宮ハルヒがいなくなるので、貴方も戦う理由がなくなる」
一方「『幻想創造』がいなくなるだとォ? オイオイ、そりゃどういうことだ」
そこで長門の姿が薄く、消えていく。
一方「おい、決着は着いてねェぞ!」
『一方通行』は手を伸ばす。そこに長門が答えた気がした。
「私が貴方を倒しきれなかった、それは私の負け」、とだけ。
美琴「……消えちゃったわね」
上条「……消えちゃったな」
さっきの行為を思い出して、赤くなったまま、座り込んでいる泥々の二人。
キョンと、涼宮ハルヒは、まるで幻のように消えてしまっていた。
先程までのやりとりを思い出す。
ハルヒ『――お願い?』
キョン『ああ、お願いだ。これは命令でもなんでもなく、俺のお願い』
ハルヒ『アンタが私にお願いなんて珍しいわね』
キョン『いや、お前が聞かなかっただけだろ』
ハルヒ『で、お願いって?』
キョン『お前は、この世界が楽しいか?』
ハルヒ『いきなり何よ。楽しいに決まってるじゃない。みんな超能力者、素晴らしい世界よ』
キョン『俺もな、この世界は楽しいと思う。ちょっと変なやつはいるが、良いやつもたくさんいるし、面白いやつもいる。
だけどな、大事なこと忘れてないか?』
ハルヒ『何よ』
キョン『お前だって他に楽しい友達や大事な人がいただろ。俺にだっている。
下世話で女好きだが面白い谷口から、国木田。鶴屋さんに妹に、数え切れないくらい大事なやつらがいる。
そいつらを置いたまま、こっちの世界にいることなんて、俺には到底できない』
ハルヒ『――お願い?』
キョン『ああ、お願いだ。これは命令でもなんでもなく、俺のお願い』
ハルヒ『アンタが私にお願いなんて珍しいわね』
キョン『いや、お前が聞かなかっただけだろ』
ハルヒ『で、お願いって?』
キョン『お前は、この世界が楽しいか?』
ハルヒ『いきなり何よ。楽しいに決まってるじゃない。みんな超能力者、素晴らしい世界よ』
キョン『俺もな、この世界は楽しいと思う。ちょっと変なやつはいるが、良いやつもたくさんいるし、面白いやつもいる。
だけどな、大事なこと忘れてないか?』
ハルヒ『何よ』
キョン『お前だって他に楽しい友達や大事な人がいただろ。俺にだっている。
下世話で女好きだが面白い谷口から、国木田。鶴屋さんに妹に、数え切れないくらい大事なやつらがいる。
そいつらを置いたまま、こっちの世界にいることなんて、俺には到底できない』
ハルヒ『それは……』
キョン『でもな、これはあくまで俺の意見だ。俺はあっちのやつらが恋しいが、こっちにもいいやつはたくさんいる。
そこにいる上条さんや御坂のようにな。だから、お願いだ』
ハルヒ『……』
キョン『お前がこっちにいたいって言うなら、俺はそれをしないで欲しい。みんなで、帰りたいんだ』
ハルヒ『……無茶なお願いね』
キョン『百も承知だ。だけどな、お前に頼んで俺たちだけ戻ることは可能だろうけど、それじゃ俺は嫌なんだよ。
――俺はお前と一緒に帰りたいんだ』
ハルヒ『……! 勝手ね』
キョン『ああ、そんなことわかってる。それだからこそ、お願いだ』
ハルヒ『……本当にそう思ってるの?』
キョン『ああ、思ってる』
ハルヒ『じゃあ、証拠、見せてよ――』
キョン『でもな、これはあくまで俺の意見だ。俺はあっちのやつらが恋しいが、こっちにもいいやつはたくさんいる。
そこにいる上条さんや御坂のようにな。だから、お願いだ』
ハルヒ『……』
キョン『お前がこっちにいたいって言うなら、俺はそれをしないで欲しい。みんなで、帰りたいんだ』
ハルヒ『……無茶なお願いね』
キョン『百も承知だ。だけどな、お前に頼んで俺たちだけ戻ることは可能だろうけど、それじゃ俺は嫌なんだよ。
――俺はお前と一緒に帰りたいんだ』
ハルヒ『……! 勝手ね』
キョン『ああ、そんなことわかってる。それだからこそ、お願いだ』
ハルヒ『……本当にそう思ってるの?』
キョン『ああ、思ってる』
ハルヒ『じゃあ、証拠、見せてよ――』
これが誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高なハッピーエンドだからです
そうして、彼ら消えていった。
上条「不思議なもの見ちまったなあ」
美琴「そ、そうね……」
上条「ん? どうしたんだ、御坂」
美琴「……! な、なんで!」
上条「……?」
美琴「名前……」
上条「名前?」
美琴「さっきまで名前で呼んでたのに、なんで名字になってるのかな、って」
上条「あー、うん、あの時は思わず、な」
美琴「思わず、名前なんだ」
上条「ん? 本当にどうしたんだ?」
美琴「なんでもない♪」
けたたましい目覚ましの騒ぎ声で俺は朝早く起こされた。
時間は七時半。いつも通りである。
そして、知ってる天井。
キョン「……あー、戻って来れたの、か?」
起き上がって、廊下に。
妹「あれー、キョンくんもう起きたのー?」
そこには見慣れた妹がいた。
妹「ってどうしたのキョンくーん」
思わず俺は妹の頭を撫でてしまう。
キョン「あ、いやついな」
妹「変なキョンくーん……」
ビバ、俺の日常。
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古泉「おはようございます」
キョン「登校途中の爽やかな朝空の元、どんよりとした雨天のような気分になる顔がそこにあった」
古泉「ご挨拶ですね……」
キョン「なら顔を離せ」
古泉「おやおや、これはすみません」
そう言って、顔を離す古泉。
古泉「結局、涼宮さんはあのことは夢だと処理したようです」
キョン「あれだけのことがあったってのにか。俺の努力も夢で終わらせられるのな」
古泉「貴方はさほど頑張ってはいないような気がしますがね」
キョン「うるせー」
古泉「ともかく、これで一件落着です」
キョン「やれやれ……そういえば、あいつはなんでレベル6になりたがってたんだ?」
古泉「それはですね……おっと、学校についたようなのでこの話はまた後で」
そう言って古泉は行ってしまう。
これはあれだな、アイツは教える気はないんだな。
キョン「登校途中の爽やかな朝空の元、どんよりとした雨天のような気分になる顔がそこにあった」
古泉「ご挨拶ですね……」
キョン「なら顔を離せ」
古泉「おやおや、これはすみません」
そう言って、顔を離す古泉。
古泉「結局、涼宮さんはあのことは夢だと処理したようです」
キョン「あれだけのことがあったってのにか。俺の努力も夢で終わらせられるのな」
古泉「貴方はさほど頑張ってはいないような気がしますがね」
キョン「うるせー」
古泉「ともかく、これで一件落着です」
キョン「やれやれ……そういえば、あいつはなんでレベル6になりたがってたんだ?」
古泉「それはですね……おっと、学校についたようなのでこの話はまた後で」
そう言って古泉は行ってしまう。
これはあれだな、アイツは教える気はないんだな。
>>636
古泉説
古泉説
教室に着くと、俺の席の後ろでハルヒが上機嫌そうだが、どこか不機嫌そうな難しい顔をして、座っていた。
キョン「よお」
ハルヒ「……おはよ」
キョン「どうしたそんな複雑な顔をして」
ハルヒ「……面白い夢を見たのよ」
キョン「へぇ……超能力でも使えるようになったのか」
ハルヒ「なんでそれを!?」
キョン「適当に言ってみたまでだ」
ハルヒ「……色々と不本意な夢だったわ」
キョン「超能力が使えるのにか?」
ハルヒ「……アンタと変なツンツン頭に色々ぼろくそ言われたわ」
キョン「そりゃ、やりすぎたんだろ。で、お前はその超能力を使って何をしたかったんだ?」
ハルヒ「……!」
古泉が教えてくれないなら、自分で調べてやろう。そんな感じでさり気なく聞いてみる。
するとハルヒは顔を真っ赤にして、机に伏せてしまった。
ハルヒ「……本当に不本意だわ」
キョン「よお」
ハルヒ「……おはよ」
キョン「どうしたそんな複雑な顔をして」
ハルヒ「……面白い夢を見たのよ」
キョン「へぇ……超能力でも使えるようになったのか」
ハルヒ「なんでそれを!?」
キョン「適当に言ってみたまでだ」
ハルヒ「……色々と不本意な夢だったわ」
キョン「超能力が使えるのにか?」
ハルヒ「……アンタと変なツンツン頭に色々ぼろくそ言われたわ」
キョン「そりゃ、やりすぎたんだろ。で、お前はその超能力を使って何をしたかったんだ?」
ハルヒ「……!」
古泉が教えてくれないなら、自分で調べてやろう。そんな感じでさり気なく聞いてみる。
するとハルヒは顔を真っ赤にして、机に伏せてしまった。
ハルヒ「……本当に不本意だわ」
あんまり>>1追いつめるなよw
逃げ出さなかっただけマシ
逃げ出さなかっただけマシ
まだ終わってもいないのに
あれは?これは?とうるさいぞ外野
黙って見てろ
あれは?これは?とうるさいぞ外野
黙って見てろ
>>643
同意
同意
放課後。俺は部室へと向かう。
結局、ハルヒに聞いても、アイツのやりたかったことはわからなかった。
ということで、朝比奈さんのお茶を飲みながら、部室に一足先に来ている長門に聞いてみることにした。
長門「有機生命体の感情概念は複雑。上手く言葉にできない」
……長門に聞いてもわからんのか。
みくる「それより私は気になることがあるんです」
朝比奈さんは長門にもお茶を出して言う。
キョン「気になること、ですか」
みくる「はい。未来からの情報によるとですね、あの時、誰かが涼宮さんに接触した模様なんですよ。でも、その誰かが、わからないんです」
キョン「わからない?」
みくる「その人の存在は、時間軸をどう探しても、見つからなかったんです。まるで周波数の違うところで電波を探しているような感じで……」
キョン「長門も、わからないのか?」
長門「不明。何か巨大な情報が観測されたが、それも一瞬。当初は涼宮ハルヒの能力と判断されていた」
キョン「……なんだか不安になる案件だな」
結局、ハルヒに聞いても、アイツのやりたかったことはわからなかった。
ということで、朝比奈さんのお茶を飲みながら、部室に一足先に来ている長門に聞いてみることにした。
長門「有機生命体の感情概念は複雑。上手く言葉にできない」
……長門に聞いてもわからんのか。
みくる「それより私は気になることがあるんです」
朝比奈さんは長門にもお茶を出して言う。
キョン「気になること、ですか」
みくる「はい。未来からの情報によるとですね、あの時、誰かが涼宮さんに接触した模様なんですよ。でも、その誰かが、わからないんです」
キョン「わからない?」
みくる「その人の存在は、時間軸をどう探しても、見つからなかったんです。まるで周波数の違うところで電波を探しているような感じで……」
キョン「長門も、わからないのか?」
長門「不明。何か巨大な情報が観測されたが、それも一瞬。当初は涼宮ハルヒの能力と判断されていた」
キョン「……なんだか不安になる案件だな」
古泉「まったくですね」
キョン「うおっ!?」
気がつくと、古泉が俺の前に座ってやがった。
コイツは気配でも消せるのか。
古泉「まだまだ解明すべき点が残っているようですね」
キョン「その辺はお前の機関が頑張ってくれ。俺は一般人だ」
そう言って、俺はお茶を啜る。
ともかく平和な日常が戻ってきた、これでいいじゃないか。
そこで、その平和をぶち壊す音を聞いた。
我らが団長、涼宮ハルヒのドアを思いっきり開ける音だ。
ハルヒ「みんなー! 異世界人を見つけたわよ!」
やれやれ、また何か嫌な予感がする。
キョン「うおっ!?」
気がつくと、古泉が俺の前に座ってやがった。
コイツは気配でも消せるのか。
古泉「まだまだ解明すべき点が残っているようですね」
キョン「その辺はお前の機関が頑張ってくれ。俺は一般人だ」
そう言って、俺はお茶を啜る。
ともかく平和な日常が戻ってきた、これでいいじゃないか。
そこで、その平和をぶち壊す音を聞いた。
我らが団長、涼宮ハルヒのドアを思いっきり開ける音だ。
ハルヒ「みんなー! 異世界人を見つけたわよ!」
やれやれ、また何か嫌な予感がする。
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