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    元スレ姉「ねえねえ、今日は姉の日なんだって!」

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    みんなの評価 : ★★★
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    301 = 275 :

    ここから一歩も落とさない

    302 :

    なにこの姉…>>1はいつの間にうちの姉ちゃん見たの?身長まで合ってるんだけど(((((;゚Д゚)))))

    303 :

    >>291
    時間操ってまで言うことか

    304 :

    さよなら

    305 = 303 :


    「……」 (一人で下校中)

    (今日は、色々と友人に言われたけど)

    (どうやら、うちの姉弟は仲が良すぎるらしい)

    (今までそんなこと考えたことなかったけど……)

    (そういえば、昨日も)









    姉>3「なーあー、弟ー」

    「ん、どうかしたの?

    307 = 303 :


    姉>3「今日はな、テレビで面白いこと言ってたんだぞ」

    「ふーん、何?」

    姉>3「なんでもな、パン生地をこねる時は耳たぶくらいの柔らかさにするらしいぞ」

    「そうなの?お姉ちゃん、ほんとー?」

    姉>2「ああ、確かによく聞く表現ではあるな」

    姉>3「なんでそっちに確認するんだよ、信用無いなー」

    「普段から姉様がからかってばかりだからだよ、自業自得」

    姉>3「へーえ、ふーん、そんなこと言っちゃうんだぁ」

    「な、なに?」

    姉>3「んー……ていっ」

    「うわあっ!?」

    308 = 303 :


    姉>3「ふーむ、このくらいの感触なのかー」 フニフニ

    「ちょ、やめ、くすぐったい!」

    姉>3「お前も後学のために知っておいたほうが良いぞー」

    「はーい!ってことで弟くん、お姉ちゃんにも触らせてねー!」

    「さ、左右は、左右同時はだめ!うひゃあっ!」

    姉>3「うーん、もっちりふにふにだなぁ」

    「うん、ぷよぷよだねー」

    「ちょっ、ね、姉さんたす、たすけっ」

    姉>2「さすがに私もパンを作った経験は無いのでな、参考にさせてもらおう」

    「ぎゃあああああ!!」

    309 = 303 :





    (そんなこんなで、左右から耳たぶを小一時間いじられ続け)

    (確かに、普通の人から見ると変なのかも……)

    (うーん……)

    (あれ?)

    (うちの姉たちって、もしかして)






    「ブラコンってやつなんじゃないだろうか」

    312 :

    そろそろ濡れ場希望

    313 = 303 :


    (もしそうだとしたら、どうすればいいんだろう)

    (治すべきなんだろうか)

    (いや、そもそも治るものなのか?)

    (どっちにしろ、あまり良いことじゃないのかな。コンプレックスって言うくらいだし)

    (……よし!)

    (ここは一つ、姉様たちのためを思って)



    (そろそろ弟離れをしてもらおう!)

    315 = 303 :


    「ただいまー」

    「弟くーん、おかえりー!」 バタバタ

    「ん」

    「あのね、今ゲームでわからないとこがあったの!」

    「そこの本棚に攻略本があるから」

    「ええー、弟くんが教えてくれないのー?」

    「ちょっと俺は忙しいのサ。それじゃ」

    「ああっ、待ってよ弟くーん!」


    バタン


    「……むう」


    (よし、まず第一関門は突破だな)

    316 = 303 :


    姉>3「おおーい、弟ーっ♪」

    (早々に強敵が現れたな!)

    姉>3「見てみろよこの服、私に似合うと思わないかっ?」

    「そうだね似合うかもね」

    姉>3「だろー?あとな、この服とかも今すごく」

    「おっとごめんよ、今忙しいんだそれじゃ」

    姉>3「そう言うなよ、もっとお姉様の相手をしろよー!」

    「抱きつかないでよ、本当に忙しいんだって」

    姉>3「ぬー……そうなのか?」

    「そうなの。それじゃまた後でね」



    姉>3「……ちぇー」


    (ふぅ、ひとまずクリアだな)

    317 = 303 :


    姉>2「こら弟、今日は夕食の準備を手伝うという約束だろう」

    「あ、ごめん忘れてた」

    姉>2「まったく、お前は物忘れが激しすぎる。もっとしゃきっとしろ、しゃきっと」

    「ん、ごめんね」

    姉>2(……む?)

    318 = 303 :


    姉>2「……」 トントントン

    「……」

    姉>2「……」

    「……」

    姉>2「な、なあ、弟」

    「なに?」

    姉>2「……い、いや、なんでもない」

    「そう」

    姉>2(……弟の奴、機嫌が悪いのか?怒っているのか?)

    「……」

    姉>2(ま、まさか、少しきつく言い過ぎたか?それで機嫌を……)

    (こういう時の姉さんは大人しくていいなー)

    319 = 261 :

    弟、貴様は間違っている、間違っているぞ!

    320 :

    イイヨー(・∀・)
    こういう展開好きだわw

    321 = 303 :






    「ごちそうさま」

    姉>3「おーう」

    「食器、洗っておくから」

    姉>2「あ、ああ、助かる」

    「洗い終わったら先に風呂入るね」

    「う、うん……」


    スタスタスタ……


    姉>3「おい、これはどういうことだ」

    「弟くん、お姉ちゃんと一緒にゲームしてくれない……」

    姉>2「料理中もずっと無言だったぞ、いったい何があったんだ」

    322 = 303 :


    「ま、まさか!」

    姉>2「なんだ、何か心当たりでもあるのか!?」

    「もしかして弟くん、反抗期なんじゃないかな!」

    姉>3「おいおい、さすがにあいつもそんな年じゃないだろー」

    姉>2「いや、一理ある。もしかして、あいつは姉離れをしようとしているのかもしれない」

    「あ、ああ、あねばなれー!?」

    姉>3「なんだそれ、弟のくせに生意気だぞ」

    姉>2「しかし、今日一日の距離のとりようを考えると……」

    姉>3「だとしたら、理由は一体何なんだ?」

    「も、もしかしてもしかして!!」

    姉>2「なんだ、心当たりがあるのなら話せすぐ話せ全て話せ」

    姉>3「お前はもう少し落ち着いたらどうだ」

    「きっと、あたしたちのスキンシップが足りなかったんだよー!!」

    姉>2「!!」

    姉>3「その発想は無かった」

    323 = 285 :

    俺もなかった

    324 = 303 :


    「きっと弟くんは、それでやさぐれて……もうお姉ちゃんなんかいらない!って!」

    姉>2「それは一大事じゃないか!」

    姉>3「いや、なんだろう、それはちょっとズレてないか?」

    「弟くんの荒んだ心は、あたしたちが癒してあげなきゃいけないの!」

    姉>2「たしかに、それこそ姉としての責務だな」

    姉>3「具体的にはどうするんだー?」

    「それはもう、傷ついた弟くんの心をサッカリンより甘い姉の愛で……」

    姉>3「なるほど、つまり……を……」 ヒソヒソ

    「そうそう!それで……が……して……」 ヒソヒソ

    姉>2「そ、それはさすがに……じゃ……ないか?」 ヒソヒソ

    325 = 261 :

    斜め上最高

    326 = 303 :

      【弟 in 風呂】

    「ふんふふーんふーん……」

    (今日はちょっとだけ姉様たちと距離を置いてみた)

    (きっと、これくらいが普通の姉弟の距離なんだろうなー)

    (ちょっと寂しいけど、これも姉様たちのため!)

    (このままいけば、きっと姉様たちも一般的な姉弟の仲というものを……)



    ガラッ


    「弟くん!」

    姉>2「わ、私たちが」

    姉>3「背中を流してやろう!」


    「どうしてこうなった!」

    327 = 261 :

    愛情が愛情で返ってくる、なんてすばらしいんだろう

    329 = 303 :


    「弟くん、どうして逃げるの!」

    「そりゃ逃げるわー!どうやったらこの状況をすんなり受け入れられる!」

    姉>2「き、きき、気にすることはないぞ。昔はよく一緒に入ったじゃないか、はは、あはは」

    「そんな目を泳がせた状態で言われても説得力無いよ!」

    姉>3「スポンジの代わりに体を使ってにゅるんにゅるんというのはどうだろう」

    「どんだけ話を飛躍させてんの!?っていうか3人相手にツッコミ続けるの疲れるんだよ!」

    「大丈夫だよー、一生懸命がんばるから!きっと気持ち良いよ!」

    「その著しく誤解を招くような表現はやめてくれないかな!」

    姉>2「さ、さすがに裸の付き合いというものは倫理的に問題があるからな」

    「タオルを巻けば良いって問題でもないよね」

    姉>3「まあ私の場合、タオルを巻いてもあまり意味は無いな。サイズ的に考えて」

    「ぶふっ」

    330 :

    いいぞもっとやr…やってください

    331 = 303 :


    「だから、風呂くらい一人で入れるから!」

    「ダメ!今日は全部お姉ちゃんたちがやってあげるの!」

    「ええええ、なんで?なんでこうなったの?どこで選択肢間違えたの?」

    姉>2「ええい、もう恥ずかしがっている場合ではないな。とにかく弟、観念しろ」

    「観念したら色々終わっちゃうよ!人として終わっちゃうよ!」

    姉>3「背中流しはまかせろー。ゴシゴシ」

    「やめて!」

    「さあ弟くん、その手をどけて!そしてお姉ちゃんたちに任せて!」

    姉>2「心配する必要は無いぞ。きちんと隈なく綺麗にしてやるからな」

    姉>3「いやー、弟の部屋にあった本で予習しておいて良かった。マットとローションがあれば完璧なんだが」


    「うわぁあああああああ!!!!」

    332 :

    ううううらあやましい

    333 = 261 :

    セリフまわしがツボすぎるww

    334 = 303 :


    「あ、逃げた!」

    姉>2「そこまで姉の愛を拒むとは……弟、本当に姉離れをする気なのか」

    姉>3「全裸で飛び出したおかげで色々見えたなー。うん、あいつも成長したんだな」

    「のんびりしてる場合じゃないよ!このままじゃ弟くん、お姉ちゃんが必要無い体になっちゃうよ!」

    姉>2「それだけは何としても阻止せねば。追うぞ!」

    姉>3「うーん、やっぱりこの2人が暴走すると面白いなー。何も知らないふりをして便乗しておこう」







    バタバタバタ……バタンッ!ガチャガチャ


    「はぁ、はぁ……はぁ」


    「……どうしてこうなった!」 (大事なことなので二度言いました)

    335 = 261 :

    この姉3、実に孔明である

    336 = 303 :


    「……ま、まずは現状を整理しよう。落ち着いて、心をクールすなわち冷静にして」

    「俺は姉様たちに弟離れをしてほしくて、ちょっと距離をとってみた」

    「するとどうしたことだろう、姉様たちはさらに距離を詰めてきた」

    「…………」

    「え!?なんで!?何これもうわかんないこの時点でもうわかんない!」


    ガチャガチャ!


    「弟くーん!」

    「ひいっ!?」

    姉>2「こら、自室に篭城するとはどういうことだ。人としてどうかと思うぞ」

    「風呂場に乱入してくるような人に言われたくない!」

    姉>3「そんなに怖がるなよー、何もしやしないって。くくく」

    「俺は今日この時ほど姉様の言葉を信用できなかったことは無いね!」

    337 :

    姉3は俺がもらおう

    338 = 332 :

    では姉1はもらっていきますね

    339 :

    じゃあ俺が姉2になろう

    340 = 303 :


    姉>2「さて、ここからどうしようか」

    姉>3「外に鍵穴がありゃなー、こう、針金のようなものでカチャカチャカチン!とできるのになー」

    「そんな技術どこで身につけたんだ!」

    姉>2「最終手段としては、私が全力でこのドアを蹴るという方法だが」

    「そ、それって本当に大丈夫なの?」

    姉>2「……いや、正直不安だ」

    「そりゃそうだよ」

    姉>2「この向こう側にいる弟の安全が保障できない」

    「どんな破壊力だよ!もう蹴りとは呼べないよ!」

    姉>3「さーて、どうしたものかなー……けっけっけ」

    「う、ううう……」

    341 = 303 :


    「……ねえ、弟くん」

    「な、なに?」

    「……お姉ちゃんたちのこと、いらないの?」

    「えっ」

    「だから……近くに行こうとすると逃げるの?」

    「いや、その、いらないとかそういうのじゃ」

    「…………」

    「…………」

    「……わかった。お姉ちゃんたち、行こう」

    姉>2「お、おい、いいのか?」

    「弟くんを困らせたら可哀想だもん。弟くんがそうしたいって言うなら、聞いてあげなきゃだめだよ」

    姉>2「……」

    姉>3「なんだ、バウアーばりにドアを蹴破ってくれると思ったのになー」

    342 = 303 :


    「それじゃ弟くん、おやすみ」

    「え、ああ、うん……おやすみ」

    「……お姉ちゃんたちは、いつでも弟くんの味方だからね」

    「……」

    「……ぐすっ、ひっく……」

    姉>2「……こら、泣くな。私たちもそろそろ寝よう」

    姉>3「今日は3人で寝るかー。こいつの部屋の床、まだヒビだらけだし」


    スタスタスタ……


    「…………」

    「……なんだろう、この罪悪感」

    343 = 261 :

    それみたことかー

    344 = 303 :


    「俺は姉様たちのために……」

    「……うーん」

    「……」

    「はぁ、もういいや……寝よう」


    ドサッ


    「……」

    「明日の朝、くらいは」

    「もう少し話、してもいいかな」

    「……」

    345 = 303 :






    「……すー……すー……」


    「カウント、どーぞ」

    姉>2「うむ。3、2、1」

    姉>3「わっほーーい!!」


    ドッスン!


    「むがっ!?」

    「さあ弟くん!観念して!」

    「え!?は!?何、何事!?」

    姉>2「ふふん、案の定油断していたな」

    「!?……!?」

    「あのくらいで諦めるようなお姉ちゃんじゃないの!さあ弟くん、大人しく姉の愛を受け入れなさい!」

    346 :

    欲を言えば弟に嫌われたのか心配する姉2をもうちょっと見たかった

    347 :

    テラ孔明wwwww

    348 = 303 :


    「いや、ちょっと待って!え!?どうやって入ったの!?」

    姉>3「持ってて良かったディスクグラインダー」

    「なんでそんなもの持ってんのー!?」

    姉>2「ドアを蹴破らずに済んで良かった。下手をしたらリフォームに半年近くかかるところだったぞ」

    「さあ弟くん、お姉ちゃんたちと一緒におやすみしようねー」

    「え、ええええ」

    姉>3「ふっふっふ、こんなに柔らかくてぷにぷにで良い匂いがする抱き枕が3つもあるぞ。幸せ者だな、弟ー」

    「だ、抱き枕て」

    「うんうん!抱きついて寝ても全然おっけーだよ!」

    姉>2「い、言っておくが抱きつくだけだぞ!それ以上は絶対に許さないからな!」

    姉>3「そうは言いつつも、内心ちょっと期待している姉2なのであった」

    姉>2「していません!」

    349 :

    いいな

    350 :

    いいのぉ


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