元スレこなた「キョンくーん」キョン「なんだ?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
252 :
>>248
谷口が消された・・・だと・・・
253 = 247 :
さらば谷口…
255 :
進展欲しいな
256 :
おいそこのニート。お前だよお前。メガネごしにこっち見てるお前。
どうせ暇だろ?明日も暇だろ?
俺は明日見るから、昼まで保守してけよ。
酸素を加工して二酸化炭素作る以外にも役に立てよ。できるだろ?
257 :
ほっほ
258 :
こなた「ねえキョンキョン」
キョン「なんだそのキョンキョンってのは……」
こなた「なかなかかわいくない?」
キョン「かわいくなどない。頼むからこれ以上変なあだ名を付けるのはよしてくれ……」
こなた「ちぇー」
キョン「保守だ」
261 :
おはよっ!
263 :
こなキョン・・・
265 = 255 :
こなあああああゆきいいいいい
267 = 256 :
こなた「ねえ、キョム」ニヤニヤ
キョン「チリーン」ニヤニヤ
ハルヒ「もう許してよ……」
268 :
>>267
みアンサイクロペディア「お察しください」
276 = 236 :
学校生活にも慣れてきたこの頃。
俺は部活に入ったり、勉強に精を出すわけでもなく
ただ適当に日々を過ごしていた。
そして、今日は休日だ。
そんな俺が有意義に過ごす方法なんて思いつくわけもない。
だから、なんとなく外を出歩くことにした。
繁華街へと向かう。
たったったった
運動部員達「はっ…はぁ…はっ」
キョン「………」
自転車を走らせて学校近くまでやって来る。
すると、学校の運動部の奴らがランニングしている光景を目にした。
キョン(よく頑張れるよな)
なぜ自らあんな苦痛を背負えるのか。
それもこんな休日に。
俺にはわからなかった。
キョン(すげぇよな…それにくらべて俺は)
…やめた。
これ以上考えるとドツボにはまりそうだ。
俺は自転車を漕ぎ出した。
―――――――――――――――――――――――――――――
277 = 236 :
自転車置場に愛車を止めて、道なりに進んでみる。
やっぱり人通りが多い。
キョン(漫画でも買ってどこかで読むか)
しばらく歩くと、大手予備校の前を通りかかった。
うちの学校で見かけた奴が何人かその中に入っていくのが見える。
キョン(勉強か……)
さっきの運動部もそうだが、あいつらもまた勉強という形で頑張っているのだ。
………。
キョン(…行くか)
俺は何かを振り払うように頭を振って、再び歩き出した。
――――――――――――――――――――――
書店に着くとすぐにマンガコーナーへ。
キョン(あ、喧嘩商売18巻出てるな。買っとこう)
キョン(後は…少女マンガでちょっと恥ずかしいが…)
キョン(ハイスコアチェックしとこう。かなり前に5巻買ってそれっきりだからな)
キョン(新刊出てるだろさすがに)
俺は周りを警戒しつつ少女マンガコーナーへ向かった。
278 = 236 :
キョン(お、やっぱあったか)
新刊を手にし、レジへ向かおうとする。
キョン(…ん? あれは、かがみか?)
かがみ「………」
ラノベコーナーでかがみが何冊か手に取っていた。
キョン「よう、かがみ」
かがみ「っうわ、キョンっ」
持っていた本を後ろに回すかがみ。
キョン「何買おうとしてたんだ?」
かがみ「え、えっと…参考書よ!参考書」
キョン「いや、ここラノベコーナーだろ。あ、もしかして萌え単か?」
かがみ「ち、違うわよ!なんでもいいでしょー!」
俺に背を向けながらバックステップでレジへ向かっていった。
キョン「なんだあいつ…?」
―――――――――――――――――――――――――――――――
279 = 236 :
キョン「じゃあなんだ?ラノベ買うだけでここまで出てきたのか」
かがみ「…うぅ、そうよ…悪かったわね」
キョン「地元で買えばいいのに」
かがみ「それは…危険度が高いっていうか…」
キョン「エロ本買いに遠征する中学生みたいだな」
かがみ「その例えはやめてよ…」
高速で会計を済ませたかがみに追いつき、一緒に歩いている。
かがみはラノベを買いに来ただけだったらしく、これから帰るのだという。
キョン「そういえばかがみって巫女なんだよな」
かがみ「まぁ一応ね」
キョン「なんか呪文とか使えたりするのか?」
かがみ「そんなわけないでしょ…」
キョン「じゃあ、わら人形に釘打ったりとかか?」
かがみ「神に仕える身で呪いっておかしいでしょ!」
キョン「なんだよ、つまんねーな」
かがみ「あんたの発想がめちゃくちゃなだけよ…」
280 = 236 :
キョン(にしても、かがみが巫女か…巫女服…興味あるな)
キョン「俺もさ、今からおまえの家行っていいか?」
かがみ「え、えぇ!?な、なんでまた?」
キョン「いや、かがみの巫女姿に興味があるから」
かがみ「そんな普段から巫女ってわけじゃないよ?」
キョン「じゃあ特別に。俺仕様で頼む」
かがみ「ダメ。やだよ。結構着替えるの面倒なんだから」
キョン「頼むよ。ラノベのことは黙っとくからさ」
かがみ「…それは飲まなきゃ広めるってこと?」
キョン「ああ」
かがみ「ほんと、下衆な奴ね、あんたは…」
かがみ「…特別だからね」
―――――――――――――――――――――――
281 :
キョンうぜえwww
282 = 255 :
かがみんの触手ひっぱりたい
283 = 263 :
こなキョン!こなキョン!こなキョ…………あれ?
284 = 236 :
電車に乗り、椅子に腰を下ろす。
車内は空いていて閑散としていた。
かがみ「そういえばキョンは何を買ったの?」
キョン「少女マンガと喧嘩商売」
かがみ「なによその組み合わせは…好きなジャンル統一しなさよ」
キョン「いいだろ、別に」
かがみ「でも、少女マンガ買ったんだね。結構意外だったわ。ちょっとみせて」
キョン「いいけど」
俺は袋の中で喧嘩商売のカバーとハイスコアのそれを入れ替えた。
キョン「ほら」
かがみ「ありがと」
手にとってぱらぱらと読み始めるかがみ。
少女マンガ『かはっ あがあぁああ』
少女マンガ『男がそんな声あげるな もっとも…すでに乙女になっちまったけどな』
少女マンガ『お前の乙女の叫びをダウンロードできるようにしておけ。着信音で売れるぜ』
285 = 268 :
かがキョン!かがキョン!
286 = 236 :
少女マンガ『森 本 ライ アン』
ぱたん
そっとマンガを閉じた。
かがみ「さ、最近の少女マンガって…かなり迷走してるのね…」
気づかなかったようだ。
―――――――――――――――――――――――――――――
駅を出て、かがみに従ってしばらく歩く。
そして神社までやってきた。
キョン「家じゃなくて神社に置いてあるのか?」
かがみ「そうだよ。ちょっとまっててね」
小走りでかけていった。
待つこと二十分。
向こうから巫女かがみが歩いてくるのが見えた。
かがみ「…どう?これで満足?」
キョン「…あ、ああ」
かがみ「なによ。なんか微妙な返答ね」
キョン「ああ、いや…」
287 :
来てたか
288 = 236 :
正直似合いすぎていて動揺した。
ツインテール巫女は反則だった。
キョン「…似合ってるぞ。かわいいと思う」
かがみ「えぇ!?えぁっ…べ、べつに…そんなっ…」
かがみ「っバ、バカ!とにかくバカ!」
蹴りやパンチを繰り出してくる。
一撃一撃が意外と鋭く、まともにもらえば辛そうだった。
キョン「お、おい、やめろ!照れ隠しでそれは凶暴すぎるだろ!」
かがみ「照れてなっ…うわっ!」
蹴りを出そうとしたところ、裾を踏んでバランスを崩してしまった。
キョン「あ、バカ!」
俺はとっさにかがみを抱きとめていた。
キョン「その格好で暴れるのは無理があるだろ…」
かがみ「ご、ごめん…」
自力でバランスを保てるようになったことを見て、かがみを離す。
かがみ「ありがと…」
290 = 236 :
キョン「…ああ」
かがみ「………」
なんとなく気まずい。
キョン「そ、そういえばさ、つかさは一緒じゃなかったんだな。双子なのに」
かがみ「双子だからっていつも一緒ってわけじゃないわよ。それに今日はお忍びだったから」
キョン「そうだな」
かがみ「うん」
キョン「…あーっ…」
続かない。
かがみ「…私着替えてくるね」
キョン「ああ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
かがみが着替えてくると、俺たちは互いに買ったものを交換して読んだ。
階段に座り、しばらく読みふける二人。
ぎこちなさはもうなかった。
キョン「この神社って参拝客いないんだな。あんまり敬われてないのか」
291 = 236 :
かがみ「一部を除いてそんなに有名でもないからね」
かがみ「行事でもない限り神社なんてこんなものよ」
キョン「それもそうか」
キョン(しかし、ラノベって字ばっかりだよな。よく読む気になるな、かがみは)
また本を読み始める。
かがみもマンガを熱心に読んでいた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
キョン「それじゃ、そろろ帰るな」
かがみ「うん、じゃあね」
かがみはマンガを二冊とも読破した。
そして自分が買ったものを読み始めたが、俺は結局1冊読みきることができなかった。
こんど同じ奴を買ってみようと思った。
かがみ「あ、ねぇ、キョン」
キョン「なんだよ」
かがみ「金剛!!」
ばしっ
俺の胸にかがみの拳が突き刺さる。
292 = 236 :
キョン「いや、もう影響されたのかおまえ」
かがみ「あはは、ごめんね。ちょっとやってみたくて」
キョン「そういうことは妹であるつかさにやってくれ」
かがみ「かわいそうじゃない」
俺はかわいそうじゃないのか。
――――――――――――――――――――――――
電車を乗り継いで地元へと帰ってくる。
自転車を回収して帰宅。
飯を食い、テレビを見て風呂に入る。
そしてまた居間で過ごした後自室へ向かう。
キョン(マンガ読み返そう…)
ベッドで横になりながら今日買ったマンガを読み返した。
そして、午後十一時には眠りについた。
――――――――――――――――――――――――
294 = 263 :
青春してんなぁ…
296 :
かがみはいいからこなたをだしてくれ
297 = 255 :
無 極
298 :
こなた
300 :
ぐはっ
みんなの評価 : ★★
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