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    元スレこなた「キョンくーん」キョン「なんだ?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 谷口はいらない子 + - こなた + - こなキョン + - とらどら + - とらぶる + - ほのぼの + - みさお + - よつばと + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 91 :

    なんで名前知ってるんだ、おまえ。

    ――――――――――――――――――――――――――――

    こなた「いや~楽しかったね~」

    キョン「おまえはそうだろうな」

    こなた「まぁそうフテないでよ。キョンもいい線いってたよ?」

    キョン「その勝者の余裕がよけいムカツクんだよ」

    こなた「ふっふっふ、勝利って素晴らしいよね」

    キョン「ちっ…」

    格ゲーで敗北した俺はリベンジとばかりにレースゲー、ガンダムゲーと挑んだ。
    が、やはり敗北。復讐することは諦めた。
    そして純粋に楽しもうとシューティングゲーで協力プレイを選んだ。
    結果は、こなたはワンコインでノーコンティニュークリア。
    俺は4回コンティニュー。敗北感は増すばかりだった。

    キョン「もうおまえとは対戦しない。協力もしない」

    こなた「じゃあなにするの?ソロプレイで脱衣マージャン?」

    キョン「ああ。全てソロだ。ソロプリクラも撮ってやる」

    こなた「あはは、なにそれ。むなしいね~」

    102 = 91 :

    こなた「プリクラはソロじゃなくてさ…その…私と撮ろうよ」

    キョン「うんこフレームで撮ろう。こなたの顔がうんこと被るように撮ろう」

    こなた「そんなフレームないよ!まともなので!」

    キョン「なら、その日の俺の機嫌がよかったら撮ってやるよ」

    こなた「な~んかひっかかる言い方するよね…」

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ゲーセンを出た俺たちはブックオフへ向かった。

    キョン「こんなとこ一人でくればいいだろ。わざわざ二人でくる意味あるのか」

    こなた「意味はないよ。でも今ふと神の左手悪魔の右手を読み返したくなったんだ~」

    こなた「だからさ、読み終わるまで付き合ってよ」

    そう言うと、楳図かずおを求めて奥へ消えていった。

    キョン(…まぁいいか。適当になんか読んでおこう)

    少年誌コーナーの通路は立ち読みする人が多く通りづらい。
    ここはパスだ。
    青年誌コナーへと移る。

    103 :

    ジョン・コナーか

    104 = 91 :

    キョン(この辺でなんか読むか)

    適当な漫画を手に取り読み始めた。

    ―――――――――――――――――――――――――

    キョン(こ、このシーンは…)

    しばらく読み進め、巻数をこなしていくと、濡れ場のシーンに差し掛かった。

    キョン(周りに悟られずにじっくりみるには…)

    俺は体をたくみに動かし死角を作り上げることに成功した。

    キョン(よし、完璧だぜ…このシーンを目に焼き付けて…)

    こなた「なに不自然な体勢で熟読してるの?」

    キョン(げっ…)

    キョン「っお、おう、もういいのか?」

    慌てて漫画を戸棚に戻し体裁を取り繕う。

    こなた「まぁね。もう出たいんだけど…その漫画読んでからのほうがいい?」

    キョン「い、いや、いいよ。もう出よう」

    こなた「そう?ていうかさ、何読んでたの?」

    105 :

    キョンwwww

    106 = 91 :

    今戻した漫画を手に取ろうとするこなた。

    キョン「な、なんでもいいだろ。いくぞ」

    俺はこなたの手を取って出口へと歩き出した。

    こなた「ち、ちょっと…あの…手…」

    何か言っていたようだが無視して歩いた。

    ――――――――――――――――――――――――――

    キョン(ふぅ…なんとか危機は回避した)

    こなた「あの…」

    キョン「うん?」

    こなた「手…つないでるね…私たち…」

    キョン「あ、ああ悪い」

    さっ、と手を放す。

    キョン(ちょっと焦りすぎて不自然だったか…そこを突っ込まれると厄介だな)

    こなた「………」

    多少身構えたが、こなたからの突っ込みはなかった。
    ぼんやりと自分の手をみている。

    107 = 91 :

    キョン「もしかして、手つないだこと怒ってるのか?」

    こなた「え?いや、ぜんぜんだよ!うん、ほんと…」

    キョン「なら、いいけどさ…でも、いきなりで悪かったな」

    こなた「だから気にしてないって言ってるでしょ~」

    キョン「そっか」

    こなた「うん。でも動きの不自然さは気になったけどね。焦りようとか」

    キョン(やっぱきたか)

    キョン「あ~、その、そろそろ帰らないか?時間的にもさ」

    こなた「そだね~。じゃ、帰ろっか」

    ――――――――――――――――――――――――――――――――

    俺たちは他愛もない話をしながら駅まで歩いた。
    こなたは電車を乗り継いで学校に来ている。
    だから、駅へ着くとここでお別れになった。

    キョン「じゃ、またあしたな」

    こなた「うんじゃあね~」

    こなたはそう言って手を振ると、改札口へ向かっていった。

    108 = 91 :

    キョン(俺も帰るか)

    駅に背を向けると、自宅を目指して歩き出した。

    ――――――――――――――――――――――――――――――

    キョン「あ、おかえりキョンくんっ」

    丁度居間から出てきた妹が、意図せず俺を出迎える形になる。

    キョン「おう、ただいま。今日の晩飯なに?」

    キョン「えっとね~、匂いでわかれよ」

    そう冷たく言い放つと、二階へ上がって行った。

    キョン(一瞬でキャラ変わるなよ…思春期なのか?特有のキレ方か?)

    居間からはシチューとおぼしき香り。
    今夜はシチューで決まりだ。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――

    飯、風呂、歯磨き、テレビ、うんこ、etc.…もろもろ済ませて床につく。

    キョン(泉こなたか……けっこう気が合うかもな…ふぁ…寝よ)

    電気を消して、しばらくもしない内に意識はまどろみの海へと落ちていった…。

    109 = 91 :

    誰かが引き継いでくれることを願って眠る。そのまえに普通に落ちるかな…

    111 :

    寝てしまうとは情けない

    112 :

    書けッ!
    書くんだッ!

    114 :

    キョンは地味じゃなく素朴

    115 :

    案の定みゆきさんが出てない

    116 :

    お前ら初詣はもちろん鷲宮神社来るよな?

    117 :

    >>115
    全然気付かなかった。

    118 :

    >>115
    誰だっけ?

    120 = 116 :

    123 :

    125 = 91 :

    朝。登校するため坂を登っている。

    キョン(あー…この坂が面倒なんだよ)

    上を見上げてみる。
    まだ頂上までの距離があることが見て取れた。

    かがみ「おはよう、キョン」

    つかさ「おはよ~」

    上を見ながらとろとろ歩いていると声をかけられる。

    キョン「よう、はよ」

    かがみ「あんた、この坂の角度を利用してスカート覗こうとしてなかった?」

    キョン「するかよ。単にあとどのくらいか確かめながら進んでただけだ」

    かがみ「ならいいんだけど」

    つかさ「お姉ちゃん、キョンくんはそんな性犯罪者(谷口)くんまがいなことしないよ、きっと」

    性犯罪者と書いて谷口と読まれていた。

    かがみ「だといいんだけど」

    キョン(ちょっと同情するぞ、谷口)

    126 = 91 :

    教室。
    適当にトークする奴らで賑わっている。
    そんな中を抜けて自分の席へ着いた。

    キョン(まだこなたは来てないのか)

    教室を見回してみてもあいつの姿は見当たらなかった。

    谷口「よう、キョン」

    国木田「おはよー」

    頬杖を突いてぼーっとしていると谷口と国木田の二人がやってきた。

    キョン「よお。昨日はどうだったんだ?チェックし終えたのか」

    谷口「まぁ一通りはな」

    キョン「おもしろいやつとかいたら教えてくれよ」

    谷口「おもしろいやつね~…」

    国木田「あ、あの子とかおもしろくなかった?」

    国木田「あの、みアンサイクロペディアさんって呼ばれてたメガネの」

    谷口「あ~、確かに」

    127 = 114 :

    アンサイクロペディアwww

    128 = 91 :

    キョン「なんだよ、それ本名か」

    谷口「なわけねーだろ。あだ名だよ」

    キョン「どんな奴ならそんなあだ名がつくんだよ」

    谷口「おまえが言うな」

    国木田「なんかさ、幅広くいろんな知識を持っているようで、全てそれらしいこと言ってるだけだった
    りするらしいよ」

    谷口「俺の下半身ランクではA-となかなか評価は高いけんだけどな」

    キョン「ふーん…」

    バカ話はチャイムが鳴るまで続いた。
    その間もこなたはやってこなかった。
    欠席かとも思った。
    が、ギリギリ教室に駆け込んできてなんとか遅刻にならずに済んでいた。

    129 = 91 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    昼は昨日と同様のメンバーで食べ始めた。

    キョン「今朝遅刻しかけてたけど、寝坊でもしたのか」

    こなた「まぁね~。寝不足でさ…ふぁ~…」

    かがみ「遅くまで勉強でもしてたとか?」

    こなた「違うよ~。ネトゲだよ」

    130 :

    私怨

    131 = 114 :

    おーい、ひぃらぎー

    132 :

    公式では一番美人な設定なのに・・・・

    133 = 91 :

    キョン「ネトゲ?」

    こなた「うん、ネトゲ」

    つかさ「私よくしらないんだけど、ペットボトルで用を足したりする人たちのことだよね?」

    こなた「いや、よく知らないのになんでそんなコアな部分だけ知ってるのさ」

    こなた「しかもお昼中なのになんの躊躇もなくそんなネタ使うって…」

    谷口「つーか、泉ってアキバ系なのか?」

    こなた「バリバリそうだよ~」

    キョン「そっか。だからあんなにゲーム強かったのか」

    こなた「昨日はキョン、私に食い物にされてたよね」

    国木田「なに?昨日二人で遊んだの?」

    キョン「ああ。ゲーセン行ってブックオフ寄って帰った」

    かがみ「仲いいわね~」

    つかさ「もう付き合っちゃえばいいのに」

    こなた「えぇ!?あの…そういうのは…その…」

    谷口「キョオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オン!!!」

    134 :

    こなちゃ~ん

    135 = 91 :

    突然奇声を発して立ち上がる谷口。
    その異様すぎる様子にクラスの注目を一挙に集めていた。

    谷口「ロリコンはっ!!犯罪っなんだっよっ!!!!!通報するぞ!!!」

    キョン「いや、タメ年だろ。こなたは」

    谷口「それでもアウトなんだよ!!お前は法に触れてるんだよ!!!!!」

    キョン「下半身メーターとか言って反応してたのはおまえだろ」

    かがみ「なに?その下卑た名前のメーターは」

    国木田「谷口のアレが反応する度合いを示すものらしいよ。それで女の子をランク付けしてるんだよ」


    かがみ「なにそよそれ!なんで谷口なんかに格付けられなきゃなんないのよ!」

    キョン「かがみとつかさも測られてるぞ。A+だと」

    国木田「そのランクってことは、もう脳内で何度も…その…汚されちゃってると思うよ」

    つかさ「う…ふぇ~ん!谷口くんなんかに…初めてを奪われちゃった…ふぇ~ん!!」

    クラスメイト「谷口糞だな」

    クラスメイト「糞谷口だ」

    クラスメイト「谷糞口だろ」

    137 = 91 :

    谷口「あ゛ぁ゛!?食事中に糞とか言うなよてめーらっ!汚ねーんだよ!!」

    キョン「おまえが喋るごとに場が汚れていくことに気づけ」

    谷口「なんだっと!?俺は語尾に美をつけるぐらいキレイな存在だぞ!殺すぞ美!」

    キョン「いや、接頭辞的なノリでおまえ自身についてんだよ」

    谷糞口「あ゛ぁ゛!?なんだこっれ!?取ってくれ!?だれか取ってくれよ美!!」

    こなた「とりあず写メとっておこうっと」

    カシャ

    糞口「やめっろ!!見世物じゃねぇんだぞ!フラッシュで目潰し!!!やめっろ!!」

    カシャカシャカシャカシャ

    教室中からシャッター音が鳴り響く。

    谷糞「おい!!!俺を撮影するならマネージャー通せっよ!!!」

    昼休みは谷口の撮影会と化して幕を閉じた。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    昼休みが終わり、次の授業が始まる。
    今は体育で、男子は100m走、女子は50m走のタイムを計っていた。

    谷口「飯食った後に走れって、脱糞しろっていってるようなもんだろ」

    138 :

    こなたマジかわいい

    139 = 114 :

    もう谷口どっかいけよ

    140 = 115 :

    背景ズの出番か

    141 = 91 :

    キョン「昼休みから糞糞うるせーな。そんなに気に入ったのか」

    谷口「あ゛!?美谷口と呼べよ!!」

    国木田「ていうか最初は糞がくっついてるだけだったけどさ、最後には同化してたよね」

    キョン「ああ、原型がなくなるまで乗っ取られてたな。糞のほうが存在感あったくらいだ」

    谷口「おまえっら!!100m走タイムで勝負して負けたほうが死ねよ!!」

    キョン「いいけど」

    谷口「え?」

    国木田「僕もいいよ」

    谷口「え、あ、いや、今時死ぬとかなくね?重くね?今平成だぞ?おまえら武士かよ、はっは!!」

    ただのハッタリだった。

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


    タイムを計り終えた俺たちは階段に腰掛けて女子の50m走をみていた。

    谷口「乳揺れはいいな、やっぱ!」

    一人興奮する谷口を無視し、ぼんやりと見る俺と国木田。

    キョン(お、次はこなたか)

    142 :

    現実にありそうなノリだな。つかさかわいい

    143 = 91 :

    キョン(ネトゲで夜更かしするような奴だからな…運動は苦手だったりするのかな)

    そんな風に考えていたが、予想を裏切ってこなたは一着でゴールしていた。

    キョン(へぇ…速いんだな)

    国木田「速いね、泉さん」

    キョン「だな」

    国木田「涼宮さんぐらい速いかもね」

    キョン「かもな」

    あの涼宮ハルヒとかいう電波な女が走るのも見ていたが、あいつも速かった。

    国木田「あ、なんか勧誘みたいなのされてない?運動部かな」

    キョン「だろうな…って谷口は?」

    横を見てみるとさっきまでいたはずの谷口が跡形もなく消滅していた。

    国木田「なんか無言でトイレのほうに駆けて言ったよ」

    キョン「そっか。つーか、俺もトイレ行ってこよ」

    そう言って立ち上がると、トイレに向かった。

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    145 = 91 :

    トイレに入ると、個室からガサゴソ音がした後水の流れる音がした。

    キョン(谷口か…?)

    ガチャリ

    谷口「ふぅ…ああ、キョンか。奇遇だな、こんなとこで。おまえもトイレか?」

    キョン「そりゃそうだろ。それ以外の目的でくるかよ」

    谷口「はっはは、そうだよな!こりゃ一本取られたよ!じゃ、先戻ってるな」

    妙にすがすがしい顔をして俺の脇を抜けていった。

    キョン(なんだあいつ…悟ったような顔しやがって)

    キョン(つーか、手ぐらい洗えよな…)

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    体育の授業後の眠気を乗り越えて、面倒な清掃も終わった。
    後は帰るだけだが、最後のHRで席替えがあった。
    俺は窓際の一番後ろから二番目という中々の当たりを引いた。
    うしろがあの涼宮だというのが少し気になったが。

    キョン(帰るか)

    146 = 138 :

    フラグたててないのにその席になるんだ

    147 = 91 :

    つかさ「キョンくん、一緒に帰ろうよ」

    立ち上がろうとしたところで、つかさがやってきた。

    キョン「ああ、じゃ、一緒に帰るか」

    つかさ「お姉ちゃんも一緒にね」

    キョン「こなたは?」

    つかさ「こなちゃんは夜更かしと体育で疲れたからってすぐに帰っちゃった」

    キョン「そっか。じゃ、行くか」

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――

    途中でかがみと合流し、学校を出た。
    坂を下っていく。

    つかさ「昨日は私とお姉ちゃんは役員の集まりがあって一緒に遊べなかったけど…」

    つかさ「今日は遊べるから、どこか寄って行こうよ~」

    キョン「まぁ、いいけど」

    つかさ「カラオケとかどうかな?」

    かがみ「私はいいわよ」

    キョン「俺も別に」

    148 = 91 :

    つかさ「なら、決まりだね」

    ―――――――――――――――――――――

    カラオケボックスにつき、もろもろの手続きを済ませて個室へと移る。

    つかさ「なに歌おうかな~」

    かがみ「………」

    二人とも曲選びに夢中だった。

    キョン「つーか、なんで俺だけ手動検索なんてアナログな方法なんだよ」

    かがみ「しょうがないでしょ、コレ二つしかないんだから」

    リモコン兼検索機をタッチペンでつつきながら言う。

    かがみ「私たちが選び終わるまで我慢してよね」

    キョン(野郎…)

    俺は先手を打つためにでたらめに番号を入力して送信した。
    すると、微妙な音楽が流れ始めた。

    かがみ「なにこれ?」

    つかさ「キョンくん、これ歌うの?」

    画面には、与作、と表示されていた。

    149 :

    べ、べつに支援するわけじゃないんだからね!

    150 :

    Hey!Hey!(Ho!)


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