元スレビリビリ「へぇ・・・佐天さんには中に出せて私には出せないわけね」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 :
方
352 = 349 :
その頃
353 :
コンボイ「私に良い考えがある」
354 :
バリバリ
355 :
330ずいぶn遅れたけど
「なあびりびり」
俺の部屋のソファーを我がもの顔で占領し、DVD鑑賞に没頭するやつに問いた。
「明日はいちんち暇だし、どっかでかけるか?」
興味も無い恋愛ものを、見たいみたいとせがまれ見せられる身としては、少しでも会話によって暇をつぶしたいわけであるが。
「んー……そうね。どっかいきましょ」
こうも気の無い返事をされると、こちらとしてもめんどくさいというかやりずらい訳で。
まあこんなベタな映画を真剣に見るようなかわいい所もあるじゃないかとくるし紛れに納得してみる。
流石に精神年齢的にはまだまだ中学生、といったところか。
いや普段の外で合う姿が大人びてるだけであって、二人きりのときはかわいい子供のようなしぐさも見せてくれるときもあるが。
「どっか行きたいとことかないのか? 決めちゃっていいんだぞ」
とまあ聞いてみても、はぁだのうんだのしか帰ってこないなんて中々にめいるものがある。
どうしようもないので、画面を見るしかないのだが、これまた海岸で愛を囁き合う外人共しか映っていない訳だ。
うん、でも候補としてはいいんじゃないか。
356 :
もちにをちん
357 :
ビリビリってツインテールの子?
358 = 355 :
昨日薬指折ったんだがタイプしずらくて敵わん
「なあ、海行こう海」
「うん。――ってえ? あんた今何月だと思ってんのよ」
べつに泳ぎに行くわけじゃねぇよ、と付け加えると、なぜか美琴は頬を赤らめてこう言った。
「じゃああんた、期待していいのね?」
期待とかされてもちょっと困るし、いったい何の期待だよと突っ込みたくなる気持ちを抑え、任せろとガッツポーズ。
なぜか美琴は、さらに赤くなったりんごみたいな頬を隠すようにしたを向いた。
「見事になんもねぇな」
俺の第一声だ。
目の前に広がる大海原。辺りを覆う肌色の砂浜。海岸線遠くに映るごつごつした岸壁。
紛れも無く、目的地である海に到着したわけだ、が。
「なぁにすっかね……」
砂浜の上にゲーセンはないし、海だからといって、流石にアカペラ熱唱は恥ずかしい。
大自然に、自分たちの娯楽を満たしてくれる設備などありはしないのである。
つまりは暇なのだ。ものすごく。
「ちょっと、寒いじゃない。もっとくっつきなさいよ」
359 = 355 :
もうかきだめなくなった死にたい
昨日のDVD効果なんだろうか、積極的になってくれる美琴にはうれしいが俺にはエスコートしなければいけない義務があるのだ。
なんとか楽しめるものがないと……。
そう思うだけでは仕方が無い訳で、とりあえず歩くことにする。寒いしな。
「とりあえず歩こうぜ。止まってたら寒いだけだし」
そういって条件反射的に美琴の肩に手を回せるようになっている自分がいて、思わず苦笑する。
それに対して照れなくなった美琴の様子からも、付き合いはじめからの期間が長いことが分かるだろうか。
――まあとりあえず、岸壁のある岩場付近まで足を伸ばしてみようと思う。
「美琴、あの辺いってみないか? 眺めいいかもしれないし」
「別にいいわよ。そう決まったならさっさと歩きなさい、私が進めないでしょ」
何気に恥ずかしいことを言ってくれた。
・・・・・・歩き始めて数分は経っただろうか。
はじめのうちこそ喋ってはいたが、寒さのせいか口数も減ってきてしまった。
「なあびりびり。おまえさ――」
「はいストップ。びりびり禁止、呼ぶとき美琴。どぅゆーあんだすたーん?」
「わ、悪い。――でさ、美琴は寒くないか?」
時々、抜けない癖でびりびりとかいう失言をしてしまう俺ではあるが、気遣う位の甲斐性は持ってるわけで。
360 = 351 :
全裸で支援します
薬指お大事に…
361 = 355 :
ごめん寒いし打ちずらいから携帯にいどうしmす
あさまでには終わらせるから気楽によんでくだしあ
支援感謝
362 = 351 :
あげ
364 :
佐天さんと黒子はアニメの現在放送されてる1~9話までの間に一度も会話をしていない
これ豆知識ね
366 = 351 :
>>364
それは知らなかったw
あの二人気が合いそうにないもんな
367 :
「心が、寒いかもねー」
はっと、思わず美琴の方をみるが、俺は俺の杞憂が空振りに終わったことを知った。
そこには、してやったりと口元を歪ませる美琴の顔があったのだ。
「びびったでしょ~。ふふっ、バカね」
「なっ、男の子の純情をいじめるもんじゃないぞ!」
「――あんたの腕、暖かいわよ」
……思わず、面食らってしまった。
隣で、長いまつげを伏せ俺に身を寄せる少女が、こんなにも可愛いなんて。
「なんていうか、可愛かったぞ、今の」
こう言うときは正直に言うもんだと直感が告げる。
普段なら、それこそ雷のような怒鳴り声でごまかす美琴だが今日ばかりは違うようで。
「私、あんたが好き」
368 = 343 :
>>364今週分で一応黒子が佐天さんのこと友達と言ってただけかwwww
369 = 367 :
「あんたの横が一番心地よいんだから、今そこにいる私は幸せなの」
唾を飲み込む音って、こんなにも大きかったっけ。
なんてどうでもいいような疑問しか思考しない俺はバカなんだろうか。
「だからあんたは、私がいつも横にいる幸せを感じなさい」
付き合いはじめからこれまで、俺が気持ちを打ち明けたことはあったが、美琴から打ち明けたことはなかった。
俺は別に気にしてなかったし、わざわざ言葉にしなくてもいいんじゃないかとか思ってたが……。
このにやけがとまらないような充実感、正直病みつきに成りそうだ。
俺はそのまま、黙って空をあおぎ、また美琴をぎゅっと――美琴を俺に刻むかのように――抱き締めた。
370 = 353 :
>>364
ほんとかよ・・・怖くなってきた
371 :
>>368
場に一緒にいるだけで、喋ったことないやつをはたして友達と呼んでいいのかwwww
373 :
>>371
エンディングのNGシーンでは仲良さそうに喋ってたぞ
374 :
寝たか…
375 = 364 :
ほ
379 :
>>364
原作ではしてんのにマジソース
380 :
基本黒井は素人の佐天が一緒にいることに不快感もってるからね
384 = 367 :
毎度お馴染みねおちですすいません
「……いい加減顔あげてこの青い大海原でもみたらどうだ? 羞恥とかどうでもよくなるぞ、きっと」
「うっさい! どうでもよくないわよ!」
先ほどの美琴の大告白祭りのすぐ後に目的地であるこの岸壁についた訳ですが。
美琴さんの機嫌がまるでエベレストの山頂の天気のように読めません、はい。
「……なんでそんな拗ねてんだよ」
「恥ずかしいじゃないの、ばか!」
それこそ言いがかりなんじゃないかと思うところであるが。
とりあえずこのお姫さまの機嫌を直すのも俺の仕事な訳で。
こう考えると不条理なんだが……。
「ん。……ばか」
美琴の肩にかけていた手で、頭を撫でてやるだけで機嫌を直してくれるのだから、単純で逆にかわいいなと思える。
さらさらの髪を流してやると、美琴は目を細めて笑みを浮かべた。
385 :
まだ生きてたかww
386 = 355 :
>>385
え?しんでいい?
387 :
それはダメ
388 :
なんかほのぼのになってる
389 = 355 :
どうしょうエロ行こうか悩む
391 = 383 :
好きなように書いてくれ
俺達はそれを読んで脱ぐだけだ
392 :
木山さんと温泉にいきたい
394 :
おkゆっくり待つぜよ
399 = 394 :
上条さん×美琴
ステイル×小萌
一方通行×打ち止め
浜面仕上×滝壺理后
異論は認める
400 :
>>399
なにを言ってるんだお前は二番目以外は元からそれぞれ主人公とメインヒロインじゃん
デックス? 誰其?
みんなの評価 : ★★
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