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元スレ魔王「ふふふ……待っていたぞ、勇者……よ?」
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>>700
カノッサの方から来ました
カノッサの方から来ました
勇「……見えたぞ」
魔「これが……魔王城?」
僧「そうだろうね……」
勇・僧・魔「ちっさ!!!!!!」
勇「え、これ普通の一軒家並の大きさじゃないか?」
僧「これならご老人の住居の方がまだ大きかったような」
魔「これは偽者なんじゃ?」
勇「でも札に『魔王』って書いてある……」
僧・魔「……」
魔「これが……魔王城?」
僧「そうだろうね……」
勇・僧・魔「ちっさ!!!!!!」
勇「え、これ普通の一軒家並の大きさじゃないか?」
僧「これならご老人の住居の方がまだ大きかったような」
魔「これは偽者なんじゃ?」
勇「でも札に『魔王』って書いてある……」
僧・魔「……」
僧「どうりで中々見えてこないわけだ」
勇「道の途中で見たときはまた違うものだと思ったよ」
魔「入りますか?」
勇「いや、流石に無防備に突撃するのはどうかと思うぞ」
僧「これ扉開けるの難しいのかな?」
魔「逆に悩みますね……」
勇「道の途中で見たときはまた違うものだと思ったよ」
魔「入りますか?」
勇「いや、流石に無防備に突撃するのはどうかと思うぞ」
僧「これ扉開けるの難しいのかな?」
魔「逆に悩みますね……」
今更だが、試着室にいた男女は付き合ってたのかもな
だから他の女に彼氏の裸を見られた女勇者は不機嫌になったと…
だから他の女に彼氏の裸を見られた女勇者は不機嫌になったと…
勇「……なんか武闘派ではない魔王な気がしてきた」
僧「とりあえずチャイムだけでも押しに行ってみる?」
魔「そうですね。悩んでいても仕方ありません さっさと成敗してしまいましょう」
勇「よしっ 行くぞ!!」 ダッ
バチバチバチバチ
勇「うがぁぅぅぅあぁあぅぁぁ!?」
僧「ゆ、勇者!?」
魔「か、回復!!薬草何処!?」
僧「大丈夫か!しっかりしろ!!」
勇「うっ……」
僧「物理的に困るのは初めて」
勇「……とりあえず突っ込むの中止」
僧「とりあえずチャイムだけでも押しに行ってみる?」
魔「そうですね。悩んでいても仕方ありません さっさと成敗してしまいましょう」
勇「よしっ 行くぞ!!」 ダッ
バチバチバチバチ
勇「うがぁぅぅぅあぁあぅぁぁ!?」
僧「ゆ、勇者!?」
魔「か、回復!!薬草何処!?」
僧「大丈夫か!しっかりしろ!!」
勇「うっ……」
僧「物理的に困るのは初めて」
勇「……とりあえず突っ込むの中止」
>>709
ふしぎ遊戯乙
ふしぎ遊戯乙
僧「意識はしっかりしてる?」
勇「基本的には問題ない」
魔「無理しちゃ駄目ですよ?」
勇「突然ダメージ受けてびっくりしただけだ」
僧「……勇者を拒むのは当然だね」
勇「どうするかなぁ」
うーん
魔「こういう時に杖を使うんじゃないんですか?」
勇・僧「あ」
勇「そりゃそうだ」
僧「その為のこの杖だったよね」
魔「明日また出直しましょう」
勇「魔法使いグッジョブ」
勇「基本的には問題ない」
魔「無理しちゃ駄目ですよ?」
勇「突然ダメージ受けてびっくりしただけだ」
僧「……勇者を拒むのは当然だね」
勇「どうするかなぁ」
うーん
魔「こういう時に杖を使うんじゃないんですか?」
勇・僧「あ」
勇「そりゃそうだ」
僧「その為のこの杖だったよね」
魔「明日また出直しましょう」
勇「魔法使いグッジョブ」
勇「見えるか?」
僧「……うぅ」
勇「代わる?」
僧「……自分はこれをやる為にここまで来たんです」
勇「そうか、 じゃぁどうなってるか教えてくれ」
僧「魂が溶ける位まわってます」
勇「……黄色くなかったけどな」
僧「こうしてみるとわかるんですが 結構カラフルですよ」
勇「え、本当?」
魔「ちょっと興味ありますね」
勇「話が脱線するからおいておくけど」
僧「そうだねぇ……幽霊よどけっ!!」
勇「……」 ダッ
僧「あっ待って!!」
バチバチバチバチバチバチバチ
僧「……うぅ」
勇「代わる?」
僧「……自分はこれをやる為にここまで来たんです」
勇「そうか、 じゃぁどうなってるか教えてくれ」
僧「魂が溶ける位まわってます」
勇「……黄色くなかったけどな」
僧「こうしてみるとわかるんですが 結構カラフルですよ」
勇「え、本当?」
魔「ちょっと興味ありますね」
勇「話が脱線するからおいておくけど」
僧「そうだねぇ……幽霊よどけっ!!」
勇「……」 ダッ
僧「あっ待って!!」
バチバチバチバチバチバチバチ
勇「いけるかと思った」
魔「思わぬ勇者さんの勇気にびっくりです」
僧「試しに叫んでみただけなんだけど……」
魔「なんて言えばいいんでしょかね」
勇「もはや言葉が通じないからな……」
僧「冷静に考えて今までで最強の敵だよね」
魔「まだ魔王に会ってないんですけど」
勇「先が思いやられる」
僧「誰のせいだと」
魔「思わぬ勇者さんの勇気にびっくりです」
僧「試しに叫んでみただけなんだけど……」
魔「なんて言えばいいんでしょかね」
勇「もはや言葉が通じないからな……」
僧「冷静に考えて今までで最強の敵だよね」
魔「まだ魔王に会ってないんですけど」
勇「先が思いやられる」
僧「誰のせいだと」
勇「僧侶はそろそろお化けに慣れないのか?」
僧「慣れるわけが無い」
魔「そんな嫌いなんですか」
僧「普段は視界に入ってくるなって言ってるから……」
勇・魔「あー」
僧「だって怖いんだもん」
勇「魂を操る特訓が必要かな」
僧「……嫌な予感しかしません」
僧「慣れるわけが無い」
魔「そんな嫌いなんですか」
僧「普段は視界に入ってくるなって言ってるから……」
勇・魔「あー」
僧「だって怖いんだもん」
勇「魂を操る特訓が必要かな」
僧「……嫌な予感しかしません」
僧「……ここは何度来ても怖いね」
勇「どうするか」
魔「ピンポン押しに行くだけなんですけど」
僧「お願いします!!勇者の皆さん協力してください!!」
勇「ん?」
僧「ここの勇者が魔王に会いに行きたいんです!仇討ちはします!!どいてっっっ!!!」
勇「いまだっ!!」 ダッ
バチバチバチバチ
勇「どうするか」
魔「ピンポン押しに行くだけなんですけど」
僧「お願いします!!勇者の皆さん協力してください!!」
勇「ん?」
僧「ここの勇者が魔王に会いに行きたいんです!仇討ちはします!!どいてっっっ!!!」
勇「いまだっ!!」 ダッ
バチバチバチバチ
勇「うぅ……やっぱり無理か」
魔「薬草の無駄遣いなんで止めてくれませんか?」
勇「回復魔法使えば良いじゃん……」
僧「私はあれと向き合ってるだけで死にそうなんだが」
勇「もう良いよ、俺と代われよ……」
僧「それは断る」
勇「ここにきて急に面倒くさくなったなお前!」
僧「自分の仕事を確保してなにが悪い」
勇「話が進まないんだよ」
僧「ま、まぁ次は大丈夫でしょ」
勇「持った?」
僧「二人で同時持ちね……」
魔「なんだかいいなー」
勇「……これは確かに凄いな」
僧「魔王城の周りを恨みがましく取り囲んでいるように見えないかい?」
勇「どうすんだ」
僧「わからない」
勇「……」
僧「……」
勇「……」
僧「……あ」
勇「?」
僧「時々中に入っていく奴が居ないか?」
勇「ほんとだ」
僧「二人で同時持ちね……」
魔「なんだかいいなー」
勇「……これは確かに凄いな」
僧「魔王城の周りを恨みがましく取り囲んでいるように見えないかい?」
勇「どうすんだ」
僧「わからない」
勇「……」
僧「……」
勇「……」
僧「……あ」
勇「?」
僧「時々中に入っていく奴が居ないか?」
勇「ほんとだ」
勇「こいつらは何なんだろう……」
僧「魂に意思があるかって事?」
勇「そこまで高尚でなくても良いんだけど」
僧「命令を聞かないんだよね」
勇「どけっ!」
勇「どかないよな」
僧「今、勇者がやって気がついたけど回転していない浮遊霊の方が動いたよ」
勇「そうなのか」
僧「という訳であの塊は魂じゃないのかもしれない」
勇「ナナーン……」
僧「ふざけている場合じゃないよね」
勇「いつまでも手をこまねいてるわけにはいかないか」
魔「どうにかなりそうですか?」
勇・僧「まだまだです」
僧「魂に意思があるかって事?」
勇「そこまで高尚でなくても良いんだけど」
僧「命令を聞かないんだよね」
勇「どけっ!」
勇「どかないよな」
僧「今、勇者がやって気がついたけど回転していない浮遊霊の方が動いたよ」
勇「そうなのか」
僧「という訳であの塊は魂じゃないのかもしれない」
勇「ナナーン……」
僧「ふざけている場合じゃないよね」
勇「いつまでも手をこまねいてるわけにはいかないか」
魔「どうにかなりそうですか?」
勇・僧「まだまだです」
魔「作戦会議ターイム」
勇「ここまでの情報を整理しよう」
僧「と言っても『杖』と『魂』この二つしか情報ありませんよ」
勇「そうやって捉えるから駄目なんだよ」
僧「じゃぁどのように?」
勇「『勇者が一杯必要』なはずなんだよ」
僧「だから今、一杯いるじゃない」
勇「でもあれは明らかに俺たちを邪魔してる」
僧「だから?」
勇「もっと集めてみろって事だと思う」
僧「……魂に埋まるのやだな」
勇「ここまでの情報を整理しよう」
僧「と言っても『杖』と『魂』この二つしか情報ありませんよ」
勇「そうやって捉えるから駄目なんだよ」
僧「じゃぁどのように?」
勇「『勇者が一杯必要』なはずなんだよ」
僧「だから今、一杯いるじゃない」
勇「でもあれは明らかに俺たちを邪魔してる」
僧「だから?」
勇「もっと集めてみろって事だと思う」
僧「……魂に埋まるのやだな」
僧「……」 ヒョォォォォ
勇「……」
僧「二人共近くに居て」 ヒョォォォォォオォォォ
魔「……」コク
僧「……一杯集まれ!!」 ヒュゥゥ
勇「どう?」
僧「今、魔王城と同じくらいの魂が集まってる」
勇「……凄いんだな」
僧「予想以上だよ」
勇「行ってみるぞ……」
バチバチッ バチッ バチッ バチッ シュゥゥゥ
勇「……」
僧「二人共近くに居て」 ヒョォォォォォオォォォ
魔「……」コク
僧「……一杯集まれ!!」 ヒュゥゥ
勇「どう?」
僧「今、魔王城と同じくらいの魂が集まってる」
勇「……凄いんだな」
僧「予想以上だよ」
勇「行ってみるぞ……」
バチバチッ バチッ バチッ バチッ シュゥゥゥ
--------------------------------------------
勇「入れた……」
勇「大丈夫だったか?僧侶?魔法使い?……あれ?」
勇「居ない」
勇「……帰るか、帰らないか」
勇「二人が危険な目に会わなくて良かった」
勇「そういうことにしておこう
」
勇「入れた……」
勇「大丈夫だったか?僧侶?魔法使い?……あれ?」
勇「居ない」
勇「……帰るか、帰らないか」
勇「二人が危険な目に会わなくて良かった」
勇「そういうことにしておこう
」
しーーーーん
勇「静かだなぁ……二人が居ないだけなんだけど」
勇「……」 ピンポーン
ガチャッ
勇「空いた」
勇「……」 トン トン トン トン
勇「普通の家だなぁ」
勇「台所も普通に使った跡がある」
勇「魔王何処ー?」
勇「……お前は!?」
魔王「ふふふ……待っていたぞ、勇者……よ?」
勇「子供?」
勇「え、子供?」
勇「普通の家だなぁ」
勇「台所も普通に使った跡がある」
勇「魔王何処ー?」
勇「……お前は!?」
魔王「ふふふ……待っていたぞ、勇者……よ?」
勇「子供?」
勇「え、子供?」
魔王「魔王がこんな姿でがっかりしたか?正直そこまでひかれるとは思わなかったが」
勇「冗談じゃないんだよな?」
魔王「私の前で手を振るな!!」 バチッ
勇「っつ!」
魔王「侮るなよ」
勇「くっ……」
魔王「……何故ここまで来た」
勇「何故?」
勇「理由なんて聞いてどうする」
魔王「お前はここまで何を見てきた」
勇「何人かの勇者達の生き様を」
魔王「何を思った」
勇「自分の不甲斐無さを」
魔王「貴様は何故不甲斐無いと思う?」
勇「だから何故理由を聞く」
魔王「お前はここまで何を見てきた」
勇「何人かの勇者達の生き様を」
魔王「何を思った」
勇「自分の不甲斐無さを」
魔王「貴様は何故不甲斐無いと思う?」
勇「だから何故理由を聞く」
魔王「何故最初の勇者は『いいえ』か『はい』しか言わなかったと思う?」
魔王「何故戦士が貴様を殺そうとしたかわかるか?」
魔王「何故僧侶が消えたか知っているのか?」
魔王「何故あの勇者は死んでなおこの世に居た?」
魔王「何故男と女はあれほどに愛し合った?」
魔王「何故老人は待ち人の後を追わなかった?」
魔王「何故?」
勇者「や、止めろ!!」
魔王「何故戦士が貴様を殺そうとしたかわかるか?」
魔王「何故僧侶が消えたか知っているのか?」
魔王「何故あの勇者は死んでなおこの世に居た?」
魔王「何故男と女はあれほどに愛し合った?」
魔王「何故老人は待ち人の後を追わなかった?」
魔王「何故?」
勇者「や、止めろ!!」
魔王「もし貴様がこの国の勇者に対する教育を知っていれば」
魔王「もし貴様が勇者への扱いを見てきた戦士の気持ちを知っていれば」
魔王「もし貴様が無残な形で殺された勇者と責める事の出来ない国王への葛藤を知っていれば」
魔王「もし貴様が彼の持つ本当の心残りを知っていれば」
魔王「もし貴様が女の傷つけられた体と男の馴れ初めを知っていれば」
魔王「もし貴様が老人の冒険の終わりを知っていれば」
魔王「もし貴様が……」
勇「何が言いたいんだ!!」
魔王「もし貴様が勇者への扱いを見てきた戦士の気持ちを知っていれば」
魔王「もし貴様が無残な形で殺された勇者と責める事の出来ない国王への葛藤を知っていれば」
魔王「もし貴様が彼の持つ本当の心残りを知っていれば」
魔王「もし貴様が女の傷つけられた体と男の馴れ初めを知っていれば」
魔王「もし貴様が老人の冒険の終わりを知っていれば」
魔王「もし貴様が……」
勇「何が言いたいんだ!!」
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