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元スレ【物理】磁気の代わりにレーザーの熱を使ってデータを保存し100倍高速化 ハードディスク向け新技術
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レーザーで100倍高速化:ハードディスク向け新技術
欧州とアジアの研究者からなるチームが、磁気の代わりにレーザーの熱を使ってデータを
保存する方法を披露した。この技術が実用化されれば、現在のものに比べて100倍以
上も高速なハードディスクが生まれる可能性がある。
国際的な研究者チームが開発した新たなストレージの技術は、レーザーを利用して鉄と
ガドリニウムの基板の極性を切り替えるというもの。(画像:University of York)
欧州とアジアの研究者からなるチームが、磁気の代わりにレーザーの熱を使ってデータを
保存する方法を披露した。この技術が実用化されれば、現在のものに比べて100倍以上
も高速なハードディスクが生まれる可能性がある。
この研究プロジェクトを率いたのはヨーク大学の物理学者であるTom Ostler氏。同氏は
Wiredに「この技術によってコンピュータがより高速にファイルを記録できるようになり、これ
までの磁気データストレージ技術を利用する必要がなくなるため、消費電力を減らすことも
できる」と話している。
Ostler氏と各国の研究者(スペイン、スイス、ウクライナ、ロシア、日本、オランダの研究
機関のメンバーで構成されている)は今月、「Nature Communications」サイトに掲載
された論文のなかでこの画期的な技術について説明している。
通常、ハードディスクにデータを書きこむ際は磁気が利用される。磁界の極性を変える
ことで、1と0の信号を書きだし、データが保存される場所の極性を変える。その際、一方の
極性が1、もう一方が0として記録される。
熱は磁界を歪めるため、この技術にとって大敵とされてきた。ところがOstler氏らは、磁界
でなく熱を用いて物体の極性を変化させる方法で、1秒間に数千ギガバイトのデータを
保存できるという。彼らが用いたレーザーは60フェムト秒(1フェムト秒は1000兆分の1秒)の
パルスを、主に鉄とガドリニウムでできた素材の物質上に照射する。
鉄とガドリニウムは「逆平行」(電荷が逆を向いている状態)に並んでいるが、レーザーパルスが
あたると、鉄はガドリニウムよりも速く脱磁し(この理由についてはOstler氏らがはまだ研究中)、
温度が下がるときに電荷の方向が逆になるのだという。これはストレージの基本的な仕組みの
1つで、「Single Switching Event」と呼ばれている。
論文によれば、これらの過程が5ピコ秒(1ピコ秒は1兆分の1秒)以内に起こるという。
レーザーを利用したデータ記録方法に関してはこれまでも事例がある。例えば、オランダのラット
バウト大学(Radboud University)の研究者であるClaudiu Daniel Stanciu氏は、フェムト秒
レーザーによる磁気記録に関する論文を発表している。また、ドライブヘッドメーカーのTDKも
昨年10月に同様のアイディアを発表している。
TEXT BY Caleb Garling TRANSLATION BY 中村航
WIRED 2012年2月11日
http://wired.jp/2012/02/11/lasers-hard-drive/
Ultrafast heating as a sufficient stimulus for magnetization reversal in a ferrimagnet
T.A. Ostler, J. Barker, R.F.L. Evans, R.W. Chantrell, U. Atxitia, O. Chubykalo-Fesenko,
S. El Moussaoui, L. Le Guyader, E. Mengotti, L.J. Heyderman, F. Nolting, A. Tsukamoto,
A. Itoh, D. Afanasiev, B.A. Ivanov, A.M. Kalashnikova, K. Vahaplar, J. Mentink, A. Kirilyuk,
Th. Rasing, A.V. Kimel
Nat. Commun. 3 : 666 doi:10.1038/ncomms1666 (2012)
http://www.nature.com/ncomms/journal/v3/n2/full/ncomms1666.html
>>2辺りに続く
欧州とアジアの研究者からなるチームが、磁気の代わりにレーザーの熱を使ってデータを
保存する方法を披露した。この技術が実用化されれば、現在のものに比べて100倍以
上も高速なハードディスクが生まれる可能性がある。
国際的な研究者チームが開発した新たなストレージの技術は、レーザーを利用して鉄と
ガドリニウムの基板の極性を切り替えるというもの。(画像:University of York)
欧州とアジアの研究者からなるチームが、磁気の代わりにレーザーの熱を使ってデータを
保存する方法を披露した。この技術が実用化されれば、現在のものに比べて100倍以上
も高速なハードディスクが生まれる可能性がある。
この研究プロジェクトを率いたのはヨーク大学の物理学者であるTom Ostler氏。同氏は
Wiredに「この技術によってコンピュータがより高速にファイルを記録できるようになり、これ
までの磁気データストレージ技術を利用する必要がなくなるため、消費電力を減らすことも
できる」と話している。
Ostler氏と各国の研究者(スペイン、スイス、ウクライナ、ロシア、日本、オランダの研究
機関のメンバーで構成されている)は今月、「Nature Communications」サイトに掲載
された論文のなかでこの画期的な技術について説明している。
通常、ハードディスクにデータを書きこむ際は磁気が利用される。磁界の極性を変える
ことで、1と0の信号を書きだし、データが保存される場所の極性を変える。その際、一方の
極性が1、もう一方が0として記録される。
熱は磁界を歪めるため、この技術にとって大敵とされてきた。ところがOstler氏らは、磁界
でなく熱を用いて物体の極性を変化させる方法で、1秒間に数千ギガバイトのデータを
保存できるという。彼らが用いたレーザーは60フェムト秒(1フェムト秒は1000兆分の1秒)の
パルスを、主に鉄とガドリニウムでできた素材の物質上に照射する。
鉄とガドリニウムは「逆平行」(電荷が逆を向いている状態)に並んでいるが、レーザーパルスが
あたると、鉄はガドリニウムよりも速く脱磁し(この理由についてはOstler氏らがはまだ研究中)、
温度が下がるときに電荷の方向が逆になるのだという。これはストレージの基本的な仕組みの
1つで、「Single Switching Event」と呼ばれている。
論文によれば、これらの過程が5ピコ秒(1ピコ秒は1兆分の1秒)以内に起こるという。
レーザーを利用したデータ記録方法に関してはこれまでも事例がある。例えば、オランダのラット
バウト大学(Radboud University)の研究者であるClaudiu Daniel Stanciu氏は、フェムト秒
レーザーによる磁気記録に関する論文を発表している。また、ドライブヘッドメーカーのTDKも
昨年10月に同様のアイディアを発表している。
TEXT BY Caleb Garling TRANSLATION BY 中村航
WIRED 2012年2月11日
http://wired.jp/2012/02/11/lasers-hard-drive/
Ultrafast heating as a sufficient stimulus for magnetization reversal in a ferrimagnet
T.A. Ostler, J. Barker, R.F.L. Evans, R.W. Chantrell, U. Atxitia, O. Chubykalo-Fesenko,
S. El Moussaoui, L. Le Guyader, E. Mengotti, L.J. Heyderman, F. Nolting, A. Tsukamoto,
A. Itoh, D. Afanasiev, B.A. Ivanov, A.M. Kalashnikova, K. Vahaplar, J. Mentink, A. Kirilyuk,
Th. Rasing, A.V. Kimel
Nat. Commun. 3 : 666 doi:10.1038/ncomms1666 (2012)
http://www.nature.com/ncomms/journal/v3/n2/full/ncomms1666.html
>>2辺りに続く
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【ナノ】1ビットをわずか12個の原子で記録:「世界最小の磁気記憶素子」 反強磁性鉄原子のスピン偏極トンネル効果を利用 画像あり
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1326520537/-100
【物理】容量無限のハードディスクへ道 新たな物理現象を発見 九工大など
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1309786270/-100
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まあ真面目な話、書き込みがレーザーでできても、読み出しが磁気ヘッドでは
HDDの物理的脆弱性の問題は何も解決されない。それこそが今や最大のネックなのに。
これはポシャるだろう。 「おもしろいですねえ」とは言われるだろうけど
HDDの物理的脆弱性の問題は何も解決されない。それこそが今や最大のネックなのに。
これはポシャるだろう。 「おもしろいですねえ」とは言われるだろうけど
キューブメモリだろ
三次元交点でつかう
すでにレーザーメモリは基本的に存在してる
ちなみになんで
日本人だけなのにアジア人なんだ?
三次元交点でつかう
すでにレーザーメモリは基本的に存在してる
ちなみになんで
日本人だけなのにアジア人なんだ?
そしていつの間にか助手とかで参加していたk国人が開発した事になっているのですね。
わかります。
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最近バックアップはHDDにしか取ってないけど
そろそろ富士山噴火対策必要なのかなぁ。
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>>6
素人かよって、突っ込んだ俺はダメな人なんですねorz
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ネオジム磁石テロに強いHDD出来る?
実用化される頃にはSSD安くなる?
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この手の
記憶容量が飛躍的にとか
速度が格段に高速にとか
数年後の実用化とか
いままで散々見てきたのだけど
今現在のところ、実用化されたものはひとつもない
ひとつもない
記憶容量が飛躍的にとか
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今現在のところ、実用化されたものはひとつもない
ひとつもない
>>4
小さな業績を、大きく宣伝するのが現在の科学者
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レーザーは熱で直ぐ壊れるでしょ
俺のDVDは何台壊れたか
今ので四年で八台だよ内二台は保障で直した
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今ので四年で八台だよ内二台は保障で直した
難し過ぎて全く何を言ってるのかわからん
とりあえずこれを使えば消費電力が減るというのだけはわかった…
とりあえずこれを使えば消費電力が減るというのだけはわかった…
垂直磁気記録方式だって提唱されてから製品化までに35年かかってんだろ?
結局はコストの問題なんだよね。SSDが下がらない以上は
低コストでより早いものを作るしかない。
HDDを使うなら今とほとんどコストは変わらないだろうから
実用化すれば爆発的に広がるよ。
低コストでより早いものを作るしかない。
HDDを使うなら今とほとんどコストは変わらないだろうから
実用化すれば爆発的に広がるよ。
>>31
ボリュームを上げるとピーピーガーガー鳴ってたなwww
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どのくらいの「熱」なのかなぁ。
また冷却ファンが大きくなるのかなぁ。
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>>23
俺が小学生の時は、HDDが個人使用で、しかも手のひらサイズになるなんて思いもよらなかったぞ
俺が小学生の時は、HDDが個人使用で、しかも手のひらサイズになるなんて思いもよらなかったぞ
>>23
ハードディスクの記録なんて驚異的な速度で新しい技術が
実用化されて容量増やしてるんですが
要するに知られていないだけ
これとは別だけど10TBまで容量を増やすための候補として
シングルライト、パターンドメディア、熱アシスト記録とか
有望な技術はいくつも考えられ、検証されている
何も知らずにHDDなら同じ技術使ってると思ったら大間違い
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実用化されて容量増やしてるんですが
要するに知られていないだけ
これとは別だけど10TBまで容量を増やすための候補として
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何も知らずにHDDなら同じ技術使ってると思ったら大間違い
>>23
ちょっとずつ実用化してるよ
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