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    元スレ新ジャンル?「ロリおねえさん(超齢)」

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    201 = 194 :

    「うおおおおおおおおおおお」

    「ちょと、叫ばないでよ、恥ずかしいから」

    「おおおおおおおおおっっっしゃあああああ一番前ーーーー」

    「……疲れた」

    「お疲れ様。でも気は抜けないわよ」

    「え?のわっぷ」

    「毎年、前を取り合うために壮絶なおしくらまんじゅうが繰り広げられるのだから。」

    「そういう、ことは、先に、くそっ、なめんなあああああああ」

    「ほんっと、こういうのに熱くなるタイプね。
    さ、しっかり捕まってるから頑張んなさい」

    202 = 194 :

    ワーワー

    (中略)

    ワーワー


    「……まったく、情けない」

    「いや、あれは無理だろ。なんだよあのあとから来た屈強なウォリアーたちは。」

    「あれが真打ち。最後に出てきてそれまで前に陣取ってたのと、何も知らない一般人を押しのけて、一番前を占領するの。」

    「ひっで、分かっててやらせたのかよ」

    「楽しかったでしょう?」

    「お前はな」

    203 :

    応援してるからな

    204 :

    「にしても、あの神輿、最終的にはどこに行くんだ?」

    「本殿よ。見に行ってみる?」

    「うーん、でもどうせ人が多すぎて見えないだろ」

    「高台があるから、目が良ければそこから見えるわ。あなた、視力は?」

    「自信あるぞ。両目ともに1.4だ!
    ……コンタクトだけど」

    「じゃあ行きましょうか」

    「スルーされた!?」

    205 = 204 :

    「ほうほう、これはこれは
    なかなかの絶景かな」

    「ちょうど神輿が来たところね
    今から本殿に入って、乗っている神様を降ろすそうよ」

    「すぐには終わらないんだろう」

    「ええ」

    「つまり外の人は終わるまでしばらく待ってろってことか」

    「そうなるわね」

    206 = 204 :

    「しゃあねえなあ」

    ドサッ

    「ふう……」

    「…………」

    「…………」

     チラ「お前、見てんの?」

    「ええ」

    「楽しい?」

    「それなりに」

    「ふーん」

    「…………」

    「…………」チラ

    「私を、見てるの?」

    「ああ、うん」

    「楽しい?」

    「暇はしないな」

    「そう」

    207 :

    「あ、出てきたわよ」

    「マジで?どれどれ」

    ワーワー
    ブッコワセー

    「ってうぉい。なんか暴動が起こってるんすけど」

    「あれがこの祭りのクライマックスよ」

    「ええっ。つうことは、毎年やってんのか?」

    「そうらしいわね」

    「なんで?わざわざ壊す必要はないだろうが」

    「彼らの理論からするとね、神様の乗っていない神輿は空っぽなわけよ。だから放っておくと邪な物が入りやすい。だから壊してまた新しいものを作るの。」

    「へえ。
    理解できないな。なんつうか、勿体無いじゃん。」

    「大丈夫よ。私もそう思うわ。
    元々、この信仰は、神がいない、空の器は、放っておくとケガレてしまう“かもしれない”、っていう、潔癖の考えから来たものでしょうからね」

    「あのー、付いていけてないんですけど、」

    「あら、話が変な方向に飛んでしまったわね。
    ともかく、毎年使い終わった神輿を壊して、燃やして、また一年掛けて作り直すのが習慣になっているわ」

    「うわあ、神輿で暖を取ってるよ。普通に見たらかなりバチあたりな光景だな」

    208 = 207 :

    神輿火が終わった後、俺たちは花火を見に、広場まで来ていた。開いている場所に座り、しばらくすると、破裂音とともに空が明るくなった。

    ドーン
    パパーン

    「綺麗ねえ。花火師がこの一瞬のために掛けた時間を思うと、とても綺麗。」

    「ふうん、そういう考えもあるのか」

    パーン

    嫉妬のことと、羞恥のこと。理由が分かったら教える約束になっていたから、教えないといけない。

    「…………」

    「…………」

    口に出すのは、難しかった。だけど、今日しか言う機会がないから、言うしかなかった。

    「幼」

    「なあに?」

    「俺さ、分かったよ」

    「そう。聞かせて」

    「俺、お前が好きだ。お前と離れたくない」

    「……そう」

    それでもやっぱり気恥ずかしいから、上を向いたまま言った。てっきり茶化されると思っていたが、というか茶化された方が気が楽だったが、彼女は相槌を打つだけだった。

    「幼」

    彼女の方を向く。目が合った。幼は、俺の目には待っているように見えた。だから、俺は、彼女との距離を縮めていって――

    ぱん

    209 :

    「封印、解除」

    「え?――なっ」

    唐突に、23日の(>>127)記憶が蘇る。
    まず初めに、やられた。そう思った。

    「ああ、くそ、そうか、今までのは、そういうことだったのか」

    「そういうこと。告白もしたし、今まさにキスしようとしていたでしょう?」

    「ああ、そうだな」

    「ほらね。これで分かったでしょう、一週間もあれば、あなたを落とすのくらい、簡単なことなのよ」

    「そうだな。完全にしてやられた」

    「むう、何よその気のない反応は。もう少し悔しがってもいいじゃない」

    「だって、俺はまだ勝負に負けたわけじゃないからな」

    「え?」

    210 = 207 :

    「お前は23日に、『それじゃ、明日から一週間。ルールはそうね……あなたがその間に、私にキス以上のことをすれば私の勝ち、何もなければあなたの勝ち。』って言ったんだろ。
    それでいくと、俺はキス以上のことは、しようとはしたけどまだしていない。告白がキス以上になるんなら、話は別だが、そうじゃないなら、俺はあと数時間何もしないだけで勝った事になる」

    「ふっ、ふふ。よく気づいたじゃない、その通りよ。」

    「やっぱり、わざとだったのか。
    何が目的だったんだ?」

    「あなたを騙すことよ。勝負はどうでも良かったわ。まあでも、これであなたの勝ちだから、仕方ない、グワムにでも連れて行ってやりましょうかね」

    「クックックッ」

    「?
    何よ、急に笑い出したりして。」

    「グアム?いらねえよ。

    俺が欲しいのは幼、お前だ」

    「はい?何言って――むぐぅ…!」

    211 = 207 :

    みずみずしくて、生意気な唇を塞いでやった。

    「――!ん、むぐ!」

    ジタバタと暴れだしたので、抑えつけるように抱きしめてやると、観念したのか、幼はおとなしくなった。

    そのまま彼女を堪能して、暫く経ってから離れた。

    「ぷはぁ。はあ、はあ……」

    「ふっふ、俺の負けだな。残念。ああ残念だ。」

    「う、うそ、なんで、どうして?」

    「お前のことが好きだからに決まってるだろ」

    「で、でも、私はあなたを騙したのよ」

    「そういうとこも含めて好きなんだ」

    「あ、あなたって人は……」

    幼は目を丸くしたままヘナヘナと崩れ落ちた。
    俺が幼に勝利した瞬間だった。

    212 :

    せ、接吻ですと!

    通報しますた

    213 :

    ここまでで一旦区切りとさせていただきます。
    そして、入試が間近になってきたので、そろそろ勉強しないといけません。もう遅いけど。
    なので、毎日更新の誓いを破ることをここに宣言します。

    受験が終わるまでここには来ないようにします。
    数ヶ月放置してしまうかもしれませんが、必ず戻ってくるので、その時はまたよろしくしてください。


    それではノシ

    215 :

    ↑イミフ

    216 :

    >>213
    中学性?

    217 :

    今からセンター行ってくる

    219 :

    入試5日前になった

    もんすごい投下したいんだが……

    220 :

    投下は嬉しい、すごく嬉しいが…入試に専念しろw

    221 :

    そろそろか

    222 :

    そろそろだな


    ……何が?

    223 :

    大学後期試験

    224 :

    受験落ちたので再開します

    225 = 224 :

    12月30日
    あの祭りの日から、男は変わってしまった。

    226 = 224 :

    1月13日

    「幼が日本を離れて(>>136参照)2週間。まだ帰って来ねえのかねえ」

    「……いや、あいつのことだからきっとどこかから眺めてほくそ笑んでるんだ」

    ダッ

    「そこだ!」

    ダダッ

    「幼!いるんだろ!?」


    ………………


    「うおおおおおおおおおおいろよおおお」ゴロゴロ

    「こらこら、屋上で転がらないの。みっともない」

    男 ガバッ「幼!」

    「ええ、そうよ。帰ってき
    「幼!」ガバァ
    「きゃあ!」

    「うおおおおお会いたかったぜ幼!会いたかった」ギュウ

    「ちょ、ちょっと離しなさいよ」ジタバタ

    「もう離すもんか!」ギュギュ

    (ぐぅ……こんなはずじゃ無かったのだけど……
    傷心の男を励まそうと思っただけなのに、結果火を付けることになるだなんて……)

    227 :

    待ってたよ続きおねがいね

    228 :

    「ふう……」

    「落ち着いた?」

    「ああ、ちょっと調子乗りすぎた」

    「スキンシップをこちらからするのはいいけど、ベタベタされるのは嫌なの」

    「うわー勝手だな」

    「んで?今回はどこ行ってたんだ?」

    「気になる?」クス

    「ああ、気になる」

    「あーあ、つまんないの。あの初々しい男はどこへ行ったのかしら」

    「恋は漢を強くするんだぜ」

    「はいはい」ヒラヒラ

    229 = 228 :

    「んで?」

    「えーと、今回はねえ……イランと、温泉に」

    「ウェイツ!
    ……ひとつひとつ突っ込もうか」

    「どうぞ」

    「まずイランとか、危なくねえのか?」

    「少なくとも日本よりは危険だわね」

    「ならなんで行ったんだよ」

    「聞きたい?」ニコリ

    「……ヤメトキマス」

    「で、なんでその後に温泉?」

    「うーん、これは説明し辛いのだけれど……そうねえ、温泉に引っ張られた、と言うべきかしら」

    「よく分からん」

    「ともかく、良い温泉だったって事は確かよ」

    「ならいいや」


    「はい、次の質問」

    「あー、ネタ切れだ」

    「さいですか」

    230 :

    待ってました

    231 :

    わっふる

    232 :

    おかえり~

    233 :

    「ところで」

    「はい?」

    「土産は?」

    「……年端も行かない幼子に、土産を集るのね、この人は」

    「いやいやいや、この前免許証見て年は知ってますから(>>177)」

    「ああ、そうだったわね」チッ

    「ちょ、舌打ちすんなよ」

    「むぎゅむぎゅされたから機嫌が悪いの」

    「ハイ、その事はスンマセンした」ヘコヘコ

    「じゃあお土産はなしということで」

    「ヘイ、了解しやした」

    234 :

    ----

    バターン

    「幼ーーーーーーーーー!!!!」ダッー

    「危ないわよ、そんな走り方したら転ん……だわね」

    「ふべしっ
    あぐぁー顔面からモロ行った……」

    「あらら、いつにも増してひどい顔ね」

    「そんなぁ、俺ショック!」

    「んむぅ、仕方ないわね。良く効く薬を塗ったげるから、目を閉じなさい」

    「キスですね、分かります」

    「……なら選ばせてあげる。キスか薬か」

    「そりゃあもちろんキs……と言いたいところだが、正直かなり痛いんだな、これ。まぶたも切れてるし」

    「つうわけで薬お願いします」

    「よろしい。なら目を閉じて」モゴモゴ

    「お、おう」(何を口モゴモゴしてるんだ?
    ま、まさか口移し……!いやでも塗るっつってたしなあ)

    235 = 234 :

    幼 ツツー「いくわよ」

    「お、おう」

    ヌリヌリ

    ヌラー

    ペタペタ

    (うーん、思ったより水っぽい?一体何を塗ってるんだ?)

    「はい終わり。もう目開けていいわよ」

    「あれ、もう終わり?」

    「あとは顔洗って流してきなさい」

    「えー、染みんじゃん」

    「あれ?もうそろそろ塞がっているはずだけど……」

    「え?」

    ソー
    ピト

    「うお、マジだ。いつもの傷ひとつないハンサムフェイスに戻ってるぜ」

    「そろそろ死語よ、それ」

    236 = 234 :

    「それにしてもすげえなあ」

    「そうでしょうそうでしょう」コクコク

    「どんな薬塗ったんだ?」

    「それは、教えることは出来ないわ。あなたのためにも」

    「俺、は……」

    「ほら、早く顔洗ってらっしゃい。ついでにジュースもよろしく」

    「そっちが目的かよっ。分かった、行ってくる」

    ギィー
    バタ

    「…………」

    「ごめん、ね」

    237 = 234 :

    ----

    「今日も元気にお菓子タイムだ!」

    「やったね!」

    「ポッキ~じゃがりこ~♪」

    「パイの実にフリスク~♪」

    「今日はなーにが出るのかな~♪」ガサゴソ

    「いち、にい、はい!」

    ジャーン

    「ってバナナかよ……おやつには入ってもお菓子ではないだろ……」

    「あら、二昔前では高級品よ」

    「何年前の話だよ」

    238 = 234 :

    「ふう、食った食った。
    で、あのノリは何なの?」

    「そっちから始めたんでしょうよ」

    「いや、そうなんだけど……」

    「たまには童心に返ることも大切よ」

    「お前が言うと説得力あるのかないのか分からないな」

    239 :

    続き書けよ

    240 :

    今違うの書いてるから……言い訳だね、そうだね

    241 :

    >>239
    お前さん二日投下が無いだけでせかすとか早漏すぎるだろ・・・

    242 :

    1週間投下が無い件について

    243 :

    >>242
    お前さん一週間投下がないだけでカキコするとか早漏すぎるだろ・・・

    246 :

    さあ!勿体ぶらずに続きを!

    247 :

    幼は不死鳥的な存在で
    男の顔に塗った薬は傷を治せる唾液か涙?

    248 :

    続きを要求する

    250 :

    「さて、今までスルーしていたわけだが、そろそろこの案件に突っ込んでいきたいと思う」

    「ズバリ、幼は何者なのか!」ビシッ


    「つうわけで、問題はどうやって知るかだ」

    「普通に聞いても教えてくれる気はしない」

    「なら分からないようにそれとなく聞いてみるか?
    いや、アイツのことだからすぐに察して、口を閉ざすだろうな。俺にそんな話聞き出すだけの術があるわけでもないし」

    「じゃあここは王道で」

    「後を付けますか」


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