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    元スレ新ジャンル「ともだち」

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    101 = 91 :


    「あ、はい。今、自分が、やれることですね…?
      何となく…分かりました」

    先生「そう、なら良かった。あとね──」

    先生「あまり心配するな。
       諸々のややこしい件は私も調べておくから」

    「…先生」

    「ありがとうございます」

    ・ ・ ・

    「あれー…男どこ行ってたの?」

    「いや、ちょっと野暮用があって職員室に。
      それで…、女はもう飯食っちゃった?」

    「ひどいぞー、待ってやったのに。
      私、信用されてないのかな? ちょっと傷ついたぞ」

    「わ、悪かったって! 本当は心の底で信頼してたんだぜ?」

    102 = 91 :


    「はは、うそうそ、別にそれぐらいじゃ傷つかないって。
      ちょっと意地悪してやろうかなーっと思いまして、にしし」

    「何だよ…。今度はこっちが拗ねる…」

    「んー、そういうのいくない」

    「あ、はい。すみません…。って、俺が謝るんだ?」

    「そうだろー、元はと言えば、男が連絡しないで急に消えるから。
      問題はそこだろーぶいぶい」

    「確かに授業終わった瞬間に飛び出したね俺。
      先食べといて、とか一言あれば良かったわ。めんごめんご」

    103 = 91 :


    「だろだろー? 今日は丁重に振る舞えよー。
      一人昼食は寂しいと思って、待っててやったんだかんなー」

    「うぅ、その優しさに痺れる、憧れる!」

    「ま、本音を言うと私も一人は寂しいと思ったのですよ。
      去年からずっと一緒にいたから、久しぶりの一人は堪えそうで」

    「そういえばそうだなー。去年、俺皆勤だし、
      学校ある日はずっと一緒にいたことになるのかあ…」

    「うん、私はちょくちょく休むけど。男はほんといつでもいるよね」

    「ハハ、馬鹿は風邪引かないってか?
      それ以前に、学校生活普通に面白いっしょ」

    104 = 91 :


    「そういう男のボジティブなとこ、本当羨ましいぞ。
      爪の垢でも煎じて飲みたいところ」

    「…え? ほれ、どうぞ」

    「いや…例えだから、飽くまでも例えだから。
      ちょ、ちょっと近づけないでよ、汚い汚い」

    「ひっでぇ…。女が言うからあげようと思ったのに…」

    「その切り返し方は、幾ら私でも想像してなかったよ…。
      いや、常識で考えるとね、有り得ない」

    「……んと、要約すると?」

    「キモい」

    「ぐはっ!」

    ・ ・ ・

    ──授業中

    男友「……なあ」

    106 :

    男友「"ぜっこう"だ」

    107 = 91 :


    「ん?」

    男友「ちょっと聞いてもいいか?」

    「ア? 俺はいいが…静かにしてねぇと、あの教師切れるぜ?
      気が短いからな…あのオヤジ」

    男友「まあいいじゃんよ。気付かれねぇーって。
       でな、聞きたいことってのは──」

    男友「他ならぬ、女のことなんだけどよー」

    「……え?」

    「ど、どういうことだ?」

    男友「ププ、明から様にどもってんじゃねーよ。
       さっきまでの眠そうな顔はどうしたよ」

    「う、うっせ。余計なお世話だ」

    109 :

    oi
    どこでなにが完結して今なんだおい

    111 = 91 :


    男友「はは。…で、どうなん?」

    「どうって…何だよ…」

    男友「あー…もう、察しろよな。お前と女の関係だよ!
       いつからお前ら付き合いだしたんだあ?」

    「俺と女が付き合う?」

    男友「そうだよ。去年からずっと昼飯は一緒なのに、
       お前は『おともだち』の一点張り。
       そしたら今日、ふとお前らの会話が聞こえてくるわ」

    「…何だ…盗み聞きかよ…」

    男友「ちげぇーよ、お前ら大きいんだよ声が。
       んで話聞いてみたら、これまたどこのバカップルだよー的な。
       教室の異常な空気感じ取らなかったのかね君?」

    「た、確かにいつもよりは静かだなあーと…」

    113 = 43 :

    必死で支援だよ。
    寝た?

    114 = 91 :


    男友「バカ、それガチ違う。
       お前らがあまりにもラブラブっぷりを発揮するもんだから、
       喋るに喋れなかったんだよ。俺達の気持ちが分かるかい?」

    「まあ…それは悪かったよ。
      でも、断じて俺と女は付き合ってねぇー…」

    男友「あれだけ当てられたら、そんな言葉信用出来るかよ…。
       ──で、どこまで進んだ?」

    「ちょっ…おまえ…声大きいだろ。
      進むも何も、始まってねぇよ…」

    男友「大体よー、去年の二学期の半ばに突然引っ越してきてさ。
       いつの間にか、俺達より女と親しくしてるってどうなの?
       何、なんか力でも持ってるわけ? 分けれないのそれ?」

    「そんな裏設定ないです…。…んじゃ、何だ。
      俺に一向に男の友達が出来ないのはそれが理由なのか。
      男たちの醜い嫉妬なのか」

    男友「正解☆」

    115 = 43 :

    今日テストだけど頑張って支援。

    116 = 91 :


    「あー…一年越しに明かされる…衝撃のじじつぅー。
      かなり悩んだ時期もあったのになー…やべ、目から汗が」

    男友「んま、ハブられてたのはお前だけじゃなかったけどな」

    「…………」

    男友「ま、その辺の話はいいや。
       で、付き合ってないなら、なんでそんな親しいのか教えろよ」

    「………振られた」

    男友「え?」

    「…告って盛大に振られたんだよ…。
      そこから『ともだち』期間絶賛継続中」

    男友「あっ…ということは、その…」

    117 = 43 :

    見てるよ支援。

    118 = 91 :


    「…そうだよ、俺は今でも女のことがずっと好き。
      以前より、親しくなってきたのは確かだけど
      結局は…『ともだち』止まりなわけ」

    男友「………き、君は」

    男友「同志でありながら、勇者だったのか!」

    「うっせバーカ」

    教師「おい!そこの二人うるさいぞ!」

    二人「「へーい、すみませんでした」」

    ・ ・ ・

    「男ー、帰るよー」

    「あ、うん。ちょっと待って」

    「まーてーなーいー。
      早くしろー。置いてくぞー」

    男友「……………」

    男友「…チッ」

    120 :

    おいついちゃったよー

    はやくー

    121 = 91 :


    男友「(理解したはずなのに…このイライラは何だ…?
        くそっ…この愚足が勝手に…!)」

    男友「……おっと! 悪いね」

    バンッ…バタバタ

    「あ、あ、あ、おめぇぶつかんなよ! 落ちたじゃん!
      急いでるってーのに…てか、そんなに急かさないで」

    「更にまた時間食ってる…。
      あーーもう、早く早くぅー!」

    男友「ああーごめんごめん、自分も手伝うよ」

    「ア、ありがと…。って、俺の手を掴まなくていいんだよ!
      別にそれは落としてないからッ! いって…足つねんな!」

    122 = 70 :

    なるほど 男友の心情が垣間見えますな

    123 = 43 :

    人が増えてきたね支援。

    124 = 91 :


    男友「こ、これは結構大きな荷物だな!」

    「痛いイタい、そこいいから。
      ってお前、どこ掴んでんだよ! そこは空中に浮いてるだろうが。
      男のデリケートゾーン何触ってんだ、リアル引くぞ」

    男友「くっ…これは負けた」

    「っと、何が負けたのか知らないけどガンバ…」

    男友「……くそっ…こんな予想外のアクシデントに見舞われるんて…。
       だめだ…精神的にこれは来るぞ…」

    「……先行ってるよー?」

    「あ、オッケー、今終わった。すぐ行くから先歩いといて。
      男友も……ん、大きさだけが全てじゃないぜ」

    タタタタタタ…

    男友「うぅ…」

    125 = 43 :

    小さくってもいいじゃないか。支援。

    126 :

    ふむ支援

    127 = 91 :



    男友「……く、くそおおおおお!!」


    ・ ・ ・

    「いやね。だからさ、
      さっきみたいな場面は男性が主体であるべきだと思うんだ。
      女が良く言う、“常識”ってやつよ」

    「ん? どういうこと?」

    「仕方ないな。参考に理想像を見せてやるよ。いくぞ」

    「あ、うん」

    「ゴホン。では、気を取り直して…」

    128 = 43 :

    たまに死ねって打ちそうになるよ。支援。

    129 = 91 :


    「…………」

    「『おーい、たらたらやってると先行くぞー』」

    「『あっ、○カ君待ってよー! 私もすぐ行くからー!
       (バタバタ)って…あー落としちゃったよぉ…』」

    「『はは、そんなに慌てなくても先に行くのは嘘だからなー』」

    「『うぇーん、だったら初めから急かさないでよー。
       もう、タ○君のいじわる!』」

    「…………」

    「ゴホン、こんな感じですな」

    「えっと、その微妙に声が高かった方を私がやるの?」

    「そうそう、物わかりが早い子で助かるねー。
      これがベストな状況な。今後よろしく頼むよ」

    130 = 43 :

    眠くなってきたけど支援。

    131 :

    この人は>>1
    >>1の『ともだち』?

    132 = 91 :

    >>131
    違うよ

    133 = 91 :


    「………えっと」

    「悪いけど、私の常識で考えるとね、有り得ない」

    「……んと、要約すると?」

    「キモい」

    「ぐはっ! これがデジャブ…」

    ・ ・ ・

    「ふざけるのはこの辺にしといて、と。
      じゃ本題。今日はこの後、駅の近くに出来た新しい
      ケーキ屋さんにでも行こうかと思ってるんだけど、どう?」

    「異論なし。自分も結構甘党だしね。
      最近出来たってことは、あの評判のお店?」

    「その通りー。なんかネットとか見ると結構騒がれてるよね。
      甘さ加減がちょうどいいーとか、レビュー見た」

    134 = 91 :


    「ほう。でも、この時間帯だと混んでないか?
      ちょうど学生が溜る時間帯だと思うけど、その辺の不安要素は?」

    「うーーん、お店の席は全部埋まってる可能性が高いなー。
      その時は、持ち帰りにしてもらって、私の家で食べるぞ」

    「ああ、それなら大丈夫だな。…って、女の家に行くの!?」

    「あれ? 男って来たことなかったっけ?」

    「な、ないですよ。てか、そんな簡単に入れていいもん?」

    「あー…確かにないかー。気付かないうちに、
      相当前からの仲だと錯覚してしまった。まー、別に男ならいい」

    「そ、それは素直に嬉しいけどよ…。
      あとで後悔とかすんなよ」

    135 = 43 :

    まったり進行だな。支援。

    137 = 91 :


    「はは、何それ。『襲っちゃいますよー』とかそういうこと?
      大丈夫大丈夫。男はそんなこと絶対しないってわかってるから」

    「……ッ」

    「(不意打ちかよ…ま、信頼されてるのは嬉しいけどさ。
       結局は『ともだち』止まりってことだもんなあ…複雑…)」

    「ど、どうせ、チキンですよーだ。ベー」

    「ふふ、その顔面白い。よっしゃー、じゃーケーキを猟りに行くぞー。
      皆の衆、私に続けー! 敵は目の前だー!」

    「おおー!…って一人しかいねえけどな」





    「そのー…」

    138 = 91 :




    「あなたの言う『ともだち』ってなんだろう?」




    「──え?」

    「……『ともだち』?」

    「そう、あなたが考える『ともだち』」

    「はあ…」

    「あ、別にふざけてるとか、そういうことじゃなくて。
      本当に真剣に…純粋に…聞いてみたいなって」

    「ご、ごめん」

    「意味不明な質問だった…。やっぱ、今の取り消──」

    「……例えば」

    「え?」

    140 = 91 :

    >>138ミス
    ×「あなたの言う『ともだち』ってなんだろう?」
    「あなたの言う『ともだち』ってなに?」





    は過去の回想など

    ・ ・ ・

    はただの場面展開と設定

    141 :

    絶交

    142 = 91 :

    また間違えた
    『場面転換』が正しい

    143 = 91 :


    「『ともだち』が持つ意味って色々あると思うけど…
      例えばさ、とても辛くて逃げ出したい現実が自分に降り掛かった時」

    「それをそっと隣で支えてくれるのが、『ともだち』」

    「時には些細なことですれ違って、傷つけ合ったとしても──」

    「すぐに仲直り出来るのが、『ともだち』?」

    「出来なかった場合は、『ともだち』じゃなかったってこと?」

    「ううん、俺の考える『ともだち』はそんなに強くない」

    「…………」

    「時には、すれ違いが大きくて修復が無理な場合もある。
      断絶とまではいかないけど、何かがきっかけで、
      前の関係に戻れないことも多々ある」

    「『ともだち』は…ひどく壊れ易い…。思った以上に、脆いんだ」

    144 = 120 :

    頭が…凄く痛いです…

    145 = 91 :


    「…………私もあなたと同意見。でも…」

    「あなたもそう考えているのなら…」

    「私とその『ともだち』になる意味は、……本当にある?
      少しの亀裂で壊れてしまう関係に、価値を持てる?」

    「今以上に親密になって、いつも二人でいるだけで楽しくて…
      でも、その時は皮肉にも訪れる──」

    「その時が来ない場合だってあるさ」

    「違う、“来る”“来ない”の問題じゃない。
      “来る”かもしれない…その可能性があること自体が問題なの」

    「そんなこと言っても、百パーセントの事象なんて有り得ない。
      全てのことに危険はつきものだ」

    「私は嫌。仲良くなったのに壊れてしまう事実に耐えられない。
      そんな危険性に怯えるのなら…そもそも──」


    「『ともだち』なんていらない」


    146 :

    乙一と絶望の世界混ぜたみたいな感じだな

    147 :

    二十世紀少年かと思ったwwwww

    148 = 91 :






    「もう少しで着くぞー。あの角曲がったすぐ先だったかなあ?」

    「ん。多分そうだと思う」

    「よっし、迷わずにいけたー! んじゃ、私何頼もうかなー。
      やっぱ、モンブランだよね。それが美味しいとこは大体いいお店」

    「気が早いなー、ハハ。もう買うケーキ決めてんだ。
      んじゃー俺は、イチショー」

    「いいじゃーん。混んでるかもしんないし、早めに決めとくのだ!
      あ、私もショートケーキ食べたい…」

    「ちょっと…俺の食うとか止めてよね…?」

    「あーうんと、一人三つ買って、分けて食べようよ」

    「三つ!? 一人一つでいいんじゃないの?」

    149 = 91 :


    「そんな、少ないし」

    「えー…太るぞー…まあ、ちょっとぷっくりした女も見てみたいけど」

    「あ、ひどいしー…。ふん! ベーだ、いいもんねー。
      男がのる気じゃないなら、私が全部食べるから」

    「もう何食う意地張ってんだよー。
      ──とこの角曲がればいいんだな」

    「ん、多分そう。それで…、食い意地って何それ!」

    「ははっ、おっと、危ないから前向け…って」

    「──あ」

    バンッ

    150 = 91 :


    「キャ!」

    「…ッ」

    「おいおい、大丈夫かよ! きちんと前向いとかないからだぞ!」

    「うー…、ごめん」

    「ッ…いったいわね…誰よ……」

    「あーええと、連れがすみません」

    「もう、マジでふざけんなって……前向いて歩けよ…」

    「あ、ごめんなさ──」

    「──ン?」


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