元スレ新ジャンル「強がりな寂しがり屋」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 = 26 :
女「クレープ、美味しかったわ、ご馳走様」
男「おいしかったでしょ」
女「ええ。今度、お礼するわね」
男「別に気にしなくてもいいのに。あの屋台、小学生のころ、よく買いに行ったんだ。
女さんは家、向こう?」
女「ええ」
男「そう、俺はこっちなんだ。そしたら、また明日」
女「あ……ええ、また明日……」
男「うん、じゃあね」
女(……私の家もあっちにあればよかったのに。
あ……明日のお昼、何を持っていこうかしら……サンマの照り焼きでいいかしら。
明日は一緒に……)
52 = 26 :
鼻血は何かのぼせたっぽい……でもかきつづけるべさ。
(翌日)
男「ふぅ、また開いてないのか……」
女「あ、男……おはよう」
男「おはよう、女さん。鍵持ってくるね」
女「……私も行くわ……どうせなら、何か話したいわ」
男「そう?」
女(あ……話題がない……男って、普段何してるんだろう……
ゲーム? マンガ? 勉強の話は堅いわね……)
男(……? 話したい割には、何で黙ってるんだろう……)
55 = 26 :
エスカップ飲んでエンジン全開だから睡魔に奇襲されない限り闘うぜ。
続き投下。
(休み時間)
英語教師「あ、女さん、ラジカセ職員室まで持っていくの手伝ってくれる?」
女「ええ」
クラスメイト1「女さん、一人で大丈夫?」
女「あ……ええ、大丈夫よ。すぐ行ってくるから」
クラスメイト1「そう? あ、女さん、お昼一緒に食べようね?」
女「! ……ありがとう、そうするわ」
クラスメイト1「うん」
56 :
支援。続き気になる…
57 = 26 :
クラスメイトはタイプし続けるとめんどいんで、クメさんにする。
人名っぽい。
(昼休み)
女「……クメさんはどうしたのかしら……
体育だったし、着がえで時間でもかかっているのかしら」
男「女、ハードル片づけお疲れ様」
女「ええ、男と男友もお疲れ様」
男友「そういや女、クメが怪我してたけど、どうなったんだ?」
女「え? そうだったの?」
男友「知らなかったのか、すまんな。今保健室に居るって聞いたぜ」
女「……」
ガタッ
58 :
強がりな寂しがり屋って
ただのハルヒじゃん
59 = 26 :
なんかクメさんは違和感あったんで、更に久女さんにした。
ますます人名っぽい。
続き投下。
(保健室)
久女「女さん、ごめーん、お昼の時間なくなっちゃうね」
女「私こそ、知らずに教室に居て……怪我、大丈夫?」
久女「うん、大丈夫……いや、ちょっとだけ痛いんだけどね」
保険医「5時間目、送れる連絡入れようか? 次は国語よね?」
久女「もうすぐ戻りますから」
女「歩ける? 肩、貸すわよ」
久女「ありがとう、女さん」
女(お昼は一緒に食べられなかったけど……久女さん大丈夫そうでよかった)
61 = 46 :
離脱する……残ってればいいな……
62 = 26 :
スマン、文章変だったから書き直して推敲してた;
(放課後)
男「み、三日で禁断症状が……これは辛い……帰ってゲームでもしよう」
女「男、携帯電話持ってるかしら」
男「ん? ああ、あるよ。はい」
女「ありがとう……あ、違うの、借りたいってことじゃなくて……」
男「え?」
女「……アドレス、交換しよう」
男「……いいよ(親族以外で初の女の子のアドレスだ)」
女(あ、初めて2ケタまで行った)
64 = 26 :
>>63 ㌧。なるべく期待に応えられるような展開にしたいぜ。
男「久女さんは大丈夫だった?」
女「ええ、車呼んでもらって帰ったみたいよ」
男「そう。
……変なこと聞くけどさ、女さんって、にぎやかな場所、苦手?」
女「苦手かもしれないわ。
だけど、どちらかと言えば、独りでいるよりかは、誰かといたほうが良いと思うわ」
男「……それって、寂しいってこと?」
女「……どうなのかしら……一人でいることには慣れてるから、大丈夫よ」
男「ふーん……」
65 = 26 :
男「俺は、一人の方が、気が楽でいいかな……」
女「どうして? 誰もいないとつらくはない?」
男「……居なくなるより、知らないままの方が良かったかも、って思うことがあるんだ。
そうしたら、誰も傷つかないですむじゃない」
女「……理解はできるけど、納得はできない、かしら。
男も一人になれば、その寂しさが分かるわ」
男「やっぱり寂しかったんじゃないか」
女「! そうじゃなくて……ただ、一般的な解釈でものを言っただけで……」
男「……なんかゴメン。そんなにあたふたすると思ってなかったんだ……」
66 = 26 :
男「でも、ちょっとはそんな風に思ってるんだよね」
女「……男って、優しいのね。きっと、どんな誰でも傷つくのが嫌なんでしょうね」
男「……違うよ、俺は優しいんじゃないよ。
自分が傷つきたくないから、優しいふりをしているだけなんだ、きっと」
女「……そうかしら……」
男「……いや、ごめんね、こんな話ししちゃってさ……。
そうだ、今日は肉が安いんだ、買って帰ろうよ」
女「ええ、いいわね」
67 :
>>1
可愛すぎる
でも新ジャンルじゃないよね
68 = 26 :
>>67 ごめん、スレタイかなりミスった;
(男宅)
男「よし、あとは7時くらいまで煮込むだけだ。
一仕事終わったー……」
妹「お兄ちゃん、携帯鳴ってるよー」
男「うん、ありがとう。
あ、そうだ。妹、テーブル片づけておいて」
妹「はぁい」
男「ふぅ……あ、女さんからだ」
女『男で間違ってませんか? 女です。
今日も買い物付き合ってくれてありがとうございました。
特に用事はありませんがメールしました(^^』
男「……女さんって顔文字使うんだ。意外だな。
……この文章は、あまりメールしない人だな、たぶん……。返信、返信、っと……」
男『男で合ってますよ^^
メールなんだから、敬語じゃなくてもいいよ、気を遣っちゃうから;
女さんも、今日はカレー? 俺は今作ってるところだよ』
69 :
楽しんでんなら文句言うなよ
70 = 26 :
ちょっと夜食作ってくる……
72 :
追いついた
文句言ってるのが殆ど携帯でなんか吹いたわ
73 = 26 :
復帰、投下~
妹「お兄ちゃん、洗い物手伝おうか?」
男「うん、頼むよ」
妹「はぁい」
男「ふぅー……(ブーブーブー)おっと、メールだ……」
女『ごめんなさい、あまりメールしないもので(><
私も少ししたらできます。これで2日は持つからいいですね(^^
気に障るかもしれませんが、悩んでることがあったら相談してくださいね。
アドレス交換したばかりの私が言うのも変だと思うかもしれませんが・・・』
男「……うわぁ、気にしちゃってるよ……失敗したなー……」
男『うん、大したことないよ
心配掛けてごめんね』
74 = 26 :
投下~。
以後、燃料補充と遂行し直しで、鈍行になるかもしれない。
妹「お兄ちゃん、こんなところで転寝したら、風邪引いちゃうよ」
男「あ、ごめん、妹……もう、ご飯できるね」
妹「うん、お皿もスプーンも用意したよ」
男「そう、偉いな妹は。あ、メール来てたんだ……」
女『そうだったらいいんですが・・・。
また明日、学校で』
男「……律儀だなぁ……」
75 = 63 :
お、来てた支援
76 = 26 :
投下~。
新ジャンル系統はほとんどセリフなんで、書けなかった分の補足。
男と女はチャリ通ってことでよろ~。
(翌日 通学路)
男「ふぁ……眠い……化学の練習問題出しすぎだよ、時間ぎりぎりじゃないか……。
ん? あれは女さんかな?」シャー
男「おはよう、女さん」
女「あら、おはよう、男。
昨日は大丈夫だったの?」
男「え? 何が?」
女「メール、返信が来なかったから、具合でも悪くなったのかと……」
男「違うよ、寝ちゃったんだ。気にしないでも大丈夫だよ。
(心配性だなぁ……)」
77 = 26 :
女「ごめんなさい、メールしたことないから、終わり方よく知らないの」
男「あー、分かる。俺も初めて使った時、結構困ったよ。
そうだ、久女さんとか、女生徒さんとアドレス交換したらいいんじゃない?」
女「そうね、今日、聞いてみる」
男「うん、それが良いよ。
今日はお昼、久女さんたちと食べられると良いね」
女「……ええ」
78 = 26 :
ちょっとおさらいと追加。
久女=クラスメイト1、可哀そうなんでクラスメイト2=鞍井。
どっちもクラスメイトの捩りってことでよろ^^;
(昼休み)
久女「わー、マーボー春雨だー……」
女「……食べる?」
久女「うん、分けてー。私のエビフライと交換しようよ」
鞍井「あー、私もほしい! 女さん、私は肉詰めピーマンだよ!」
女「まだあるから、二人で分けて……」
男友「……最近、ずっと女に夢中じゃねーか」
男「そう見える?」
男友「見えるね。もしかしてお前――」
女友「男友くん、お弁当! 取りに来るって言ったよね!?」
男友「あ、すまん、忘れてた……」
女友「んもう、朝頑張って作ったのに、ひどいと思わない、男くん!?」
男「……巻き込まれた……」
79 = 26 :
男「夫婦漫才はよそでやってくれ……」
女「あ、男……放課後時間あるかしら?」
男「ん? あるよ」
女「ホームセンターで、カラーボックス買うから、運ぶの手伝ってほしいんだけど、
よかったら手伝ってくれるかしら?」
男「うん、いいよ」
女「ありがとう。図書館で待つわ、掃除が終わったら来てね」
男「うん」
80 = 26 :
(放課後)
男「ちょっと長引いたけど、間に合うね……」
担任「男ー、パソコン分かるか?」
男「え? あ、はい……たぶん、少しなら分かると思いますよ」
担任「急ぎなんでちょっと見てほしいんだけど、今いいかな?」
男「……本当に、ちょっとだけなら……」
81 = 63 :
いくなよおぉぉおぉぉぉ!!!111
82 = 26 :
司「女ちゃん、今日も図書室?」
女「あ、はい……待ち合わせも兼ねて、明日の宿題を……」
司「うん、えらいえらい。私も女ちゃんみたいな子になりたかったわぁー」
女「……ありがとうございます(私みたいになったら……駄目……)」
女(2価の酸と、1価の塩基だから……シュウ酸って2価、よね……?)
女(……遅いわね……何してるのかしら、男……。
……もう、30分も過ぎてるわよね……。
場所、言い間違えたのかしら……きっと、先生に頼み事でもされたに違いないわ)
83 = 26 :
男「寄るんじゃなかった! えっと、女はどこに……あ、いた」
司「あ、こら走らないのー!」
男「す、すいません! (ここの司書さん、元気だなぁ……)」
男「ご、ごめん、遅れた……」
女「……」
男「ごめん、ちょっと、先生に呼び止められてさ」
女「……別に、怒ってないわ」
男「そ、そう……? (一時間も遅刻したから、帰っちゃってると思ったけど)」
84 = 26 :
両者「……」
男「やっぱり、怒ってる?」
女「怒ってないわよ」
男「……あ、そういえば、今日は屋台出てるんじゃないかな……」
女「……(ピクッ)」
男「(よし、もらった!)……クレープ食べに行こうか」
女「……そうね、少しおなかすいたわ」
男「許してくれる?」
女「ええ、いいわ……あ、いや、怒ってはない、けど……。
……遅れるなら、連絡してね」
男「気をつける(さすがに職員室では携帯使えないよ……自業自得なんだけどさ……)」
86 = 26 :
ねみぃ……きりの良いところできるかもしれんです;
男「おじさん、ベリークレープ二つお願い」
店「はいかしこまりましたー。
店じまいの時間ぎりぎりだね、部活?」
男「いえ、俺は野暮用でした」
女「……」
店「あの子、彼女? 怒ってるの?」
男「か、彼女とかそんなんじゃなくて……」
女「……(フイ)」
店「……喧嘩でもしてるの?」
男「まあ、似たようなものです……俺の所為ですし」
87 = 26 :
店「……あ、しまった、材量がもうほとんどないな(棒読み)」
男「え?」
店「……しまったな……。
ごめんよ特大で作って、値段も負けるから、一つでもいい?(棒読み)」
男「……何か、棒読みじゃないですか?」
店「そーんなことはないぞぉ、ないからこれで勘弁してくれよ、お得意さん(棒読み)」
男「……まあ、仕方ない、ですよね……?」
店「ああ、仕方ないなー(棒読み)」
89 = 26 :
男「……女」
女「あら、一つしか買ってこなかったの?」
男「いや、店じまいギリギリだったから、材量がほとんどなくて……。
だから特大で作ってもらったんだ、あげる」
女「……嫌よ」
男「嫌い? これ」
女「……そんなに食べたら、晩御飯が食べられないわ。
男、その……半分、食べて」
男「……お、女が良いなら、そう、しようかな……」
店「はー、あちーね、鉄板があると。
たく、世話の焼ける」
90 = 26 :
男「お、ラズベリー酸っぱい……」
女「……」
男「どうした、女」
女「何でもない」
男「? どうしたんだって?」
女「あ……」
男「え? どうして泣いてるの? まだ怒ってる?」
女「あ、ちょ、その……うれ、あの……
ラズベリーが酸っぱくて……」
男「あー、なるほど(泣くほど酸っぱいか?)」
92 = 32 :
ほ
93 = 26 :
男「残り、あげる」
女「いただくわ」
男「この近くにホームセンターってある?」
女「この先にコ×リがあるから、そこで買いましょう」
男「ああ、あそこか。うん、分かった」
女「……」
男「……」
両者「あの――」
女「何、男」
男「ううん、大したことじゃないから、先に言ってよ」
女「……来週から、テスト期間ね、って……」
男「あ、そうか、もうそろそろそんな時期……は?」
女「どうしたの?」
男「来週の月曜からテスト期間で……ペナルティは一週間だから……
部活できない……」
94 = 31 :
よし、まだ生きてるぜ
95 = 26 :
男「はははっ、仕方ないか……」
女「……なんて言ったらいいか分からないけど……
試験が終わったらめいっぱいできるから、待ちましょう?」
男「うん」
女「男が言いたかったことってなんだったの?」
男「え? ああ……今日の晩ごはん聞こうと思ったんだ……。
聞く気もなくしちゃったけどね、あははははー……」
女「病んでるわね……」
男「……女さんは部活ないの?」
女「私は……場所を他の部と共有して使ってるから、使えない日は自主トレになるわね」
男「大変だね」
女「そうでもないわ……部員は私一人だけだし」
男「そうなんだ……(地雷が多すぎるよ……)」
96 = 26 :
(コ×リ)
男「決まった?」
女「ええ、これにするわ。赤で可愛いと思わない?」
男「うん、いいと思うよ」
女「……精算する前に、家具見ていきましょう」
男「ん? うん、いいよ」
男「豪華な食器棚」
女「これに食器をしまったら、お皿が喜びそうね」
男「……」
女「な、何?」
男「何でもないよ(面白いこと言うんだなって思っただけだよ)」
97 = 26 :
女「このフォーク、可愛いわね。ウサギの絵柄が入ってる」
男「何か、5人兄弟みたいでにぎやかだよね」
女「……ええ、私には兄弟が居ないから、羨ましい、かな」
男「女……?」
女「……なーんてね。次は、園芸道具を見に行きましょうか」
男「……」
女「あ、これ可愛いわね」
男「ジョウロだけでこんなに……」
女「シイタケって、こんなのからできるのね」
男「小さいコルク栓みたい……でも、これが菌の塊だと思うとぞっとするね……」
女「……可愛い」
男「え?」
女「……何でも、ないわ……エドデス……」
98 :
追い付いた支援
99 = 26 :
男「女、そろそろ暗くなってきたから、清算しよう」
女「そうね。あら……」
男「あ、赤がない」
女「……早く買っておけばよかったわ……」
男「どうしても赤じゃないと駄目?」
女「え? そうじゃないわ……」
男「じゃあ、僕が選んでもいい?」
女「……(コク)」
男「女さんには、シックなブラウンが似合うと思うんだ」
女「……そう? じゃあ、買ってくるわ……」
男「俺も運ぶよ」
女「……ありがとう……」
100 = 26 :
100切った、何か感動。
続き投下~。
女「男、今日はありがとう」
男「いや、俺は遅れて申し訳ないよ……早く着いてれば、赤いの買えたのに、ごめんね」
女「ううん、楽しかったから免除よ。だけど、今度はちゃんと連絡してよね」
男「そうします……」
女「じゃあ、私はこれで」
男「大丈夫? 途中まで持つよ?」
女「これくらいなら、たぶん大丈夫――」
ガタン
女「じゃなかったわね……」
男「……持とうか?」
女「……お、お願いしようかしら……」
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