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元スレ新ジャンル「妹侍」
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妹「兄上、兄者(あにじゃ)、兄殿(あにどの)、兄君(あにぎみ)、御兄様(おにいさま)…
どのように呼べば良かろうか…これは難儀な…」
どのように呼べば良かろうか…これは難儀な…」
妹「兄上は拙者の兄ゆえ…
兄「待て、今のセリフをもう一度言ってみろ」
妹「何ゆえ?」
兄「まぁ、いいからいいから」
妹「御衣。兄上は拙者の兄ゆえ…はっ!?」
兄「…ゆえ、ゆえ」にやにや
妹「ばっ!? 馬鹿な! 拙者は駄洒落を言うつもりで
話してなどおりませぬっ!…えぇい、拙者の名誉を汚す
ならば、兄上といえども容赦いたしませぬぞ!?」
兄「みたらし団子買ってあげるから、許してくれよ。な?」
妹「うぬぬう…背に腹は変えられませぬ…」
兄(『武士は食わねど高楊枝』じゃないのか、まだまだ花より団子だな)
兄「待て、今のセリフをもう一度言ってみろ」
妹「何ゆえ?」
兄「まぁ、いいからいいから」
妹「御衣。兄上は拙者の兄ゆえ…はっ!?」
兄「…ゆえ、ゆえ」にやにや
妹「ばっ!? 馬鹿な! 拙者は駄洒落を言うつもりで
話してなどおりませぬっ!…えぇい、拙者の名誉を汚す
ならば、兄上といえども容赦いたしませぬぞ!?」
兄「みたらし団子買ってあげるから、許してくれよ。な?」
妹「うぬぬう…背に腹は変えられませぬ…」
兄(『武士は食わねど高楊枝』じゃないのか、まだまだ花より団子だな)
妹「兄上は当家の嫡男にあらせられまする、もっと凛としなされ!」
兄「妹の言葉が古すぎて、何を言ってるのかよくわからないよ」
妹「ややっ!?…左様ならば、是非もなし。えー、こほん…
お兄ちゃんはこの家の長男なんだから、もっとしっかりしてよね!?」
兄「ふうおっ!? こ、今度は効いたぜぇ…!」
妹「今様の娘の言葉遣いは、良くわからねど、真意は伝わった御様子…」
兄「妹の言葉が古すぎて、何を言ってるのかよくわからないよ」
妹「ややっ!?…左様ならば、是非もなし。えー、こほん…
お兄ちゃんはこの家の長男なんだから、もっとしっかりしてよね!?」
兄「ふうおっ!? こ、今度は効いたぜぇ…!」
妹「今様の娘の言葉遣いは、良くわからねど、真意は伝わった御様子…」
妹「兄上、起床の時間にございます。兄上、起きてくだされ、兄上」ゆさゆさ
兄「ふにゃあ…zzz…」
妹「うぬぬう…こと、ここに至らば、こうするもやむなし! お兄ちゃん、起きて!
もう起きる時間だよ!? 学校に遅刻しちゃうでしょ!? ねぇお兄ちゃあん!」
兄「うおっ!?…ん、妹か。今日も起こしてくれてありがとうな」
妹「妹が兄を助くは、当然のことにて。…にしても兄上、何ゆえ拙者が
口調を変えねば起きてくれぬのだ…」
兄「ふにゃあ…zzz…」
妹「うぬぬう…こと、ここに至らば、こうするもやむなし! お兄ちゃん、起きて!
もう起きる時間だよ!? 学校に遅刻しちゃうでしょ!? ねぇお兄ちゃあん!」
兄「うおっ!?…ん、妹か。今日も起こしてくれてありがとうな」
妹「妹が兄を助くは、当然のことにて。…にしても兄上、何ゆえ拙者が
口調を変えねば起きてくれぬのだ…」
妹「七人の妹? 黒澤映画の名作と何か関係が?」
妹「寺子屋で習った『いんたあねっと』で検索してみよう」
妹「…こっ、これは…! い、遺憾! 遺憾! このようなものが
世に出るなど! これでは世の理(ことわり)が乱れるっ!
兄と妹が、こ、こ、こ、このようなまぐわいを…!」
兄「おまっ!? 俺のパソコンで何見てんだ!?」
妹「兄上か…是非もなし!」
兄「諦め方が潔すぎるよ! せめて説明ぐらいしろ!」
妹「寺子屋で習った『いんたあねっと』で検索してみよう」
妹「…こっ、これは…! い、遺憾! 遺憾! このようなものが
世に出るなど! これでは世の理(ことわり)が乱れるっ!
兄と妹が、こ、こ、こ、このようなまぐわいを…!」
兄「おまっ!? 俺のパソコンで何見てんだ!?」
妹「兄上か…是非もなし!」
兄「諦め方が潔すぎるよ! せめて説明ぐらいしろ!」
兄「ただいま~」
妹「御待ちしており申した、兄上様」
兄「ずっと玄関で正座して待っててくれたのか? ありがとうな。
しかしその格好で足しびれないか?」
妹「こ、この程度…! び、毘沙門天よ、拙者に加護を…っ!」
兄「毘沙門天に祈るほどしびれてるのか…」
妹「御待ちしており申した、兄上様」
兄「ずっと玄関で正座して待っててくれたのか? ありがとうな。
しかしその格好で足しびれないか?」
妹「こ、この程度…! び、毘沙門天よ、拙者に加護を…っ!」
兄「毘沙門天に祈るほどしびれてるのか…」
いいぞもっとやれ
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>>1はもっとがんばれ
>>13
ムーンウォークで回復できるお!
ムーンウォークで回復できるお!
妹「兄上に問いまする。サムライが片手に持つものといえば?」
兄「何かのトンチっぽいが、まぁ無難に日本刀と答えておこう」
妹「兄上は誤まっておられます。正解はピストルにございます」
兄「侍がピストル?」
妹「漢字ではなく、カタカナにてサムライと書きまする」
兄「昭和の歌謡曲かよ!!」
兄「何かのトンチっぽいが、まぁ無難に日本刀と答えておこう」
妹「兄上は誤まっておられます。正解はピストルにございます」
兄「侍がピストル?」
妹「漢字ではなく、カタカナにてサムライと書きまする」
兄「昭和の歌謡曲かよ!!」
妹「兄上、朗報にございまする! 正座によってしびれた足は、
『月歩』なる運動にて回復すると!!」
兄「頭打つからやめとけ。しかも『月歩』って、藤田和日郎の
漫画っぽいな」
『月歩』なる運動にて回復すると!!」
兄「頭打つからやめとけ。しかも『月歩』って、藤田和日郎の
漫画っぽいな」
妹「拙者の作った弁当とて、良いものにござるよ…ふふふ…」
兄「今日は30分早く学校に行く日だった! お、弁当作ってくれたのか?
ありがたい、もらってくぜ妹!」
妹「嗚呼っ、兄上! まだおかずをつめておりませぬ!!」
妹「是非もなし…こうなれば侍の作法、『潔く諦める』にて候」
兄「さ~て、弁当弁当っと♪ 早起きしたから腹減っちゃったぜ。
中身は何かな…っと」かぽっ
兄「…手作りなのはご飯だけか…」
兄「今日は30分早く学校に行く日だった! お、弁当作ってくれたのか?
ありがたい、もらってくぜ妹!」
妹「嗚呼っ、兄上! まだおかずをつめておりませぬ!!」
妹「是非もなし…こうなれば侍の作法、『潔く諦める』にて候」
兄「さ~て、弁当弁当っと♪ 早起きしたから腹減っちゃったぜ。
中身は何かな…っと」かぽっ
兄「…手作りなのはご飯だけか…」
~二人で電車に乗っておでかけしました~
妹「あ、兄上…少しばかり難儀なことが…」
兄「何だ?」
妹「先ほどから、その…あまり大きな声では言えませぬが…腰の左側に、
硬いものが押し付けられているのですが…」
兄「それ、お前の刀だ」
妹「あ、兄上…少しばかり難儀なことが…」
兄「何だ?」
妹「先ほどから、その…あまり大きな声では言えませぬが…腰の左側に、
硬いものが押し付けられているのですが…」
兄「それ、お前の刀だ」
兄「成長期だというのに、こんな重いもの腰から下げて歩いて…
骨盤がゆがんでも知らないぞ?」
妹「骨盤? 骨盤なるものがゆがむと、いかようになるのですか?」
兄「そ、それは…おま…えぇと…!」
妹「?」
骨盤がゆがんでも知らないぞ?」
妹「骨盤? 骨盤なるものがゆがむと、いかようになるのですか?」
兄「そ、それは…おま…えぇと…!」
妹「?」
~兄上が成長期の妹を心配するシリーズ 其の弐~
妹「チェスト! チェストッ!! チェェェストォォーッ!!!」
兄「成長期だってのに、体を壊すほどトレーニングして…体に悪そうだから、
運動量を控えさせるか」
兄「しかし、まともな言い方では妹に通じないぞ。どうする…? そうだ!」
妹「むっ、気配!…なんだ、兄上にございますか」
兄「妹よ、虎は何ゆえに強いと思う?」
妹「と、虎は…何ゆえ…?」
兄「もともと強いからよ!!」
妹「!!」
兄「体を壊すほどトレーニングを積んだところで、どこまで強くなれるか
なんて、たかが知れている。自分の体をいじめるようなことは、
控えておくんだな」
妹「あ、兄上…兄上ぇ…ぐすん、ひっく…」
兄「あ、あれ…? ちょっと言いすぎたかな?」
妹「あ、兄上も『花の慶次』を読んだのですね!? せ、拙者は嬉しゅう
ございますっ! これから兄上と『花の慶次』について語れるのかと
思うとっ!! 原作の『一夢庵風流記』は読まれましたか!?」
兄「俺が『花の慶次』から引用したことが、こうも簡単にバレるとは…
それにしても時代劇に関してはガチでオタクだな、妹」
妹「チェスト! チェストッ!! チェェェストォォーッ!!!」
兄「成長期だってのに、体を壊すほどトレーニングして…体に悪そうだから、
運動量を控えさせるか」
兄「しかし、まともな言い方では妹に通じないぞ。どうする…? そうだ!」
妹「むっ、気配!…なんだ、兄上にございますか」
兄「妹よ、虎は何ゆえに強いと思う?」
妹「と、虎は…何ゆえ…?」
兄「もともと強いからよ!!」
妹「!!」
兄「体を壊すほどトレーニングを積んだところで、どこまで強くなれるか
なんて、たかが知れている。自分の体をいじめるようなことは、
控えておくんだな」
妹「あ、兄上…兄上ぇ…ぐすん、ひっく…」
兄「あ、あれ…? ちょっと言いすぎたかな?」
妹「あ、兄上も『花の慶次』を読んだのですね!? せ、拙者は嬉しゅう
ございますっ! これから兄上と『花の慶次』について語れるのかと
思うとっ!! 原作の『一夢庵風流記』は読まれましたか!?」
兄「俺が『花の慶次』から引用したことが、こうも簡単にバレるとは…
それにしても時代劇に関してはガチでオタクだな、妹」
兄「腹が減って眠れねぇ…台所でカップ麺でも食うか。…ん? 誰かがいるぞ」
兄「…妹! 俺がカップ麺ですませようとしてたっつうのに、蕎麦を鍋で茹でる
ところから始めるとは、本格的なやつめ!」
妹「あっ、兄上!? 後生にございますっ、父上と母上には、どうか御内密にっ!」
兄「別にいいけど、俺にも食わせてくれないかな、蕎麦」
妹「はっ、はい! すぐに用意いたしまする!」
兄「…妹! 俺がカップ麺ですませようとしてたっつうのに、蕎麦を鍋で茹でる
ところから始めるとは、本格的なやつめ!」
妹「あっ、兄上!? 後生にございますっ、父上と母上には、どうか御内密にっ!」
兄「別にいいけど、俺にも食わせてくれないかな、蕎麦」
妹「はっ、はい! すぐに用意いたしまする!」
妹「夜に食す蕎麦も美味しゅうございますね、兄上!」
兄「何だぁ? 自画自賛かぁ?」
妹「ち、違いまするっ。…あ、兄上と共に頂くから、美味しいのです…」
兄(こいつ、料理は得意だし、尽くすタイプだし、良い嫁さんになるんだろうなぁ)
兄(…嫁さん!? そ、そうか、こいつもいつかは嫁に行くのか…そうかぁ…)
妹「兄上、いかがなされましたか? いささか顔色が優れませぬ」
兄「いや、ちょっと眠くなっただけだよ。食べ終わったら寝ような」
妹「床を暖めておきまする」
兄「そこまでしなくてもいいって」
兄「何だぁ? 自画自賛かぁ?」
妹「ち、違いまするっ。…あ、兄上と共に頂くから、美味しいのです…」
兄(こいつ、料理は得意だし、尽くすタイプだし、良い嫁さんになるんだろうなぁ)
兄(…嫁さん!? そ、そうか、こいつもいつかは嫁に行くのか…そうかぁ…)
妹「兄上、いかがなされましたか? いささか顔色が優れませぬ」
兄「いや、ちょっと眠くなっただけだよ。食べ終わったら寝ような」
妹「床を暖めておきまする」
兄「そこまでしなくてもいいって」
兄「ごちそうさま~。…あいつ、あんなに食べるの早かったっけ?
俺より早く蕎麦を食うようになるとはなぁ。いつの間にか成長してる
もんだな。さて、体も温まったし、寝よ寝よ」
むぎゅ
兄「ん、何だ? こ、これは…!?」
妹「床を暖めておきますると…言ったではありませぬか…」
俺より早く蕎麦を食うようになるとはなぁ。いつの間にか成長してる
もんだな。さて、体も温まったし、寝よ寝よ」
むぎゅ
兄「ん、何だ? こ、これは…!?」
妹「床を暖めておきますると…言ったではありませぬか…」
>>29
いいねー
いいねー
妹「こ、この妹…物心ついてより兄上に仕え、今に至りまするが…!
よもや…よもや足蹴にされようとは…っ!!」
兄「まっ、ままま待て! お、俺は部屋の暖房を点けておくとか、そういう
意味での『暖めておきます』だと思ったんだよ!!」
よもや…よもや足蹴にされようとは…っ!!」
兄「まっ、ままま待て! お、俺は部屋の暖房を点けておくとか、そういう
意味での『暖めておきます』だと思ったんだよ!!」
妹「太閤秀吉の時代より、『主君を暖めるには人肌で』と、相場が決まって
おりまするっ。これこそ奉仕の王道、天下の常道にございますっ!
そ、それを…それをわからず、拙者よりも暖房に思いを馳せむぎゃっ!?」
兄「はいはい、わかったわかった。蹴っちまってごめんな。今日は一緒に
寝てやるから、な? それに『主君の草履を暖めるには人肌で』だろう?」
妹「も、もう理屈は結構にございます…侍でありながら、理屈を並べ立てた拙者が
悪うございました…・せ、拙者の赤心がわかって頂ければ、ありがたき幸せ…」
おりまするっ。これこそ奉仕の王道、天下の常道にございますっ!
そ、それを…それをわからず、拙者よりも暖房に思いを馳せむぎゃっ!?」
兄「はいはい、わかったわかった。蹴っちまってごめんな。今日は一緒に
寝てやるから、な? それに『主君の草履を暖めるには人肌で』だろう?」
妹「も、もう理屈は結構にございます…侍でありながら、理屈を並べ立てた拙者が
悪うございました…・せ、拙者の赤心がわかって頂ければ、ありがたき幸せ…」
妹「兄上…もそっと、御身を近くに」
兄「お前なぁ、いくら一緒に寝るからって、近くに寄りすぎだって」
妹「良いではありませぬかぁ、良いではありませぬかぁ」
兄「いつから悪代官になったんだお前は!」
兄「お前なぁ、いくら一緒に寝るからって、近くに寄りすぎだって」
妹「良いではありませぬかぁ、良いではありませぬかぁ」
兄「いつから悪代官になったんだお前は!」
兄「はいはい、良い子はもう寝る時間ですよー」
妹「兄上、拙者は子供ではございませぬっ」
兄「子供じゃなければ、こんな風に一緒に寝たがったり
しないだろう? ちゃんと一人で寝れるだろう?」
妹「うぬぬう…こ、子供でなくとも、一緒に寝ることが
ございまするっ!」
兄「なっ!?」
妹「…はっ!? せ、拙者は、何ということを口走って…!」
兄「…き、聞かなかったことにしてやるからな…」
妹「…お、御心遣い、痛み入りまする…」
妹「兄上、拙者は子供ではございませぬっ」
兄「子供じゃなければ、こんな風に一緒に寝たがったり
しないだろう? ちゃんと一人で寝れるだろう?」
妹「うぬぬう…こ、子供でなくとも、一緒に寝ることが
ございまするっ!」
兄「なっ!?」
妹「…はっ!? せ、拙者は、何ということを口走って…!」
兄「…き、聞かなかったことにしてやるからな…」
妹「…お、御心遣い、痛み入りまする…」
兄「……」
妹「……」
兄(…寝た、かな?)
妹(…兄上は、御就寝なされただろうか…)
兄(妹があのタイミングで慌てたということは、もう知っているのかな、
ああいうことについて…まったく、どこで何が成長しているのか
わからんな…)
妹(兄上とはいえ、男なのだな…こうして一つの布団で寝ていては、
兄上に気苦労が…い、いや、拙者の考えすぎやもしれぬし…)
兄妹(ね、眠れん…!)
兄妹(水でも飲んで、落ち着いてから寝よう…)
がばっ
兄妹「「なっ!!?」」
兄「お、起きていたのか!?」
妹「兄上こそ!!」
妹「……」
兄(…寝た、かな?)
妹(…兄上は、御就寝なされただろうか…)
兄(妹があのタイミングで慌てたということは、もう知っているのかな、
ああいうことについて…まったく、どこで何が成長しているのか
わからんな…)
妹(兄上とはいえ、男なのだな…こうして一つの布団で寝ていては、
兄上に気苦労が…い、いや、拙者の考えすぎやもしれぬし…)
兄妹(ね、眠れん…!)
兄妹(水でも飲んで、落ち着いてから寝よう…)
がばっ
兄妹「「なっ!!?」」
兄「お、起きていたのか!?」
妹「兄上こそ!!」
妹「せっ、拙者は水でも飲んで、落ち着いてから寝ようと起きただけに
ございますっ! あ、あああ兄上は何ゆえっ!?」
兄「お、俺だって水でも飲んで、落ち着いてから寝ようと…って、え?」
妹「これは奇遇な…まったく同じにございますね…」
兄「そうだな…そこら辺が兄妹なんだな」
妹「きょ、兄妹…」
兄「うん、兄妹…」
妹「兄妹が一緒に寝るのは…仲むつまじく、良きことかと…」
兄「そ、そうだな…仲の良い兄妹なら、一緒に寝てもおかしくない…」
妹「……」
兄「……」
ございますっ! あ、あああ兄上は何ゆえっ!?」
兄「お、俺だって水でも飲んで、落ち着いてから寝ようと…って、え?」
妹「これは奇遇な…まったく同じにございますね…」
兄「そうだな…そこら辺が兄妹なんだな」
妹「きょ、兄妹…」
兄「うん、兄妹…」
妹「兄妹が一緒に寝るのは…仲むつまじく、良きことかと…」
兄「そ、そうだな…仲の良い兄妹なら、一緒に寝てもおかしくない…」
妹「……」
兄「……」
兄「水は…」
妹「…え?」
兄「水は、どうしたんだ? 飲みたいとか言ってたけど」
妹「い、いや…あれは…」
兄「?」
妹「一時の…気の迷いにございます…」
兄「!…そ、そうだな、俺も…水を飲みたいなと思っていたけど、
気のせいだった」
妹「お、可笑しゅうございますね、兄妹そろって、勘違いなどと…ふふ…」
兄「そ、そうだな、兄妹そろって勘違いだなんて…はは…」
妹「…お、おやすみなさいませ、兄上…」
兄「あ、ああ…おやすみ、妹…」
妹「…え?」
兄「水は、どうしたんだ? 飲みたいとか言ってたけど」
妹「い、いや…あれは…」
兄「?」
妹「一時の…気の迷いにございます…」
兄「!…そ、そうだな、俺も…水を飲みたいなと思っていたけど、
気のせいだった」
妹「お、可笑しゅうございますね、兄妹そろって、勘違いなどと…ふふ…」
兄「そ、そうだな、兄妹そろって勘違いだなんて…はは…」
妹「…お、おやすみなさいませ、兄上…」
兄「あ、ああ…おやすみ、妹…」
カァー カァー
兄「んあぁ、からすか。朝からうるさいなぁ」
兄「…妹、寝相がいいな。あれからちゃんと眠ったんだろうか」
兄「あれ? 口がやけに赤いな。…ああ、そうだった、蕎麦に
七味唐辛子かけて食ってたんだっけ。口の周りに付いてら」
兄「ん? 妹って、七味唐辛子なんてかけてたっけ? 七味
唐辛子をかけてたのは俺だけだったような…何で妹の
口に付いてるんだ?」
兄「…まぁいいや。ふわあぁ、正直、眠くて思い出せねぇ」
妹「むにゃむにゃ…兄上…むにゃ…接吻とは…良きもの…zz…」
終
兄「んあぁ、からすか。朝からうるさいなぁ」
兄「…妹、寝相がいいな。あれからちゃんと眠ったんだろうか」
兄「あれ? 口がやけに赤いな。…ああ、そうだった、蕎麦に
七味唐辛子かけて食ってたんだっけ。口の周りに付いてら」
兄「ん? 妹って、七味唐辛子なんてかけてたっけ? 七味
唐辛子をかけてたのは俺だけだったような…何で妹の
口に付いてるんだ?」
兄「…まぁいいや。ふわあぁ、正直、眠くて思い出せねぇ」
妹「むにゃむにゃ…兄上…むにゃ…接吻とは…良きもの…zz…」
終
終わった・・・のか?
>>1乙!
>>1乙!
妹「兄上、恋の極意は忍ぶ恋にございますよ」
兄「まさかお前が恋について語るとは、思ってもみなかったなぁ」
妹「…そ、そのように『葉隠』に書いてあっただけでございますよ…
拙者も詳しくは存じませぬ…存じませぬのよ…」
兄「言葉遣いが変になってるぞ?」
妹「なっ、ななな何でもございませぬっ! 何もしておりませぬのよ!」
兄「ううん?」
妹「しからば、これにて御免!」脱ッ!!
兄「…何だったんだ? まぁ、そろそろ難しい年頃だからなぁ」
妹「気づかれてはおらなかったか、そうか…安心はしたが、いささか
物足りなくもある…兄上、嗚呼、兄上…」
兄「まさかお前が恋について語るとは、思ってもみなかったなぁ」
妹「…そ、そのように『葉隠』に書いてあっただけでございますよ…
拙者も詳しくは存じませぬ…存じませぬのよ…」
兄「言葉遣いが変になってるぞ?」
妹「なっ、ななな何でもございませぬっ! 何もしておりませぬのよ!」
兄「ううん?」
妹「しからば、これにて御免!」脱ッ!!
兄「…何だったんだ? まぁ、そろそろ難しい年頃だからなぁ」
妹「気づかれてはおらなかったか、そうか…安心はしたが、いささか
物足りなくもある…兄上、嗚呼、兄上…」
兄「もうすぐ妹の誕生日だなぁ。プレゼントは何が欲しい?」
妹「拙者は兄上に、いつまでも元気でいてほしい…いけませぬか?」
兄「い、いや、嬉しい言葉だけど、それってお前のプレゼントじゃないだろ?」
妹「侍が主君の武運長久を願って、何がおかしいのでございますかっ!」
妹「拙者は兄上に、いつまでも元気でいてほしい…いけませぬか?」
兄「い、いや、嬉しい言葉だけど、それってお前のプレゼントじゃないだろ?」
妹「侍が主君の武運長久を願って、何がおかしいのでございますかっ!」
兄「妹が俺を思ってくれる気持ちはわかったからさ、
欲しい物はないか? 物だよ、物」
妹「そ、そうでございますね…しいて言うならば…」
兄「どうやら心当たりがありそうだな」
妹「関孫六(せきのまごろく)にございます!」
兄「か、刀ぁ!? いくら俺でも買えんだろ、それは」
妹「いえ、包丁でございます。良き包丁で、兄上に拙者の
手料理を振舞おうかと」
欲しい物はないか? 物だよ、物」
妹「そ、そうでございますね…しいて言うならば…」
兄「どうやら心当たりがありそうだな」
妹「関孫六(せきのまごろく)にございます!」
兄「か、刀ぁ!? いくら俺でも買えんだろ、それは」
妹「いえ、包丁でございます。良き包丁で、兄上に拙者の
手料理を振舞おうかと」
ごりっ ごりっ ごりっ…
兄「妹の部屋から異常な音がする…いや、異常とはいっても
性的な意味で異常ではなさそうだから、兄としては一安心…
と言いたいところだが、それでも異常な音に変わりはないわけで…
というわけで入るぞ、妹」
妹「嗚呼っ!? 兄上、いけませぬ! 入ったら危のうございますっ!」
兄「入ったら危ない!? 何をやってるんだおま…なんだ、刀を研いでたのか」
妹「兄上には、このような姿を見せたくはなかった…」
兄「大丈夫、それはちっとも恥ずかしい行為じゃないから。ちと変だが」
兄「妹の部屋から異常な音がする…いや、異常とはいっても
性的な意味で異常ではなさそうだから、兄としては一安心…
と言いたいところだが、それでも異常な音に変わりはないわけで…
というわけで入るぞ、妹」
妹「嗚呼っ!? 兄上、いけませぬ! 入ったら危のうございますっ!」
兄「入ったら危ない!? 何をやってるんだおま…なんだ、刀を研いでたのか」
妹「兄上には、このような姿を見せたくはなかった…」
兄「大丈夫、それはちっとも恥ずかしい行為じゃないから。ちと変だが」
兄「お前なぁ、いつまでも夜更かしするのはよくないぞ。
ちゃんと眠って成長ホルモンを出すんだ」
妹「兄上を見守るのが、拙者の使命にございます。兄上が
寝るまで、拙者も眠りませぬ」
兄「やれやれ、これじゃ俺も眠るしかないなぁ。ほら、
俺は今から寝るから、妹もちゃんと寝るんだぞ?」
妹「御衣。おやすみなさいませ、兄上」
兄「…zz…z…」
妹「うふ、無防備な寝顔にございますなぁ、兄上。寝込みを襲うのは、
兵法の常道にて…」
兄「猫耳を襲う?」
妹「何と!?」
兄「こういうことだろうと思ったよ。湯冷めするぞ、早く布団の中に入りな」
妹「策士、策に溺れるとは、正にこのこと…。し、しかれども兄上と再び
添い寝できるとは、怪我の功名…!」
ちゃんと眠って成長ホルモンを出すんだ」
妹「兄上を見守るのが、拙者の使命にございます。兄上が
寝るまで、拙者も眠りませぬ」
兄「やれやれ、これじゃ俺も眠るしかないなぁ。ほら、
俺は今から寝るから、妹もちゃんと寝るんだぞ?」
妹「御衣。おやすみなさいませ、兄上」
兄「…zz…z…」
妹「うふ、無防備な寝顔にございますなぁ、兄上。寝込みを襲うのは、
兵法の常道にて…」
兄「猫耳を襲う?」
妹「何と!?」
兄「こういうことだろうと思ったよ。湯冷めするぞ、早く布団の中に入りな」
妹「策士、策に溺れるとは、正にこのこと…。し、しかれども兄上と再び
添い寝できるとは、怪我の功名…!」
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- 新ジャンル「川柳」 (77) - [81%] - 2008/8/7 17:45 △
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