元スレ新ジャンル「代理母」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
103 = 66 :
ほ
106 = 43 :
ほ
109 :
ここはお前の日記帳じゃないだろ・・・常識的に考えて
110 :
世界を統べる者「
112 = 66 :
ほ
117 = 66 :
ほ
120 :
女「…あのさ」
男「どうしました?食べないんですか?」
女「いや、食べるけど…このメニュー」
男「なにか嫌いなものでも?ダメですよ…好き嫌いしたら」
女「好き嫌いじゃなくて……その、なんでこんなにモロヘイヤ?」
男「知らないんですか?妊娠中にはモロヘイヤがいいらしいですよ」
女「それは私も聞いたことがあるけど…」
男「でしょ?」
女「…モロヘイヤのおひたし…モロヘイヤとカツオ和え…モロヘイヤとトマトのスープ…」
男「なにか問題が?味、変ですか?」
女「…いや、美味しいけどさ」
男「そういうふうに、いつも美味しいって言ってもらえると俺も作り甲斐があります」
女「だって、美味しいし」
男「まぁ、誰かに作ってもらえたら、たいてい美味しいですしね」
女「…そういうもの?」
男「そういうもんだって、うちの母は言ってましたよ」
女「………ふーん」
121 :
男「はぁっ…」
男(俺って、どう思われてるんだろ…)
男(…さっきは結構勇気振り絞って、告白したんだけどなぁ…)
女『………』
男『…あ、あの』
女『ぷっ』
男『………先輩?』
女『あっはははははははははははー』
男『せ、先輩?』
女『ちょっと何ぃ…今の、中学生でもこんな告白しないよ?…あーおもしろかったー』
男『え?いや、それはその』
女『あれだけエロゲーやってるのにねぇ…役に立たないもんだね…』
男『そ、それは関係ないですよっ』
女『んーそういえば、おなか空いたなぁ…ゴハン』
男『え?』
女『だから、晩ゴハン。食べよう』
男『あ、はい…すぐ用意しますね』
女『…うん』
男(………結局、俺が好きだって言っただけで、先輩、何も言ってくれなかったなぁ…)
123 = 121 :
キュ シャワーワー
女「はぁっ…」
女(…先輩のこと、好きです………かぁ)
女(……ごまかしちゃった………うぅ…自己嫌悪…)
女(だって、まさか…こんなときに…)
女(………どう答えたらいいのよ…)
女「くしゅんっ」
女「……はぁっ…」
キュ
女(…妊娠線…目立ってきたなぁ………ヤだなぁ…こんな……)
124 :
妊娠線ってなんぞ?
125 = 121 :
女「あがったよー」
男「…長かったですね」
女「そう?…まぁ、女の子のお風呂は基本的に長いもんよ」
男「あんまり、長すぎるとおなかの子どもに良くないんじゃないですか?」
女「……そうかもね、気をつける。ドライヤー借りるね」
男「あ、どうぞ」
女「…そういえばシャンプー切れそうだったよ」
男「わかりました。買っておきます」
女「あ、リンスインシャンプーとかダメだよ?ふつーのやつね」
男「…了解」
126 = 121 :
男「それじゃ、行ってきます」
女「はいはい~いってらっしゃい~」
男「あ、お昼ご飯、お弁当と、あと昨日のスープが残ってるので暖めて食べてください」
女「アイアイー」
男「えっとそれから…」
女「キミは忘れものない?」
男「は?……たぶん、ないと」
女「いってきますのちゅーとかする?」
男「……してもいいんですか?」
女「む…そこは『そ、そんなことするわけないじゃないですかっ』って頬を染めながら慌ててよ」
男「……先輩は俺に何を期待してるんですか…」
女「ほらほら、早くしないと電車いっちゃうよー?」
男「あ…そ、それじゃ行ってきますっ」
女「いってらっさーい」
127 = 121 :
女「さて、と」
女「ふたりきりになってしまったわけだけど」
女「あなたは、まだおねむ?」
女「……おっ…ちゃんと起きてるね。さて、今日も楽しく胎教するよー」
女「………よしよし。なにを主張してるのかわかんないけど、元気がいいことはいいことだ」
女「今日はちょっと趣向を変えて、聖飢魔Ⅱでも聞いてみる?」
女「………ていうか、なんでアルバム全部そろってるんだろ…この部屋」
128 = 121 :
女「…そろそろ、入院の準備とかしとかないとねぇ」
女「んー…一度、アパートに帰らないとなぁ」
女「そういえばさ、兄さんたちが、あなたの名前考えてるらしいよ?」
女「服とかも用意してるらしいし…一応、男の子っぽいらしいけど、女の子だったらどうするんだろうねぇ?」
女「まぁ、私には関係ないかなー」
女「甥っこかぁ…私もついにオバちゃんって呼ばれちゃうんだねぇ……」
女「ふふっ…へんなのー」
130 = 121 :
女「…しかし」
女「毎日のことだけど…なんだろ、このお弁当の完成度の高さ…」
女「…こんなことしてるから、いつも時間ギリギリになるのに」
女「………」
女「…いただきますっと」
131 = 121 :
女「………これは…」
女「どう思う?」
女「………私はこっちの『実力行使』の方だと思うんだけど」
女「…悩みどころな選択肢よねぇ………まぁ、いっか」
女「お…おー…いい感じだ」
女「あれ?」
女「な、なんでここで、えっち!?」
女「うわ…わ………うあうあ……」
女「……………」
女「………ふぅ」
女「…もしかして、これって胎教的にあんまりよくないのかな?」
133 = 121 :
女「…ひまだなぁ」
女「………んー…」
女「さっきは痛いくらい動きまくってたというのに…」
女「…ママにひとりキックゲームをさせるとは、大した息子ね」
女「………ママか」
女「ママねぇ…」
女「……そだ。ヒマだし………いいかな?」
134 = 121 :
男「ただいまーっと」
女「あ…お、おかえりなさい」
男「はい」
女「………あ、あのさ、ゴハンっ」
男「あ、すいません、遅くなっちゃって…すぐ作りますから」
女「…いや、そうじゃなくて」
男「?………お風呂、ですか?昨日入ったときについでに軽く掃除したから」
女「だから、そうじゃなくて」
男「んー…部屋の掃除は、明日、休みだし、明日やる予定ですけど」
女「………ゴハン、つくったから」
男「…は?」
女「ヒマだったから…晩ゴハン、作ったの…その、食べて」
男「………」
女「…えっと、今から暖めなおすから」
男「はぁ………って、なにが起こったんですかっ!なにか変なものでも食べたんじゃ…」
女「………キレるぞ」
男「すいません…冗談です…」
135 :
待ってました!
136 = 121 :
女「…ど、どうよ?」
男「もぐもぐ………へ?…いや、普通に美味しいですけど」
女「そ、そう?…よかったぁ…いやーイキオイで作っちゃったはいいんだけど『マズイ』とか言われたらどうしようかと」
男「そんなわけないじゃないですか。先輩が作ってくれたんですから」
女「………」
男「どうしました?先輩、食べないんですか?」
女「う、ううんっ…なんでもないなんでもない。さー食べるぞー」
男「あ、でも食べすぎないようにしてくださいね。…太りすぎるとお産たいへんらしいですよ?」
女「む………わかった」
男「はい。…ていうか、先輩料理できるんじゃないですか…何で俺に」
女「そりゃ…キミが作った方が美味しいでしょ?」
男「…そうですか?…俺は、先輩の料理の方が好きだけどなぁ」
女「………」
男「先輩?どうしました?…なんか顔、赤いですよ?」
女「な、なんでもないったらっ」
男「?」
138 = 121 :
男「ど、どうですた!?」
女「ん?どうって…いつもどおり、母子ともに健康、異常なしだけど」
男「…ふぅ、よかったです……」
女「べつに病院までついてくることないのに」
男「いや、だって途中に何があるか」
女「何もないって…それについてくるなら、こんなとこで待ってないで健診も見てったらいいのに」
男「それは、その、なんとなく…」
女「………ああ、なるほど」
男「はい?」
女「看護婦さんを視姦しに来たと……そういえば病院モノのエロゲーもあったよねぇ」
男「ち、ちがいますって…ていうか、看護師さんですよっ」
女「何を今さら…私はキミの性癖をほとんど知り尽くしていると言うのに…」
男「…性癖って」
139 = 121 :
男「いや、俺、そんな趣味は…」
女「あーはいはい…あ、そうだ、ついでに私のアパート寄っていい?ちょっと要るものがあってさ」
男「はい、いいですよ………って、流さないでくださいよっ」
女「ついでに買い物もしないとなぁ…」
男「…いや、ホントに心配してたんですって……待合室、他に誰もいないし…先輩と子どもになにかあったらとか考え出すと止まらなくて」
女「………キミの子どもじゃない」
男「わかってますよぅ……でもほら、こうして一緒に暮らしてると、なんていうかこう…愛しくなりますよね?」
女「なにその隠れた父性本能」
男「…俺、お産のとき立ち会ってもいいですか?…いやもう、今から考えてても不安で不安で」
女「産むの私なんだけど…」
男「あ、でも、立会いはお兄さんか奥さんが?」
女「さあ?知らない」
男「…そうですか」
女「………ホント、キミの子どもだったら良かったのにな」
男「はい………え?…い、今、なんて」
女「ん?なにが?」
男「いや、なにか今、とても気になることを言いませんでした?」
女「あ…テレホンカードとか買っとかないとね。病院、携帯使えないし」
男「そうですね………じゃなくてっ」
女「他にいるものってなにがあるっけ?私、入院ってしたことないから、ピンと来ないのよねぇ…」
男「…うぅ」
140 = 121 :
男「へぇ…結構、近かったんですね、先輩の家」
女「うん、まぁ」
男「…鍵、ちゃんと持ってます?」
女「持ってるわよ、そりゃ」
ガチャ
女「ただいま…っと、なんか久しぶりな気が」
男「そりゃ、ずっとウチにいましたから…おじゃましますー」
女「………」
男「どうしました?」
女「キミはここで待つ。おーけー?」
男「え?なんで?」
女「…掃除してないし」
男「いいですよ、そんなの。ついでに掃除していきますか?」
女「だ、ダメだったら」
男「そんな、何があるわけでも」
女「ほら、下着とか干してるし」
男「…俺、先輩の下着、手洗いとかしてるんですが…おじゃましますー」
女「って、入るなって言うのにっ!」
男「いいじゃないですかー」
女「ま待ってっ!ダメっ!!な、中はだめぇっ!!」
男「………」
女「と、とにかく1分待ってて?ね?お願い」
男「はぁ…」
女「1分よ?勝手に入ってきたら怒るからねっ!」
男「あ、あの、慌てて、転んだりしないでくださいよ?何分でも待ってますから」
女「あ…そ、そうね…じゃあ、その、片付いたら呼ぶから、外にいて」
男「はい」
141 = 121 :
女(ええと……見られたら困るものは………あと写真と…)
男(…『ナカはだめぇ』は無いよなぁ……先輩、エロゲのしすぎじゃないかな…)
145 = 121 :
男「…こんなもんですか?」
女「んー、そうね。こんなもんでしょ」
男「わりと片付いてるじゃないですか、部屋」
女「まぁ、出て行くとき掃除したし…」
男「…俺は、どうして外で待っていたのかと」
女「ほ、ほら、女の子にはイロイロあるのよっ」
男「…イロイロですか……ていうか、先輩そろそろ女の子っていう歳でもないt…ごめんなさい、すいません」
女「ていうか、歳の話なら、私の方が若いし、2歳」
男「………そういえば、そうですねぇ」
女「そうよ」
男「年長者に対する敬意って」
女「さて、晩ゴハンどうする?せっかくだから、どこかで食べる?」
男「あ、いいえ、外食は塩分多くなるし、先輩によくないです。帰りにスーパー寄って行きましょう」
女「えーたまにはジョイフルでハンバーグが食べたいー」
男「はいはい、今日はハンバーグにしますから」
女「おー、話せるねー」
146 = 121 :
男「ふぅ…いい湯だった…たまにお湯はって入らないとなー」
男「せんぱ…」
女「ZzzZzzZzz」
男「…今日一日、歩き回っておつかれ、かな?」
女「ZzzZzzZzz」
男「先輩、こんなとこで寝てると風邪引きますよ?」
女「ZzzZzzZzz」
男「…しかたないな。よ…っと」
女「ZzzZzzZzz」
男「…おやすみなさい………さて、俺も寝るかなぁ…寝袋寝袋っと」
147 :
昨日のお昼に腐った弁当食べて腹痛がまだ治らん俺が☆
148 = 121 :
女「Zzz…んぅ?」
男「あ、すいません…起こしちゃいました?…ちょっと喉が渇いて」
女「…ねぇ、男くん」
男「はい?」
女「なまえ、なんにするー?」
男「は?」
女「このこの、なまえ、かんがえてなかったじゃんー?」
男「はぁ…」
女「いちお、おとこのこってはなしだけど…もしかしたらがあるし……りょうほう、かんがえないとねー」
男「そ、そうですね…」
女「たくさんかんがえて、きめないとね」
男「まぁ、子どもの名前は重要ですしね…」
女「うん。わたしとーキミのーだいじなだいじな、こどもだもんねー」
男「は?」
女「ん?」
男「………」
女「………」
男「…先輩、寝ぼけてます?」
女「わ、私、今、何言った?」
男「……ええと、教えた方がいいですか?」
女「………いい。やめて。今、なんかすごく良い夢見てて、続きかなとか思い込んでて」
男「いいゆめ?」
女「あ、や、その…なんでもない」
男「そ、それって、あの、間違ってたらすいませんなんですけど、もしかして」
女「な、なんでもないったらっ!もう寝るっ!」
男「ま、待って、俺眠れないですっ!ちょっと寝るの待って下さいっ!」
149 = 121 :
男「あの、先輩?」
女「ぐーぐー」
男「いや、絶対起きてるでしょ?」
女「………なによ」
男「さっきのって、どういう意味なのかなと…」
女「…なんでもないって、言った」
男「教えてください」
女「………いつもの流されやすいキミはどこに行ったのよ」
男「お願いします」
女「………………産むならキミの子どもがよかったって思ってたら、夢に見たの」
男「………」
女「その夢は、私のおなかにいるのがキミの子どもで、一緒に、子どもに語りかけてる夢だったの」
男「…いい夢ですか?」
女「うん。私にとっては、とっても…いつまでも見てたいくらい、いい夢だった」
男「…そうですか」
150 = 121 :
女「………」
男「先輩、提案なんですけど」
女「……なによ?」
男「先輩が、その子産むまで…その子が、お兄さんたちに引き取られるまでの間だけ、その夢つづけてみませんか?」
女「……どゆこと?」
男「だから、“ごっこ遊び”みたいなもので、その子を俺たちの子どもってことにしませんか?」
女「………」
男「俺が父親役、先輩が母親役。きっと、子どもの胎教にもいいですし」
女「…母親?私がママ?…キミがパパ?」
男「…はい。どうでしょうか?」
女「…キミは、いいの?」
男「ダメだったら、提案しません」
女「………いいの?ほんとうに?」
男「あと一ヶ月ちょっとですし、それくらい、いいじゃないですか」
女「うん…あ、あの…」
男「はい」
女「………ふ、ふつつかものですが、よろしくお願いします」
男「あ、こ、こちらこそ、よろしくお願いします」
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