明智邸

ガラシャ「じゃあわらわは着替えてくる」
男「うん」

佐地「男様、こちらへどうぞ。正装を用意しておりますので」

男「え…、あ。はい」

…………

佐地「なかなかお似合いで」

男「そ、そうですか？ありがとうございます」

佐地「旦那様とお嬢様はお先に応接間でお待ちしております。」

男「わかりました…」

佐地「……（ﾍﾟｺﾘ）」

ガチャッ…

明智「！」
ガラシャ「！」

男「し、失礼します。」

ガラシャ「男さん、こちらへ」

男「あ、はい」

明智「お久しぶりですね、男さん。」

男「お久しぶりです。」

明智「娘は迷惑かけずにやっていますか？」
ガラシャ「父上…」
男「はい、クラスメイトや先生達と仲良くやっています。」
明智「そうですか、安心しました。」

ガラシャ「父上。」
明智「なんです？」
ガラシャ「私達…、交際を続け幾度も話し合い、ようやく結論が出たのでご報告したいと思います。」

明智「…」

ほ

弓道部は無しか…

稲姫先輩に顧問黄忠
逆にやりやす過ぎたか

ガラシャ「男…」
ｷﾞｭｯ
明智「…！」

男「あ、あぁ」

男「お父さん、娘のガラシャさんと婚約を前提にしたお付き合いを認めて下さい！」
明智「……本気なのですね？」

男「はい、嘘偽りの気持ちはいっさいありません！僕は本当にガラシャさんと結婚したいと思っています！」

明智「仮に婚約を許したとして、いつ結婚するのです？卒業した後ですか？」

男「いえ！僕はまだまだ人間的に未熟です！そんな事は出来ません！高校を無事卒業して、大学に入り、全てを終えた後、正式に結婚したいと思っています！」

>>254
考えてはいたんですけどね。睡魔に負けて展開急いじゃいました。wktkさせてしまってたら申し訳ない

ほ

明智「ガラシャ、貴方はどう思っているのです　」

ガラシャ「私も同じ気持ちです。真剣に、男さんと婚約前提のお付き合いをしたいと思っています！」

男「お父さん、お願いします！」

明智「……」

ガラシャ「父上…」

明智「…わかりました。ガラシャ、お前がそう決めたのなら、私は喜んで了承しましょう」

これは良スレ！

保守

>>1 乙～
保守

>>1乙
意地でも保守

保守感謝です

ガラシャ「…！父上！」

男「！ あ、ありがとうございます！」
明智「男さん…、ガラシャは私の大事な一人娘です。……わかっていますね？」
男「は、はい！任せて下さい！」
ガラシャ「父上、ありがとうございます！」

明智「ふ…、さて食事でも始めましょうか…。先に行っていますよ」
バタンッ

ガラシャ「男！やったぞ！！父上が認めて下さったのじゃ！」
男「あ…ああ…」

ガラシャ「さあ、はやくご飯食べに行こう！ほら！」

男「ちょ…ちょっと待って…」

ガラシャ「？ どうしたのじゃ？」


男「安心したら…腰が抜けた……ﾊﾊ……」

ガラシャ「…ぷっ」

ほ

>>256
いやなに
ないなら作ればいい

男｢えっ～と、この武道場じゃ空手部と弓道部をやってるみたいだな」
ガラシャ「空手はわかるがキュードーとはなんじゃ？」
男「ん～、弓を使って遠くの的を射る競技かな。 行ってみるか？」
ガラシャ「うむ！ 何だがかっこよさそうじゃ！」
稲姫「ハィッ！」
夏候淵「お～！ 稲部長すげ～！」
部員「やんや、やんや」
稲姫「なりません皆さん！ 弓道とは極限まで集中を要するものです。無駄に騒がないでください」
男「かっけ～… 稲姫先輩かぁ…
そういえば新聞部アンケートにも何枚かあったな…」
ガラシャ「む～…」
黄忠「がぁっははは～！ お主ら頑張っとるか～？」
夏候淵「おっ、やっときましたか黄忠先生！」
稲姫「先生… 先程皆さんに注意したばかりなんですが、道場では…」
黄忠「なんじゃいなんか騒いどるかと思えば稲が連続ど真ん中決めただけかい。よく見ておれ！」
夏候淵「す、すげぇ！ 原理はわかんねぇが全ての的を中心で射抜いてる！」
黄忠「がぁっははは！ コレが本当の弓道じゃぁ！ あ、あれ？ 稲姫なんでそんな恐い顔しとるんじゃ？」
稲姫「先生！ 的を壊すほどムキにならないでと何度言ったら…！ 成敗します！」
黄忠「おぉっ！ 顧問に向かって矢を射るでない！」
男「うわぁ！ 逃げるぞガラシャ」
ガラシャ「う… うむ… なんだか過激じゃのぉ…」

あげ

保守感謝あげ

>>265の見るまで夏侯淵の存在忘れてたww

もうちょいで仕事終わりそうっす

仕事ｵﾜﾀ
帰って即効かきます

わっふる

明智「今夜は泊まっていったらどうです？」

男「え？いや、晩御飯までご馳走になっちゃって…申し訳ないですよ。」

ガラシャ「男！…さん、遠慮する事ないですよ。是非泊まっていって下さい」

明智「そうです、遠慮する事はないのですよ」

男「…すみません、それじゃお言葉に甘えさせて頂きますね……」

支援

佐地「こちらが男様のお部屋になります。中の物はご自由に使って頂いて結構です。」
男「どうもすみません。」

佐地「それでは、おやすみなさいませ…」
男「おやすみなさーい」

バタンッ

男「へー、ホテル顔負けってやつだな…」

男「シャワー浴びて寝るか…」

……………

男「ZZzz…」

ｺﾝ ｺﾝ

男「ん… ……？」
ｺﾝ ｺﾝ ｺﾝ

男「…なんだ？テラスからか…？」

男「今何時だ……2時？…気味悪いな……」
ｺﾝｺﾝｺﾝｺﾝ

男「………だ、誰？」

ガラシャ「わらわじゃ」

男「ガ、ガラシャ？なんでテラスに…」
ｷｨｯ… ﾊﾞﾀﾝｯ

ガラシャ「男、眠りが深いのか？何度もノックしたのに」

男「夜中の２時に窓から気配感じたら普通開けないって」

ガラシャ「まぁ、とりあえず座って話そうぞ」

ガラシャ「父上も了承してくれて、本当に良かったの、男…」
男「うん…今も信じられないや。」
ガラシャ「わらわもじゃ。興奮しっぱなしで寝れなかったぞ」
男「子供みたいだなー、俺爆睡してたけど…」
ガラシャ「む！？子供と言ったな？」

男「いてて…わかった、ごめん。つねるなって」

ガラシャ「…でも、本っっ当に良かった……」
男「ああ…、ホント良かった」

ガラシャ「男…、これからもヨロシクな…」

男「うん…、こちらこそ…な……」

ガラシャ「次の目標は大学合格じゃな……」

男「うん……。絶対合格してみるからさ、見守っててくれな…」

ガラシャ「うん……」

翌日 教室

汗寧「…男、どうなったんだろうな」

両刀「……どうなったんだろうな…」

兆候「…？」

ガラッ

汗寧「！」
両刀「…！」

男「よ、おはよ」

汗寧「男。ど、どうだった？」

男「ん？大丈夫だったよ」
両刀「え？」

汗寧「リアクションそんだけかよ…？」
男「もっと嬉しそうに自慢げに言った方がよかったか？」

汗寧「……っこの野郎！無駄な心配かけやがって！」
ｶﾞｯ ｶﾞｯ
両刀「そうだ、この野郎ぉっ！」

男「いてて…、ごめんごめん！」

兆候「…良く分かりませんか、男の友情なのですね…美しい…」

昼休み
ガラシャ「今日は弁当が無いから学食じゃな」

男「んだな。」
ガラシャ「…ふふ」

男「ん？なに？」
ガラシャ「いや、もう当たり前のように手を繋いで歩いてるから…」

男「あぁ、なんかもう慣れたな。恥ずかしくもなんともないや。」

ガラシャ「そんな男の一面を見るのも好きだったんじゃがなー。アハハ」

男「そうか、そりゃ残念でしたね。」

ガラシャ「でも、積極的な男もまた新鮮で好きじゃぞ。」

男「だから人前で好きとかいうなっての…///」

ガラシャ「おや～？それはまだ慣れておらんのか。あはははは…」


汗寧「あいつら、楽しそうだなぁ…。俺だって本気出せば女の一人や二人…」
両刀「止せよ汗寧。モテない男のひがみにしか聞こえないぜ？」

wktk

ガラシャ「明日は土曜日じゃな。」
男「そうだな、どっか遊びに行くか？」
ガラシャ「ホントか？じゃあわらわ、この間行ったアクセサリーショップに行きたいぞ！」
男「またあそこか、好きだね～」

ガラシャ「ああいう所は見てるだけでも楽しめるからの、決まりじゃな！」

男「じゃ明日また連絡するよ。」

ガラシャ「うん、楽しみにしておるぞ！」

…………

放課後 LL教室

芝井「……どうした男、ニヤニヤしおって」

男「え？あ、すんません」

芝井「全く、やる気があるのかないのか…」

俺「いや、ありますよ！漲ってますから！」

芝井「ふん…、やれやれ」

四円

しえん

翌日 待ち合わせ場所

男「…少し早くついちゃったかな…」

ガラシャ「男！」

男「ガラシャ、びっくりさせるなよ…」
ガラシャ「わらわも今着いた所なのじゃ」

男「そうか……ん？それ…」

ガラシャ「お？気付いたか、男が買ってくれた髪飾りじゃ！」

男「嬉しいね、わざわざつけてきてくれるとは」

ガラシャ「どうじゃ？似合うじゃろ？」
男「あぁ、最高に可愛いよ」

ガラシャ「…え？///」

男「おっ、赤くなった？そういう顔も好きだなー」

ガラシャ「からかうでないっ！///」

補習

アクセサリーショップ

男「これなんか似合うんじゃないの？」
ガラシャ「男、センスないの～、ゲンメツじゃ」

男「ふーっ…、女の買い物は疲れるな……」

ガラシャ「…もうたまにしか遊びに行けないのじゃ。遊べる時に目一杯遊んでおくのじゃ。」

男「…再来年には大学受験してるかもしれないのか…。そう考えちゃうと焦るな…」

ガラシャ「焦るな、男は男のペースでやっていけばいいのじゃ。周りにも沢山の協力者がおるのじゃからな…」

男「…うん、そうだな。今やれる事を精一杯やるだけだ！」
ガラシャ「それでこそ、わらわが見込んだ男じゃ！」

男「おう！」

……………

男「すっかり暗くなったなー」
ガラシャ「男、お腹が減ったぞ」

男「よし、ファミレスにでもいくか」

ガラシャ「やったー、早く行こう！はやくっ」

男「そこの交差点渡ったとこにあるファミレスでいいか」
ガラシャ「夜になるとまた凄い人の数じゃのー」
男「人波に流されるなよ？」
ガラシャ「わかっておる！」ｷﾞｭｯ

男「青になった。行くぞ」
ガラシャ「うむ！」ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ…

……ｯ
ガラシャ「……！？」

男「ん、どうしたガラシャ？」
ガラシャ「……。いや、気のせいじゃな。なんでもなうわっ」
男「あっ！ガラシャ！流されるなって言ったのに！」
ガラシャ「男ぉ～っヘルプじゃ～っ」

…………

？？？「…いい男に会えたようだな…嬢ちゃん……」
女「ちょっと聞いてるの？早くいきましょうよ！」
孫一「ん？おー、悪い悪い…」
女「どうせ他の女に見とれてたんでしょ？」
孫一「馬鹿いうな、俺はお前一筋さ……」女「調子いい事言って…！」

孫一「……幸せに、な…」
孫一「ﾊｯ､おぃおぃ、待ってくれってー ｵｰｲｯ………………

新ジャンル「無双恋愛譚」

完

ご愛読ありがとうございましたm(_ _)m

>>1乙
ものすごい打ち切りEND臭がする･･･ｗ
もうちょっと読みたかったぜ

乙です
続きを楽しみに待っています

>>286
自分的には結構長く感じたんですけどねw
読んでくれてどうもでした

終わり…だと…！
乙！

乙乙

なん…だと？乙でした

大学合格まで見たかったぜｗ

お疲れ様でした>>1

期待してくれた皆さん、申し訳ないです

よし、続きの製作に取りかかるんだ

次作る時は溜め書きして投稿しますね、そん時はよろしくです

乙

乙～