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元スレ新ジャンル「少しずつ部品が届く」

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後日談いくよー。でもエピローグみたいなつもりだから、そんなに多くはない。
時間ないのでサクサクいくんだよ。
時間ないのでサクサクいくんだよ。
男「なぁ、これはいったいどういうことだ?」
猫耳「……さぁ?」
男「ペット可の部屋に引っ越したまではいい」
猫耳「はい」
男「……どうしてだ?」
猫耳「私もさっぱりです」
男「……これは、鳥だな」
猫耳「鳥ですね」
男「これは亀だ」
猫耳「亀です」
男「魚だ」
猫耳「魚」
「「…………」」
魚骨「ピチピチ」
亀中身「モソモソ」
鳥素体「ツンツン」
「「なにこれ」」
猫耳「……さぁ?」
男「ペット可の部屋に引っ越したまではいい」
猫耳「はい」
男「……どうしてだ?」
猫耳「私もさっぱりです」
男「……これは、鳥だな」
猫耳「鳥ですね」
男「これは亀だ」
猫耳「亀です」
男「魚だ」
猫耳「魚」
「「…………」」
魚骨「ピチピチ」
亀中身「モソモソ」
鳥素体「ツンツン」
「「なにこれ」」
男「OK、疑問点を整理しようじゃないか」
猫耳「ですね」
男「まず、引っ越した翌日に、“鳥のドクロ”が届いたんだよな」
猫耳「その次の日には、“鳥の骨”と“亀の頭蓋骨”が」
男「そのまた次の日には“鳥の内臓”と“亀の骨”と“魚のドクロ”」
猫耳「で、今日は“鳥の筋肉”と“亀の中身”と“魚の骨”が届いて、この有様……」
男「朝に箱から出しとけば、いつの間にか組みあがってる。その点は、お前の時と同じだ」
猫耳「でも、違うのは、この子たちが喋らないことです。このままじゃ完成しても普通の動物さんですよ?」
男「一瞬まさかのハーレム展開かと思ったんだが」
猫耳「何かおっしゃいました?」ギロ
男「なんでもないですごめんなさい」
猫耳「とりあえず、鳥と魚は完成したら頂いていいですか?」
男「食うな」
猫耳「“鳥の筋肉”ってぶっちゃけ、鳥肉じゃn」
男「だから食うな。狩人の眼で鳥を見てやるな。暴れてご近所に迷惑だから」
猫耳「ですね」
男「まず、引っ越した翌日に、“鳥のドクロ”が届いたんだよな」
猫耳「その次の日には、“鳥の骨”と“亀の頭蓋骨”が」
男「そのまた次の日には“鳥の内臓”と“亀の骨”と“魚のドクロ”」
猫耳「で、今日は“鳥の筋肉”と“亀の中身”と“魚の骨”が届いて、この有様……」
男「朝に箱から出しとけば、いつの間にか組みあがってる。その点は、お前の時と同じだ」
猫耳「でも、違うのは、この子たちが喋らないことです。このままじゃ完成しても普通の動物さんですよ?」
男「一瞬まさかのハーレム展開かと思ったんだが」
猫耳「何かおっしゃいました?」ギロ
男「なんでもないですごめんなさい」
猫耳「とりあえず、鳥と魚は完成したら頂いていいですか?」
男「食うな」
猫耳「“鳥の筋肉”ってぶっちゃけ、鳥肉じゃn」
男「だから食うな。狩人の眼で鳥を見てやるな。暴れてご近所に迷惑だから」
猫耳「それはそれとして」
男「ん?」
猫耳「どうして、名前で呼んでくれないんですか?」
男「それどころじゃないと思うけど」
猫耳「えー、せっかく名前貰ったのに」
男「そうは言ってもな。二人きりだから、“おい”とかで話がついちゃうし」
猫耳「じゃぁ、もう名前で呼ばないと返事しません」
男「拗ねるなよ、こんなときに……」
猫耳「こんなときだからですよ」
男「ん?」
猫耳「どうして、名前で呼んでくれないんですか?」
男「それどころじゃないと思うけど」
猫耳「えー、せっかく名前貰ったのに」
男「そうは言ってもな。二人きりだから、“おい”とかで話がついちゃうし」
猫耳「じゃぁ、もう名前で呼ばないと返事しません」
男「拗ねるなよ、こんなときに……」
猫耳「こんなときだからですよ」
猫耳「はぁ、やっぱりあれですか? 種族の違いは超えられないんですか?」
男「そういうんじゃなくて」
猫耳「あれから、ちっとも触ってこないし」
男「いや、だから」
猫耳「何のために、私がずっと人に化けてると思うんですか? ずっと待ってるんですよ? 覚悟だって出来てます」
男「…………」
猫耳「……あなたと、添い遂げたいんです。それとも、こういうの重いですか?」
男「……重いよ」
猫耳「!!」
ぎゅ……
男「二回も生き返ってまで俺のところに来るんだから、重くないわけないだろ」
猫耳「……」
男「……怖いんだ。俺、お前をちゃんと幸せにできるのかなって。そんな想いに答えられるんかなって」
猫耳「……おバカさんですね」
男「うっせ。どうせ、器も小さいよ……」
猫耳「大丈夫ですよ。こうしてるだけで、あなたは私を幸せにできます」
男「……そか」
猫耳「……ちょっと、ムードないですけど……しちゃいましょうか」
男「まぁ、ゾンビがうろちょろしてるようなもんだけどな。関係ないか。それも俺たちらしいだろ!」
猫耳「はい。じゃぁ……ふつつか者ですけど」
男「あぁ、よろしく……
ピンポーン
「ちわー、宅配便っすー!」
男「そういうんじゃなくて」
猫耳「あれから、ちっとも触ってこないし」
男「いや、だから」
猫耳「何のために、私がずっと人に化けてると思うんですか? ずっと待ってるんですよ? 覚悟だって出来てます」
男「…………」
猫耳「……あなたと、添い遂げたいんです。それとも、こういうの重いですか?」
男「……重いよ」
猫耳「!!」
ぎゅ……
男「二回も生き返ってまで俺のところに来るんだから、重くないわけないだろ」
猫耳「……」
男「……怖いんだ。俺、お前をちゃんと幸せにできるのかなって。そんな想いに答えられるんかなって」
猫耳「……おバカさんですね」
男「うっせ。どうせ、器も小さいよ……」
猫耳「大丈夫ですよ。こうしてるだけで、あなたは私を幸せにできます」
男「……そか」
猫耳「……ちょっと、ムードないですけど……しちゃいましょうか」
男「まぁ、ゾンビがうろちょろしてるようなもんだけどな。関係ないか。それも俺たちらしいだろ!」
猫耳「はい。じゃぁ……ふつつか者ですけど」
男「あぁ、よろしく……
ピンポーン
「ちわー、宅配便っすー!」
男「で! なんだよ! 今度は!! あぁん? カミサマよぉ!?」ガサガサ
猫耳(ない。あのタイミングは、ない……まったく文字どおり、神様は意地悪です……orz)
男「…………ふむ」
猫耳「どうしたんですか?」
男「ちょっと見えてきた」
猫耳「??」
男「ほれ」
『鳥用白黒羽毛培養液』
男「いや、骨格の段階で変だと思ってたんだ。こいつ、サイズはせいぜいオウム程度なのに、足がめちゃくちゃ細長いだろ?」
猫耳「はぁ。珍しいとは思ってました」
男「こういう鳥はな、あんまり小さいサイズって居ないんだよ。ある程度でかい。フラミンゴとかな」
猫耳「無理やり小さくしてるんですか? 神様も無茶しますよね」
男「気を使ってんだろ」
猫耳「ふぇ?」
男「等身大の鶴なんて、デカくて邪魔だ」
猫耳「??」
男「それに、この魚は鯉だな。どっかで見たような形だとは薄々思ってたんだよなぁ」
猫耳「鯉は一回だけ食べましたけど、泥臭くてあんまり……」
男「食うことから離れろ」
猫耳(ない。あのタイミングは、ない……まったく文字どおり、神様は意地悪です……orz)
男「…………ふむ」
猫耳「どうしたんですか?」
男「ちょっと見えてきた」
猫耳「??」
男「ほれ」
『鳥用白黒羽毛培養液』
男「いや、骨格の段階で変だと思ってたんだ。こいつ、サイズはせいぜいオウム程度なのに、足がめちゃくちゃ細長いだろ?」
猫耳「はぁ。珍しいとは思ってました」
男「こういう鳥はな、あんまり小さいサイズって居ないんだよ。ある程度でかい。フラミンゴとかな」
猫耳「無理やり小さくしてるんですか? 神様も無茶しますよね」
男「気を使ってんだろ」
猫耳「ふぇ?」
男「等身大の鶴なんて、デカくて邪魔だ」
猫耳「??」
男「それに、この魚は鯉だな。どっかで見たような形だとは薄々思ってたんだよなぁ」
猫耳「鯉は一回だけ食べましたけど、泥臭くてあんまり……」
男「食うことから離れろ」
男「まぁ、猫じゃ解らんだろ。こいつらはな、日本じゃ大層縁起のいい動物なんだよ」
猫耳「はぁ」
男「特に、結婚式の会場じゃ掛け軸とか料理の皿なんかによく書かれるモチーフだ」
猫耳「け、結婚式!?」
男「こいつら、お祝いに送られてきたんだよ。神様から」
猫耳「……うっ、ふえぇ……う、ぐす……」
男「お、おい、どうした」
猫耳「だ、だってぇ……ほ、本当に、祝福してくれるなんてぇ……えぐぅ……」
男「あぁ、よしよし」
ぎゅぅ
男「こりゃ、幸せにならなきゃ、罰が当たっちまうな」
猫耳「はい!」
猫耳「はぁ」
男「特に、結婚式の会場じゃ掛け軸とか料理の皿なんかによく書かれるモチーフだ」
猫耳「け、結婚式!?」
男「こいつら、お祝いに送られてきたんだよ。神様から」
猫耳「……うっ、ふえぇ……う、ぐす……」
男「お、おい、どうした」
猫耳「だ、だってぇ……ほ、本当に、祝福してくれるなんてぇ……えぐぅ……」
男「あぁ、よしよし」
ぎゅぅ
男「こりゃ、幸せにならなきゃ、罰が当たっちまうな」
猫耳「はい!」
その日、鶴は完成した。その瞬間、実物大まで大きくなったかと思うと、目の覚めるような白無垢の着物へ姿を変えた。
次の日、亀は出来上がった途端、酔ったような足取りで勝手にひっくり返ると、そのまま朱塗りの杯と酒樽へ変化した。澄んだ酒が、樽に並々と湛えられていた。
そして、今日。俺たちは水槽の『魚用紅白鱗培養液』に浸した鯉を、並んで見守っている。
次の日、亀は出来上がった途端、酔ったような足取りで勝手にひっくり返ると、そのまま朱塗りの杯と酒樽へ変化した。澄んだ酒が、樽に並々と湛えられていた。
そして、今日。俺たちは水槽の『魚用紅白鱗培養液』に浸した鯉を、並んで見守っている。
猫耳「この着物、素敵ですねぇ」
男「しかし、神様ってあれか? 宗教はどうなってんだ?」
猫耳「気にしちゃ負けですよ。それより、ごめんなさい……本当は、男さんの親御さんも呼びたかったでしょう?」
男「仕方ないさ。まともに結婚式なんて挙げられないんだから」
猫耳「でも、だからこそきっと、神様がわざわざ手をまわして下さったんでしょうね」
男「ずいぶん神に贔屓されてるな。世の神職者が聞いたら泣くぜ?」
猫耳「えへへ……案外、世の中で起きた奇跡って、こういうものかも知れませんね」
男「あ、おい。鯉がそろそろ……」
パシャ
スルスルスルスル……
猫耳「すごい……水の柱があんなに高く……」
男「鯉が、昇っていく……」
猫耳「きれい……です」
男「さ……固めの杯だ」
猫耳「はい……んっ……こく……どうぞ」
男「あぁ……ん……うまいな、この酒」
猫耳「ほら……もう、鯉があんなに、高く……本当に、きれい」
男「白無垢着た――には負けるけどな」
猫耳「え? 今……」
男「なんだよ」
猫耳「今、名前で呼びませんでした!? 小さくて聞きづらかったですけど!」
男「そっか? 空耳じゃ?」
猫耳「もうっ! 意地悪ばっかりです!」
男「あ、見ろよ、鯉が……」
男「しかし、神様ってあれか? 宗教はどうなってんだ?」
猫耳「気にしちゃ負けですよ。それより、ごめんなさい……本当は、男さんの親御さんも呼びたかったでしょう?」
男「仕方ないさ。まともに結婚式なんて挙げられないんだから」
猫耳「でも、だからこそきっと、神様がわざわざ手をまわして下さったんでしょうね」
男「ずいぶん神に贔屓されてるな。世の神職者が聞いたら泣くぜ?」
猫耳「えへへ……案外、世の中で起きた奇跡って、こういうものかも知れませんね」
男「あ、おい。鯉がそろそろ……」
パシャ
スルスルスルスル……
猫耳「すごい……水の柱があんなに高く……」
男「鯉が、昇っていく……」
猫耳「きれい……です」
男「さ……固めの杯だ」
猫耳「はい……んっ……こく……どうぞ」
男「あぁ……ん……うまいな、この酒」
猫耳「ほら……もう、鯉があんなに、高く……本当に、きれい」
男「白無垢着た――には負けるけどな」
猫耳「え? 今……」
男「なんだよ」
猫耳「今、名前で呼びませんでした!? 小さくて聞きづらかったですけど!」
男「そっか? 空耳じゃ?」
猫耳「もうっ! 意地悪ばっかりです!」
男「あ、見ろよ、鯉が……」
あと1レスなのにさるさんとかね。
悪いけど、本当に時間がないから、wikiのまとめに載せたんだよ。
あと、一応名前も載せたけど、原作の文責以外できることはなさそう。
悪いけど、本当に時間がないから、wikiのまとめに載せたんだよ。
あと、一応名前も載せたけど、原作の文責以外できることはなさそう。
此処まで来て寸止めとか…ないわ
イチャイチャを宅配便に邪魔される程にないわ
でも乙!
イチャイチャを宅配便に邪魔される程にないわ
でも乙!
やめろよ同人とか
描き手さえいりゃ漫画化なんでできんだから、おとなしくネットで公開しろや
描き手さえいりゃ漫画化なんでできんだから、おとなしくネットで公開しろや
>>461
の続き
パアアァァァ
キラキラキラキラ……
猫耳「弾けて……光って……」
男「……」ぎゅ
猫耳「あ……」
男「こりゃ、神様の前で、夫婦になった……ってことなのかな?」
猫耳「そうですね……あなた」
男「!!!」
猫耳「はは、赤くなって、可愛い」
男「うっせ! これはあれだ! 酒のせいだ!」
猫耳「ツンデレさんってやつですか?」
男「ちがうわ!…………なぁ」
猫耳「はい?」
男「……その……」ぎゅうぅ……
猫耳「あ……」
男「これからも、幸せでいて、くれるか?」
猫耳「……当り前じゃないですか」
猫耳「だって、骨から、愛されてますから……!」
END
の続き
パアアァァァ
キラキラキラキラ……
猫耳「弾けて……光って……」
男「……」ぎゅ
猫耳「あ……」
男「こりゃ、神様の前で、夫婦になった……ってことなのかな?」
猫耳「そうですね……あなた」
男「!!!」
猫耳「はは、赤くなって、可愛い」
男「うっせ! これはあれだ! 酒のせいだ!」
猫耳「ツンデレさんってやつですか?」
男「ちがうわ!…………なぁ」
猫耳「はい?」
男「……その……」ぎゅうぅ……
猫耳「あ……」
男「これからも、幸せでいて、くれるか?」
猫耳「……当り前じゃないですか」
猫耳「だって、骨から、愛されてますから……!」
END
>>479
推理サスペンスの予感!
推理サスペンスの予感!
>>1乙 最高だった
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