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元スレ萎えジャンル「ブラック同僚」
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ゆさゆさ。ゆさゆさ
女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
男「んーぅ」
女「起きろー。起きないとHDDの電源を高速で抜き差しするぞ」
男「ごめんなさい!? まじ勘弁してくださいっ」
女「起きたか」
男「ん……。女先輩か。いま何時?」
女「2時回ったトコ。180分で起こせって言ったでしょ」
男「あー。んー。ありがと。
……あれ? 女先輩は帰んなくてイイの? 終電は?」
女「始発で帰る。処理待ちのデータ5セット溜まってるよ」
男「B夫とC次郎は?」
女「あんた寝たら速攻で帰った」
男「しゃぁねぇな、やっちまうか」
女「はいはい」
女「おーい、おとこ。起きろ、起きろー」
男「んーぅ」
女「起きろー。起きないとHDDの電源を高速で抜き差しするぞ」
男「ごめんなさい!? まじ勘弁してくださいっ」
女「起きたか」
男「ん……。女先輩か。いま何時?」
女「2時回ったトコ。180分で起こせって言ったでしょ」
男「あー。んー。ありがと。
……あれ? 女先輩は帰んなくてイイの? 終電は?」
女「始発で帰る。処理待ちのデータ5セット溜まってるよ」
男「B夫とC次郎は?」
女「あんた寝たら速攻で帰った」
男「しゃぁねぇな、やっちまうか」
女「はいはい」
男「んー。よっこいせ」
女「爺くさい」
男「仕方ないでしょ。もう歳だ」
女「20ちょいで生意気だ」
男「先輩にはかないません」
女「判ればいいのだ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ
女「あ」
男「どした?」
女「うち、年増扱いされた?」
男「うん」
女「そうか」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「そうかで済むかーっ」
女「爺くさい」
男「仕方ないでしょ。もう歳だ」
女「20ちょいで生意気だ」
男「先輩にはかないません」
女「判ればいいのだ」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ
女「あ」
男「どした?」
女「うち、年増扱いされた?」
男「うん」
女「そうか」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「そうかで済むかーっ」
男「んー。フィルタこんな感じかね」
女「回しておいて、うちチェックする」
男「はーい」
女「顔洗ってくれば? さっぱりするよ」
男「うーん」
女「どうしたの?」
男「目ヤニ掻きだして洗顔済み扱いにしてる
女に言われても説得力に欠けるな、と」
女「うちはちゃんと顔くらい洗います」
男「ぱんつは?」
女「二日間変えてません」
男「……」
女「……」
男「ちゃっちゃとすませて早く帰ろうか」
女「うん」
女「回しておいて、うちチェックする」
男「はーい」
女「顔洗ってくれば? さっぱりするよ」
男「うーん」
女「どうしたの?」
男「目ヤニ掻きだして洗顔済み扱いにしてる
女に言われても説得力に欠けるな、と」
女「うちはちゃんと顔くらい洗います」
男「ぱんつは?」
女「二日間変えてません」
男「……」
女「……」
男「ちゃっちゃとすませて早く帰ろうか」
女「うん」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「なぁなぁ」
男「なんですか?」
女「なんか面白い話をして」
男「なんで?」
女「そうでもしないと眠くなる」
男「俺はもう眠い」
女「うちも負けない」
男「いや俺のほうがもっと眠い」
女「うちは界王拳なみに眠い」
男「何で張り合ってるのさ?」
女「ほら、眠いと視野狭窄にならない?」
男「なるね」
女「ポジティブに視野狭窄を楽しんでるのだ」
男「前向きだね」
女「振り返ると絶望しちゃうからだけどね」
女:カタカタカタカタ
女「なぁなぁ」
男「なんですか?」
女「なんか面白い話をして」
男「なんで?」
女「そうでもしないと眠くなる」
男「俺はもう眠い」
女「うちも負けない」
男「いや俺のほうがもっと眠い」
女「うちは界王拳なみに眠い」
男「何で張り合ってるのさ?」
女「ほら、眠いと視野狭窄にならない?」
男「なるね」
女「ポジティブに視野狭窄を楽しんでるのだ」
男「前向きだね」
女「振り返ると絶望しちゃうからだけどね」
男「ほいさっと、こっちのバグも取れた。
ついでにドキュかいといた」
女「偉いぞ」
男「ふふーん」
女「偉そうだぞ」
男「偉いからね」
女「偉くても偉そうにしないともっと偉いぞ」
男「そうか」
女「うむ、今後留意するように」
男「了解」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「二人で漫才寂しいな」
女「そだね」
ついでにドキュかいといた」
女「偉いぞ」
男「ふふーん」
女「偉そうだぞ」
男「偉いからね」
女「偉くても偉そうにしないともっと偉いぞ」
男「そうか」
女「うむ、今後留意するように」
男「了解」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
男「二人で漫才寂しいな」
女「そだね」
女「なぁなぁ」
男「なんです?」
女「うち思ったんやけど、うちらのとこ
いわゆるブラック会社じゃ」
男「あーあーあーあーあーあーあーあ」
女「?」
男「さっぱり聞こえませんですネ」
女「聞こえないデスか」
男「聞こえません」
女「仕方ないですね」
男「人生って仕方ないです」
女「リア充がほざくね」
男「え? おれリア充なの?」
女「彼女いるんでしょ」
男「振られた」
女「なんでさ?」
男「なんです?」
女「うち思ったんやけど、うちらのとこ
いわゆるブラック会社じゃ」
男「あーあーあーあーあーあーあーあ」
女「?」
男「さっぱり聞こえませんですネ」
女「聞こえないデスか」
男「聞こえません」
女「仕方ないですね」
男「人生って仕方ないです」
女「リア充がほざくね」
男「え? おれリア充なの?」
女「彼女いるんでしょ」
男「振られた」
女「なんでさ?」
男:カタカタカタカタ
女「……」
男:カタカタカタカタ
女「……」
男「いやだってね」(ばんばん
女「うん」
男「週に四日も会社に泊まって土日も無いような彼氏、
愛想尽きるでしょ。普通に考えて!」
女「それ以前にそんなやつ彼氏にしないかな」
男「そうか」
女「うん常識」
男「俺ニート以下?」
女「引きこもり」
男「えー、マジで?」
女「会社に引きこもり。日が暮れてから活発に動く」
男「ぐっ」
女「……別れたんだ」
女「……」
男:カタカタカタカタ
女「……」
男「いやだってね」(ばんばん
女「うん」
男「週に四日も会社に泊まって土日も無いような彼氏、
愛想尽きるでしょ。普通に考えて!」
女「それ以前にそんなやつ彼氏にしないかな」
男「そうか」
女「うん常識」
男「俺ニート以下?」
女「引きこもり」
男「えー、マジで?」
女「会社に引きこもり。日が暮れてから活発に動く」
男「ぐっ」
女「……別れたんだ」
男「なんかサクサク進むな」
女「そういう時もあるよね」
男「あと2時間ってとこかな」
女「メールで伝票来てるな」
男「みないでBのとこ突っ込もう」
女「了解マネージャー」
男「……なんで後輩の俺がマネなんだかね」
女「さぁねー」
男「女先輩のほうが良くない?」
女「女はね。労働基準がどうとかで使いにくいでしょ」
男「ふーん。先輩ウォリアーなのにね」
女「そんなもんだよ」
男「そんなものかな」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「ウォリアーって云うな」
女「そういう時もあるよね」
男「あと2時間ってとこかな」
女「メールで伝票来てるな」
男「みないでBのとこ突っ込もう」
女「了解マネージャー」
男「……なんで後輩の俺がマネなんだかね」
女「さぁねー」
男「女先輩のほうが良くない?」
女「女はね。労働基準がどうとかで使いにくいでしょ」
男「ふーん。先輩ウォリアーなのにね」
女「そんなもんだよ」
男「そんなものかな」
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「ウォリアーって云うな」
男「まー。こんなもん?」
女「うん。うーんっ!」
男「背中バッキバキやね」
女「うん、のびーが気持ちいい~」
男「胸揺らすなよ」
女「揺れるんだから仕方ないでしょ。萌えた?」
男「全然」
女「萌えてもいいんだよ?」
男「萎える」
女「屈辱的だっ」
男「萎えてしまう」
女「丁寧にダメだしされた!?」
男(でかくていい形なんだけど性格がなぁ)
女「まぁ、萌えとか面倒がなくて良いかぁ」
男「そういうことだね」
女「うん。うーんっ!」
男「背中バッキバキやね」
女「うん、のびーが気持ちいい~」
男「胸揺らすなよ」
女「揺れるんだから仕方ないでしょ。萌えた?」
男「全然」
女「萌えてもいいんだよ?」
男「萎える」
女「屈辱的だっ」
男「萎えてしまう」
女「丁寧にダメだしされた!?」
男(でかくていい形なんだけど性格がなぁ)
女「まぁ、萌えとか面倒がなくて良いかぁ」
男「そういうことだね」
女「空、焼けてきたね」
男「朝焼けか」
女「いい色だよね。徹夜は嫌いだけど、
朝焼けは好きだな。特にこの薄暗いくらいの色が」
男「ふむ」
女「街が殆ど無人で、夕焼けみたいな
暗い薔薇色って犯罪的でドキドキするよね」
男「言い方がやらしいな」
女「そうかな」
男「うん」
女「子供のころは目にしちゃだめな景色だったから、かな」
男「そういう意味か」
女「そういう意味ってことにしておこう」
男「あがりますか」
女「あがりましょうか」
男「朝焼けか」
女「いい色だよね。徹夜は嫌いだけど、
朝焼けは好きだな。特にこの薄暗いくらいの色が」
男「ふむ」
女「街が殆ど無人で、夕焼けみたいな
暗い薔薇色って犯罪的でドキドキするよね」
男「言い方がやらしいな」
女「そうかな」
男「うん」
女「子供のころは目にしちゃだめな景色だったから、かな」
男「そういう意味か」
女「そういう意味ってことにしておこう」
男「あがりますか」
女「あがりましょうか」
男「戸締りOK-」
女「はーい、電気落とすよ」
男「了解」
ガチャリ
女「今日も暑くなりそうだねー」
男「うん、夏だもんなー。ど真ん中だよ」
女「どこか遊びに行った?」
男「いやみかよ。もう2ヶ月もデスマで一緒じゃん」
女「ほーっほっほ」
男「そっちも遊んでなんか無いくせに」
女「うちは彼氏いないもーん。だから放置しないし
振られたりしないもーん」
男「くっ」
女「別れ話も切り出せないくらい忙しいのでメールしますね、
とか着信が来て! それがトラウマになったりしないもん」
男「どこからそういう情報を」
女「想像です」
男「どんだけ推理力があるんだよ」
女「はーい、電気落とすよ」
男「了解」
ガチャリ
女「今日も暑くなりそうだねー」
男「うん、夏だもんなー。ど真ん中だよ」
女「どこか遊びに行った?」
男「いやみかよ。もう2ヶ月もデスマで一緒じゃん」
女「ほーっほっほ」
男「そっちも遊んでなんか無いくせに」
女「うちは彼氏いないもーん。だから放置しないし
振られたりしないもーん」
男「くっ」
女「別れ話も切り出せないくらい忙しいのでメールしますね、
とか着信が来て! それがトラウマになったりしないもん」
男「どこからそういう情報を」
女「想像です」
男「どんだけ推理力があるんだよ」
女「始発までちょい時間あるね」
男「どうする? なんか腹に入れてく?」
女「そだね。牛丼でも」
男「ほい」
がー。がちゃんこ、がちゃんこ。
女「じゃーん! 卵とサラダつきーっ」
男「元気いいね」
女「やけくそだからね」
男「そうか。……じゃーん! おれ豚汁つき!」
女「ど、どうしたの。急に?」
男「俺も付き合ってやけくそになってみた」
女「素晴らしい」
男「自分が惨めです」
女「素晴らしいと、い、えっ」
男「つねらないで」
女「云っえっ」
男「素晴らしいです」
男「どうする? なんか腹に入れてく?」
女「そだね。牛丼でも」
男「ほい」
がー。がちゃんこ、がちゃんこ。
女「じゃーん! 卵とサラダつきーっ」
男「元気いいね」
女「やけくそだからね」
男「そうか。……じゃーん! おれ豚汁つき!」
女「ど、どうしたの。急に?」
男「俺も付き合ってやけくそになってみた」
女「素晴らしい」
男「自分が惨めです」
女「素晴らしいと、い、えっ」
男「つねらないで」
女「云っえっ」
男「素晴らしいです」
女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
女「もぐもぐ」
男「夜明け間際に会社帰りの女と牛丼屋ですよ」
女「素晴らしいよね」
男「泣きたくなるほど惨」
女「……」ちらっ
男「いえ、素晴らしいです」
女「うむ」
女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
男「出はどうします?」
女「14時からにするつもり」
男「寝れて、5時間くらい?」
女「4時間くらいかな。流石に身支度もお風呂もしたい」
男「女は面倒ですね」
女「うん、面倒くさい。無駄肉あるし」
男「もぐもぐ」
女「もぐもぐ」
男「夜明け間際に会社帰りの女と牛丼屋ですよ」
女「素晴らしいよね」
男「泣きたくなるほど惨」
女「……」ちらっ
男「いえ、素晴らしいです」
女「うむ」
女「もぐもぐ」
男「もぐもぐ」
男「出はどうします?」
女「14時からにするつもり」
男「寝れて、5時間くらい?」
女「4時間くらいかな。流石に身支度もお風呂もしたい」
男「女は面倒ですね」
女「うん、面倒くさい。無駄肉あるし」
女「ごちそーさまぁ♪」
男「――ごちそうさま」
女「……? どうした? 何が気になる?」
男「(ご馳走様の挨拶が子供みたい、とは云えないよなぁ)
いや女先輩は食いっぷりいいですね」
女「一日中監禁されて座り仕事だと、なんか
ストレスのはけ口が食料に向かうよね」
男「判ります」
女「泣きそうなくらい反省しているんだけどね」
男「……」ちらっ
女「いまどこを見た」
男「……いえ、何も?」
女「いまどこを見た」
男「……腹です」
女「始発から山手線とめることになるぞ」
男「申し訳有りません、上官殿っ」
男「――ごちそうさま」
女「……? どうした? 何が気になる?」
男「(ご馳走様の挨拶が子供みたい、とは云えないよなぁ)
いや女先輩は食いっぷりいいですね」
女「一日中監禁されて座り仕事だと、なんか
ストレスのはけ口が食料に向かうよね」
男「判ります」
女「泣きそうなくらい反省しているんだけどね」
男「……」ちらっ
女「いまどこを見た」
男「……いえ、何も?」
女「いまどこを見た」
男「……腹です」
女「始発から山手線とめることになるぞ」
男「申し訳有りません、上官殿っ」
女「うち、こっちだから」
男「知ってます」
女「んじゃまた今日ねー」
男「はーい、ゆっくり寝てくださいね」
女「お。プロジェクトマネージャっぽい」
男「でも遅刻はしないでね」
女「すごくそれっぽい!?」
男「あー、あっちのホームにちっさく見える」
男「……眠そうだな。表情死んでるな。
俺もそうか。目の下真っ黒だったりして」
男「ふらふらして、あぶなっかしいなぁ。
ったく、増員かけてしらみつぶしにしなきゃ
ならない時期なのに、この戦力じゃ家にも帰せないぞ」
男「当然俺も帰れないし」
男 くんくん
男「うっわ、我ながら汗臭い。最悪の気分だ」
男「もうなんつーかなー。ほんとにあれだ」
辞めたい気分
男「ったくなー」
男「知ってます」
女「んじゃまた今日ねー」
男「はーい、ゆっくり寝てくださいね」
女「お。プロジェクトマネージャっぽい」
男「でも遅刻はしないでね」
女「すごくそれっぽい!?」
男「あー、あっちのホームにちっさく見える」
男「……眠そうだな。表情死んでるな。
俺もそうか。目の下真っ黒だったりして」
男「ふらふらして、あぶなっかしいなぁ。
ったく、増員かけてしらみつぶしにしなきゃ
ならない時期なのに、この戦力じゃ家にも帰せないぞ」
男「当然俺も帰れないし」
男 くんくん
男「うっわ、我ながら汗臭い。最悪の気分だ」
男「もうなんつーかなー。ほんとにあれだ」
辞めたい気分
男「ったくなー」
こんな先輩いたらブラックでもいいと思ってしまう不思議。
とりあえず期待age
とりあえず期待age
>>24に同意
>>24
こんな先輩いたら気になって仕事捗らなさそうだ
こんな先輩いたら気になって仕事捗らなさそうだ
――三日目 14:00
女「おはようございまーす」
男「おはようございます、女先輩」
B男「おはようござるー」
C男「おはようございます」
女「お、男。早いね。もう来てたんだ」
男「マネだから、一応」
女「偉いぞ!」
男「偉ぶりません」
女「ますます偉いぞ!」
男「ふふん」
女「えいっ!」ばきっ
男「なにをっ!?」
女「伸びた鼻をへし折ってくれたわ」
男「伸びてないしっ」
女「おはようございまーす」
男「おはようございます、女先輩」
B男「おはようござるー」
C男「おはようございます」
女「お、男。早いね。もう来てたんだ」
男「マネだから、一応」
女「偉いぞ!」
男「偉ぶりません」
女「ますます偉いぞ!」
男「ふふん」
女「えいっ!」ばきっ
男「なにをっ!?」
女「伸びた鼻をへし折ってくれたわ」
男「伸びてないしっ」
女「そんなことより、ふふん」さらさら
男「うわ! まじか」
B男「女さんがさっぱりしてる!?」
C男「なんか爽やかオーラ出してる!?」
女「ふふーん」
男「なんか詐欺くさい」
B男「偽者じゃないでござるか」
C男「オレオレ詐欺かもしれないぞ!」
女「貴様らうちをなんだと思ってるん!?」
男「髪の毛ぼさぼさでー」
B男「死んだ魚の目をしてござる」
C男「修羅のような気配で」
男「呪われたような作業速度でー」
B男「船幽霊ばりに真面目で」
C男「自縛霊の様に家に帰らない」
女「うちは妖怪かーっ!?」
男「うわ! まじか」
B男「女さんがさっぱりしてる!?」
C男「なんか爽やかオーラ出してる!?」
女「ふふーん」
男「なんか詐欺くさい」
B男「偽者じゃないでござるか」
C男「オレオレ詐欺かもしれないぞ!」
女「貴様らうちをなんだと思ってるん!?」
男「髪の毛ぼさぼさでー」
B男「死んだ魚の目をしてござる」
C男「修羅のような気配で」
男「呪われたような作業速度でー」
B男「船幽霊ばりに真面目で」
C男「自縛霊の様に家に帰らない」
女「うちは妖怪かーっ!?」
ピコローン♪
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「どこから?」
B男「クライアントのところの出張班から」
C男「捨てよう」
男「なんだってー?」
B男「1.0342bが動かないって」
C男「捨てよう」
男「動かないじゃ判らないだろう。子供じゃないんだから
レポあげろって。30分であげろって返事しておいて」
C男「とりあえず捨てよう」
男「捨てちゃダメだろ!」
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「どこから?」
B男「クライアントのところの出張班から」
C男「捨てよう」
男「なんだってー?」
B男「1.0342bが動かないって」
C男「捨てよう」
男「動かないじゃ判らないだろう。子供じゃないんだから
レポあげろって。30分であげろって返事しておいて」
C男「とりあえず捨てよう」
男「捨てちゃダメだろ!」
ピコローン♪
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「返事でしょ、読んで」
B男「新人が泣きながら帰っちゃったって」
C男「捨てよう」
男「ああぅあぅあー」
女「髪の長い娘かー。そんな気はしてた」
男「俺も」
女「んー。察しが良いね。どうしよか」
男「まいるね。……んー」
B男「勘弁するでござるよこの地獄のさなかに」
C男「この会社は俺たちをハンバーガーにしようとしているよ」
男「ミンチになりそうだね、これはこれは」
女「……ん~」
B男「メールが来たでござる」
女「読みたくない」
男「返事でしょ、読んで」
B男「新人が泣きながら帰っちゃったって」
C男「捨てよう」
男「ああぅあぅあー」
女「髪の長い娘かー。そんな気はしてた」
男「俺も」
女「んー。察しが良いね。どうしよか」
男「まいるね。……んー」
B男「勘弁するでござるよこの地獄のさなかに」
C男「この会社は俺たちをハンバーガーにしようとしているよ」
男「ミンチになりそうだね、これはこれは」
女「……ん~」
ぽぴっ♪
女「tell>>BもCもこれ以上は負荷大きいと思う」
男「tell>>それはその通り」
女「tell>>うちが行くよ」
男「tell>>いいの?」
女「tell>>良くないけど、うち家帰ったばっかりだから。
まだHPあるじゃない」
男「tell>>それは俺も一緒なんだけどな」
女「tell>>マネは動いちゃダメだよ」
男「tell>>わかった」
男「tell>>ごめんなさい」
男「tell>>じゃなくて、お願いします」
女「tell>>ん。偉いぞ」
女「tell>>BもCもこれ以上は負荷大きいと思う」
男「tell>>それはその通り」
女「tell>>うちが行くよ」
男「tell>>いいの?」
女「tell>>良くないけど、うち家帰ったばっかりだから。
まだHPあるじゃない」
男「tell>>それは俺も一緒なんだけどな」
女「tell>>マネは動いちゃダメだよ」
男「tell>>わかった」
男「tell>>ごめんなさい」
男「tell>>じゃなくて、お願いします」
女「tell>>ん。偉いぞ」
男「ほいほい。んじゃね。女先輩が現地へ今から移動ね。
Bもついてって。Bは現地で作業ひき次いでそのまま穴埋めね。
女先輩は事情把握して、いちおうその娘さん?
家へ連絡してみて。問題なくてもこっちに報告定期的にあげて」
女「はーい」
B男「移動でござるか? こっちの作業も進捗なれてきたんで
ござるが、こっち平気でござるか?」
C男「この偽ニンジャも捨てよう」
男「エコを覚えろって。Bの仕事はCに全部引き継ぎ」
C男「!?」
男「そろそろ界王拳覚えような、Cも」
C男「俺を捨てたい……」
女「準備できた。出られるよ」
男「悪いけれど、頼む。クライアント側からなんかあったら
直接俺のほうに回してもらって」
女「はいほい」
男「ほいじゃみんなでがんばろう~」
女「おー」
B男「ござるー」
C男「捨てたい」
Bもついてって。Bは現地で作業ひき次いでそのまま穴埋めね。
女先輩は事情把握して、いちおうその娘さん?
家へ連絡してみて。問題なくてもこっちに報告定期的にあげて」
女「はーい」
B男「移動でござるか? こっちの作業も進捗なれてきたんで
ござるが、こっち平気でござるか?」
C男「この偽ニンジャも捨てよう」
男「エコを覚えろって。Bの仕事はCに全部引き継ぎ」
C男「!?」
男「そろそろ界王拳覚えような、Cも」
C男「俺を捨てたい……」
女「準備できた。出られるよ」
男「悪いけれど、頼む。クライアント側からなんかあったら
直接俺のほうに回してもらって」
女「はいほい」
男「ほいじゃみんなでがんばろう~」
女「おー」
B男「ござるー」
C男「捨てたい」
お前ら有難うな。
でも女先輩に萌えるのは間違いだからな。
むしろ萎えるのが正解だ。
女先輩は関西上京組でもほとんど標準語設定
でも女先輩に萌えるのは間違いだからな。
むしろ萎えるのが正解だ。
女先輩は関西上京組でもほとんど標準語設定
――14時間経過 深夜04:00
女「ってなわけで、こっちはなんとか
遅延0.5人工くらいかなー」
男「思ったほどじゃないね」
女「うち有能だからねっ」
男「うん」
女「……そこは突っ込み欲しかったり」
男「突っ込みは体力消費上経理部から禁止されてる」
女「そっちは?」
男「BとCは潰れた。さっき仮眠室いった」
女「よくあんなくさいところで寝れるなぁ」
男「俺もダメだな」
女「タバコとカップラーメンで畳みどろどろだもん」
男「もっとダメなもんも染み付いてるような」
女「こっちは全員返したよ。朝まで粘って、
09:00に引き継いでそっちに移動するよー」
男「了解。俺もそんな感じで。んでっと
明後日に新人回してもらえる手はずになったから」
女「はーい」
男「信用して無い?」
女「うん」
男「ですよねー」
女「ってなわけで、こっちはなんとか
遅延0.5人工くらいかなー」
男「思ったほどじゃないね」
女「うち有能だからねっ」
男「うん」
女「……そこは突っ込み欲しかったり」
男「突っ込みは体力消費上経理部から禁止されてる」
女「そっちは?」
男「BとCは潰れた。さっき仮眠室いった」
女「よくあんなくさいところで寝れるなぁ」
男「俺もダメだな」
女「タバコとカップラーメンで畳みどろどろだもん」
男「もっとダメなもんも染み付いてるような」
女「こっちは全員返したよ。朝まで粘って、
09:00に引き継いでそっちに移動するよー」
男「了解。俺もそんな感じで。んでっと
明後日に新人回してもらえる手はずになったから」
女「はーい」
男「信用して無い?」
女「うん」
男「ですよねー」
女「じゃ仕切り直しかな」
男「と、いきたい」
女「どんな人?」
男「やっぱ女の子らしいよ。19とかの」
女「へー」
男「おや無感動。セクハラ発言が足りて無いよ」
女「じゃぁ揉むか」
男「揉むんですか」
女「部族ノ掟。揉ム、命カケテ」
男「命はいきすぎでしょ」
女「揉ム、暇ツブシデ。……何トナク」
男「それは嫌がらせでしょ」
女「まぁトラブらなきゃいいよね」
男「期待は出来ないけどね」
女「まぁね」
男「と、いきたい」
女「どんな人?」
男「やっぱ女の子らしいよ。19とかの」
女「へー」
男「おや無感動。セクハラ発言が足りて無いよ」
女「じゃぁ揉むか」
男「揉むんですか」
女「部族ノ掟。揉ム、命カケテ」
男「命はいきすぎでしょ」
女「揉ム、暇ツブシデ。……何トナク」
男「それは嫌がらせでしょ」
女「まぁトラブらなきゃいいよね」
男「期待は出来ないけどね」
女「まぁね」
――28時間経過 朝08:00
結局トラブル発生。24時間缶詰。全員限界。
B,C離脱。新人来ない。
二人で戦線維持するも死亡フラグ点等。
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「おーい、おとこー」
男「どーしたんですかおんなせんぱい」
女「なんかさー」
男「はい」
女「うち、しゃべることばがー」
男「うん」
女「ひらがなになってしまった」
男「ビョウキだ」
女「ビョウキかなー」
男「ふじのやまいだ」
女「よめい、いっかげつですか」
結局トラブル発生。24時間缶詰。全員限界。
B,C離脱。新人来ない。
二人で戦線維持するも死亡フラグ点等。
男:カタカタカタカタ
女:カタカタカタカタ
女「おーい、おとこー」
男「どーしたんですかおんなせんぱい」
女「なんかさー」
男「はい」
女「うち、しゃべることばがー」
男「うん」
女「ひらがなになってしまった」
男「ビョウキだ」
女「ビョウキかなー」
男「ふじのやまいだ」
女「よめい、いっかげつですか」
女「おわらないというか、ふえてるね。さぎょう」
男「うん」
女「おとこがかえるまでは、いるけどねー」
男「なんでですか」
女「らいばるいしき」
男「う゛」
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ……ガガガガガガ!!!
女「?」
男:カタカタカタカタ……ガガガガガガ!!!
女「??」
男:ガガガガガガガガガガ!!!
女「どうしたん。男?」
男「集中力落ちすぎは二度手間になるでしょ。
女先輩帰します。俺も帰りますし」
女「うわー。漢字使ってる。裏切り者ぅ!」
男「強制仕切り直しってことで」
女「『最後の弾薬を再配分せよ』みたいだなぁ」
男「うん」
女「おとこがかえるまでは、いるけどねー」
男「なんでですか」
女「らいばるいしき」
男「う゛」
女:カタカタカタカタ
男:カタカタカタカタ……ガガガガガガ!!!
女「?」
男:カタカタカタカタ……ガガガガガガ!!!
女「??」
男:ガガガガガガガガガガ!!!
女「どうしたん。男?」
男「集中力落ちすぎは二度手間になるでしょ。
女先輩帰します。俺も帰りますし」
女「うわー。漢字使ってる。裏切り者ぅ!」
男「強制仕切り直しってことで」
女「『最後の弾薬を再配分せよ』みたいだなぁ」
男「よし、引継ぎメールと仕事の指示だしたっと。
撤収しますよ、女先輩」
女「んー」
男「どうしたんです」
女「いいのかなぁ。この佳境に」
男「んな二ヶ月も続く佳境なんかありますか。
こんな地獄はただの日常ですってば」
女「余計に救われないね」
男「イイから帰りましょう。顔あわせると、
なんだかんだで帰れなくなるし。朝のうちですよ」
女「うーん」
男「乗り気じゃないですね」
女「ん。出は何時にする?」
男「16時とかかなぁ」
女「結局4時間くらいだし、睡眠」
男「先輩、家遠いんでしたっけ」
女「まぁね、うん。イイや、帰ろう!
マックよって朝ごはん食べていこう! 朝まーっく!」
男「腹が減ってたのか、現金だなぁ」
撤収しますよ、女先輩」
女「んー」
男「どうしたんです」
女「いいのかなぁ。この佳境に」
男「んな二ヶ月も続く佳境なんかありますか。
こんな地獄はただの日常ですってば」
女「余計に救われないね」
男「イイから帰りましょう。顔あわせると、
なんだかんだで帰れなくなるし。朝のうちですよ」
女「うーん」
男「乗り気じゃないですね」
女「ん。出は何時にする?」
男「16時とかかなぁ」
女「結局4時間くらいだし、睡眠」
男「先輩、家遠いんでしたっけ」
女「まぁね、うん。イイや、帰ろう!
マックよって朝ごはん食べていこう! 朝まーっく!」
男「腹が減ってたのか、現金だなぁ」
女「電気けしたよー」
男「了解」
ガチャリ
女「今日も暑くなるね」
男「真夏日だってさ。35度越えるらしいよ」
女「うっわぁ、ラッシュ電車で夕方出社かなぁ」
男「そーなるね」
女「男、すごいイヤそうな顔」
男「いやだもん」
女「うちもだけどさ」
男「マックよります?」
女「ハッシュドポテトにサンデー食べようかなぁ」
男「朝からアイス?」
女「だってやけくそっぽい気持ちでしょ?」
男「うん、判る」
女「あーーー」
男「へ?」
女「ああああーーー」
男「?」
女「テイクアウトしよう。うん、そうしよう」
男「了解」
ガチャリ
女「今日も暑くなるね」
男「真夏日だってさ。35度越えるらしいよ」
女「うっわぁ、ラッシュ電車で夕方出社かなぁ」
男「そーなるね」
女「男、すごいイヤそうな顔」
男「いやだもん」
女「うちもだけどさ」
男「マックよります?」
女「ハッシュドポテトにサンデー食べようかなぁ」
男「朝からアイス?」
女「だってやけくそっぽい気持ちでしょ?」
男「うん、判る」
女「あーーー」
男「へ?」
女「ああああーーー」
男「?」
女「テイクアウトしよう。うん、そうしよう」
マック店員「ありがとうございましたー」
女「テイクアウトでらんらんるー」
男「何で上機嫌かな」
女「ナイスなアイデアがあるから」
男「なんです?」
女「なんと8時間寝れるよ」
男「マジでっ!?」
女「はい」
男「――だまし?」
女「騙してません」
男「――びっくり?」
女「ヘッドロココより誠実」
男「なんだかなぁ」
女「こっちこっち」
男「へいへい」
女「ここを曲がる」
男「え? ええ!?」
女「ワリカンだからね。一人4000円くらいね」
男「えええー!?」
女「移動距離15分! トイレ浴室完備!」
男「おーい正気残ってますかー」
女「眠るためなら勝機は悪魔にでも売る!」
女「テイクアウトでらんらんるー」
男「何で上機嫌かな」
女「ナイスなアイデアがあるから」
男「なんです?」
女「なんと8時間寝れるよ」
男「マジでっ!?」
女「はい」
男「――だまし?」
女「騙してません」
男「――びっくり?」
女「ヘッドロココより誠実」
男「なんだかなぁ」
女「こっちこっち」
男「へいへい」
女「ここを曲がる」
男「え? ええ!?」
女「ワリカンだからね。一人4000円くらいね」
男「えええー!?」
女「移動距離15分! トイレ浴室完備!」
男「おーい正気残ってますかー」
女「眠るためなら勝機は悪魔にでも売る!」
男「うっわ」
女「なんですか男。初心者でもあるまいし」
男「女先輩流石にこういうのは」
女「部屋選んでいいぞ?」
男「……」
女「いいぞ?」
男「えー」
女「往生際が悪いなぁ。寝るだけだよ。
もしかしてなんか意識してるのか? うちを」
男「イヤ全然」
女「っ。……だろだろ?
ざばーっと風呂に入って、マックくって、
ぱりっとシーツですぱっと寝るだけ。
電車で移動しないで済むから8時間睡眠。ばっちり!」
男「……」
女「足を伸ばせる風呂はいいよ?
うちも男もアパートだしユニットでしょ。
ゆったりつかると、疲れが取れるよ」
男「えーっと」
女「ちょっと魅力あるしょ?」
男「確かに」
女「なんですか男。初心者でもあるまいし」
男「女先輩流石にこういうのは」
女「部屋選んでいいぞ?」
男「……」
女「いいぞ?」
男「えー」
女「往生際が悪いなぁ。寝るだけだよ。
もしかしてなんか意識してるのか? うちを」
男「イヤ全然」
女「っ。……だろだろ?
ざばーっと風呂に入って、マックくって、
ぱりっとシーツですぱっと寝るだけ。
電車で移動しないで済むから8時間睡眠。ばっちり!」
男「……」
女「足を伸ばせる風呂はいいよ?
うちも男もアパートだしユニットでしょ。
ゆったりつかると、疲れが取れるよ」
男「えーっと」
女「ちょっと魅力あるしょ?」
男「確かに」
女「それに、あれだ」
男「?」
女「男が彼女もちなら、絶対に何にも無いとは言え
彼女さんに悪いから誘わないけどさ。
そういうのが無いんだったら半額払いなさい
むしろ払え。うちの快適睡眠のために」
男「ぇー。そう云われると逆らいたく」
女「払っえっ。うちはこのままじゃお風呂にも入れない
三日ぱんつの女として花のような青春をくさいという
評価で過ごす羽目になる。それはぜんぶプロマネの
男の責任っ。だからお風呂をわりかんするのは当然っ」
男「りょ、了解」
女「うんっ。偉いぞっ」にこっ
男「――かなわんなぁ」
女「選んでいいぞ?」
男「あー、もうやけくそだなぁ。これで」
女「2,0,3っと」
がちゃこん
女「よし、さっさといこう!」
男「はいはい」
男「?」
女「男が彼女もちなら、絶対に何にも無いとは言え
彼女さんに悪いから誘わないけどさ。
そういうのが無いんだったら半額払いなさい
むしろ払え。うちの快適睡眠のために」
男「ぇー。そう云われると逆らいたく」
女「払っえっ。うちはこのままじゃお風呂にも入れない
三日ぱんつの女として花のような青春をくさいという
評価で過ごす羽目になる。それはぜんぶプロマネの
男の責任っ。だからお風呂をわりかんするのは当然っ」
男「りょ、了解」
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