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元スレ新ジャンル「終わり、夢の後」
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男「何てこった、夢のハーレム生活が……」
女『楽園なんてこの世に存在しないのよ』
男「うぅ…」
女『まぁ、頑張って普通の恋愛が出来るようになりなさい』
男「くそう……」
女『あはは』
男「…そうだ、そういえば」
女『切り替え早いわね、どうかした?』
男「その新ジャンルとやらが終わったら、お前は一体どうなるんだよ」
女『別に、どうにもならないわよ?』
女『あんたと同じように、一人の人間に戻って普通の人生を生きるだけ』
男「でもさ、さっきお前自分のことを忘れるように
願ったって言ってたじゃん」
男「そんなこと、する必要ないだろ?」
女『その方が、色々都合がいいの』
女『楽園なんてこの世に存在しないのよ』
男「うぅ…」
女『まぁ、頑張って普通の恋愛が出来るようになりなさい』
男「くそう……」
女『あはは』
男「…そうだ、そういえば」
女『切り替え早いわね、どうかした?』
男「その新ジャンルとやらが終わったら、お前は一体どうなるんだよ」
女『別に、どうにもならないわよ?』
女『あんたと同じように、一人の人間に戻って普通の人生を生きるだけ』
男「でもさ、さっきお前自分のことを忘れるように
願ったって言ってたじゃん」
男「そんなこと、する必要ないだろ?」
女『その方が、色々都合がいいの』
女『新ジャンルの物語は、大抵あんたと私の恋愛話し』
女『時には結婚まで行く描写もあるけど、ただそれだけ』
女『普通の人が生きていくのに、疑似恋愛の記憶は邪魔でしかないでしょ』
男「それはそうかも知れんが…」
女『だから、あんたは私のことを忘れて、私はあんたのことを忘れる』
男『これで新ジャンルの幕は下りるって寸法よ』
男「寂しい最後になりそうだな…」
女『そうかも知れないわね』
女『時には結婚まで行く描写もあるけど、ただそれだけ』
女『普通の人が生きていくのに、疑似恋愛の記憶は邪魔でしかないでしょ』
男「それはそうかも知れんが…」
女『だから、あんたは私のことを忘れて、私はあんたのことを忘れる』
男『これで新ジャンルの幕は下りるって寸法よ』
男「寂しい最後になりそうだな…」
女『そうかも知れないわね』
男「終わりか…」
男「なんか、実感がわかないな」
女『当たり前よ、もう忘れかけてるんだから』
男「ずいぶん淡々としてるな。疑似とはいえ、恋人だったとは思えない」
女『ハーレム志望の男に、幻滅したのかもね』
男「それは心外だな。むしろ正直者だと褒めてほしいくらいなのに」
女『はいはいワロスワロス』
男「そういう言い方はやめろ」
女『馬鹿は笑いものにするに限る、それが女クオリティ』
男「お前が馬鹿みたいだぞ」
女『腐れ脳みそよりはマトモよ』
男「なんか、実感がわかないな」
女『当たり前よ、もう忘れかけてるんだから』
男「ずいぶん淡々としてるな。疑似とはいえ、恋人だったとは思えない」
女『ハーレム志望の男に、幻滅したのかもね』
男「それは心外だな。むしろ正直者だと褒めてほしいくらいなのに」
女『はいはいワロスワロス』
男「そういう言い方はやめろ」
女『馬鹿は笑いものにするに限る、それが女クオリティ』
男「お前が馬鹿みたいだぞ」
女『腐れ脳みそよりはマトモよ』
女『そろそろこの掛け合いも終わりの時間ね』
男「もうか?」
女『うん、元から明け方までのつもりだったし』
女『最後のあいさつは、これくらい軽い方がいいわよ』
男「最後のあいさつ……」
女『そう』
女『だって、忘れさせるだけなら、改めて会う必要もないじゃない?』
女『これでおしまいだから、あんたの顔だけでも見ておきたかったの』
男「………」
女『難しい顔しない!』
女『今度は、二人とも生まれ変わって、全くの他人として再開しましょう?』
男「…分かった。約束だ」
男「次に会う時は、新ジャンルの男と女じゃなく」
男「ただの男と女として出会うんだな」
女『その通り』
男「もうか?」
女『うん、元から明け方までのつもりだったし』
女『最後のあいさつは、これくらい軽い方がいいわよ』
男「最後のあいさつ……」
女『そう』
女『だって、忘れさせるだけなら、改めて会う必要もないじゃない?』
女『これでおしまいだから、あんたの顔だけでも見ておきたかったの』
男「………」
女『難しい顔しない!』
女『今度は、二人とも生まれ変わって、全くの他人として再開しましょう?』
男「…分かった。約束だ」
男「次に会う時は、新ジャンルの男と女じゃなく」
男「ただの男と女として出会うんだな」
女『その通り』
女『それじゃ、お別れしようか』
男「……おう」
女『目が覚めたら、あんたは私のことを忘れてる』
男「お前は、俺のことを思い出すことはない」
女『これにて、新ジャンルの全ては終わります』
男「なんか、あれみたいだな」
女『あれって?』
男「松尾芭蕉の俳句」
男「夏草や 兵者どもが 夢の後」
女『なるほど。新ジャンルのかつての栄華と、その衰退を表した
言い得て妙な表現ね』
男「この会話も、忘れちまうのか?」
女『仕方ないけど、そうなるわ』
男「……おう」
女『目が覚めたら、あんたは私のことを忘れてる』
男「お前は、俺のことを思い出すことはない」
女『これにて、新ジャンルの全ては終わります』
男「なんか、あれみたいだな」
女『あれって?』
男「松尾芭蕉の俳句」
男「夏草や 兵者どもが 夢の後」
女『なるほど。新ジャンルのかつての栄華と、その衰退を表した
言い得て妙な表現ね』
男「この会話も、忘れちまうのか?」
女『仕方ないけど、そうなるわ』
女『あ、そうだ』
男「まだなんかあるのか」
女『最後にひとつだけ、言いたいことがあった』
男「もう何言われても気にしないから、何でも言ってみろ」
女『うん、あのさ』
女『新ジャンルなんて言う遊びの中のことだったけど』
女『私、あんたのこと、結構本気で好きだったから』
男「おい!」
男「ここへ来てなんだその告白は!」
女『我ながらまたベタなことやっちゃったよ』
男「卑怯にも程があるだろ…」
女『まあ、相思相愛だったときもあったのだから』
女『許せ、男よ』
男「まだなんかあるのか」
女『最後にひとつだけ、言いたいことがあった』
男「もう何言われても気にしないから、何でも言ってみろ」
女『うん、あのさ』
女『新ジャンルなんて言う遊びの中のことだったけど』
女『私、あんたのこと、結構本気で好きだったから』
男「おい!」
男「ここへ来てなんだその告白は!」
女『我ながらまたベタなことやっちゃったよ』
男「卑怯にも程があるだろ…」
女『まあ、相思相愛だったときもあったのだから』
女『許せ、男よ』
女『じゃあね、男』
男「ああ」
女『勉強、ちゃんとしろよ』
男「ああ」
女『ご飯食べたら、歯を磨くんだぞ』
男「ああ」
女『えっと、それからそれから……』
男「お前は俺の母親か」
---ビシッ
女『おぅ、ナイスツッコミ』
男「なんだかんだ言って、お前も別れがたいんじゃないか」
女『バレましたか』
女『でも、ほんとにコレが最後』
女『バイバイ男、また会おうな』
男「もちろんだ」
女『さようなら』
男「さようなら」
---------------------------------------------
男「ああ」
女『勉強、ちゃんとしろよ』
男「ああ」
女『ご飯食べたら、歯を磨くんだぞ』
男「ああ」
女『えっと、それからそれから……』
男「お前は俺の母親か」
---ビシッ
女『おぅ、ナイスツッコミ』
男「なんだかんだ言って、お前も別れがたいんじゃないか」
女『バレましたか』
女『でも、ほんとにコレが最後』
女『バイバイ男、また会おうな』
男「もちろんだ」
女『さようなら』
男「さようなら」
---------------------------------------------
---チュン、チュン
男「……う?」
男「いつの間にか寝てた」
男「…つうか、何してる間に寝てたんだっけ?」
男「うわ、キーボードに顔当たってデータ滅茶苦茶だ」
男「ま、いいや」
男「思い出せないくらいなら、そんな大したもんでもなかったんだろ」
男「二度寝しよ」
男「……う?」
男「いつの間にか寝てた」
男「…つうか、何してる間に寝てたんだっけ?」
男「うわ、キーボードに顔当たってデータ滅茶苦茶だ」
男「ま、いいや」
男「思い出せないくらいなら、そんな大したもんでもなかったんだろ」
男「二度寝しよ」
~十年後~
男「あれ?」
男友「ん?」
男「男友!」
男友「お前、男か!?」
男「久しぶりだなぁ!」
男友「高校の同窓会以来だから、七年ぶりか?」
男「老けたなぁ、男友」
男友「お互い様だろうが」
男友「どうだ。時間あったら、どっかで飲まないか?」
男「いいねー、再開を祝して乾杯するか」
男「あれ?」
男友「ん?」
男「男友!」
男友「お前、男か!?」
男「久しぶりだなぁ!」
男友「高校の同窓会以来だから、七年ぶりか?」
男「老けたなぁ、男友」
男友「お互い様だろうが」
男友「どうだ。時間あったら、どっかで飲まないか?」
男「いいねー、再開を祝して乾杯するか」
男「結婚したぁ!?」
男友「そうなんだよ」
男「そいつぁ驚きだ」
男友「俺ももう二十七だからな。そろそろ身を固める時だろ」
男「確かに、意外だったが早すぎるってことはないんだよな」
男友「そういうお前は、浮いた話しのひとつもないのか?」
男「残念ながら、ないなぁ」
男友「なんだ、卒業してもつまらんままか?」
男「うるさいな」
男友「それともあれか、誰か忘れられない人でもいるのか」
男「違うよ」
男「単にタイミングが悪いだけだ」
男友「本当かぁ?」
男友「そうなんだよ」
男「そいつぁ驚きだ」
男友「俺ももう二十七だからな。そろそろ身を固める時だろ」
男「確かに、意外だったが早すぎるってことはないんだよな」
男友「そういうお前は、浮いた話しのひとつもないのか?」
男「残念ながら、ないなぁ」
男友「なんだ、卒業してもつまらんままか?」
男「うるさいな」
男友「それともあれか、誰か忘れられない人でもいるのか」
男「違うよ」
男「単にタイミングが悪いだけだ」
男友「本当かぁ?」
~50年後~
男「も…もうダメだ…死ぬ…」
医者「く、おい!男!しっかりしろ!誰か救急車!」
女「男…迎えに着たわよ」
男「お前は…お、女?」
女「まったく。私が密かに何度も通りすがったりしたのに、
ぶつかってくれないんだから…」
女「でも、まぁいいわ。これからは…ずっと…一緒…」
男「あぁ…そうだな…」
ピーーーーーーーーー
男「も…もうダメだ…死ぬ…」
医者「く、おい!男!しっかりしろ!誰か救急車!」
女「男…迎えに着たわよ」
男「お前は…お、女?」
女「まったく。私が密かに何度も通りすがったりしたのに、
ぶつかってくれないんだから…」
女「でも、まぁいいわ。これからは…ずっと…一緒…」
男「あぁ…そうだな…」
ピーーーーーーーーー
>>134でよくねw
>>135
書け
書け
>>135
書け
書け
男「いや、やっぱりお前の言う通りかもな」
男友「忘れられない人か?」
男「そうだなぁ」
男「なんとなくなんだが、どっかで俺を待ってる奴が
いるような気がするんだ」
男友「お、ロマンチスト発見」
男友「息巻くのもいいが、なんとなくで婚期を逃すなよ?」
男「分かってるよ」
男友「忘れられない人か?」
男「そうだなぁ」
男「なんとなくなんだが、どっかで俺を待ってる奴が
いるような気がするんだ」
男友「お、ロマンチスト発見」
男友「息巻くのもいいが、なんとなくで婚期を逃すなよ?」
男「分かってるよ」
男「夏草や、兵者どもが夢の後」
男友「どうした?」
男「お前に忘れられない人とか言われたら、なんか思い出した」
男友「松尾芭蕉がどうした」
男「どうもしない」
男「昔、どこかで誰かに同じことを言ったような」
男友「ロマンチストのクセに、そんなことばっか口走ってるからモテないんだよ」
男「大きなお世話だ。お前のせいで酒を飲む気分じゃなくなった」
男「勘定済ませて、出るぞ」
男友「どうした?」
男「お前に忘れられない人とか言われたら、なんか思い出した」
男友「松尾芭蕉がどうした」
男「どうもしない」
男「昔、どこかで誰かに同じことを言ったような」
男友「ロマンチストのクセに、そんなことばっか口走ってるからモテないんだよ」
男「大きなお世話だ。お前のせいで酒を飲む気分じゃなくなった」
男「勘定済ませて、出るぞ」
男「うー…」
男友「唸るほど飲んでないだろ」
男「そうじゃない」
男「お前とのやりとりで、何か思い出せそうな気がしたんだ」
男友「気のせいだろ」
男「くそっ、酒のせいで頭が回らない…」
男友「あんまりフラフラするなよ?迷惑だから」
男「………」
男友「唸るほど飲んでないだろ」
男「そうじゃない」
男「お前とのやりとりで、何か思い出せそうな気がしたんだ」
男友「気のせいだろ」
男「くそっ、酒のせいで頭が回らない…」
男友「あんまりフラフラするなよ?迷惑だから」
男「………」
男「………」
男友「押し黙るな、不気味だ」
男「悪いけど、ちょっと考えさせてくれないか」
男友「ったく、先に帰っちまうぞ?」
男「すまん」
男(一体俺は、誰のことを思い出そうとしてるんだ…?)
---スッ
男「え?」
男「おい、男友」
男友「お次はなんだ?」
男「今すれ違った女に、見覚えは?」
男友「女?」
男友「そんなにしっかり顔なんか見てねぇよ」
男「………」
男「男友、先に帰っててくれ」
男「俺は、あいつのことちょっと追っかけてみる」
男友「おい、男!」
男友「『あいつ』って、顔見知りか?」
男友「押し黙るな、不気味だ」
男「悪いけど、ちょっと考えさせてくれないか」
男友「ったく、先に帰っちまうぞ?」
男「すまん」
男(一体俺は、誰のことを思い出そうとしてるんだ…?)
---スッ
男「え?」
男「おい、男友」
男友「お次はなんだ?」
男「今すれ違った女に、見覚えは?」
男友「女?」
男友「そんなにしっかり顔なんか見てねぇよ」
男「………」
男「男友、先に帰っててくれ」
男「俺は、あいつのことちょっと追っかけてみる」
男友「おい、男!」
男友「『あいつ』って、顔見知りか?」
男「すいません、すいませーん!」
女「はい?」
男「ハァ、ハァ……」
男「すいません、ちょっといいですか」
女「あなたは……」
女「…お久しぶりです」
男「久しぶり?」
女「え、あれ?」
女「ごめんなさい、初対面の方に意味不明なことを…」
男「初対面ですか」
男「本当に、そうですか?」
女「………」
女「実を言うと、私あなたと初めて会ったような気がしてないんです」
男「そうですよね」
男「俺も、さっきからそう思ってたところでした」
女「はい?」
男「ハァ、ハァ……」
男「すいません、ちょっといいですか」
女「あなたは……」
女「…お久しぶりです」
男「久しぶり?」
女「え、あれ?」
女「ごめんなさい、初対面の方に意味不明なことを…」
男「初対面ですか」
男「本当に、そうですか?」
女「………」
女「実を言うと、私あなたと初めて会ったような気がしてないんです」
男「そうですよね」
男「俺も、さっきからそう思ってたところでした」
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