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    元スレ新ジャンル「うつしゅにん」

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    1 :

    「あつい……暑すぎる」
    「そうですねー」
    「暑くて死にたい。仕事したくない」
    「さっき、エアコンが寒いから仕事したくないって言いませんでしたっけ」
    「うるさいなぁ……だったら早く夏を終わらせてよ!」
    「……お昼休みにアイス買ってきてあげますから」
    「はーげんだっつがいいなー」

    2 = 1 :

    「主任、そんなに机の上を散らかしてると、また課長に怒られますよ」
    「散らかしてるんじゃないもん」
    「いや、どうみても散らかってますから」
    「能率的に仕事するための完璧な配置なの!」
    「じゃあ昨日貸した電卓返してもらっていいですか」
    「……死にたい」
    「あぁもう、俺が片付けますから……」

    3 = 1 :

    「お前、今年の夏はどこか行くの?」
    「えぇ、まぁ」
    「どこ行くんだ。南国か南国なのか。うぅ……予定の無い私に対する当てつけだぁ。死んでやる……」
    「実家に帰って墓参りするだけですってば」
    「……おみやげ」
    「特に名産も無い田舎ですけど、まぁなんかお菓子とか買ってきますよ」
    「あぁ、まずいことも無いけど特においしくも無い適当なお饅頭とかね。要らない、そんなもの」
    「……じゃあ主任もウチきますか? なぁんちゃって――」
    「いく」
    「え、あの、冗談ですよ。冗談ですから。ちょっと、主任?」
    「楽しみだなー。早く休みこないかなー」
    「ちょ、えぇ? マジすか? えぇぇぇ?」

    4 = 1 :

    「なんで……帰省するのに新幹線のチケット二枚も必要なんだろう……俺、独身なのに」
    「ねぇねぇ、お前の実家って海ある? それとも山? あっ、温泉とか!」
    「とりあえず全部ないですね。田んぼなら見渡す限りありますけど」
    「つまんなーい。まぁいいや、UNOしようよUNO。時間かかるんでしょー」
    「いえ、あの、せいぜい30分くらいなんですけど……」
    「……夏休みに一緒にいるのに迷惑そうな顔されたぁ。もう駅のホームから飛び降りてやる」
    「世の中の人にものすごく迷惑ですからやめてください」
    「ちっ……少しくらいかまってくれてもいいじゃん。ふーんだ」
    (なんで実家に帰省するのに上司と一緒なんだろう……)

    6 = 1 :

    「おー、立派な旅館じゃーん」
    「主任……もしかしなくても、ウチの実家が旅館やってるって知ってたんですね」
    「うん」
    「……宿泊料金はタダになったりしませんからね」
    「えぇっ! 何それ。やってらんない。もう帰る。新幹線のチケット買って」
    「……もしかして夏休み中、俺にたかるつもりですか」
    「もー。冗談だってば。ちゃんと泊まらせてもらうもん。予約も取ってるんだよ。それに……将来、私の実家になるところなんだし」
    「今、なんか言いましたか」
    「別にー」
    (嬉しいような恐ろしいような内容の台詞が聞こえた気がしたんだけどなぁ……)

    7 = 1 :

    氏ねが伏字になっちゃった(´・ω・`)

    9 = 1 :

    投下頻度はわっふるしないでね……のんびりやります(´・ω・)

    10 :

    ニヤニヤがとまんねぇwwww

    わっふるわっふる

    11 :

    懐かしいwwwwww

    俺が一番好きな新ジャンルスレじゃんwww

    わっふるわっふる

    12 :

    いいなー
    1さん続き期待してますよ!

    13 :

    「主任、起きてください、もうすぐ着きますよ」
    「むー……ほっといて。このまま北のほうに行くの。ぐー」
    「このまま乗っても博多行きですよ。ほら、混雑するから降りる用意してくださいよ」
    「うるさいなぁ……プライベートなのにそんなに口うるさいと嫌われるよ」
    (プライベートなのに上司の面倒を見てるほうがおかしいと思います……)

    14 = 13 :

    「ふー、疲れた。今年の夏は遊んだねぇ」
    「……俺で遊ぶのはいつもと同じでしたけど」
    「あ、お母さんからメールだー」
    「ちょ、なんでウチの親とメアド交換してるんですか」
    「お前の弱みを握るため」
    「はっきり言いすぎです、主任……」

    15 = 13 :

    「じゃあ、俺こっちの電車なんで」
    「えー、まだお昼じゃーん。遊ぼうよー。遊んでくれなきゃ死んじゃうー」
    「主任、元気ですね……」
    「だってさー、明日からまた仕事だよー? もう遊ばないとやってらんないじゃん」
    「あぁ、空元気なんですね」
    「だるいなぁー……休んじゃおっかなぁ……」
    「明日、迎えに行きますからね」
    「同伴出勤とか、やらしー」
    「今日は早めに寝るんですよ。電話して確認しますからね」
    「お前はお母さんか」

    16 = 13 :

    「なんだか疲れた夏休みだったなぁ……」
    「親は完全に誤解してるだろうし……」
    「次は孫も連れて来いとか……無理すぎるだろ……」
    「主任は外面だけはいいんだよなぁ……」
    「実際、きれいだしなぁ……」
    「でもあれは絶対、俺のことからかって遊んでるんだよなぁ……」
    「俺、どうしたらいいんだろう……」


    「お前、考え事するときは口に出さないようにしろ」
    「い、いたんですか、主任!?」
    「お昼ごはんたべたいー。お前のおごりでー」
    「全てを忘れてください。鰻ですか。寿司ですか」
    「お前のボーナスの残りを計算すると、まだ高級フレンチもいけるなぁ」
    「なんでそこまで把握してるんですか……うぅ」

    18 :

    「だるっ……なにこのだるさ。あぁきっと重い病気なんだわ。そうに違いないわ。帰ろう」
    「ただの休みボケじゃないんですか。言葉遣いも変ですよ」
    「う、悪化した。今すぐ早退する。理由はお前にセクハラされたからってことで課長によろしく」
    「あぁもう、入力ミスっちゃったじゃないですか主任」
    「仕事に集中しないからじゃない。人のせいにしないでちゃんとやりなさい」
    「主任も仕事に集中してください」
    「人のことなんか関係ないでしょう!」
    (なんで俺、怒られてるんだろう)

    19 = 18 :

    「だいたい、休み中ごろごろしすぎですよ」
    「お前わかってないねぇ。何もしないっていうのをするのが贅沢なんじゃない」
    「はぁ、そんなもんですかね」
    「それにお前と一緒に居られれば、何もしなくても楽しいし」
    「えぇっ、もうまたそんなこと言ってからかっちゃって、まったくもー」
    (こいつ扱いやすいなぁ)

    20 :

    この脱力感に毎回和まされます。がんばって!

    21 :

    「うわああああああああああ」
    「ど、どうしたんですか主任!?」
    「データが……消えた……」
    「なんだ、そんなことですか。仕事中にゲームばかりしないでくださいね」
    「企画から上がってきた……資料」
    「ナンダッテーー!!!!」
    「どうしよう、おこられるかな。ねぇ、おこられるかなぁ……」
    「おお落ち落ちつ落ち着きましょう。おきつちましょう」
    「なんちゃってー」
    「……今日はもう口聞きませんからね」

    22 = 21 :

    「はぁ……死にたいなぁ……」 チラ
    「……」
    「ふぅん……硫化水素かぁ……」 チラ
    「……」
    「……ちょっと。お前、サ○ポールとム○ウハップ買ってきて」
    「NO.」
    (どうしよう……本気で怒ってるっぽい)

    23 = 21 :

    「あ、あの~……」
    「コーヒー淹れましたからどうぞ」
    「あ、どうも……で、その~……」
    「お菓子もどうぞ」
    「う……うわぁーん。部下が上司をいじめるー」
    「泣き真似しないでください」
    「ち……なんだいなんだい。今日は生理かお前は」
    「主任……俺が悪かったですからそういうことをその顔とその口で言うのだけは勘弁してください」
    「んふ。勝ったー」

    24 = 21 :

    「あ、主任、そういえば俺、来週の頭あたりに有給取りたいんですけど」
    「えー、この暑いのにあんまり遊びにいくのやだ」
    「なんで主任と一緒に遊びに行くのが前提なんですか。歯医者行きたいんですよ」
    「はいしゃこわーい。はいしゃいくくらいならしんでやるー」
    「幼児化してる……そんなに歯医者きらいなのか……ていうか幼児のころからうつなのか」

    25 = 21 :

    「ふー。主任、ちょっとタバコ吸ってきます」
    「……誰に会いに行くんだ。受付か。経理か」
    「いや、勤務時間中に逢引きとかしないですから。普通にニコチン切れてきただけです」
    「……私と二人っきりなのは逢引きじゃないんだ。そっかー」
    「独占欲強くてサディストでうつって最強ですよね」
    「いやぁそれほどでも」
    「褒めてないです」
    「わかってるから、喫煙スペースから戻ってきたとき覚えとけ」
    (俺、もうどうしたらいいのか……)

    26 :

    とても素敵な主任だ…

    27 :

    男ーwww ちょっとは気付いてやってくれーwwwwww

    28 :

    よし、毎日このスレを見ることにした

    29 :

    http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper88765.zip

    31 :

    ちゃんと前スレのHTMLが入ってたよ!よ!

    32 = 30 :

    「主任、もうすぐ会議ですよ」
    「……」
    「主任?」
    「夏の終わりって何か物悲しいよね……」
    「主任は一年中そういうこと言ってますね」
    「なにその返事。めんどくさいですかぁ? 死ぬならさっさと氏ねってことですかぁ?」
    「はいはい。書類まとめときましたからね。遅れる前に会議室行きましょうね」
    「ちょっとくらい構ってくれてもいいと思う」

    33 = 30 :

    「あー働きたくないなぁ。誰か結婚してくれないかなぁ」
    「主任、主婦とニートは別物ですからね?」
    「料理とか洗濯とか好きだもん」
    「あー……料理ってのは作るだけじゃなくて後片付けも含むんですよ? 洗濯はちゃんと干さなきゃだめなんですよ?」
    「お皿洗う機械とか、乾燥機付き洗濯機とか買ってもらうもん」
    (貯金、しとかないとなぁ……)

    34 = 30 :

    「あ、ID忘れた……IDないから会議室は入れないや。しょうがないよねぇ。あはははは」
    「はい、主任」
    「……つかえないやつめ」
    「なんでですか」

    35 = 30 :

    「主任……主任」
    「なんだよぅ」
    「課長が睨んでますよ……!」
    「いいじゃん、重要な会議でもないんだし」
    「あとで怒られるの、俺なんですから……!」
    「よし、じゃあ寝よう。ぐー」
    (余計なこと言わなきゃ良かった……)

    36 = 30 :

    「終わった終わった。いやー疲れましたな」
    「ずっと寝てたでしょ」
    「……部下が最近反抗的になってきた。死にたい」
    「主任の隣にイエスマンがいたら、主任すぐ死んじゃうでしょ」
    「おー、なるほど」
    「納得しないでください……」

    37 = 30 :

    「ふぇぇ……暑い」
    「今エアコン入れましたから」
    「一時間や二時間エアコン切ったからって意味あるのかねぇ」
    「経費の問題じゃないんですか」
    「こう暑くちゃ死にたくなるばかりで能率悪くなるじゃん」
    「暑いからって死にたくなるのは主任だけですから」

    38 = 30 :

    「ふー、暑い暑い」
    「主任、はしたないですよ」
    「……せくはら」
    「ちょ、そういう意味じゃなくてですね。社会人として――」
    「せくはらせくはらせくはらー。うぅ……もう生きていけない。仕事できない」
    「最後は関係なくなかったですか」
    「じゃあさっきの発言はどこを見てのものか、はっきり言ってごらん」
    「う……うー、うなじ、とか」
    「うわーん、部下が胸元を覗き込むよぅ。死んでやるー!」
    「ちょ、声大きいですって! ちょっと主任!」

    39 = 30 :

    「んー、アイスおいし。クーラーの効いた部屋で食べると余計においしいよねぇ」
    「おなか壊しても知りませんよ」
    「……一口あげよっか? あーん」
    「え、え? あ、あーん」
    「あっ!」
    「え? あ。もー、何やってるんですか。ティッシュティッシュ……」
    「死ぬ。もう死ぬから」
    「あぁ、ほら。また買ってきてあげますから。アイスくらいで泣かないでください」
    「泣いてません。遊んでないで仕事に集中なさい!」
    「遊んでるわけじゃないんですけど……」

    41 :

    嗚呼……。なんと微笑ましい光景なんだ……。

    43 = 42 :

    「主任、こないだの報告書まとめときましたけど、コピー要りますか?」
    「いりません」
    「いや、要るでしょう。もらってくださいよ」
    「こんなもんはこうだー。びりびりびり」
    「ちょ、何やってんですか!」
    「音はするけど破れてないよー、ほら。すごいでしょう!」
    「あぁ、小学生の時とかやりましたよね」
    「部下に子ども扱いされた。死ぬ」
    「どう答えたってそう言うくせに」

    44 = 42 :

    「ねぇねぇ、お前の友達ってかっこいいやついる?」
    「えーと、それは仕事に関係あるんですか」
    「いいから答えなさい。業務命令!」
    「はぁ……まぁピンきりですけど、いろんなタイプの奴いますよ。紹介しましょうか」
    「……友達いるんだ」
    「そりゃいますよ、友達くらい」
    「あてつけだ。あてこすられ死んでやる」
    「……で、どこに遊びに行きたいんですか」
    「映画見に行きたい」
    (最初からそう言えばいいのに)

    45 :

    ハァハァ

    46 = 42 :

    「あー夏が終わる。私の命も残りわずか」
    「しれっと何言ってるんですか。冬はイベントたくさんありますよー。クリスマスとか。それにボーナスも」
    「毎月ボーナスが出ればいいのに。働かないで済む程度の能力があればいいのに」
    「主任ってほんと仕事が嫌いなんですね」
    「別にー」
    「いや、嫌いじゃなかったらなんなんですか」
    「生きてるのが嫌なの」
    (めんどくせぇ)
    「お前のそういう顔を見る為だけに生きてるのかもしれないけどね♪」
    「嬉しいような嬉しくないような」

    47 = 42 :

    「違うもん! あれは企画からそういう報告書が来てたんだもん! 私のせいじゃないんだから!」
    「主任……子どもみたいな口調で言っても仕事の量は変わらないですから」
    「はぁ……お前は気楽でいいよなぁ。平社員は羨ましいなぁ」
    「じゃあ代わってください」
    「いやぁよ、年下に使われるのなんて。考えただけでも赤信号に突っ込みそう」
    「……主任の部下が俺で良かったですよ。本当に」
    「え、なにお世辞ー? そんなこと言っても何も出ないからねぇ? えへへ」
    (俺じゃなかったら……大変なことになってただろうなぁ)

    48 = 42 :

    「あれ、主任。おはようございます。珍しいですねこんなに早く来るの」
    「んー、ちょっとややこしい案件があってね。あ、そうそう。今日執行部とかで会議室使うから場所押さえといて」
    「えぇっ? あ、はい。わかりました」
    「うーん、どうしたもんかねぇ」
    「主任も会社員だったんですねぇ。俺、主任と仕事の会話したの久しぶりな気がします」
    「え? 仕事? 違うよー。社員旅行の行き先だよー。あのじじぃども、国内で温泉がいいとか言っちゃってるんだよ! 信じられる?」
    「……えぇ、わかってました。わかってましたけどね」

    49 = 42 :

    「なんだよぅ。お前も温泉がいいのー? じじくさいなぁ。海外行こうよ、海外」
    「主任、飛行機が嫌いじゃなかったでしたっけ」
    「どうせ死ぬなら飛行機が落ちてとかいいかなーって」
    「温泉行きましょう! 温泉!」
    「えー」
    「ほら、海外とか社員旅行で行っても楽しくないですよ! 主任も外国で団体行動とか嫌でしょ? ね、ねっ?」
    「うーん、そっかぁ。そうかもなー」
    (ウチの社員を道連れにさせるわけにはいかない……!)

    50 = 42 :

    「主任、営業から電話ですよ」
    「いま私は外出ちゅうです」
    「……。すいません、今ちょっと出ているみたいで。はい、こちらから折り返し連絡します。はい、お疲れ様です」
    「折り返しなんかやだから」
    「主任、今日は機嫌悪いんですか?」
    「雨が降ってるから」
    「あぁ、なるほど――って、どこの南の島の大王ですか」


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