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    元スレ新ジャンル「日陰ごっこ姉妹」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    352 :

    挑戦して火傷するのも自由、単なる保守スレとして傍観するのも自由だ

    353 = 287 :

     「一緒に買い物にくるのも久しぶりだねぇ」
     「……そういやそうだったかもな」
     「あれ? どうしたの、暗いよ?…………あぁ」

     「いくら噛み締めども、このハンケチ」
     「涙の味が口に広がるのみ」
     「想いは幾度も捨てました」
     「捨てども止まらぬ、この想い」
     「泣いて足下に縋り付けども家の中」
     「微笑み浮かべる塀の外」
     「外では仮面を身につける………おじさん、キャベツ2玉」
     「溢れる涙は仮面を流そう……ちょっといたんでるし、まけてくれるよね?」

    八百屋 「あ、ああ……二個で100円でいいかい?」

     「ありがとー♪」
     「おじさん太っ腹~」

     「こっちの方、ちらちら見てるよ………」
     「うぅ……」

    354 = 334 :

    逆に抱きしめてあげると、顔が真っ赤になって噛みまくるんですね
    判ります

    355 = 286 :

    356 = 286 :

    357 = 286 :

    358 = 286 :

    359 = 286 :

    360 = 286 :

    361 = 286 :

    363 = 302 :

    >>362
    あ な た が ネ申 か !

    364 = 286 :

    相変わらずすげー

    365 = 352 :

    この流れが「乗っ取って」の策略だとしたら…いやなんでもない

    366 = 345 :

    >>362
    これはいいwww

    367 = 287 :

     「悲恋の終わりには……何があるのでしょう…」
     「悲恋に終わりはあるのでしょうか」
     「いいえ、悲恋は終わらない」
     「陽の下でさえ悲恋」
     「陽の当たらない影では想像をも絶する悲恋」
     「…悲恋で終わるには惜しい恋」
     「悲恋以外の結末をもっていない恋」
     「ああ、このひr…………」

     「お姉ちゃんどうしたの?」
     「………この字、なんて読むんだっけ?」

    368 :

    >>362
    これは凄い

    >>365
    1の呪いかよwwww

    369 = 286 :

    370 :

    「ふふ…ふふふふ…今宵の私はひと味違う」
    「ああいけません姉上、私達は日陰に生ける者。
      日陰者にはそれ相応の社杷に準じなければなりません」
    「そんなこと…そんなことには私はもううんざりなのです!
      私は新しく生まれ変ります。さらば我が妹よ」
    「それならば私も容赦は致しません。全力で姉を止めるのみ
      覚悟」
    「フルハウスです」
    「ストレートです」
    「……」
    「……」
    「どっちが強いんだっけ?」
    「わかんない」

    371 = 286 :

    372 = 286 :

    373 = 287 :

     「ふぁ……もうこんな時間か」
     「お休みになるのですか?」
     「ああ」
     「お一人で……?」
     「当然だろう。早くそこをどけ」

     「いやです……」
     「お兄さま………私と……」
     「震えながら、しかし、かたい意思をもって、私の妹は男の裾を押さえ、言う」
     「…禁じられたことであるのは……判っております……でも…でも!
       ……今宵限りで結構です………お情けを……くださいませ………」

     「なにをいう……くだらない…」

     「それでも、妹の指は、男の裾から離れない、下をうつむき、身を震わせる
       どうか……どうか………。その想いは男の裾に涙模様のしわを寄せるだけ」
     「……やはり、許されないのですね………お兄さま……お休みなさいませ…」
     「そう言うと、彼女はからだを崩し、少しでも男に近づくために、寝所の扉にもたれて…」
     「夜を明かすのであった………終劇」

    二人「いろっぽ~~~~~い☆」 ぱちーん
     「………オレ、もう寝ていいかな…」

     「だ~め、次はあたしの番だから」

    374 = 286 :

    375 = 286 :

    377 = 286 :

    378 = 286 :

    379 = 286 :

    380 :

    >>362

    来てたのか、相変わらず最高だ

    381 = 286 :

    382 = 324 :

    あと1時間で落ちるなw

    383 :

    「始まりの終わり……いち」
    「終わりの始まり……に」
    「さん」
    「無限に続く、螺旋階段……よん」
    「昇っているのか、下っているのか……ご」
    「ろ……く」」

    「それさえも分からずに私たちは……お兄ちゃんそれダウト!!」
    「これこれ、取り乱すでないぞ妹や」
    「……これはヒットだな」
    「ちょっとまて、俺あと2枚なんだ」
    「問答無用でございます」
    「この遊び何時間やってると思ってるんだ……そろそろ終わらせてくれ……」
    「無限に続くトランプ階段……なな」

    「もうそれいいってば……」


    384 :

     「蝋燭一つなく、ネオンに照らされることもない部屋で膝を抱える」
     「神様はかくも過酷な運命を強いるのですね」
     「本来夜とはこういうものですよ。ほら、月明かりが眩しく見えるでしょう?」
     「滲んで見えますお姉さま…」
     「さあ、涙をお拭きなさい。希望だけは捨ててはなりません」
     「お姉さま!」

    パチン

     「部屋を真っ暗にしてなにやってんだ」
     「光が!」
     「温かい…これが神の後光なのですね!」
     「神は見捨ててなかった!」
     「はいはい冗談はそこまで」
     「ノリが悪い」
     「つまらない兄が来た。あっち行こ」

     「…」

    385 :

    ちょっと早いけど三日間みんな乙!
    実に楽しかった!

    386 = 384 :

     「灼熱の密室で息も絶え絶え寄り添う姉妹」
     「死神がいまかいまかと狙っているのですね…」
     「大丈夫です。この状況も耐え忍べばいつかきっと」
     「意識が…薄れていきますお姉さま…」
     「気をしっかり持ちなさい! ここで倒れたら思う壺ですよ!」
     「お姉さま!」

     「風呂でサウナごっこはやめろ」

     「死神の声が聞こえます…」
     「答えてはなりません! 黄泉平坂に連れて行かれますよ!」

     「程々になー」

     「…そろそろ限界なんだけど」
     「まだよ。まだ汗の量が足りないわ」
     「あーつーいー」

    387 :

    残りわずかなのか……

    388 :

    よくもまぁ・・・ここまで生き残ったw

    390 = 384 :

     「着の身着のままで身も凍えるような風にさらされた姉妹」
     「このまま私たちは凍え死ぬのですね…」
     「私が…あんなことをしなければこんなことには」
     「違います! あの選択は決して間違いではありません!」
     「ああ、妹ちゃんごめんなさいっ!」
     「お姉さま!」

     「うっわ寒っ! なんだこの部屋、冷房効き過ぎだろ」

     「救助の方が来てくれた夢を見ているのですか…?」
     「現実ですよ。寝てはなりません!」

     「今日が暑いからって冷やし過ぎ」
     「寒いから止めて」
     「さーむーいー」
     「自分でやれよ…ったく」

    391 :

    「ん?…あなたたち」
    「わ」
    「わわ」
    「たしか、男の…」
    「そういうあなたはお兄ちゃんの…」
    「あ、うん。あのね」
    「いいんですっ!何も言わないで下さいっ!」
    「え?え?」
    「…わかっています。あなたのことは」
    「ええ、わかっていますとも…わたしたちよりお兄ちゃんはあなたのことを…」
    「捨てられるのは辛いけれど、…わたしたちが望むのは」
    「お兄ちゃんの幸せ………だから、いいんです」
    「二人とも…」
    「で、でも、お姉ちゃんとか呼んであげないんだからー!!」
    「べ、別に、かんちがいしないでよねー!!」
    「………」


    きねんかきこ

    392 = 384 :

     「何一つ口にできず空腹で動けない可憐な姉妹」
     「誰にも発見されないこの状況が現代社会なのですね…」
     「嘆いてはなりません。嘆いたところで変わりはしないのですから」
     「目が霞んできました…」
     「何もできない愚かな姉を許してちょうだい」
     「お姉さま!」

     「ただいまー…ってうおっ!」

     「天の助けが!」
     「神は見捨ててなかった!」

     「飯食ってないのか?」
     「ご飯はまだ?」
     「お腹空いたー」
     「材料があるんだから自分で作れよ…」

    394 = 384 :

     「見知らぬ人もいない人ごみの中に放り出された薄幸の姉妹」
     「都会の冷たさはこうも私たちを苛むのですね…」
     「ならば二人手を取り抗おうではありませんか!」
     「ですが…有象無象であっても大群、小娘二人が対抗できるのでしょうか」
     「協力すればきっと大丈夫。なんだってできるはずです」
     「お姉さま!」

    「迷子のご案内をします。○○からお越しの―」

     「なにやってんだよ」
     「それはこっちのセリフよ」
     「はぐれるなんて情けない兄」
     「お前らがはぐれたんだろうが…」

    395 :

    『あーあ。溶けちゃった』

    『あいすくりーむ…』

    『暑いとすぐ溶けちゃうのよ。涼しいところで食べないと』

    『あついととけちゃうの?』

    『うん』

    『おにいちゃんも?』

    『うん』

    『…………!!』



    「ぼーっとするなら日向に行きなさい。ほら、お兄ちゃんも一緒にいくから」

    ギュウ

    「だめ」

    「…おい姉。お前ホント妹になに言った」

    「おにいちゃんとけちゃだめ」

    396 = 395 :

    「おっきいびるだねー」

    「妹! ダメッ!」

    「うわー」

    「危ない所だったわ……。いい? あのビルに入った人はみんな溶けちゃうのよ?」

    「……!!」

    「だから絶対入っちゃだめ。わかった?」

    妹 コクコク

    「あ、お兄ちゃんがビルの中に」

    「だめー!」ガシ

    「おわっ! なんだ妹!?」

    「おにいちゃ、とけ、とけちゃ、やだ」

    「またお前かバカ姉!?」


    ・サンシャインビル

    397 = 384 :

     「コンクリートジャングルに投げ捨てられた不幸な姉妹」
     「地熱と周囲の熱気が私たちを衰弱させていくのですね…」
     「涼しい場所もなく、こうやって休憩していると悪魔の囁きが」
     「なにか、なにか逆境を覆す方法はないのでしょうか」
     「人は一人では生きていけません。頼るしかないでしょう」
     「お姉さま!」

    「迷子のご案内をします。○○からお越しの―」

     「またかよ!」
     「それはこっちのセリフだって言ってるでしょ」
     「学習しない兄ね」
     「…」

    398 :

    楽しかったぜ
    乙だよ

    400 :

    おつかれさま!


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