元スレ新ジャンル「ロリ市長」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 193 :
ほ
202 = 193 :
ほ
203 = 125 :
数日後。A市、市長室
A市長「なかなか上手くいっているようじゃないか。驚いたよ」
部下「恐縮です。もともとあちらの市には、現市長に対して不信感を持つ分子が少なからず潜伏していたようで・・・それが幸をそうしました」
A市長「しかし、あのガキの信用を落とした後はどうするのだ?」
部下「あちらの議員等に我が市との合併を議会の場で仄めかすように指示しました。政治的手腕に長ける貴方に任せた方が良い、と」
A市長「そうかそうか。いや、君に一任して良かった。これで貯まりに貯まった借金も帳消しになる」
部下「全ては貴方様が思うままに・・・うん?」
A市長「どうした?」
部下「いえ、何でもありません」
―――天井裏
女「成る程、そういうことだったのね。速くこの事を報せなければ・・・(シュバ!」
204 :
二番煎じだと蔑んでたときが僕にもありました
205 = 193 :
ほ
206 = 193 :
ほ
207 = 125 :
女「―――とまあ。これが今回の騒動の発端ね」
男「もしやとは思っていたが・・・」
女「どうするの?もう、かなりの先手を打たれているわよ。反乱分子達のアラを捜せと言うなら捜すけど」
男「いや、市長はそれを望まないだろうな。それに、ネガティブキャンペーンをやった所で市長の"お菓子代"が消えるわけでも無いし・・・」
女「その"お菓子代"だけど、市長は貴方に何か話してくれたの?まさか本当に食べる為に使ったんじゃ―――」
男「そんなわけが無いだろう!!市長が普段食べているお菓子は全て俺の管理下に置かれている。放っておくと際限無く食べるからな!何より、市長は高級菓子には余り手をつけない!」
女「じゃあ何に使ったって言うのよ。実際に経費は落ちているのよ?」
男「・・・・」
女「兎に角、貴方は市長から話を聞いて。万一の時の為に私は情報を集めて回るから」
男「・・・ああ」
女「(男の奴、大丈夫かしら?)」
208 :
女gj
209 = 57 :
>>192GJ!
>>207
女すげえwwwwwwww楽しみにしてるぜwww
210 :
これからどうなる
期待してるぜ
212 :
全部金朋で脳内再生される
213 = 125 :
男「市長、お疲れ様です」
しちょう「・・・・うん」
男「例の件、市民からも真偽を問う声が出始めています。これ以上の沈黙はご自身の首を締め上げるだけですよ?」
しちょう「・・・わかっています」
男「・・・市長!会議の場でならともかく、何故、私達にまで何も話してくれないのですか!?我々はそこまで信用が無いと?全てを託すには値しないとでも言うのですか!!よもや、私や女が貴女を裏切るとでも思っているのですか!?」
しちょう「ち、ちがうよ!そんなんじゃ・・そんなことじゃ・・・うぅうう・・・」
男「(しまった!泣かせてしまたった!!)す、すいません。ついカッとなってしまって・・・」
しちょう「・・・男さん」
男「な、なんでしょう」
しちょう「男さんのいうとおりです。わたしがここまでこれたのは、男さんや女さんがささえてきてくれたからに、ほかなりません」
男「市長・・・」
しちょう「だからおはなしします。なんで、せいむちょーさひに『おかし』があったのか・・・それは―――――」
214 :
ほぼ無反応からのファンです。ようやく生で会えました。感動です。
貴方のおかげでオタクになりました。本当にありがとうございました。
215 = 125 :
B市。市議会
議員B「さあ!今日こそハッキリ答えて頂きたいものですな、市長殿?市民は貴女に不信感を抱いていますよ?」
しちょう「・・・・」
議員B「まただんまりですか・・・沈黙は肯定の証という事はご存知で?我々としては、貴女に市長としての不信任案を―――」
一般市民「ちょっと待った!!」
議員「―――提出。何ですか貴方は。議員で無い人間は2階の傍聴席で・・・」
一般市民「その前に。市長の"お菓子疑惑"に関する事で議員の皆さん、そしてテレビをご覧になっている有権者の方々に報告すべき事があります!!」
しちょう「?」
議員B「・・・興味深い発言ですね。その報告とは?」
一般市民「私は市長が政務調査費でお菓子を買うその瞬間を見ました!!」
しちょう「!?」
218 = 125 :
"お菓子疑惑"が明るみにでる数ヶ月前―――
しちょう「るんるんるん。ひさしぶりのきゅうじつです。ふだんはうるさい男さんもいないので、ふりーだむなのです!」
しちょう「うん?ここは・・・ようちえんでしょうか?こんにちはーー!!」
保母さん「あらあら、これは市長さん。お一人でどうされたのですか?」
しちょう「ちょっとそこまでさんぽにきていたので、よってみました」
保母さん「それはそれは、みんないらっしゃい。市長さんが来て下さったわよ」
しちょう「?きょうはにちようなのに、みんないるのですか?」
保母さん「ええ、ここは孤児院ですから・・・」
しちょう「こじいん?」
保母さん「お父さんやお母さんがいなくなったり、捨てられてしまった子供達を育てる場所です」
しちょう「じ、じゃあ。ここにいれ人達はみんな・・・」
保母さん「はい。親戚にも引き取ってもらえず、身寄りの無い子供達です」
しちょう「そう・・・でしたか」
219 = 165 :
こ・れ・わ・・・!
220 = 178 :
221 = 191 :
カンドーのヨカン
222 = 125 :
次の日
しちょう「こんにちは!!」
保母さん「こんにちは市長さん、またいらしてくれたのね。―――あら?そちらにある大きな荷物は?」
しちょう「むふふふふ。ほぼさん、みんなをあつめてください!おわたししたいものがあります」
広間に集まる子供達
しちょう「みなさん!きょうはしちょーであるわたしから、びっくなぷれぜんとをよういしました!!」
子供1「えーなになに?」
子供2「なんかくれるのー?」
しちょう「むっふっふっふっ。それは・・・これでーす!!」
子供3「わぁ!お菓子だ!!」
子供4「凄い!こんなにたくさん!!」
しちょう「おおばんぶるまいです。えんりょなくもっていきなさい!」
保母さん「あ、あの。良いのですか?こんなに沢山のお菓子を・・・」
しちょう「ほぼさん。知ってのとおり、すうねんまえまで、わがしはけいざいてきに、たいへんくるしいじょうきょうがつづいていました」
しちょう「いまでこそ、あるていどはもちなおしていますが、よだんはゆるさないじょうきょうがつづいています」
しちょう「ざいせいなんのときに、まっさきにけずられるのは、しがくじょせいきんや、こういったほごしせつへのきゅうふきんです」
しちょう「だから・・・だからこれは、わたしからのちょっとした つぐないなのです。つらいおもいをさせてしまってごめんなさい」
保母さん「市長さん・・・」
224 :
おお追いついた!
225 :
追い付いたー
226 = 125 :
一般市民「―――という経緯を経て、市長は孤児達にお菓子をプレゼントしたわけです。無論、私の証言の真偽はその子供達が証明してくれるでしょう」
議員B「そうでしたか。感動的な慈善行為でありますな。・・・が、それを理由に政務調査費を私的使用する事が許されるわけではない。下手をすれば横領ですぞ」
しちょう「・・・」
議員B「何故、市長自身の給与からその菓子代を出さないのですか?税金は平等にとり扱われるべきだ。一部の人間だけにそれを還元するのは如何なものか?」
議員A「それについては市長本人の口から聞くのが1番でしょう」
しちょう「で・・でも・・」
議員A「市長、大丈夫です。本当の事を話せばきっとみんな分かってくれます。何故、貴女は自身の給与では無く、調査費からお菓子代を使ったのですか?」
議員B「・・・」
227 = 225 :
追い付いたー
229 = 125 :
しちょう「・・・いまのわがしは、けいざいてきにもまだまだきけんなじょうきょうです。いちたりとも、むだにすることはできません」
しちょう「なので、すこしでもふたんをかるくするために、わたしはおきゅうりょうはいただいていません。
せいかつするうえで、さいていげんのおかねだけをいただき、あとはすべて、しのよさんにおかえししています」
議員B「・・・!!」
議員A「成る程。だから貴女は個人で動かせるお金は殆ど持っていなかった」
しちょう「・・・はい」
議員A「しかし、どうしても子供達にプレゼントをしたかった貴女は、そうと分かっていながらも政務調査費でお菓子代を払ってしまった。そういう事ですね?」
しちょう「・・・その通りです」
230 = 140 :
俺この市長なら一生ついていっていい
231 = 140 :
いやついていかせてください
232 :
しちょう…
233 :
記念
234 = 67 :
ええ市長や…
235 :
全俺が泣いた
236 = 124 :
この市長になら一生ついていく
237 :
北区したらめっちゃ伸びてるwwww
保守支援した甲斐はあったなー
>>147なんだ職員じゃないのかw
おお、字数制限で見た絵師が!!!!!!
この先も期待大だね
238 = 125 :
議員B「・・・自らの給料を返上してまで市の事を想う市長の行為は敬服に値します。が――」
議員A「確かに!市長が行った事は法的には許されない事です。しかし、お集まりな皆さん!よく考えてみて下さい!彼女の行為は果たして"悪" でしょうか!?」
議員B「見方によってはこれは賄賂にだってなる!市長の慈悲を支持する人間達に―――」
議員A「果たしてそうでしょうか?"お菓子疑惑"が持ち上がって4日がたちますが、孤児院の人間はおろか、市長自身の口から今回の事実が少しでも語られたでしょうか?貴方の言う思惑が彼女にあるのなら、とっくにマスコミ等が騒ぎ立てているでしょう」
議員B「それは・・・」
議員A「血税たる政務調査費を私的に使う事はご法度です。ですが、議員の皆さんはそれを声高らかに発言する事ができますか?」
議員B「・・・」
239 = 87 :
ほんと最近の新ジャンルは感動系多いな…全俺が泣いた
市役所なんて普段行かないから夢(妄想)が広がりんぐ
240 = 69 :
追 い つ い た
これはいい話のヨカーン
241 = 237 :
>>163
亀レスだが・・・
全く同じ事考えてたわwww
242 = 125 :
議員A「ご自身の胸に手を当ててよくお考え下さい!
会議中の昼食の弁当代はどこから出していますか!?年末年始に行われる懇談と称した食事会の費用は!?各国への異様に高額な外遊費は!?
果たして皆さんの言われる『政務』とは、どこまでが政務なのでしょうか?」
議員B「それは・・・その・・・」
議員A「部外者の人間と結託して、良からぬ事を企む者もいましょう!」
議員B「!!」
議員A「市長、他にも手段があったとは言え、貴方の行為は悪では無いと私は信じております」
しちょう「Aさん・・・」
議員A「これ以上は私からは言うことはありません。あとは市民の皆さん、そして他の議員の皆さんの総意が市長・・・貴女の進むべき道を示すでしょう」
243 = 125 :
――――数日後
男「はぁ・・・一時はどうなる事かと心配したよ」
女「あの後Bの奴もすんなりと退いたし、支持していた議員達も大人しくなったようね」
男「これもAさんの見事な演説のお陰ですね」
議員A「私は自身の意見を述べたまでです。女さんが下さった情報も役に立ちました。
それに・・・男さん、演説で言うなら貴方のあの会議場での告白の方が私なんかよりよっぽと力が入っていましたよ」
女「カツラまで被っちゃって、見事に役に成り切ってたわよね」
男「勘弁してくれ、バレるんじゃないかと冷や冷やしたよ」
244 = 165 :
いい話ダナー
一生ついていきます市長!
246 = 237 :
ちょっと泣いちゃったじゃないかよぅ・・・
俺も泣かせる話書ける職人目指してがんばろ
248 :
でもさー、ロリ市長のお菓子云々は置いといても、赤字の市との合併に賛成票は入れないよなぁ
俺のところ、赤字の市×3+黒字の市×1(ウチの市)の4市合併話があったんだけどさ、
住民投票で賛成×3 : 反対×1(ウチの市)で立ち消えになったぜ?
と、空気読まずに言ってみる
249 = 125 :
しちょう「男さん!女さん!」
女「あら市長。どうしたのそのたくさんの手軽は」
しちょう「しみんのみなさんからのおてがみです!しちょうをつづけてほしいって!」
男「それは良かった。ああ・・・そういえば・・・」
しちょう「なんですか?」
男「例の合併を申し込んでいたA市、やはり暫くは見合わさせて欲しいと言ってきましたよ」
女「(談合と裏帳簿の匿名脅迫が効いたみたいね・・)」
しちょう「そうですか。Bしにはこれからもがんばってもらいたいものです!」
議員A「(なあ、ところで男君)」
男「(なんですか?)」
議員A「(今回、我々が起こした"芝居"の事は市長は知っているのかね?)」
男「(いえ、市長は何も知りません。我々が独断で行ったことなので・・・)」
議員A「(そうか、なら良い。彼女には純粋に政務だけに集中して欲しい。泥を被るのは我々だけで十分なのだから)」
男「(そうですね・・・)」
しちょう「よーし!きょうもがんばりますか!!(ポリポリ」
男「市長!ポッキーは一日一箱までと言ったでしょう!?それ何箱めですか!!」
しちょう「かたいことをいうでない!くるしゅうないぞ!」
女「市長、使いかたを間違えていますよ」
談合なんか蹴散らせ市長!悪徳政治家なんてやっつけろ!
君に任せれば未来は明るい!!お菓子を片手に今日もロリ市長は日本社会を導きます!!
了
みんなの評価 : ☆
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