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    新ジャンル「まんぼう」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    952 = 942 :

    全校マラソン大会の日、放っておいたら君はどこに走っていくかわかったもんじゃない。

    たかが一回走っただけで何か鍛えられるはずもなし
    なら沿道の景色でも一緒に見ながら順位のことなど考えず、ただぼんやりと走ろうか。

    二人一緒に帰ってきたのは、待ちくたびれた校舎の影がだらけきって伸びきった頃。

    君は景色を見ていたとも言い切れないけど、
    ぼくもだいたい君を見ていたんだから似たようなもの。

    953 :

    なんだこれ微妙・・

    954 :

    今までずっとROMってたんだがお礼が言いたくなった。
    皆gj!!!!!!!11111111

    955 = 942 :

    いつものようにただぼんやりと歩き続ける君の足元
    なに思ってか君を見上げてくるくるじゃれつく子犬の姿。

    君は子犬に構うことなくぼうっと虚空を見上げ、なに探すでもなく歩を進め
    子犬は君をとどめようとするでもなく、歩みに合わせて絡まってくる。

    そしてぼくは君の少しうしろ
    君はぼくの少し前。

    956 = 942 :

    追っても打っても払っても、しばらくたてばどこからともなく寄ってくる蚊。

    手で払うのも億劫なのか、君はぼんやりうわのそらなまま、
    壁にベッドに、たんすに机に、挙句の果てはぼくに向かって蚊のとまった体ごとぶつかってくる。

    でも相手だってヒット&アウェイのプロフェッショナル
    そんなぐらいじゃ仕留められない。

    君はぼうっとしたままぼくのそばに座り込む。

    ぼくに蚊を叩けというのか
    それとも
    蚊にぼくを刺せといっているのか。

    957 = 924 :

    >>927
    .html

    958 = 880 :

    「お前ってかなり色白だなぁ」

    女 ぼー

    「白い通り越して青白くさえ見える」
    女 ぼー



    「今日は学校、どうだった?」
    「…気持ち、悪い?」
    「え?」
    「やだよ…そんなに見たら…」
    「お赤飯ktkrwwwww」
    「ててて天塩にかけて育てた可愛い娘に気持ち悪いとは!!!許さん!許さんぞ男おおお!!!!!」

    960 = 942 :

    吹きすさぶ木枯しをものともしないのか
    花の終わったセイタカアワダチソウと穂の痩せたすすきが残る河川敷を、君は歩く。
    風と一緒にぼくと一緒に、ぼんやりと、どこまでも。

    この木枯しよりもほんのちょっぴり先のほうまで行ってみたい

    そんなことを呟いて、もうどのくらい歩き続けてきたんだろう。

    さっきからずっと一緒についてきている川の流れは、木枯しの行き着く先を知っているはずなのに、
    ぼくと君の間に野暮は差すまいと、何も教えてはくれやしない。

    961 = 835 :

    >>957
    パスは?

    962 = 835 :

    >>959
    なんないよ?

    963 = 869 :

    >>959
    あかないよ?

    964 = 835 :

    >>959
    あげなおしてくれ、パスは設定しなくてもいいよ

    965 = 942 :

    洗い立ての水滴を涼しくまとったままの枇杷の実数個。
    二人の間に置かれたままで聞くともなしにぼんやりと聞く蝉時雨。

    君は枇杷に手をつけることなく、ぼんやりと何を待っているの。

    夏の陽、ふたり、扇風機。
    鳴らない風鈴、蝉時雨。

    やがて陽が飽きてきた頃、自堕落に働いていた扇風機が突然ぷつんと止まった頃
    風鈴が小さく鳴って、わずかに風が笑った気がした。

    ようやく君が枇杷に手を伸ばしたのは果たして
    この風を待っていたのかそれとも
    ただいつものように枇杷を認識してから手を伸ばすまでに時間がかかっただけなのか。

    966 = 924 :

    .html

    967 = 875 :

    968 = 942 :

    ぼんやりと土手行く君の目の前に、青大将もまたぼんやりと。

    気付いているのかいないのか、君はかまわずぼんやり歩を進め、思わず踏みつけそうになる。

    あわてて君をうしろから抱きすくめると、ようやく気付いた青大将は、
    舌を出してちろちろと何か呟き藪に消えた。

    手を離すと今度はぼうっと立ち尽くしたまま、君は歩みを止めたまま。

    しばらくたって、ああと呟き、またぼんやりと歩き出す。

    969 :

    「ぼー」
    ツンデレ「なによ」
    「ぼー」
    ツンデレ「何か言いなさいよ!!」
    「ぼー」
    ツンデレ「もうちょっとでスレ落ちなんてほんと寂し…くなんかない!ないんだから!!」
    「ぼー」
    ツンデレ「あーもう!じれったいわね!!早くこっち来て欲し…くなんかないんだから!!1000まで頑張りなさい!!」
    「ぼー」



    「楽しかった、よー」

    970 = 877 :

    君は風に流され
    僕は君に流され
    でもそれは
    決して早くない流れ
    二人だけのゆっくりとした
    穏やかな流れ

    971 = 841 :

    忙しない日常がなんだか馬鹿らしくなるくらい、まんぼうはのんびりゆっくり、空をたゆたう。
    そんな風景に、彼女に巡り逢えたこのスレに、俺は感謝する。

    972 = 942 :

    お正月に逢っても君の口から出てくる言葉はいつもの通り。

    正月信心の参拝客でごった返す神社に行っても君とはぐれるだけなので、
    土手の下で去年一年、もう姿形もはっきりしない身なのに頑張っていた野仏さんに
    ふたりだけで会いに行こう。

    特にお正月らしいことをするでもなく、三人でぼんやり眺める初御空。

    正月仕事に嫌気が差した年の神もいたような気がしたけれど、
    ぼんやりしたまま確かめることもなく過ぎていったいつもと同じとある一日。

    973 = 835 :

    みんな詩的になってる!
    エロフォルダ整理しながら見てる俺には無理だ!!

    974 = 924 :

    すまない
    創めてのpで手際が分からなかったんだ

    今度はもっと画力もつけてくる



    ここに居合わすことが出来てよかった
    ありがとう

    975 = 880 :

    女 ぼー

    「お前はずっと変わらないな」

    女 ぼー

    「でも俺はそんなお前が好きだ」

    女 ぼー

    「女…」

    「…男君も変わらない、ねー」

    「あぁ…(これは…ついに来るか?来るのか?)」

    女 ぽっ

    (あああああ!何で赤くなるんだ!!喋れ!ここで何か言ってくれよぉおお!!!)

    女 ぼー

    976 = 942 :

    こたつの中で目を覚ます。
    君の匂いで目を覚まし、君の重みで声を出す。

    どうやらぼくの向こうに転がっていったみかんをとろうと身を乗り出して
    そのままぼくにつまずき乗っかって
    ずっとぼんやりしていたらしい。

    手を伸ばしみかんをとってあげたけど、
    君はぼんやりしたままで、もうみかんには興味なし。

    仕方がないので君をおろし、こたつに入れて毛布をかけて、みかんはぼくが食べておいた。

    977 = 940 :

     「おい、何真っ白な紙とにらめっこしてんだよ」
    女 ぼー
     「?まぁいっか。放課後あたりに返事くるだろ」

    女 ぼー
     「女連れて帰りましたー」
    母 「あらあら、いつもありがとう」
    女 ぼー
     「そういえば今日女と会話してないな、何か言ってたら教えてくださいw」
    母 「あらあら、うふふ」
    父 「ビキビキ」

    女 ぼー
    母 「今日は全然喋らないわねぇ」
    父 「まさか、男が何か変な事を・・・ビキビキ」
    女 ぼー

    978 = 940 :


    -------------------------------

     「ん?こんなところに手紙あったっけな?差出人は・・・女?」

    男へ
    いつもいつもありがとう。
    ぼーっとして、のろまな私といつも一緒にいてくれてありがとう。
    男がいるから色んなものを見れて、感じられます。
    迷惑にならないように頑張ります。
    だからこれからもずっとずっと一緒にいてください。

     「はて?」

    玄関からの声
     「あらら、娘が全然喋らないですって?これはお赤飯かしら?」

     「またあいつが娘をたらしこみやがったか!ビキビキ!」
     「ん?」
     「! あの時のか!」

    979 = 841 :

    なぁ…今俺達、すげぇまんぼうしてるよな?

    980 = 942 :

    最後に残った文旦を一かけ賭けてじゃんけんぽん。

    君はただぼんやりと、手を動かしているだけだから、その気はないのにいつも後出し。
    でもただぼんやりと、手を動かしているだけだから、勝ってしまうのはなぜかぼく。

    勝ったあとうっかりしばらくこっちがぼうっとしていたら、
    負けたことなどふんわりどこか流れていってしまったか、
    ぼうっとしていてそれでいて、無駄のない動きでさりげなく、伸びてきた手が文旦つまんでそのまま口に。

    981 = 924 :

    まんぼうまんぼう

    982 = 942 :

    ほうっておくとぼんやりしたままどこに行ってしまうかわからない君。

    初めて行った街の中で偶然君を見かけたときは、さすがにぼくも驚いた。
    しかも君は、ただぼんやり歩いていたらいつの間にかここにいたという。

    心配だからちゃんと考えて行動してといったところで
    ぼくたちのいるこの銀河自体が
    君と同様、特に何も考えず、ぼうっとしたまま宇宙をほっつき歩いてるんだから
    たぶん、どうしようもないことなんだろう。

    983 = 969 :

    なんかひとり変なのがいる以外は最後までまんぼうだった
    良かった良かった

    984 = 924 :

    まんぼうまんぼう

    985 = 902 :

    長い

    986 = 924 :

    >>985なにが?

    987 = 942 :

    どことなく機械じみた重低音で鳴く春の夜の虫。

    夏の重さも秋の遠さもないかわり、どことなく意図の掴めぬ不気味さただよう。

    こんな夜は必ず君と一緒に歩こう。
    君みたいにいつもぼんやりしていると、春の虫がきっとどこかにさらっていってしまうだろうから。

    988 = 880 :

    >>979
    あぁ…間違いない。俺達は今、まんぼうしてる。


    「そろそろだなぁ」

    女 ぼー

    「意外とあっという間だったな」

    女 ぼー

    「……」

    「…ずっと一緒だよ、ねー」

    「…あぁ」

    989 = 942 :

    空が風を止めた日に、ならば微力ながら私が起こしてみせましょうかと綿虫が舞う。

    木漏れ日の下、ぼうっとしていた君の足が
    綿虫の風に招かれ回遊し始め

    ぼんやり歩く君のまわりに風は集まり
    仕方なく、空も再び風を吹かせる。

    得意そうな綿虫のうしろ
    大きな仕事を成し遂げた君は、誇るでもなく風の吹くまま気の向くまま、
    あっちをふらふら、こっちをうろうろ。

    990 = 835 :

    990なら新ジャンル「うみのいきもの」が建つ

    991 = 942 :

    闇を歩く君が見上げているのは、星のない夜にひとりぼっちのお月さま。

    ぼんやりしている君が目印にするには、お月さまのほうだってちょっとぼんやりしすぎじゃないか。

    ぼくは君に寄り添っていく。
    毎夜同じ空に出るあの月には、誰が付き添ってあげているんだろう。

    992 = 877 :

    まったり
    そんなに急がず
    ただぼーっとして
    また会う日までって
    やくそくするよ
    あしたは晴れるかな?

    皆乙

    994 :

    ROMってたけどありがとう楽しかった

    995 = 929 :

    おもしろかった。
    こんなに良い話を読ませてもらったのは久しぶりだ、
    みんなありがとう。
    そしてこんな良いスレの最期に立ち会える俺は幸せ者だよ。



    またどこかのスレで会おう。

    997 :

    >>992
    斜め乙、良スレだった


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