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    元スレ幼馴染「ずっと前は好きだったよ」 男「えっ」

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    201 = 1 :

    「ずっと聞きたかったんだけど、どっちから告白したの?」

    「いや、してないけど……」

    「はっ?」

    「俺たち、付き合ってねえよ」

    「……なんで? 意味わかんないんだけど」

    「俺の片想いだからだよ!」

    「……」

    「幼は俺を放っておけないから、仲良くしてくれてるんだよ。……ただ、それだけなんだ」

    202 = 1 :

    「なるほど。部長さんは優しそうな顔してるけど、ただの偽善者だったんだね」

    「なんでだよ!」

    「だってそうじゃない。君の話だと、彼女は孤立しがちな君に優しくして周囲からの評価を高めようとしてるんでしょ? 偽善者以外の何者でもないじゃない」

    「ち、違う! あいつは純粋に優しくしてくれてるだけで……」

    「そうやって都合のいい解釈をして、彼女に告白をしないことを正当化したいだけでしょ」

    「……っ」

    「まっ、そうやって逃げ続けているほうが、臆病者の君らしくていいけどね」クスッ

    203 = 1 :

    「俺は……」

    「暗い顔しないでよ。私が怒られちゃうじゃん」

    「……誰にだよ?」

    「西高のぶっちょーさんに」

    「えっ?」

    幼馴染「……」

    「お、幼!?」

    「言っとくけど、私はドMの男くんのために言葉責めしただけだからね」

    幼馴染「!?」

    「なに言ってんだよ!」

    幼馴染「こ、この豚があ!」

    「お前もなに言ってんの!?」

    204 = 1 :

    「いやー、君たちって本当に面白いわー」

    「楽しんでんじゃねえよ!」

    「いいじゃない。さっきまでさんざん愉しませてあげたんだから」

    「いい加減にしろ!」

    幼馴染「おーとーこー?」

    「い、いや、俺はなにもしてないんだってば!」

    「さて、私はそろそろ行くね」

    「どうすんだよ、この状況!」

    幼馴染「……」キュッ

    「幼……?」

    幼馴染「……私のことも構ってよ」

    「あ、うん……」

    (これで男くんの片想いっていうのは無理あるよなあ……)

    205 = 1 :

    控え室
    生意気娘「……あれ? 部長はどこに行ったんだ?」

    面目っ子「そういえば、さっきから姿が見えませんね」

    元気っ子「どうしたんだろうね?」

    無口っ子「……」キョロキョロ

    一年生「ぶっちょーなら、監督のところに行くって言ってましたよー」

    面目っ子「アップの内容でも聞きに行ったのでしょうか」

    生意気娘「……」

    206 = 1 :

    生意気娘「お、おい! いくらなんでも遅くねえか!?」

    副部長「キョン吉、落ち着きなよ。まだ3分も経ってないよ」

    生意気娘「キョン吉言うな!」

    面目っ子「まったく。キョン吉さんは騒がしいですね」

    生意気娘「うるせえぞ、カミナリ!」

    面目っ子「そ、その呼び名はやめてください!」

    生意気娘「もういい! わたしが探しに行く!」

    副部長「はい、ストップ」

    生意気娘「なんでだよ! 何かあったらどうすんだ!」

    副部長「大丈夫。色んな意味で何も起きないから」

    207 = 1 :

    10分後
    幼馴染「ご、ごめん! トイレが混んでて……」

    副部長「あ、部長。おかえりなさいー」

    幼馴染「……みんなは?」

    副部長「あたしの判断で先に行かせておきました」

    幼馴染「ごめん……」

    副部長「大丈夫ですよー。気にしないでください」

    幼馴染「……怒んないの?」

    副部長「大切な人からパワーをもらってたんでしょ? 何も問題ないですよ」

    幼馴染「……私が男に会いに行ったの気付いてたの?」

    副部長「ええ。控え室を出て行くときの部長、緩みきった顔してましたからね」

    208 = 1 :

    幼馴染「みんなになんて説明しよう……」

    副部長「大丈夫ですよ。あたしがうまく誤魔化しておきましたから。部長は堂々としててください」

    幼馴染「でも、大事な試合の前に部長の私がこんなことしてたら……」

    副部長「なんですか?」

    幼馴染「……試合に勝てない」

    副部長「……」バシン

    幼馴染「な、なにするのよ!」

    副部長「部長一人のコート外の行動一つで負けが決まるほど、西高は弱くないですよ」

    幼馴染「……っ」

    副部長「さあ、行きましょう。今日はみんなが待ってます!」

    幼馴染「うん!」

    209 = 1 :

    生意気娘「部長、遅いな……」ソワソワ

    無口っ子「……動くな。お前の駄乳が揺れて気が散る」

    生意気娘「んだと!?」

    幼馴染「喧嘩、するなっての」ポカッ

    生意気娘「ぶ、ぶっちょーー!」

    幼馴染「みんな、遅くなってごめんね」

    面目っ子「大丈夫ですよ」

    元気っ子「そうそう。気にしないで」

    生意気娘「無事に帰ってくれたのならいいけど……」

    無口っ子「……」コクリ

    副部長「ほら、大丈夫でしょ?」

    幼馴染「みんな……」

    一年生「彼氏に会いに行ったくらいで怒りませんよー」

    幼馴染「!?」

    210 = 1 :

    幼馴染「な、なんの話……?」

    一年生「もう。隠さないでくださいよー。彼氏と試合前に一発ヤリにいったんですよね?」

    幼馴染「 」

    副部長「馬鹿! 二人ともヘタレだから、そういうことはしないって言ったでしょ!」

    生意気娘「そ、そうだ! 部長に限ってそんなことするはずない!」

    一年生「えー? でも、男と女が二人っきりになってすることといったら、それしかないじゃないですかー」

    元気っ子「どういう価値観なの?」

    面目っ子「は、ハレンチです!」

    一年生「先輩たちはうぶだなー。だから、処女なんですよ」

    生意気娘「わたしたちは関係ねえだろ!?」

    副部長「ていうか、あたしは処女じゃない! なんなら、お前より経験豊富なんだからな!」

    211 = 1 :

    幼馴染「な、なんなのよ、これ……」

    無口っ子「……」ツンツン

    幼馴染「……?」

    無口っ子「ちゃんと避妊した?」

    幼馴染「はあ!?」

    一年生「するわけないじゃないですかー。生のほうが気持ちいいですもんね、部長」

    生意気娘「こ、このあばずれ女! 黙りやがれ!」

    面目っ子「へ、変態です!」

    元気っ子「ちょっと、カミナリ! 鼻血出てるよ!」

    副部長「生はあたしも経験してない……気持ちいいんですか?」

    幼馴染「知らねえよ! 処女の私が知るわけねえだろ!!!!!」

    西高顧問「なにしとるんじゃ、お前ら……」

    212 = 1 :

    今日はここまで

    214 = 1 :

    コメントありがとう!

    >>196
    そうです。以前は書いてました。
    いつかは書きたいけど、今はこれで手一杯。完結したら考えます。

    >>213
    ありがとう! 今後ともよろしく!

    215 :

    乙です
    この会話に割り込める西高顧問は勇者……

    と思ったけど、酷い扱いする奴だったな、確か

    216 :

    >>215
    コメントありがとう!
    スパルタ教師でさえも戸惑ってしまう女子トーク。最強だわ……

    217 :

    乙。
    前作から楽しんで読んでます。

    218 :

    >>217
    コメントありがとう!
    あの前作から読んでくださっているなんて感激です! 
    これからも宜しくお願い致します!

    219 :

    試合終了後 移動中
    「やっぱ、西高って強いんだな」

    幼馴染「たいしたことないってば」

    「でも、準決勝でダブルスコアだぜ?」

    幼馴染「副部長が絶好調でシュートを落とさなかったから、ああいう展開になっただけ。そこまでの実力差はないよ」

    「確かにあの子も良かったけど、幼のほうが目立ってたし、チームに貢献してたと思うけどなあ」

    幼馴染「ありがと! 今日は気合入ってたから、いつもよりいいプレーできたかな!」

    「準決勝だもんな。気合入るよな」

    幼馴染「鈍いなー」

    「えっ?」

    幼馴染「男が応援に来てくれたからだよ」

    「……動機が不純すぎる」

    幼馴染「その割には嬉しそうですねー」ニヤニヤ

    220 = 1 :

    幼馴染「男は本当に素直じゃないなー」

    「あー、はいはい。ちょっと急ごうぜ。バスに乗り遅れる」

    幼馴染「バス?」

    「なんだよ。買い物に行くんだろ?」

    幼馴染「バスに乗るの? 歩いて帰れるのに?」

    「えっ?」

    幼馴染「えっ?」

    221 = 1 :

    「ショッピングモールに直接行くんだろ?」

    幼馴染「は、はあ!? 一旦、家に帰るに決まってるじゃん!」

    「なんで?」

    幼馴染「私はバスケの試合してきたんだよ!?」

    「見てたから知ってるけど……」

    幼馴染「なら、わかるでしょ!」

    「……?」

    幼馴染「汗かいてるじゃん!」

    「ああ、そういうこと。別に気にならないけど?」

    幼馴染「変態! 変態!! 変態——————!!!」バチン

    「素直に言えばこれだもんな……」

    222 = 1 :

    幼馴染「もう! 女心がわかってないんだから!」

    「そこまで怒ることでもないような……」

    幼馴染「うるさい! とにかく、私は家に帰ってシャワー浴びてくるから!」

    「……」

    幼馴染「何よ! 文句あるの!?」

    「制服はどうする?」

    幼馴染「着替えるに決まってるでしょ」

    「……そうか。じゃあ、俺も着替えてくるかな」

    幼馴染「そういえば、どうして制服着て来たの? 男は応援に来たんだし、私服でもよかったのに」

    「……したかったんだよ」

    幼馴染「へっ?」

    「制服デートしたかったんだよ!」

    幼馴染「なんで? 服装なんてなんでもいいじゃん」

    「男心がわかんないかなあ……」

    223 = 1 :

    一時間後 公園
    幼馴染「ほら、これでいい?」

    「お、おう……」

    幼馴染「まったく。シャワー浴びたのに、なんでまた、制服着ないといけないの」

    「嫌なら無理しなくてもよかったのに……」

    幼馴染「よく言うわよ。この世の全てが終わったような顔してたくせに」

    224 = 1 :

    移動中
    幼馴染「休日に制服デートとかあんまりないよね」

    「そうか? 俺の友達はしたらしいけどな。といっても、そいつは私服で、彼女だけ制服だったらしいけど」

    幼馴染「あー。それならあるかもね」

    「……いや、ないだろ」

    幼馴染「片方が制服なのはよく見かけるよ?」

    「制服は制服でも中学校の制服だぞ」

    幼馴染「なにそれ……その友達はロリコンなの?」

    「変態なのは間違いねえだろうな……」

    225 = 1 :

    幼馴染「ていうか、彼女さんもすごいね。私なら、いくらお願いされても絶対拒否するな」

    「むしろ、ノリノリだったらしいぜ」

    幼馴染「……こういったらなんだけど、変態カップルじゃん」

    「そうかもな。教室で抱き合ったりしてるし」

    幼馴染「人前でそんなことよくできるね」

    「だよなー」

    幼馴染「……」

    「……」

    幼馴染「いや、私も公園で抱きついてるし……なんなら、後輩たちの前でだって……」

    「俺も受け入れちゃってるしな……」

    幼馴染「……人のこと言えないね」

    「まったくだ……」

    226 = 1 :




    ???
    男友「?」

    ???「どうしたのですか?」

    男友「誰かに馬鹿にされたような……」

    ???「誰にです?」

    男友「わからないけど……」

    ???「誰かもわからないような人間の思念を感じるより、貴方の傍にいる女性の感情に気を配るべきだと思いますよ」ギュウ

    227 = 1 :

    今日はここまで。

    228 :

    待ってるで

    229 :

    >>228
    ありがとう! 頑張ります!

    230 :

    ショッピングモール クレープ屋
    幼馴染「黒蜜抹茶あずき!? なにこれ、気になるんですけど!」

    「ああ、そう……」

    幼馴染「でも、オーソドックスにチョコバナナにしようかな……男はどれがいいと思う?」

    「なんでもいいよ……」

    幼馴染「なによ、その投げやりな答えは! 真剣に考えてよ!」

    「じゃあ、これでいいんじゃねえの」

    幼馴染「キャラメル生クリーム! それも美味しそう! ……って、おい! 食べたいものが増えちゃったじゃないか!」

    「知らねえよ……」

    231 = 1 :

    幼馴染「どうしよう。本当悩む……」

    「クレープ一つに選ぶのにそこまで悩むものかね」

    幼馴染「だって、どれも美味しそうなんだもん」

    「いっそ全部食えば?」

    幼馴染「そんなことできるわけ……いや、まてよ。副部長も据え膳食わぬは女の恥って言ってたし……」

    「俺が悪かった。頼むからクレープ全種類制覇なんて不健康なことはやめてくれ」

    232 = 1 :

    幼馴染「ここはバナナチョコにする……」

    「やっと決まったか」

    幼馴染「男はどれにするの?」

    「俺はいいや。腹減ってないし」

    幼馴染「えっ……」

    「じゃあ、頼んでくるわ」

    幼馴染「ま、待って! 黒蜜抹茶あずきってね、大人の味なんだって……」

    「それにするのか?」

    幼馴染「そうじゃなくて、その……」

    「……わかったよ。ちょっと待ってろ」

    233 = 1 :

    幼馴染「おいしー! チョコバナナ最高―!」

    「それは良かったな」

    幼馴染「ねえねえ、黒蜜抹茶あずきはどう?」

    「美味しいよ」

    幼馴染「一口貰ってもいい?」

    「もとよりそのつもりだったくせに」

    幼馴染「えへへ。じゃあ、いただきまーす」ハムッ

    「!!?」

    幼馴染「うん! 美味しい! 今度はこれにしよう!」

    「お、おま……」カァァ

    幼馴染「どうしたの? 顔真っ赤だよ?」

    234 = 1 :

    「す、スプーンで食えよ!」

    幼馴染「クレープだよ? スプーンなんて使わないでしょ」

    「それにしたって、人の食いかけを躊躇もなく頬張るか!?」

    幼馴染「そりゃ、知らない人のやつは無理だよ。でも、男だし。気にならないよ」

    「……」

    幼馴染「なんでニヤニヤしてるの?」

    235 = 1 :

    幼馴染「嫌だった?」

    「そ、そんなことねえよ! ただ、その……ちょっと照れくさかっただけで」

    幼馴染「照れるようなことかな」

    「じゃあ、やってやろうか?」

    幼馴染「いいよ」スッ

    「……」

    幼馴染「ほら、一口どうぞ」

    「や、やっぱり無理です……」カァァァ

    幼馴染(なにこれ。超可愛いんですけど)

    236 = 1 :

    幼馴染「ねえねえ」

    「な、なんだよ」

    幼馴染「頬にクリームついてるよ」スッ

    「!?!?」

    幼馴染「……」パクッ

    「!!!!!?????????」カァァァァァァァ

    幼馴染(やばい。男が可愛すぎて辛い)

    237 = 1 :

    幼馴染「ごめんってば」

    「ピュアな男子高校生を弄びやがって……」

    幼馴染「だって、男の反応が可愛すぎるんだもーん」

    「あーそうかよ……」

    幼馴染「こんなことで反応するとは思わないし」

    「こ、こんなことですと!?」

    幼馴染「うん。私、抱きついたりしてるんだよ?」

    「……確かに」

    238 = 1 :

    幼馴染「よくよく考えてみたら、私に抱きつかれて何も感じないっておかしくない?」

    「さすがに慣れたっていうかさ」

    幼馴染「な、慣れたですと!?」

    「だって小さい頃から事あるごとに抱きつかれてるんだぜ?」

    幼馴染「何言ってんの? 昔は男が私に抱きついてたんじゃん。『幼ちゃん、助けてー』って。私からするようになったのはつい最近だから」

    「お、覚えてねえな」

    幼馴染「そっか。じゃあ、男が泣きながら私にしがみついてる写真をお母さんに送ってもらうから待ってて」

    「がっつり覚えてます! すみませんでした!」

    239 = 1 :

    幼馴染「あの頃の男は可愛かったなー。『幼ちゃん、幼ちゃん』って、いつもくっついてきてさ」

    「あーもう、やめてくれ」

    幼馴染「たまにはいいじゃん。ねっ、あの頃みたいに幼ちゃんって呼んでみてよ」

    「……いいけど。後悔すんなよ」

    幼馴染「するわけないじゃん」

    「幼ちゃん」

    幼馴染「……っ」

    「幼ちゃん、バッシュ買いに行こうよ」

    幼馴染「む、無理無理無理! マジ無理だって!!!」バシッ

    「こうなると思った……」

    240 = 1 :

    幼馴染「もう! なんで表情まで作るの!」

    「昔みたいに、ってリクエストしたのは幼だろ」

    幼馴染「そうだけどさあ……」

    「ほら、もうスポーツ用品店だ。気持ち切り替えろよ」

    幼馴染「……ねえ、ちょっと寄り道しようよ」

    「早くしねえと帰りが遅くなるし、また今度でいいだろ」

    幼馴染「……」

    「な、なんだよ……」

    幼馴染「男と一緒に行きたいの……」ウルウル

    「……っ」

    幼馴染「おねがい……」

    「し、仕方ねえな! 今日だけだぞ!」

    幼馴染「ちょろい!」

    「!!!!?」

    241 = 1 :

    「卑怯だぞ! 表情まで作りやがって!」

    幼馴染「男だってやったでしょ」

    「くっ……」

    幼馴染「さあ、寄り道しようー!」

    「クレープ屋みたいに長居しねえぞ」

    幼馴染「大丈夫。男が協力してくれれば早く終わるから」

    「協力? なにさせようってんだ」

    幼馴染「なんでしょう?」

    「……まあ、幼が楽しいのならできるだけのことはしてやるよ」

    242 = 1 :

    ???
    「無理」

    幼馴染「なんでよ?」

    「俺がこういうの苦手なのわかるだろ!」

    幼馴染「いやいや。表情作れる男さんにはぴったりじゃないっすかー」

    「それとこれとは別だろ!?」

    幼馴染「あーあ。私が楽しいならなんでもするって、さっきは言ってくれたのになあ」

    「なんでもとは言ってねえよ!」

    幼馴染「言いました」

    「お前の脳は都合のいいように記憶を改竄するんだな……」

    幼馴染「さあ! 張り切ってプリクラ撮りましょう!」

    「……どうしてこうなった」

    243 = 1 :

    幼馴染「ありがと! 付き合ってくれて!」

    「楽しかったのならなによりです……」

    幼馴染「じゃん! 手鏡に貼ってみました!」

    「そんなものよく貼れるな」

    幼馴染「そんなものとはなによ」

    「幼の隣の奴、酷い顔してるぞ」

    幼馴染「そうかなあ?」

    「プリクラって仏頂面で撮るもんじゃねえだろ」

    幼馴染「男が笑顔で写ってるほうが貼れないかな」

    「え、なにそれ。笑ってるほうが気持ち悪いってこと?」

    幼馴染「違うよ。そうじゃなくってさ。男って滅多に笑わないじゃない? たぶん、男が笑ってるところを見たことあるのって、家族以外だと私くらいだと思うんだよね」

    「まあそうだろうな」

    幼馴染「だから、貼りません。私しか知らない男の表情を他人に見せたくないもん」

    「……独占するほどの価値はねえよ」

    幼馴染「私にとっては国宝級の価値があるんだよ?」

    244 = 1 :

    今日はここまで!

    245 :


    なんだか渋いお茶が欲しくなってきたな

    246 :


    青春してるねぇ

    247 :

    コメントありがとう!

    >>245
    そんなこと言わないで、ミルクティー飲んで糖分倍プッシュしようよ!

    >>246
    おお! 青春っぽさを狙って書いたから、そう感じてもらえて嬉しい!

    これからもよろしく!

    248 :

    乙です

    渋いお茶飲むと、甘いお菓子が更にすすむんですよねー
    渋い日本茶とお団子なんて、無限ループになる悪魔の組み合わせ

    249 = 1 :

    コメントありがとう!

    >>248
    た、確かに……。その組み合わせは止まらないね!
    ……ん? これってSSにも言えて、甘い青春を引き立たせるには苦い展開が必要なんじゃ……

    250 :

    酸味も塩味も辛味も渋味も苦味も、それぞれみんな甘味と相性いいけど、バランス間違えると大惨事
    どこかに旨味がないと安定しないのも、料理と物語の両方にいえることだとおもう

    …などと供述しており…


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