元スレレッド「一人に飽きた」
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551 = 535 :
ナツメ「ちょっ…ちょっと待って、落ち着いてレッド」
ナツメ「何する気か知らないけど、待ちなさい」
レッド「いや、だめだ待てない」
レッド「……」にやっ
レッド「こちょこちょこちょ」
ナツメ「やっ…やめっれっど…!」
ナツメ「私そこ弱いっ…弱いの!」
レッド「そんなの知ってるからやってるに決まってんだろ」
レッド「どうだ、話す気になったか?」
ナツメ「うびゃぁぁ~、んはっ、やっ!」
ナツメ「ひひゃっゆ、ゆるひて~」
コトネ「……」
コトネ「夢かな…」
553 :
昼
コトネ「おはよーございまーす…」
リーリエ「おはようございます、コトネさん」
メイ「おはようじゃないでしょ、何時だと思ってんだか」
リーリエ「メイさんもさっき起きたばかりじゃないですか…」
メイ「私は午前中だからセーフ」
コトネ「何がセーフ…ってそれ私用のコップ!何使ってんの!」
メイ「いいじゃないですか、こっち使ってください」
リーリエ「それ私のです…」
554 = 553 :
コトネ「そういえばレッドさんとナツメさんは?」
リーリエ「ナツメさんはジムに、レッドさんはお買い物です」
コトネ「……」
コトネ「ねえあんたが起きたとき、もう二人とも起きてた?」
リーリエ「はい」
リーリエ「レッドさんは朝食を、ナツメさんは洗濯をしてました」
コトネ「それは何時ぐらいだった?」
リーリエ「たしか8時前後だったはずです」
リーリエ「何かあったんですか?」
コトネ「いや、なんでも…やっぱり夢だったのかな…」
555 = 553 :
コトネ「いや…夢であってほしいな」
コトネ「現実だったらどうしてあそこに加わらないのか後悔しているとこだった」
リーリエ「なんのことですか?」
コトネ「なんでもない」
メイ「コトネさんのことだからどうせ変態的思考だよ」
メイ「リーリエは聞いちゃだめ」
コトネ「私が変態だと言うの?それは違うね」
コトネ「仮に変態だとしても変態という名の淑女よ」
メイ「いや変態ですよね」
コトネ「こんなことでいちいち変態呼ばわりされてたら、私もうベッドでしか妄想できないじゃないの」
556 = 553 :
レッド「ただいまー」
レッド「メイちゃんとコトネちゃん起きたんだ、おはよ」
コトネ「聞いてくださいよレッドさん!キョウヘイが私のこと変態扱いするんですよ」
コトネ「自分だって変態のくせに」
メイ「私は変態とはちょっと違います」
レッド「……」
レッド「んー…俺にはよくわからないな…」
レッド「リーリエの方が」
リーリエ「私もわかりません」
557 = 553 :
1時間後
ナツメ「リーリエちゃんー?いるー?」
リーリエ「あれ、ナツメさん今日はもう終わりですか?」
ナツメ「いや、あなたに手紙が来たから早く渡した方がいいと思って」
ナツメ「なぜかジムに届いたけど…」
レッド「家の住所がわからないってだけかもしれないよ」
ナツメ「あ、レッド帰ってたの、ちゃんと買い物はしてきてくれた?」
レッド「うん、もちろん」
ナツメ「ありがと」
558 = 553 :
ナツメ「で、リーリエちゃん、それ誰からなの?」
ナツメ「変わったマークがついてるけど」
リーリエ「これはエーテル財団のシンボルです」
レッド「エーテル財団?」
リーリエ「傷ついたポケモンたちの保護を目的とした財団です…」
リーリエ「今はちゃんとそうなってます…」
ナツメ「今は?」
リーリエ「あっ…気にしないでください」
リーリエ「えっとそれより差出人は…あ、お兄様ですね」
559 = 553 :
レッド「へー、リーリエってお兄ちゃんいたんだ」
リーリエ「はい、今はエーテル財団の代表代理としてがんばってるはずです」
リーリエ「でもお兄様からお手紙なんてめずらしいですね…」
リーリエ「……」
リーリエ「なるほど…」
レッド「なんだったの?」
リーリエ「一度エーテル財団の本部でもあるエーテルパラダイスに帰ってきてほしいと」
リーリエ「しかもレッドさんたちにもぜひ来てほしいと書いてあります」
レッド「たち?俺たちってナツメとかもってこと?」
リーリエ「たぶんそうだと思います」
560 = 553 :
ナツメ「それってどこにあるの?」
リーリエ「アローラ地方です」
ナツメ「アローラ地方かー、私行ったことないのよね、どんなところだろ」
リーリエ「とてもいいところですよ」
コトネ「話は聞きました」
コトネ「アローラですか…いつ出発します?」
コトネ「私も同行します」
ナツメ「コトネ」
コトネ「私もアローラ行ってみたいです!」
コトネ「ねえリーリエ、いいよね?」
リーリエ「はい、いいと思いますよ」
561 :
コトネ院
562 :
リーリエ「メイさんはどうですか?」
メイ「私のことー?」
コトネ「他に誰がいんのよ」
メイ「明日からキョウヘイ君が撮影だから無理かな」
リーリエ「そうですか…お仕事では仕方がないですね」
メイ「お土産買って来てくださいね、コトネさん」
コトネ「なんで私が…」
メイ「じゃあ私そろそろイッシュに帰ります」
メイ「また遊びに来ますねー」
コトネ「話聞けっての…」
563 = 562 :
レッド「そういやナツメはどうなの?」
ナツメ「何が?私も行くけど」
レッド「ジムとかあるじゃん」
ナツメ「ああ、それなら全然問題ない」
レッド「ならよかった」
ナツメ「それじゃあ明日から休みとるね、いいよね?」
レッド「うん」
ナツメ「コトネ、準備することがあったら今日中にやっときなさいよ」
コトネ「はーい、一度帰って夜また来ます」
564 = 562 :
一週間後
リーリエ「みなさん、見えてきましたよ!あれがメレメレ島です!」
レッド「……」
リーリエ「レッドさんどうしました?」
リーリエ「慣れない船旅だとやはり疲れましたか?」
レッド「いや、そうじゃなくて…」
レッド「なんていうか…飛ばしたなって…」
リーリエ「飛ばす…?」
ナツメ「余計なこと言わないの、いろいろ都合があんのよ」
565 = 562 :
メレメレ島 ハウオリシティ
リーリエ「到着です!」
レッド「あー…やっと着いたかー」
ナツメ「たしかにね、久しぶりに陸に足がつくとちょっと安心するもん」
リーリエ「あの…せっかく陸についたんですけど、これからまた船で移動します」
レッド「えっまたー?」
リーリエ「はい、エーテルパラダイスへの船はウラウラ島からしか出ていないのです」
リーリエ「ここからまた数時間かかりますが」
レッド「まあ…いいか…」
ナツメ「そうね、そこからしかないなら」
566 = 562 :
レッド「あれ?コトネちゃんは?」
ナツメ「そういえば…」
ナツメ「船でもあんまり部屋から出てこなかったわね…」
コトネ「こ、ここにいます…」
ナツメ「どこ行ってたのよ」
コトネ「ちょっとお手洗いに」
ナツメ「そう、じゃあこれからまた船に乗るから」
コトネ「えっ船…ですか…」
ナツメ「そうだけどどうしたの」
コトネ「……」
コトネ「うぷっ…」
ナツメ「コトネ?」
コトネ「おろろろろろろろろ」
ナツメ「なななな何やってんの!?」
567 = 562 :
コトネ「ずいまぜん…船に乗るってこと考えたら…」
ナツメ「もしかして船酔いしてたの?」
コトネ「少し…」
レッド「嘔吐の量が少しじゃない…」
レッド「大丈夫?」
コトネ「一応は…」
レッド「ちょっとこの島で休もうか」
ナツメ「そうね、リーリエちゃんエーテルパラダイスってとこにつく時間遅れてもいいかな?」
リーリエ「大丈夫ですよ」
リーリエ「実はお兄様を驚かせようと思って今日帰るということを連絡していないんです」
リーリエ「一日ぐらい遅れても問題ないです」
568 = 562 :
リーリエ「では街で少し休みましょうか」
リーリエ「案内しますよ」
ナツメ「うん、お願い」
リーリエ「といっても私も数年ぶりなので変わったところは案内できませんが」
レッド「どこか休めそうなところはあるの?」
リーリエ「マラサダショップがあったはずです」
リーリエ「そこに行きましょう」
レッド「マラサダ?」
リーリエ「ふふっ食べてみればわかりますよ」
569 = 562 :
レッド「それじゃあそこ行ってみようか」
ナツメ「そうね」
レッド「コトネちゃん歩ける?」
コトネ「…たぶん」
レッド「……」
レッド「いや、無理はさせない方がいいな」
レッド「俺がおんぶするよ、ほら」
コトネ「!」
コトネ「レッドさんが私を…おんぶ…」
コトネ「ひゃっはー」ぴょーん
レッド「意外と元気そうだね…」
570 :
背中で吐きそう
571 :
レッド「うん、うまいね」
リーリエ「それはよかったです」
レッド「ナツメ今度作ってよ」
ナツメ「別にいいけど、こういうのって家で作れるの?」
リーリエ「はい作れますよ」
リーリエ「調べればたくさんでてきますよ」
ナツメ「ほんとだ、クック●ッドにも出てくる」
リーリエ「私もマサキさんのお家でお母様と一緒に何度か作りました」
572 = 571 :
レッド「ほら、コトネちゃんも食べな」
コトネ「もぐもぐ…」
コトネ「ぷはーしあわせ~…」
ナツメ「幸せなのはいいけどいつまでレッドに張り付いてるの」
コトネ「いいじゃないですか、私気分悪いんですし」
ナツメ「さっき幸せとか言ってたじゃん」
レッド「別に俺は気にしないよ」
レッド「昔はよく肩にのったピカチュウにこうして木の実とかあげたりしてたし」
レッド「ほらお食べ」
コトネ「ぴっか~」
573 = 571 :
ナツメ「さて、そろそろ休憩もいいよね、行きましょ」
レッド「そうだね」
レッド「コトネちゃん、もう歩けるでしょ」
レッド「おんぶは終わり」
コトネ「ええー…」
レッド「文句言わないの、また今度やってあげるから」
コトネ「わーい」
574 = 571 :
乗船所
コトネ「また船か…」
レッド「それじゃあ俺のラプラスで行こうか」
リーリエ「それは無理がありますよ」
レッド「大丈夫大丈夫、俺のラプラスはけっこう大きいから4人ぐらいなんともないよ」
リーリエ「そうではありません」
リーリエ「同じ地方とはいえ島と島の間はかなりあいています」
リーリエ「ポケモンで…それも人を乗せてだととても…」
レッド「それなら心配しなくていい」
レッド「もしここからカントーまで行っても全然疲れないよ、ラプラスは」
575 = 571 :
リーリエ「……」
リーリエ(とても強がりで言っているとは思えない…)
リーリエ(レッドさんのポケモンはそれだけ他のトレーナーとレベルが違うということなのでしょうか…)
ナツメ「あ、見てレッド、たぶんあれアローラの鳥ポケモンよ」
レッド「ほんとだ」
コトネ「おーいリーリエ」
コトネ「何ボーッとしてるの、早く乗り」
ボトッ びちゃ
コトネ「……」
576 = 571 :
ナツメ「?」
ナツメ「今何か落ちたような…」
レッド「あ…コ、コトネちゃん…それってさっきのポケモンの」
コトネ「はいそうですね…おかげで私の服が…」
コトネ「少し時間いいですかね…」
コトネ「このクソ鳥どもがーっ!」
コトネ「エアームド!!ボロ雑巾のようにズタズタに引き裂いてやれ!!!」
レッド「まあまあ落ち着きなよ、だめだよそんな」
ナツメ「そうそう、あのポケモンだってコトネを狙って落としたわけじゃないと思うし」
577 = 571 :
ナツメ「そうよねリーリエちゃん?さっきのポケモンって人を狙って落とすようなポケモンじゃないよね?」
リーリエ「そうですよ、あまり気にしない方がいいですよ」
リーリエ「誰にだって悪いことぐらいありますよ」
コトネ「……」
コトネ「…て」ボソッ
リーリエ「?」
リーリエ「あの…何か言いました?」
コトネ「同情するなら服屋を教えて…」
コトネ「同情するなら服屋を教えてくれ」
リーリエ「……」
リーリエ「はい…それではもう一度街の方へ戻りましょうか」
578 = 571 :
コトネ「着替え完了」
リーリエ「わあすごくカワイイですよ」
リーリエ「コトネさんのリージョンフォームですね」
コトネ「リージョンフォーム?」
リーリエ「つまりアローラの姿ということです」
コトネ「ふーん…アローラの」
コトネ「……」
コトネ「レッドさんとナツメさんもせっかくですし着替えません?」
ナツメ「いや、私はこのままで」
レッド「うんいいね、せっかくだしアローラにあった服装にしようか」
ナツメ「ええっ着替えるの?」
レッド「うん」
579 = 571 :
――――――――――――――
ナツメ「私こういうのはあんまり…」
ナツメ「スカートでさえめったにはかないのに」
コトネ「いいじゃないですか」
リーリエ「えっと観光客の服装は…」
リーリエ「あ、思い出しました、あとは帽子とサングラスですね」
リーリエ「合うものを探しましょう」
ナツメ「コトネもリーリエちゃんも強引…」
ナツメ「私が観光客の服装ならコトネだって同じようなはずじゃないの…」
ナツメ「なんで私はこういう…」
レッド「いいじゃん、似合ってるのはほんとだよ」
ナツメ「わわっ!…びっくりした、いつの間に…」
580 = 571 :
ナツメ「着替え終わったのね」
レッド「うん、安くていいのがあったから」
レッド「やっぱレッドって名前だし赤だよね」
ナツメ「お金のことなら心配しなくていいのに」
レッド「いや、俺はこれがいいの」
ナツメ「ならいいけど…」
ナツメ「…ねえさっき言った似合ってるってのはほんと?」
レッド「ああ、もちろんだよ」
レッド「ナツメあんまりこういう服着ないでしょ」
レッド「なんか新鮮っていうか」
レッド「一言でいうと…可愛い」
レッド「普段のナツメは可愛いというより美人ってイメージだからさ」
ナツメ「…あ、あなたがそう言うならアローラにいる間ぐらいはこういう服もいいかな」
581 :
ラプラスつええ
582 :
アーカラ島
レッド「よし次の島に到着っと」
レッド「ここからエーテルパラダイスだっけ?そこ行きへの船が出るんだよね」
コトネ「また船…」
コトネ「レッドさんのラプラスじゃだめなの~?」
リーリエ「エーテルパラダイスへは専用の船でしか入れないようになってるんです」
リーリエ「野生のポケモンは出入りしますが、人を乗せてはダメなんです」
コトネ「お兄ちゃんが代表代理ってんなら特別にってことでいいじゃない」
リーリエ「それはちょっと…」
リーリエ「一度やってしまうとまた次も…そのまた次もいいじゃないかとなってしまうので…」
583 = 582 :
ナツメ「わがまま言うとリーリエちゃん困るでしょ」
コトネ「はーい」
レッド「それでその船ってのはいつ来るの?」
リーリエ「時刻表見てきます」
コトネ「はぁ…船か…」
ナツメ「コトネがそんなに船が嫌なんて今まで知らなかったわ」
コトネ「船に限らず乗り物自体ほとんどダメなんです」
コトネ「ポケモンに乗るのはなんともないんですが…」
584 = 582 :
レッド「あ、戻ってきた、あとどれぐらいで来るの?」
リーリエ「その…私ももっと早く気付くべきだったのですが、数年ぶりだったもので…」
レッド「何かあったの?」
リーリエ「ここはエーテルパラダイスへの船が出るウラウラ島ではなくアーカラ島でした…すいません…」
リーリエ「何か違うとは思ったのですがまさか島が違うとは…」
コトネ「普通間違えないでしょ!」
リーリエ「ごめんなさい…」
ナツメ「間違いは誰にでもあるわよ、そんな怒らなくても」
コトネ「怒ってはいませんよ」
コトネ「でも今からまた島を移動すると、もうこんな時間ですしラプラスでも夜になっちゃいますよ」
コトネ「そんな遅くに船なんて出ないんじゃないですか」
585 = 582 :
ナツメ「じゃあどうする?」
ナツメ「今日はここで泊まる?」
ナツメ「それともそのメレメレ島って島に移動して明日の朝に船でエーテルパラダイスに行く?」
リーリエ「それならこの島で泊まるのが良いと思います」
リーリエ「この島にはアローラで一番と二番目にいいホテルがあるんです」
レッド「たしかにどうせ泊まるならいいホテルがいいな」
レッド「旅費は全額エーテル財団が出してくれるっていうし」
リーリエ「ここからだとホテルしおさいの方が近いですが、私個人的な意見だともう少し行ったところにあるハノハノリゾートホテルがいいですね」
ナツメ「どうする?そっち行く?」
レッド「うん、そっち行こうか」
586 = 582 :
ハノハノリゾート
レッド「おお、でっけえホテル」
リーリエ「アローラ地方最大のホテルですからね」
リーリエ「それでもこのホテルは一年先まで予約は満杯なんですよ」
ナツメ「えっ、じゃあ泊まれないんじゃ…」
リーリエ「ああ、普通はってことです」
リーリエ「もう予約はとってあるので泊まれますよ」
ナツメ「なんだ…一年前からとってたってこと?」
リーリエ「いいえ、さっきとりました」
リーリエ「エーテル財団にはできないことはありません!」
リーリエ「行きましょう!」
587 = 582 :
コトネ「で、でかい…」
コトネ「ナツメさん見てくださいよ、めちゃくちゃ広いですよ」
ナツメ「そうね、しかもきれいだし」
コトネ「これが上に何階分もあるって、どんだけの広さになるんだ…」
リーリエ「このホテルにはビーチやゴルフ場もあるのでコトネさんの想像よりも広いと思いますよ」
コトネ「ビーチ…?」
コトネ「そこのビーチって自由に泳いでいいのよね?」
リーリエ「当然そうだと思いますよ」
コトネ「じゃあみんなで泳ぎに行きましょうよ」
レッド「あー…実は俺泳ぎは苦手で…」
ナツメ「私もそんな得意じゃない…」
588 = 582 :
コトネ「えーせっかくビーチがあるのにー」
コトネ「リーリエからも何か言ってあげてよ」
リーリエ「と言われましても…」
リーリエ「あ、こういうのはどうでしょう…」ごにょごにょ
コトネ「ふむふむ、いいこと考えるじゃない」
コトネ「レッドさんもナツメさんの水着見たいですよね」
レッド「……」
レッド「見たい…」
ナツメ「み…見てもいいことない…!」
ナツメ「そもそも水着なんて私持ってないし」
リーリエ「ホテルに売ってますよ」
ナツメ「そ、それでも…私は」
589 = 582 :
―――――――――――
ナツメ「結局こうなる…」
レッド「ほんとに嫌なら着替えるのやめればよかったのに」
ナツメ「……」
ナツメ「あなたが見たいって言ったから着替えたのに…」
レッド「冗談だって、ナツメの水着姿なんてみれてすげーうれしい」
ナツメ「……//」
ナツメ「じゃ、じゃあ…どの辺がいいとか教えてよ」
レッド「えっどの辺…?そ、そうだな…おっ…いや、そのなんだ…」
男「ヘイ!そこのボーイ&ガール!君たちトレーナーだろ?」
レッド「……」
590 = 582 :
男「トレーナー同士目と目があえばバトルだぜ!」
レッド「…はぁ」
ナツメ「世界中どこの地方に行っても、それは同じなのね…」
レッド「たしかに…周りを見れば普通に海水浴してるのもいればバトルしてるやつもけっこういるな…」
男「そういうことだ!」
男「さあ、俺の相手はどっちだ?ボーイか?ガールか?」
レッド「……」
男「ふっボーイか…いい目をしているな」
男「いくぞおお!」
591 = 582 :
レッド「……」ビッ
カメックス「ズドドエヤアア!」
シェルダー「ギャース」
男「オーッノーッ!!」
男「な…なんて強さだ…これまでこんなレベルのトレーナーとは出会ったことすらねえ…」
ヒュー どすんっ
メノクラゲ「ヤラレター」ぴよぴよ
男「こ、これはブラザーのポケモン!?いったいどこから…」
男「うおおお!メノクラゲ―!」
男「ブラザー!いったい何があったんだ!?」
男「おおブラザー!聞いてくれよ、バトルをしかけたはいいが相手が強すぎてふっ飛ばされちまったんだよ」
男「奇遇だなブラザー、俺もだ!」
男「ブラザーもか!」ガシッ
レッド「双子かな…?そっくりだ」
ナツメ「もうどっちがどっちかわかんないわね…」
592 = 582 :
グリーン「いやー悪い悪い、大丈夫か?」
グリーン「子どもの前だからつい張り切っちゃって吹っ飛ばしちまった」
グリーン「!?」
グリーン「レッド!それにナツメも!」
グリーン「どうしてお前らがここに…」
男「なんだ、ブラザーの知り合いなのか?」
グリーン「俺をブラザーって呼ぶんじゃねえ」
男「はっはっは!男同士一度戦えばブラザーだ!言ってしまえば●兄弟だ」
グリーン「おい、意味わかんねえし変な言い方すんじゃえねえよ」
男「ブラザーもそう思うだろ?」
レッド「……」ぷいっ
594 :
グリーン「もうバトルも終わったんだ、向こう言ってポケモン回復させてやれ」
男「おお!俺たちのポケモンの心配してくれるなんて…」
男「心の友よ!」ガシイッ
グリーン「うっさい!離せ!男に抱き着かれても気持ち悪いだけだ!この海パン野郎!」
男「ブラザー自分に正直になれ」
男「ブラザーはブラザーを真のブラザーと認めたからこそブラザーにハグをしているのだよ」
グリーン「ブラザーブラザーうるせえ!」
グリーン「おいレッド助けてくれ!」
レッド「がんばれ、じゃあな」
グリーン「何ががんばれだ!おい待てこら!」
595 = 594 :
がしっ
男「ん?」
エリカ「……」にこっ
エリカ「私のグリーンさんに」
エリカ「何を」
エリカ「してるん」
エリカ「ですかっ!」ぶんっ
男「ノーーーッ」
ひゅー ぼっちゃーん
男「うおおおお!大丈夫かブラザー!」ダダダッ
エリカ「……」ぱんぱんっ
リーリエ「な…投げ飛ばした…」
子ども「わーママすごーい!」
コトネ「すごいねー、あんなおっきい人投げちゃうなんて」
596 = 594 :
エリカ「グリーンさん、どういうことですか?」
グリーン「ど、どういうことって…」
エリカ「いなくなったと思えば何をしてるんだか…」
エリカ「コトネさんたちと会ってあなたを探さなければずっとああやって抱き合ってたんですね」
エリカ「私以外と…!」ギロッ
グリーン「違う違う!あれはあいつが勝手に!」
エリカ「勝手に…」
エリカ「ではグリーンさんは嫌だったと?」
グリーン「そうそう、さすがよくわかってんじゃん」
エリカ「ならなぜ振り払うなど抵抗をしなかったのですか?」
グリーン「やったけど振り払えなくて…なあレッド、見てただろ」
レッド「……」
597 = 594 :
エリカ「こんなところで会うなんて奇遇ですねレッドさん、ナツメさん」
ナツメ「そ…そうね」
エリカ「家族旅行で来たのですがまさかグリーンさんが…」
グリーン「だーかーらー!俺は何にもしてねえって」
グリーン「だいたい俺がお前以外にそんなことすると思ってるのか?」
グリーン「信じてくれよ、何でもするから」
エリカ「あら?今何でもするって言いました?」
グリーン「え…ああ…」
エリカ「そうですかー…ふふ」
エリカ「でしたら、そろそろ3人目がほしいですね」
エリカ「今日は直接…」
598 = 594 :
グリーン「まてまてまて、そういうのは二人きりのときに話そう」
グリーン「子どもたちにも意味が分からないとはいえあんまり聞かせるのはさ…」
エリカ「……」
エリカ「そうですね…すいません…」
グリーン「わかればよろしい」
レッド「…なんなんだこいつら?」
ナツメ「私に聞かれても…」
599 = 594 :
レッド「そういや二人ともジムはどうしたんだ」
グリーン「そんなもん休みに決まってるだろ」
レッド「8つのうち3つも休んでんのか…」
グリーン「いや、そういえばクチバジムも一週間ぐらい休むって言ってたな」
レッド「半分じゃねえか…」
ナツメ「私が言うのもなんだけどそれ大丈夫なの…?」
グリーン「大丈夫だからこうして俺たちは旅行に来てるわけだろ」
グリーン「そんな何年も閉めてるわけじゃねえんだし」
レッド「だってさ」
レッド「じゃあ遊べるだけ遊んだほうがいいな」
ナツメ「うん」
グリーン「おいおい適度ってもんを考えてくれよ」
600 = 594 :
レッド「それぐらいわかってるよ」
レッド「でもナツメの水着姿なんてめったに見れねえんだよ」
レッド「ちょっとぐらいのびても…」
グリーン「ふむ…ナツメのねぇ…」
グリーン「……」
グリーン「けっこうでかいな」
レッド「何見てんだお前、エリカの方にはないからって」
グリーン「ないってなんだ!あるわ!ちゃんと!」
グリーン「エリカは人よりちょっと小さいってだけで…だいたい俺は小さい方が好きなんだよ!」
レッド「お前の好みは知らねえよ」
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