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    元スレ提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」

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    401 = 397 :

    pcならいいけどタブレット端末だと50より先が読めないね。

    402 :

    次へ を押すと良いゾ

    403 :

    アプリで見りゃええんやない?

    404 :

    情弱ここに極まれり

    405 :

    雑談やめてくれ

    406 = 400 :

    アプリでとったらいけた
    ありがとう

    411 :

    嵐に構うなよ、更新来たかと思ったわ

    412 :

    荒らし同士がコンビで荒してるだけだろ

    414 :

    >>410
    分からないなら書き込むなよゴミクズ

    416 :

    >>415
    これで大丈夫ですか?

    417 :

    >>416
    そこじゃねーよ
    メール欄だって書いてあんだろ

    418 :

    名前では無くメールの所をsageると良いよ。

    419 :

    >>416
    わかっててやってるだろお前

    420 = 416 :

    今度こそ

    421 :


    急に寒くなりましたね…

    お腹だけは冷やさないように、よく暖めて寝るようにしてください

    じゃあ更新します

    422 = 1 :

    提督が憲兵へ自首した夜…

    青葉は。

    青葉「…うーん…」

    悩んでいた。

    青葉(『衝撃!?本当は優しかった司令官!!』『独占取材!!司令官の日常!!その裏の顔!!』)

    青葉(…だめだ…記事が書けない…)

    あの日から毎日。
    夜はペンを握って机に向かうが、しっくりくる言葉が思い浮かばない。

    どう説明したらいい?
    何から語ればいい?
    もういっそ、盗撮録音したものをそのまま流せばどうだろうか…

    色んな言葉が浮かんでは消え、消えては浮かんで。

    青葉「…また、あしたがんばってみますか」

    明日の自分に全てを託した。

    423 = 1 :


    五月雨「」ルンルン

    「…五月雨ちゃん、最近楽しそうなのです…」

    五月雨「…え?…そ、そうかな?」

    「なのです」

    五月雨「そ、そっかぁ…えへへ」

    五月雨は喜んでいた。
    提督のことを理解してくれる人が増えたことに。

    五月雨(天龍さんに、瑞鶴さん。あとは不知火ちゃん?は気づいてるのかな…?…この調子で、みんな気づいてくれると嬉しいな…)

    五月雨(よーし、明日も頑張るぞー!)

    「…?不思議な五月雨ちゃんなのです…」

    424 = 1 :


    天龍「さぁて…そろそろ寝るかぁ…」

    龍田「最近夜更かしねぇ、天龍ちゃん」

    天龍「…まぁな」

    龍田「顔色もいいし、何かいいことあったのかしらぁ?…でも悩んでいることがあるのかしらぁ?…例えば言いたいことを言えてないとか?」

    天龍「なんもねーよ」

    龍田「よくだめ男のとこにも行ってるようだし…。出撃もしてないのに…」

    天龍「提督は関係ねーよ」

    龍田「ふふふ…テートクね…」

    天龍「あっ」

    龍田「明日は、今までのお礼を言えたらいいわねぇ?」

    天龍「ッ!!??龍田!!?おまっ、どこまで知って…」

    龍田「それじゃあ寝ましょう天龍ちゃん。…明日は私もフォローしてあげるわ」

    425 = 1 :


    瑞鶴「」

    加賀「どうしたの瑞鶴?…最近様子が変よ?」

    瑞鶴「いや…なんか…もう混乱してて…。というか加賀さんはなんでナチョラルに私の部屋にいるのよ」

    加賀「借りたものを返しに来ただけよ、ここに置いておくわね」つ紙袋

    瑞鶴(何か貸してたっけ?)「ねぇ…加賀さんはもし、自分が今までずっと嫌っていた人が、実はずっと自分のために働いていてくれたいい人だって分かったら…どうする?」

    加賀「?…なんの話かわかりませんが…。…お礼を言います…。自分のために何かしてもらっていたのなら、感謝の気持ちは伝えなくてはいけません」

    瑞鶴「…そうだよね…。お礼は、言わないといけないわよね…」

    瑞鶴「よしっ…!明日、お礼を言おう…!」

    加賀「…??とりあえず悩みがなくなったのなら良かったです。それでは瑞鶴、おやすみなさい」

    瑞鶴「ええおやすみー」扉バタン

    瑞鶴「…そういえば、私、加賀さんになにを貸してたのかしら…」つ紙袋

    紙袋『最近無くした瑞鶴の下着がたっぷりやで!』

    瑞鶴「」

    瑞鶴「おらまて加賀この野郎!!!ぶっ殺す!!!」扉バーン!

    加賀「気づかれましたか!!まだ沈む負けにはいきません!」猛ダッシュ

    426 = 1 :


    明石「できた…。ここ数週間の提督の盗撮録音記録のダイジェスト…!。胸キュンシーンの寄せ集め!!」

    明石「あとはナレーターの私の声と、少しの画像編集を加えたらおしまい…!」

    明石「明日、みんなを集めて上映会をしましょう…!そして、満を辞して、今までの感謝の気持ちを伝えなくては…!」

    明石「っよーし、頑張りますよー!」

    427 = 1 :


    長門「陸奥よ。話がある…」

    陸奥「私にはないわ」

    長門「頼む聞いてくれ、私は決して駆逐艦に対してやましい気持ちなんて持ってないんだ」

    陸奥「私は駆逐艦なんて一言もまだ言ってないわよ」

    長門「あれはタダのながもんジョークだ。ははは!」

    陸奥「…盗んだ駆逐艦の下着を自室でしゃぶしゃぶにするのが…?」

    長門「」

    陸奥「絶交よ。今日からここは私一人の部屋。あんたは廊下で寝なさい。…あと2度と私に話しかけないで」扉閉め!(鍵かけ!!

    長門「なあああッ!!むちゅううううう!!ごしょうだあああ!!許してくれええええ!!!」

    428 = 1 :


    不知火「川内さんは、司令のこと、嫌いですか?」

    川内「ん?…どしたの…?…死ぬほど嫌いだよ」

    不知火「…そうですか…」しょぼん

    川内「…逆になんで不知火はそんなに懐いてるのさ。…あんなやつに…」

    不知火「いえ、たぶん司令は私の見た目が艦娘になるための改造のせいで変わっているから気づいてないと思うのですが…。実は私、この近くの港の孤児院出身なんです」

    川内「近くの港っていうと…あぁ!あそこか!。…なに?口ぶり的に前から面識あったの?」

    不知火「はい、よく私たちのとこに訪れてはたくさんのお金とおやつとおもちゃを山のように持って来てくれるサンタさんみたいな人でした」

    川内「」(゚ω゚)へ?

    不知火「いっつも紙袋を被っているので、周りの子供達は顔は見たことないのですが…。不知火はたまたま紙袋を外しているところを見てしまって…」

    川内「」

    429 = 1 :


    不知火「なので驚きました。…あの優しいお兄さんが提督をしていて、そして、ここではあんなに嫌われているなんて…」

    川内「…人違いじゃないの?」

    不知火「いえ!!私の初恋の相手ですよ!!見間違えるはずがありません!!」フンスッ

    川内「」そんなバカな…嫌でも確かに、たまに謎の大荷物を抱えて鎮守府から出ていくあいつを見かけたことがあるような…

    不知火「明日こそ振り向いてもらいます…!そして、今までのお礼と告白をするんです!!」

    川内「…あのゴミには、そっくりな双子の弟でもいるのかな…??」(白目)

    430 = 1 :


    翌日!!!

    「みんなああああ!!!??大変!!?大変よおおおおおお!!!??」

    「ど…どうしたのですかこんな朝早くから…」

    五月雨「ふわっ…なんですかぁ?もしかしてまた那珂さんが…」トロン

    「もう!立派なレディーは朝からシャキンとしないといけないのよ!」

    「…と言ってる本人も寝癖でアホ毛が立っているけどね…」

    「いいから!パジャマでいいから!食堂横の掲示板に早く!!大ニュースよ!!!!」

    431 = 1 :


    食堂横の掲示板にはすでに多くの艦娘が押しかけ、皆が食い入るように張り出された一つの紙を見ていた。


    『本日から無期限で任務全休止のお知らせ

    本鎮守府の提督を大本営が事情調査を行うため全任務の一時中止を命じる。
    嫌疑
    ・艦娘への暴行並びに性的暴行
    ・恐喝、無茶な任務の数々
    ・軍資金の横領、その他不正行為

    以上のことをもって事実関係がもし本当ならば、誠に遺憾であり本鎮守府の提督は提督としてふさわしくなく辞任を命じられる予定。

    後任の提督の着任があるまで、本鎮守府の任務は一時全て停止する。 憲兵』

    432 = 1 :


    金剛「うそ…」

    伊19「そんな…」

    加賀「」拳握りしめ…

    艦娘達は皆、うつむき。
    唇を噛み締め、そして。

    『やったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!??』

    喜びを大爆発させた…!!!!

    「やったわ…!とうとうあのクソ野郎がいなくなるのね!!!!」

    隼鷹「酒だ!!酒を持ってこい!!!こんばんは宴だああああ!!!!」

    鳳翔「腕によりをかけてご飯を作りましょう!!今日はパーティーです!!!」

    「何をしているの!?鎮守府の飾り付けをしなきゃ!!!みんないくわよ!!!」

    433 = 1 :


    不知火「」

    天龍「」

    龍田「」あらあら…

    青葉「」うそ…

    明石「」そんな…

    瑞鶴「」←開いた口が塞がらない

    五月雨「ッ!!?」ダッシュ!!

    434 = 1 :


    ー司令室ー

    五月雨「ッ提督!!これはどういうことですか!!どうして何も言ってくれないんですか!!開けてください提督!!!!」扉バンバンッ!!!

    龍驤「んお?五月雨!こんなめでたい時に何してるんや?」

    五月雨「ッ提督は!!ッ提督は今どこに!!?」

    龍驤「わわわ…なんやなんや!?…えと、今日の朝めっちゃ早くに憲兵に連れられて出て行ったらしいで。…夜更かししていた川内がたまたま見かけたんやと」

    五月雨「…ッ!?」ダッシュ!

    龍驤「おい!五月雨!…どうしたんや…?」

    435 = 1 :


    五月雨(どうしてなにもいってくれなかったんですか!?どうして何も言わずに出ていくんですか!?どうしてどうして…!!?)

    五月雨「ひゃう!?」ボスンッドテ

    龍田「あらあら…。廊下は走っちゃダメよぉ~五月雨ちゃん」

    五月雨「ごごごごめんなさい龍田さん!?」

    龍田「いいのよぉ…五月雨ちゃんこそ大丈夫?」

    五月雨「は…はい…!」起き上がり

    龍田「…ふふ、五月雨ちゃんも天龍ちゃんも、みんな慌てすぎよ」

    五月雨「ッ!?」

    龍田「あの人は気づいてしまった子のフォローを何もせずに出ていくようなクソ提督ではないわ…。あなたにしかわからない、何かを残してくれているはずよ…?」

    五月雨「ッ龍田さん…まさか知って…」

    龍田「ほら、早く探してきなさい」

    五月雨「ッ!」ダッシュ!

    龍田「ふふ…これでいいかしら?テートク?」

    436 = 1 :

    食堂前の廊下

    天龍「くそっ!?くそったれ!!!どうしてこんなタイミングでいなくなるんだよ!!!俺はまだあいつに、何も…!!!」

    不知火「」グスッエグっ…

    瑞鶴「しし…不知火ちゃん、落ち着いて…!」

    天龍「ッ!?」

    天龍(…ッ落ち着け!…俺が動揺してどうする!!…考えろ、俺は、何をするのが最善か…!!)

    瑞鶴「…五月雨ちゃんも走って行っちゃうし…どうしよ…」オロオロ

    天龍「くそ!?考えても拉致があかねえ!!!とりあえず司令室に行くぞ!!!!」

    437 = 1 :


    食堂内

    青葉「だから皆さん!!!聞いてください!!!」

    明石「そうです!!皆さん!!聞いてください!!」

    武蔵「いや…聞けも何も…。悪い冗談にもほどがあるぞ?…あいつがいいやつだなんて」

    青葉「本当なんです!!」

    明石「お祝いなんてしてはいけません!!このままあの人に何もせず別れたら…!!私たちは後で死ぬほど後悔します!!!」

    「本当に大丈夫?あんたたち…。あのクソ提督に洗脳でもされたんじゃないの??」

    青葉&明石『されてません!!!!!』

    438 = 1 :


    時雨「あの人がいい人だったら、ヒトラーだっていい人だよ」

    夕立「あの人がいい人なんて…ちょっと想像できないっぽい…」

    川内「…青葉が夜中に廊下を走ってた理由はこれか…」ボソッ

    金剛「なんにしろあのdustが榛名を沈めたのは事実death!!絶対にゆるせないdeath!!」

    ワイワイガヤガヤ!!

    明石「あー!!!っもう!!!拉致があきません!!!…疑う人はみんな私と一緒に視聴覚室に来てください!!!…司令室を盗撮録音した記録全部見せてやります!!!」

    青葉「司令官を見るのも嫌だという人は青葉について来てください!!…きっとまだ司令室にあれが残っているはずです…!!!」

    武蔵「ついてこいって言われてもなぁ…」

    加賀「そんな荒唐無稽な話、そもそも信じる価値も…」

    川内「…私は行くよ」

    武蔵「…川内?」

    439 = 1 :


    川内「…私だって信じられないし、本当だとしても今までのこと許す気はないけど…。…仲間が言うなら、話を聞くくらいならいいかなって…」

    赤城「私も付いて行きます」

    加賀「赤城さん!?」

    赤城「…実は前から思っていたんです。…あの提督の暴言は…どこか中身が空っぽだと…。あの人の言う言葉は…いつも何か裏があると…」

    加賀「ぐっ…赤城さんが言うなら私も行きます…」

    青葉「ではみなさん!付いてきてください!」

    明石「映像を見たい人は私に付いてきて!!」

    440 = 1 :


    五月雨「…」

    耳をすます。
    裏庭の角に立つ五月雨の耳に携帯の着信音が遠くから聞こえる。
    着信音が聞こえてくるのは木下の木陰のベンチ。

    …提督から携帯を受け取った私の思い出のあの場所だ。

    総督から譲り受けたらしい二つの携帯。
    その片方を提督が私に渡してくれた思い出の場所。

    五月雨「ッ…!!」

    駆け寄る。
    ベンチの下の芝生の上に、果たして黒い無骨なガラケーは落ちていた。

    ベンチに腰掛けながら、それをゆっくり拾い上げる。

    手元の自分の青い携帯の通話ボタンを着ると、黒い提督の携帯の着信音も止んだ。

    五月雨「ッていとく…」

    もし自分に宝物は何かと聞かれたら…
    私は真っ先にこの携帯をあげるだろう。
    連絡先も登録先も提督一人しかいない、私の青い携帯。

    幾度となく優しい提督と語り合った青い携帯。

    開くとホーム画面には笑顔の私と苦笑する提督のツーショットが映し出させれる。

    441 = 1 :


    五月雨「…失礼します」

    提督の黒い携帯を開き息を飲んだ。
    提督のホーム画面には、お茶を運んで笑いかける私が写っていた。
    いつの間に撮られたのか、いつの写真なのか…。

    五月雨「もう!…これは盗撮ですよ…!」

    そう言いながらも私の顔は笑顔だった。
    提督の携帯を操作し、何かないか探す。

    …驚いたことに、提督の携帯には私の連絡先と大本営の連絡先、あと憲兵さんの連絡先しか入っていなかった。

    そのことになぜかホッとしてる自分に気がつき、頬を赤く染める。

    五月雨「…あっ…未送信メール…」

    しばらく慣れない手つきで、自分とは機種の違う提督の携帯を触り気づく。
    メールの未送信フォルダの中にある、一通の未送信のメール。
    宛先は私。

    私は緊張しながらメールを開いた。


    442 = 1 :


    五月雨へ
    まず、このような回りくどい方法になってしまったことを謝らせてほしい。
    何度も五月雨に伝えようと、何度もこのメールを送ろうとしたが、君の顔がよぎるたびに心苦しくなり結局最後までメールを送ることができなかった。

    …ちゃんと君はこの携帯を見つけてくれるだろうか…?

    …いやきっと君ならきっと見つけてくれると信じ、話を続けよう。

    443 = 1 :


    …私はある目的を持ってこの鎮守府に訪れた。知っての通り、艦娘同士の間に絆を結ばさせるため、砕けて言うなれば、仲間、同志にさせるためにここへきた。

    …そして君のサポートのおかげで、私はこの大きな目標をとうとう達成することができたと思う。

    第六駆逐艦隊は喧嘩をしなくなった。
    いつも他人を突き放していた天龍が誰かをかばった。
    五航戦を目の敵にしていた加賀が積極的に指導を行うようになった。
    いつも戦いに飢え戦闘狂と言われた長門と陸奥は、温厚で暖かい頼れる先輩になった。(はずだ)

    …その他あげればキリがない。
    君たちは確かに、一つの家族としてまとまったと思う。

    444 = 1 :


    これはめでたいことだ。
    嬉しいことだ。
    この結果を私はこの上なく誇らしく思う。

    …そして。
    これにて私の任務は終了した。
    絆で結ばれた君たちに、もはやクソ提督は必要ない。
    今の君たちなら前任の提督のような優しい人物が訪れても、喧嘩や争いになることはないだろう。

    …私の役目は終わったのだ。

    私はここを去る。
    後任の提督は安心してほしい。しっかり私が見定めた、いい奴を送るつもりだ。

    …ありがとう。
    五月雨なしでは、私はきっと何もできなかった。
    君のおかげで私はここまでこれた。
    …ありがとう。
    これからも強く、たくましく、生きてほしい。
    君なら私がいなくてもできるはずだ。

    …天龍、瑞鶴、不知火にも伝えてくれ。

    たくましく生きてほしいと。
    君たちの武功と武運を遠くから祈っていると。

    君たちとの出会いは私の一生の宝だ。
    …もちろん、君たち以外の艦娘との出会いも。

    ありがとう。
    こんな別れになってしまってすまない。
    またいつかどこかの海で。

    445 = 1 :


    五月雨「ほんっと…大馬鹿野郎です…。携帯、持っていてくれても良かったじゃないですか…。そしたらいつでも連絡が取れなのに…」

    五月雨「ほんっとに勝手すぎます…クソ提督ですよ…!。自分だけ満足して帰っちゃって…!!」

    五月雨「私はまだ、私たちはまだ、何もあなたに伝えれてないのに…!!!」

    五月雨「ッこんな別れは神様が許しても私が許しません!!!」

    五月雨「見ていてくださいね…!提督…!」

    446 = 1 :


    ー司令室扉前ー

    天龍「ッかー!?ダメだ開かねぇ!!」

    不知火「いっそ、ぶち抜いてしまいましょうか?」←赤くはれた目

    瑞鶴「だっダメよ!?そんなことしらめちゃめちゃ怒られるわよ!?」

    不知火「その怒る人がもういないじゃないですか…」グスッ

    天龍「ッーーー!わぁーったよ!!天龍様の剣でこんな扉ぶった切って…!!!」

    青葉「その心配には及びません!!」シュタッ

    瑞鶴「ッ青葉!?」

    青葉「ちょっと前を失礼。私のピッキング技術を持ってすれば、この程度の鍵ちょちょいのちょいです!」

    天龍「てめ、青葉何しにきやがった!?」

    金剛「面白いものを見せてくれるソーですヨー」

    霧島「…」

    比叡「…」

    加賀「ふん」

    赤城「開きそうですか?」

    電・雷・響・暁『…』

    不知火「皆…さん…」

    447 = 1 :


    青葉「私が連れてきたんですよ。…このまま、みんなが司令官を誤解したまま別れたら、絶対に後で後悔するって…」

    天龍「ッ!!?青葉!お前もまさか気づいて!!?」

    青葉「よっと、さて開きました。…いやーさすが司令室。この青葉をこれほど足止めするとは…。おそるべし…」

    瑞鶴「いやあんたが一番恐ろしいわよ…」

    青葉「では入りましょう。きっと司令官も中に私たちが入ってくることは想定してないはずです。…運が良ければここで全部分かります…!」

    448 = 1 :


    視聴覚室

    明石「はいはい!空いてる席から着席していってください!前に詰めて詰めて!」

    明石「動画の内容は45分です!!これを見た後、私に石を投げるなりなんなりしてください!!」

    明石「皆さん着席しましたか!!よく目ん玉見開いて見てくださいね!」

    明石「私たちの本当の提督の姿を!!」

    449 = 1 :


    司令室

    「なんだか不思議な気分なのです…」

    「…そうね、あいつがいない司令室ってちょっと新鮮かも…」

    「こうやってゆっくり中を見渡すことなんて初めてかもね…」

    「…こうしてみると、飾りっ気のない、つまらない部屋だね」

    青葉「さーてガサ入れです!何としてもあの日誌みたいなノートを見つけてやります!」シュパッ

    瑞鶴「記録ファイル…へぇ…こんなのあったんだ…」

    赤城「この本棚の本…タイトルは奴隷調教とかろくなものではないのに、中身は真面目なものばかりじゃないですか…。カバーを付け替えていたんですね」

    天龍「効率的な艦隊の運用法…。頼れる上司の部下への接し方…はぁ…」

    「てっきりエロ本ばかりだと思ってたわ」

    「なのです」

    瑞鶴「うぇっ!?ちょっこれどういうこと!!?」

    450 = 1 :


    「どうかしたのですか…?」

    瑞鶴「いや…その、この記録ファイルって言うところの中身に、ここの鎮守府に着任する前の提督の顔写真とプロフィールがあるんだけど…」

    「へ…えええええ!!??ちょ、超イケメンじゃない!!???」

    「…いやこれは別人だろう。…さすがにこれは…」

    青葉「いやでも確かによくみると面影ありますね。…なるほど納得いきました…」

    加賀「何がですか?」

    青葉「やたらジャンクフードを食べて、頭の一部を髭剃りで剃ってた理由ですよ。不衛生な見た目を演出して、私たちに嫌われやすくしていたんですね…」

    瑞鶴「そうそこよ。私たちに嫌われて、あいつになんのメリットがあるって言うの?…それがずっと疑問だったの…」

    青葉「…まぁ見ていたらきっと分かりますよ」


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