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    元スレ青葉「司令官の乗った船が沈没して一週間……」

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    251 = 1 :

    なかなか嫁が来なくてもうそろそろ本気でネタが尽きてきた

    もう(安価でネタ用意しても)良いよね?
    一回だけ! 一回だけ試しにやってみるだけですから!


    ↓1 今回のドッキリ内容(やり過ぎは安価下)

    252 :

    朝起きたら提督が同じ布団の中に居る

    253 :

    今回の吹雪みたいなヤンデレ…?というか冷静キャラになるのホント好き

    254 :

    青葉「今回の相手は龍田さんにしましょう!」

    提督「なるほど。死ねと」

    青葉「アハハーそんなそんな。今回は安全なドッキリにしませんか?」

    提督「安全なドッキリとは?」

    青葉「寝て起きたら横に司令官がいた!? とか」

    提督「全力で地獄に向かってないか?」

    青葉「そんなことないですよーやだなー」

    提督「…………やってみるか、それ」

    青葉「え?」

    提督「いや、安全かはともかく。面白そうじゃないか?」

    青葉「…………司令官、本気で言ってます?」

    提督「人間は失敗から成功する生き物だ。大井や衣笠に逆襲された過去を忘れずに、逆にこちらから攻勢をかけるくらいのつもりで挑むべきだ」

    青葉「…………はー」

    提督「それでは、早速準備をするか」

    255 = 1 :

    青葉「龍田さん、こんにちは。お隣よろしいですか?」

    龍田「あら~? 珍しいわね、青葉さん」

    青葉「そうですねー。最近調子はどうですか?」

    龍田「あらあら~心配してくれてるのかしら。ありがとう、私も天龍ちゃんも大丈夫よ~?」

    青葉「みたい、ですね」

    龍田「うふふ……青葉さんはここ最近、危うい子達の様子を見ているみたいね~。どういう心境の変化があったのかしら?」

    青葉「いやぁ……私も、この鎮守府の為に頑張らないといけないと思いまして。このままだと……」

    龍田「そうね~。提督の遺した傷痕は、大きすぎたわ」

    青葉「……。(うう、今更ながら龍田さんと話すと緊張が……)」

    提督「(俺がいなくても龍田と加賀いればなんとかなる。そう思ってるほどに頼りにしている奴だからな)」

    龍田「でも、私もまったく平気というわけじゃないのよ~? 愛する人に先立たれる不幸……なかなか個人でどうこうできることじゃないもの」

    提督「(あ、愛する? え?)」

    青葉「そうですよね……でも、きっと司令官は帰ってくるって、信じましょう」

    龍田「……そうね~」

    提督「(……俺って存外、モテていたのだな……龍田は流石に分からなかったが……)」

    青葉「(うるさいですよ司令官)」

    青葉「……ごちそうさまでした! 龍田さん、しばらく大変でしょうけど、頑張りましょうね!」

    龍田「えぇ。青葉さんもね~?」

    256 = 1 :

    青葉「(……任務成功です。龍田さんの食事の中に、かなり強めの睡眠剤を入れることに成功しました)」

    提督「(よくやった。なんでそんなものを持っていたとかは不問にしてやろう)」

    青葉「(さて、ここで少し待ちましょうかね……。……出てきました)」

    提督「(様子はどうだ?)」

    青葉「……ん……(少し眠そうにしてますね……それでは声をかけてきます)」

    青葉「ん? 龍田さん、大丈夫ですか?」

    龍田「あら~? 青葉さん? 私は大丈夫よ~?」

    青葉「あの……眠そうだったので。足取りも少し危うげなので、大丈夫かなーと!」

    龍田「……そうかしら~? 少し、疲れが溜まっているのかも~?」

    青葉「それでしたら、少し休んではどうですか?」

    龍田「う~ん……そうしようかしら?」

    青葉「はい! 辛いときはゆっくりすると良いと思います!」

    龍田「そうね~……ん~……」ウト……ウト……

    青葉「あらら……肩につかまってください」

    龍田「ごめんなさいね~……」

    青葉「…………………………。(よし、寝ましたね。このまま司令官のベッドに直行しますので準備をお願いします)」

    提督「(………………。まるでこれから憲兵の世話になりそうなことをするみたいだなこれ)」

    青葉「(言っておきますけど。手を出したら加賀さんと金剛さんと吹雪さんと伊号の全員にばらしますからね)」

    提督「(間違いなく、二度と外の空気は吸えなくなりそうだな。安心しろ、部下に手を出すほどの鬼畜ド外道ではない)」

    257 = 1 :

    提督「よく眠っているな、龍田。寝ている時ならとても可愛いと思うのだが…………。………………。…………」ガタガタガタガタ

    青葉「し、司令官……?」

    提督「ハッ! 過去のトラウマが……いや、なんでもない……」

    青葉「あ、はい……。よいしょと。……本当に手を出しちゃダメですからね?」

    提督「信用ないな……」

    青葉「信用してない訳じゃないですけどね。ただ司令官も男性ですから」

    提督「大丈夫だ。………………大丈夫だ」

    青葉「……まぁ、いいですけど。おそらく五時間後くらいには目を覚ます筈なので、そのあとはよろしくお願いしますね?」

    提督「了解」

    258 = 1 :

    提督「……さて。龍田と同じベッドで寝ている訳だが。…………絵面的には非常に不味いなこれ」

    提督「やましいことがあるわけではないが……」

    龍田「…………ん…………」スゥ……スゥ……

    提督「…………本当に、こうしてみると可愛い少女のようだな龍田。この可愛さの半分でも普段から見せてくれれば、俺もお前相手を見るたびにトラウマを呼び起こすこともなかったのに……」

    龍田「……提…………とく……。行かないで…………」グス

    提督「……またベタな寝言を……」

    龍田「……一人で、行かないで…私も……!」ギュッ

    提督「……。すまんな、龍田」ギュゥ

    259 :

    ええな

    260 :

    これだよこれ、こういうのでいいんだ

    261 :

    龍田はいいぞ

    262 = 1 :

    龍田「…………ん…………? あら~……私、いつの間に…………」

    提督「起きたか龍田。よほど疲れていたみたいだな」

    龍田「………………あ……?」

    提督「目覚めは良さそうだな。変な時間に寝たみたいだが、夜は大丈夫か?」

    龍田「提督……?」

    提督「あぁ」

    龍田「夢……そう、夢ね。……残酷よね~、そうやって、夢にまで出て私を苦しめるんだもの」

    龍田「ねぇ、提督……」キュ……

    龍田「夢なら…………醒めないで……」

    提督「醒めないぞ。ほら、起きろ龍田」パチパチ

    龍田「あ……あら~……? て、提督……?」

    提督「提督だよ」

    龍田「…………な、なんで……ここに?」

    提督「……なんでだと思う?」

    龍田「…………全部夢だった、とか~……?」

    提督「…………お前に会いたかったからだよ、龍田……」スッ

    龍田「え、あの……て、提督!? か、顔が!!」

    ドンッ! ドスンッ! ドカンッ!!

    金剛「ヘーイテイトクゥー! それ以上やるならゴートゥヘェールネー!」ジャキッ

    加賀「鎧袖一触よ。問題ないわ」スッ

    衣笠「流石にねー」ガチャン

    提督「………………じ、上官に銃口を突きつけるなど……」

    青葉「はい?」

    提督「調子に乗った、すまん」土下座ッ

    263 = 1 :

    龍田「……なるほど~? 提督……うふふ」

    提督「悪いのは全て青葉だ。俺は悪くない」

    龍田「……そうかしら~? 弱った乙女に迫るなんて立派な犯罪者じゃない、ねぇ?」

    青葉「そうですねー。ちょっと無いですね」

    提督「………………。ちょっとしたお茶目心というやつだ。実際にキスしたりするわけがないじゃないか」

    龍田「…………ふ~ん?」

    提督「どう答えても道が無いじゃないか! 助けてくれ! 俺も悪かった!」

    龍田「………………それならね~……」チュ

    提督「ぬぁ!?」

    龍田「……もう、どこにも行かないでね?」

    提督「……あ、あぁ……」

    龍田「……そ、それじゃあ私は行くわね~!」タッタッ

    提督「………部下からされるキスなら、不問だろう、なぁ?」

    加賀「そんなわけないでしょう。……さぁ、覚悟は良いかしら」

    提督「………………………………不幸だ」

    264 = 1 :

    提督「……今回は調子に乗りすぎたと反省している。以後、気を付ける」

    青葉「つーん」

    提督「龍田が可愛かったからからかいたくなったんだよ!」

    青葉「は?」

    提督「なんでもないです」

    青葉「次の子に行きましょうか」

    提督「はい」

    ↓1 次の艦娘

    265 :

    妙高

    266 = 1 :

    ここまでにしておきます

    268 :

    おつー!ドッキリ内容を提案してよかった!

    269 :

    これは素晴らしい

    270 :

    青葉「妙高さんにしましょう」

    提督「妙高か。なんでもそつなくこなす奴だな。…いつも一歩ひいたところにいるから、なかなか印象に残りにくいものの、あいつに助けられたことは数知れん」

    提督「妙高は元気か?」

    青葉「元気は元気ですね。ただ、最近はよくお酒を飲んで酔いつぶれているところを度々発見されています」

    提督「なに? 妙高が? 足柄ではなくか?」

    青葉「はい。嫌なことを忘れるようにグイグイ飲んでいるとのことです」

    提督「ふむ……仕事で何かあったのか?」

    青葉「そんなんだから次々と艦娘たちを病ませていくんですよ?」

    提督「!?」

    青葉「ふむ……時間的にもいい頃合いですし、鳳翔さんのお店に行ってみますか」

    提督「あ、あぁ……頼んだ……」

    271 :

    たまにはくっそざまあ!死んだワロタみたいな艦娘もみたい

    272 :

    そう言い放って泣き崩れる漣

    273 = 1 :

    ガララ

    青葉「こんばんはー」

    鳳翔「あら? 青葉さん、いらっしゃい。珍しいですね、青葉さんが来るなんて」

    青葉「いやぁ……取材の一環ですよー」チラチラ

    青葉「(対象発見。一人で飲んでいるみたいですね)」

    提督「(足柄や羽黒はいないのか)」

    青葉「(ですね。接近してみます)」

    青葉「こんばんは。妙高さん?」

    妙高「………………青葉さん……? 何か、用……ですか……?」

    青葉「(うわぁ……見事に出来上がってますね)」

    青葉「いえ……最近荒れていると聞きまして……様子を」

    妙高「青葉さん!!!」ドンッ!

    青葉「ひう!?」ビクッ

    妙高「………………飲まないんですか……?」

    青葉「え……あ、その、今日は」

    妙高「お勤めご苦労様です! ふふ、あはは!」ケラケラ

    青葉「(う、うわぁ……)」

    提督「(こういうところ、流石姉妹というべきか……酔い方のめんどくささが同じ方向だ)」

    青葉「その……司令官のことが心配なのは分かりますが……あまり飲みすぎは」

    妙高「……提督なんか、知りません……」グス

    妙高「私たちには「無事帰還しろ。それ以上のことは基本的に求めない」とかなんとか言ってるくせに、自分のことは棚上げですかそうですか!!」ドタバタ

    青葉「あ、あの落ち着いて……」

    妙高「だいたいっ! 私だって提督をお慕いしているのにっ! 「妙高は良くできた姉のようだ」だとか「どこに出しても恥ずかしくないな」だとか! 冗談ではないかは余計にたちが悪いんですよっ!」

    274 :

    妙高は普段しっかりしているからなぁ

    275 :

    なにこの妙高さん可愛い

    276 :

    青葉「あーあー! 落ち着いてください!」

    鳳翔「大丈夫ですか?」

    青葉「あ、お水ください! もー、妙高さん! お酒はそろそろやめにして……」

    妙高「いやです! 飲まずにはいられませんっ! 提督バンザーイ!」アハハ

    青葉「ダメですってば! ほら、お水を飲んで……もう帰りましょう妙高さん!」

    妙高「んっ、ん……ぷはー…………。…………帰る……」ガタッ

    青葉「え!?」

    鳳翔「いつものことですから大丈夫ですよ。お金は全部提督の方に回しているので、帰ってきたときに払ってもらいますから」ニコ

    提督「(な、なに!?)」

    青葉「(女の子をいっぱい泣かしてるんですから、それくらい覚悟しておいてくださいってことですよ、ふふ)」

    提督「(安くはないな、女の涙は……)」

    277 = 1 :

    妙高「………………」スゥ……

    青葉「妙高さーん! もー! こんなところで寝ちゃダメですってー!」ユサユサ

    妙高「…………提督……。提督!」ガバッ

    青葉「わっ!?」

    妙高「……提督? …………そう、夢……夢ね」

    青葉「妙高さん……司令官は、もう……」

    妙高「……。私、ダメな女ですね……こんな……意味がないって、分かってるのに……それでも、いつか、提督が叱りに来てくれるんじゃないかって……期待してるんです……」

    青葉「…………」

    妙高「ずっと私、真面目にやろうとしてましたから……こんな風に、お酒を飲んで酔い潰れて……」

    青葉「妙高さん……」

    妙高「どこにもいない提督に、心配されようとこんな馬鹿なことを繰り返して……ぐす……。ごめんなさい……青葉さん……もう、やめますから……もう……」

    青葉「とりあえず、部屋に戻りましょう? 風邪をひいちゃいますよ、ほら肩に掴まって……」

    妙高「ええ……ありがとう……」

    ガチャ……

    278 = 1 :

    提督「おかえり。妙高、派手にやっているようだな」

    ……………………

    妙高「……………………てい……?」

    提督「あぁ。元気そうだが、周りに迷惑をかけるのは感心しないな。まぁ、お前の場合迷惑をかけなさすぎて逆に心配していたが……羽黒にも言えることだが、なにか思っていることがあったら素直に言ってくれて構わないぞ。俺も、お前にたいして失礼なことを言ってしまっていたようだしな」

    妙高「提督……提督っ!」タタッ! バッ!

    提督「おっと……。……寂しい思いをさせていたようだ、すまん妙高」ナデナデ

    妙高「はいっ……私……寂しかったです……!」ギュゥ!

    提督「……妙高。俺は、恋だの愛だのには無知だ。相手の想いを、親しくしてくれている以上に思うことがなかなか難しい。お前が俺を慕ってくれていること、素直に嬉しく思う。だが、俺は提督で、お前は艦娘だ。……許してくれ」

    妙高「いいんです……私は提督のお側にいられるだけで、とても嬉しいんです……でも……愛しています、提督っ!」

    提督「ありがとう」

    青葉「……………………。提督と艦娘と言っておきながら、何人かに好きにされていましたよね?」

    提督「あれはその……名目上は襲われたということでだな……」

    妙高「……。襲ってしまっても……よろしいでしょうか……?」チラ

    提督「なっ……いやその……そ、その上目遣いはやめてくれ……(く、妙高が可愛すぎる……!)」

    妙高「ふふ。冗談です♪」

    提督「……お前のそれは、とても危険だな……控えてくれると心臓が助かる」

    妙高「あれ? そういえば、何故提督はここに……?」

    279 = 1 :

    妙高「んもぅ! なにをしてるんですか提督は! 青葉さんも!」

    提督「面目ない」

    青葉「ごめんなさい」エヘヘ

    妙高「帰っているなら帰っていると……んもぅ! 馬鹿っ!」ポカポカ

    提督「あいたたた! すまん許してくれ!」

    妙高「……。無事に帰ってきてくれたから、許します! でも、もう……心配かけないと、誓ってください! 良いですね!」

    提督「あ、あぁ誓って。もうみんなに心配はかけない」

    妙高「……はぁ……あんなに悩んでたのに……私が馬鹿みたいじゃないですか……」

    提督「すまん。もう少しやったら、やめるから」

    妙高「まだやるんですか……? 仕方の無い人ですね……」

    提督「いや、これがなかなか。普段見れない、言ってくれない本音とかを聞けるのが貴重な体験でな。お前の本音も聞けた、これもうれしいことだ」

    妙高「ッッ」///

    妙高「もう知りません!」タタタッ

    280 = 1 :

    提督「…………っはぁ……妙高ってあんなに可愛いやつだったんだな……」

    青葉「惚れました?」

    提督「惚れ直した」

    青葉「ほんっと、いつか刺されますよ?」

    提督「……なるべく控えるよ」

    青葉「さて、今日はこれくらいにしましょうか。夜も遅いですしね。また明日……ってことでいいですか?」

    提督「そうだな……どうせ暇だ、とことんまで付き合おう。なるべく早く終わらせてしまいところだし、心労をかけている艦娘には悪いが……終わった頃には俺の私財が空になることまでは覚悟した」

    青葉「それだけで済むかな……ま、分かりました」

    ↓次の艦娘

    281 :

    筑摩

    282 :

    可愛い人だなあ

    283 :

    青葉「おはようございます! 筑摩さん!」

    筑摩「え? あ、おはようございます……?」

    青葉「はい! 最近、調子はどうですか?」

    筑摩「調子ですか? ええと、それなり……です」

    青葉「そうなんですかぁ! ところで」ズイ

    筑摩「えっ!?」

    青葉「ちょっと、お話ししませんか?」ニッコリ

    筑摩「お、お話? はい、分かりました……」

    青葉「ここじゃあれなんで、こちらへ……」グイッ

    筑摩「えっ! わわ!」

    ………………ドンッ

    筑摩「あ、え!?」

    青葉「………………。今日、新しい司令官が来るのは知ってますよね?」

    筑摩「え? あの……は、はい、一応……」

    青葉「どう思います?」

    筑摩「ええと……利根姉さんは、怒ってましたけど……」

    青葉「あなたがどうか、という話ですよ」

    筑摩「私は……でも、提督がいないのは問題ですし……」

    青葉「………………提督が…………提督が戻って来るまで待つ気はない、と?」

    筑摩「て、提督が帰ってくるまでは、臨時で指揮を執ってもらう人がいるべきとは、思っています!」

    青葉「……臨時……そう……」

    筑摩「………………でも、提督は必ず帰ってきますから……ね?」

    青葉「……ウラギリモノ……」

    筑摩「………え?」

    284 = 1 :

    ~回想~

    提督「おはよう青葉。今日もやるんだよな? 誰を相手にするんだ?」

    青葉「おはようございます! 本日は筑摩さんを相手にしようかと!」

    提督「筑摩か。そうか」

    青葉「おや? どうしました?」

    提督「いや。筑摩のことだから、俺の心配よりは周りの心配に終始してそうだと思ってな」

    青葉「流石は司令官。よく見ていますね、その通りですよ。確かにショックを受けている所もありましたが、鎮守府が崩壊しないようにすることにひと役買ってくれました」

    提督「だろう。さて、問題はどう筑摩をハメるかだ……「(提督)」……ん?」

    加賀「(おはようございます。起きていますか?)」

    提督「(あぁ。どうかしたか?)」

    加賀「(本日ヒトマルマルマル、臨時の提督が到着されます。まだお遊びは続けていて?)」

    提督「(……そう言えばそうだったな。流石にこのまま隠れている訳にもいかんか。分かった、執務室にいるから準備を頼む。青葉、筑摩のことは任せた)」

    青葉「(あ、はい。分かりました!)」

    ~回想終了~

    青葉「(ということで青葉、現在一人で任務遂行中ですが……はてさて。筑摩さんを追い詰めるにはここからどうしますかね。今回は司令官の助力も得られませんし)」

    筑摩「う、裏切りってどういうことですか?」

    青葉「……裏切りは裏切りですよ。本当はそんなこと、少しも考えてないくせに」

    筑摩「……ッ!」

    285 :

    青葉「本当は、「次に来る提督と皆は上手くやれるか?」とか「姉さんは次の人と仲良くできるか?」とか、そんなこと考えてるんですよね?」

    筑摩「……それは」

    青葉「裏切り者。あなたは裏切り者です。司令官のことなんて無かったことにして、さっさと次に行こうとする……」

    筑摩「……当たり前です! 提督はもうここにはいないんです! このままどうしても、上は新しい提督を着けます! どうしようもないことじゃないですか、それは!」

    青葉「……………………」

    筑摩「いつまでも、過去にはすがっていられないんです。私は……利根姉さんの為に……姉さんが愛した提督の為に……先に進みます」

    青葉「…………許さない。司令官を……過去にするなんて!!」バッ!

    筑摩「きゃぁ!? あ、青葉さん!! やめて……っ!」ググッ

    青葉「殺す……司令官を殺すやつは……全員!!」ググゥ!

    筑摩「だ、誰か……!! 姉さん……!!」

    ガチャ……

    イク「………………」

    筑摩「い、イクさん! 青葉さんを止めて……」

    イク「…………イク。提督が大好きなの」

    筑摩「…………え?」

    286 = 1 :

    イク「だから……イク。提督の邪魔になるものは、全部壊すつもりなの」

    筑摩「い、イクさん……?」

    イク「筑摩が……提督を消そうとするなら……先に消すのね。それが……提督の幸せなの……」スッ

    筑摩「あ……あ……!」

    ガチャ……

    金剛「………………」

    筑摩「!? こ、金剛さん! た、助け」

    金剛「……テイトクは帰ってくるネ。なんでテイトクの居場所を……奪おうとするのヨ?」

    筑摩「そ、そんな……」

    金剛「テイトクから何かを奪うなんて、そんなの許せないネ。だから……もう、いらないヨネ?」スッ

    筑摩「い、いや……こ、来ないで……!」

    ガチャ……

    あきつ丸「…………いらない人には……消えてもらうであります……」

    ガチャ……

    衣笠「そうね……消さないと……」

    ガチャ……

    初月「…………もう……」

    ガチャ……

    大鯨「消さないと……」

    筑摩「ひ、ぃ……! こ、ない、で……」

    ガシ……ぐい……

    筑摩「あ…………あ……!」

    青葉「せーのっ!!」

    287 = 1 :

    ……………………

    筑摩「………………?」

    青葉「…さぁ、今の気持ちを一言! 全身を掴まれて、今何を考えましたか!」

    筑摩「ふぇ……? え、あの……と、利根姉さんのことを……」

    青葉「ありがとうございました! はいこれ!」

    筑摩「ど……っき……!?」

    金剛「ごめんネ! 今ちょっとテイトク忙しくて!」

    あきつ丸「ドッキリに参加するのは初めての体験ではありましたが、しっかりとドッキリさせられたのか不安であります!」

    大鯨「私がやられたらと思うと怖かったから、大丈夫だと思いますよ」

    筑摩「ええ!? あの、え!? な、なんですかこれ!?」

    青葉「実は……」

    かくかくしかじか

    筑摩「……て、提督が帰って!?」

    青葉「今回司令官の助けを得られなくて不完全燃焼になってしまいましたねー。いやはや、まだまだ司令官には敵いませんね」

    イク「もっと時間をかけて、お化け屋敷みたいにすればよかったの!」

    初月「もうそうなると提督は関係無いな。それはそれで面白そうではあるけど」

    筑摩「……うう……事情は分かりましたけど、ほ、本当に怖かったです……」

    青葉「いやーごめんなさい! あとで司令官がなんでもしますから許してください!」

    筑摩「あ、あの……利根姉さんには……」

    青葉「まだ内緒にしてもらえるとありがたいです!」

    筑摩「………………」orz

    288 = 1 :

    その頃、執務室

    提督「……久しぶりだな、女提督」

    提督「そうですね。思ったよりは元気そうで」

    提督「まぁな。遭難程度でくたばれんさ」

    提督「そうですか」

    提督「さて。と………まずはようこそ我が鎮守府へ。臨時として一月、提督業を任せることになるが問題はないな?」

    提督「ええ、大丈夫です。問題ありません」

    提督「そうか。ならいい」

    提督「…………提督中将。こちらをご覧ください、元帥からです」

    提督「元帥………………(ぺら)……ふむ」

    加賀「………………」

    提督「…………なるほどな。つまり、お前は元々その為にか」

    提督「…………」

    提督「悪いが断る。ただでさえ今は鎮守府内が混乱しているからな。その上で俺が上に行けば、もっと酷いことになるのは明白だ」

    提督「反乱分子は今のうちに解体処分にしてしまえばいい。当然のことでは?」

    提督「…………なに?」

    提督「中将がここを離れられないのは、ここの艦娘たちの影響でしょう。上は、あなたが艦娘に肩入れし過ぎていることに不安を感じています」

    提督「不安か。勝手に感じていろ、という話だな、俺からすれば」

    289 = 1 :

    提督「中将の鎮守府は、様々な活躍を見せてきました。誰もが到達し得なかったところまで到達し、今もなお最前線で戦っています。ですが……」

    提督「理解しているよ。この鎮守府には艦娘が多すぎる。他の鎮守府に比べ、我が鎮守府の保有艦娘数は約15倍だ。それも、他に回された艦娘の殆どが我が鎮守府出身ともなれば、疑いをかけられて当然だろう」

    提督「それが分かっているのでしたら」

    提督「だがな。そんなくだらない噂で俺がここを離れ、艦娘がバラバラになり、この戦線を維持できるとは思えんが? 後釜がお前では無理だろう。艦娘を解体するなどと寝言を簡単に吐けるお前にはな」

    提督「それはどうでしょう? 私は適性検査で中将、あなたよりも優れた成績を出しています。他の海域で戦果も出しました」

    提督「机上の空論って言葉は勉強していないようだな。女提督少将」

    提督「あなたには無理だ。今回の件で一瞬で崩壊寸前にまでしてしまうあなたには」

    提督「随分と鎮守府内のことについて詳しいようだな」

    提督「あなたは本当は、海軍本部を潰して自分がトップに成り代わろうとしているのでは?」

    提督「恐怖心から来る被害妄想でしかない。実際にそれをするという証拠を提出してから出直せ」

    提督「では。何故未だに艦娘を人間のように扱われるんです? それは上が望むものではない」

    提督「悪いが、上がどうだからと俺がそうする理由にはならん。力もなく冷静な判断もできん本営に従う義理もない」

    提督「…………」

    提督「加賀。彼女がこれから当鎮守府の提督を一月引き継ぐ。だが彼女の当鎮守府での工廠の利用権利を剥奪する」

    提督「……まぁ、良いでしょう。それでは、失礼致します」

    ガチャ……バタン

    加賀「…………提督」

    提督「言うな。大丈夫だ、お前らは俺が守るさ」

    加賀「いえ……女提督が着任しますが。……遊びは続けるのでしょう?」

    提督「まぁ、あと少しくらいは」

    加賀「……大丈夫でしょうか?」

    提督「気にするな。彼女は昔からよく知っている。どうにでもできる」

    加賀「だといいけれど。程々にしてください」

    提督「おっと……向こうはどうなった?」

    290 = 1 :

    提督「筑摩相手はどうだった?」

    青葉「やっぱり提督がいないと締まらないですねぇ」

    提督「失敗したのか?」

    青葉「ちょっと微妙でした……あ、そちらはどうでした? 女提督さんでしたよね?」

    提督「……まぁ、大丈夫だ」

    青葉「あれ? なんだか含みのある……?」


    ~女提督の部屋~

    提督「くそ! くそっ!!」ボフンッ! バフッ!

    提督「はぁ……はぁ……。……なんで先輩は……艦娘なんて……ただの兵器なのに!!!」

    提督「絶対に……絶対に奪い返してやる……!」


    ~執務室~

    提督「彼女は昔から過激だったから……目を見れば分かるが、未だにその気は衰えていないようで、これから苦労しそうだ」

    青葉「???」

    提督「気にするな。それで、次はどうする?」

    ↓ 次の艦娘

    すいません、筑摩が姉さん大好きすぎて上手くドッキれませんでした
    いつかリベンジしたい

    291 :

    朝霜

    292 = 1 :

    とりあえずここまで
    朝霜か……

    293 :

    不穏な雰囲気

    294 :

    ヤバそうな空気

    295 :

    ドッキリがドッキリじゃなくなる可能性が?

    296 :

    上層部は提督消そうとしてたんですかね…?

    297 :

    提督黒幕説

    298 :

    これも全て深海棲艦って奴の仕業なんだ。

    299 :

    朝霜のキャラクター分からなくて四苦八苦してました
    このまま失踪するのもあれなので開き直って明日か、早ければ今日にでも投下します

    300 :

    了解


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