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    元スレ雪乃「奉仕部へようこそ、斉木楠雄くん」

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    1 :

    斉木(僕の名前は斉木楠雄。超能力者である。そして……)

    平塚「放課後に時間をとらせてしまってすまないな。楠雄」

    斉木(彼女の名前は平塚静。僕の叔母である)

    平塚「実は楠雄にお願いがあるんだが……」

    斉木(嫌な予感がするな)

    平塚「楠雄にある部活に入部して欲しいんだが」

    斉木(断る。部活動なんてまっぴらごめんだ)

    平塚「そう言うと思ったよ。もちろんたたでとは言わない。入部してくれたら高級コーヒーゼリー1年分を与えようじゃないか」

    斉木(っ!?)

    平塚「悪くないだろう? 高校生のお小遣いじゃ気軽に買えない高級コーヒーゼリーだぞ」

    斉木(とりあえず話を聞こうじゃないか)

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1468940282

    2 = 1 :

    説明後


    斉木(なるほど。簡単に言うと奉仕部の二人が問題児だから介護の為に入部しろと言うことか)

    平塚「二人とも優しい子なんだ。ただ危ういところがあってね」

    斉木(そこまで生徒のことを把握しているのか。さすが生活指導の先生だけあるな)

    平塚「それに部活と言っても依頼がない時は好きなことをしてもいい」

    斉木(それは部活と言えるのだろうか?)

    平塚「入部してくれるか?」

    斉木(ふむ。放課後はあの馬鹿共に付き合わされることが多い。だが入部すれば部活を理由に誘いも断れる)

    平塚「……よし。週に一度ケーキバイキングにも連れていこうじゃないか!」

    斉木(そこまで言うなら仕方ない)

    3 = 1 :

    奉仕部


    平塚「失礼するぞ」

    雪乃「平塚先生。入る時にはノックを、とお願いしていたはずですが……」

    平塚「ああ、すまない」

    雪乃「隣の彼は?」

    平塚「紹介しよう。この子の名前は斉木楠雄。新入部員だ」

    斉木「……」

    八幡(確か隣のクラスの奴だったか?)

    雪乃「新入部員ですか?」

    平塚「ああ。実はこの子はわたしの甥っ子なんだがシャイで社交性がなくてな」

    雪乃「つまり奉仕部に入部させて社交性を高めて欲しいということですか?」

    4 :

    平塚「その通りだ。比企谷と一緒に面倒を見てくれるか?」

    雪乃「わかりました」

    平塚「頼んだぞ。それじゃわたしは失礼する」

    雪乃「はい。わたしの名前は雪ノ下雪乃。奉仕部へようこそ、斉木楠雄くん。歓迎するわ」

    斉木(雪ノ下雪乃。確か学校でトップクラスの美少女だったか)

    八幡「……うす」

    斉木(彼のことはよく知っている。比企谷八幡。佐藤くんと同じく僕が注目している男だ)

    雪乃「平塚先生から奉仕部の活動内容については聞いているかしら?」

    斉木(問題ない。読書用に本も用意してきた)

    雪乃「そう。比企谷くんも自己紹介をしなさい」

    八幡「ひ、ひ、ひ、比企谷だ。よろしく」

    斉木(凄い腐った目をしているな。顔は整っているのに燃堂のような目のせいで台無しだ)

    5 = 1 :

    30分後


    斉木(しかし本当に暇だな。まあ、静かに読書が出来ているから文句はないが。それより……)

    雪乃(今日も比企谷くんに謝れそうにないわ。わたしが運転していたわけじゃないけれど謝罪はするべきなのに!)

    斉木(なるほど。二人にはそういう経緯があったのか。比企谷は気づいてないようだが)

    八幡(早く家に帰りてぇ。ん?)

    斉木(なんだ?)

    八幡「斉木、それってソーマの最新刊か?」

    斉木(そうだが?)

    八幡「そ、そうか……」

    八幡(もう出てたのか。立ち読みで見逃した話があったんだよな。これで普通なら貸してくれと言えるんだろうが……)

    斉木(やれやれ。読み終わったら貸してやろうか?)

    6 = 1 :

    八幡「い、いいのか?」

    斉木(そんな本の貸し借りくらいで驚かれても困るんだが)

    雪乃「斉木くんは漫画が好きなのかしら?」

    斉木(僕に限らず男子はみんなそうじゃないか?)

    雪乃「見るからに軽薄そうな本ね。もっと教養がある本を読んだ方がいいんじゃないかしら?」

    斉木(会って初日の僕に対してなんて酷い言いぐさだろうか)

    雪乃(あー、またわたしは暴言を……。何でわたしも漫画に興味があると言えないのかしら……)

    斉木(なるほど。……面倒くさい女だ)

    雪乃「比企谷くんも鼻の下を伸ばしてないで読書に集中したら?」

    八幡「伸ばしてないから……」

    7 = 1 :

    八幡(なんでばれんだよ。魅力的な秘書子が悪い)

    斉木(比企谷は秘書子派だったか)


    燃堂「お、相棒ここにいたのかよ」


    雪乃「ひっ!」

    斉木(燃堂? なんでこいつがここにいる!?)

    燃堂「随分探したぜ。とりあえずラーメン食い行こうぜ」

    斉木(行かない。なぜなら僕には部活があるからだ)

    燃堂「相棒、部活に入ってたのかよ。よし、ラーメン食いに行こうぜ」

    斉木(なにがよしなんだ)

    雪乃「さ、斉木くん。彼は?」

    8 = 1 :

    燃堂「おっふ」

    斉木(ほう。燃堂が照橋さん以外におっふをしたか)

    八幡(斉木ってヤンキーの相棒だったのか)

    斉木(違う。この馬鹿が勝手に言ってるだけだ。名前は燃堂力。僕のクラスメイトだ)

    雪乃「そ、そう。斉木くんの友人なのかしら?」

    斉木(断じて違う)

    燃堂「おうよ。おれっちと相棒はズッ友よ!!」

    斉木「」

    雪乃「さ、斉木くん。友人は選んだ方がいいと思うのだけれど」

    9 = 1 :

    斉木(言われなくてもわかっている)


    結衣「し、失礼しまーす。あれ? なんでヒッキーが……」


    燃堂「お?」

    結衣「ひぃっ!?」

    燃堂「お? お? お?」

    斉木(いつからおしか言えなくなった?)

    結衣「きゃぁぁぁぁぁあああああああ!!」

    雪乃「今のは何だったのかしら?」

    八幡「さぁな。とりあえずどうすんだ?」

    10 = 1 :

    燃堂「んだ? おれっちに惚れて恥ずかしさのあまりに退散しちまったのか?」

    斉木(お前自分の顔面見たことないのか?)

    雪乃「燃堂くんと言ったかしら?」

    燃堂「お?」

    雪乃「斉木くんは部活があるからあなたとは付き合えないわ。だから……っ!」

    雪乃(ケツアゴが凄すぎるわっ! え? なにこのケツアゴは!?)

    燃堂「お、おう。相棒、またな!」

    斉木(二度と来るな)

    八幡「……なんか凄いなアレ」

    斉木(比企谷に悪いことをしてしまった。フラグを一本折ってしまった)

    11 = 1 :

    八幡「ん? もう読み終わったのか?」

    斉木(だが比企谷と彼女は同じクラスのようだしまだチャンスはあるだろう)

    八幡「悪いな」

    八幡(やべえ。初めて同級生から漫画を借りてしまった。どうやって返せばいいんだ? ブックカバーを付けるべきか?)

    斉木(そこまで気を使ってもらっても困るんだが)

    雪乃(はぁ、怖かったわ。膝がガクガクしているじゃない……)

    斉木(燃堂が相手なら仕方ないだろう。むしろ馬鹿相手にはっきりとものを言えただけで称賛に値する)

    雪乃(けれど部長の面目は保てたわ。……この調子で明日こそ比企谷くんに謝らなくては)

    斉木(こうして僕の部活動初日が終わったのである)

    12 = 1 :

    ここまで

    13 = 1 :

    あ、俺ガイルと斉木のクロスです
    斉木×八幡ではないのでよろしく

    14 :

    斉木SS超久々に見た

    15 :

    ここの八幡達はやっぱ高校二年生を四年ぐらい繰り返してんだろうか?

    17 :

    クオリティたけぇ

    18 :

    高校はどっちも混ざった感じか
    照橋さんとゆきのんはどっちが学園一の美少女なのか気になるな

    19 :

    斉木SSはハズレがないな、期待

    20 :

    おっふ

    21 :

    制裁を期待。
    屑山は雇われ弁護士の息子として雪の下や八幡からどん底に落とされろ。

    22 :

    翌日 奉仕部


    八幡「斉木、読み終わったから返すわ。……あ、あ、ありがとな」

    斉木(もう少しスマートにお礼を言えるように頑張れ)

    雪乃(わたしにも貸してくれないかしら……。無理よね。昨日あんなに馬鹿にしてしまったもの)

    八幡「雪ノ下、お前もソーマに興味あるのか?」

    雪乃「……っ! な、なにを言ってるのかしら。わたしはそんな漫画に興味なんてないのだけれど!?」

    八幡「いや、凄い見てたし」

    雪乃「それは錯覚よ。可哀相に。目がそんなに腐っているから錯覚しか見えないのね」

    八幡「いや、腐ってても錯覚は見えねえよ」

    斉木(本当に素直になれない女だ)

    23 = 1 :

    雪乃「な、なにかしら?」

    斉木(読みたいんだろう。ならさっさと受け取れ)

    雪乃「そ、そう。そこまでわたしに読んで欲しいのなら読んであげないこともないのだけれど」

    雪乃(やったわ! 斉木くんがわたしにも漫画を貸してくれた!!)

    八幡(雪ノ下は胸がないえりな様だな)

    雪乃「……比企谷くん、今何か失礼なことを考えなかった?」

    八幡「……っ!」

    斉木(ほう。雪ノ下は心が読めるのか)

    八幡「か、考えてない……です……」

    雪乃「そう。ならいいのだけれど」

    雪乃(この漫画を読んで感想を言い合えば上手く謝罪に持っていけるかもしれないわ)

    斉木(この女は謝罪をするのにどれだけ労力を掛けているんだ?)

    24 = 1 :

    10分後


    雪乃(胸が大きいキャラが多いわね。不快だわ)

    斉木(自分の身体を恨むんだな)


    結衣「し、失礼しまーす」


    斉木(昨日のビッチか?)

    八幡(確か昨日来てた女子だな)

    結衣(よかった。今日はあの怖い人いないや)

    雪乃「……」

    結衣「え、えっと……」

    雪乃「あなた、不快だわ」

    結衣「えっ!?」

    25 = 1 :

    斉木(だから自分の身体を恨めと)

    結衣「ひ、ヒッキー。あたし、あんま歓迎されてない感じ?」

    八幡「ヒッキーって俺のことか?」

    結衣「当たり前じゃん」

    斉木(比企谷は引きこもりだったのか)

    八幡「いや、違うから。……違くはないか」

    斉木(どっちだ)

    雪乃「たしか由比ヶ浜結衣さんだったかしら」

    結衣「あ、あたしのこと知ってるんだ」

    八幡「お前よく知ってるなぁ。……全校生徒覚えてんじゃねえの?」

    26 = 1 :

    雪乃「そんなことないわ。あなたのことなんて知らなかったもの」

    八幡「そうですか……」

    雪乃(あぁ、またわたしは何を言って……。これじゃ謝罪しにくくなるじゃない!!)

    斉木(暴言を吐いた方も吐かれた方も傷ついてるじゃないか)

    雪乃「それで奉仕部に何か用かしら?」

    結衣「うん。平塚先生に相談したらここに行けって言われて」

    雪乃「何か相談事でもあるのかしら?」

    結衣「あのあの、あのね、クッキーを……」

    結衣(サブレを助けてくれたお礼にヒッキーにクッキーを渡したいの。ついでにヒッキーと仲良くなれたらいいなと思ってるんだけど)

    斉木(ほう。比企谷は意外とモテるんだな)

    27 = 1 :

    雪乃「比企谷くん、斉木くん」

    八幡「……ちょっとアレがアレだから帰るわ」

    雪乃「」

    結衣「え? 帰っちゃうの?」

    八幡「え? 女子同士で話すから男子は帰れって意味じゃなかったのか?」

    雪乃「違うわ。数分程度席を外して貰いたかったのだけれど」

    八幡「そ、そうか……」

    斉木(仕方ない。飲み物でも買ってくるか)

    八幡「そうだな。何がいい?」

    雪乃「ムサシノ牛乳を」

    斉木(そんなに気にしているのか)

    28 = 1 :

    10分後


    八幡「話は終わったのか?」

    雪乃「ええ。あなた達がいないおかげでスムーズに進んだわ。ありがとう」

    雪乃(もうわたしの口はホチキスで閉じたほうがいいのかしら)

    斉木(それは別のキャラと被るし何よりグロいからやめろ)

    八幡「……そいつはよかった。でなにすんの?」

    雪乃「今から家庭科室に行ってクッキー作りをするわ」

    八幡「なんで俺たちがそんなことを……。そういうのは友達とやれよ」

    結衣「あ、あう……」

    八幡「もしかして友達いねえのか?」

    結衣「い、いるし! ヒッキーと一緒にしないでよ! なんか友達とはこういうマジなの雰囲気に合わないっていうか……」

    八幡「はっ」

    斉木(どうやら比企谷は周りに合わせるというのを嫌っているようだ)

    雪乃「とりあえず家庭科室に行くわよ」

    29 = 1 :

    家庭科室


    結衣「あれー? おかしいなぁ……」

    雪乃「理解できないわ……。どうやったらあれだけミスを重ねることが出来るのかしら……」

    結衣「で、でも見た目はあれだけど食べてみないとわかないよねー」

    雪乃「そうね。味見をしてくれる人たちもいることだし」

    八幡「これは味見じゃなくて毒見だろ」

    斉木(随分おぞましいクッキーが出来たな。鳥束に見せたら悪霊がとりついていると言いそうだ)

    雪乃「わたしも食べるから」

    雪乃(三人で食べれば怖くないわ)

    八幡「んじゃ食べるか」

    斉木(僕は嫌だぞ)

    雪乃「斉木くんも食べるのよ。はい、口を開けなさい」

    斉木(や、やめろ!?)

    30 = 1 :

    5分後


    八幡「さ、斉木。大丈夫か?」

    斉木(なんて酷いものを食わせてくれたんだ。そのメロンパイを爆発させてやろうか?)

    結衣「ひっ。な、なんか斉木っちが超睨んでるんだけど……」

    斉木(その斉木っちというのもやめろ)

    雪乃「さて、どうすればよくなるか考えましょう」

    八幡「由比ヶ浜が料理しないこと」

    斉木(この女を奉仕部に出入り禁止にすること)

    雪乃「斉木くん、それは解決策じゃなく防衛策よ」

    結衣「みんな、酷いし! やっぱあたしに料理って向いてないのか。才能もないみたいだし……」

    雪乃「それは違うわ。最低限の努力もしていない人に才能がある人を羨む資格はないわ」

    結衣「で、でもさ、こういうの最近やんないって言うし。……やっぱこういうのって合ってないんだよ。きっと」

    31 = 1 :

    雪乃「……その周囲に合わせようとするのやめてくれるかしら。その胸といい酷く不愉快だわ」

    斉木(胸は関係ないだろ)

    雪乃「自分の不器用さ、無様さ、愚かしさの遠因を他人に求めるなんて恥ずかしくないの?」

    八幡(うわぁ。そこまで言わなくても

    斉木(由比ヶ浜も貧乳だったらここまで言わなかったのではないだろうか)

    雪乃「斉木くん?」

    斉木(……ッ!)

    結衣「か、かっこいい……」

    「……は?」

    結衣「建前とか全然言わないんだ……。なんていうか、そういうの凄いかっこいい……」

    雪乃「な、なにを言ってるのかしら? わたし、結構きついことを言ったつもりなのだけれど」

    結衣「確かにそうだけど。でも本音って感じがするし。あたし、人に合わせてばっかだからこういうの初めてで……」

    雪乃「……」

    結衣「ごめん。次はちゃんとやる」

    32 = 1 :

    30分後


    結衣「やっぱりだめだぁ……」

    雪乃「どうしてかしら。……ある意味才能と呼ぶべきなのかもしれないわ」

    八幡「なあ、由比ヶ浜がクッキーを渡したい相手って男子か?」

    結衣「え? そうだけど……」

    結衣(ていうかヒッキーなんだけど。ヒッキーにあーんして食べてもらいんだけど)

    斉木(比企谷はこの子の好感度をいつカンストしたんだ?)

    八幡「ならそんなに美味しくする必要はないだろ」

    結衣「え?」

    雪乃「何を言ってるの?」

    八幡「確かにクッキーは美味しいに越したことはない。雪ノ下が作ったクッキーなんてお店に出せるレベルだからな」

    雪乃「と、当然ね」

    雪乃(急に褒めないでよ。嬉しくて照れてしまうじゃない)

    八幡「でもたいていの男子は女子の手作りクッキーってだけで喜ぶもんだ」

    結衣「そ、そうなの?」

    33 = 1 :

    八幡「ああ。斉木も小野寺が作ったまずいチョコやクッキーも食べたいと思ったことがあるだろ?」

    斉木(そこで僕に振るな。しかし秘書子や小野寺といい報われなさそうなヒロインが好きだなこいつ)

    結衣「ヒッキーも美味しくなくても女子から手作りクッキー貰ったら喜ぶ?」

    八幡「ああ。喜び過ぎて永久保存して食べないまである」

    結衣「そこは食べようよ!?」

    雪乃(こ、今度、比企谷くんと斉木くんにクッキーを作ってこようかしら。喜んでくれるわよね?)

    斉木(そんなにハイスペックならコーヒーゼリーを作ってくれないだろうか)

    結衣「……うん。雪ノ下さん、ありがとう。後は自分で頑張ってみる!」

    雪乃(そうだわ。クッキーを渡すついでに謝ればいいんのよ!)

    八幡「頑張れよ」

    結衣「うん。みんな、ありがとね!!」

    斉木(おい)

    結衣「斉木っち、なに?」

    斉木(片づけを終えてから帰れ)

    結衣「あ」

    34 = 1 :

    ここまで
    御粗末!

    35 :


    平塚先生は父方と母方、どっちの叔母なんだ?

    37 :

    小野寺さんはもう死にましたよ…
    あと平塚先生は超能力のこと知ってるのか?

    38 :

    乙乙
    斉木の言葉が周りに届いてる時とそうでない時の区別がちょっと分かりづらいと思うのは俺だけ?

    39 :

    原作もそうでしょ

    40 :

    相卜と三浦が仲良さそう

    41 :

    斉木の力で屑山グループ潰してほしいww
    アンチヘイト人気あるから頼むわ。

    42 :

    何でアンチとヘイトが同じ扱いなんだろう?

    43 :

    奉仕部


    雪乃「斉木くん、漫画読み終えたわ。ありがとう」

    斉木(ブックカバーされて返ってきたぞ)

    八幡「どうせ雪ノ下には合わなかっただろ?」

    雪乃「そ、そうね。ただたまにはこういうのもいいと思ったわ」

    八幡「どっちだよ」

    雪乃(こんなこと言ったら全巻貸してもらえないじゃない。比企谷くんのせいだわ)

    斉木(それは違うだろ)

    雪乃(そうだわ。この後、手作りクッキーを渡してそのお礼で漫画を全巻貸してくれると流れにすればいいんだわ!)

    斉木(僕から言わないといけないのか)

    44 = 1 :

    雪乃(ついでに比企谷くんに謝れば一石二鳥ね)

    斉木(漫画借りるのがメインになっているぞ)

    雪乃「あの、二人に渡したいものがあるんだけど」

    八幡「引導か?」

    雪乃「何を言ってるの? 面白いとでも思っているのかしら。これだから友人の一人も出来ないのよ」

    八幡「うぐっ」

    斉木(今のは比企谷が悪いな)

    雪乃「その、クッキーを作ってきたのだけれど……」

    八幡「俺たちにか?」

    45 = 1 :


    雪乃「え、ええ。依頼とはいえ生ごみと同等なものを食べさせてしまったから口直しに」

    八幡「そこまでは言ってねえよ」

    斉木(僕はコーヒーゼリーの方がよかったんだがあり難く受け取っておくか)

    雪乃「どうぞ」

    斉木「……」

    雪乃(さあ。これでお礼に全巻貸してあげると言うのよ。斉木くん、あなたなら出来るはずよ!)

    斉木(はぁ。僕から言えばいいんだろ。しょうがない。全巻貸してやる)

    雪乃「……っ! そ、そう。斉木くんは気が利くわね。あ、ありがとう……」

    八幡「何だ。案外気に入ってんじゃねえか」

    46 = 1 :

    雪乃「黙りなさい。比企谷くんもどうぞ」

    八幡「悪いな」

    雪乃「それと比企谷くんを轢いた車にわたしも乗っていたのよね。わたしが運転してたわけじゃないけれど謝っておくわ。ごめんなさい」

    八幡「……え?」

    雪乃「あっ」

    雪乃(やってしまったわ。つい勢いで謝ってしまったわ。もう少し丁寧に謝罪しようと思っていたのに……)

    八幡「そうだったのか。まあ、急に飛び出した俺とリードを離した由比ヶ浜が悪かったんだから気にするな」

    雪乃「…………え?」

    八幡「お?」

    雪乃「由比ヶ浜さんがリードを離した?」

    47 = 1 :

    八幡「ああ。昨日クッキーを貰った時に言われてな。犬も元気に生きてるそうでよかったわ」

    雪乃「そ、そうなの……」

    八幡「んじゃさっそく頂くか。……やっぱ雪ノ下のは美味いな」

    斉木(どうやら彼女の問題は解決したようだな)

    雪乃「あ、ありがとう。……その怒っていないの?」

    八幡「さっきも言った通り俺が雪ノ下に怒る理由はないだろ」

    雪乃「でもお見舞いにも行かなかったし……」

    八幡「お見舞いなら運転手さんが来てくれたぞ。俺がお前と同じ立場でもお見舞いには行かないから気にするな」

    雪乃「……そう」

    八幡「この話はこれでおしまいにしようぜ。斉木も辛気臭い話して悪かったな」

    48 = 1 :

    斉木(事情は知ってたから気にするな。それより彼女の比企谷に対する好感度がだいぶ上がったな)


    結衣「やっはろー」


    八幡「また依頼かよ」

    結衣「違うし。えっと、あたしも奉仕部に入りたいと思って来たんだけど」

    雪乃「部員は足りているから結構よ。あなたは帰宅部で頑張りなさい」

    結衣「全く歓迎されてない!?」

    八幡「雪ノ下の言う通りだな。それにお前あのうるさい連中との付き合いもあるだろ?」

    結衣「それは上手く折り合いをつけてやると言いますか。……もしかしてあたしの心配してくれたの?」

    八幡「いや。お前が入部してあの連中がここに来ても困るから遠まわしに入部するなって言ってるんだけど」

    結衣「酷い! 斉木っち、二人とも酷すぎるんだけどなんか言ってよ」

    斉木(今日はポケモンGOでもやるか)

    結衣「全く関心なし!?」

    49 = 1 :

    30分後


    結衣「平塚先生に入部許可貰って来たよー」

    雪乃「あなた、よくあの歓迎されていない空気で入部を決めたわね」

    結衣「うーん、口ではそう言ってるけど本当は嬉しかったりするんでしょ?」

    雪乃「全く」

    八幡「右に同じく」

    結衣「うわーん!」

    斉木「」ガタッ

    結衣(斉木っち? さすがに二人に怒ってくれたり?)

    斉木(どけ。そっちにポケモンがいるからゲットする)

    結衣「少しはあたしに関心持ってよ!!」

    50 = 1 :

    翌日 放課後


    斉木(さて部活に行くか)

    海藤「斉木、今から部活か?」

    斉木(見ればわかるだろ)

    海藤「今日は部活に出るのはやめておけ。旧校舎から嫌な臭いがぷんぷんしやがる」

    斉木(嫌な臭いならさっきから教室で腕立て伏せをしている灰呂からしているぞ)


    灰呂「ふん! ふんふん!!」


    海藤「恐らくダークリユニオンが旧校舎をアジトにしようしているようだ」

    斉木(アジトにしているのは奉仕部だ)

    海藤「普通の生徒たちは気づいてないようだがこの漆黒の翼の目は誤魔化せないぜ」

    斉木(遅くなったら雪ノ下に怒られそうだ)


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