私的良スレ書庫
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元スレちひろ「そこに3人のアイドルがいますよね?」武内P「…」
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今西部長「いやぁ…今年も個性豊かなプロデューサー諸君が集まったようですね」
今西部長「おっと、紹介が遅れました…実況は私今西と、解説役として765プロ研究所のオトナシ博士にお越しいただきました」
今西部長「オトナシ博士、よろしくお願いします」
小鳥「よろしくお願いします」
今西部長「それでは…第一回戦、一斉にスタートです!」
<バァァァァァァン
途中までは面白かったのに急につまんない作品に成り下がったな
みくにゃんのファン辞めます
みくにゃんのファン辞めます
シャアだから赤がカラーで小さい子を使うだろうな
ロリ組で赤となると桃華ちゃまかな?
あとは環とかしか思い浮かばないな…
ロリ組で赤となると桃華ちゃまかな?
あとは環とかしか思い浮かばないな…
【一回戦第1試合】
やまおとこ「うほっ、久しぶりだな…」
武内P「…」
やまおとこ「あの時は見惚れてバトルどころじゃなかったが、今回は真面目にヤろうじゃないか」
やまおとこ「ところで…俺が勝ったらお前を好きにする、お前が勝ったら俺を好きにしていいっていうのはどうだ?」
武内P「…」
やまおとこ「つれないじゃないの」ヤレヤレ
本戦のルールは見せ合いから3人選出し、先に相手を倒しきるか時間切れの時の手持ちの数で決まる
お互いの先発は卯月と沙理奈、武内Pが有利の開幕となった
序盤、中盤と武内Pが上手くサイクルを回し、確実にやまおとこを追い込んでいく
事件が起きたのは終盤、体力が少なくなった約一名が突如暴走
「むっひゃーっ、もうガマンできなーいっ!!」
やまおとこの指示を全く聞かずに【ロッククライム】を連発、他の試合にも影響を出す
途中薄幸そうなアイドルが犠牲になったが、最終的にやまおとこの控えにいたアイドルによって粛清される
試合は判定により武内Pの勝利となった
【一回戦第2試合】
まゆPvs杉田P
お互いエースアイドルによる全抜きを得意とする戦法同士の対決となった
それぞれアイドルに向ける情熱は本物であり、一進一退の攻防を繰り広げた
勝負を決めたのは…アイドルからの愛の強さだろうか
2度目の【オーバーヒート】が急所に当たり、まゆPの勝利となった
【一回戦第3試合】
水島Pvs泰勇気P
765プロ所属のプロデューサー同士の対決となり、彼らの身内は大いに盛り上がった
水島P率いるゼノグラシアパと、泰勇気P率いるアケマスパ
どちらも非常に錬度が高く、片方はもはや別次元の生き物のような気もしないでもなかったが勝負は行われた
終盤、裏切りや衝突…愛によって急成長した春香(cv.井口)
しかし、【じしん】の一貫性がばれて一気に劣勢となってしまう
最後まで諦めず戦い続けたが、結果は変わらず…泰勇気Pが勝利した
【一回戦第4試合】
尾崎玲子vs315P
フリーでありながら876プロと繋がりを持つプロデューサー、尾崎玲子
彼女の手持ちは5人と一人少ないが、その一人一人が強力な個性を持ちその穴を埋めていた
対するは新興プロダクションである315プロ所属のプロデューサー、315P
所属するアイドル全てが何らかの理由を抱えてアイドルをやっており、こちらもかなり濃ゆい
勝負は序盤こそ尾崎玲子の有利に動いたものの、ここぞという時にカンの鋭さを発揮させた315P
僅差で315Pが勝利を掴んだ
余談だが、この大会の後315Pにスカウトされた男の娘アイドルがいるとかいないとか…
【一回戦第5試合】
間島Pvsシャア
謎の被り物対決、どちらもアイドルよりもプロデューサーの方が目立つという珍事が起きていた
間島Pの手持ちはアイドル?と呼んでいいのか、どこかで見たことのある小さな生き物集団
一方シャアの手持ちも低年齢なアイドルばかり、この二人は出会うべくして出会ったのかもしれない
勝負もまた接戦も接戦、お互いノーガードの派手な技のラッシュラッシュラッシュ
最後は先に立ちあがった方が勝利という特別ルールまで持ち込まれ、会場を沸かせた
先に立ちあがったのは…
「桃華は私の母になってくれるかも知れなかった女性だ」
勝者、シャア・アズナブル
【一回戦第6試合】
東豪寺麗華vsPaP
アイドルでありながら自らプロデュースを行い、ユニット【魔王エンジェル】のリーダー…東豪寺麗華
彼女は勝利のためなら手段を選ばない卑劣さ、冷徹さを持ち、その行動だけを見れば【悪】と呼べる人物であろう
今回の大会も様々な裏工作を用意し、優勝は確実…
そのはずだった
突如自身の試合会場に乱入してきたアイドルには「む…ニセモノか!?」と一部を凝視しながら言われ
やっと始まった試合では相手のプロデューサーの奇妙な行動により、作戦が悉く失敗
結局裏工作は全て無駄となり、真剣勝負を行うしかなくなってしまった
まともな試合をする準備をしていなかった東豪寺麗華、結果は
「跪け」
まさに【魔王】、小細工が使えないのなら、真正面から相手を叩き潰す
自ら3タテし、勝利を強引につかみ取った
自分のポケモンの10万ボルトを受けても平然とし、続けざまにボルテッカーを喰らう
それが主人公の条件(偏見の塊)
それが主人公の条件(偏見の塊)
【一回戦第8試合】
グリPvsCuP
765プロのプロデューサーでありながら、その立ち位置を詳しく知る者はいない特殊な人物、グリP
片や(一部のアイドルに)鬼畜で謎の幅広い人脈を持ち、なぜかホモ疑惑まで持たれる人物、CuP
存在がふわふわした二人のプロデューサーは、対戦もふわふわとしたものであり
大きな盛り上がりも激しいバトルも特になく、地味な攻防が繰り返された
しかし、その内容は多くのプロデューサーにとって参考になり、動画化され何度も再生された
勝負はCuPが勝った
今西部長「…さて、これで一回戦が全て終了しましたね」
今西部長「オトナシ博士は誰が気になりましたか?」
小鳥「圧倒的パワーを感じた東豪寺麗華さん、それとCuPさんの幸子ちゃんですね」
今西部長「ほほぅ、流石オトナシ博士…目の付け所が素晴らしいですな」
小鳥「いえいえ…(ああいうウザカワイイ子って最高よね)」ダバダバ
今西部長「二回戦は30分後に行われます、それまでしばらくお待ちください」
【観客席 VIP席】
ちひろ「346プロ同士の対決になってしまいましたね…本人たちは知らなさそうですけど」
MJ「…」
ちひろ「この勝負、どちらが勝ちますかね…?」
MJ「ふんっ…ここで敗れるようであれば、そこまでだったというだけの話だ」
ちひろ「…ふふっ」
MJ「何がおかしい」
ちひろ「いえいえ、何でもありませんよ」
【控え室】
凛「まずは一回戦突破だね、次は何事もなくすめばいいけど」
卯月「次の方は…あれ?3人しかエントリーされてないみたいですね…?」
杏「何でも、担当アイドルが大会参加最低数しかプロデュースすることを許してくれないんだってさ」カタカタ
きらり「でもでも、それでも一回戦をとっぱしてるのは凄いにぃ!」
凛「それで、次は誰が出るの?杏は最後まで温存するんだよね?」
武内P「…」
杏「ま、楽が出来るなら何でもいいけどねー」
蘭子「ここは我が蹂躙する時であろう」
凛「まゆを警戒するなら私と蘭子は出た方が良いね、たぶんあのパーティーはまゆ主軸のパーティーだと思うし」
卯月「相手の輝子ちゃん、くさ/どくタイプの方なんですね…私はちょっと厳しそうです」
きらり「きらりもあんまり活躍できそうにないにぃ…ごめんね?」
未央「なら、私が行くしかないね!」
武内P「…」
未央「大丈夫大丈夫、次も大活躍しちゃうから!」
未央「未央ちゃんに任せなさーい☆」
【二回戦第1試合】
武内P vs まゆP
凛 まゆ(ほのお/ゴースト)
未央 輝子(くさ/どく)
蘭子 乃々(みず/じめん)
お互いの先手は蘭子と乃々
じめん技をすかせるアイドルが2人いる状況で、先発の森久保の役割は一つ
一回戦で活躍した未央を削ることである
残念ながら、対面で未央に勝てる見込みはまるでなく、倒すことは夢のまた夢
何より、森久保はかなり育てにくいアイドルであり、万全の状態であっても殴り合いはかなり厳しい
「先発とか…むぅーりー」
何度立っても、ステージの上は震えが止まらない
何度戦っても、相手の方を向いて技を使えない
小さな体に小さな心、彼女に出来ることはかなり少ない
―――でも
岩をばらまくことならできる
相手の乃々の【ステルスロック】!
相手の周りにとがった岩がただよい始めた!
ほとんどハイテンションな状態である(くさ/かくとう)タイプの方と違い、ほぼ陰鬱な状態なのがこっちの輝子である
立ち回りも異なり、小さなダメージを確実に与えてじわじわと削っていく戦法を得意とする
「ふふっ…火気厳禁、ほうし♪ほうし♪きのこのほうし…」
「岩がぁ、キノコがぁ…Zzz」
手持ちに戻れば体力が回復する特性を持ち、補助技も多彩
何とか蘭子の活躍により輝子を倒すが、どくのダメージで蘭子も落とされてしまう
残るは…紅と蒼のアイドルのみとなった
まゆ「うふっ…躱してばかりじゃ勝てませんよ?」
凛「…」
速度・威力を上手く調整しながら撃ちだされる大量の【シャドーボール】と【エナジーボール】
その全てを【アクアジェット】で大きく動きながら回避する
タイプ相性では圧倒的有利にいる凛が防戦一方なのは、実力の差でも練度の差でもない
彼女の腕にあるリボン…その存在がネックであるためだ
凛(たぶんあれは【きあいのタスキ】…一撃で仕留めることは不可能なはず)
武内P「…」
凛(何とかダメージを与えてタスキを潰したいけど…とても近づけない)
凛(このままだと先に消耗するのはこっち、どうしたら…)
まゆ「見ててください…プロデューサーさん」
まゆ「まゆはこの勝負も勝って、プロデューサーさんを優勝させてあげますから…」ニコッ
凛「…つまり、アンタはプロデューサーのためにアイドルやってるってこと?」
まゆ「はい♪」
凛「…ふーん」
凛「なら、負けられないね」
まゆ「どうしました?急に止まって…降参ですか?」
凛「まさか、ただ…少しでも勝つ確率を上げようとしたのを止めただけだよ」
凛「搦め手はなし、この一撃でアンタを倒す」
まゆ「まゆもそっちの方が好きですけど…良いんですか?」
まゆ「負けますよ?」
凛「その言葉、リボンをつけてそっくり返すよ」
フィールドが、煉獄の炎と蒼き水によって支配される
対峙する二人のアイドル、見守る二人のプロデューサー
大気が悲鳴を上げ、天候はくもり…
決着が、着こうとしていた
先に動いたは凛、全力を込めた必殺の一撃を穿つ
凛「アイオライト・ブルー!!!」
遅れてまゆも【オーバーヒート】を放つ…しかし、相性と威力の差がその力を弱める
まゆ(プロデューサーさん…まゆに、力を貸してください!)
アイドルスキル【深紅の絆】発動!
自身の炎技が全て等倍以上になった!
凛「!?」
先ほどまで押していたはずの一撃が、次第に押し返されていく
等倍になったところで、弱点である水に炎が勝てる見込みは小さい
もしも勝つことができるとすれば…その想いは、絆は―――
今西部長「まさしく愛だねぇ」
小鳥「いいですよね…愛って」
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