私的良スレ書庫
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元スレモバP「元カノとプロデュース」
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残り2人は文香ありすで、あと1人は唯かな?
美しいお城の美しいお姫様集団のはずが、常識人不在ってどういう事なの…
美しいお城の美しいお姫様集団のはずが、常識人不在ってどういう事なの…
常識があってもあのフロント3人を御しきれなきゃ意味ないんやで…
バタン
P「おはようございます」
ちひろ「…おはようございます」カタカタカタ
周子「おはよー、もうみんな集まってるよ?」
P「そのノリだとお互いに自己紹介は済ませてそうだな。んじゃ奥の部屋に行くから、取り敢えず一人ずつ入ってもらってくれ」
奏「フレデリカと唯なら今はいないわ」
周子「食堂のソフトクリーム食べに行っちゃってさ。あたしも行きたかったんだけど常識人として踏みとどまったよ」
P「希望が2/3になったがまだいける。ソフトクリームにつられなかったって事は常識人だ」
ガチャ
ありす「失礼します」
P「あぁ、緊張せずに楽にして。書類は貰ってるけど、一応自己紹介をお願いできる?」
ありす「子供扱いしないで頂いて結構です。橘ありす、12歳です」
P「…おぉ…」
ありす「…?どうかしましたか?」
P「いや、ちょっと感動してただけだ」
ありす「もしかして、私の事を子供扱いしていませんか?」
P「まさか。頼りにしてるぞ」
ありす「まぁ、他の人達よりは頼れる人だと思って頂かないと心外です」
P「失礼な事を、って言いたいけど否定はしないよ…え?鷺沢さんと大槻さんも?」
ありす「あの人達は私より味覚も嗅覚も視覚も衰えているんですから」
P「ん?どゆことだ?」
ありす「理論上最高の料理である苺パスタの素晴らしさを分からないようでは、少なくとも常識人は名乗れません」
P「…あれ、もしかして俺が常識無いのかな…」
ありす「兎も角、これからよろしくお願いします」
P「うん、よろしく」
P「ええと…取り敢えず、自己紹介をお願いできるか?」
文香「鷺沢…文香です。あの…色々あってアイドルに…」
P(まだ普通、まだいける…)
文香「ですが…アイドルになったからには…頑張って、みようと…」
P「おう、お互い頑張ろう。これからよろしく頼むぞ」
文香「よろしく…お願いします」
P「…勝った」
文香「…?どうか、しましたか…?」
P「あぁいや、こっちの話。なんとかやっていける気がしたよ」
P「さーて、じゃあ俺はしばらくここで仕事してるから。何かあったら呼んでくれ」
ガチャ
周子「おーい、お昼食べに行かない?」
P「…デザートは一人一個までだぞ」
周子「話が早いね。もうフレちゃん達は食堂で待ってるから」
P「もうどころか最初からずっと食堂にいるだろ」
「イチゴパスタは美味しいと聞きます」
「なのでわた橘さんの言ってることは正しいはずです」
「なのでわた橘さんの言ってることは正しいはずです」
文香「話の流れからするに…奢って頂けるのですか?」
P「まぁうん。遠慮すんな、初の顔合わせだし楽しくいこう」
文香「そういう事でしたら、遠慮なく…」
P「ほれ、食堂向かうぞ」
文香「あの…千川さんは…?」
P「…あの人は他にも仕事あるから」
文香「…そうですか」
食堂
唯「いぇ〜い!かんぱい!」
フレデリカ「いえ〜い」
ありす「ソフトクリームで乾杯なんて行儀の悪い事はやめて下さい」
唯「ノリ悪いよぉありすちゃん!ほらほらその苺しまっちゃお!」
ありす「これはうどんに乗せる用です。あと、橘です!」
文香「…ここのシュークリームは…なかなか…」
周子「おぉ、見た目に反してかなり食べるねえ」
奏「それで太らないの…裏山しいわ」
P「…うどんうめえ」
「さすがにイチゴに目がないわた橘さんでもうどんには入れません」
フレデリカ「さぁて、みんな集まった事だしそろそろメンバー増やそっか〜」
周子「多い方が騒がしくていいしね」
奏「そう簡単に良い人が見つかるのかしら?」
文香「増える、となると…プロデューサーさんのお財布が心配ですね…」
P「せやな、橘さんちょっと七味とってもらえる?」
ありす「どうぞ、苺もご一緒に」
唯「キャンディもいるー?」
P「あ、わりと山椒も合うな」
>>68
3度目は無いぞ橘
3度目は無いぞ橘
P「さて、あと二千円置いてくからデザート食ったらレッスンいけよ」
フレデリカ「もちろんサボらないよー?」
P「…頼むぞ?割とまじで俺の首がかかってるんだから」
フレデリカ「心配する必要は無い。レッスンの開始時間は覚えている」
周子「安心したまえ、成功は此方が保証しよう」
P「じゃ、また何かあったら俺は部屋にいるから」
文香「このエクレアもなかなか…」
奏「ほんとによく食べるわね…二千円で足りるのかしら?」
P「あと一野口置いてくから程々にな」
P「まぁうん、まだ分からないよな」
P「もしかしたら本当はみんな緊張してるから変に明るく振舞おうとしてるだけかもしれないし、うん」
P「さーて、昼食費って事で経費でなんとかならないかなぁ…」
ちひろ「諦めて下さい」カタカタカタ
P「…分かってますよ」カタカタカタ
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
ッターン!
P・ちひろ「終わり!」
P・ちひろ「……」
ちひろ「…チェックするんでこっちに送って下さい」
P「今やってたの再来週のスケジュールですよね?送って貰えます?」
ちひろ「誤字脱字が多くないですか?」
P「すみませんね、なんだかこの部屋にいると疲れが溜まるみたいで」
ちひろ「それはいけませんね、スパドリでも飲んで下さい」
P「あれ、この日俺付き添えないって言いませんでしたっけ?」
ちひろ「あ、すみません。聞き取りにくい声なんで聞き逃してました」
P「こちらこそすみません、小銭の落ちる音よりも聞き取り難い声で」
ちひろ「大丈夫ですよ、どんな嫌な事でもこなすのがアシスタントですから」
P「…」
ちひろ「…」
ちひろ「取り敢えず此方で修正しておくんで、今後は気を付けて下さい。二度目はありませんから」
P「俺もこの日午前中はなんとか開けるんで次は聞き逃さないで下さいね。ほんとに耳が悪いようでしたら耳鼻科にかかる事をお勧めしますよ」
ちひろ「…」
P「…」
ちひろ「…はぁ、昼の休憩頂きます」
P「ごゆっくりどうぞ」
バタンッ
P「…こっわ!一々睨むなよ…」
ガチャ
周子「プロデューサー、レッスン終わったよー」
P「ん、おー。お疲れ様」カタカタカタ
周子「まだお仕事中だったかー。せっかく一緒にゲーセン行こうと思ってたのに」
P「女の子だらけの華々しい世界に混ざりたくもないよ。疲れそうなだけだし」
周子「んー、なんか枯れてない?」
P「仕事疲れしてるだけだよ。ほら、他の奴ら待たせてるんだろ?行ってこい」
周子「しょうがないなぁ。じゃ、また明日ー」
P「おーう、お疲れ様ー」
カタカタカタ
カタカタカタ カタカタカタ
P「ふー…さっき見栄はって終わったなんて言ったけど、まだ半分しか終わってなかったんだよなぁ…」
P「残りあと少しか。30分ぐらい仮眠とろうかな」
P「お、この椅子めっちゃリクライニングする!」
P「こりゃ仮眠が捗りそうだ。タイマーセットして、おやすみ!」
P「Zzz…」
………
???「先輩、もうすぐですよ!もうすぐ!」
P「ん?何がだ?勤労感謝の日か?」
???「…」
P「痛い痛い!無言でスネ蹴るのやめろって!」
???「素直にならないからですよ、まったく…」
P「お前の誕生日だろ?ちゃんと準備しておくよ、現ナマ」
???「…」
P「いやほんとごめんなさいまってまって無言でUターンしないで」
???「はぁ…」
P「まぁ期待しとけって、コンビニ弁当よりはマシなもの用意しておくよ」
???「ほんとですか…?」
P「バイトしてるのにお前から色々言われてるおかげで割と貯金はあるんだよ」
???「むっ、棘がありますね」
P「感謝はしてるからな、実際」
???「とは言え高いモノを期待してるわけでは無いですから」
P「…本気で言ってる…のか?」
???「なんですかその意外なモノを見るような目は…」
P「取り敢えず、その日は1日空けといてくれよ」
???「もちろんです、既に手帳にマークしてありますから」
P「$マークとか書いてそ痛い痛い!ごめんって!」
イヤッホォーーーーーゥ!イヤッホォーーーーーゥ!
P「あー、よく寝た!」
文香「…おはようございます…」
P「あ、すまないな鷺沢さん。俺に何か用事でも?」
文香「ええと…その、来週のスケジュールを頂きに…」
P「あれ、メール送った筈なんだけど。まぁいいや、ちょっと待ってて」
文香「申し訳ありません…誤って消してしまって…」
P「成る程、と言うか起こしてくれて良かったのに」
文香「いえ…仕事でお疲れかと思いまして…」
P「優しさが心に染みるなぁ」
文香「それに…」
P「ん?何かあった?」
文香「とても…幸せそうな表情を…していたので…」
P「なんだろ、楽しい夢でも見てたのかな?まぁいいや、ほい」
文香「ありがとうございます…助かりました。出来れば、今後もスケジュールを紙面で頂けると助かるのですが…」
P「そのくらいなら構わないぞ。じゃ、俺は残りの仕事してるから」
文香「でしたら…此処で本を読んでいても大丈夫でしょうか…?もう少しで読了しますので…」
P「ご自由にどうぞ…お、星新一か」
文香「…!ご存知ですか…?」
P「まぁ昔読んだ事があって、多少はね?」
文香「…ちなみに、どの様な話を?」
P「どんなんだったかな…取り敢えず後味の悪い感じだったんだけど、そんな話ばっかだからなぁ」
文香「でしたら…迷惑でなければ、明日何冊かお持ちします」
P「お、ありがとう。読書なんで久し振りだなぁ」
文香「ちなみにですが…確かに、よく後味の悪い話が多いと言われています…けれど、本当にその話が
P(…仮眠取らずにちゃんと仕事終えておけば良かった…)
文香「あの…本当にすみません…久し振りに、話しすぎてしまって…」
P「気にしないでくれ。どうせ仕事なら直ぐ終わるし、鷺沢さんの話も面白かったから」
文香「そう言って頂けると、助かります…」
P「まぁ、もう遅い時間だし出よう。車で送って行こうか?」
文香「そこまでして頂かなくても…」
P「無理にとは言わないさ。電車賃が浮いた程度に考えてくれればいいよ」
文香「でしたら…お言葉に甘えさせていただきます」
P「じゃ、先に駐車場に行っててくれ。電気消して鍵閉めたら向かうから」
P「車出してから気付いたんだけど、鷺沢さんの家ってどの辺?」
文香「ええと…」
P「って、流石にアイドルを家まで送り届けるのはマズイか。最寄りをナビに登録してくれる?」
文香「ナビに…登録…ここ、でしょうか?」
P「そうそう、そこに駅名入力してくれればいいから」
文香「…ふぅ、終わりました…」
P「後は完了ボタン押して。お、丁度この道真っ直ぐでいいのか」
P「さて、何か音楽でも長そうか?」
文香「いえ、大丈夫です…それより…尋ねたい事が…」
P「なんだ?今手元にパソコンが無いから再来週の予定までは分からないけど、答えられる事なら何でも聞いてくれ」
文香「…今…いえ、それより…」
P「…?」
文香「その…千川さんと…あまり、仲がよろしく無いのでしょうか…?」
P「え、どうして?」
文香「ええと…レッスン前に、荷物を置きに部屋へ戻ったら…その…」
P「あー、あれだよあれ。まだ千川さんとも知り合って短いから緊張してるんだよ」
文香「そう、ですか…それにしては、なんと言えば良いのでしょうか…」
文香「お互いを…深く知り合っているような、そんな会話、でしたから…」
P「…千川さんは会話が上手だからな、そう見えただけだよ」
P「ところで今日のレッスンはどうだった?結構厳しかったんじゃないか?」
文香「…そう、ですね。もとより…あまり運動は得意ではありませんでしたから…」
P「鷺沢さんは、歌うのは好きなのかな?」
文香「嫌いでは…ありません。ですが、踊りながらとなると…」
P「ま、あのレッスンをこなしてれば出来るようになるよ。それに全部が全部踊りながら歌う曲って訳じゃないし」
文香「それと…鷺沢ではなく、文香と…そう呼んで頂いて結構です…」
P「いいの?初日から名前で呼ぶと気に触る子もいるからさ」
文香「はい…逆に、苗字で呼ばれる事の方が…慣れていないもので…」
P「じゃ、文香さんって呼ばせて貰うよ」
文香「…よろしくお願いします…」
P「ーーっと、到着。此処で合ってる?」
文香「はい…ええと、ありがとうございました…」
P「気にしないでって。俺も、文香と色々話せて楽しかったよ」
文香「そう言って頂けると…有難いです…ではまた、明日…」
P「じゃ、気を付けて帰れよ」
文香「本を…何冊か持って行きますので…」
P(…仕事早めに終わらせておこう)
カシュ
P「あー!今日も1日疲れたビールが美味い!」
P「鷺沢さん、他のメンバーに比べれば圧倒的に常識はあると思ってるけど」
P「まっさか五時間以上語り続けるとは思わなかったよ…」
P「話自体は面白かったからいいんだけど、これ毎日やられるとヤバイ。仕事終わらねぇ」
P「それで終わらなかった時がマズイなぁ…何か対策を…!」
P「そうだ、夜ラインか電話すればいいじゃん。そっちで仕事終わってからのんびり話を聞けばいいんだ」
P「にしても、変に感が良いなぁ…」
P「まぁいいや、シャワー浴びて寝よう」
P「…どうした?不満でもあったか?」
???「Pさんが思った以上に、私の事を想ってくれてるんだなぁって…その…」
P「なんならもっと安い物と交換してきてやろうか?」
???「ふふふっ、照れ隠ししてるのがバレバレですよ。それと、交換する必要はありません」
???「ずっと…大切にします」
P「そうしてくれると有り難いかな。まぁ割と高かったし」
???「この分で、友達と何回か遊びに行けたんじゃないですか?」
P「無駄遣いするよりも有意義な使い道だと思ったんだよ」
???「まったく…本当に、まったく…」
P「まぁ、取り敢えず」
P「誕生日、おめでとう」
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