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    元スレ八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」

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    51 :

    つーか普通に多勢に無勢で勝っても葉山の立場が悪くなる

    52 :


    楽しみにしてるから頑張って

    53 :

    つまらんし脱字多い

    54 :

    乙乙期待支援

    55 :

    なんか神八幡臭がする……ってのはさておき、事故や病気で両親無くした学生にはちゃんと国から年金出るから、
    保険金とか抜きにしてもバイトとかアホなことしなくても大丈夫だよ八幡くん
    死亡届出すときに説明されるはずなんだけどなあ

    56 :

    これって雪ノ下の乗車していた車が小町を轢き殺したのかな? もしそうだとしたら、八幡を奉仕部に引き入れた平塚先生の良識と感性を疑うわ…
    でも、原作の時点で交通事故の被害者と加害者の立場にある生徒同士を密室に閉じ込めるような無思慮な真似をしているぐらいだしなあ
    さもありなんて感じ

    57 = 55 :

    加害者の立場っつっても雪ノ下はそう言って罪悪感抱いてただけではっきり言って関係ないし
    八幡がモヤってたのも乗ってたことじゃなくて嘘付かれたと思ったことだし
    一番悪いの結衣だし

    58 = 56 :

    雪ノ下の立場で関係ない訳ないでしょ? よく知りもしないくせに適当なこと言い過ぎなんじゃないの?
    運転手が交通事故を起こせばそれを雇っていた使用者も両罰規定で処罰されるし、当然ながら別途に民事責任も負うことになる
    雪ノ下家は紛れも無く加害者であって、車中に乗り合わせた娘に法的な責任こそ及ばないものの、彼女が加害者側の人間であることは間違いないよ
    軽微な人身事故ですら、当事者自身やその家族が相手方と直接会って謝罪を行うだけでも弁護士や保険会社を介して相応の手順を踏む必要があるのに、
    精神的にも未熟不安定な年頃の高校生の被害者・加害者をいきなり2人で部室に放り込むとか無思慮ってもんじゃないでしょうに…
    もう少し常識を身につけなよ

    59 :

    まーた法律に自信ニキが暴れまわってしまうのか

    60 = 55 :

    やっべえよこの中学生マジもんだったよやべえよww

    61 :

    そもそも仮に雪ノ下家の車が轢き殺したと仮定しても平塚先生はそれを知らなくね

    62 :

    そもそもまだ小町を撥ねた車が雪ノ下家の車だと明確な描写がないのに何言ってんの

    63 :

    春だな

    64 :

    もう少し常識を身につけなよ(笑笑笑笑笑笑笑笑笑)

    65 :

    ま普通の大人ならそうやってからかったりしないんだけどね

    66 :

    ガキじゃあるまいしSSに熱くなるなよ

    67 :

    SSに熱くなるのは将来が不安しか無いガキしかいないと信じたい

    これがいい年こいた大人ならマジで日本やヴァイ

    68 :

    これって雪ノ下の乗車していた車が小町を轢き殺したのかな? もしそうだとしたら、八幡を奉仕部に引き入れた平塚先生の良識と感性を疑うわ…
    でも、原作の時点で交通事故の被害者と加害者の立場にある生徒同士を密室に閉じ込めるような無思慮な真似をしているぐらいだしなあ
    さもありなんて感じ

    69 :

    >>67
    アハハハ

    70 :

    帰りのホームルームが終わってからまた戸塚のテニスの練習を手伝っていたが、やはりあの二人は来なかった。

    戸塚「愛想つかされちゃったのかなぁ……」

    ボソッとつぶやく戸塚の表情は、どこか悲しげだ。

    八幡「まぁ1日くらいなら事情があってもおかしくはないんじゃないか?」

    そっか、と頷くと、戸塚はまたラケットを振り始める。初めと比べれば随分と上達したのではないだろうか。ここのコーチは一体何をしていたのだろう。

    その日の帰り道、一応部室に寄ってはみたものの、やはり彼女たちの姿は見えない。が、しかし、雪ノ下からの書き置きと思わしきメモ帳が、彼女がいつも座っている席に置いてあって、そこには「今日は少し用事があるのでお願い」と記してある。宛名は無いが、俺への物だという事くらいは解る。そのまま戸塚とコートに行ったものだから、これを読まなかった俺にも落ち度はあるだろう。

    鍵を閉めて連絡通路を歩いていると、窓から校舎の裏でしゃがみ込むここ最近よく見る少女を見つけた。

    そのまま知らないフリをして帰ろうと思ったのだが、その考えはすぐに書き換えられた。

    由比ヶ浜結衣が、遠目からでも分かるくらいに泣いていたからだ。

    71 = 70 :

    八幡「どうした」

    下まで降りて行って、由比ヶ浜の横に並んだ。

    由比ヶ浜「あ、ヒッキー……」

    俺に気づくと、由比ヶ浜はカーディガンの袖で涙を拭いて、なんでもないよ、と言った。

    八幡「……それが、お前が話した結果なんだな」

    由比ヶ浜「ヒッキーには、わかっちゃうんだね」

    恐らく、由比ヶ浜はあの後自分の思いの丈を彼らに伝えたのだろう。

    八幡「よく知ってるんだ。お前みたいな奴」

    そう、よく知っている。俺が一番知っていたはずだから。

    由比ヶ浜「でもなんで見つけちゃうかなぁ。ダメだよ、ヒッキー」

    八幡「けど、見つけなきゃ俺が後悔してた」

    えっ、と、とぼけた声を漏らす由比ヶ浜。

    八幡「別に分からなくてもいい。でも」

    正面を向いたまま、俺は一息をついて、それから。

    八幡「いいんだ、由比ヶ浜。お前はよく頑張ったよ」

    言うと、由比ヶ浜は声をあげて泣いた。止めどなく溢れる涙を何度も何度も拭っても、彼女の涙は止まらなかった。顔を伏せても声は漏れ、肩は小刻みに震えて、立ち向かった勇気に堰き止められていた恐怖の感情は、形になって溢れだしていた。

    泣いて泣いて、泣き続けてから、ようやく由比ヶ浜は落ち着きを取り戻した。

    由比ヶ浜「ヒッキー。あたし、どうしたらいいかなぁ……」

    八幡「人に答えを求めても……」

    そこまで言いかけたが、その先は口に出せなかった。だから代わりに。

    八幡「助かりたいなら、まず何があったのか俺に言ってみ」

    そう、嘘をついた。

    72 :

    おもしろい

    75 :

    つまりどちらでもある

    76 :

    よく知りもしないくせに適当なこと言い過ぎなんじゃないの?
    運転手が交通事故を起こせばそれを雇っていた使用者も両罰規定で処罰されるし、当然ながら別途に民事責任も負うことになる
    雪ノ下家は紛れも無く加害者であって、車中に乗り合わせた娘に法的な責任こそ及ばないものの、彼女が加害者側の人間であることは間違いないよ
    軽微な人身事故ですら、当事者自身やその家族が相手方と直接会って謝罪を行うだけでも弁護士や保険会社を介して相応の手順を踏む必要があるのに、
    精神的にも未熟不安定な年頃の高校生の被害者・加害者をいきなり2人で部室に放り込むとか無思慮ってもんじゃないでしょうに…
    もう少し常識を身につけなよ

    77 :

    コピペはいいから

    78 :

    ………

    由比ヶ浜結衣は、普通の少女だった。それなりに友達が多く、成績は中の下で、運動もそこそこ程度。ルックスで時々嫉妬を買う事はあったが、超が付くほどの気の優しい女の子だった。
    ある日、中学生だった彼女が校舎内を歩いていると、一人の男子に声を掛けられた。

    「好きです。付き合って下さい」

    それは告白だった。

    由比ヶ浜「……えっと、はい」

    彼は校内一の人気者で、多くの女生徒のファンがいるような、いわゆるスターのような存在だった。そんな彼から告白された由比ヶ浜だが、当の本人にはあまり彼だからうれしい、という感情は無かった。ただ告白されて、断るとかわいそうだったから。付き合えばもしかしたら楽しいかもしれないから。そんな気持ちで付き合いだしたのだった。

    先に言っておこう。彼女に非はない。それは間違いのない事だ。

    件のファンである女生徒のファンの嫉妬。最初は教室内でからかわれる程度だったが、次第にそれはエスカレートしていった。嫉妬は罵声にになり、視線は暴力に変わった。

    元々彼の事が好きだったわけではなかった由比ヶ浜は、楽しい事の数を辛い事の数が上回ったとき、そこから逃げるように別れを切り出した。たった二カ月程度の付き合いが終わり、そして一年間の地獄の始まりだった。

    中学生という精神的に不安な時期に失恋を経験した彼は、由比ヶ浜に逆恨みしたのだ。そのカリスマ性を利用し、周りを統率して一人の少女を学校というコミュニティから追放した。

    それからは、ただ毎日を誰に関わることもなく過ごしていた。学校が終わるまで息を潜め、何があっても笑う事しかできないで、家に戻ってから静かに涙を流す日々。時間が経つごとに、彼女の心は死んでいった。

    それだから、彼女にとって高校入学は大きな救いになったのだ。認められたのが見た目だけでも、そこに居ていいという事実が、彼女にはたまらなく嬉しかった。今度こそは失敗しないように、一から百まで全ての事を把握して、クラスという場に溶け込めるように尽くしていた。

    気を使うことが気を使わないことよりも楽である状況に、彼女がいつの間にか慣れ始めた頃、一人の男子生徒の存在を知った。媚びず、群れず、いつだって自然で取り繕わないで、そんな姿が彼女にはただただ羨ましかった。

    ついに、本当に一人で生きることへの憧れを抑えきれなくなった彼女は、滅多に学校に来ない彼の機会を伺い、一度だけ勇気を振り絞って、どうして?と聞くと。

    「きっと、楽しくなるって言われたから」

    そう、答えた。

    上目で見つめた彼の表情は、悲しそうだった。瞬間、由比ヶ浜結衣は思い出す。どこか見覚えのある表情だと。

    けれど、だからと言って彼のように生きることは、彼女には出来なかった。人は簡単に何かを捨てることは出来ないのだ。憧れを抱いたまま、それまでと同じように。静かにそこにいることを望んだ。

    もう一度、彼と出会うまでは。

    79 :

    好きでもないのに付き合って彼女に非がないのは間違いないとか断言しちゃう八幡は性格うんぬん以前に頭悪すぎでもうね

    80 = 78 :

    休憩します

    81 :

    >>79
    八幡は言ってなくない?

    82 :

    >>60
    この人は結局論破されて逃げたん?

    83 :

    >>79
    好きではないが嫌いでもないから付き合ってみるってのは良くあることだと思うが

    84 :

    ………


    由比ヶ浜は、許されなかった。

    その翌日から、彼女の周りには人がいない。もう戻る事は出来ないところまで、彼女は来てしまったのだ。

    由比ヶ浜「いいの、ヒッキーが教えてくれたんだもん。頑張ってみるよ」

    彼女に圧倒的に足りないのは、自信だ。自分に自信がない人間というのは酷く脆い。身を支えるバックボーンがないから、少し押されるだけで崩れてしまう。ならば、どうすればいいか。答えは至極単純。その支えを自分で作ればいいのだ。

    強さを鍛えれば行動に自信が伴い、知識で武装すれば発言に自信が生まれる。物怖じもしない為に己を高める事は、何よりの支えになると俺は身を以て知っている。

    由比ヶ浜は、自分の机で何かの本を読んでいた。きっとそこから脱出するためのファクターが含まれていると、そう思える本なのだろう。

    彼女は彼女なりに、これからの生活で強く生きる為に行動を始めている。ならばこれ以上俺が口を挟む必要はないだろう。

    だから。

    戸部「ちょっといいか?」

    ここからは、俺の喧嘩だ。

    85 :

    いいえ先輩、他人の喧嘩です

    86 = 84 :

    連れてこられたのは、普段鍵がかかっているはずの屋上だった。

    戸部「お前、誰だよ」

    果たして、今から起こる事に自己紹介が必要なのだろうか。

    八幡「三人も雁首並べて初っ端のセリフがそれかよ。もっと他にあんだろ」

    後ろのチビが舌打ちを鳴らす。その隣には昨日の金髪女が座っていた。

    三浦「あんたなんなの?結衣の彼氏なわけ?」

    八幡「チンピラ共が、そんなに俺のこと知りたいか?まぁ知らないのは怖いもんなぁ」

    鼻で笑って返すと、チビがカチューシャの隣に並んだ。

    大岡「お前、調子乗りすぎだろ。昨日も隼人君に怒られちゃったじゃん」

    八幡「だからいつまでも三下なんだろ。そう思ったらボスの機嫌取りでもしてる方が、この状況よりよっぽど有意義なんじゃねぇの?」

    図星を突かれてよほど悔しかったのか、チビは歯を食いしばっている。カチューシャは拳をポキポキと鳴らし、シャドーボクシングのような動きをして威嚇らしき事をしていた。

    三浦「ほんとムカつくね、あんた」

    戸部「まぁいいんじゃね?コイツ今からやっちゃうし」

    そう言うと、カチューシャはこっちに歩み寄り、俺の胸倉を掴んだ。

    戸部「お前がいけないんだからな?俺らを怒らせ……ごは……っ!」

    八幡「悪いな、あんまりビビったもんで思わず手が出ちまった」

    87 = 84 :

    大岡「んな……っ!」

    八幡「俺を殴る事すら俺のせいにしないと自分が保てないんだろ。まぁ分からなくもねぇけどよ」

    顎を歪めた感触が、まだ拳に残っている。

    戸部「テメェ……ぐあっ!」

    腰を落とした状態のカチューシャに、今度は正面から拳を叩きつけた。歯が中指の付け根に食い込み、皮が裂け、そこから血が滲んできた。

    三浦「ちょっ……あんた」

    その声に一瞬気を取られて、チビの突進をモロに食らってしまった。肺から酸素が飛び出し、咽せるような息を漏らしてしまう。

    戸部「このっ……ヤロウ!」

    今度はカチューシャの蹴りを顔面に受けてしまった。上履きのつま先がこめかみを抉り、俺の頭を激しく揺らす。頭がクラッとして倒れそうになるが、なんとか踏みとどまり。

    大岡「がっ…は」

    そのまま飛び上がった勢いで、チビの顔面に膝を打ち付けた。衝撃に耐え切れなかったのか、そのまま地面に突っ伏せた相手の腹を、俺は思いっきり踏みつけた。

    大岡「いっがああああああああああ!!」

    戸部「ふざけんな!テメェ!!」

    放たれた大振りの右手を、俺は体を引いてかわす。パンチの勢いに降られたカチューシャの横っ面はガラ空きだった。

    戸部「ばっ、ちょ……まっ……」

    顔面に拳をねじ込み、よろめいた相手の髪の毛を掴んでから何度も頭を顔面に叩きつけた。三発目から謝るような声が聞こえてきたが、そんな事は知ったことではない。

    戸部「ほん……っ、ごめ、ごめんって……がはっ」

    三浦「や、やめて。やめなさいって」

    88 = 84 :

    八幡「……やめろって、元々俺は買ってやっただけだろ。何寝ぼけてんだ?」

    三浦「いや、そうだけどさ……」

    八幡「悪いのは俺か?それともお前らか?」

    三浦「ご……ごめんて、結衣のことも謝るから」

    違う。根本的に話がずれている。

    八幡「別に俺はあいつの事なんてどうでもいいんだ。ただ人数集めて弱い者いじめを楽しむ奴が嫌いなだけ。だからお前らがこうして俺を呼び出してリンチしようとしたのを返り討ちにした。なんもおかしくないだろ?」

    三浦「……そ、そうだけど」

    額に出来てしまったコブを摩ると、血がベットリと付いている。まだ鼻を潰した感覚が生々しく残っていて、気持ちが悪かった。

    八幡「お前も相手して欲しいのか?」

    そう言うと、金髪はとっとと屋上から逃げて行ってしまった。それから間もなくして、何人かの教師が集まってきた。俺は体を抑えられ、そのまま職員室まで連行された。その途中、何人か集まっていたギャラリーの中に由比ヶ浜と雪ノ下の姿を見つけた。

    前者は口を開けたまま何故か涙を流し、後者はただ、俺の眼を真っ直ぐと見つめていた。

    89 = 84 :

    ………


    小町「お兄ちゃんのせいで、小町転校しなくちゃいけなくなっちゃったじゃん、めんどくさいなぁ」

    八幡「ごめんな、小町」

    小町「なーんてね、嘘だよ。正直もうあそこには行きたくなかったもん。それに、やり方は間違ってるし、むしろお兄ちゃんの方がボコボコだし、つーかぶっちゃけダサいし、どうせなら勝って欲しかったけど」

    八幡「……ごめんな、小町」

    小町「でもね?小町、すっごく嬉しいよ。お兄ちゃんのおかげで言いたいことも全部言えたしさ、保険室に行けなくなるのは少しだけ寂しいけど、次は小町、ちゃんと頑張るし!」

    八幡「そうか、ならよかったよ」

    小町「でもお兄ちゃん?もうこんな事しないでよね。別にお兄ちゃんは強いわけじゃないんだから。というかそもそも喧嘩はしちゃダメって決まってるから。わかった?」

    八幡「分かってるよ。病院食よりも小町の飯の方が七万倍うまい」

    小町「でしょー?だから無茶はしないでね。……でも、もしお兄ちゃんがそれでも助けたいと思った人がいたら、小町は目を瞑ってあげます」

    八幡「そんなんお前以外にいないだろ」

    小町「……それ、すっごく気持ち悪いよ?」

    八幡「やめて、恥ずかしくて死んじゃう」

    小町「でもね、すっごく嬉しい。ありがとう、お兄ちゃん!」

    八幡「……おう」

    90 = 84 :

    休憩します、お疲れ様です

    92 :

    これで八幡が全責任を負わされるなんて展開してはないよね。それはさすがに無理がありすぎる。

    93 :

    最近三浦と戸部が初期の屑バージョンになってるSS多いな
    そしてそのバージョンの時に限ってやたらと目立つ大岡とかな

    95 :

    小町生きてたんか

    96 :

    >>95
    回想やろ?

    97 :

    いらねねえよ

    98 :

    とりあえず期待しとくか

    99 :

    >>15
    なんか元ネタあるの? このSS

    100 :

    なんでそう思ったし


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