元スレ八幡「寂しさを感じた俺がいる」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
*マラソン大会前の1月頃からの分岐
奉仕部
いろは「雪ノ下先輩の誕生日祝いも終わったことですし~」
八幡「なんだよ、なんかあんのか?」
いろは「先輩は、わたしの誕生日を覚えていてくださいね」
いろは「その時、わたしプレゼント催促しますから!」
八幡「やだよ、面倒だし…」
結衣「ヒッキーそういうこと言わないの」
八幡「でもな…」
いろは「それはともかく、雪ノ下先輩に聞きたいことがあったんですよ~」
雪乃「私に?なにかしら?」
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2 = 1 :
いろは「雪ノ下先輩って~葉山先輩と付き合ってるんですか?」
八幡「…」
結衣「…」
雪乃「…誰に聞いたの?」
いろは「なんか~噂になってますよ~」
結衣「ほら、この前見られたのが尾ひれとかついたみたいで…」
雪乃「ああ、そういうこと」
八幡(噂ってのは恐ろしいな…雪ノ下が葉山と付き合うというのは想像できんが)
雪乃「下衆の勘ぐりというやつね」
3 = 1 :
雪乃「でもあながち、間違ってはいないかもしれないわね」
八幡「は?」
結衣「え~~!?」
いろは「ホントなんですか~?」
八幡「おいおい、なんの冗談だよ…」
雪乃「いえ、そういう話はあったのよ、まだ付き合っているわけではないと思うけど」
八幡「…!」
結衣「え…そんな素振りなかったけど…」
雪乃「年が明けてからだし」
八幡「どういう風の吹き回しだよ…葉山ととか」
4 = 1 :
いろは「まあ先輩、お二人共美男美女なんですから、ありえなくないというかむしろ自然というか」
バシバシ
八幡「痛いっての、肩たたくな」
結衣「…な、なんか変な感じ…」
雪乃「ごめんなさい、空気が変わってしまったかしら」
雪乃「でも、私が葉山君とそういう仲になったとしても、奉仕部を疎かにしたりは…」
ガラ
三浦「ねえ、今ちょっといい?」
八幡(ややこしい奴が来たな…)
5 = 1 :
………
三浦「じゃあ…隼人と付き合ってるという噂は…ホントなんだ」
雪乃「そういうことになるわね」
三浦「そう……なんだ」
結衣「優美子…」
八幡「…」
いろは「なんだか、空気が重いですね、先輩」
八幡「そりゃな、ていうかお前もショックだろ」
いろは「先輩もじゃないですか?」
八幡「なんでだよ…」
いろは「なんででしょうね」
6 :
違和感を感じたみたい
7 :
面白い
8 :
八色で量産型になりそう
9 :
しえん
10 :
振られた者同士で、八優がいいな
11 :
あたしはぼっち同士で八沙希がいいんじゃないかなって思う
12 :
あえて八姫
13 :
三浦「……よくわかった」
結衣「優美子、大丈夫?」
三浦「うん、平気。隼人がその気なら仕方ないし」
雪乃「ごめんなさい」
三浦「うわ、謝られた…やめてよ、悲しくなるし」
八幡「でも、なんで急に葉山と?」
雪乃「急にというのは違うかもしれないわね、色々あったのよ」
八幡「色々ね」
いろは「どっちから告白したんですか?」
雪乃「向こう…葉山君からね」
15 = 1 :
優美子「隼人から…」
結衣「ああ…優美子…ごめん!ちょっと向こうにいくね、ほら優美子」
優美子「あ、結衣…」
スタスタスタスタ
八幡「しまった、三浦の前で聞くことでもなかったな」
雪乃「そうね…」
いろは「でも、意外です。わたしは雪ノ下先輩は……」
雪乃「私が、なにかしら?」
いろは「いえ、なんでもないです」
16 = 1 :
雪乃「でも…正直不安も大きいの…これから彼とどう向き合えばいいのか」
八幡「向き合う…か」
雪乃「ええ」
いろは「簡単だと思いますよ」
雪乃「え?」
いろは「とりあえず、デートしちゃえばいいんですよ、葉山先輩その辺りうまいと思いますし」
八幡(葉山と雪ノ下とのデート…なんか想像できないんだが…)
雪乃「デート…そうデートよね…葉山君と…」
いろは「それがいいと思いますよ、誘ってみたらどうですか?」
雪乃「そうね、考えてみるわ」
17 = 1 :
八幡「……」
いろは「せんぱ~い、さっきから上の空ですよ?こんな可愛い後輩と帰ってるのに」
八幡「可愛いとか自分で言うなよ、あと勝手についてきてるだけじゃん」
いろは「先輩、ノリ悪すぎです~いくら雪ノ下先輩とられたからって」
八幡「は?…なに言ってんだよ…別に」
いろは「ほんとですか~がっかりしたんじゃないんですか?」
いろは「二人が付き合うわけないって安心してたんじゃないんですか?」
八幡「……」
八幡「お前も…そうだろう、葉山と」
いろは「わたし、この前振られたじゃないですか~」
いろは「だから仕方ないと思ってますよ?先輩とは違います」
18 = 1 :
いろは「でも、先輩は割り切れないんじゃないですか?」
八幡「そ、そんなことねぇし…」
いろは「あの、今度のデート、こっそり見に行きませんか?」
八幡「な…それは…」
いろは「先輩も気になるでしょ?」
八幡「お前は楽しんでるだけだろ…」
いろは「ね?決まりですね」
八幡「聞いてないし」
19 :
女友達が誰かと付き合うってなったら若干虚しくなるよな……
20 = 11 :
平塚「そうだな……」
21 :
期待。
いろはす久しぶりなきがする
22 = 19 :
>>20
平塚先生が結婚したら素直に喜べるだろうなぁ……
23 = 1 :
休みの日
雪乃「お待たせしてごめんなさい」
葉山「いや、大丈夫さ。それより…」
雪乃「なにかしら?」
葉山「よかったの?いきなりその…デート?とかさ」
雪乃「そうね、構わないわ。あなたが嫌でなければ」
葉山「そんなことないさ、じゃあ行こうか…ゆ、雪乃ちゃん…?」
雪乃「ええ」
いろは「おお、なんか初々しいですね」
八幡「葉山の方が初々しいというか、挙動がおかしいな」
いろは「先輩みたいになってますね」
25 = 1 :
八幡「一色、それひどいからね?」
いろは「きっと葉山先輩、雪ノ下先輩が相手だから緊張してるんですよ」
八幡「なるほどな…」
いろは「どこに行くんですかね~」
スタスタ
いろは「あれここって」
八幡「水族館だよな…」
いろは「とりあえず、追いかけましょう」
八幡「中入るのか?」
いろは「そうですよ、はい帽子」
八幡「これで変装か…」
いろは「まあ、気休めですけどね」
26 = 1 :
水族館
雪乃「ごめんなさい、こういった場所はあなたの趣味には合わないかしら?」
葉山「いや、そんなことないよ」
雪乃「そう、よかったわ。あ、サメね…」
葉山「大きなサメだね、前にサメの映画を見たよそういえば」
雪乃「サメと言えば、ずいぶんと古い映画が出て来るわ、まだ私が生まれる前の」
葉山「最近はサメの映画はないような気がするしね、10年くらい前にはあったかな?」
八幡「サメのところで止まってるな」
いろは「サメ談義に花を咲かせてるんですかね」
八幡「サメか…少しテンションが上がるな、写真とりたい」
いろは「意外と好きなんですね、先輩」
27 :
デート先水族館なのは原作準拠?
31 = 19 :
むしろゆきのんを支えられる男が出来たなら嬉しいかもしれんね
32 :
あーしさんが尻軽キャラになりませんように
33 :
ゆきのんは葉山とくっついてていいよ
八幡くんは雪ノ下さんいなくても大丈夫だからね
34 :
お前ら集団でageてんじゃねえよ
35 :
葉山「次、違うところも見て回ろうか」
雪乃「そうね、そうしましょう」
八幡「よし行ったな。じゃあ早速、写真をとるか」
いろは「先輩、目的変わってますよ」
雪乃「あれは、エイかしら?」
葉山「特徴的な形だな、乗れそうだ」
雪乃「葉山君もそういうこと言うのね」
葉山「意外かな?」
雪乃「意外かもしれないわね、あなたとは交流もほとんどなかったし」
葉山「うん…でも」
葉山「少しずつ、交流していこうか」
雪乃「ええ…そうね」
36 = 1 :
いろは「なんだかいい感じというか」
八幡「自然に付き合ってるな…」
いろは「う~ん、これってわたし達、単なるお邪魔虫ですかね」
八幡「…かもな」
いろは「あんまり入り込む余地とかなさそうですよ、先輩」
八幡「入り込むも何もな…」
いろは「素直じゃないんだから、先輩は」
八幡「…」
葉山「…」
雪乃「…?葉山君?どうかしたの?」
葉山「雪乃ちゃん」グイ
雪乃「えっ?」
37 = 1 :
ギュウ
雪乃「葉山君…これは…」
葉山「黙ってて…」
いろは「あ~抱きついちゃいましたね」
八幡「あいつってあんな大胆なのか?ここ水族館だぞ」
いろは「シチュエーションとしてはいい感じですね~」
八幡「ちっ…」
葉山「嫌だったかな…」
雪乃「そんなことは…ないけれど」
葉山「よかったよ…」
八幡「なんか葉山は雰囲気が違う気がするんだが…」
いろは「どういうことですか?」
八幡「ま、いいや。もう帰るか」
八幡(なんでこんなモヤモヤしてんの?どのみち、ここは俺の場所じゃないな)
38 = 1 :
帰り道 サイゼ
いろは「う~ん、完全なデートでしたね」
八幡「ああ…」
いろは「元気ないですね先輩」
八幡「別に…」
いろは「しょうがないですよ、二人付き合ってしまったんですから」
八幡「そうだな…」
八幡「俺と雪ノ下の関係は何だったんだろうな」
いろは「え…友達じゃないんですか?」
八幡「いや、友達じゃねぇよ…あいつとは」
いろは「そうなんですか」
八幡「結局、俺は代用品だったのかな…」
いろは「先輩…」
39 = 1 :
今日はここまで 次はちょっと日があきそうです
40 = 32 :
あくのかよっ!
41 = 9 :
乙です
名作の予感
43 = 19 :
まあゆきのんは甘えられれば誰でもいいしな……葉山も代用品かも
44 :
またゴミが量産されるのか
45 :
いろはす!
46 :
エタるのだけは勘弁
47 :
読者「つまらなさを感じた俺がいる」
49 :
期待してます
50 :
いろは「代用品っていう話でいうなら…代用品になれただけでも凄いじゃないですか」
八幡「はあ?慰めか、それ…」
いろは「だって先輩、学年一の才女で美人と評判の雪ノ下先輩に頼られてたんですよ?」
いろは「目つきが悪くて、理数系の学業最悪で、自虐体質のある先輩が」
八幡「滅茶苦茶言ってくれるな、へこむ…」
いろは「先輩はこの前、本物がどうたらって言ってましたよね?」
八幡「なんだよ、そのどうたらって」
いろは「本物の関係が相手のこと分かり合うものだとするなら…」
いろは「今のわたし達って偽物ですか?」
八幡「偽物…、本物じゃねぇのは確かだろ」
みんなの評価 : ☆
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