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    元スレ八幡「寂しさを感じた俺がいる」

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    1 :

    *マラソン大会前の1月頃からの分岐


    奉仕部

    いろは「雪ノ下先輩の誕生日祝いも終わったことですし~」

    八幡「なんだよ、なんかあんのか?」

    いろは「先輩は、わたしの誕生日を覚えていてくださいね」

    いろは「その時、わたしプレゼント催促しますから!」

    八幡「やだよ、面倒だし…」

    結衣「ヒッキーそういうこと言わないの」

    八幡「でもな…」

    いろは「それはともかく、雪ノ下先輩に聞きたいことがあったんですよ~」

    雪乃「私に?なにかしら?」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1435254682

    2 = 1 :

    いろは「雪ノ下先輩って~葉山先輩と付き合ってるんですか?」

    八幡「…」

    結衣「…」

    雪乃「…誰に聞いたの?」

    いろは「なんか~噂になってますよ~」

    結衣「ほら、この前見られたのが尾ひれとかついたみたいで…」

    雪乃「ああ、そういうこと」

    八幡(噂ってのは恐ろしいな…雪ノ下が葉山と付き合うというのは想像できんが)

    雪乃「下衆の勘ぐりというやつね」

    3 = 1 :

    雪乃「でもあながち、間違ってはいないかもしれないわね」

    八幡「は?」

    結衣「え~~!?」

    いろは「ホントなんですか~?」

    八幡「おいおい、なんの冗談だよ…」

    雪乃「いえ、そういう話はあったのよ、まだ付き合っているわけではないと思うけど」

    八幡「…!」

    結衣「え…そんな素振りなかったけど…」

    雪乃「年が明けてからだし」

    八幡「どういう風の吹き回しだよ…葉山ととか」

    4 = 1 :

    いろは「まあ先輩、お二人共美男美女なんですから、ありえなくないというかむしろ自然というか」

    バシバシ

    八幡「痛いっての、肩たたくな」

    結衣「…な、なんか変な感じ…」

    雪乃「ごめんなさい、空気が変わってしまったかしら」

    雪乃「でも、私が葉山君とそういう仲になったとしても、奉仕部を疎かにしたりは…」

    ガラ

    三浦「ねえ、今ちょっといい?」


    八幡(ややこしい奴が来たな…)

    5 = 1 :

    ………


    三浦「じゃあ…隼人と付き合ってるという噂は…ホントなんだ」

    雪乃「そういうことになるわね」

    三浦「そう……なんだ」

    結衣「優美子…」

    八幡「…」

    いろは「なんだか、空気が重いですね、先輩」

    八幡「そりゃな、ていうかお前もショックだろ」

    いろは「先輩もじゃないですか?」

    八幡「なんでだよ…」

    いろは「なんででしょうね」

    6 :

    違和感を感じたみたい

    7 :

    面白い

    8 :

    八色で量産型になりそう

    9 :

    しえん

    10 :

    振られた者同士で、八優がいいな

    11 :

    あたしはぼっち同士で八沙希がいいんじゃないかなって思う

    12 :

    あえて八姫

    13 :

    三浦「……よくわかった」

    結衣「優美子、大丈夫?」

    三浦「うん、平気。隼人がその気なら仕方ないし」

    雪乃「ごめんなさい」

    三浦「うわ、謝られた…やめてよ、悲しくなるし」

    八幡「でも、なんで急に葉山と?」

    雪乃「急にというのは違うかもしれないわね、色々あったのよ」

    八幡「色々ね」

    いろは「どっちから告白したんですか?」

    雪乃「向こう…葉山君からね」

    15 = 1 :

    優美子「隼人から…」

    結衣「ああ…優美子…ごめん!ちょっと向こうにいくね、ほら優美子」

    優美子「あ、結衣…」

    スタスタスタスタ


    八幡「しまった、三浦の前で聞くことでもなかったな」

    雪乃「そうね…」

    いろは「でも、意外です。わたしは雪ノ下先輩は……」

    雪乃「私が、なにかしら?」

    いろは「いえ、なんでもないです」

    16 = 1 :

    雪乃「でも…正直不安も大きいの…これから彼とどう向き合えばいいのか」

    八幡「向き合う…か」

    雪乃「ええ」

    いろは「簡単だと思いますよ」

    雪乃「え?」

    いろは「とりあえず、デートしちゃえばいいんですよ、葉山先輩その辺りうまいと思いますし」

    八幡(葉山と雪ノ下とのデート…なんか想像できないんだが…)

    雪乃「デート…そうデートよね…葉山君と…」

    いろは「それがいいと思いますよ、誘ってみたらどうですか?」

    雪乃「そうね、考えてみるわ」

    17 = 1 :

    八幡「……」

    いろは「せんぱ~い、さっきから上の空ですよ?こんな可愛い後輩と帰ってるのに」

    八幡「可愛いとか自分で言うなよ、あと勝手についてきてるだけじゃん」

    いろは「先輩、ノリ悪すぎです~いくら雪ノ下先輩とられたからって」

    八幡「は?…なに言ってんだよ…別に」

    いろは「ほんとですか~がっかりしたんじゃないんですか?」

    いろは「二人が付き合うわけないって安心してたんじゃないんですか?」

    八幡「……」

    八幡「お前も…そうだろう、葉山と」

    いろは「わたし、この前振られたじゃないですか~」

    いろは「だから仕方ないと思ってますよ?先輩とは違います」

    18 = 1 :

    いろは「でも、先輩は割り切れないんじゃないですか?」

    八幡「そ、そんなことねぇし…」

    いろは「あの、今度のデート、こっそり見に行きませんか?」

    八幡「な…それは…」

    いろは「先輩も気になるでしょ?」

    八幡「お前は楽しんでるだけだろ…」

    いろは「ね?決まりですね」

    八幡「聞いてないし」

    19 :

    女友達が誰かと付き合うってなったら若干虚しくなるよな……

    20 = 11 :

    平塚「そうだな……」

    21 :

    期待。
    いろはす久しぶりなきがする

    22 = 19 :

    >>20
    平塚先生が結婚したら素直に喜べるだろうなぁ……

    23 = 1 :

    休みの日

    雪乃「お待たせしてごめんなさい」

    葉山「いや、大丈夫さ。それより…」

    雪乃「なにかしら?」

    葉山「よかったの?いきなりその…デート?とかさ」

    雪乃「そうね、構わないわ。あなたが嫌でなければ」

    葉山「そんなことないさ、じゃあ行こうか…ゆ、雪乃ちゃん…?」

    雪乃「ええ」


    いろは「おお、なんか初々しいですね」

    八幡「葉山の方が初々しいというか、挙動がおかしいな」

    いろは「先輩みたいになってますね」

    25 = 1 :

    八幡「一色、それひどいからね?」

    いろは「きっと葉山先輩、雪ノ下先輩が相手だから緊張してるんですよ」

    八幡「なるほどな…」

    いろは「どこに行くんですかね~」

    スタスタ



    いろは「あれここって」

    八幡「水族館だよな…」

    いろは「とりあえず、追いかけましょう」

    八幡「中入るのか?」

    いろは「そうですよ、はい帽子」

    八幡「これで変装か…」

    いろは「まあ、気休めですけどね」

    26 = 1 :

    水族館

    雪乃「ごめんなさい、こういった場所はあなたの趣味には合わないかしら?」

    葉山「いや、そんなことないよ」

    雪乃「そう、よかったわ。あ、サメね…」

    葉山「大きなサメだね、前にサメの映画を見たよそういえば」

    雪乃「サメと言えば、ずいぶんと古い映画が出て来るわ、まだ私が生まれる前の」

    葉山「最近はサメの映画はないような気がするしね、10年くらい前にはあったかな?」



    八幡「サメのところで止まってるな」

    いろは「サメ談義に花を咲かせてるんですかね」

    八幡「サメか…少しテンションが上がるな、写真とりたい」

    いろは「意外と好きなんですね、先輩」

    27 :

    デート先水族館なのは原作準拠?

    31 = 19 :

    むしろゆきのんを支えられる男が出来たなら嬉しいかもしれんね

    32 :

    あーしさんが尻軽キャラになりませんように

    33 :

    ゆきのんは葉山とくっついてていいよ
    八幡くんは雪ノ下さんいなくても大丈夫だからね

    34 :

    お前ら集団でageてんじゃねえよ

    35 :

    葉山「次、違うところも見て回ろうか」

    雪乃「そうね、そうしましょう」


    八幡「よし行ったな。じゃあ早速、写真をとるか」

    いろは「先輩、目的変わってますよ」


    雪乃「あれは、エイかしら?」

    葉山「特徴的な形だな、乗れそうだ」

    雪乃「葉山君もそういうこと言うのね」

    葉山「意外かな?」

    雪乃「意外かもしれないわね、あなたとは交流もほとんどなかったし」

    葉山「うん…でも」

    葉山「少しずつ、交流していこうか」

    雪乃「ええ…そうね」

    36 = 1 :

    いろは「なんだかいい感じというか」

    八幡「自然に付き合ってるな…」

    いろは「う~ん、これってわたし達、単なるお邪魔虫ですかね」

    八幡「…かもな」

    いろは「あんまり入り込む余地とかなさそうですよ、先輩」

    八幡「入り込むも何もな…」

    いろは「素直じゃないんだから、先輩は」

    八幡「…」


    葉山「…」

    雪乃「…?葉山君?どうかしたの?」

    葉山「雪乃ちゃん」グイ

    雪乃「えっ?」

    37 = 1 :

    ギュウ

    雪乃「葉山君…これは…」

    葉山「黙ってて…」


    いろは「あ~抱きついちゃいましたね」

    八幡「あいつってあんな大胆なのか?ここ水族館だぞ」

    いろは「シチュエーションとしてはいい感じですね~」

    八幡「ちっ…」


    葉山「嫌だったかな…」

    雪乃「そんなことは…ないけれど」

    葉山「よかったよ…」


    八幡「なんか葉山は雰囲気が違う気がするんだが…」

    いろは「どういうことですか?」

    八幡「ま、いいや。もう帰るか」

    八幡(なんでこんなモヤモヤしてんの?どのみち、ここは俺の場所じゃないな)

    38 = 1 :

    帰り道 サイゼ

    いろは「う~ん、完全なデートでしたね」

    八幡「ああ…」

    いろは「元気ないですね先輩」

    八幡「別に…」

    いろは「しょうがないですよ、二人付き合ってしまったんですから」

    八幡「そうだな…」

    八幡「俺と雪ノ下の関係は何だったんだろうな」

    いろは「え…友達じゃないんですか?」

    八幡「いや、友達じゃねぇよ…あいつとは」

    いろは「そうなんですか」

    八幡「結局、俺は代用品だったのかな…」

    いろは「先輩…」

    39 = 1 :

    今日はここまで 次はちょっと日があきそうです

    40 = 32 :

    あくのかよっ!

    41 = 9 :

    乙です
    名作の予感

    43 = 19 :

    まあゆきのんは甘えられれば誰でもいいしな……葉山も代用品かも

    44 :

    またゴミが量産されるのか

    45 :

    いろはす!

    46 :

    エタるのだけは勘弁

    47 :

    読者「つまらなさを感じた俺がいる」

    49 :

    期待してます

    50 :

    いろは「代用品っていう話でいうなら…代用品になれただけでも凄いじゃないですか」

    八幡「はあ?慰めか、それ…」

    いろは「だって先輩、学年一の才女で美人と評判の雪ノ下先輩に頼られてたんですよ?」

    いろは「目つきが悪くて、理数系の学業最悪で、自虐体質のある先輩が」

    八幡「滅茶苦茶言ってくれるな、へこむ…」

    いろは「先輩はこの前、本物がどうたらって言ってましたよね?」

    八幡「なんだよ、そのどうたらって」

    いろは「本物の関係が相手のこと分かり合うものだとするなら…」

    いろは「今のわたし達って偽物ですか?」

    八幡「偽物…、本物じゃねぇのは確かだろ」


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