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元スレ京太郎「偶然が重なって運命の人、それから」
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頭のなかを文字に起こすとこれだけなのか…ってなる
いっぱいかなしい
いっぱいかなしい
和「あっ、そういえば」
京太郎「どうした?」
和「憧に伝えなきゃいないことがありました」
憧「へ?なに?」
和「今日、部活休みらしいです」
憧「え、そうなの?」
和「末原先輩から連絡がありまして、憧にも伝えとくようにと」
京太郎「末原先輩ってあの末原さん?」
和「その末原先輩ですね」
憧「そっか、休みなんだ」
和「私は今日、久しぶりに両親が二人とも早く帰ってこれるそうなのでちょうどよかったです」
京太郎「へぇ、やっぱり忙しいんだな」
憧「あたしは時間できちゃったな」
和「デートでもすればいいじゃないですか?」
憧「へ?」
和「どうせ須賀くんは暇してることですし」
京太郎「おぉう…その通りですけども」
憧「デートかぁ……」
京太郎「飯でも食べに行くか?」
憧「…………」ムムム…
京太郎「憧?」
◆ ◆ ◆
京太郎「今日は一緒に帰れるなっ!」
憧「……うん」
京太郎「どうする?どっか行くか?」
憧「………」
京太郎「どこでもいいぞー、っ て言ってもいまからそんな遠くには行けないけどな」
憧「京太郎っ!」
京太郎「おぉ?なんだなんだ」
憧「あたし、京太郎の家に行ってみたい」
京太郎「は?」
京太郎「………」
京太郎「俺んち?」
憧「京太郎のうち」
京太郎「いやでも俺んちに来ても……」
憧「京太郎はあたしの家知ってるじゃない、ずるい、不公平」
京太郎「いや…知ってるって言っても家の前までだけだし…」
憧「なに?うちに上がりたかったの?」
京太郎「いやそういうわけじゃ……あ、いや、そういうわけじゃないわけじゃなくてっ」
憧「もう!なによ、あたしがうちに来るのが嫌なわけ?」
京太郎「そうは言ってないだろ!けど……」
京太郎「そうだ!俺んちに行くのはいいとして、飯はどうするんだよ?晩飯」
憧「だからぁ!」
京太郎「!?」
憧「ほんと鈍いんだから」
京太郎「……憧さん?」
憧「あたしが晩ご飯作ってあげるって言ってんの」
京太郎「へ?」
憧「察しなさいよ、バカ」
激しく乙
料理の話題は前に出てたな
のどっちがみりんと醤油で~って言ってる中で、憧は素を使えば~みたいに言ってたような
それから上達したのかもしれんな
料理の話題は前に出てたな
のどっちがみりんと醤油で~って言ってる中で、憧は素を使えば~みたいに言ってたような
それから上達したのかもしれんな
憧「それじゃまずは~…」
京太郎「買い物か?」
憧「京太郎のうちに行きましょ」
京太郎「へ?でもうち、何もないぞ?」
憧「何もないって、本当に何にもないわけじゃないでしょ?」
京太郎「そりゃそうだけど」
憧「もうあるものを買っちゃってもムダじゃない。そのへんの確認もしたいし、使えるものは使わないと」
京太郎「ふむ、たしかに」
憧「てゆーかまず荷物を置きたいしね」
………
…
憧「そういえば京太郎っていつもどこで買い物してるの?」
京太郎「近所に24時間やってるスーパーがあるんだよ。近所って言っても10分くらいは歩くんだけど」
京太郎「そこに夜、空いた時間に行ってる」
憧「へぇ~いいわね、24時間やってるの」
京太郎「……………、憧は行っちゃダメだぞ、近くにそういう店があっても」
憧「へ?なんでよ?」
京太郎「なんでって…当たり前だろ、憧は女の子なんだぞ。それが夜一人でって…」
憧「あっ……」
京太郎「憧になんかあったら、俺…」
憧「うん……これからは控えます」
京太郎「これからは…っていままで気にしたことなかったのかよ」
憧「で、でもね!?たまにコンビニに行くくらいだから大通りしか歩かないし!」
京太郎「お前なぁ……」
憧「そりゃあたしだってね、こっち来てすぐの頃は気をつけてたのよ?でも、もうだいぶ慣れてきたから…」
京太郎「そうやって油断したときが一番危ないんだぞー」
憧「ぅ……でもコンビニ行きたいときだってあるし……」
京太郎「……じゃあこうしよう」
憧「え?」
京太郎「夜、出歩くときは俺と電話しながら。それならなにかあってもすぐわかるしな」
憧「……助けに来てくれるの?」
京太郎「当たり前だろ」
憧「ふふ…」
京太郎「ま、そういうことがないに越したことはないけどな」
◆
憧「ここが京太郎の家かぁ」
京太郎「悪い、ちょっと待っててくれるか?」
憧「ん?あ…うん、わかった待ってます」
京太郎「すまんね」
ガチャ
憧「多少散らかってても別にいいのに。それに……」
憧(彼氏の部屋の片付けとか、ちょっと憧れたり……)
憧「今後いくらでもそういう機会はあるわよね、きっと」
憧(彼氏の部屋、かぁ……)
憧「えへへへ」
憧「あっ」
憧(今日の…大丈夫だよね…?その…下着とか……)
憧「流石にまだそういうことは……でももしそうなっても……」ブツブツ
ガチャ
京太郎「お待たせ~」
憧「ふきゃあ!!」
京太郎「!?」ビクッ
京太郎「ど、どうした…?」
憧「え、あの…なんでもない!なんでもないからァ!」
京太郎「お、おぉ?」
憧「おじゃましまーす……」
京太郎「いらっしゃい」
憧「へー」キョロキョロ
京太郎「あんまりジロジロ見ないでくださいよ…あ、荷物はそのへんにな」
憧「はーい……それにしてもほんと殺風景な部屋ねぇ」
京太郎「これでも当初よりは物が増えたんだけどな」
憧「ふ~ん……あっ!あのときのぬいぐるみ!ちゃんと大事にしてくれてる?」
京太郎「当然ッ。言ったろ?憧だと思うって」
憧「ふふ~……ん?あー」
京太郎「今度はなに?」
憧「洗濯物!ちゃんと畳みなさいよねー」
京太郎「し、しかたないだろっ!憧のこと待たせるわけにもいかねーし」
憧「普段からやっとかないのがいけないのよ」
京太郎「わかったわかったから、今後気をつけます」
憧(あとで畳んであげよう、うん)
京太郎「とりあえず適当に座っててくれよ、いまお茶でも…」
憧「あ、待って。そういうのいい」
京太郎「へ?」
憧「落ち着く前に買い物行っちゃいたいんだけど」
京太郎「あぁ、それもそうだな」
憧「冷蔵庫開けていい?」
京太郎「どうぞどうぞ」
憧「ふ~ん……」
京太郎「何にもないだろ?さっきも言ったけど」
憧「お肉はあるじゃない」
京太郎「肉はな、主食なので」
憧「豚肉か………よしっ!」
京太郎「憧?」
憧「じゃあ買い物行こっか!」
乙です
同棲すれば、そんな心配事も無くなると思うよ(ニッコリ)
同棲すれば、そんな心配事も無くなると思うよ(ニッコリ)
◆ ◆ ◆
憧「これと~……あ、これも」
京太郎「なぁ、何作ってくれるんだ?」
憧「それはできてのお楽しみってことで」
京太郎「秘密ですか」
憧「買うもの見てればわかるわよ」
京太郎「ま、なんでもいいけどな」
憧「なにそれーちょっとは期待しなさいよねー」
京太郎「違う違う、憧が作ってくれるんならなんでもってこと」
憧「ほんとにー?」
京太郎「ほんとだって!俺、いまメチャクチャ楽しみにしてるんだぜ?」
憧「ふふっ…そういうことにしておいてあげますか」
憧「そういえば京太郎、苦手なものとかってある?」
京太郎「いや特には……
…
憧「さてと、こんなもんかな」
京太郎「じゃあレジ行くか」
憧「うん……あっ、そーだ京太郎、パンとか牛乳とかって大丈夫?」
京太郎「う~ん……たぶん大丈夫のはず……憧の方は?なんだったら一緒に買ってけよ」
憧「あたしも大丈夫。この前買ったばっかりだから」
京太郎「そか、じゃ…あっそうだ」
憧「なに?」
京太郎「デザート買っていこうぜ!デザート!」
憧「デザート?」
京太郎「せっかくだし今日はちょっと贅沢しちゃおう」
憧「しょうがないなぁ……ほんと好きなんだか…あーっ!」
京太郎「うおっ!?どうした」
憧「京太郎、小麦粉ってある?」
京太郎「小麦粉?無いな」
憧「じゃあ買っていかなきゃ。あっぶなー忘れるところだった」
…
憧「これでよしっと」
京太郎「じゃ行くか…よいしょっと」
憧「あ、片方持つわよ」
京太郎「いいっていいって、たいして重くないし」
憧「そうじゃなくって」
京太郎「??」
憧「京太郎の両手が塞がっちゃうでしょ」
京太郎「うん、そりゃそうなるな」
憧「それじゃあ手、繋げないじゃない」
京太郎「お、おぉ…」
憧「だからほら、片方ちょーだい」
京太郎「…わかったよ。じゃあこっち軽い方頼む」
憧「ん、じゃあ行きましょ」
京太郎「はいはい」
………
…
憧「♪~」フンフフーン
京太郎「………」
京太郎「憧ってさ」
憧「んー?」
京太郎「手、繋ぐの好きだよな」
憧「えっ…う~ん……」
京太郎「違う?」
憧「手を繋ぐのは好きよ。でも京太郎に頭撫でられるのも好きだし、ギュってされるのも好きだし……」
憧「キスするのも……」
京太郎「……」
憧「つまりね?」
京太郎「うん?」
憧「京太郎に触られるのが…好きなの」
京太郎「っ!」
憧「な、なーんちゃって…えへへ」
京太郎「憧…お前、かわいすぎ」
憧「あははは……ほ、ほら!早く帰ろ!お腹空いてるでしょ!?」
京太郎「まったく……荷物がなかったら抱きしめてるところだぞ」
憧「ふぇ!?そういうのはその…帰ってから!」
今日はこれだけで
書きたいネタはあんねん
でも全然アウトプットでけへんねん
書きたいネタはあんねん
でも全然アウトプットでけへんねん
今日アコ誕じゃねーか!!!!!
とりあえずできた分だけ行きます!!!!!!!!
とりあえずできた分だけ行きます!!!!!!!!
◆ ◆ ◆
京太郎「憧ー」ギュー
憧「んもぅ、なによ急にぃ…」
京太郎「こういうのは帰ってからって言われたからさー」
憧「だからってわざわざホントにしなくても…」
京太郎「憧も期待してると思ってたんだけど?」
憧「べ、べつにそんなことっ」
京太郎「無いならもうやめるか、腹も減ったしな」
憧「えっ!?じゃあ……もうちょっとだけ」ギュッ
京太郎(……こいつほんとかわいいわ)ナデリナデリ
憧「ぁ……えへへ」
…
憧「さぁーてはじめますか」
京太郎「よっしゃ」
憧「ん?」
京太郎「ん?」
憧「いまから晩ごはん作るんだけど?」
京太郎「だから手伝うって」
憧「京太郎は待っててよ、あたしが作るんだから」
京太郎「俺に手伝えることあるだろ?待ってるだけってのもさ」
憧「んー…でもなぁ……」
京太郎「なにか問題が?」
憧(作ってあげたいのに手伝ってもらっちゃったらなんか違う気がする……)
憧「う~ん……あ、そうか。それなら」
京太郎「おぅ、なんでも言ってくれ」
憧「お米、お願い」
京太郎「あいよ、任せとけー」
憧「うん、お米は任せたからおかずの方はあたしに任せてね」
京太郎「ところで何を作ってくれるんだ?」
憧「ポークジンジャーを作ります」
京太郎「ポークジンジャー?」
憧「平たく言えば豚の生姜焼きね」
京太郎「あぁ生姜焼きか、いいね」
京太郎「ん?でも鶏肉も買ってなかったっけ?」
憧「それはそれでもう一品、ちょっとしたのをね」
…
京太郎(米を洗って炊飯器にセットしてボタンを押して……)
京太郎(速攻でやることがなくなってしまったぞ……)
京太郎(それにしても……)
憧「♪~」フンフフーン
京太郎「……」
京太郎「憧ー、なんかやることないか?」
憧「大丈夫だから、京太郎は待っててー」
京太郎「へーい……」
………
…
憧「ん…オッケー、いい味」
京太郎「美味そう…」
憧「向こうで待ってなさいって」
京太郎「だって退屈なんだもん」
憧「だからってそばでウロチョロされるとやりづらいじゃない」
京太郎「俺のことは気にしないでくれ」
憧「もう……」
憧「えっと、それじゃあ……」
京太郎「ん?」
京太郎「それはなにしてんの?」
憧「ん?なんかね、これやっとくとタレがよく絡んでおいしくなるんだって」
京太郎「ほぉー」
憧「よし、じゃああとはご飯炊けてからっ」
京太郎「それにしても」
憧「ん?」
京太郎「憧ってば普通に料理できるんだな」
憧「なにそれ、どういうことよ」
京太郎「いやな?なんてゆーか…もっとたどたどしい感じなのかなーって思ってたからさ」
憧「ふふん、惚れ直した?」
京太郎「うん」
憧「ふきゅ……ま、真顔でそういうこと言うんじゃないわよっ」
京太郎「いやまじでまじで」
憧「………、京太郎が」
京太郎「ん?」
憧「京太郎、前に言ってたでしょ?料理のできる女の子がいいって」
京太郎「俺、そんなこと言ったっけ?」
憧「言ってたの。だからあたしも料理できるようにならなきゃーって」
憧「いまじゃ料理本とか見ながらやったりしてるのよ」
京太郎「憧……」
憧「だからね、それなりの味にはなってるはずだから…」
京太郎「おう!楽しみだ」
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