元スレモバP「解雇……?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
ー社長室ー
社長「ウム、来月までに準備をして出て行ってくれたまえ」
モバP「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!そんな急に言われても!」
社長「急に決まったことだからねぇ」
モバP「いや、だからってこんな……」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1456204673
2 = 1 :
社長「ほら、今日も忙しいんだろう?キミはやるべき仕事をやりなさい」
モバP「あ……」
社長「大丈夫、景気は良いらしいし雇用率も上がってるってテレビで言っているから、次の仕事もすぐ見つかるだろう」
モバP「…………」
社長「ハイ出てった出てった」
バタン
3 :
うわー また使い古されたネタか よく使えるよな
なにぶん高学歴だからどうもこういうありがちなものには難色示しちゃう
自分の高学歴が憎たらしいorz
4 :
会社が労働者を解雇する場合、労働者に対し少なくとも30日前に解雇予告をするか、予告に代えて解雇予告手当を支払わなければなりません。
しかし、客観的な合理的理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合、解雇は無効です。
5 = 1 :
モバP「うう…………」
ちひろ「どうしたんですか?そんなに青い顔して」
モバP「ち、ちひろさん……」
ちひろ「?」
モバP「俺、来月で解雇らしいです……どうしましょう……」
ちひろ「あら、意外と早かったですね」
モバP「!!?」
6 = 1 :
ちひろ「モバPさん、まだここで働いて三年近くですよね」
ちひろ「ここの会社はプロデューサーを非正規で雇って五年経つ前に解雇するんです」
ちひろ「まあ、最近は景気も良いので転職しやすいようにこの時期に解雇にしてくれたんでしょうね、社長も」
ちひろ「多分次もまた非正規でしょうけど就職活動頑張ってください」
モバP「」
7 = 1 :
ちひろ「モバPさーん?今日も仕事たまってますよー?フリーズしてないでちゃんとやってくださーい」
モバP「……鬼」
ちひろ「はい?」
モバP「……送迎行ってきます」
ちひろ「はい♪」
バタン
ちひろ「…………」
8 :
非正規かよ妥当じゃねーか死ねゴミ
こんなクソみたいなss書く>>1も死ねカス
9 :
ーレッスンスタジオー
モバP「はあ……」
凛「……どうしたの?」
モバP「ん?ああ、凛か……いや、何でもない」
凛「……何でもないことないでしょ、具合悪そうだよ?」
モバP「お前には関係ないよ」
凛「……関係あるよ」
凛「だってプロデューサーは私のプロデューサーだから」
10 = 9 :
モバP「!」
モバP(そうか……その関係もあと一ヶ月か……)
モバP「うう……」
凛「え、どうしたの?本当に」
モバP「ううう……」
凛「お、お腹痛いの?さする?違う?」
11 = 1 :
凛「ど、どうしよう……」
凛「あ、ちひろさん呼ぶ?え?絶対ヤダ?ええ……あ、じゃあ奈緒は?いい?じゃあ奈緒呼ぶね」
凛「……奈緒?すぐに来て、プロデューサーが泣いちゃった」
凛「うん、今も泣いてる」
凛「そう。そう。レッスンスタジオ。うん。早くね」
12 = 1 :
凛「……プロデューサー、奈緒が来るから大丈夫だよ?」
モバP「うおおおおおん」
凛「大丈夫、大丈夫だから……」
モバP「うおおおおおおん」
凛「お願い、泣きやんで……」
モバP「うおおおおおん」
凛「う、う……」
モバP「うおおおおおん」
13 = 1 :
ガチャ
奈緒「悪い!待たせた!」
モバP「うおおおおおん」
凛「うええええん」
奈緒「ええっ!?!?」
14 = 1 :
奈緒「落ち着いたか?二人とも」
凛「うん、ごめんね……私まで泣いちゃって……」
奈緒「いや、それは別にいいけどよ……」
奈緒「……Pサン?」
モバP「…………」
奈緒「あのさ、何があったか教えてくれないか」
奈緒「話すことで楽になるものもあるだろ」
15 :
非正規じゃしょうがないね
16 = 1 :
モバP「…………」
凛「……奈緒、プロデューサー、今日はもう帰」
モバP「クビになった」
凛「!……え?」
奈緒「今、なんて……」
モバP「クビになったんだ、俺」
17 = 1 :
モバP「転職しろだってさ」
モバP「お前らをトップアイドルにする約束も果たせずに」
モバP「もうお役御免だってさ」
モバP「ごめんな、本当にごめんな」
奈緒「ちょ、ちょっと待て!それ、本当なのか?」
凛「……!そうだよ、ドッキリかもしれないじゃん!」
18 = 1 :
モバP「……ドッキリで非正規雇用のプロデューサーを引っ掛けて面白いか?」
凛「え?非正規雇用ってプロデューサーが?」
奈緒「う、嘘だろ……あんなに頑張ってたのに」
モバP「非正規雇用だから退職金も出ない。当然求職期間中は借金の返済も滞る。もう終わりなんだよ…」
19 = 1 :
モバP「5年経って正職員になるのが目標だったのに」
奈緒「ちょ、Pサン、借金あったのか?」
モバP「ああ、大学に行くために借りた奨学金が…」
凛「い、いくらくらい?」
モバP「まだ300万近く残ってるかなあ…」
凛「そんなに……」
20 :
非正規に200人近くプロデュースさせるとかブラック過ぎるわ
やっぱ働くなら超絶ホワイトな961が一番だな!
21 :
まぁアイドルに養ってもらえばいいし楽勝やろ
22 = 1 :
モバP「……」
奈緒「これはちょっと、あたしらの手には負えないな…」
凛「うん……」
奈緒「大人組に相談してみるか?」
凛「そうだね。いいでしょ、プロデューサー?」
モバP「……ああ、あいつらは転職の先輩だもんな……ははは」
奈緒「笑えないよ……」
23 = 1 :
ー事務所ー
凛「ちひろさんはもう帰ったみたいだよ」
モバP「ああ、ありがとう」
奈緒「ちひろさんに何かされたのか?」
モバP「……あの人は、俺が解雇されるのを知っていたんだ」
奈緒「え」
26 :
モバP「……」
奈緒「これはちょっと、あたしらの手には負えないな…」
凛「うん……」
奈緒「大人組に相談してみるか?」
凛「そうだね。いいでしょ、プロデューサー?」
モバP「……ああ、あいつらは転職の先輩だもんな……ははは」
奈緒「笑えないよ……」
27 = 1 :
モバP「解雇を告げられた直後の俺に、再就職頑張ってくださいって……」
凛「ひどい……」
モバP「どうせまた非正規だから泥水でもすすってろって……」
奈緒「なんだそれ……悪魔かよ」
モバP「だから……出来れば顔を合わせたくない」
凛「そんなことが……うん、わかった。これからは二人が会わないように気をつけてみるよ」
28 :
モバP「解雇を告げられた直後の俺に、再就職頑張ってくださいって……」
凛「ひどい……」
モバP「どうせまた非正規だから泥水でもすすってろって……」
奈緒「なんだそれ……悪魔かよ」
モバP「だから……出来れば顔を合わせたくない」
凛「そんなことが……うん、わかった。これからは二人が会わないように気をつけてみるよ」
29 :
モバP「解雇を告げられた直後の俺に、再就職頑張ってくださいって……」
凛「ひどい……」
モバP「どうせまた非正規だから泥水でもすすってろって……」
奈緒「なんだそれ……悪魔かよ」
モバP「だから……出来れば顔を合わせたくない」
凛「そんなことが……うん、わかった。これからは二人が会わないように気をつけてみるよ」
30 :
モバP「解雇を告げられた直後の俺に、再就職頑張ってくださいって……」
凛「ひどい……」
モバP「どうせまた非正規だから泥水でもすすってろって……」
奈緒「なんだそれ……悪魔かよ」
モバP「だから……出来れば顔を合わせたくない」
凛「そんなことが……うん、わかった。これからは二人が会わないように気をつけてみるよ」
32 = 1 :
モバP「といってもあと一ヶ月だけどな」
奈緒「Pサン!」
早苗「ちょっと、怒鳴らないで」
楓「そうですよ、それにプロデューサーさんもこういう時こそ自暴自棄にならないでしっかりですよ」
凛「……来てくれたんだ」
早苗「そりゃあPクンが困ってるっていうんだから来ないわけにはいかないって♪」
33 = 1 :
楓「話は聞いています。解雇されるということ……ですよね?」
モバP「……はい」
早苗「うーん、Pクンは何か資格とかある?」
楓「親がグループ会社のお偉方とか……」
早苗「あ、地元って○○市だったわよね?知り合いとかいないの?」
奈緒「ん?」
凛「ちょ、ちょっと待ってよ!なんで転職前提なの?」
奈緒「そ、そうだよ、解雇の取り消しとかさあ」
34 = 1 :
凛「私たちがまだプロデュースしてもらうにはって話じゃないの?」
楓「……」
早苗「…………凛ちゃん、無理よ」
凛「だってプロデューサークビにしてまた他のプロデューサー雇うなんて意味わかんないし」
凛「せっかくプロデューサーも周りに顔が覚えられてきたのにクビ?」
凛「プロデューサーの育成をするくらいなら今のプロデューサーを非正規でもずっと雇ってくれればいいじゃん!」
35 = 1 :
楓「凛ちゃん!」
凛「っ」
楓「凛ちゃんだって分かってるでしょ……無理なことを言ってるって……」
凛「…………」
楓「非正規雇用者は雇用年数が5年を越えると自分の契約年数をそれまでの一年や半年とは別の契約が結べるの」
楓「だけどそれはもとから非正規雇用しか雇う気のない人にとってはただの使用期限でしかないわ」
楓「四年と少しで雇用契約を打ち切ってまた新しい非正規雇用者を手に入れるのよ」
36 = 1 :
凛「そ、それでも…そんな簡単にはクビになんてできないよ」
楓「凛ちゃんのまわりにもいるでしょう?バイトをクビになった人」
凛「え、いるけど……」
楓「それと同じよ。バイトと同じ」
凛「そ、そんな……」
奈緒「……」
37 :
早苗「それに、スカウトしてもらった立場ではあるけれど私はPクンにこの仕事をやめてほしかったわよ」
楓「あ、私もです」
凛「な、どうしてそんなこと言うの!?」
奈緒「そうだよ!Pサン頑張ってるのに!」
早苗「一人のプロデューサーに約200人のアイドルを担当させる異常な労働環境を強いるこんな会社に勤めてると、遅かれ早かれ彼は潰れるわ」
楓「Pさんの体を思えば、このあたりが潮時だったのかもしれないわ」
モバP「早苗さん……楓さん……」
38 :
凛「そ、それでも…そんな簡単にはクビになんてできないよ」
楓「凛ちゃんのまわりにもいるでしょう?バイトをクビになった人」
凛「え、いるけど……」
楓「それと同じよ。バイトと同じ」
凛「そ、そんな……」
奈緒「……」
39 :
凛「そ、それでも…そんな簡単にはクビになんてできないよ」
楓「凛ちゃんのまわりにもいるでしょう?バイトをクビになった人」
凛「え、いるけど……」
楓「それと同じよ。バイトと同じ」
凛「そ、そんな……」
奈緒「……」
40 :
1人で200人捌けてたならど同業大手の961なり1054に入れるわww地元戻る必要ねぇww
41 = 37 :
ガチャ
ちひろ「ただいま戻りましたー」
凛「!……悪魔」
奈緒「鬼……」
ちひろ「…………あ」
ちひろ「モバPさん、明日の朝までの仕事がたくさんありますよ?進路のことなんて後回しにしてこっちやっちゃって下さい」
モバP「……はい」
楓(これは露骨ね……)
早苗(ただの嫌がらせじゃない……)
42 = 37 :
ちひろ「…………」
ちひろ(……♪)
ちひろ(もう少しで…もう少しでモバPさんが手に入る……)
ちひろ(そのためならこのヘイトだって堪えられる……!)
モバP(転職……もっと学生時代に資格でも取っておけばなあ……)
モバP(あーあ、もういっそ叔父さんの家の古書屋でも継ごうか)
モバP(そういえば、親戚の集まりでちょこちょこ逃げ回ってた伏し目がちな子は大きくなったかな……はは、実家にも全然帰れてないから何もわからんな)
モバP「はあ……」
43 :
鷺沢Pとな
44 :
200人のアイドルを1人でプロデュースできる有能な人材がそう何人もいるわけ無いんですがそれは…
46 :
ツマンネ
47 :
200人からのアイドルを面倒みられるPなら、961でも876でも765でも好きな事務所に移籍できそうだがな。
つうか、ちょっとでも話が漏れようもんならヘッドハンティングが来ても不思議じゃないわ。
48 :
>>20
ホワイトなのに961とは此如何に
49 = 40 :
>>47
弱小は圧力かけられそうだから大手で
50 :
やち天
みんなの評価 : ☆
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