元スレゼロ「我々は行政特区日本に参加する」
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301 :
ブリタニア本国・首都ペンドラゴン
コーネリア「EU方面への本格的な侵攻は三か月後か。ブリタニア本国からの我が軍の進行経路の確保に問題はないか?」
側近「はい。経路は既に我が国が制海権、制空権を得ていますので奇襲の心配はありません。兵站はユーロブリタニア軍が担当するので補給に関しても大丈夫です」
コーネリア「・・・ユーロブリタニア、か」
ギルフォード「殿下?」
コーネリア「いや、何でもない。それよりもこの侵攻作戦、長引けば泥沼だ。出来れば半年足らずでこの侵攻作戦を遂行させたいものだが・・・果たして・・・」
コーネリア「ふぅ・・・やはりこういう大規模な侵攻計画は中々進まんな。それに、軍の再編にも手間取っているとのことではないか。これでは本当に三か月後に侵攻出来るかもわからんな」
ギルフォード「殿下、少し焦っておられるようにもみえますが、何か気がかりでもおありなのですか?」
コーネリア「・・・そうみえるか」
302 = 1 :
ギルフォード「ええ。いつものように大胆且つ余裕を持ったお姿ではないので少々。エリア11でのことでしょうか、やはり気がかりなのは」
コーネリア「その通りだ。少し、な。ダールトンも、側近の官僚らも幾人か向こうに残しては来たが、本国に来てからどうもな」
コーネリア「ルルーシュやユフィの手前、安心だと言った・・・だが、新米総督に経験の浅い副総督、そして私のいないこの時期にあの男が果たして黙っているだろうか」
ギルフォード「ゼロ・・・」
コーネリア「ユフィは大丈夫と私に言い、奴も、奴の私兵も管理下に置いている。だが・・・どうにも嫌な気がする。父う、いや皇帝陛下の勅令とはいえ、な」
ギルフォード「・・・キョウト六家とは接触を断っておりますし、数少ない傍にいる構成員と奴個人で出来ることなど限られてはいますが、確かに得体の知れない何かを感じさせますね、奴は」
ギルフォード「とはいえダールトン将軍もグラストンナイツを本国から招集されましたし、ルルーシュ様の補佐も抜かりはないとのこと。確かに不安はありましょうが、今は経過を見守ることしか出来ませんよ、今の我らは」
コーネリア「ふむ・・・そうだな。まずは、目の前のコレを片付けてからか。暫くはユフィたちを見守るとするか・・・」
303 = 1 :
少し短いですが今回は以上です
それと返信で
>>295>>297-300
乙、保守ありがとうございます
304 :
うん
305 :
乙です
306 :
エリア11総督府・議会
議長「では、今回の議題である特区内における管理区、及び志納別区内整理に関してですが・・・」
ルルーシュ(これは、酷いな。余り期待はしていなかったとはいえ、初めての参加ということもありほんの僅かでもユフィの気持ちを汲んだ政策を話していてくれればと思っていたのだが・・・ここにいる者らは殆どが特区に住む日本人を喰い物にしようとしている)
ルルーシュ(特区の区画別の差別。志納と銘打った納税差によるクラス分け。貧困層、反政府思想の者らの隔離区。・・・そして官吏らによる利権争いか。ユフィの理想を踏みにじる箱庭だな、これは)
ルルーシュ(そして日本人寄りの議員が、今回から特別に参加することとなったゼロを除くとブリタニア政府寄りな旧日本政権の閣僚数名に、神楽耶を抜いたキョウト六家の面々か。おまけに俺やユフィにはここでの大権は与えらえていない。これではブリタニア側の一方的に有利な政策となるのも頷けるというものだ)
ルルーシュ(だが・・・今回は違う。そう、ゼロがいる。ゼロの役をやっているC.Cが俺の通りに進めれば・・・)
議長「むっ、ゼロ、意見がおありか」
ゼロ(C.C)「ええ。まずはこの議案の区画整備ですが、管理区以外の区画は全て、今議案で認められている区の権利を平等にしましょう。それと、管理区内でのインフラ整備に紛れたブリタニア人における強権は必要ないと思われます」
307 = 1 :
議長「・・・・・・」
桐原(なっ!何を言っておる。そのようなことを行き成り切り込むとは!)
官吏A「必要ないとはどういうことかな、ゼロ。区画整理は既に既定路線だ!それを・・・」
官吏B「特区内の強権はエリアの治安維持のためだ。ブリタニア人不利な制度を強いることは特区といえど本国は看過出来ん!」
ゼロ「ほぅ。しかしそれではユーフェミア副総督の仰られた特区での権利保障にそぐわないのでは?」
官吏C「出来る限りだ。それにトウキョウの特区は他の地域に設けられる特区の試験も兼ねている。その為の、だ」
議長「静粛に。ゼロ、議員らの揚げ足を取るような発言は止め、建設的な意見を言いたまえ。まずは貴方の議案改定における論拠を説明してもらいたい」
ゼロ「はい。まず、管理区の強権の撤廃ですが、これは現在のEUにあった、旧ヨーロッパ諸国の植民地政策におけるデータなのですが・・・」
ゼロ「・・・このように、最初に出した政策とかけ離れた政策を推し進めることはナンバーズのみならずブリタニア臣民にも動揺が生まれ、エリアの統治そのものに関わるかと」
ダールトン「それは主張の裏付けとなっていない。貴方の予想、極端に言えば妄想に過ぎない。旧統治下と今の統治はそもそも前提が違うのだ」
ダールトン「大体、特区のナンバーズの差別をなくしたいのならばもっと上手く・・・」
ゼロ「特区に差別など無い筈ですが、何のことですか将軍。架空の主張に誤った反論をしては困りますな」
ダールトン「!この、詭弁を・・・」
ユーフェミア(ゼロが上手く掻き回している。審議で数の差に負ける前に、ルルーシュ) チラッ
ルルーシュ(ああ、分かっている)
ルルーシュ「ふむ、議長。彼の意見だが、その中でも志納別の区画分けは一部、行き過ぎた所もなくなないとも思えるが、そこはどうなのだ?」
ルルーシュ「もしも、ゼロの提示したデータ、予想が全くの出鱈目でないのならば、この部分に関しては私は一向の余地もあると思う」
議長「・・・総督の言う通り、そこは余りにも行き過ぎではないかとの意見が上がったこともあります。ですが、この場では決められませんので一度官吏らに調べさせ次回に持ち越しとしましょう」
ダールトン(くっ・・・赴任したばかりのルルーシュ様に付け込む気か!ゼロの目的は)
ルルーシュ(先ずは一つ・・・だが、先は長いな)
桐原(成るほど、そうして変えていこうとする気か。だが・・・そのような立場を頼りにした手が幾度も通用はしまい。更なる手を考えてはおるのか、ゼロよ)
308 = 1 :
黒の騎士団本部・ゼロの私室
ルルーシュ「ふふ、完璧じゃないか、C.C。俺の言った通りだけでなくああいう風にダールトンや官吏らをおちょくるとは。奴らの頭に血が上って発言の粗が増えていく様は見ていて痛快だったぞ」
C.C「そうたいしたことではない。昔にこういう場は何度か経験している。私としては上手く審議を止め、官吏らを動かしたお前を称賛したいぐらいだ」
C.C「それで、ギアスでも使って少しずつ議会を掌握していくのか?初めからギアスを全員にかけておけば手っ取り早く済んだだろうが」
ルルーシュ「そうやって俺に皮肉を言うのも相変わらずだな」
C.C「皮肉ではない。単に思っただけだ。その方が楽だというのに」
ルルーシュ「・・・ギアスに関する情報を掴んでいることが分かった。ブリタニア側は」
C.C「・・・ふむ、それはオレンジ、いやジェレミアからの情報か?」
ルルーシュ「ああ。それと、ギアスをかけた何人かの本国にいる俺の駒からもな」
309 = 1 :
ルルーシュ「ジェレミアの実験はアンチギアス、ギアスの対抗とギアスの解明に関する人体実験のようだ。勿論被験者にはそれも伏せられてはいるが、ジェレミアの実験内容と発言からほぼ、そうであると俺は読んでいる」
ルルーシュ「ギアスの絶対性を余り信じすぎない方がいい、と俺は判断した。いや元々そう思ってはいたが、このことからより一層、な」
C.C「だからギアスは使わないと?笑える話だ。カードを持っているのに切るのが怖くて震えているだけではないか」
ルルーシュ「・・・そう思いたくば思えばいい。だが、俺には失敗は許されない。俺の失敗は俺の死のみならず、俺の周りにいる者たち、更にはナナリーにさえも害が及ぶ。だから、だ。慎重になるのは。だが、使う必要があれば使うさ。その為の力だ」
C.C「・・・拙速は巧緻に勝るとも言うが、機を逃さぬようにはしろよ。私はそうやって時間をかけすぎて失敗する馬鹿を何度も見ているからな、長い人生の中で」
ルルーシュ「勿論だ。半年だ、半年の間に議会を俺は掌握する。そして、二年・・・いや、一年でエリアを掌握する」
C.C「これはまた随分と大口だな」
ルルーシュ「ふっ、ただのビックマウスでないことを証明するよ。他ならぬ今の俺を一番良く知るお前にな」
310 = 1 :
投下は以上です
それと返信で
>>305
乙ありがとうございます
311 :
期待してる
313 :
シンジュクゲットー
カレン「・・・前ってこんなにここ、人が少なかったっけ?前はもっといたような気がしたけど」
玉城「ん?ああ、そういえばそうだな・・・いつもは昼間っからボーっとしてるやつらも結構いたのにあんまいなくなってんな。何でだ?」
南「特区施設の建設の効果だろう。今の政府、総督府にとっては行政特区建設は一大プロジェクトだ。大規模公共事業には膨大な数の人足が必要になる。フジ周辺の再整備もこの機に行うようだしな」
南「だから全国から日雇いの労働者を募っているようだ、ブリタニアは。ここにいた奴らも出稼ぎで出て行ったのもそこそこいるだろう」
玉城「ってことは仕事無くして日頃ダラダラしてたやつらが仕事貰って特区で生活するために頑張っている、ってことか。そりゃいいことじゃねえかよ!ゼロが早速日本人の為にここを変えたってことだろ」
南「・・・まあ、そういうことだな」
南(ただ、事はそう単純でもない、と思うが・・・)
314 = 1 :
カレン「・・・でも、結局はブリタニアにいいように使われてるって事実は変わらないのよね」
南「・・・その通りだ。これまでも自活能力のあるものはブリタニアに気持ちを押し殺して頭を下げて職を貰っていた。勿論このお陰で燻っていた貧困層の中に特区に住むという目標を掲げ新たな生活の為に一歩踏み出せたものも大勢いるが・・・体制が変わっているわけではない」
玉城「ふんっ、確かに鰤鬼野郎に顎で使われるのは嫌だがよう、それもほんの少しの辛抱だ。その胸糞悪い現状もゼロが変えてくれるさ」
カレン「・・・確かに、ゼロなら・・・」
南「・・・・・・だといいが、な」
南「まあ変えようとしてもそう簡単に変わるものでもないか・・・こういうのは時間がかかるからな」
カレン「・・・・・・」
南「そういえば扇の奴、遅いな・・・今日はあいつも俺らと一緒にここの前のアジトに来る予定だったろ。何してるんだ?」
玉城「ああ、扇の奴なら今日は来ねえぜ。へへっ、コレとちょっと用事があるんだとよ」
カレン「・・・コレ?」
南「女、か。どこの女だよ。いや、そもそもそんな理由で・・・」
玉城「まあまあそう言ってやんなよ。あいつも今までレジスタンス、そしてその後の黒の騎士団での活動で多忙続き、休む暇も碌に無かったじゃねえか。その女と特区に一緒に住むらしいしいい機会だ、ちょっとぐらい気休ませてやんねえとな」
南「そうか・・・あいつは特区に住むのか、そのいい関係の女と」
カレン(・・・扇は特区を支持している、か。いや私もちょっと前まではそうだったからそんな責めることは出来ないけど)
315 = 1 :
玉城「にしてもあいつどこでそんな女ゲットしたんだか。あれか、ゲットー裏の商売女にでもコロッといった口か?あいつそういうのに引っかかりそうだもんなぁ」
南「ふんっ、ああいう場所は好かん」
カレン「・・・玉城、あんたがそういうところに経費で落として行ってるの知ってるから、幹部は皆。止めた方がいいよ。多分ゼロも敢えて見逃してるんだろうけど目につくようなら切られるよ」
玉城「なんだと!お前みたいなガキにはああいうのの良さが分かんねえだろうがよ・・・」
カレン「はいはい、長くなるなら後でにしてね、興味ないから」
南「・・・風俗街、そしてそこに連なる娼館か。戦後にあそこに身を落した婦女子も多いだろうな」
カレン「・・・私は、運よく生活には困らない程度の立場でいれたけど・・・そうじゃない子たちの中には、多分・・・」
南「・・・早く現体制が変わればいいがな。ブリタニアの支配ではなく日本人の為の国による統治であれば・・・」
カレン「・・・そうね」
カレン(・・・ゼロ、私に出来ることがあれば何でも言ってほしい。私は、やるから・・・何でも。向こうを掌握するのに今の総督のルルーシュが邪魔なら、学園にいる間に闇討ちをかけてもいい。どんなに危険な、後ろ暗い任務でも、この日本を変える為なら・・・)
316 = 1 :
今回は以上です
>>311ありがとうございます
317 :
乙
319 :
>>314
扇「さんをつけろよデコ助野郎」
乙
320 :
総督府・総督室
ルルーシュ「・・・何?もう少し発言を自重して欲しい、と・・・?」
ダールトン「ええ、そうです。ここ最近のルルーシュ様はゼロにいいように利用されているのです。ゼロは相手に失言させ、それを突くことで相手の主張を自分に有利な方向へと誘導しています」
ダールトン「ですから、ルルーシュ様にはそのような手口に乗らぬよう御自重願いたいのが我らの総意です」
ルルーシュ「・・・しかし、ゼロの言っていたこと、そして時折出るNECの人間の指摘も決して的が外れてはいないように思うが・・・」
ルルーシュ「そもそも今回はこのエリアの民の為の政策だろう?ならば余りにも露骨なブリタニア人贔屓、イレブン軽視な部分は極力減らすべきではないのか・・・?」
ダールトン「いえ、そもそもルルーシュ様のお考えが、前提が違います。我が国の方針は不平等の肯定、エリアの二級市民とブリタニア人の差を決して縮めてはいけないのです。明確な差があってこそ立場を逆転しようと民は努力し、上へと進むことを渇望する。名誉ブリタニア人制度など下から上へと上げるシステムはきちんとあります。このエリアのみを特別視して身分の境界を曖昧にするわけにはいかぬのです」
ダールトン「そして特区の建設は・・・あくまでも反ブリタニア思想を持つイレブンを隔離するための箱庭。そしてコーネリア様はこの箱庭へと閉じ込め、ブリタニアの支配を受け入れるものを整備されたゲットーに住む権利を与える、そういった新たなシステムを構築しようと考えておられます」
321 = 1 :
ルルーシュ「なっ!それではそもそものユフィが考えた構想は・・・」
ダールトン「残念ですが、本国の意思こそ最重要です。我々コーネリア様の派閥のものはそう思っておりますし、ルルーシュ様の意にそぐわぬかもしれませぬが、総督となったからにはその職務を全うしていただきたく諫言した次第に」
ダールトン「ですから・・・今後はきちんとご自身の立場を理解して・・・」
ルルーシュ「黙れ!お前のような奴がいるからブリタニアの今のような増長があるのだ。ユフィの気持ちを理想を簡単に切り捨てやがって!何が俺の補佐だ、お前などいらん。『コーネリアの下へと帰れ!』」 キィーン・・・
ダールトン「・・・・・・・」
ダールトン「・・・はっ、それでは」 ガチャッ
ルルーシュ「はぁ、はぁ・・・クソッ!しまった、俺としたことがこうも感情任せなことを・・・。ぐっ、これでは・・・」
322 = 1 :
翌日
ルルーシュ「何!?ダールトンが・・・!」
官吏A「はい、突然のことでした・・・。今朝方いきなりコーネリア様の下へ戻ると、本国へと・・・」
ルルーシュ「そんな・・・馬鹿な・・・」
ルルーシュ(まさか、ギアスが発動したのか・・・!そんな筈はない!俺は意図してギアスを発動させてはいない。だが、それならこのダールトンの突然の行動は・・・それによく思い返せばあの時、僅かに奴が硬直していた気が・・・)
ルルーシュ(まさか本当に、無意識にギアスが発動した、ということなのか!?ぐっ・・・どういうことだ。いや、一度C.Cに問いただすしかないな)
323 = 1 :
黒の騎士団アジト・ゼロの私室
C.C「ほう・・・つまり、無意識にギアスが発動したかもしれない、と?」
ルルーシュ「ああ、俺はそうだと睨んでいるが・・・こういうことはあり得るのか?」
C.C「・・・・・・」
ルルーシュ「・・・知らないのか?それとも、答える気はない、と?」
C.C「いや、別に・・・もうその段階に来たのかと正直驚いているだけだ。案外早かったな」
ルルーシュ「ということは、ギアスは無意識に発現することもあるのだな。条件はあるのか?」
C.C「使い続けていれば次期にそうなる。マオのことを覚えているだろう?奴が最初から無差別に心の声を聞くだけの力があったと思うか?」
324 = 1 :
ルルーシュ「心の声が本人も意図せず聞こえてしまうのは異常だが、つまりギアスを手に入れたときはそれだけの人間の気持ちを読み取るだけの力はなかった、ということか」
ルルーシュ「・・・成程、つまりギアスは使えば使うほど力が増してしまうということか・・・能力を所持するものの意図とは別に・・・」
ルルーシュ「このままいけばマオと同じか・・・。なあ、C.C、この力はもう制御は出来ないだろうか?」
C.C「そんなのは知らん。ただ、マオがヘッドフォンで別の声を聴き続けることで他の声を弱めたように何かしらで制御は出来るかもしれん・・・」
ルルーシュ「・・・成程な」
ルルーシュ(ということは直接相手と視線を合わせなければ・・・レンズ越しならギアスが弱まるだろうか・・・?実験しなおさなければな)
ルルーシュ(それと・・・ギアスとは別件だが、議会をやはり何とかしなければ・・・手っ取り早くギアスをかけて官僚らを操るか・・・いや、だがあまりにも曖昧な命令では誰かにふとしたことで気づかれるかもしれない・・・となると、別の何かを・・・)
325 = 1 :
今回の投下はこれで以上です
>>317-319
乙、ありがとうございます
326 :
乙です
327 :
おもしろい
乙
328 :
乙、期待してる
329 :
乙
何かのどんでん返しでルルがパニくらなければいいんだが・・・すごい心配
330 :
乙
ギアス進行してきたか
とりあえずルルーシュは他人がいる状況で冗談言うのは禁止だな
331 :
アッシュフォード学園、クラブハウス空き室
ルルーシュ(・・・ギアスを使って議会を操る。やはりそれしかないか・・・。だとしたら最悪のことを覚悟しなければ・・・)
ミレイ「ねえ、何してるの?ルルーシュ君」
ルルーシュ「んっ、会長・・・。いえ、少し考え事を。部屋だとどうしてもナナリーに構ってしまうのでじっくり一人で考えたくて」
ミレイ「そっか・・・。まっ、そうよね」
ルルーシュ(何しに来たんだ、会長は?単に俺のことが気にかかり、話しかけただけ、か?まあ、会長ならそれもあり得るが・・・)
ミレイ「・・・ねえ、ルルーシュ君が考えてたのって公務のこと?」
ルルーシュ「・・・ええ、そうですよ。今は皇族で、ここの総督ですから・・・。色々と悩むことも多くて・・・」
ルルーシュ「あっ、でもあんまり会長に言うべきことでもないですね・・・」
ミレイ「いいのよ・・・。大変なのは分かってるから」
ミレイ「・・・本当に大変なんでしょ。ユーフェミア様が提案した特区作りが難航していて」
ルルーシュ「それは・・・!」
332 = 1 :
ミレイ「分かる人には分かるわよ。ルルーシュ君とユーフェミア様の関係や、ルルーシュ君の人柄・・・それにナナリーへの想いを知っている人にはね」
ミレイ「御爺様に議会の状況を聞いて、ルルーシュ君が何をやろうとしてるか、私なりに考えもしてるんだし」
ルルーシュ「・・・・・・」
ミレイ「でも、まあ今のブリタニア貴族では到底受け入れられないわよね。そりゃそうよ、ナンバーズを貪って生きて来たんですもの、そうそう変えられないし、自分の立場を脅かす政策なんて出来ない」
ルルーシュ(そう、皆そうだ。ダールトンのような奴らが大半・・・いや、あれでもマシな方だ、ブリタニアでは。だから、俺は・・・)
ルルーシュ「・・・よしましょうよ、会長。政治批判だなんて。柄でもないですし、それに誰かに聞かれたら・・・」
ミレイ「そうね、うんっ・・・ごめん」
ミレイ「でも・・・あなたには変えるだけの立場があるじゃない」
ミレイ「それに、力が欲しかったら頼めばいいのよ、信じられる人に素直に打ち明けて」
ルルーシュ「えっ!?」
333 = 1 :
ミレイ「うちの家がね・・・ルルーシュ君が皇族に復帰して、総督になってからルルーシュ君に擦り寄ろうと考えてるの」
ミレイ「上手く利用すれば、今の状況を何とか出来るかも。大きな力はないけど、これでもここに7年は居続けた貴族だもの。エリア11の政界にはコネがあるのよ、うちは」
ルルーシュ「かいちょ・・・ミレイ・・・それは」
ミレイ「もし、その気があるならいつでも言ってね。私は、協力するから」
ミレイ「だって・・・うぅん、じゃ」 タッタッタッ
ルルーシュ「待て!それはつまりは・・・」
ルルーシュ(・・・行ってしまった)
ルルーシュ(ミレイの言っていたこと。まさか、アッシュフォード家を使えということか)
ルルーシュ(だが・・・いや、ナナリーはもう皇族だ。アッシュフォードに握られたままではない。それに、上手く行けば議会も・・・)
ルルーシュ(だが、何故だ。何故、俺にそれを・・・諭したんだ)
334 = 1 :
今回はここまでです
返信を
>>326-330
乙ありがとうございます
335 :
乙
ミレイはルルーシュのこと呼び捨てやなかった?
336 :
みんなの評価 : ☆
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