元スレゼロ「我々は行政特区日本に参加する」
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101 = 1 :
シャルル 「親戚一同にそれぞれ挨拶周りに行くのは大変であろう。
よって食事会を余は設けた。
オデュッセウスやシュナイゼルら兄弟他親戚一同よんでおる故、その機に挨拶を皆にすればよい」
ルルーシュ 「はっ、皇帝陛下のご厚意、深く感謝しております」
シャルル 「部屋に荷物を置きに行くが良い。 食事の時間は今から一時間後の十二時だ。
わかったか、ルルゥーシュよ」
ルルーシュ 「イエス・ユア・マジェスティ」
102 = 1 :
食事会
ルルーシュ (これは何とも豪勢な食事会だ・・・。 兄弟親戚合わせて30人以上がいる食事会とは・・・。
それにこれは王位継承権の高いものと有力者である叔父、叔母らのみ。
集められたのは皇国の中枢を担う親族ばかりではないか。
さらに既に皆着席済み、座っていないのは俺だけ。 居心地が悪すぎる)
ルルーシュ 「・・・皇帝陛下第11皇子、第17皇位継承者であるルルーシュ・ヴィ・ブリタニアでございます」
103 = 1 :
ルルーシュ (やっと終わった。 正直食事会では何を言っているか自分でもよくわからなくなっていた。
あのような緊張感のある場を久しぶりに体験したぞ。 だが俺は失言はしていないはずだ。
これでも俺はゼロと学生を演じきった男だからな)
ルルーシュ (そして食事会が終わりシャルルが帰ったと思ったら今度は親族らの交流に身を置かねばならないとは・・・。
何とも面倒なことだ、皇族という立場は。 いや、むしろこれはチャンスか?
この機にシャルルを廃した後の親ルルーシュ派に成り得る皇帝を見極めることができるかもしれない
)
104 = 1 :
オデュッセウス 「ルルーシュも大変だったね。 日本に人質として送られ、それから
ブリタニア軍と日本の戦争に巻き込まれるなんて・・・。
アッシュフォード家が助けてくれたから良かったけど、もしもそれさえなかったらと思うと
ぞっとするよ」
オデュッセウス 「あの当時は僕も随分と心配したものだ。 なんせルルーシュが人質に行っているのだから
平和的な外交で日本との関係を終わらせると思っていたのだが、まさか父上があんな行動に出るとは・・・。
いやそれにしても生き残っててくれて良かった」
ルルーシュ 「そこまで心配してくださりありがとうございます、オデュッセウス兄さん。
ここまで心配して下さる兄上がいて私も嬉しい限りです」
105 = 1 :
ルルーシュ (何が心配しただ。 お前の言葉の端々から他人事と感じていたってことが
よく伝わってくるよ。 お前は俺のために日本で探そうとしてくれたか?
誠意というのは行動で示そうとしなければ本気ではないんだ)
ルルーシュ (まあオデュッセウスに関してはただの愚鈍だ。 人がいいだけの人物。
平和な治世の統治には向いている人材だな。
サポートしてくれる人間がいればだが。 シャルルの後釜にすれば扱い易い
皇帝になってくれるかもしれない男だ。 少なくとも俺に敵愾心はないし
ナナリー共々丁重に扱ってくれるだろう)
106 = 1 :
シュナイゼル 「ルルーシュ、生きてくれて嬉しいよ。 僕も兄上同様君の境遇に関しては同情する。
だけどいくら同情しようとあの時の君を救えるわけでもない。
今までよく生きてくれたとだけ言おう」
シュナイゼル 「それで私事なんだが君とのチェスの勝負を超えるチェスの試合は今だ行えていない。
もしも時間があればまた私のお相手になってもらえないかな」
ルルーシュ 「シュナイゼル兄さんは相変わらずですね。 捉えようのない方だ。
いいでしょう。 明日の任官の後、一局行いましょう」
シュナイゼル 「ふっ、明日が楽しみになってきたよ」
ルルーシュ (シュナイゼルは相変わらず何を考えているか読めない。
この人は次期皇帝には添えられないな。 俺では制御しきれない。
しかしこの人自身も皇帝には向いてないんじゃないだろうか。
裏方、補佐の仕事の責任者の方が向いている気がするが・・・)
ルルーシュ (次期皇帝の有力候補の一人であるし後押しする連中は多いことが怖いな。
シュナイゼル自身は皇帝の座を狙っているのか、そうでないのか知りたいところだ)
107 = 1 :
ルルーシュ (その他ギネヴィア、カリーヌに出会ったがあまり好意的には
思ってもらえていないようだな。
逆にマリーベルはユーフェミアのように俺やナナリーの身の上を
本気で心配してくれたのかもしれない。
彼女は軍事の才能もあるし今の時点では駒にしたい候補の一人だな)
ルルーシュ 「ふむ、親族との交流も終わり15時か・・・。
そろそろユーフェミアとの待ち合わせ場所に行くか」
108 = 1 :
帝都、城壁内部市民街
ユーフェミア 「あらら、三十分は早く来たんですが・・・すみません待ちました?」
ルルーシュ 「いや、俺もついさっき来たところだ。 気にすることはない」
ジノ (良くいいますよ。 一時間近く前に来てあたりをうろうろしていたというのに)
ルルーシュ (帝都ペンドラゴン、東京租界の比ではない。
流石は世界最大の都市と言われるだけのことはある。人口も多いし何より活気が違う)
ユーフェミア 「良かった~。 それではまず私のお気に入りの洋服屋に案内します。 行きましょう」
109 = 1 :
ユーフェミア 「わあ♪ やっぱりルルーシュはスタイルがいいですから何を着ても似合いますね。
では今度はこれなんかどうですか?」
ルルーシュ 「もう十着以上試着したんだがまだ着せるのか・・・」
ジノ (良かった。 あの立場にならなくて。 それにしても甘いですよ、ルルーシュ様。
デートで男の服屋を見に行ったあとは次は必ず女物の服やに行きますから。
これより長い試着、はしごを覚悟してください)
110 = 1 :
ルルーシュ 「はあ、はあ。 疲れた・・・」
ユーフェミア 「もう、ルルーシュは体力が無さすぎです」
ジノ (ルルーシュ様は異様に身体の線が細いからな。 やはりデートでは男が
女の荷物を背負える気概を見せなければ・・・まあ今回俺が持ってるんだが)
111 = 1 :
ユーフェミア 「そうです、休憩がてらあそこの喫茶店に入りましょう」
ルルーシュ 「あっ、ああ。 わかった」
112 = 1 :
ルルーシュ 「ふう、ようやく落ち着けた」
ユーフェミア 「ルルーシュは体育の時間はどうしているのですか?」
ルルーシュ 「出席日数を数えサボれるギリギリまではいつもサボっている。
ただ運動神経自体は悪くないと思っている。
これでもそんなに悪い評定ではないからな」
ユーフェミア 「うー、凄い宝の持ち腐れ感がします」
113 = 1 :
ユーフェミア 「ふふ、それにしてもこうやってルルーシュとペンドラゴンの市民街で
遊べる日が来るとは思いませんでした」
ルルーシュ 「俺が日本に人質に行く前は年齢の関係で市民街に遊びに行くことは出来なかったからな。
知っているのは宮殿内部だけだった。
こうして大人になったおかげで自由な時間にここに来れるようになったと言えるな」
ユーフェミア 「違います。 確かにそれもありますが、私が嬉しいのはルルーシュと一緒にということです。
私は日本とブリタニアの戦争でルルーシュが行方不明になったと聞いたとき
もうルルーシュとこういう時間を過ごせないと思いました」
ユーフェミア 「子どものころからの夢だったんです。ルルーシュと、宮殿内だけではなく、
外で、自由に服を見てルルーシュの選んだ服を着て買い物終わりに
ルルーシュとこうやってカフェでくつろぐ。 そういうデートをしたいと
ずっと前から思っていたんです。 だからそれが叶って私は嬉しいです」
114 = 1 :
ルルーシュ 「ユフィ・・・」
ジノ (それってもはや遠まわしの告白ではないですか!
ルルーシュ様とユーフェミア様は御兄妹なのでは・・・
いや異母兄妹と考えれば皇族的にはあり、なのか?)
ユーフェミア 「あっ///・・・っと凄い恥ずかしいことを言ってしまいましたね。
要するに私は今楽しいんです。 ルルーシュとこうした時間を過ごせて」
115 = 1 :
ルルーシュ 「・・・いっ、いや。 ユフィの言いたいことは伝わった。
なっていたときは幾度かそう思うことがあった。
ユフィもそう思ってくれていて俺も嬉しい」
ユーフェミア 「本当ですか!」
ルルーシュ (全くこの人はいつもいつも・・・
どうしてこう人を惑わすようなことをさらっと平気で言えるのか。
そうやって自分に気があると勘違いをさせて数多くのを泣かせてきたに違いない。 ユフィは)
ルルーシュ (だがユフィのこういうところが変わってなくて良かった。
変わらないものなどないが人の性質、根強い部分はどのくらい時が経とうとそうそう変わらないのだな。
昔俺が好きになったユフィのそこはまだ変わってなかった)
ユーフェミア 「あのー///。 お茶も飲み終わりましたしもう少し店を見て周りませんか? ルルーシュ」
116 = 1 :
ルルーシュ 「あっ、ああ///。 俺も疲れは取れたしもう少し見にいこうか」
ルルーシュ (くっ、やはりユフィに心をかき乱される。 この感情は何だ・・・。
ただ一緒にいるだけなのに何故こうも言葉が上手く回らないのだ)
ジノ 「・・・・・・」 ニヤニヤ
117 = 1 :
書き溜め分の投下が終わったので投下を終了します
今後の投下も書き溜め→投下 という形でまったり投下できたらと
思うので読まれる方お付き合い下さい
119 = 1 :
>>115
ルルーシュ 「・・・いっ、いや。 ユフィの言いたいことは伝わった。
なっていたときは幾度かそう思うことがあった。
ユフィもそう思ってくれていて俺も嬉しい」
↓ 訂正
ルルーシュ 「・・・いっ、いや。 ユフィの言いたいことは伝わった。
俺も日本で人質になっていたときは幾度かそう思うことがあった。
ユフィもそう思ってくれていて俺も嬉しい」
誤字脱字も多いんで見つけ次第訂正します・・・
121 :
乙
元のようにそこらかしこに落とし穴がなければいいが
122 :
乙
しかし行政特区の問題点なんかを考察しているブログ見ると特区に参加してもあんまり未来は明るくないみたいな話があったな
本国が特区を認めたのも抵抗勢力から武装解除して牙を抜くことが理由だったのかも
それに皇位継承権と引き換えにルルーシュ引き入れてもユフィの場合メリットよりも明らかにデメリットの方がでかそうだし
123 :
乙
面白い
127 :
短いですが投下します
128 = 1 :
ユーフェミア「今日はすっごく楽しかったです。私のお買い物に付き合っていただいてありがとうございました、ルルーシュ」
ルルーシュ「ああ。俺も楽しかった」
ユーフェミア「今度は日本に帰ったら東京租界で買い物をしましょう。最近いい店も増えて来たんですよ」
ルルーシュ「そうだな」
129 = 1 :
ルルーシュ(さて、ユーフェミアとは別れたがどうするか・・・)
ジノ「ルルーシュ様、お買いになった衣服ですがルルーシュ様の部屋まででよろしいでしょうか?」
ルルーシュ「ああ、それで頼む」
ジノ「わかりました。それではすぐにお帰りになりますか?」
ルルーシュ「・・・このままもう一度この街を散策してもいいが、今日は帰るとするか」
ルルーシュ(随分と長い間ジノに荷物を持たせているしこれ以上持たせるのも少し申し訳ないしな)
ジノ「それでは宮殿に帰りましょう」
130 = 1 :
宮殿内に割り当てられた自室
ルルーシュ (さて、明日の日程を把握しておくか。明日は13時から任官式、そしてその後16時からシュナイゼルとのチェス。恐らくは一時間そこらだろう。そしてその後は自由と。朝食は8時だからそれほど夜更かしは出来ないが黒の騎士団の状況でも聞いてみるか)
ルルーシュ 「・・・もしもし、CC、聞こえているか」
CC 「聞こえているぞ、それで何の用だ?」
ルルーシュ 「黒の騎士団はどうなってる。CC、お前は上手くゼロを演じて入れてるか?」
CC 「大丈夫だ。皆には特段怪しまれてはいない。」
ルルーシュ 「そういえば今日は大阪の方で行政特区日本の説明会だったがどうだった?」
CC 「別に。お前の原稿通りに扇が講演を行った。私は最後に少し話した程度だな。成果はぼちぼちだ。それと特に妨害などはされなかったぞ」
ルルーシュ 「ふむ、なるほど」
ルルーシュ (キョウト六家がこの政策に協力的な以上表立った反対はないが、この政策に否定的なグループは少なからずいる。特に今だに日本蔑視の傾向が強いブリタニア人の多い地方都市の租界には。抵抗活動の動きもあるという情報だったが・・・大阪では何事も無かったか。だが警戒は怠らない方がいいな。取りあえず情報は集めつつ黒の騎士団には注意を促しておくか)
131 = 1 :
ルルーシュ 「もしもの時が起こっても大丈夫なよう警戒は怠るなよ。KMFとカレン他隊長クラスを何人か控えさせておくのを忘れるな」
CC 「ふむ、まあ私が死ぬことはないが注意はしておく。反乱があったという事実自体があってはならないからな」
ルルーシュ 「頼んだ。それではな」 ピッ
132 = 1 :
PM8時
ルルーシュ 「わかってはいたがやはり朝食も護衛が一緒か」
ジノ 「すみません。こういう決まりでして。少し窮屈でしょうがそこはこらえてください」
ルルーシュ 「・・・いや、そこまで言わなくていい。ただ今まではナナリーや咲世子さんと一緒か一人だったから少し違和感を感じるだけだ。ここにはもう数日はいるのだからそのうち慣れるだろう」
ルルーシュ (まあ知らないおっさんと一緒に食べるよりはましか)
ルルーシュ 「そういえば俺の護衛をする前はジノは欧州戦線にいたんだったか」
ジノ 「はい。といいましても一時期だけで途中参加という形でしたが。近々コーネリア様がEU方面軍総司令となるようですね。戦線は膠着状態ですがこれで状況が動くでしょう」
ルルーシュ 「そうか」
133 = 1 :
宮殿・PM1時
シャルル 「でぇは、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアにエリア11の総督を任せる。総督は任せられたエリアに対しては自由な裁量を行える。ブリタニア領土であるエリア11の発展と我が国の発展を願う」
シャルル 「エリア11を任せたぞ、ルルーシュ」
ルルーシュ 「はっ、お任せ下さい陛下」
シャルル 「うむ。余はお前に期待している。組織の運営に関しては十分経験があるようだしのう」
ルルーシュ (こいつ・・・どういうつもりでその言葉を。いやどこまで知っている?)
ルルーシュ 「アッシュフォード学園の生徒会といった小規模なコミュニティの運営ならば少しはありますがエリア11の総督のような大規模な領地の統治は流石に初めてですので周りに助けてもらいながら上手く統治していきたいと思う所存です」
シャルル 「ふふ、まあ多少のミスくらいは目をつぶる。成果を期待しておる」
ルルーシュ 「はっ」
134 = 1 :
ユーフェミア 「ようやく終わりましたね、ルルーシュ」
ルルーシュ 「ああ」
ユーフェミア 「これから何か用事はありますか?」
ルルーシュ 「これからシュナイゼル殿下とチェスをする予定だ」
ユーフェミア 「そう、ですか。ではそのあとは?」
ルルーシュ 「何もないが?」
ユーフェミア 「! それでは今度は貴族街に出かけませんか?シュナイゼルお兄様の用事の後に」
ルルーシュ 「分かった。それじゃ終わったら電話をするよ」
ユーフェミア 「分かりました。電話、待っていますね」
135 = 1 :
PM4時40分
ジノ 「・・・・・・」
カノン 「・・・・・・」
シュナイゼル 「ルルーシュは随分とチェスが上手くなったね。私も昔よりチェスをする機会は減ったけど腕は落ちてないと思っていたんだけど・・・ここまで追いつめられるとは」
ルルーシュ 「ですが流石は兄上です。この展開になってしまった以上なかなか崩せそうにないです。鉄壁の守りと言うところでしょうか」
シュナイゼル 「そういう君は攻め上手だね。時には守りを崩して相手に攻めの展開を与えない。ルルーシュ相手だと中々攻められないよ」
ルルーシュ 「ですが今は膠着状態。千日手が増えつつあります。ここまで行くとどう攻めればいいか私も迷いますよ」
シュナイゼル 「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいよ」
シュナイゼル 「エリア11で裏では有名な打ち手を幾人も破っている君に言われるとね」
ルルーシュ 「!?」
136 = 1 :
ルルーシュ 「・・・知っていましたか」
シュナイゼル 「まあ、ね。知人が君に敗れて大層悔しがっていたよ」
ルルーシュ 「知ったのはその知人経由からですか?」
シュナイゼル 「いや、その前からだね。実は君のことは日本との戦争の時から調べててね。5年ほど前かな、君のことを知ったのは。アッシュフォード学園にルルーシュ・ランペルージという生徒がいることに気付いてね。姓は違うけどルルーシュという名前からまさかと思って調べたらそのまさかだったよ。君のチェスでの活躍を知ったのはそのあとかな」
ルルーシュ 「知っていてなお黙っていたのですか。全く人が悪い」
シュナイゼル 「皇族に戻りたいなら例えあのようなことがあっても直ぐにアッシュフォード家を通じて戻っていただろう。そうしないのには君自身に何か理由があると思ったから黙っていたんだ。外れてはいないと思うけど」
ルルーシュ 「ええ、そうですね」
137 = 1 :
シュナイゼル 「逆に今さらになって皇族に戻るためにこうして姿を現したということはそうせざる負えない何かがあったのかな?」
ルルーシュ 「・・・何のことでしょうか」
シュナイゼル 「例えばエリア11の反抗グループの一つの黒の騎士団がここ最近目覚ましい活躍をしているようだけど・・・それに関係があるとか」
ルルーシュ 「!?」
ジノ 「えっ!?」
シュナイゼル 「おっと、そんな手でいいのかい?なら攻めさせてもらうよ」 カチッ
ルルーシュ 「くっ・・・」
シュナイゼル 「守りも中々上手いね。でもこれで状況が動いたね。さてどうしようかな」
ルルーシュ 「流石ですね、このような手で状況を動かしにくるとは」
シュナイゼル 「心理戦だよ。思考がどちらも冷静ならあのような局面では状況はそうそう動かない。なら積極的に揺さぶらなければ」
ジノ (ルルーシュ様が黒の騎士団と関係が・・・どういうことだ。ルルーシュ様はこれからエリア11の総督になるはずでは)
138 = 1 :
これで今回の投下を終えます
それと返信で
>>118>>120-124
乙ありがとうございます
>>125
改行がおかしいということですので試しに今回少し変えてみました。
読まれている方はどうでしょうか? 少しご意見が欲しいです。
>>126
期待ありがとうございます
139 :
おつおつ
140 = 1 :
訂正
PMではなくAMですね
AM8時
ルルーシュ 「わかってはいたがやはり朝食も護衛が一緒か」
ジノ 「すみません。こういう決まりでして。少し窮屈でしょうがそこはこらえてください」
ルルーシュ 「・・・いや、そこまで言わなくていい。ただ今まではナナリーや咲世子さんと一緒か一人だったから少し違和感を感じるだけだ。ここにはもう数日はいるのだからそのうち慣れるだろう」
ルルーシュ (まあ知らないおっさんと一緒に食べるよりはましか)
ルルーシュ 「そういえば俺の護衛をする前はジノは欧州戦線にいたんだったか」
ジノ 「はい。といいましても一時期だけで途中参加という形でしたが。近々コーネリア様がEU方面軍総司令となるようですね。戦線は膠着状態ですがこれで状況が動くでしょう」
ルルーシュ 「そうか」
141 :
乙です
143 :
乙です。
普通に読みやすいっす
144 :
3レスだけですが投下します
145 = 1 :
ルルーシュ「なっ!?」
シュナイゼル「思考に集中し過ぎたね。まあこれが公式試合だったらこんな相手を惑わす行為は反則だけど」
ルルーシュ「兄上、あなたはただ私を探るためだけにチェスに誘ったのですね。残念で仕方ありません」
シュナイゼル「いや、純粋に強くなったルルーシュと対局したかったという気持ちも大きいよ。ただ君にこんな嫌われるようなまねをしたのは本当に君が黒の騎士団の協力者か知りたかったからさ。もしそうなら私たちは協力し合える関係だ」
ルルーシュ「何!?」
ジノ「!?」
シュナイゼル「まあ黒の騎士団は今は表面的には行政特区日本の協力者だがユーフェミア以外の皇族は皆懐疑的。君はまだまだ影響力はないし、私なら色々と助けられる」
シュナイゼル「黒の騎士団が行政特区日本に参加するのは本来なら下策中の下策だけど君という協力者だいるなら内部から徐々に支配出来ると踏んだんだろう。でも時間がかかりすぎる。私がいればそれも大分縮まるだろう」
ルルーシュ「それも全て私が黒の騎士団の協力者ならという前提の上でですが。一応は黒の騎士団はテロリストから協力者になったので罰せられることはないですがかなりの問題発言ですよ、兄上。」
シュナイゼル「これくらい平気さ」
146 = 1 :
ジノ(わからない。ルルーシュ様は本当に黒の騎士団の協力者なのか。単なるシュナイゼル殿下の余興なのか。
しかし私が聞いているというのにこのような会話をするということはただの余興なのか・・・)
ルルーシュ「・・・失礼します。今の話しは聞かなかったことにしますよ兄上」
シュナイゼル「・・・もしも気が変わったらいつでも私に声をかけて欲しい」
ルルーシュ「そのような機会があれば。行くぞ、ジノ」
ジノ「はっ、はい」
シュナイゼル「・・・・・・」
147 = 1 :
ルルーシュ (わからない。何故あのようなことを俺に。奴は何を考えている。少なくても俺を黒の騎士団に所属していると決め込んだうえで俺にあそこまで露骨に接触してきた。そして最後の発言から俺が奴にそう遠くないうちに協力を求めると思っている。気に食わないが確かに俺は奴の提案に揺れている。だがまだ決めるには早い。もう少し情報を集めてからだ。どっちにしろな)
ジノ 「ルルーシュ様、先ほどの会話は・・・」
ルルーシュ 「・・・心配するなジノ。あれは兄上が良くやる戯れだ。ああいって人をおちょくる性格なのだ」
ジノ 「そうでしたか。良かった」
ルルーシュ (ジノをもう少しこちら側に引き込む必要が出来たな。あの会話を聞かれた以上は。ギアスを使うか・・・いや、まだ早いか)
ルルーシュ 「さて、約束通りユーフェミアに電話をしなければな」
148 = 1 :
以上で投下を終えます
>>139>>141-143
乙ありがとうございます
149 :
待っとるぜ兄貴
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