元スレ和「やっぱり京咲はナンバーファイブですね」京太郎「?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
301 :
さて、再開と行きたいのですが
今日はちょっと、色々あって出来そうにありません
深い理由でもないのですが
単にに、ちょっとお休みを頂こうかと
多分、明日は問題なく再開できると思いますので
微妙におまちください
302 :
おいっす
303 :
やべぇよ…やべぇよ…
305 :
また京ちゃんの胃と心が死んでしまうのか……
306 :
何処から読めばいいんだ…
307 :
縦読みは……京ちゃんが死んじゃう!
308 :
再び……ってうわあああああ
309 :
>>297
ネリー厨はいい加減自重しろって
310 :
もう京ちゃんはハンドボール選手になって明華と一緒にフランスへ移り住んだらいいんじゃないかな?(提案)
311 :
さきふたたびじゃないの縦読み
312 :
最近女の子増えたからね。咲さんも嫁さんとしてアピールしなきゃね(白目)
313 :
ネタ提供
美琴「もう我慢できないわ!」
禁書SSで一次、変態アホスレ四天王と呼ばれてた作品の1つ
314 :
>>313
ガチ盗撮モノとはこれまた……よいものを
イヤー、流石にSSを丸パクリするのはまずい気もするので、似た感じにアレンジしてみようかとも思います
トンデモ過ぎるあの変態ぶりを再現すると誰か一人がとてつもない犠牲を払うことに……
今更ですかね、それは
ヤンデレネタも最近してないよーな気もしますし
しばらくぶりに、京ちゃんのSAN値を削ってみますか
315 :
おいバカやめろ
やめろ
316 :
やめてあげてー!
317 :
ガイトいやし、か
318 = 1 :
【二十七章 極道返上! 女子力アップの五つのルール!】
東京駅前
智葉「……」ドクンドクン
私の名は辻垣内智葉
臨海女子に通う、高校三年だ
普段の私は地味目な格好で、周囲からの評判は芳しくない
その理由は幾つかあるが、その主だったものは二つ
一つ目は、私自身が外見に無頓着だということ
そして二つ目は、私の家柄に関することだ
女H「今日のPさんは格好いいですっ!」ワッホイ
男P「そうか? いつもと変わらないと思うが……」
女M「Hはちょっとくっつき過ぎだと思うな。そこはMの特等席なの」アフゥ
女A「二人共ずるいわ~、こんな場所で堂々とくっつくなんて~」ドタプゥーン
女Y「わ、私だって!」プルプル
女M「へへっ、ボク逹だってやれるところをみせてやろうよ!」ヤーリィ
女A「やりますぞ→」
女M「やりますか→」
女H「自分だってアピールするぞー!」
女T「まこと、あの方の隣を奪うのは骨が折れますね」フフ
女Y「うっうー! 頑張りまぁーすっ!」
女I「だ、誰があのバカの為に……そのっ」
女R「アンタ逹ねぇ、もうちょっと自分逹の立場ってものをね」
女K「はぁはぁ……今年は京ハギが熱いピヨ」ハァハァ
ワラワラワラワラワラ
智葉「……くっ」
今時の女性は本当に煌びやかだと思う
まさか、道行く一般人ですらあそこまでキラキラと輝いているとは
童貞T「ちっ、相変わらずうるさいな連中だぜ」
イケメンH「おやおや、嫉妬かい?」チャオッ
トイレS「格好悪いなぁ」
智葉「(東京の美形偏差値が高すぎる……)」ズゥーン
いつもなら、気にはならない他人の容姿
しかし、この時ばかりは気にしてしまう
なぜなら――
京太郎「あ、お待たせしました!」
智葉「っ」ドキッ
京太郎「須賀京太郎です。初めまして」ニッ
智葉「……」コクコク
今日の私は、この男とデートをするからだ
319 = 1 :
この男とデートする切っ掛けとなったのは、私がとあるDVDを観たこと
目の前の男、須賀京太郎に関するデータが詰まったそのDVDには……
咲『かわいそーなコ☆』
照『アッファーン!!』
この世のものとは思えない、おぞましい地獄が映し出されていた
京太郎「でも、どうして俺を? どこかで面識がありましたっけ?」
智葉「いや、それは」
でも、そんな地獄の中にありながらこの男は前を向いた
地獄を抜け出そうと、逃げようとするのではなく
京太郎『俺が、俺がみんなを助けるんだ』
地獄を変えようと
大切な仲間を、時には見ず知らずの女を守ろうと
彼は自らを顧みずに戦うことを誓った
そんな、彼の姿に私は――
智葉「少し、興味があって」
惹かれてしまったんだ
京太郎「興味?」
智葉「……」コクッ
京太郎「あぁ、そっか!」
智葉「!」ドキッ
京太郎「俺が三尋木プロに習っていることが、バレたんですね!」
智葉「……?」
京太郎「この話を持ってきた透華さんあたりから聞いたんでしょう?」
智葉「……ああ」
理由なんかどうだっていい
彼がそう思ってくれるなら、私にとっても都合がいいしな
京太郎「でも俺、まだまだ微妙ですよ。少しは強くなりましたけど」
智葉「それを決めるのは私だ」
京太郎「そうですか? じゃあ、後で打ってみましょうね」ニッ
智葉「……」コクッ
さて、こういうことに慣れていない私がどうして彼とのデートに踏み切ったのか
それは、パソコンで調べたサイトにこう書いてあったからだ
『絶対に男を落とす 女子力をアップする5つのルール』
そう、これさえあれば……私だって!
京太郎「……?」
320 = 316 :
ああ……そのおぞましい地獄を生み出したのは、まさにそれだって言うのに……!
321 = 1 :
京太郎「辻垣内さん?」
さて、そろそろ動き出すか
私だって、ヤれるところを見せるしかない!
いつまでも、お嬢のままでいられない
この男を、手中に収める為に!
智葉「あ、ああ。じゃあ、行こうか」スッ
フワッ
京太郎「!」ドキッ
智葉「どうした?」カツッカツッ
京太郎「あ、いや。なんだか辻垣内さんって、そういう服装のイメージが無かったので」
智葉「!」ドキッ
そう、今日の私はハイヒールにミニスカートという服装だ
普段、ズボンやロングスカートの格好しかしない私にとって
この格好は、かなりの冒険だったりする
智葉「に、似合わないか?」ドキドキ
京太郎「いいえ。とっても似合いすぎていて、見とれちゃいました」ニッ
智葉「そうか……そうか。似合う、か……似合うのか……//」モジモジ
やったぞ、まさかいきなり一発目から成功するなんて
これで、私も女として一歩前に踏み出せたということか
智葉「フフフ……」コツッコツッ
京太郎「(上機嫌でスキップ踏んでる……こけないといいけど)」ハラハラ
【辻垣内智葉の極道返上ルール1 たまにはスカートやハイヒールを履いてみる】
今、女性のパンツスタイルやスニーカーファッションは珍しいものではありません。
中には、ここ何年もパンツやスニーカーばかりで、スカートやハイヒールなんか履いていないという女性も多いのではないでしょうか。
そんな女性も、たまには気分転換にスカートやハイヒールを履いてみましょう。
毎日このファッションを続けなければいけないというわけではありません。
何ヶ月に1回だけでも、女性にしかできないファッションをしてみることで、不思議と気分が変わるものです。
「私にも、こんなに女性っぽい部分があったのか」という不思議な気持ちになるかもしれませんが、その気持ちをぜひ楽しんでみてください。
この気分を楽しむことが、女子力アップにつながります。
322 :
女子力()じゃない…
323 :
まともや
324 :
まぁ、咲や照のアレだって用法を間違わなければ効果はあるのだろうし…
325 :
それ書いたやつは絶対結婚している
326 = 1 :
京太郎「やっぱり東京は色んなお店が多いですね」
智葉「ああ。お洒落な物も多い」コツコツ
京太郎「長野じゃあまり見られないものばかりですよ」
智葉「ふふっ、よければ沢山見ていくと……っと」フラッ
京太郎「危ないっ」ダキッ
智葉「なっ!?」ドキ
京太郎「危ないですよ。気をつけてくださいね」
智葉「……ありがとう」カァ
あぁ、なんてことだ
つい最近まで、部内で――
智葉『彼氏? そんなことで部活を休んでいいと思っているのか?』
智葉『男なんて必要無い。高校生の身分の恋愛など、どうせ精神病の一種だ』
なんて言っていたのに
今では、こんな……ベタベタな展開まで
智葉「(は、恥ずかしい……)」
京太郎「(今ので緊張しちゃったのかな?)」ウーン
智葉「(ここはどうにか空気を変えないと)」グッ
京太郎「辻垣内さん?」
智葉「あ、あれを見てくれ!」ユビサシ
京太郎「へ?」
智葉「綺麗な砂時計だ」
ショーウィンドウ越しに見える、アンティーク風の砂時計
その中身の砂は、まるで星屑のように輝いている
京太郎「へぇ、スターダスト・砂時計だそうですよ」
智葉「フィールドのカードを破壊する効果を自身をリリースすることで防ぐのか」ナルホド
京太郎「欲しいんですか?」
智葉「いや、綺麗だと思っただけだ。砂時計は、私には必要無い」
メグあたりなら、カップラーメンのために欲しがりそうだが
そもそも私は、光り物やこういう調度品に興味が無いしな……
京太郎「じゃあ、ああいうのはどうです?」
智葉「え?」
須賀京太郎が指さしたのは、ペットショップだった
店頭には、可愛らしい子犬や子猫が沢山並んでいる
327 :
かわいい
328 = 1 :
子犬「わふぅ」
京太郎「おーよしよし。餌が欲しいのかー?」
智葉「……」
生き物はあまり得意じゃない
家に飼っているのは番犬用の可愛くないものばかりだし……
京太郎「ほら、辻垣内さんもどうぞ」
智葉「あ、いや。私は……」
京太郎「大丈夫。可愛いですよ?」
智葉「……」
そうだ、ここで引いていたは何も変わらない
私は、あのサイトを見て変わる決意をした筈だ
智葉「わ、わかった」オズオズ
京太郎「ほら、一緒にケージの中に手を入れてみましょう」スッ
ギュッ
智葉「ひゃっ」
京太郎「ほら、行きますよ」
子犬「∪・ω・∪」ペロペロペロペロ
京太郎「あはははっ、くすぐったいですね」
智葉「(須賀京太郎に手を握られている須賀京太郎に手を握られている須賀京太郎に手を握られている)」ドキドキドキドキ
京太郎「辻垣内さん?」
智葉「にょひゃいっ!?」
京太郎「?」
智葉「あ……いや、なんでもない」
京太郎「にょひゃいって」
智葉「な、なんでもないと言っただろう……//」カァァ
京太郎「かわいい」ボソッツ
智葉「っ!?」ボフッ
京太郎「……癒される」ボソッ
智葉「~~~~~っ!?」ゾクゾク
こ、これが!?
これが女子力アップの効果だと、いうのか!?
【辻垣内智葉の極道返上ルール2 美しいもの・かわいらしいものに触れてみる】
何だかロマンチックな雰囲気のあるもの・かわいらしいものに触れると、自然と優しい気持ちになってきます。
このゆったりした優しい気持ちこそが、「内面の女子力」を大幅に上げていくのです。
勇ましい雰囲気のものが好きな女性も最近は多いですが、たまには気分転換に美しいものやかわいらしいものに触れ、心のゆとりを取り戻してみましょう。
美しいものやかわいらしいものが苦手な人は、最初は退屈かもしれませんが、無意識的に心に残っているものです。
これをたまに繰り返していくと、美しいもの・かわいらしいものの良さが何となく自分の心に伝わり、女性特有の「慈しみの気持ち」が芽生えてきます。
この慈しみの気持ちこそが、女子力や母性へ繋がるのです。
329 = 1 :
京太郎「子犬も可愛かったですね」テクテク
智葉「……も?」
京太郎「子犬 も 辻垣内さんも」クスクス
智葉「……」ポカポカ
京太郎「あいたたた」
智葉「……うぅ」
今のところうまくいっているが、なんだかやられっぱなしのような気がする
ここはどうにか私が上手になりたいものだが……
京太郎「そういえば、辻垣内さんって」
智葉「?」
京太郎「いえ、普段はメガネですよね」
智葉「ああ、そうだが」
京太郎「対局の時も、かけてる時とかけない時がありますよね?」
智葉「よく知っているな」
京太郎「試合前にみんなで研究してましたから」
そうか、だから私のことをある程度知っているというわけか
京太郎「なにかこだわりでもあるんですか?」
智葉「こだわり、というほどのものでもないが……」
京太郎「はい」
智葉「ここ一番の大勝負には、必ず外しているな」
京太郎「へぇー……じゃあ」ドキドキ
智葉「ん?」
京太郎「今も、大勝負なんですか?」
智葉「……へ?」
京太郎「髪も下ろして、メガネも外しているじゃないですか」クスクス
智葉「あ、え? うぇっ!?」カァァァ
京太郎「今の辻垣内さん。すっっっごく魅力的です」
智葉「」ボムッ
【辻垣内智葉の極道返上ルール3 外見に磨きをかける】
女子力をアップさせるのに最も効果的なのは、外見を磨くということです。
美人かそうでないかということは、生まれつきの顔立ちというのが大きく左右しますが、
仮に美人でなくてもファッションや髪型をおしゃれにしたり、今風にして古臭くならないようにしたりという事で、女子力をアップさせる事ができるものです。
いつも地味な色の服ばかり来ているのなら、男性にも好評なやわらかくて明るいカラーの服にかえてみるだけで、印象が大きく変わるでしょう。
いつもパンツばかりの女性がスカートやワンピースを着るだけで、女子力のアップにつながるはずです。
さらに、くどくならない程度にアクセサリーやネイルをつけたりと、改善しようと思えばいくらでもポイントはあるのです。
女子力をアップさせたいのなら、自分の好みの服装ばかりでなく、男性にも好評な服やカラーを取り入れてみるのもいいでしょう。
330 = 327 :
下着も勝負してるか気になる
331 = 316 :
凄い、ここまでまともな展開だ……
最後にどんでん返しで酷いオチになるのは勘弁してほしいですが……
333 = 1 :
>>332
な清関無
334 :
(まさかシ...いや、よそう。俺の勝手な予想でみんなを混乱させたくない)
気を抜くときは外して、気を引き締めるときはかけるもんじゃなかったっけ?ガイトさん。
335 = 1 :
>>334
せ、せやったな……
単行本借りパクされてるから、細かいところで粗が出てもうたわい
公園
京太郎「そろそろお昼ですね」
智葉「そ、それなんだが……」モジモジ
京太郎「どこかいいお店でも知ってるんですか?」
智葉「いや、期待に沿えるかどうかはわからないんだが、その」スッ
京太郎「あ、お弁当!」
智葉「……た、食べてもらえるか?」オズオズ
京太郎「も、もちろんですよ!」パァァ
智葉「(早起きした甲斐があった)」ホッ
回想
智葉「いいな? 私が厨房にいる間、誰ひとりとして中に入るな」ゴゴゴゴ
黒服A「し、しかしお嬢!」
黒服B「お嬢になにかあれば俺たちがオヤジに叱られます!」
智葉「……今ここで、指を詰めたいか?」ゴゴゴゴゴ
黒服AB「「アファーン!」」ジョバババ
公園
智葉「(あ、味はどうだろう?)」ドキドキ
京太郎「うわぁ、すっごい綺麗なお弁当!」
智葉「み、見た目はな」ドキドキ
京太郎「いっただきまーす!」パクッ
智葉「……口に合ってくれ」プルプル
京太郎「……」モグモグ
智葉「ど、どうだ?」
京太郎「この卵焼きを作ったのは誰だ!!」カッ
智葉「!?」ガァーン
ま、まさかそんなにまずかったのか!?
京太郎「めちゃうめぇ」ホヘェーン
336 = 1 :
>>329
少し遅いですが、訂正しておきます
ちょーごめんだよー すこやんの女子力を生贄にするから許して欲しいよー
京太郎「子犬も可愛かったですね」テクテク
智葉「……も?」
京太郎「子犬 も 辻垣内さんも」クスクス
智葉「……」ポカポカ
京太郎「あいたたた」
智葉「……うぅ」
今のところうまくいっているが、なんだかやられっぱなしのような気がする
ここはどうにか私が上手になりたいものだが……
京太郎「そういえば、辻垣内さんって」
智葉「?」
京太郎「いえ、普段はメガネですよね」
智葉「ああ、そうだが」
京太郎「対局の時も、かけてる時とかけない時がありますよね?」
智葉「よく知っているな」
京太郎「試合前にみんなで研究してましたから」
そうか、だから私のことをある程度知っているというわけか
京太郎「なにかこだわりでもあるんですか?」
智葉「こだわり、というほどのものでもないが……」
京太郎「はい」
智葉「親しい者に気を許す時には、必ず外しているな」
京太郎「へぇー……じゃあ」ドキドキ
智葉「ん?」
京太郎「今も、気を許してくれているんですか?」
智葉「……へ?」
京太郎「髪も下ろして、メガネも外しているじゃないですか」クスクス
智葉「あ、え? うぇっ!?」カァァァ
京太郎「今の辻垣内さん。すっっっごく魅力的です」
智葉「」ボムッ
【辻垣内智葉の極道返上ルール3 外見に磨きをかける】
女子力をアップさせるのに最も効果的なのは、外見を磨くということです。
美人かそうでないかということは、生まれつきの顔立ちというのが大きく左右しますが、仮に美人でなくてもファッションや髪型をおしゃれにしたり、今風にして古臭くならないようにしたりという事で、女子力をアップさせる事ができるものです。
いつも地味な色の服ばかり来ているのなら、男性にも好評なやわらかくて明るいカラーの服にかえてみるだけで、印象が大きく変わるでしょう。
いつもパンツばかりの女性がスカートやワンピースを着るだけで、女子力のアップにつながるはずです。
さらに、くどくならない程度にアクセサリーやネイルをつけたりと、改善しようと思えばいくらでもポイントはあるのです。
女子力をアップさせたいのなら、自分の好みの服装ばかりでなく、男性にも好評な服やカラーを取り入れてみるのもいいでしょう。
337 = 334 :
黒服w
338 :
>>336
すこやんの女子力?
無いものを生け贄に捧げるってどうやって?
339 = 1 :
智葉「!!」
京太郎「こんなに甘い卵焼きぃ……ほへぇ」
智葉「それは本当か!?」
京太郎「はい。すげぇ美味いです!」
智葉「そ、そうか。よかった……」ジィーン
京太郎「辻垣内さんは料理が上手なんですね」
智葉「それほどでもないさ。レシピ通りに作っただけだからな」
京太郎「それだけじゃこうは美味くなりませんよ。センスがありますって」
智葉「……」モジモジ
京太郎「そういえば辻垣内さんって、麻雀以外にはなんの趣味があります?」
智葉「趣味、か。最近は、その、似合わないかもしれないが編み物を……」ゴニョ
京太郎「え? 編み物ですか? 奇遇ですな、俺も始めたんですよ」
智葉「え」
京太郎「気が合いますね! 俺たち!」ニカッ
智葉「はぐぅ……//」
こ、この男!?
なんという、なんという男なんだ……!
京太郎「後は最近、サボテンを育ててます」アハハ
智葉「サボテンを? 私は生花を少し」
京太郎「へぇ! 生花って、あれどうやるんですか?」
智葉「最初は感覚だったが……」
京太郎「もっと詳しく教えてください!」キラキラ
智葉「(まるで純粋な子供だな)」クスクス
【辻垣内智葉の極道返上ルール4 女子ならではの趣味や得意な事を身につける】
女子力をアップさせるもう一つのポイントは、女子らしい趣味や得意技を身につけるという事です。
料理が好きな女子はまだまだ男性からの評判も良く、女子力が高いとみなされます。
料理以外にも、ピアノやお菓子作りが得意だったりすると、やはり女子力が高いと思われます。
小さなことでよいのです。
例えばお裁縫が得意とか、花を育てるのが好き、といった事など、女子力を高める趣味や得意技は色々ありますので、自分が本当に好きな事を身につけて、女子力アップをはかってください。
340 = 322 :
お菓子つくり……なぜはやりんはあんなことになってしまったのか
341 :
はやりんはHAYARIよりマシだろ、ゲロ吐いてないし
342 :
アラサーの体液入りクッキーvs女子高生のウンコ
343 = 1 :
京太郎「生花について詳しくなれたぞー」
智葉「そんなこと覚えてどうするんだ?」
京太郎「いや、なんか面白そうだなって」
智葉「そういいものとも思えないが」
京太郎「えー? かっこいいですよ」
智葉「そういうものなのか?」
気が付けば、弁当を食べ終えて
二人でベンチに横並びに座り、他愛のない談笑を続けていた
普段、メグ逹と話す時より――どうも、気が楽だ
男と話すことなんて、うちの若い集ぐらいとしかなかったからな
京太郎「辻垣内さん?」
智葉「あ、いや。なんでもない」
京太郎「……」
智葉「ところで、その、辻垣内という呼び方だが……」
京太郎「はい?」
智葉「呼びにくくないか? なんなら、智葉と呼んでもらっても」ドキドキ
京太郎「……」
智葉「(ど、どうだ)」ドキドキ
京太郎「そうです、ねぇ……」
京太郎「イヤです」キッパリ
智葉「……え?」
344 = 324 :
>>340
はやりんは純粋過ぎた故に愛と性欲の境界が曖昧になってしまったんだよ…
345 = 334 :
マホはバレンタインで宮永姉妹と同じことしてたから、多分あの悪夢はマホの元々のポンコツぶりとHAYARIの狂気の相乗効果でああなったのでは、と思ってる。
346 = 1 :
智葉「(なんで、どうして……?)」ジワッ
京太郎「だって、辻垣内さん」
智葉「(あんなに、一緒にいたじゃないか)」
たった一日でも、私は……楽しかった
なのに、なのに……まだ、君は心を開いてくれていないのか?
智葉「(そうだ。私が悪いんだ。全て、この私が)」
女っぽくないから
女子力が低いから
こんな女、名前で呼びたくはないんだろう?
だったら、もっと……もっとだ
智葉「わ、私!」
京太郎「!?」ビクッ
もっと、女の子っぽくなれば!
智葉「ごめんね。私、変なこと言っちゃったね」
京太郎「……え?」
君も、認めてくれるだろう?
京太郎「辻垣内……さん?」
智葉「あははっ、もう忘れて。私は大丈夫だから」ニコッ
京太郎「ちょ、ちょっと待ってください」
智葉「どうしたの?」
京太郎「だ、だって口調が!」
智葉「あ、これ? 気にしなくていいよ。あんな言葉遣い、可愛くないでしょ?」
京太郎「可愛くないって……」
智葉「それよりもう行こっ! 雀荘にでも行って、練習しようよ」グイッ
京太郎「……」
智葉「ね? いいでしょ?」
【辻垣内智葉の極道返上ルール5 言葉やしぐさを女性らしくする】
最近は女性でも普通に男性の言葉を使っている人も多いですよね。
とても大切なことなのでお伝えしますが、女子力アップを狙うなら、言葉遣いが荒っぽくならないように気をつけるべきです。
あまりきどりすぎもよくないですが「○○してんじゃねーよ」みたいな言葉を女性が使っていると、男性から見ただけでなく年配者や社会的地位のある方から見ても、いただけないなと思われてしまいます。
そして、きれいな言葉遣いをするのと同時に、あまり早口にならないなどといった事についても気をつけましょう。
また、仕草を丁寧にすると、それだけで印象が違って見えます。
例えばモノを動かす時にもそっと両手を添える、椅子に座る時にも膝を揃えて姿勢よくする、廊下をバタバタ走らない、こういった仕草に気をつけるだけで、女子力をアップさせることになるのです。
普段忙しくてつい仕草が乱暴になりがちな人は、特に意識して改善してみると、一気に女子力を上げる事ができます。
京太郎「……待ってください」
智葉「……?」
京太郎「まだ、俺の話は終わってないですよ」
347 :
良かった。今回も綺麗に終わりそう。
348 = 1 :
智葉「話? 話ってなんのことかな?」
京太郎「その口調のことは……一度置いておきます」
智葉「あはは、気にしなくていいのに」
京太郎「……俺が、辻垣内さんを名前で呼ばない理由です」
智葉「っ」ズキィン
やめてくれ
京太郎「ちゃんと聞いてください」
もう、いい
智葉「な、何かな? 別に、私はもう気にしないよ」
そんな理由を聞いてしまったら
もし、それが拒絶の言葉だったら
京太郎「辻垣内さんが――」
智葉「もう、やめて……」
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
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.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
京太郎「一度も、俺のことを呼んでくれないからですよ」ポリポリ
智葉「……え?」
京太郎「今日会ってから、今まで、たったの一度も」
智葉「あ、え?」
京太郎「辻垣内さんは俺のこと、なんで呼ぶんですか? それが分からなきゃ、俺……呼び方を変えませんから」プイッ
智葉「……あっ」
そうだ
私はこれまでずっと、彼の目に自分がどう映るかどうかを気にしてばかりで
彼のことを、気にしていなかった
京太郎「須賀君でも、京太郎君でも、呼び捨てでも、俺は辻垣内さんの好きに呼んで欲しいです」
智葉「……う、うぅっ」ジワッ
私はなんてバカなんだ
自分のことが手一杯で、彼の気持ちをないがしろにして
智葉「ごめん、ごめんなさいっ……うぅっぁぁ」ポロポロ
京太郎「泣かないでください。俺、もう誰の涙も見たくないんです」ナデナデ
智葉「きょ、京太郎……くん?」キョトン
京太郎「ああ、やっと呼んでくれましたね」
智葉「あっ」
京太郎「これで俺も、ちゃんと呼べます」
349 :
これが落とし神の力か
350 = 1 :
京太郎「智葉さん」
智葉「!」
京太郎「智葉さん」ニコッ
智葉「ああ、京太郎君」
私は、大事なことを見失っていた
京太郎「なんですか智葉さん?」
智葉「なんでもない京太郎君」
確かに女子力を上げることは必要だ
京太郎「なんでもないわけないじゃないですか智葉さん」
智葉「なんでもあるわけないだろう智葉さん」
でも、それはあくまで私という存在を彼にアピールする過程に過ぎない
京太郎「やるわけ ないだろう」カナイブチ
智葉「それはなんか違う」ペシッ
自分を曲げてまで、彼の気を惹いても……それはただの迷走だ
京太郎「ぷっ」
智葉「ふふっ」
あの姉妹と同じ――京太郎君の心を傷つけるだけの愚行
京太郎「あはははっ」
智葉「あはははっ」
私が本当に望んだもの
それは……
京太郎「智葉さん」
智葉「京太郎君」
京太郎「行きますか、雀荘に」ニッ
智葉「ああ。プロに鍛えられたという実力、みせてもらおうか」クスッ
須賀京太郎君が抱える闇、苦痛を
京太郎「へへっ! ぜぇーったいに負けませんからね!」
智葉「それはこちらの台詞だ」
和らげてあげること
ただ、それだけなのだから
【二十七章 極道返上! 女子力アップの五つのルール!】
カンッ!!!
みんなの評価 : ★★★×4
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