私的良スレ書庫
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元スレ島風「島風からは、逃げられないって!」
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ちょっと忙しくて書けなかった……
今書き溜めしてるから明日あたりに投下できるかも
遅くてすまんな
ちょっと忙しくて書けなかった……
今書き溜めしてるから明日あたりに投下できるかも
遅くてすまんな
子供が親の営みを見てゲロることもあるからヘーキヘーキ(根拠の無い自信)
翌日 強襲殲滅作戦開始日
風呂
島風「………………」シャアア
島風(結局、提督は来なかった)
島風(目が覚めたらトイレで自分の吐いたものにまみれていた)
島風(全部夢じゃなかった)
島風(提督と長門さんの、あの気持ち悪い行為も……)
島風(…………提督に何をしてたか聞いてみよう)
島風(気分はましになったけど……なんかイライラする)
港
各艦出発準備中
提督「…………」キョロキョロ
利根「お!提督!どうしたキョロキョロとしおって」
筑摩「提督、おはようございます」
提督「おはよう利根、筑摩。いやなに、準備がどうかと思ってな」
利根「ばっちりじゃ!いつでも出発できるぞ!」
利根「二度とこの前のような失態はせんぞ」
利根「今度は我輩が筑摩を守るのじゃ」
筑摩「姉さん……私も頑張ります!」
提督「期待してるぞ、二人とも」
提督「…………」キョロキョロ
提督「!」
提督「長門!」
長門「おぉ提督、どうした?」
提督「いや……準備は順調かと思ってな」
長門「あと少しだ、他の艦もじきに準備が整う」
長門「そうしたら出発だ」
提督「……そうか、ならいい」
長門「…………」
長門「……提督」
提督「なんだ?」
長門「…………」チュッ
提督「ちょっ……こんなところで……」
長門「ふふっ……」
長門「心配するな、私は大丈夫だ」
長門「私よりも他の娘に目を配ってやってくれ」
提督「……あぁ、そうしよう」
提督「頼んだぞ、長門」
長門「任せろ」
島風「…………」イライライライラ
長門「おっ、島風、こんなところにいたか」
島風「…………」
長門「秘書艦、頼むぞ。提督を支えてやるんだぞ」
島風「…………はい」
長門「帰ってきたら、また間宮にでも行こう」
島風「…………」
長門「じゃあ私は他の艦の準備の手伝いがあるから、ここで」
島風「…………」
長門「しばしの別れだ、それではな」
島風「…………」
島風「……行くわけないじゃん」ボソッ
提督「全艦集合したな?」
提督「では改めて。皆、おはよう」
提督「ついにこの日がきたな」
提督「作戦については重々承知だとは思うが……」
提督「本作戦が成功すれば、敵に大打撃を与えることができる」
提督「だがお前たちにとっては、つらく長い戦いになるだろう」
提督「無茶は承知だ、協力してくれ」
提督「自分に与えられた任務を全うしろ」
提督「しかし誰一人として沈むことは許さん」
提督「…………作戦が終わったら、皆で息抜きでもしよう」
提督「宴会、祭り、パーティでもなんでもいい」
提督「少し羽目を外そうじゃないか」
提督「各自、いい案を考えておいてくれ」
提督「以上!出発しろ!」
―――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
―――――――――
――――
提督「…………」
提督「全艦、出発したか……」
大淀「そうですね……なんだか鎮守府が静かです……」
提督「ほとんどの艦が出撃だからな、仕方ないさ」
提督「仕方ないが、やはり寂しくなるな……」
大淀「無事に作戦を完了できるように、頑張りましょう」
提督「うむ……」
大淀「艦隊が作戦展開地域に着くまで、まだかなり時間があります」
大淀「到着したらお呼びしますので、作戦司令室までお願いします」
提督「あぁ、分かった。それまでは執務室にいる、何かあれば連絡をくれ」
提督「島風、行くぞ」
島風「…………」コクリ
提督執務室
提督「ふむ、やはり鎮守府が、がらんとしている」
提督「執務室に来るまで誰ともすれ違わなかったしな」
提督「静かだから仕事は捗りそうだが……やはり物足りない気がする」
島風「…………そうですね」
提督「……どうした島風?元気がないようだが」
提督「さては長門が行ってしまったから、寂しいんだろう?」
島風「……」ピクッ
提督「まぁ仕方ない、長門と島風は仲がよかったからな」
島風「違う!!!そんなんじゃないもん!!!」
提督「」ビクッ
提督「…………どうした、いきなり大声出して」
島風「………………」
提督「……どうしたんだ?大丈夫か?」
島風「……ねぇ提督」
島風「私ね、昨日の夜、提督の部屋に行ったの」
提督「……昨日の夜?」
島風「一緒に寝たかったの……だけど……」
島風「提督の部屋から、長門さんの声が聞こえたの」
島風「とっても辛そうな声」
島風「鍵が開いてたから覗いたの……」
島風「そしたら提督と長門さんが抱き合ってた」
島風「キスしながら」
島風「何をやっているのか分からなかった、だけど……」
島風「すごく気分が悪くなったの」
島風「……ねぇ提督、あれは何だったの?」
島風「長門さんとなにしてたの?」
提督「…………」
提督「……部屋を覗くのは感心できないな」
島風「ごめんなさい……」
提督「鍵をかけ忘れていたのにも非はあるがな……」
提督「…………」
提督「……あの行為についてだが」
提督「あれはだな……愛し合う者同士がすることなんだ」
島風「愛し合う者同士……?」
提督「お互いの愛を確認するためにな……」
提督「島風はそういう知識がないから、尋常じゃないと思っただろう」
提督「だが普通の行為なんだ、気持ち悪くなんてない」
提督「むしろ気持ちいいくらいだ、島風もその内分かるさ」
島風「ちょっ……ちょっと待って」
島風「愛し合う者同士ってどういうこと?」
島風「提督は長門さんが好きってこと?」
提督「……まぁ、そうだな」
島風「なんで?」
提督「……なんで、と聞かれてもな」
提督「長門にはいつも世話になってるからな……」
提督「いつからか好きになってしまった」
島風「……そんなの変だよ」ボソッ
提督「ん?なんて言った?」
島風「そんなの、変だよ!!」
島風「絶対におかしい!!!」
島風「だって提督、島風のこと大好きって言ったでしょ!?」
島風「この前!朝、波止場で会ったときに!!!」
島風「大好きって言ったもん!!」
島風「なんで島風のこと大好きなのに、長門さんのこと好きなの!?」
島風「そんなの、変でしょ!?おかしいよね!?」
島風「提督は島風のこと大好きなのに!!!」
提督「落ち着け!!!」
島風「」ビクッ
提督「…………少し落ち着け」
島風「……」コクリ
提督「……説明させてくれ」
提督「俺は長門のことが好きだ」
島風「…………嫌」
提督「だが島風のことも好きだ」
提督「長門は恋人だ、そういう意味で長門が好きなんだ」
提督「島風は恋人というより家族だな」
島風「でも……でも島風のこと好きなんでしょ……?」ウルウル
島風「だったら長門さんと同じことしてよ……」
島風「抱き合って……キスして……」
島風「島風のここに、提督の入れていいから」
島風「ちょっと怖いけど我慢できるから」
提督「……すまないが、長門を裏切るようなことはできない」
島風「嫌……嫌だよ……」
島風「提督の一番じゃないと嫌……」
島風「お願い、提督……いっぱい提督のお世話するから」
島風「提督の言うことなんでも聞くから」
島風「お願い……提督、お願い……」ポロポロ
提督「…………」
提督「すまない」
島風「うぅ……嫌だ……嫌だよ……うぅ……」ポロポロ
提督「お前は少し混乱しているんだ」
提督「きっと、行為を見たせいでな……」
提督「ショッキングだったろう、気持ちは分かる」
提督「だから少し休め……ほら、ソファに来い」
提督「膝枕してやるから横になれ」
島風「うぅ……はい……」ポフッ
提督「少し寝ていいぞ……」
島風「提督……提督……」ポロポロ
提督「顔がグシャグシャだぞ……何かで拭け」
島風「……」ゴシゴシ
提督「馬鹿、俺のズボンで拭くな……」
島風「ごめんなさい……嫌いにならないで……」ポロポロ
提督「嫌いになんかならないから、泣き止め」
島風「ごめんなさい……ごめんなさい……」ポロポロ
提督「大丈夫、安心しろ。ここにいてやるから」
島風「うぅ……」
乙
うちの鎮守府にもようやく島風が来たので陸奥とケッコンします
うちの鎮守府にもようやく島風が来たので陸奥とケッコンします
島風(提督……やっぱり安心する匂いがする)
島風(…………だけど提督は長門さんが好き)
島風(私は提督の一番じゃなかった……)
島風(でもそんなの許せるわけないよ)
島風(私の方が絶対、提督のことを想ってるし)
島風(提督に尽くせるのに……)
島風(きっと長門さんに、たぶらかされてるんだ……)
島風(提督は私が守ってあげないと)
島風(でも今は長門さんがいないから、チャンスだよね)
島風(いない間に私の方が役に立つってことを分からせればいいんだもん)
島風(そうすれば長門さんのことなんて、すぐ忘れるはず……)
島風(仕事とか身の回りの世話もやってあげて……)
島風(とにかく提督の役に立たなくちゃ)
島風(頑張らなきゃ……)
島風(…………だけど今だけは提督の膝で甘えてもいいよね)
提督「少し落ち着いたか?」
島風「はい……でももう少しこうしてたいです」
提督「あぁ、いいぞ」
提督(……かなり精神的に参っているようだな)
提督(俺と長門の行為を見てしまったショックが大きいようだが……)
提督(迂闊だった……)
提督(しかしそれだけではない……秘書艦の仕事で疲れているのだろう)
提督(だが今は大事な時期だ、他に秘書艦を務められる者もいない)
提督(島風にはまだまだ頑張ってもらわなければならない)
提督(それにしても……島風からこんなにも慕われていたとはな……)
提督(だが子供の恋だ……愛するということが、まだよく分かってない筈だ)
提督(適当にあしらっておけば、すぐに冷めるだろう)
提督(……しかし慕われていたことに対しては、素直に嬉しいがな)
2週間後
前線軍港
陸奥「あぁ~やっと帰投できた~今日も疲れた~」グッタリ
加賀「そうね、だけど敵の抵抗が少し弱くなってきたように感じるわ」
長門「こちらの被害も少ないしな……作戦が功を奏しているのだろう」
赤城「慢心しては駄目、沈んだらそれこそ提督に合わす顔がなくなってしまいます」
加賀「鎧袖一触よ、心配いらないわ」
陸奥「それより補給の前にお風呂に行きましょうよ、ベタベタして気持ち悪くて」
長門「そうしようか。お前たちはどうする?」
赤城「お供します。綺麗さっぱりして食べるご飯のほうがおいしいですから」
加賀「同じく」
風呂
カポーン…
長門「ふぅ……心地いい」
加賀「えぇ……疲れが飛びます……」
陸奥「そういえば、出発の時に提督が言ってた『息抜き』のこと、覚えてる?」
赤城「作戦が終わったら宴会でも祭りでもしよう、ということでしたね」
陸奥「そうそう、他にもいい案があれば出してくれって言ってたでしょ?」
陸奥「何か考えてる?」
長門「まぁ……特には考えてなかったな」
加賀「私も」
赤城「私もです」
陸奥「あら、あんまり乗り気じゃないのね」
長門「そんなことはないんじゃないか?ただ皆、考える余裕がなかっただけで」
加賀「楽しみではありますね、息抜きは大事ですから」
赤城「私はおいしいものが食べられるなら、どれでもいいです!」
陸奥「私はね、旅行なんてどうかなって思ったんだけど」
赤城「いいですねぇ、温泉街食べ歩きしたいです」
加賀「全員で行ったら鎮守府が空になってしまうわ」
陸奥「あ、確かにそうね……分けて行くっていうのも、なんか嫌よね」
長門「でも旅行か……いいな、行きたいなぁ」
陸奥「あらぁ?それは提督と、って意味かしら?」ニヤニヤ
加賀「そういう風に聞こえましたね」ニヤ
長門「全員で、だよ!全員で!からかうな!」
赤城「ふふふ…長門さん、ごまかしきれてないですよ」
長門「でも、まぁ……提督と二人でというのも……悪くないな」
加賀「結局ですか」
陸奥「でも今回の『息抜き』は皆でやらないと」
陸奥「皆の息抜きなんだから、提督を独り占めするのは駄目なんだからね」
加賀「提督を好いている娘は多いですから」
長門「むぅ……そうか」
陸奥「でもあんまり提督を野放しにしとくと、私が火遊びしちゃうかもね」
加賀「私も気分が高翌揚してしまうかも……」
長門「加賀、お前もなのか……だが、それは許さんぞ」
赤城「提督は人気ですねぇ……」
陸奥「赤城は好きじゃないの?提督のこと」
赤城「それは好きですけど、尊敬してると言ったほうが正しいですね」
加賀「赤城さんは色気より食い気ですから」
赤城「そうですね!」
長門「ふふっ、それは安心できる」
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