私的良スレ書庫
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元スレ大井「少し離れてくださいな」 北上「え、なに?」
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なんて卑劣なドッキリなんだ!
かわいそうだと思わなかったのか!
かわいそうだと思わなかったのか!
>>151
リキッドォォォォ!!!
リキッドォォォォ!!!
球磨「球磨をこんな目に合わせるなんて……ゆるさ、れないのは球磨だったクマー……」大破
川内「もうダメかもわからんね」大破
曙「大淀、司令施設。私がどっちか退避させるから」
大淀「前回のFS作戦時に五十鈴さんに渡してしまったのでありません」
多摩「終わったにゃ」
[北上] ミ [球磨]<いてぇクマ
[大井] ミ ミ 三)[多摩]<ちょ、なんで先制雷撃二回になってるにゃ!
ミ [大淀]
ミ三) [曙] <潮、朧、漣。私、最後まで頑張ったわ
[川内]<マフラー燃えた……
大淀「……あ、これ私だけ二発同時に撃ち込まれるパターンですよね?」
―――以上ダイジェスト
大井「ふんっ」
球磨「すげぇ蔑みの目クマ」(完全大破)
北上「チッ」
川内「いったたた……生きてる、なんとか生きてるよ神通、那珂」
曙「悪乗りが過ぎたわね」
大井「提督が止めなければ本当に沈めてましたよ」
北上「でもよかったよ死んでなくて」
提督「だから言っただろう最初に二人に誓って大丈夫だからって」
大井「あんなん深読みするに決まってるでしょ!」
大淀「いい台本でした」
北上「……」 タンッ(主砲)
大淀「うっ――」
大井「それはそれとして、提督。こっちに」
提督「おう。好きに殴るなりしたらいい」
大井「……」ぎゅぅ
提督「……おっ?」
大井「本当に……よかったです」
提督「……ごめんな。本当に馬鹿な事をしたよ」
北上「……ん」ぎゅぅ
提督「すまなかった」
北上「いいよ別に。主犯はウチの愚姉らしいからね」
大井「後でお仕置きです」
球磨(え、まだやられるクマ?)
多摩(黙ってやられる他ないにゃ)
ギャグで逃げるしかなかった。
というかそろそろ長くなってきたから次にさっさと行きたくなった
気にしてはいけない。いいね?
というかそろそろ長くなってきたから次にさっさと行きたくなった
気にしてはいけない。いいね?
たったの三つなのだろう?中には五つ以上掛け持ちしてる奴もいるんですよ、だから大丈夫。
今気付いたけど、木曾も騙されてるままだよな?フォローは?ちょっと見てみたいかも。
すでにグダってるからここは落として他も終わったら立て直すといい
>>147
――― 真面目に大井視点
「……ど、っきり?」
言葉の意味が理解できない。
否、理解することを拒んでいる。否々、理解して思考が停止しているのかもしれない。
「YES、クマ」
にへらと笑う長姉。なんだそれ。
どっきり? は? 意味がわからない。
勿論この時代に生まれて二年と半年、
当初は70年もの空白期間に生まれた言葉や流行ったもの、
日々ジェネレーションギャップに困惑したものの今となってはドッキリの意味だってわかる。
けど、普通に考えて。ありえる?
だって、そんな。どっきりって、そんな。
「答えてください。球磨姉さんどういう意味ですかそれは」
熱い。寒い。
相反する感覚が同時に身体を支配する。
カンカンに熱せられたなにかが体内に渦巻いていて、
それでいて末端は氷の様に冷たくて。
「そのままの意味クマ。提督は死んでない、嘘・騙し・悪巫山戯」
パンと拍手を打ってそう言い切る姉。
それに取り合わず部屋の中を見渡す、提督の姿はない。
まだ、それが真実かわからない。無論、本当に提督が死んでいた場合
この発言はドッキリ以上に性質の悪い発言になるわけだけれど。
「だから心配いらな――
それ以上は、聞けなかった。
聞く必要も感じない。
今私が感じているのは多分、生まれてこの方感じたことのない物。
怒りでは足りない、余りにも衝動的で余りにも破壊的な欲求。
ゴンッと、鈍い音。硬い物がぶつかり合う音。
私の突き出した拳が、姉の頬骨を殴り抜けるシンプルすぎる音。
読み直して思い出したけどこれ普段から喧嘩ばっかしてるのが原因でのドッキリだったよね
提督も思うところがあってドッキリに乗ったんだろうし2人の自業自得じゃね?
提督も思うところがあってドッキリに乗ったんだろうし2人の自業自得じゃね?
>>183
そこに気づくとは…やはり天才か…
そこに気づくとは…やはり天才か…
力強く、頑丈な艦娘と言えどその体躯は人のソレ。
艤装の重量も今はなく、不意打ちでふんばる間もなく殴られれば
いともたやすく飛んでいく。
「大井っち、ストップ」
執務室にある大きな机。書類の束が積まれた
提督が普段使いしているその机にぶつかって倒れる姉に
追撃をと動いたと同時北上さんに腕を掴まれる。
「ってて……。いやぁ殴られてぶっ飛ぶのは久々クマ。
正直あとニ、三発は覚悟してたけど。北上助かったクマ」
散らばる書類に血を垂らしながら、
倒れた机に手をかけてそう言って立ち上がる姉。
にへらと笑う口の端からは少量と言えない血が滴っている。
「べつに、大井っちが殴んなかったら私が殴ってたよ。
そしたら大井っちが止めてただろうしね」
そう言って私の腕から手を離す。
その表情は、なるほど実際に行動を起こした私が言うのもなんだけれど
今にも殴りかからんばかりの顔だった。
「まぁ、性質が悪いのは認めるクマ。
えぇっと……」
しゃがみこんで、膝をついて手をついて。
「ごめんなさい」
そして額をついて謝った。
「なぜ、と聞いていいですか?」
一発殴って、血を見て、土下座されて。
多少冷静になった頭で問う。
いくらなんでも悪巫山戯にしては行き過ぎだと思う。
やりすぎ過ぎる。ありえない。それは行った方だってわかってるはず。
なら、なんで。やっとそこに思考が行き着く。
「べつに、大した理由じゃないクマ。
しょっちゅう喧嘩して迷惑かけてるからとか、
提督に依存しすぎてる帰来があるからもしこんな事態が起きた場合二人はどうするかとか
そんな事を話して、納得できるか? 納得できたら、それで終わるか?」
歪に笑ってそういう姉。
「今回わりぃのはこっちクマ。だから土下座もするクマ。
それでいいじゃないか」
「なんか開き直ってる?」
北上さんが苛立ちながら問いかける。
私は。……私はどうだろう?
なんとなく落ち着いてしまったというか、
どことなく今は俯瞰になってしまってる気がする。
なんだろう、よくわからない。
「んん、開き直ってるというか。まぁそうとるならそう受け取ってくれても構わんクマ」
「それはもういいです。言いたいことも色々ありますが、
とりあえず提督を出してください」
肩を竦める球磨姉さんと詰め寄る北上さんの間に入って言う。
なにやら短い間に立場が入れ替わってる。
うぅむ。
このクマさん、かわいい顔して腹が読めないな……
ドッキリをカモフラージュに、なにか別の企みも含まれてた感じだが
ドッキリをカモフラージュに、なにか別の企みも含まれてた感じだが
「どういう状況だコレは」
開け放したままだった扉。
そこから届く、声。艦娘のソレとは違う、
低くて重くて、安心する声。
「……予定まであと45分あるにゃ」
ずっと黙っていた多摩姉が聞いて。
「早めの行動を心がけている」
声が、答える。
声。声。声。振り返って確認したい、
確認するまでもないけど。この目で確かめたい、でも身体が上手い事動かない。
「そもそもおかしいと思ったんだ双方関係者全員の姿も見えないしな。
もしやと思ってきてみれば、謀ったな球磨」
「もう少し遅いと思ってたクマ、あと30分は遅く伝えるべきだったクマ」
上体を起こし一人正座の体勢で私の後ろに声をかける。
「……ふぅ」
二度。深呼吸をして、振り返る。
「……よぉ。その節はすまなかった」
血色良好。四肢確りと、こちらをまっすぐ見据えて
刀を二本腰に携えたいつもの私の知ってる提督がそこにいた。
生きてる。確かに目の前に居る。
この状況になってようやく実感がわいてくる。
あぁ、本当にアレは全部嘘で。偽りで。
「っ!」
近づいて、抱きしめる。
力いっぱい抱きしめる。
暖かい。耳を当てる、鼓動が聞こえる。
「ごめん。悪乗りが過ぎたな」
大きな手が頭を撫でる。
「よかった、本当によかったです……」
どんと衝撃が来る。
見れば北上さんも遅れて抱きついて来て。
「ばかたれ」
胸に顔をうずめて悪態を吐いていました。
「……チッ」
―――
「さて、と」
そしてしばらく後。
「よし、こい」
私と北上さんが並んで提督と向かい合う。
「どっち行く?」
北上さんが肩を回しながら聞いてきて。
「では、上で」
「ん、じゃ私が下だね」
生きてたのはなによりだ。嬉しいし喜ばしい。
けど、それはそれ。これはこれ。
けじめをつけないと。
「提督。戦争終わったら俳優にでもなったら?」
「それもいいかもしれませんね。」
うんうんと頷いて。
『名演技どうも!』
二人声を揃えて思いっきり。
―――
「ままならねぇー」
湯気、湯気、湯気。
白く染まる視界、首下までつかる湯から立ち上る
ふわふわしたそいつは遠く高い位置に存在する開け放たれた窓から
我先にと飛び出して消えていく。
そんなに真っ黒な私の傍にいるのは嫌か、と一人ごちては苦笑い。
「ままならんままならん……なにが兎角この世は事もなしクマ。ファッキンゴッド」
頭にのせたこれまた白いタオルをずらし、
顔の上半分を隠す。そうやって塞いだ視界はやっぱり白かった。
「舐めてんのか!」
混じりけなしの苛立ちをタオルにぶつけてみる。
タオルは力なく放物線を描いてタイルに着地し、
「そんなアホな」と恨みがましげにこちらを睨んでくる。
気のせいだ、タオルに目はない。
いや、そもそも恨みも持たない。奴は良い奴だからな。
「くそったれ、ブランケット・ノイーマンだってフランチェを落とすのに三日もかからなかったクマ」
誰だそれは。
この70年で変わった常識やらを知るのに、と提督から渡された漫画に
ビック影響を受けた発言なのは理解できた。
少しでもおちゃらけた空気を生み出さないとなにかにねじ伏せられそうだった。
それはきっとお椀みたいな形をしていて上から覆いかぶさってこようとしてる。
だから軽い空気を無理して作って浮かしておかないとすぐにとっつかまる。
とっ捕まってどうなるかはわからない。
でも良いことが起きないのだけははっきりしてる。
これは転じ様のない災い、いや単に罰なのか。自責なのか。
「……はぁ~」
深く嘆息をついて湯からあがりのそのそと
放り投げたタオルを拾う。
「拾うくらいなら投げるなよ」
そんなタオルの怨嗟の声には耳を傾けない事にする。
うっかり「細かい事は気にするなクマー」とか返事をしてしまったら
自分が細かい事では済まされない深い烙印を押されてしまうからだ。
具体的にはキチガイ扱いされる、っとこの言葉は現代だと使用禁止なんだったか。
「ふぅ……」
再度湯に浸かる。ちなみに大浴場。
他に艦娘の姿はない。いたらタオルに話しかける前の段階で
脳味噌が火星くんだりまで最高速ドライブしてる事を心配されかねない。
クラッシュクラッシュ。飲むゼリータイプ。詳しいことはよく知らない。
「……」
沈黙。曰く金也。
この状況でいきなり頭上から金が落ちてきたら入渠時間が伸びるなぁとか
益体もないことを考える。頭が悪いことこの上ない。
「んあ?」
一度ぶん投げたタオルを頭の上にのせるのは流石に気が引けたので
手の届くところに適当に放置してぼぅっとしていると不意に脱衣所から音がした。
「誰クマー」
声をかけてみる。できればノリが軽い奴が望ましい。
長門とか那智とかだったら早々に去ろう。思考の海に沈みかねない。
「俺だ」
少しの間の後、扉をがらりと開いて入ってきたのは。
腰にタオルを巻いた提督だった。
―――
なんだこの状況。
「どうだ殴られたところは」
平然と声をかけてくる提督。
いや、まぁ別にこっちも気にするつもりはないけど。
「見てのとおりクマ。ごっついてぇクマ」
答えるとくっくっくと喉を鳴らすように笑われた。
猫か? ネコ科か? まぁバトルモードの時の提督は近いものがあるけれど。
目が完全に野生動物狩りの儀だ。多分。確証はない。
なにせ前世では海の上、海兵と共にあり。今生でも鎮守府の外に出たことがないから
実物の野生動物なんて小鳥くらいしか知らない。あぁ、あと魚もか。動物? うぅん。
「まぁお互いしょうがないな」
湯は濁り湯じゃない。下に目を向けるのはデンジャー。
なぜ一分前の自分は湯にタオルをつけるのはマナー違反とか謎の真面目を振りかざした。
振りかざすべきはもっと別の何かだった筈。羞恥心とか。
ないか、そんなもの。この男を相手に。
「しょうがないで済むかクマ。ありえねぇクマ。
なんで同じ艦娘どうしで殴り合って球磨がぶっとんだのに提督は二人から同時に食らって
一歩後ずさるだけで済むクマ、人間なら死んでるクマ」
ちらりとさっき追いやったタオルを見る。
こっちをみんなと追い返された。ちびっかぶーんの気分だ。
朝露で飢えが凌げるか馬鹿が。
「当たり前みたいに俺を人間のカテゴライズから外すなよ。心外だな」
いいながら目頭を抑えて上を見上げる。
釣られて上を見上げる。やっぱり白い天井があった。
湯気にあてられたっぷりと汗のかいた天井はなんとなく気に入らない。
湯気を冷やすだけ冷やした後背筋に爆撃してくる嫌な奴だ。
いつの時代も爆撃を行ってくる奴は最悪だ。
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