私的良スレ書庫
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元スレ咲「あ、竹井先輩だ」
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竜華「図書室行ったら咲ちゃんに会えるん?」
咲「え、まぁ…図書室には頻繁にいきますけど」
竜華「本が好きなんやね。文学少女ってやつや!」
咲「そんな大それたものじゃ…」
久「絵になるわよ。咲が静かな図書室で読書に耽る姿は」
竜華「見たい!」
塞「へぇー、なんだかいいね」
咲「こ、困ります!見られてたら集中できませんし…」
久「見られて羞恥に身をよじる咲…」
竜華「…ええやん」
塞「…ちょっと見てみないことにはわからないかな」
ゆみ「お前たち、ほどほどにな…」
菫「真っ赤じゃないか」クス
咲「…っ」カァ
トイレ
恭子「…」
郁乃「末原ちゃん、わろてほら~」
恭子「…」ムスッ
郁乃「そないにむくれてたら台無しやで~?」
恭子「…なんでうちが、赤阪先生の着せ替え人形にならなあかんのですか」
郁乃「まぁまぁ、ええやん?可愛いは正義、やで~」
恭子「適当言わんでください!」
郁乃「口では言うてもノリノリなクセに~」
恭子「アンタが無理やり着せたんやろが!ドタマかち割んぞ!」
郁乃「女の子がそないな汚い言葉遣いしたらあかんで~?風紀委員がちゃんと身嗜みを整えるんも、な?」
恭子「うっ…」
郁乃「改造制服やら学ランやら巫女服やらジャージやらを禁止して、ひとりだけスパッツいうんもおかしーよなぁ~」
恭子「ぐぬぬ…」
郁乃「ちゃあんとスカートはかんとな~?」
恭子「そ、それはそれとしても、リボンやらなんやらは関係ないでしょう!?」
郁乃「あ、それはうちのシュミ」
恭子「くっ…しばき倒したろか…!」
郁乃「ほんじゃちょいとカメラ取ってくる~。勝手に動き回ったらあかんで~?」フララ~
恭子「言われんでも、こんなはずいカッコで歩き回れるかっ」
郁乃「ちょちょっと取ってくるから待っとって~」ガチャ
恭子「…あーもう…」
恭子「あざとすぎやろこの髪型にこのリボン…」チラッ
恭子「こんなんでかわええとか安すぎや、頭に細工するだけで他人からの評価が変わったらなぁ…」
恭子「…」
恭子「…ポーズ取ってみたりしてな」クイ
咲「あ」ガチャ
恭子「――――――(声にならない悲鳴)」
咲「…おじゃましました」バタン
恭子「待てや!こら!」ガチャ
咲「なにも見てませんから!なにも!」
恭子「うそこけ鏡越しにばっちり目合ったやろ!」ガッシィ
咲「すっごい女の子らしい身なりの末原さんが鏡に向かってしなと蠱惑的な笑みを作りながらウインクしてたところを目撃なんてしてませんから!」
恭子「ぎゃーッ!?あほっ、そんな詳らかに表現せんでええ!ちゅーかばっちり見とるやん!」
咲「やめてください!たすけてだれか!」
恭子「かくなる上はあんたを殺して私も死ぬ!往生せえ!」グワバッ
咲「ちょ、重いです!?」
恭子「だれが重いって!?おおん!?」
咲「そうじゃなく!物理的な重いじゃなくて…」
恭子「この口か!この口が余計なことをべらべらとのたまいよるんやな!」
咲「ん~~~~~~っ!?」ジタバタ
郁乃「…」パシャ
恭子「…は?」
郁乃「下級生にケモノのように襲いかかる末原ちゃんゲット~」
恭子「…は?」
郁乃「馬乗りになって口を塞ぐなんて強引すぎ~!でもそこがええ!」
恭子「おら」バキッ
郁乃「あ~…」
恭子「あっぶな…っ!社会的に死ぬとこやった…」フゥ
咲「っ」ダッ
恭子「あっ、コラ!逃げんな!」ダッ
郁乃「ま~もう一台デジカメあるんやけどな~。決定的瞬間は逃してもうたけど、これはこれで」パシャパシャ
咲「なんで追いかけてくるんですかぁ!」
恭子「あんた絶対言いふらすやろ!」
咲「そんなことしませんって!」
恭子「なら逃げんなや!」
咲「そんな必死に追いかけられたら逃げもしますよっ!」
豊音「あ、宮永さんと末原さんだ。たのしそー、私もおっかけるけどー」タタタ
恭子「うおおおおおおっ!?なんかきたっ、なんか!」
咲「なんなんですかぁっ!」
豊音「なんだか今日の末原さんちょーかわいいよー。捕まえたらあんなことやこんなことしちゃおーっと」
恭子「あかん…!ヤられる…!」
咲「私関係ないよね…?このままそっと外れちゃえば…」
はやり「はや?」
咲「」ダダダッ
はやり「あ、咲ちゃーん☆ いいトコに、ってはやや?なんだか可愛い子もいっしょだ、ちょっと拉…勧誘しなきゃ!」ダッ
恭子「増えたぁ!?」
咲「ハァッ、息がっ…でも止まったら…おしまい…っ!」
この後偶然通りがかった晴絵が奇跡的に場を収めた。
その様をして、咲と恭子に言わしめた。――伝説、と。
面白かった乙!レジェは多分ほんとに奇跡だと思われ
普段ならまず止められはすまい
普段ならまず止められはすまい
洋榎「宮永!」
咲「…」スタスタ
洋榎「ちょ、シカトかっ!」ガッシ
咲「えっ、わ、私ですかっ!?」ビクッ
洋榎「アンタ以外にこの場に宮永サンがおんのか?」
咲「それは…そうですけど…」キョロキョロ
洋榎「探さんでええわっ!ったく、チョーシ狂うやっちゃでホンマ」
咲「えっと…ごめんなさい」
洋榎「謝らんでええ!実は何を隠そうアンタに用があんねん!」
咲「私にですか?」
洋榎「おう。の前にーちょちょいのちょいちょい」prr
洋榎「こちら染谷サンのお電話ですかー?」
『違いますが』
洋榎「そんなんいらんのや。いますぐここまできて」
『ここってそこどこなんじゃ!?』
洋榎「あと三秒なー」
『ちょ、待っ――』ブツッ
洋榎「ちゅーわけや」
咲「どういうわけなんですかっ」
洋榎「お、ええやん!ツッコミ自体は拙いが食い気味にくるのはええ!素質あるで!」
咲「なんのですかぁ…」
洋榎「ツッコミ」
咲「…」
洋榎「うちにこーまで冷たい視線を浴びせかけられるんもそうはおらんで…」
咲「あの、ほんとになんなんですか?私に用っていったい?」
洋榎「あるツテからな、聞いたんや。アンタ、姉のぬくもりに飢えてるんやって!?」
咲「…はぁ」
洋榎「あ、あるツテっちゅーのはうちの妹なんやけどな。絹恵いうねん、知っとるやろ?」
咲「あー。愛宕さんのお姉さんですか」
洋榎「洋榎、ひろっち、ひろやん、カニ、なんとでも呼んでくれや」
咲「はぁ…わかりました、愛宕先輩」
洋榎「…………まぁあれや。うち、お姉ちゃんやん?」
咲「絹恵さんのお姉さんですね」
洋榎「せやから、アンタのお姉ちゃん代わりになったろうとやな」
まこ「…で?姉御と咲とは珍しい組み合わせというか、知り合いじゃったんか?」
咲「いえ…さっきいきなり声をかけられて、なんだか知らない間に話が」
洋榎「お姉ちゃんになりたいんや!」
まこ「荒川さんとこは頭の病気も見てくれるんかいのう」
洋榎「うちは至って正気や!最近絹が姉離れしてきてて寂しいのっ!察せやそんくらい!」
まこ「まぁ姉御の突拍子もない無茶ぶりはいつものことじゃが…お姉ちゃんねえ」
洋榎「宮永も寂しいやろ?な?」
咲「私は…別に、だいじょうぶですけど」
洋榎「はいうそー」
咲「え…ど、どうしてそんなこと」
洋榎「うちがそう思ったからや」
咲「ええ…」
まこ「まぁこういう人なんじゃこの人は。付き合ってやってくれんか」
咲「それは別にいいんですけど…」
洋榎「どーせなら賑やかにいこか!」
まこ「またいらんことを考え付いたな」
洋榎「適当に人呼んでそんなかでだれがお姉ちゃんに相応しいか決めたろ!」
まこ「ほうほう」
洋榎「ほんならさっそく呼びかけんで」ピッピッ
まこ「呼んどいてよかった」
恭子「はい洋榎アウトー」
洋榎「うおっ!?どっから湧いたんや恭子!?」
咲「あっ…」
恭子「んー?いまのはなんの『あっ』や?お?言うてみい」
咲「…い、いえなんでも」
恭子「…フン」
洋榎「せや、せっかくやし恭子もくるやろ?」
恭子「なにがや」
洋榎「くるんかこないんか」
恭子「まーたくだらんこと企んどるんか。ええわ、ついてったる」
洋榎「よっしゃ、いくで」
まこ「あーあー…」
咲(なんか変な話になっちゃったなぁ…)
ザワザワ
まこ「…どんだけ集まっとるんじゃこりゃ」
洋榎「適当に送ったからうちもわからん」
咲「す、すごい人数…」
恭子「で?なにするつもりなんや?」
洋榎「もちろん、ここにおわす宮永の姉に相応しいモンを決めるんや!」
恭子「帰る」
洋榎「させへん!」
恭子「なん…ちょ、なんやその馬鹿力!?」
洋榎「その辺のやつから適当に宮永に姉アピールせえ!」
まこ「雑っ!」
宥「宮永さーん」
咲「宥さん!」
宥「宮永さんが寒がってるって聞いて、来ちゃった」
咲(そんな話だったかな…?)
宥「えいっ」ガバッ
咲「わっ」
宥「あっためてあげる~」
咲「…もう、宥さんがあったまりたいだけなんじゃないですか?」
宥「うっ」
咲「あっ、図星なんですね~?」
宥「ひゃっ…くすぐったいよぅ」
洋榎「…とまぁ、あんな感じのことをやな」
恭子「無理に決まっとるやろっ!」
久「やっほー」
咲「先輩まできてるんですか…」
久「そりゃもうくるわよ。楽しそうだし」
まこ「吹っ切れすぎじゃ…」
久「さぁ、なにしてほしい?言ってみなさい咲」
咲「えぇ…私が決めるんですか?」
久「当たり前じゃない」
咲「えっと…じ、じゃあ…」
久「うん」
咲「なでなで…とか?」
久「まかせなさい!」
咲「あ、ちょっと!なでなでって言ったら頭ですよね!?どこ触ってるんですかっ」
洋榎「久はまー、いつも通りやな」
恭子「…アホちゃうか」
竜華「咲ちゃんきたで!」
怜「うちもおるよー」
咲「清水谷先輩、園城寺先輩!」
竜華「妹がお姉ちゃんに求めるものと言ったらやっぱ甘やかしやろ!存分に甘やかしたるで!」
怜「んじゃうちはその逆を行って甘やかされるわ。甘やかしたい系お姉ちゃんを目指す」
白望(ちっ…とられた)
咲「えっと…膝枕して、膝枕されてって、これどういう…」
豊音「次は私だよー」
咲「姉帯さんだー」
豊音「そだよー。姉帯、つまりお姉ちゃんだよー」ドヤ
咲「…?」
ザワ…ザワ…
ナニガイイタイノ?
アネタイダカラ、アネダッテイイタインジャナイ?
豊音「…出直してくるよー!」カァァ
咲「あっ、そーゆー…って姉帯さんもういないっ!?」
爽「やっほー」
揺杏「ういーっす」
咲「あ、おふたりもきてたんですか」
爽「まーうちらは付き添いみたいな?」
揺杏「そーそ。適任者を連れてきました」
誓子「ちょっ…なんなの?」
揺杏「チカセン、成香相手だとお姉さんみたいジャン?だから宮永ちゃんと合うんじゃねーかなーって」
誓子「いや、意味わかんないし」
咲「あの…なんかごめんなさい」
誓子「へ?あ、別にあなたが謝ることじゃないのよ?このふたりがちょっとアレなだけだから」
咲「でも…」
誓子「いいからいいから」
咲「はぁ…」
誓子「…」ウズ
爽「見ろよ、チカのやつうずいちゃってるよ」
揺杏「うちらの見立て通りだね」
誓子「よかったら爽たちとこれからも仲良くしてやってね」
咲「あ、はい」
咲(なんだかすごい年上の人って感じ…)
洋榎「そろそろ恭子も行ってきー」
恭子「だからなんでうちが――」
咲「末原さん…」
恭子「…ハァ。なんや、アンタとはつくづく因縁があるなぁ」
咲「あはは…そうですね」
恭子「洋榎に振り回れてるとこは同情したるわ」
咲「まぁ…振り回されてることは否定しませんけど…でもなんだかんだで楽しいですよ」
恭子「…ふーん」
咲「いろんな人と仲良くなれますし」
恭子「案外ポジティブやなぁ」
咲「末原さんとも仲良くなりたいなー…なんて」
恭子「…」
咲「…」
恭子「…ハァ?」
咲「あ、やっぱりだめ…ですか?」
恭子「なんで仲良うせなあかんの」
咲「そ、そうですよねっ…」ションボリ
恭子「まったく…」クルッ
洋榎「耳ちゃん真っ赤やでー恭子ー」ニヤニヤ
恭子「うっさい死さらせっ!」
洋榎「おー怖。ほんじゃま、ぼちぼちうちの出番やな!」
咲「はぁ」
洋榎「さ、うちのことお姉ちゃんやと思うてええで!」
咲「でも…絹恵さんが」
洋榎「う…」
咲「ちょっとヤケになってませんか?」
洋榎「ええんや!甘えてくれへんし、甘やかしてもくれへん絹なんか!」
絹恵「うちなんか?」
洋榎「…Oh」
絹恵「まったく…最近なんかいじけてると思うてたら、そんなことやったんや」
洋榎「そ、そんなこととはなんや!」
絹恵「おかーちゃんも心配してたで?」
洋榎「お、おかんまでもか」
絹恵「うち、別に姉離れとかしてへんから。おねえちゃんはおねえちゃんやし」
洋榎「…ほんまに?」
絹恵「ほんまに」
洋榎「…ならゆるす」
絹恵「ゆるすって、なにを。てかどっから目線なん」
洋榎「もーどーでもええやろ!ハイハイ、この話終わり!」
まこ「えー…巻き込むだけ巻き込んで勝手に解決するんかい…」
久「まー洋榎らしいんじゃない?で、咲はどうするの?」
咲「はい?」
久「姉グランプリ」
まこ「そんな名前が」
咲「えっと…私は…」
咲「…あっ」
照「…何事かと思えば」
照(私には関係なさそう。どうせ選ばれないだろうし)
咲「お姉ちゃんっ」
照「」ビクッ
咲「お姉ちゃん…」
照「なに?」
咲「あの…」
照「…」
咲「今日!」
照「?」
咲「い…いっしょに帰ろ?」
照「…」
咲「…」ドキドキ
照「別に」
咲「!」
照「…いいけど」
咲「ほんと!?」パァ
照「…ん」
咲「約束だよ!」
照「わかったから…」
久「…悔しいけど、やっぱりなんかあのふたりが一番なのよねぇ」
洋榎「にやけるわあんなん」
まこ「姉御のも端から見たらおんなじじゃ」
洋榎「…ほんまか」
久「うん」
まこ「うん」
咲「…」ニコニコ
照「…」フゥ
照とか出てきて結局
愛宕姉は咲ちゃんと上手くいかんね
洋榎<恭子だから仕方ないだろうけど残念
愛宕姉は咲ちゃんと上手くいかんね
洋榎<恭子だから仕方ないだろうけど残念
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