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元スレ咲「あ、竹井先輩だ」

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1 :


「~」フラー

(この間借りた本の話がしたいなあ…でも忙しいかな)

「~」フッ

(え?あっちは屋上…?でも、屋上ってたしか鍵が…)

(…ちょっとだけ、ちょっと様子を窺うだけ…)ススス


SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1441783671

2 = 1 :


「いない…でも、こっちにきたのは間違いないし…隠れられそうな場所もないよね?」

 「――」

(話し声…?でもどこから…)

(小窓が開いてる…)スッ



「あー疲れたわー」コキ

セーラ「いっつも疲れてんな」

「生徒会長サマは大変なんだろ。おつかれさん」

揺杏「うちは問題児が多いかんねー」

「問題児筆頭集団がなに言ってんのよ」

3 = 1 :


白望「あー…ダル…」グテ

「よっかかってくんな。重いだろーが」

「…騒ぐなら出てって」

「あら?屋上はあなただけのものじゃないでしょ?それに本来であれば誰だろうと生徒は入っちゃいけないんだから」

「…」

4 = 1 :


(うわ…こ、怖い先輩たちがいっぱい…竹井先輩、あんな人たちとも交遊があるんだ…それにお姉ちゃんも…)ジリ

 ぽふっ

「わっ!?」

メグ「ンー?」ヌーン

(え、しまっ…!いつの間に…!)オロ

メグ「アブナイですヨ、テル。危うくカップ麺をこぼすトコロでしタ」

「えっ」

メグ「いつまでも突っ立ってナイデ、入っタ入っタ」グイグイ

「ちょっ…」

 ガチャ

(えっ、この人鍵を持って…?)

5 = 1 :


メグ「ヘーイ、オマタセシマシター」

「おっせーぞダヴァン。さっさとシロの受け木代わってくれ」

メグ「ソノ役目を請け負った覚えはナイのデスガ…」チュルチュル

「お?だれだその子」

(ど…どうしよう…)オロオロ

「あら?咲じゃない?」

揺杏「知り合い?」

「かわいい後輩よ」

セーラ「ほーん」

 ゾロゾロ

(か、囲まれちゃったよぅ…!)

6 = 1 :


メグ「後輩?テルではナイのデスカ?」

「や、照はあっちいるし」

「…」チラ

「!」ピク

「…」

(お、お姉ちゃ…)

「…」フイッ ペラ

「…っ」

メグ「オウ…これはイワユル…ドッペルゲンガー!」

「ンなわけない」

7 = 1 :


「照の妹よ、この子。宮永咲っていうの」

セーラ「聞いたことあるわ。このちんちくりんがなー」ジロジロ

「ふーん。いいじゃん、なんか初々しくて」

白望「…なんか怯えてない?」

「…」ビクビク

「あんまいじめないでよー?あんたたちと違って咲は繊細なんだから」

揺杏「言えてるわ」クスクス

「他人事じゃねーからなお前も」

8 = 1 :


「…」ハァ

「ちょっと」スッ

セーラ「おっ、なんやなんや?」

「…咲のこと泣かしたら泣かす」ボソッ

セーラ「」ゾク

揺杏「うわー、こわ…」ヒク

9 = 1 :


メグ「ソウデスネ。まずはオチカヅキのシルシにカップ麺でもいかがデスカ?」

「あ…遠慮します…」

メグ「そうデスカ…」ガクッ

「オレが貰ってやろう」ズルル

メグ「シィィーットッ!」

白望「…」ジー

「え…あの」

白望「…えい」ガバッ

「ぅわっ!?」

白望「これは…いい」ゴロン

「えっ、あの…」

白望「…このままで」

「あ、ハイ…」

セーラ「オイ宮永、これはええんか」

「別にいいんじゃないの」

セーラ「ンなアホな」

10 = 1 :


「えっと…」

「ごめんねー咲。その子、見ての通りのナマケモノなのよ。人をクッション代わりにするだけで害はないから」

「はい…じゃなくって!竹井先輩、これはどういうことなんですか?」

「んー?なにが?」

「屋上のこととか、この…先輩たちのこととか…」

「そういうことね。屋上って本来立ち入り禁止じゃない?」

「はい」

「そういうのって、なんだかいいじゃない?」

「はい?」

「だれも来ない、秘密の場所。ワクワクするでしょ?」

「するする」

「…そうでしょうか…?」

(そもそもなんの説明にもなってないような)

11 = 1 :


「こっちについては自己紹介でもしましょ。そこのナマケモノは小瀬川白望」

白望「よろ」

「ど、どうも…」

「私は獅子原爽、よろしくな」

揺杏「岩舘揺杏ね~。ヨロシク」

(この二人、知ってる…いっつもいっしょにいるちょっと近寄りがたい先輩だ)

12 = 1 :


「井上純だ。言っとくが、女だ」ズルル

メグ「返してクダサイ!ハヤク返せェェェ!」

「このうっせーヒョロデカカップ麺野郎がメガン・ダヴァン」

「ヒドイ言いぐさね」

セーラ「俺がご存知江口セーラや」フフン

「なお周知されてないもよう」

セーラ「うっさい!チャチャいれんなや!」

揺杏「ちゃちゃのん?」

セーラ「だれも言うとらんわ!」

「漫才はよそでやってね」

(なんだかよくわからないけどすごい先輩だなぁ…)

13 = 1 :


「私のことは知ってるわよね。照も言うに及ばずってところかしら」

「あ、はい…」

「それでぇ、咲にひとつ相談があるんだけれどもー…」

「?」

「ね?」ズイッ

(ちっ、ちかっ…!)

「このことは他言無用でお願い」

「えっ、あのっ」

「特にほら、規則にうるさい連中がいるじゃない?その辺には絶対漏らさないように、お願いね?」

「あう…でも、その、これってよくないことじゃ…」

14 = 1 :


「なに言ってるのよ?ここでこうしている時点で、咲も共犯じゃない?」

「え…」

セーラ「おー、えげつな」

揺杏「カワイソー」クスクス

「あの…でも、私…」

「だいじょうぶよ!約束してくれさえしたら、あなたも私たちの仲間よ?」

「あの…うぅ…」

「どう?」

15 = 1 :


「…わかり、ました…だれにも言いません…」

「よかったわ。これで私たち、共犯者(ナカマ)ね」ニコッ

「…う~っ」ジワァ

「はい咲を泣かした。久はちょっとこっちきて」

「えっ!?」

16 = 1 :

みたいなね
つるんでたらパッと見ワルそうな集団に純朴文学少女咲ちゃんを放り込んだらどうなるか見てみたいよね

17 :

みてみたいのでつづきはよ

19 :

アリですね

20 :

風紀委員長のガイトさんからは必死に逃げ回るこの人達

21 :

風紀委員側だとガイトさんと
末原ちゃんが思い浮かぶが

22 :

自分とタイプ違う年上のちょっとやんちゃな先輩たちに混ざって話聞いたり一緒に何かやるのはワクワクする

23 :

とても見たいので早くお願いします

24 :

続き早よ!!

25 :

ガイトさんスエハラ~すばら胡桃ちゃんからなる風紀委員との抗争に巻き込まれる咲ちゃんが見たいって?

26 :

とよ姉はまだか!?

27 :

末原胡桃だけならナメられそうだけど
ガイトさんいると一気に恐怖の風紀委員会に

28 :

過激派         中立          穏健派
ガイト        末原 胡桃        すばら

こんな感じか

29 = 23 :

風紀委員って何故か番長的なイメージがある
ガイトさんはどっちにもなれるからすごいね

30 :


 明くる日

「はあ…」

(大変なことになっちゃったなあ…)

セーラ「おう宮永妹!」

「ぅえっ!?え、江口先輩…?」

セーラ「おはよーさん!」

31 = 30 :


「お、おはようございます…あの、どうなさったんですか?」

セーラ「ん?」

「なにか急いでるみたいですけど」

セーラ「せや!なにモタクサ歩いてんねん妹!はよせんと遅刻すんで!」

「え?ち、遅刻?」

セーラ「あーもう!まだるっこしいなあ!放っておくんも寝覚め悪いし、しゃーないな!」ガシッ

「ひえっ」グラッ

32 = 30 :


セーラ「よー掴まっとき!振り落とされんなよ!」グッグッ

「あのっ、いったい…?」

セーラ「いくでー」ダッ

「きゃあああああああああっ!?」



智美「ワハハ、なんだありゃ」テクテク

佳織「さあ…?」テクテク

33 = 30 :


セーラ「よっし、近道や!」ピョーン タン トン

「あう…あう…」グルングルン

セーラ「どや!間に合ったやろ!?」

 「ほう?なにに間に合ったというんだ?」

セーラ「せやから遅刻せんで済んだやろっちゅー…」

智葉「…」ゴゴゴ

セーラ「…お?」

34 = 30 :


智葉「またお前か、江口セーラ。土足で校舎に上がるな、窓からの出入りはするな、危険な真似はするな…いったいどれだけ忠告すればお前は大人しくなるんだ?」

セーラ「げえ、風紀委員!?こっ、これはちゃうって!遅刻せんように致し方なくやなあ!?」

智葉「なにをわけのわからんことを。ついに頭まで筋肉になってしまったのか?」

セーラ「は、ハァ!?なんやとコラァ!」

35 = 30 :


「え…江口先輩…」ボロ

セーラ「なんや!?」

「いま…まだ登校時間まっただ中です…」

セーラ「…ホ?」

「これ…」スッ

セーラ「なんやこじゃれた腕時計やな…7時30分?え?」

「だから…遅刻とか、全然心配ない…です」ガクッ

セーラ「い、妹ォォォォォォ!!」

智葉(なんなんだこいつら」

36 = 30 :


セーラ「…さん…許さんで辻垣内智葉ァァァァァァ!!」

智葉「許されんのはお前だ。始業時間まで反省文でも書いてろ馬鹿者」ゴスッ

セーラ「いったぁ!?体罰反対!」

智葉「花田。頼んだ」

「はいはーい。江口先輩も凝りませんねー。さ、ちゃちゃっと済ませちゃいましょう!」

セーラ「ふざけんな!ちょ、やめ…いやや!朝っぱらからあの部屋はいややーーーーーーー(フェードアウト」

智葉「まったく…朝から騒がしいやつだ」

「…」グタッ

智葉「…さて」

37 = 30 :


 ―――
 ――
 ―

(…ん)パチ

(あれ…私…そういえば、江口先輩と…)ボー

智葉「…」スタスタ

「おねえ…ちゃん…?」ポヤーン

智葉「ん?目が覚めたか」

「…え」

38 = 30 :


智葉「残念だが、私は宮永照ではないぞ」

「えっ!?」ガバッ

智葉「こら、動くな。落ちてもしらんぞ」

「あっ…」

智葉「江口が君のことをずいぶん振り回してしまったようだな。大変だったろう」

「いえ…あの、もうだいじょうぶですから、降ろしてください…重いでしょうし」

智葉「そうか?もうすぐ着くし、気にすることはない。それに、君くらいなら軽いものだ」

(…なによりも恥ずかしい…)カァ

39 = 30 :


「あ、もうすぐ着くって…?」

智葉「ああ。ほら」

「保健室…?」

智葉「無茶せず、少し休んでいけ」

「いえ、でもほんとにだいじょうぶ…」

智葉「失礼する」ガラッ

40 = 30 :


「おっ、おはよーぅ!」

智葉「荒川、悪いがこの子を頼む」

「いきなりやね…ちゅーか、この子どないしたのん?」

智葉「まぁ、ちょっとな。どこぞの馬鹿のせいで朝から疲れてしまったみたいだ」

「ほーん…ま、ベッドは空いてるし、休んでったらええよーぅ」

智葉「だそうだ」スッ

「すみません…」スタッ

41 = 30 :


「…なになに?お姫様抱っこなんてずいぶん過激やね?」ツンツン

智葉「鬱陶しい。邪推するな」チッ

「あーん、相変わらずお堅いなーぁ」

智葉「それじゃ頼んだぞ荒川。私は仕事があるので失礼する」

「はいはーい」

「あっ…ありがとうございました。あの…江口先輩のこと、あんまりきつく怒らないであげてください」

智葉「…」

「す、すみませんっ。私が口出しできることじゃないですよね!」ワタワタ

智葉「いや…そうだな。今回はただの勘違いみたいだし、君がそういうなら程々にしておこう」

「あっ、ありがとうございます!」ペコッ

42 = 30 :


智葉「…君は頭を下げてばっかりだな」クスッ

「っ…」カァ

「おーぅ?あの鬼の風紀委員長と恐れられる辻垣内智葉がこんなやーらかい笑みを浮かべるとはねーぇ?ホの字?ねえねえホの字なん?」

智葉「うざい。おっさんかお前は」

「きゃー怖いー!」

智葉「ったく…それじゃ、今度こそ失礼する。宮永咲、また機会があれば話でもしよう」

「は、はい!」

43 = 30 :


「もーぅ、冗談が通じないヒトなんやから…じゃ、適当にベッド使ってええからね」

「はい。それじゃお言葉に甘えます」シャッ

「んー?」

「失礼しました」シャッ

(…なんだろ。自宅の自室の如きくつろぎ方の人がいたような)

44 = 30 :


「こっちかな」シャッ

白望「…お」

「失礼しました」シャッ

(いまの小瀬川先輩だよね…あーもう帰りたい)

「あ、空いてるんは一番奥やから」

「もうちょっと早く教えてほしかったです」

45 = 30 :


「よいしょ…」ポフッ

(ちょっとだけ横になろっかな…制服の上は脱ごう)ヌギヌギ

「…」ジー

白望「…」ジー

「ひゃっ!?」ビビクン

46 = 30 :


「エッロ…」ゴクリ

白望「…気にせず、脱いで」ジー

「なんなんですかぁっ!こんな状況で脱げるわけないじゃないですかっ!」ヒーン

「ジョークやジョーク。イッツオンジョージジョーク」ゴソゴソ

「どうして私の方のベッドに潜り込んでくるんですか?」

「そらもう人肌が恋しいからよ」

「竜華ちゃん呼ぶ?」

「ええよ別に。竜華も生徒会の方が忙しいやろうし」

「学祭やらなにやらイベントごとが続くもんなぁ今時期は」

47 = 30 :


「この一年生のふとももで我慢するわ」スリスリ

「ひあっ!?」

白望「ずるい。この子は私の」ゴロゴロ

「ちょっ、小瀬川先輩まで!」

白望「あー…いやされる」

「はー…ええわー…竜華の完成された膝枕もええけど…君のふともも、なかなか素質あるで」

「はぁ…ありがとうございます…?」

48 = 30 :


「休むー言うてきたんに、これじゃ休まれへんなぁ」

「苦笑いしてないで助けてくださいよーぅ…」

「あ、うちの真似?」

「え?あっ、いまの違うんですっ」

「ええよええよ。やー咲ちゃんはかわいいなーぁ」

「うぅ…」マッカ

49 = 30 :


「咲ちゃん言うんか。うちは園城寺怜や。見たまんま病弱やから、たまに膝枕させたってや」

「え、ええ…?」

白望「ここはいいよ。荒川さんはおおらかだし、ベッドがあるし」

「でも保健室って怪我したり具合が悪くないと利用しませんよね?」

「…なんやこの子。めっちゃ純粋やん…なんかごめんなさい」

「えっ?いまなんか変なこと言っちゃいましたか?」

白望「…いーんだよ、そのままで」

「???」

「フフッ、あっちゅー間に保健室の住人に好かれてもうたなぁ」

50 = 30 :

みたいなね
なんか手癖で愛され咲ちゃんになっちゃうね(モチモチ


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