私的良スレ書庫
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元スレ女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」
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~弥終(いやはて)の洞穴~
女勇者「絶望を呼べー♪ 虚しさに酔い兵達が舞う♪」
側近「…歌まで歌ってご機嫌ですねえ…」
魔王「あれを封印しておくのは我が魔王家の使命だったはずなのだが」
側近「良かったですね、使命から解放されて」
魔王「なぜこうなった!」
側近「あなたのせいです!1から100まで!」
女勇者「魔王、はやくはやくー」
女勇者「絶望を呼べー♪ 虚しさに酔い兵達が舞う♪」
側近「…歌まで歌ってご機嫌ですねえ…」
魔王「あれを封印しておくのは我が魔王家の使命だったはずなのだが」
側近「良かったですね、使命から解放されて」
魔王「なぜこうなった!」
側近「あなたのせいです!1から100まで!」
女勇者「魔王、はやくはやくー」
女勇者「何にも出てこないねえ」
魔王「普通たくさんのモンスターが犇めき合っているはずなのだが」
側近「女勇者様の力を恐れて出てこない…あ、後魔王様の力も恐れているのでしょう」
魔王「おい、今我のことを忘れていなかったか」
側近「何言っているのですか、魔王様も魔物や大抵の人間に比べればめちゃめちゃ強いですよ。はい」
側近「女勇者さんに比べたら霞んでしまうだけで」
魔王「…禁断の力…」
側近「やめておきましょう」
魔王「普通たくさんのモンスターが犇めき合っているはずなのだが」
側近「女勇者様の力を恐れて出てこない…あ、後魔王様の力も恐れているのでしょう」
魔王「おい、今我のことを忘れていなかったか」
側近「何言っているのですか、魔王様も魔物や大抵の人間に比べればめちゃめちゃ強いですよ。はい」
側近「女勇者さんに比べたら霞んでしまうだけで」
魔王「…禁断の力…」
側近「やめておきましょう」
女勇者「おお、これが件の扉だね。この先に…禁断の力が」
魔王「ああ…ついにここまで来てしまったのか」
側近「ご自分のせいなのですからそんなに震えないでくださいよ」
魔王「貴様ももう少し責任持つとか止めるとかしろ」
側近「そんな義務はありませんしそんな度胸もありません」
女勇者「さーて、景気よくいってみよー爆破魔法!」
チュドーン
魔王「神聖な封印の扉を吹っ飛ばすなぁああ!」
魔王「ああ…ついにここまで来てしまったのか」
側近「ご自分のせいなのですからそんなに震えないでくださいよ」
魔王「貴様ももう少し責任持つとか止めるとかしろ」
側近「そんな義務はありませんしそんな度胸もありません」
女勇者「さーて、景気よくいってみよー爆破魔法!」
チュドーン
魔王「神聖な封印の扉を吹っ飛ばすなぁああ!」
このSS速報VIPはエロ・グロ完全禁止にしてエロ・グロあり板
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/index.html
に隔離するって話らしい
現行スレは強制的にそっちに移動させられる
その場合このページにはリダイレクトやら誘導URLやら張られるらしい
もしかしたら專ブラではリダイレクトされないかもとかも聞いたけど
どにかくこのスレがスレ一覧から消えたらそうなったことを疑って向こうを覗きに行ってみてくれ
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/index.html
に隔離するって話らしい
現行スレは強制的にそっちに移動させられる
その場合このページにはリダイレクトやら誘導URLやら張られるらしい
もしかしたら專ブラではリダイレクトされないかもとかも聞いたけど
どにかくこのスレがスレ一覧から消えたらそうなったことを疑って向こうを覗きに行ってみてくれ
魔王「あぁ…美術的にも美しかった術式が文様が書かれた扉が…」
側近「もったいないですねえ」
女勇者「…見つけた、これが…禁断の力…」
そのどこまでも続くかのような広大な部屋には一つの銀河が形作られていた
旋回する暗黒星雲…吹きすさぶ原初の混沌…その狂気じみた光景の中心にそれはあった
惑星のような巨大な圧縮されたエネルギー。それが禁断の力の正体だ
魔王「すごいな…これがそうなのか」
側近「すいません、私外に出てます」
女勇者「どうしたの?」
魔王「側近には刺激が強すぎるのだろう。これほどまでに巨大なエネルギーだ」
側近「もったいないですねえ」
女勇者「…見つけた、これが…禁断の力…」
そのどこまでも続くかのような広大な部屋には一つの銀河が形作られていた
旋回する暗黒星雲…吹きすさぶ原初の混沌…その狂気じみた光景の中心にそれはあった
惑星のような巨大な圧縮されたエネルギー。それが禁断の力の正体だ
魔王「すごいな…これがそうなのか」
側近「すいません、私外に出てます」
女勇者「どうしたの?」
魔王「側近には刺激が強すぎるのだろう。これほどまでに巨大なエネルギーだ」
女勇者「ああ…これが…僕のものに…」
魔王「放っておく気はないのか?」
女勇者「あるわけないじゃん」
女勇者「さあ…」
女勇者「僕のものになりなよ」
ゴウ!
巨大なエネルギーが女勇者に襲いかかかる
魔王「女勇者!」
魔王「放っておく気はないのか?」
女勇者「あるわけないじゃん」
女勇者「さあ…」
女勇者「僕のものになりなよ」
ゴウ!
巨大なエネルギーが女勇者に襲いかかかる
魔王「女勇者!」
女勇者「え?何?」
魔王「…は、ははは」
既に女勇者はそれを飼い慣らしているかのように指先で回し、自分の中に入れたり出したりを繰り返していた
女勇者「ねー、試されるんじゃなかったの?」
魔王「…さ、流石女勇者だな。試されるまでも無かったということだろう」ナデナデ
女勇者「むう、物足りないなあ」
魔王「…は、ははは」
既に女勇者はそれを飼い慣らしているかのように指先で回し、自分の中に入れたり出したりを繰り返していた
女勇者「ねー、試されるんじゃなかったの?」
魔王「…さ、流石女勇者だな。試されるまでも無かったということだろう」ナデナデ
女勇者「むう、物足りないなあ」
側近「終わったんですか?」
女勇者「うん!」
魔王「ああ、終わってしまったよ」
女勇者「ふふ、うっとりするくらいの巨大なエネルギー」
側近「一体何に使うやら…」
女勇者「そりゃもちろん…うふふ」
女勇者「うん!」
魔王「ああ、終わってしまったよ」
女勇者「ふふ、うっとりするくらいの巨大なエネルギー」
側近「一体何に使うやら…」
女勇者「そりゃもちろん…うふふ」
―――――
―――
―
魔王の部屋にて
女勇者「使いたい使いたい使いたぃぃいいいい!!」
魔王「だめだ、無意味に使うんじゃない。駄々を捏ねるな」
女勇者「せっかく手に入れた力だよー、使いたいよー」
魔王「世界滅びるからやめろ、お願いだから」
―――
―
魔王の部屋にて
女勇者「使いたい使いたい使いたぃぃいいいい!!」
魔王「だめだ、無意味に使うんじゃない。駄々を捏ねるな」
女勇者「せっかく手に入れた力だよー、使いたいよー」
魔王「世界滅びるからやめろ、お願いだから」
女勇者「じゃあせめて無駄打ちしたい」
魔王「何がせめてなのか分からんが空に打てよ?」
女勇者「うん?空ならいいの?」
魔王「それなら被害もでまい」
女勇者「うん、わかったよ」
魔王「何がせめてなのか分からんが空に打てよ?」
女勇者「うん?空ならいいの?」
魔王「それなら被害もでまい」
女勇者「うん、わかったよ」
女勇者「試し打ちだし呪文詠唱もいらないよね」
魔王「そうだな」
魔王(あったら怖いし)
女勇者「すー…てーい★」
▽女勇者は破滅の波動を空に打った
▽満天の星空が暗黒に変わった
魔王「…は…?」
魔王「そうだな」
魔王(あったら怖いし)
女勇者「すー…てーい★」
▽女勇者は破滅の波動を空に打った
▽満天の星空が暗黒に変わった
魔王「…は…?」
女勇者「すごい!星々をぶっ壊した!」
魔王「…天文学を学んでいなくて良かったと思ったのは初めてだ」
学んでいたならとんでもない範囲の攻撃力に恐怖していたかもしれない
側近「魔王様、邪神の手綱なんて扱えるんですか?」
魔王「邪神ではない。人間だ。辛うじて人間だ」
女勇者「すごーい!僕すごーい」
魔王「…天文学を学んでいなくて良かったと思ったのは初めてだ」
学んでいたならとんでもない範囲の攻撃力に恐怖していたかもしれない
側近「魔王様、邪神の手綱なんて扱えるんですか?」
魔王「邪神ではない。人間だ。辛うじて人間だ」
女勇者「すごーい!僕すごーい」
星空が真っ暗になるって女勇者はついに過去にまで干渉出来るようになったのか
※女勇者が取り込んだのは時間と空間の神ヨグ=ソトホートの欠片です
別に過去に遡らなくても、なんなら星に届かなくても
1光年先までのこっちに向かってる光子をねじ伏せたら1年は真っ暗になるよな
しかし時間と空間いじれたらなんでもありだなwwwwwwwwwwwwww
1光年先までのこっちに向かってる光子をねじ伏せたら1年は真っ暗になるよな
しかし時間と空間いじれたらなんでもありだなwwwwwwwwwwwwww
ヨグソトース取り込んだら中位位までの邪神なら粉微塵にできそう
クトゥルーがESPフレアで瞬殺されるような話でもヨグ=ソートスは強いもんな
クトゥルーは原作でも漁船の体当たりで倒されているんですがそれは
クトゥルーはただ見た目が怖いだけのねぼすけおじさんだし多少はね?
側近「魔王様、報告に上がりました」
魔王「ん?何のだ?」
側近「魔王様に対する意識調査です」
魔王「ああ、そうか。ご苦労、聞かせてくれ」
魔王とは血によって受け継がれるものではなく、前魔王を倒したものが時期魔王になる
そのため、そういった考えを持った魔物がいないかどうかの意識調査をたまにしているのだ
魔王(といっても我は性格・強さ共に全魔物に支持されているからする必要は特に無いのだがな)
側近「支持率が急激に下がっています」
魔王「…は?」
魔王「ん?何のだ?」
側近「魔王様に対する意識調査です」
魔王「ああ、そうか。ご苦労、聞かせてくれ」
魔王とは血によって受け継がれるものではなく、前魔王を倒したものが時期魔王になる
そのため、そういった考えを持った魔物がいないかどうかの意識調査をたまにしているのだ
魔王(といっても我は性格・強さ共に全魔物に支持されているからする必要は特に無いのだがな)
側近「支持率が急激に下がっています」
魔王「…は?」
側近「皆さん本能的に魔王様より女勇者さんの方が遥かに強いことに気づいているようでして」
魔王「あれか…あの禁断の力のせいか…」
側近「いえ、それよりずっと前から」
魔王「」
側近「まあ、下剋上をしようという思想を持っている方は一切見当たらないので大丈夫だと思いますよ」
魔王「ちなみにその支持率は無くても下剋上をする気が無い理由は」
側近「 『魔王妃様に生き地獄を味わわされる…』ガクガクブルブル だそうです」
魔王「…だろうな」
魔王「あれか…あの禁断の力のせいか…」
側近「いえ、それよりずっと前から」
魔王「」
側近「まあ、下剋上をしようという思想を持っている方は一切見当たらないので大丈夫だと思いますよ」
魔王「ちなみにその支持率は無くても下剋上をする気が無い理由は」
側近「 『魔王妃様に生き地獄を味わわされる…』ガクガクブルブル だそうです」
魔王「…だろうな」
数日後
魔王「我は少し留守にする」
女勇者「僕も行く!」
魔王「ダメだ」
女勇者「何で!僕も付いて行きたい」
魔王「王妃は強さよりも良き伴侶であることのほうが大切だ」
魔王「そして良き伴侶とは旦那が待っていてくれと言えば無事を祈って待っていてくれるものだ」
魔王「お前は、もちろん良き伴侶でいてくれるな?」ギュ
女勇者「は、はい…旦那様♡///」ギュ
側近「おやおや」ニヤニヤ
魔王「では、留守を頼むぞ。女勇者、そして側近」
女勇者「はい…♡」トローン
側近「承りました。魔王様」
魔王「我は少し留守にする」
女勇者「僕も行く!」
魔王「ダメだ」
女勇者「何で!僕も付いて行きたい」
魔王「王妃は強さよりも良き伴侶であることのほうが大切だ」
魔王「そして良き伴侶とは旦那が待っていてくれと言えば無事を祈って待っていてくれるものだ」
魔王「お前は、もちろん良き伴侶でいてくれるな?」ギュ
女勇者「は、はい…旦那様♡///」ギュ
側近「おやおや」ニヤニヤ
魔王「では、留守を頼むぞ。女勇者、そして側近」
女勇者「はい…♡」トローン
側近「承りました。魔王様」
魔王「さて、ここだな」
人間界の中でも指折りの巨大な森
ここは聖地とされ、人間が近寄ることは滅多に無い
それもそのはず
魔王「くく」
巨大な闇の力が"それ"を隠す結界を打ち破る
その先に見えたのは
魔王「妖精の国」
人間界の中でも指折りの巨大な森
ここは聖地とされ、人間が近寄ることは滅多に無い
それもそのはず
魔王「くく」
巨大な闇の力が"それ"を隠す結界を打ち破る
その先に見えたのは
魔王「妖精の国」
邪悪なる魔物の王が聖なる妖精の地を歩くのはそれだけで穢れを振りまいているにも等しく、すぐに気づかれる
「我々は貴様を歓迎しない。即刻立ち去れ、魔王」
魔王「邪険にするな。我々は同じ"王"ではないか、対等の立場で話したまえ」
魔王「妖精王」
「我々は貴様を歓迎しない。即刻立ち去れ、魔王」
魔王「邪険にするな。我々は同じ"王"ではないか、対等の立場で話したまえ」
魔王「妖精王」
妖精王「魔王如きが何しに来た」
魔王「要求は一つ。我が軍門に下れ」
妖精王「承諾するとでも思うなら貴方は愚王のようだ」
魔王「くく、まさか。話だけで纏まるとは思っておらぬよ」
妖精王「ならばわしを人質にでもとるか?卑怯な奴だ。それこそ王のすることではない」
魔王「それも違う」
魔王「要求は一つ。我が軍門に下れ」
妖精王「承諾するとでも思うなら貴方は愚王のようだ」
魔王「くく、まさか。話だけで纏まるとは思っておらぬよ」
妖精王「ならばわしを人質にでもとるか?卑怯な奴だ。それこそ王のすることではない」
魔王「それも違う」
魔王「貴様らの性格はよく分かっておる。気高く誇り高く、そして合理的」
魔王「例え人質に取ったところで誰も動こうとはしまい
見せしめに殺したところで個体数が減るだけで全滅するまで座して待つのだろう?」
妖精王「ふん、よく分かっておるではないか。全滅させる気が無いなら帰れ」
魔王「く、くくく。ただ成功するかもわからない話し合いするためだけに魔王直々に来たと思っているのか?」
妖精王「何…?」
魔王「ダークフェアリーは知っておろう?」
妖精王「魔の力に魅入られ、強さを求めて闇に溺れた忌まわしき元同族よ」
魔王「ふ、今から貴様ら全てを強制的にダークフェアリーに変える」
妖精王「っ!…まおっぉおおおおお!」
妖精特有の魔力を使わない自然の魔法が魔王に襲い掛かる
しかし魔族の王たる魔王に効くはずがない
魔王「例え人質に取ったところで誰も動こうとはしまい
見せしめに殺したところで個体数が減るだけで全滅するまで座して待つのだろう?」
妖精王「ふん、よく分かっておるではないか。全滅させる気が無いなら帰れ」
魔王「く、くくく。ただ成功するかもわからない話し合いするためだけに魔王直々に来たと思っているのか?」
妖精王「何…?」
魔王「ダークフェアリーは知っておろう?」
妖精王「魔の力に魅入られ、強さを求めて闇に溺れた忌まわしき元同族よ」
魔王「ふ、今から貴様ら全てを強制的にダークフェアリーに変える」
妖精王「っ!…まおっぉおおおおお!」
妖精特有の魔力を使わない自然の魔法が魔王に襲い掛かる
しかし魔族の王たる魔王に効くはずがない
魔王からあふれ出した闇の魔力が妖精の国全体に広がり、瞬く間に包み込み…そして
魔王「くははは、我は魔王なるぞ」
魔王「万物を穢す闇に生きる魔族を束ねる魔なるものの王にして、邪悪なりし巨悪の存在」
魔王「生ける災厄が来たからにはタダで済むはずが無かろう?」
すぐにこの聖なる森は有数の邪悪な魔の森として人間に避けられることになるだろう
全体に満ち満ちていた神聖な気配は邪悪に染まり、加護を受けていた森の生き物たちが騒ぎ立てる
"森の王"と呼ばれる巨大な狼が復讐とばかりに魔王に襲い掛かる
魔王「相手を見てから噛み付くがいい。犬如きが」
が、それも次の瞬間には魔物として新たなる生を受ける
魔王の足元からは毒の花が芽吹き、闇の瘴気を吹き出す
魔王「くははは、我は魔王なるぞ」
魔王「万物を穢す闇に生きる魔族を束ねる魔なるものの王にして、邪悪なりし巨悪の存在」
魔王「生ける災厄が来たからにはタダで済むはずが無かろう?」
すぐにこの聖なる森は有数の邪悪な魔の森として人間に避けられることになるだろう
全体に満ち満ちていた神聖な気配は邪悪に染まり、加護を受けていた森の生き物たちが騒ぎ立てる
"森の王"と呼ばれる巨大な狼が復讐とばかりに魔王に襲い掛かる
魔王「相手を見てから噛み付くがいい。犬如きが」
が、それも次の瞬間には魔物として新たなる生を受ける
魔王の足元からは毒の花が芽吹き、闇の瘴気を吹き出す
魔王城
女勇者「さて側近!」
側近「…な、何でしょう…?」
女勇者「人間の町を滅ぼしに行こう!」
―――――
―――
―
回想
魔王「女勇者が人間を虐殺したいとか言い出したらこのリストから選んで誘導してくれ」
側近「今回は用意がいいですね」
魔王「今回は?…まさか我が知らぬ内に町を滅ぼしたり」
側近「してません」
魔王「そうか、なら頼む」
―
―――
―――――
側近「いいですよ、それではちょうどいい場所があるので」
女勇者「え?どこどこ?」
女勇者「さて側近!」
側近「…な、何でしょう…?」
女勇者「人間の町を滅ぼしに行こう!」
―――――
―――
―
回想
魔王「女勇者が人間を虐殺したいとか言い出したらこのリストから選んで誘導してくれ」
側近「今回は用意がいいですね」
魔王「今回は?…まさか我が知らぬ内に町を滅ぼしたり」
側近「してません」
魔王「そうか、なら頼む」
―
―――
―――――
側近「いいですよ、それではちょうどいい場所があるので」
女勇者「え?どこどこ?」
アリクトア国
側近「この国ですね」
女勇者「ぶっつぶしていいの?」
側近「そうなります。ただし」
女勇者「ただし?」
側近「全員生きて確保すること」
女勇者「やだ」
側近「ですよねー」
側近「この国ですね」
女勇者「ぶっつぶしていいの?」
側近「そうなります。ただし」
女勇者「ただし?」
側近「全員生きて確保すること」
女勇者「やだ」
側近「ですよねー」
側近「なら全員生き返らせればいいんですよ。殺してから」
女勇者「えーMPもったいないー」
側近「時間の神の力を取り込んだと聞きましたが?」
女勇者「あ、そうか」ポン
女勇者「えーMPもったいないー」
側近「時間の神の力を取り込んだと聞きましたが?」
女勇者「あ、そうか」ポン
側近「で?始めるんですか?」
女勇者「もちろん。手始めに精神攻撃でいこうか!」
側近「またSAN値テロを…」
女勇者「大丈夫大丈夫、今回は呪文詠唱無しだから」
側近「…」
女勇者「もちろん。手始めに精神攻撃でいこうか!」
側近「またSAN値テロを…」
女勇者「大丈夫大丈夫、今回は呪文詠唱無しだから」
側近「…」
女勇者「さあ、"素敵な悪夢を 甘美な絶望を おぞましき痛みを"」
側近「やっぱり呪文詠唱はあるんじゃないですか」
女勇者「え?たった三言の短い詠唱じゃ問題無いよね?」
側近「…あ、はいそうですか。あなたがそう言うならそうなのでしょうね」
キャァァアア
イヤァァアアア
ギャァァァアア
側近「あぁ…心地好い悲鳴です」
女勇者「側近ちゃん、よだれよだれ」
側近「は」ゴシゴシ
側近「やっぱり呪文詠唱はあるんじゃないですか」
女勇者「え?たった三言の短い詠唱じゃ問題無いよね?」
側近「…あ、はいそうですか。あなたがそう言うならそうなのでしょうね」
キャァァアア
イヤァァアアア
ギャァァァアア
側近「あぁ…心地好い悲鳴です」
女勇者「側近ちゃん、よだれよだれ」
側近「は」ゴシゴシ
側近「ところで、これは幻覚ですか?」
女勇者「そうそう。無数の虫が穴という穴、口や鼻や耳や毛穴から終わることなく入り込んでくる幻覚」
側近「地味におぞましい幻覚ですね…」
女勇者「次に自分の好きな人に一番言われたら嫌なことを叫ばれ続けながら手足を無理やり引きちぎられて殺される幻覚を見る
好きな人が居なかったら親に」
側近「それはもしかして女勇者さんオリジナルの…」
女勇者「その通り!よくわかったね」
側近「そりゃ…絶望増し増しな内容ですし」
女勇者「そうそう。無数の虫が穴という穴、口や鼻や耳や毛穴から終わることなく入り込んでくる幻覚」
側近「地味におぞましい幻覚ですね…」
女勇者「次に自分の好きな人に一番言われたら嫌なことを叫ばれ続けながら手足を無理やり引きちぎられて殺される幻覚を見る
好きな人が居なかったら親に」
側近「それはもしかして女勇者さんオリジナルの…」
女勇者「その通り!よくわかったね」
側近「そりゃ…絶望増し増しな内容ですし」
側近「9割ぐらい倒れましたよ」
女勇者「精神が焼き切れちゃったみたいだね」
側近「では生き返らせてください」
女勇者「はいはーい」
側近「ちなみに記憶は」
女勇者「もちろんそのままだよ。さっき見た幻覚も」
側近「あんなのを見た記憶を抱えて生きていかなきゃいけないなんて…」
女勇者「素敵でしょ?」
側近「自分のことではないので素敵ですね!」
女勇者「精神が焼き切れちゃったみたいだね」
側近「では生き返らせてください」
女勇者「はいはーい」
側近「ちなみに記憶は」
女勇者「もちろんそのままだよ。さっき見た幻覚も」
側近「あんなのを見た記憶を抱えて生きていかなきゃいけないなんて…」
女勇者「素敵でしょ?」
側近「自分のことではないので素敵ですね!」
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