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    元スレ春香「私、今日でアイドルを辞めます」

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    101 = 97 :


    P「どうせ、律子とでも飲むんでしょ?」

    小鳥「あれ? 言いましたっけ?」

    P「明日はオフで律子はすでに上がってますからね。それに」


    P「小鳥さんがこれからデートなのに悠長に仕事してるはずがない」

    真美「確かに!」

    小鳥「二人とも酷い!」

    102 = 97 :


    小鳥「そんなことないもん!私だってデートを前にしてウキウキで私服を選んで結局後悔するような選択しちゃうほど余裕がないわけじゃないもん!」

    真美「やけに具体的だね」

    P「そんな見栄張る暇があるなら実際に相手を…」

    小鳥「うぇ〜ん!もういいです!このこと律子さんに言いつけてやる!お疲れ様でした!」ガチャ!バタン!



    真美「ガチ泣きしてたね…」

    P「本当はただ単に律子から知らされてただけなんだけどな、言いそびれてしまった」

    103 = 97 :


    真美「でもさー、実際ピヨちゃんに彼氏が出来たらどう思う?」

    P「祝福すべきじゃないか?」

    真美「まあ、それはそうなんだけど。それで結婚して仕事辞めたりしたら寂しくない?」

    P「寂しくないさ、小鳥さんが幸せになるならそれが一番なんだし」

    真美「…なんか兄ちゃんってそういうとこドライだよね」

    104 = 97 :


    P「どこが?」

    真美「なんていうか、自分本位じゃなくて他人本位に考えるところ」

    P「どういう意味だ」

    真美「例えばさー、今、真美に死ぬほど好きな相手が出来て、アイドルやめるって言ったら引き留めないでしょ?」

    P「そんなことない。本当にそれでいいのか?みたいなことは聞くよ」

    105 = 97 :


    真美「それでもいい!って答えたら?」

    P「まあ、諦めるな」

    真美「ほら、そうじゃん」

    P「だって、それが願望なんだろ?」

    106 = 97 :


    真美「そうだけど!…でも、そうじゃない場合だってあるじゃん」

    P「どういう場合さ」

    真美「こう…なんか、説明は出来ないけど…とにかく、こんなに仲良くしてるのに、そうやって冷めた対応されるのは悲しいの!」

    P「仲良くなってるからこそ、相手のことを思って引くんじゃないか」

    107 = 97 :


    真美「むきー! 兄ちゃんの分からず屋! そんなんだからはるるんに愛想尽かされたんだよ!」

    P「……」

    真美「…あ」

    109 :

    楽しみだ

    111 :


    真美「えっと、その、これは違くて…」

    「何が違うんだ?」

    真美「別にはるるんが言ってたとかじゃないってこと」

    「……」

    真美「はるるん、昨日落ち込んでたんだよ。そういう話を千早お姉ちゃんから聞いたんだ」

    真美「昨日、はるるんは兄ちゃんと会ってたっしょ? だから、そこで何かあったんじゃないかって」

    112 = 111 :


    「探りを入れたわけか」

    真美「だ、だって、気になるんだもん!」

    「別に悪いことしてるわけじゃないんだから焦ることないさ。事実、愛想尽かされてるんだし」

    真美「……本当にいいの?」

    「いいよ」

    真美「そうじゃなくて、本当にこのままでいいの?」

    113 = 111 :


    「……」

    真美「さっき様子聞いたら、投げやりな感じだったよ? これから友達と居酒屋行くんだって」

    「ああ、行くことにしたんだな」

    真美「知らない男の子も来るって言ってたよ。それって合コンってことじゃん」

    「そうかもしれんな」

    114 = 111 :


    真美「ガラじゃないって兄ちゃんだって思ってるっしょ? お酒飲むかもしれないんだよ?」

    「春香だって馬鹿じゃない。まだマスコミの探りが残ってるこの時期に未成年飲酒なんてしないよ」

    真美「でも、万が一ってことが…」

    「そんなの春香の自己責任だし、俺が干渉することじゃない」

    真美「……」

    「なんだその目は」

    真美「…兄ちゃんの分からずや」

    115 = 111 :




    春香「ふぅ…」

    一通り質問攻めされた後、席を外した私は部屋に戻るなり一番端っこの位置に座った。

    春香(こうなることは分かってたけど)

    春香「やっぱり、ガラじゃないよなあ…」

    ため息をつきながら普段あまり飲まないウーロン茶を飲む。消去法で選んだ飲み物ではあったが、妙な味がする気がしてあまり進まない。

    116 = 111 :


    「ね、君って本当にアイドルの天海春香なの?」

    春香「え? はい、そうですけど…」

    さっきの質問攻めの時には見なかった顔。落ち着いた感じの雰囲気が少しだけあの人に似ていた。

    「やっぱりそうなんだ。いや、俺、遅れて入ってきたんだけど、向かってる途中に知り合いから『アイドルの天海春香が来た!』って連絡が来てさ」

    「何バカなこと言ってんだ、って思ってたけど。まさか、本当にいるとは…」

    117 = 111 :


    春香「そう、ですか」

    第一印象で予想していたよりも気さくな人、というよりかは口が回る。でも、嫌な感じはしない。

    「あ、自己紹介が遅れてたね。俺の名前は…」

    118 = 111 :




    「……」

    真美「……」

    「いい加減帰れ」

    真美「今日は兄ちゃんと帰るって家に言ってあるもん」

    119 = 111 :


    「…別にそんなことしたって、何の意味もないぞ」

    真美「意味なんてないもーん…あ、はるるんから返事来た。画像も送られてる」

    「……」

    真美「興味ないの?」

    「少なくとも、今やってるデスクワークの方が興味はあるな」

    真美「…はぁ」

    120 = 111 :


    真美「…まあ、でも、はるるん楽しそうではあるよ。意外と上手くやってそうだね」

    「そうか」

    真美「お酒も飲んで無いみたいだよ。ウーロン茶飲んでる」

    「…ストローは刺さってるか?」

    121 = 111 :


    真美「ストロー? 別に刺さってないけど…」

    「……」

    真美「それがどうしたの?」

    「いや、別に…」

    122 = 111 :

    今回もここで終わりです
    スローペースすぎワロエナイ
    放置でHTML化という最悪のケースは絶対避けますので気長に待ってて下さいな

    124 :

    おつ

    >妙な味がする気がしてあまり進まない
    あっ……(察し

    125 :

    >P「なんだその目は」

    この台詞はどんな人間関係も瞬時に破壊し、ほぼ修復不可と聞いたことがある

    126 :

    ストローが刺さってない時点でフラグだな…

    127 = 123 :

    烏龍茶は烏龍茶でもお酒の方ぽいな

    128 :

    あーあ

    130 :

    >>126-129
    みんな優しいなぁ。
    お持ち帰り用のお薬入りを想像した俺が穢れてるだけか……。

    131 :

    居酒屋だとソフトドリンクには大体ストローさす
    あんま飲みたくないときはソフドリ頼んで、来た瞬間ストロー外して酒飲んでる風に見せたりもする

    133 :

    まだかね

    134 :

    まだかね

    135 :

    本当にごめんなさい水曜まで死んでます待ってくださいなんでもし(ry

    137 :

    >>136
    待て、落ち着け。何でもするとは言ってない。
    もしかしたら「何でもしまかぜ」かもしれないんだ。

    あと、sageろ

    138 :

    本当に>>1なのかも怪しい

    139 :

    いつ書かれるのかね

    140 :


    春香「……ん」

    誰かに肩を組まれている感覚で目を覚ます。組まれている、というよりかは私が一方的に寄りかかっている感覚に近い。

    春香「……誰?」

    小さな声で呟く。返答は無い。

    141 = 140 :


    春香「…あ…うん」

    「忘れ物はない?」

    春香「…ん、多分」

    目の焦点が合わない。自分が何を言っているのかも曖昧。ただ、ふわふわした感じが頭の中を張り巡る。

    142 = 140 :


    「……春香」

    春香「……なに?」



    「…俺は春香のこと」

    143 = 140 :





    春香「……んん~…」

    目を覚ますと温かい感覚に包み込まれている事に気がつく。そのままの体勢で周囲を見まわすとそこが自室であることを理解する。

    春香「……ん?」

    春香(なんで私布団の中にいるの?)

    144 = 140 :


    記憶を探る。自分で寝床に着いた記憶がない。というか、家に帰ってきた記憶すらない。

    春香「…何時?」

    (…11時か。…今日は日曜だから、学校ないよね)

    ほっと一安心して、二度寝をしようと布団にくるまる。が、抜け落ちた記憶をぼんやり探ってみると重大なことを思い出した。

    春香(……あれ、私、昨日誰かに抱えられてなかったっけ?)

    春香「それも何か…とんでもないようなことを言われたような…」

    145 = 140 :



    ものすごい勢いで上半身を起こす。先ほどまでの眠気は全て消えてなくなった。

    春香(だ、誰!? あの時の人!? た、確か頭が変な感じで自分でも何言ってるか分からなくて…)

    春香「私、あの時何て返事したっけ…?」

    身震いがする。言われた記憶は思い出せても、自分がなんと返答したかも思い出せない。

    悩み抜いた末、ハッとするように携帯を探す。鞄の中にしまってあった携帯にはいくつかの着信が知らされていた。

    146 = 140 :


    「…もしもし、春香?」

    春香「も、もしもし…」

    「今、家にいるの?」

    春香「う、うん…」

    「はー、よかった。無事に帰れたのね」

    147 = 140 :


    「春香、すごい酔っぱらってたから、まともに歩けてなくて…」

    春香「え、酔っぱらう…? ってことは私」

    「知らないうちにお酒飲んでたっぽいのよね。自覚なかった?」

    春香「私、ウーロン茶しか飲んでな…あ」

    春香(妙な味のウーロン茶…もしかしてあれは)

    148 = 140 :


    「…間違えたのね」

    春香「た、多分…」

    「……」

    春香「ご、ごめん、心配かけて…」

    「謝るのは私よ。私が無理やり誘ったから…」

    「アイドルを辞めてるとは言っても、春香はまだまだ有名人なのに」

    149 = 140 :


    春香「だ、大丈夫だよ! 一応、感じは変えていったし! あの場にいる人はみんな知ってるけど」

    「……でも」

    春香「そ、それよりもさ! 聞きたいことがあるの!」

    150 = 140 :


    「なに?」

    春香「わ、私さ…すごい酔っぱらってたみたいだけど、誰かに担がれたりしてなかった?」

    「えと…名前は分からないけど、ずっとしゃべってた男の人いたでしょ? その人に店を出るときに…」

    春香「ずっとしゃべってた人……あ」

    春香(あ、あの人…プロデューサーに雰囲気が似てた人)


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