元スレ提督「不知火って戦艦がクソ強そう」不知火「え?」
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51 = 1 :
工廠
憲兵少佐「此処が工廠だ」
陸軍提督「横須賀海軍工廠と言う奴か」
あきつ丸「随分と小さいでありますな」
霧島「いえ、此処は違います。横須賀海軍工廠は彼処で此処は艦娘専用の工廠です」
憲兵少佐「あっちは本物の船を作ったり、整備しとるんだ」
憲兵少佐「此方は艦娘を作ったり整備する場所だな」
陸軍提督「なら、此処に来れば艦娘を作ったり整備出来るのか」
憲兵少佐「いや、此処は艦娘と艦娘の装備を製造、装備の整備ぐらいだ」
憲兵少佐「もし、艦娘も被害を受けた場合は入渠と呼ばれる言ってしまえば風呂に行かなくては行かん」
憲兵少佐「勿論、男子禁制だ。脱衣所に入った瞬間捕まるから、湯浴みは絶対するな」
陸軍提督「肝に銘じておこう」
憲兵少佐「小狡い提督は艦娘を使ってカメラをセットしようとしたり下着を盗ませようとする事件もあった」
陸軍提督「帝国軍人の恥だな」
憲兵少佐「全くだ」
明石「あれ?憲兵さん方。何か御用ですか?」
憲兵少佐「工廠長を取り仕切っとる明石だ」
陸軍提督「陸軍より出向してきた陸軍提督だ。よろしく頼む」
あきつ丸「自分はあきつ丸であります」
明石(憲兵そっくりの威圧感!陸軍ってみんなこうなの!?」
明石「こ、工作艦の明石です。工廠長をしてるので装備等で困った事などがあれば聞きに来て下さい」
陸軍提督「うむ。よろしく頼む」
あきつ丸(明石殿と仲良くなっておけば、優先的に良い装備を貰える可能性がありますな!)ムヘヘ
52 :
小物なあきつ丸かわいい
53 = 1 :
食堂
陸軍提督「此処は士官食堂なのか?」
憲兵少佐「いや、艦娘専用の食堂だ」
憲兵少佐「勿論、提督も使える」
憲兵少佐「まぁ、使う提督は殆ど居ないがな」
陸軍提督「何故だ?作戦準備時ならば飯の時間も作戦の話ができるだろう」
憲兵少佐「本来はそういう使い方なのだが、アホが此処で艦娘にセクハラをしようとするんだ」
陸軍提督「あぁ、成る程」
憲兵少佐「だから、飯時は入り口に憲兵が立って提督の行動を監視している」
その場に居合わせた金剛(ケンペーのせいで、テートクと仲良く出来ないデース。マジファッキューデース)
鳳翔「あら、憲兵さん。どうしました?」
憲兵少佐「此奴は鳳翔。普段は空母の講師をしとるが、暇な時は此処で食事の手伝いをしている」
鳳翔「軽空母の鳳翔と申します」ペコリ
加賀(ゲェ!鳳翔さん!?)
鳳翔「あら、加賀さん」
加賀「ど、どうも……」ペコリ
陸軍提督「俺は陸軍より出向してきた陸軍提督だ。よろしく頼む」ジッ
鳳翔「あら、提督さんでしたか。てっきり新しい憲兵さんだとばかり」
陸軍提督「憲兵は憲兵の腕章をしている」
陸軍提督「基本的に、赤い腕章、マントに軍刀で憲兵だ」
憲兵少佐「俺の格好だな。マントはしとらんが」
54 = 1 :
陸軍提督「まぁ、何にせよよろしく頼む」
鳳翔「はい。加賀さんも確りやって下さいね」
加賀「はい」
廊下
陸軍提督「加賀。貴様、鳳翔と知り合いなのか」
加賀「ええ、私の弓の先生でした」
陸軍提督「弓の先生?」
加賀「はい。私達航空母艦は一部の者を除いて弓矢で艦載機を発艦させます」
加賀「その際の弓を射る方法等を教えて下さるのが鳳翔先生です」
陸軍提督(弓矢で航空機を発艦の意味が分からん)
あきつ丸(自分は走馬灯を使って発艦させるでありますな)
あきつ丸(着艦できないけど。出来ないけど!)
憲兵隊少佐「じゃあ、次だな」
甘味処間宮
憲兵少佐「此処は甘味処だ」
間宮「あらあら、憲兵さん。見回りご苦労様です」
間宮「そちらの方は新しい憲兵さんですか?」
陸軍提督「いや、俺は本日付で陸軍から出向してきた陸軍提督だ。よろしく頼む」
間宮「私は間宮、と申します。元々は給糧艦でしたが、今は甘味処をしています」
間宮「間宮特製羊羹は艦娘の皆にも人気なんですよ」
伊良湖「間宮さーんって……憲兵さん。見回りご苦労様です」
憲兵少佐「此方は伊良湖だ。伊良湖は洋菓子を中心に担当し、間宮は和菓子を中心に作っている」
憲兵少佐「また、間宮は食堂も兼任で経営している」
陸軍提督「つまり、間宮の機嫌をそこなうと飯を取られるわけか」ワハハハ
憲兵少佐「そういう事だ」ワハハハ
間宮「もぅ、そんなことしませんよ!」ウフフフ
伊良湖(何かよく分からんけど、この鎮守府の逆らってはいけない人達の2強が揃って笑っとる)
あきつ丸(間宮殿、鎮守府の胃袋を握る最強の艦娘でありますか……)
あきつ丸(靴を舐める覚悟で行かねば、兵糧攻めにされるでありますな!!)
55 :
女狐……
56 :
滲み出るポンコツ臭
嫌いじゃない
57 :
このあきつ丸を能登ボイスで聞きたい
58 = 1 :
執務室
憲兵少佐「まぁ、大方の所は回った筈だ」
憲兵少佐「分からんことや困った事が有れば俺に聞け」
憲兵少佐「内線でも憲兵隊詰め所に電話掛けれる」
陸軍提督「ああ、分かった。済まなかったな」
憲兵少佐「なぁに、気にするな。同期の好だ」
憲兵少佐「また、近い内に酒でも飲もう」
憲兵少佐「鳳翔が夜にやっとる居酒屋の肴は格別だぞ」
陸軍提督「ほぉ、期待しておく」
憲兵少佐「ああ、じゃあな」
不知火(よ、漸く憲兵殿が帰っていった……)
摩耶(同期だからって貴様呼ばわりとか、陸軍マジパネェ)
あきつ丸「しかし、一日中、鎮守府巡りをして初日は終わってしまいましたな」
陸軍提督「ああ、まぁ、明日から本格的にやっていこうじゃないか」
陸軍提督「あの大淀とか言う艦娘からの命令等伝達もないし」
あきつ丸「で、ありますな」
あきつ丸「今日の所はこれで終業であります」
陸軍提督「今日は顔見せと言う感じだったが、明日からは訓練等をやっていく」
陸軍提督「各人、確りと体調管理をして病気等で訓練を休まんようにしろ」
陸軍提督「兵隊は体調管理も仕事の内だ」
陸軍提督「解散!」ビシッ
あきつ丸「敬礼!」ビシッ
艦娘`s「「「……」」」ビシッ
59 = 1 :
今日はこれで終わり
61 :
これは面白いであります
63 :
乙であります将校殿
64 :
乙です。
これからが楽しみだな……あきつ丸よ……何が君をそこまで……。
66 :
一旦乙であります
67 :
ぬいぬいはやく泣かせよ?
68 :
乙
期待しているであります
69 :
間違えた上にそのネタぶっ込むとか死んだ方がマシなんじゃないかな
70 :
同期の憲兵とも綺麗にアンジャッシュしてるっつーか憲兵の方が断然艦娘に詳しい件
……勤務期間の差か
71 :
門前の小僧がどうたら
72 :
>>69
ごめんな、たかし
確かに名前の間違いは人によってはかなりデリケートな問題だもんね
今度からは気をつけるよ
>>70
憲兵隊は艦娘の詳しい経歴(何年に生まれて何処で沈んで誰が乗っていてとか)は知らないけどどういう系統の性格で艦種とその外見的特徴は覚えてます
>>71
まさにそんな感じです
73 = 1 :
駆逐艦寮 不知火と陽炎の部屋
陽炎「それで、貴女の新しい提督はどうだったの?」
不知火「憲兵少佐二号と言えば想像が付き易いかと」
陽炎「滅茶苦茶怖い人じゃない!?」
陽炎「貴女、大丈夫なの!?」
不知火「大丈夫じゃないです」
不知火「行き成り第一艦隊旗艦に任命されました」
陽炎「駆逐艦に秘書艦!?」
陽炎「も、もしかしてそっち系の人?」
不知火「まさか!駆逐艦は私一人、一番弱い者を一番安全な場所に入れるのが兵法の初歩ですよ」
不知火「武蔵さんも霧島さんも言ってました」
陽炎「え、霧島さんは良いとして、武蔵さんも居るの!?」
不知火「ええ、多分、資材の関係でずっと待機だったのを押し付けたのかと」
不知火(天龍さんは良い人だけど、遠征以外で出撃出来てないし)
不知火(他の人達は多分、各提督達がダブったり持て余した船なのだろう)
不知火(現に、私も雪風狙いの提督が大量生産した1人ですし)
陽炎「な、成る程」
陽炎(大和型の出費はヤバイものね)
陽炎「他にどんな人が居るの?」
不知火「戦艦はそのお二人で、軽巡の天龍さん、重巡の摩耶さん、空母の加賀さんです」
陽炎「名前だけ聞けばバランスの良い艦隊ね」
陽炎「一回の出撃で資源がモリモリ減っていくけど」
不知火「ええ。それと、陸軍の格好をした艦娘の方が副官に居ましたね」
陽炎「陸軍の?」
不知火「えぇっと、確か秋津島だかあきつ丸と言っていました」
不知火「私達には正式に挨拶をされなかったので鎮守府を回ってる時に聞こえた名前だとそんな感じでした」
陽炎「強そうなの?」
不知火「さぁ?雰囲気的には軽空母っぽい感じの方でしたよ」
陽炎「へぇ~じゃあ、任務によってはその人を入れれば空は安泰じゃない」
不知火「ええ、ですが、何を考えてるのかよく分からない方でした」
74 :
ひどいであります
75 :
???「呼ばれたかも!」
76 = 1 :
陽炎「だ、大丈夫なの?」
不知火「分かりません。時々1人で笑ったりしてました」
陽炎「ヤバい人じゃん!?」
不知火「まぁ、まだ初日ですし事を急ぐ必要もないでしょう」
陽炎「貴女がそう言うなら良いけど……」
加賀と赤城の部屋
赤城「新しい提督はどうでしたか?」
加賀「滅茶苦茶怖かったわ」
加賀「件の憲兵少佐の同期とかでかなり仲が良かったです」
赤城「え、大丈夫なの?」
加賀「多分……」
加賀(今までの提督だとアリゾナの話をしたら皆尊敬を示したけど)
加賀(あの人は『据物斬り』の一言で一蹴された)
加賀(確かに、動かない戦艦を九七式艦攻の800kgで沈めたのは事実ですが)
加賀(水平爆撃でしたし、それにもっと反応しても良いと思うのよ)
赤城「た、多分って……」
加賀「でも、艦娘を天皇陛下からの賜り物って言っていたわ」
加賀「他の提督の様にセクハラとかはしないと思う」
赤城「あ~憲兵さんがよく言ってる」
赤城「貴様等海軍は何を考えている!恐れ多くも天皇陛下からの賜り物たる何とかこうとか」コエマネ
加賀「ええ、正直、私達は普通の一般兵の様に扱って欲しいですけど」
赤城「確かに。持て囃されるのも悪くありませんけど、艦娘と提督と言う関係とは少し違いますし」
加賀「それより、赤城さん」
赤城「はい」
加賀「貴女、私のプリン食べましたね」
赤城「はいぃぃ?」CV水谷豊
加賀「証拠は有るんですよ、赤城さん」
加賀「例え、赤城さんであろうと人のプリンを食べるとは」
加賀「戦争ですよ?赤城さんの行いは宣戦布告を宣言するようなものなんですよ?」
赤城「しょ、証拠を見せて下さい!」
加賀「これはある重巡がくれた写真なのですけどね」つ写真
赤城「アオバワレ!!」ダッ
加賀「頭にきました」ダッ
77 :
アオバワレワロタ
78 :
アオバワレ!で青葉てめぇ!ってことかわろた
79 = 1 :
大和と武蔵の部屋
大和「此方でも武蔵の方が先に実戦ですか」
武蔵「ハハ、何、大和もその内部隊配属されるさ」
武蔵「しかし、新しい提督は中々面白い男だったぞ」
大和「あ、何か憲兵さんが新しい提督なのよね?」
武蔵「いや、陸軍の士官だ。元々は歩兵部隊の士官だったらしい」
武蔵「憲兵少佐と同じ部隊だったらしい」
大和「け、憲兵少佐って長門さんを投げ飛ばしたって話の!?」
武蔵「ああ、そうだ。一度拳を交えてみたいものだ」フッ
大和「いやいや、死ぬでしょう!」
武蔵「何、手加減はするさ。それに、艤装を外せばアスリートぐらいの力しか出ない」
武蔵「それでも、オリンピック選手より強いとは思うがな」ドヤァ
大和「まぁ、それにしても陸軍の歩兵指揮官が提督なんて出来るのでしょうか?」
武蔵「艦娘の戦い方は歩兵の戦いに通ずる物がある」
武蔵「彼は私達の戦い方を戦列歩兵であるか?と尋ねた」
大和「せ、戦列歩兵?」
武蔵「バリーリンドンとかパトリオットで見た戦術だ」
大和「えぇっと、赤い服着た人達が並んで銃撃っていた奴だっけ?」
武蔵「ああ、それだ。あれを想像していたらしい」
大和「艦隊戦関係ないじゃない」
武蔵「いや、そもそも我々の形は船の戦術より人の戦術の方が適していると思うのだ」
武蔵「船だと単縦陣と単横陣。被断面積を避ける時には単横が良いだろう」
武蔵「船はどうしても縦長だ。これは大和も知っているだろう?」
大和「ええ、砲戦は横にすれ違うもの」
武蔵「だが、我々や敵の軽巡以上の船はどう見ても人型だ」
武蔵「こうなると、単縦陣と単横陣の意味がまるっきり逆転してしまう」
武蔵「霧島に聞くと、船の頃の慣習で敵も我々もすれ違うか並走しながら戦うらしい」
武蔵「これは余りに不自然だ。私はあの男に戦術的大転換を期待しているのだ」
武蔵「我々は艦娘であるが、船ではない。新しい戦術、新しい戦法を私は提督と開発していきたいのだよ」フッ
大和(私の妹がこんなに戦術家な訳が無い)
武蔵(だが、コチラの戦術をあちらに真似されるとややこしい事になるだろうな)フム
武蔵(まぁ、そうなったらそうなったで考えれば良い)
80 = 1 :
霧島と金剛姉妹の部屋
金剛「Hey,キリシマ!貴女の新しいテートクはどーでしたカー?」
霧島「憲兵少佐2みたいな人でした」
金剛「ファッザ!?」
比叡「ひえぇ~憲兵って……」
榛名「あの長門さんを投げ飛ばしたと言う……」
金剛「キリシマ!今直ぐにでも辞めるデース!!」
金剛「ケンペーは危ないデース!!」
金剛「ケンペーはテートクの命を狙ってるのデース!」
金剛「ケンペーが居るせいで、テートクと私が愛し合えないのデース!!」
比叡(私は憲兵隊を全面的に応援しますけどね)
霧島「それは8割方お姉様のせいでしょう」
霧島「あと、提督は憲兵少佐と親友でした」
榛名「へぇ、じゃあ、その人は憲兵からのお目溢しもあるんでしょうか?」
霧島「どうでしょう?私が思うに陸軍の天皇崇拝は戦前以上に酷いので」
霧島「艦娘に手を出した時点でそれが陸軍だろうと海軍だろうと一発アウトなのでは?」
比叡「艦娘の登場で陸軍の立場がドンドン危うくなっているって提督が言ってました」
金剛「キリシマに特命を与えマース!!」バンッ
金剛「アーミーテートクからケンペーの弱点を聞き出すのデース!!」
霧島「それを聞き出してどうするのですか?」ハァ
金剛「闇討ちデース!ケンペーさえ居なくなれば、私がテートクとイチャラブ出来るデース!!」
榛名(金剛お姉様がまた馬鹿なこと言ってる……)ハァ
比叡(お姉様が闇討ち計画をし始めたら憲兵少佐にバラせば良いか)
霧島(まぁ、適当な所で比叡お姉様か榛名が憲兵隊に密告するでしょうし)
霧島(私も適当にやりましょう)
金剛(今までボイルドウォーターをドリンクされて来ましたガー)
金剛(そも今度でラストデース!ラスダン決めてやるデース!!)ムフーン
81 = 1 :
また夜に
82 :
駆逐艦ぺろりんちょ
83 :
乙
憲兵と陸軍提督を目の前にしても物怖じしない鳳翔さんと間宮さんマジパネェっす
84 :
ボイルドウォーターをドリンクで草不可避
85 :
>>82
けんぺいさんこいつです
86 :
>>82は銃殺刑…!
87 :
見抜きはセーフだから
88 :
乙
期待して続き舞ってる
89 :
木曾を寵愛してる俺はセーフだな!
90 :
おつ
なんかルーみたいなのがいるww
91 :
>大和(私の妹がこんなに戦術家な訳が無い)
自分が大学で妹が体操学校だからって、さすがに酷すぎやしませんか……?
92 = 1 :
重巡寮 摩耶と高雄型の部屋
高雄「摩耶、新しい提督はどうだったの?」
摩耶「憲兵だった」
愛宕「憲兵?」
鳥海「そう言えば、今日の昼間に憲兵少佐と新しい憲兵さんが摩耶姉さん達を連れて歩いていましたね」
摩耶「いや、その新しい憲兵がアタシの提督だ」
愛宕「憲兵さんが提督になったの?」
摩耶「元々は歩兵部隊の指揮官やってたとか言ってた」
高雄「そんな人が艦隊の指揮なんて出来るの?」
愛宕「今ならお姉ちゃん達で変更して貰うよういうけど……」
摩耶「いや、武蔵姐さんや霧島姐さんも居るし大丈夫だろ」
摩耶「加賀さんもいるから艦隊としてのバランスも良い」
摩耶「それに、不知火や天龍が居るんだ。私だけ逃げるわけには行かねぇよ」ヘッ
鳥海(と、言うかあの一団は視察に来た憲兵隊とその付き添いにしか見えなかったのよね)
鳥海(緊張感が凄まじかった)
鳥海(大規模作戦が展開されてる時並みの緊張感だったもの)
高雄「しかし、そんなに憲兵に似てる提督って……本当に提督なのかしら?」
愛宕「どう言う事?」
高雄「いや、例えば提督を装って派遣されたけど実情は艦娘の勤務態度とかを見るのかなって」
高雄「三大鎮守府には絶対憲兵隊がいるけど、それでも風紀の乱れとかはあるし」
鳥海「つまり、査察って事ですか?」
高雄「そう。極秘の」
愛宕「じゃ、じゃあ、あの提督は本当は憲兵で……」
摩耶「あ、アタシ等の生活態度とかを見て、それを報告したりすって事か!?」
高雄「そうね。そして、違反をしてる提督や艦娘は即座に憲兵隊に連れて行かれるわ」
摩耶「……ヤベェ」
愛宕「じゃあ、摩耶は明日から提督の調査が終わるまで暫くは真面目にしていないと」
鳥海「あ、明日も早いですからもう寝てみては?」
摩耶「そ、そうだな!アタシはもう寝る!おやすみなさい!!」ダッ
高雄「おやすみなさい」
93 = 1 :
軽巡寮 天龍と龍田の部屋
龍田「天龍ちゃん、新しい提督はどうだったの?」
龍田(前の提督は天龍ちゃんに“おいた”したから最前線に飛ばされたのよね~)フフフ
天龍「なんつーか、憲兵少佐2号って感じだった」
龍田「あらー?」
龍田(天龍ちゃん、ちょーっと言葉遣いとか悪いから時々憲兵少佐達に叱られてるのよね~)
龍田(基本的に良い子なんだけど、少し粗暴って言うかわんぱく?)
天龍「滅茶苦茶怖い。常に睨んでくる」
天龍「デフォが睨みで摩耶姐さんですら敬語に成った」
龍田「あら~……」
龍田(摩耶さんは天龍ちゃんの姉貴分みたいな感じで口が悪いのよね~)
龍田(司令長官にまでウザイとか言っちゃう摩耶さんが敬語を使うのは多分、憲兵隊か天皇陛下位よねぇ~)
龍田「それで、初日はどうだったの?」
天龍「何か、お互いに簡単な自己紹介して鎮守府回っただけ」
天龍「でも、実戦には出してくれるっぽい!」
天龍「いっつもチビ達の監督役って事で遠征ばっか行かされてたけど」
天龍「あの提督に、俺達天龍型が世界一ってのを見せ付けてやれるぜ!」
龍田「そうね~天龍ちゃんに期待してるわね」
龍田(陸軍の人だから多分船のこと全然知らないのよね)
龍田(早い内に、天龍ちゃんを戦闘に出さないようにいわないと)
龍田(天龍ちゃん、今度は片目だけじゃ済まないわ……)
天龍「あと、変な空母みたいな陸軍の艦娘も居たな」
天龍「あかつき丸とか言ったか?」
龍田「あら、知らない名前ね」
天龍「ああ、何考えてるのかよく分かんねぇ奴だった」
龍田「そう。そろそろ寝ましょう。明日から頑張ってね、天龍ちゃん」
天龍「おう!」
94 = 1 :
居酒屋鳳翔
鳳翔「新しい提督さんが来ましたね」
間宮「ええ。憲兵隊の皆さんが歓迎会を開くと思いますね」
鳳翔「なら、憲兵隊の方に少し電探を伸ばしましょうか」
間宮「そうですね。陸軍の方達って非常に食べるので」
伊良湖「あの提督さん凄い怖い方でしたね。先輩方は怖くなったんですか?」
間宮「そうですか?私と鳳翔さんは憲兵隊の皆さんと良く会いますからね」
伊良湖「え?」
鳳翔「そもそも、何で私が小料理店や食堂のお手伝いをしているのか知ってますか?」
伊良湖「えっと、人手が足りなくて、お料理が上手だから……ですか?」
鳳翔「ふふ、それも有るんですけどね」
間宮「実際は艦娘達がセクハラとか受けているのかをそれとなく聞いたりする為なんですよ」
伊良湖「え゛!?」
間宮「お酒の力は凄いんですよ?」
鳳翔「酔って少し気が大きくなった提督がポロッと言ったことで憲兵隊に連絡をするんです」
鳳翔「勿論、両思いとかなら多少はお目こぼしもしますけど」
間宮「本当に嫌がっていたり、困っているなら私達が助けてあげるんですよ」
間宮「憲兵隊はその為に居るんですもの」
鳳翔「まぁ、憲兵隊の方も中々上手で艦娘に手を出したら問答無用でしょっぴいて行っちゃうんで」
間宮「例えば金剛さんや電さんみたいな提督さんへの愛情が深い方達は少し憲兵隊を敵視してますけど」
伊良湖(そう言えばこの前金剛さんが放送禁止用語や4文字を盛大に連呼しながら憲兵隊を罵ってました)
伊良湖「で、でも、あの凄まじい雰囲気には慣れません……」
鳳翔「ふふ、そうね。憲兵少佐さんと陸軍提督さんは私も少し緊張しちゃいますね」
間宮「ええ、一切の隙がないっていうか、私達ですら隙あれば捕まえてやろうって言う雰囲気がありますね」
鳳翔「少し残念ですけど、きっと信用されていないんでしょうね」
伊良湖(いやもう緊張とかそう言うレベルじゃないでしょう!)
伊良湖(何かもう、浅い岩礁がある重潜水艦網を潜り抜けるレベルの緊張感と姫や鬼の横を通るレベルの威圧感ですよ!?)
伊良湖(どっちも経験した事ないけど!)
伊良湖(そう言えば、鳳翔さんにしても全空母から尊敬されてるし、間宮さんは艦娘どころか提督たちからも尊敬されている)
伊良湖(そして、どちらも憲兵隊以外の全員から“さん”付けで呼ばれているのよね)
伊良湖(一体この2人は何者なのだろう?)
95 = 85 :
え?天龍ちゃんの目って奴らにやられたの?
96 = 1 :
翌朝 執務室 0700
陸軍提督「憲兵少佐の奴が共に朝飯を食おうと言って居たが……」
あきつ丸「集合場所が此処で、本当に良いんでありますかね?」
憲兵少佐「来とるか?」ドンドン
陸軍提督「開いてるぞ」
憲兵少佐「お早う、早速案内してやる」
陸軍提督「ああ、だが何処で食べるんだ?」
憲兵少佐「なに、直ぐに分かっている。付いて来い」ハッハッハ
陸軍提督「ああ」
あきつ丸(鎮守府内で食事をできる所と言えば間宮殿の所と鳳翔殿の所だった筈)
あきつ丸(間宮殿の所は0900より開店、0500より閉店だった筈)
あきつ丸(食堂の利用時間は……そう言えば聞いていないでありますな)
あきつ丸「もしかして、食堂でありますか?」
陸軍提督「彼処はこんな朝早くからやっているのか?」
憲兵少佐「如何にも。彼処は0650から0800まで朝食を提供してくれる」
憲兵少佐「主に提督向けに支給されるが、利用者が専ら居ないんで我々も使用している」
憲兵少佐「これは外で食べるより安く上がるし、量も味も良い」
陸軍提督「ほぉ、それは良いことを聞いた」
あきつ丸「で、ありますな!」パァァ
あきつ丸(おかわり頂けるのだろうか!頂けるのだろう!?)
食堂
鳳翔「あら、おはようございます憲兵少佐さん、陸軍提督さん」ペコリ
憲兵少佐「お早う」ビシッ
陸軍提督「お早う」ビシッ
あきつ丸「お早うございますであります」ビシッ
鳳翔(陸軍の敬礼ってやっぱり男らしいわね)
鳳翔「ご飯のお代わりも多分、おかずのお代わりもありますよ」
あきつ丸(お分かり頂けただろう?お代わり頂けるであろう……)グー
陸軍提督「何だ貴様。腹が減っていたのか」
あきつ丸「こ、これは見苦しい所を……」アセアセ
陸軍少佐「構わん。たっぷり食え。どうせ、余るんだ」
鳳翔(食堂に憲兵の人がいるから人が来ないんじゃないだろうか?と思わないこともない)
97 :
眼孔ファックされたのか息子が元気になってきた
98 :
>>95
wiki情報でしかないが第一次ソロモン海戦時のサーチライト破損が眼帯の元ネタとも言われてる
99 :
玄米を食べて脚気予防
100 = 1 :
>>95
良く分かる天龍ちゃんの片目消失理由(仮)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=48411193
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