元スレモバP「志希の弱点を発見してしまった」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 1 :
・・・
・・
・
P(あの日は結局、それ以上何もなかった)
P(後で『一人で発散するのは大変だった』と志希に愚痴られたが)
P(以降、『実験』もしなくなり)
P(お互いに、あの日のことを触れることはなかった)
P(でも、忘れることはできなかった。むしろ忘れたフリをしようとしたことは、逆効果だった)
『キミがすることは、ただひとつ。あたしを捕まえるだけ』
P(その言葉は、あの日の志希の乱れ様と一緒に、しっかり俺の意識に焼き付いていた)
・
・・
・・・
54 :
終わりじゃないやろ
55 :
こんな時間まで生徒会とはお疲れ様ですなぁ
56 :
続きはよ
57 :
俺から睡眠時間を奪う気なのか、そうなのか
58 :
寝れないから早くしてくれ、期待してる
59 :
まだかいな
60 :
志希は支援せざるを得ない!
61 :
調子乗って晩ご飯食べまくったらお腹が
すまぬ
すまぬ
62 :
いつまで起きていればいいのか
63 = 61 :
[ある日の夜 事務所]
ちひろ「プロデューサーさん、プロデューサーさん」
P「はい?」
ちひろ「今日、志希ちゃんからおやつ貰いました?」
P「……?ああ、そういえば貰いました。ビスケット」
ちひろ「ふふふ。実はそれ、ちょっと裏話があるんですよ。聞いちゃいます?」
P「言いたいんでしょ……はい、聞きたいです」
ちひろ「えへへ。それ、今日の事務所のおやつだったんです」
64 = 61 :
ちひろ「夕方片づけるときに志希ちゃんが、『Pさんにあげるから一つちょーだい』って」
P「へぇ」
ちひろ「かわいいですよねぇ。ふふ、変わった子ですけど、しっかり女の子なんですよ」
P「……?」
ちひろ「なんですかその顔」
ちひろ「志希ちゃん、Pさんのためにわざわざ取っておいてくれたんですよ」
ちひろ「毎日外で大変だろうからねー、って言ってました」
P「あ、なるほど……は、ははは」
ちひろ「照れくさいでしょうけど、しっかりお礼は言ってあげてくださいね」
P「……そうします」
65 = 61 :
ちひろ「一体どうやったんですか?」
P「え?」
ちひろ「志希ちゃんですよ。しっかり飼い慣らしてるじゃないですか」
P「飼い慣らしてる、って」
ちひろ「だってそうとしか言えません。志希ちゃんって、適当というか、予測不能な子じゃないですか」
ちひろ「でも傍から見てると最近はPさんの言うことはしっかり聞いてますよね」
P「……かも、しれないですね」
66 = 61 :
ちひろ「教えて下さいよー。どんなマジックがあったんですか?」
P「うーん。マジックなんていう程の仕掛けはなにも」
ちひろ「えー……あ、案外、単純に相性が良かっただけ、とか?」
P(……相性が)
『あたしはこの地球上で、キミにとって一番都合のいい雌になる』
P(……)
P「……そんなところだと思います」
67 = 61 :
ちひろ「ふふ、それはそれで面白くないけど、羨ましい話です」
ちひろ「しっかり面倒見てあげてくださいよ」
P「……ええ。そうします」
ちひろ「はい。……さて、私もぼちぼち上がっちゃいます。施錠、お任せしていいですか?」
P「ええ。お疲れ様です」
ちひろ「えっと、お財布と、手帳と……」
68 = 61 :
ガチャッ
志希「おっはにゃーん♪」
ちひろ「……あら?志希ちゃん?どうしたの?」
志希「んー、ちょっと忘れ物」
ちひろ「もう……」
ちひろ「……あ、Pさんももう帰るんでしたっけ」
P「え、いや」
ちひろ「志希ちゃん、遅いしPさんに送っていってもらったらいいんじゃない?」
志希「おー?」
P「……」
69 = 61 :
ちひろ「施錠は任せてください。ほら、早く荷物まとめちゃってくださいよ」
P「……えっと」
ちひろ「志希ちゃんも、Pさんと一緒の方が安心よね?」
志希「……んふふ、そだねー。ねね、送って送って~♪」
P「…………」
ちひろ「ほら、Pさん」
P「……わかりました。志希、忘れ物って」
志希「んー、もう回収したよー。だいじょぶ」
70 = 61 :
ちひろ「Pさん、その辺は私が片しますから。女の子を待たせちゃダメですよ」
P「……申し訳ないです。よし……って志希、お前変装は」
志希「え?」
P「え、じゃないだろ。なんか適当に髪束ねて、帽子とだけでも」
志希「えー。束ねんのやーだー」
P「その髪目立つから。えっと、確かこの辺りに髪ゴムが……ほら、これで」
志希「ぶーぶー。志希ちゃん断固拒否ー!」
P(……ちひろさん助けて)
ちひろ(Pさんがやってあげたらいいんじゃないですか)ニコッ
P(…………)
71 = 61 :
P「……髪、上げて。後ろで緩く束ねるだけでも変わるから」
志希「……お?おー、何、キミがやってくれるの?」
志希「ししし、ならいーかなー。ほら、好きにしちゃってー♪」
P(……)
『そー。好きに。『脱げ』でも『跨がれ』でも』
ぞくっ
志希「……んー?」
P「……えっと、この辺かな。ほい」きゅっ
72 = 61 :
志希「あはは、髪束ねたの超久しぶり!」
志希「何、キミってこーゆー結び方が好きなの?」
P「……まあ、な。よく似合ってるよ」
志希「ふん、ふん、肩にすこーしかかる感じねー。覚えた!」
志希「こっち向くと首元がチラっと見えちゃうんだね。セクシ~♪」チラッ
P「っ!!」
志希「……くく。あれあれ、どったの?」
P「……ほどほどにしなさい。ほれ、帽子と眼鏡。行くぞ」
志希「はーい。それじゃちひろさん、ありがとねー」
ちひろ「ふふ、また明日ね。Pさんも、お疲れ様です」
73 = 61 :
・・・
志希「~~♪」
P「そういや」
志希「んー?」
P「おやつ、ありがとうな」
志希「あー、あれねー。食べた?食べた?」
P「……何か入れてたのか」
志希「んふふ」
P「おいィ!?」
74 = 61 :
志希「入れてないよーん。で、食べた?」
P「食べた、けど」
志希「おー。そっか、そっか。ししし」
P「何か入れただろ」
志希「入れてなーい」
P「ぬぬぬ」
志希「ホントだってば。どっちかというと、ちゃんと食べてくれるかどうかの実験」
P「……?」
75 = 61 :
志希「食べたときさ、薬入ってるかも、とか考えた?」
P「いや、別に。志希が差し入れなんて珍しいな、とは思ったけど」
志希「うん、うん。よーし、いい傾向」
P「どういう意味だ」
志希「んー、後で教えたげる」
P「はあ」
76 = 61 :
志希「で、Pクン。キミなかなかアレだね」
P「Pクンってなんだよアレってなんだよ」
志希「アレはアレだよ」
P「何」
志希「やらしいね?」
P「……何でそうなるの」
志希「さっき、あたしの髪の毛触ってるとき」
P「う」
77 = 61 :
志希「ふふふ、志希ちゃんのお鼻は誤魔化せないよー?」
P「いや、あれはだな」
志希「思い出しちゃった?」
P「……まあ、少し」
志希「そっかー。そっかー♪」
P「ああ、もう……」
78 = 61 :
志希「で」
P「?」
志希「あたしは、いつでもいいわけだけど」
P「……志希も案外、アレだな」
志希「んー?」
P「もっと適当を地で行ってるもんだと思ったけど。したたか、というか」
志希「ししし」
79 = 61 :
P「今日のこともどこまで偶然なんだか」
志希「んー?何のことかにゃー?」
P「……やっぱり?」
志希「どーでもいいじゃん!大切なことはいつだってただ一つ!」
P「何」
志希「何だろ?」
P「適当か」
志希「や、今のは照れ隠し」
P「え?」
志希「ちょっと言い切るには勇気が足んなくて」
P「わざとだろ。やっぱしたたかだ」
志希「うひひ」
80 = 61 :
志希「大切なのはね。あたしがキミの気を引こうとしてる、ってコト」
P「……」
志希「乗ってくれた方が嬉しいんだけどにゃーん?」
P「……俺は」
志希「おーっとストップ!志希さん宅に到着しました!」
P「え?あ、このマンション?」
志希「そそ。……じゃ、運命の選択。上がってく?」
P「……」
志希「ちなみに、上がったら朝まで返さないからね。絶対」
P「俺は」
P(俺、は)
81 = 61 :
志希「んふふ。キミのその顔、結構好きかも」
P「……」
志希「さっきの答えねー。全部だよ」
P「さっき?」
志希「今日のコト。全部、あたしの仕込み。偶然なんて一つもない」
志希「ビスケットのコトも、キミに髪束ねてもらったのも」
志希「全部。全部、キミにここまで送ってもらうため」
82 = 61 :
P「……ちひろさんもグル?」
志希「んーん。でも、計算内。あの人、世話焼きだからねー」
P「……なんか、もはやしたたかというか」
志希「腹黒?」
P「そこまでは言ってない」
志希「ま、あたしはそんなもんだよ。それに、そー思われるのだって厭わない」
志希「キミを、その気にさせるためなら、ね」
P「……」
83 = 61 :
志希「さて、あんまり突っ立ってると目立っちゃうと思うケド~?」
P「……」
志希「……」
P「……何階?」
志希「14階。……っしし、やったね」
志希「さ、行こ行こ」
84 = 61 :
P「ここ?」
志希「うん。ま、何もない部屋だけどね。上がって上がって」ガチャガチャ
カチッ
志希「扉の向こうに行ったら、よろしくねー♪」
P「……お前なあ」
志希「やー、仕方なくない?おあずけされて、そのまま放置されて。志希ちゃんかわいそうでしょ?」
P「仕方なかっただろ」
85 = 61 :
志希「くくく。今ここにいるのも、仕方ない?」
P「……」
ガチャッ
志希「あ」
P「お邪魔します」
志希「……っ、ふふ、いいね。そうこなくちゃ」
バタン
86 = 61 :
ごめんね 残りは明日というか今日の夜投下するね ごめんねごめんね
87 :
取り敢えずおつ
88 :
髪の長い娘の首筋は確かにそそるものがある
89 :
はやくしろっ!!!
間に合わなくなっても知らんぞぉー!!!
91 :
・・・
志希「……っ、はっ……はあっ……」
志希「待って、待って……ちょっと、ストップ」
P「駄目」
志希「だ、駄目って、あたしもう三回も」
ずぷっ
志希「~~~っ!!」
P「三回も?」
志希「はっ、はぁっ……苦しいから、ホント」
P「うん」
ぐちゅっ
ぎしっ ぎしっ
志希「あ、あっ……だから、ね、やめ、っ……ちょっと、」
92 = 91 :
志希(っ、ほ、本当に、キツいのに)
志希(全然、腰、止めて、くれない)
志希(あたしだけ、もう、三回も、)
志希(違う、予定だと、一緒に、何度も、)
志希(なんで、この人、こんなに)
P「ほら、志希、頑張って」
志希「っ、が、頑張れって、っ、あたし、こんな」
ぴたっ
P「無理?」
志希「はっ、はっ、無理って、ほどじゃ、ないけど」
P「けど?」
93 = 91 :
志希「き、キミ、わざと、やってるよね」
P「まあ。うん」
志希「志希さん、そーんなに余裕ないから、もうちょっと、手抜いてくれると」
P「駄目」
志希「……はっ、はぁっ……っ、ふーっ、ふうっ、」
P「志希はさ、油断ならない、というか。頭の回転早いし、計算できる子だし」
志希「はぁ、はぁ……」
P「そんな子が弱点一つで言いなり、ってのも結構ぐっと来るけど」
P「それでも上手が取れそうなところは全部抑えておかないとな、と」
志希「ぜん、ぶ」
P「そう。全部」
94 = 91 :
志希(全部)
志希(あたしを、組み伏せて)
志希(好き放題に、抱いて)
志希(キミは、あたしを、本気で)
志希「っ、ふふ」
P「?」
志希「キミ、思ってたより。あたしのこと、好きだね」
P「…………」
志希「ししし」
95 = 91 :
P「……そういうとこが」
ぐいっ
志希「んっ……えへへ。ほら、ちゅーしよ、ちゅー」
P「……」
志希「んー」
P「……対面座位でさ、試してみたいことがあったんだ」
志希「……なーにさー。ちょっとくらいあたしにノってくれてもいいのにー」
96 = 91 :
P「猫ってさ、交尾するときに雄が雌の首を噛むんだ」
P「それがトリガーになって、雌が排卵するんだとさ」
志希「……」
志希「えっ」
P「志希ってもともと首が弱いのか、それとも根っこが猫寄りなのか。試してみよう」
志希「あ、まって、待って待って」
志希「多分それよくない、まずい、まずいってば」
P「明日、傷消しクリーム買いに行こうな」
志希「や、じゃなくて、あたし、ホントに、それ」
志希「あ、」
がりっ
志希「~~~~~~っ!!!!!」
97 = 91 :
P「……志希?あ、あれ、おーい」
志希「っ、あ、っ、ふっ、ふぅっ」
P(……首、やっぱりヤバいスイッチなんだな)
P(志希、腰が砕けて、全力で寄りかかって)
P(太腿とお腹が、痙攣してる)
P(明らかに意識もはっきりしてないし)
P(多分もう、本当に休ませないとまずいのに)
P(あの時と、同じ)
ずり ずり
P(体、捩らせながら、胸とお腹、押し付けて)
P(もっとしろ、もっとだ、って)
98 = 91 :
P「志希、志希」
志希「ん……へへ、んふふ」
P(目も虚ろ、だらしなく笑ってばっかりで)
P(力入ってないのに、絶対に離さない、って感じで抱き着いて)
志希「んん、ふふ……ふっ、ふっ」グリグリ
P(鼻面、俺の首筋に押し付けて)
P(……そんなに、匂いが好きなのか)
99 = 91 :
志希「んふ。んふふ」グリグリ
P「あー、もー!ほら、鼻ぐりぐりしない」
志希「~~~♪」スリスリ
P(全力でしがみついて、頬ずりなんてしちゃって)
P(動物的、というか。本能そのままの、愛情表現)
P(けど、ここまで真っ直ぐに懐かれてるってのは……悪くない、気がする)
100 = 91 :
P(……にしても、エロい)
ぐに ぐに
P(『飽きさせないよ』と言わんばかりに腰動かして)
P(奥に、こすりつけて)
P(……うん。たまらん。俺も、流石に)
パチン
P(……なんだ今の音)
志希「……んっ、ふぅ、ふっ……」
ぬちゅっ
P(……あれ、この感触)
志希「ふふふ……はぁ、はぁっ」
P(…………)
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